JPH0428567Y2 - - Google Patents

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JPH0428567Y2
JPH0428567Y2 JP1987120120U JP12012087U JPH0428567Y2 JP H0428567 Y2 JPH0428567 Y2 JP H0428567Y2 JP 1987120120 U JP1987120120 U JP 1987120120U JP 12012087 U JP12012087 U JP 12012087U JP H0428567 Y2 JPH0428567 Y2 JP H0428567Y2
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sheath
operating wire
coil
wire
operating
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、生検鉗子や把持鉗子等の内視鏡用処
置具に関する。
[従来の技術と考案が解決しようとする問題点] 近年、体腔内に細長の挿入部を挿入することに
より、体腔内蔵器等を観察したり、必要に応じて
処置具チヤンネル内に挿通した処置具を用いて各
種治療処置のできる医療用内視鏡が広く用いられ
ている。また、工業分野においても、ボイラ、タ
ービン、エンジン、化学プラント等の内部を観察
したりすることのできる工業用内視鏡が広く用い
られている。
前記内視鏡の付属部品としての処置具には、生
検鉗子や把持鉗子等がある。このような処置具
は、例えば、特開昭61−247441号公報では、先端
部に処置部を取付けたシースが互いに巻き方向の
異なる2本以上のコイルによつて構成され、この
シース内に撚合してなる操作ワイヤを挿通し、こ
の操作ワイヤの操作により前記処置部を操作する
ようになつている。また、特開昭61−247442号公
報では、コイルによつて形成されたシース内に互
いに撚り方向の異なる2本以上のワイヤによつて
構成された操作ワイヤを挿通し、この操作ワイヤ
により前記処置部を操作するようになつている。
これらの処置具は、いずれも操作ワイヤ先端部
に枢着された処置部のカツプが回転することなく
閉じることができ、カツプ先端に設けた刃によつ
て体腔内組織が切除され採取されるようになつて
いる。ところが、採取した組織の病理診断では、
1回の生検で、できるだけ多くの体腔内組織を採
取した方がより正確な診断が行えるため、処置部
のカツプ一杯に体腔内組織を採取しようとカツプ
の幅より大きく組織を掴むことがある。しかし、
掴んだ体腔内組織は、カツプ先端部に設けた刃に
よつて切除されなければならないが、カツプの刃
の無い部分で掴んだ体腔内組織は切除できず、カ
ツプを閉じただけでは体腔内組織の採取が行えな
いという欠点があつた。
[考案の目的] 本考案は上記事情に鑑みてなされたものであ
り、操作ワイヤを牽引し、カツプを閉じると同時
に積極的に回転させ、カツプの把持力と回転力と
により体腔内組織を捩り切り取ることのできる内
視鏡用処置具を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本考案による内視鏡用処置具は、シースを構成
するコイルの巻き方向と、前記操作ワイヤの撚り
方向とを互いに一致させて構成したものである。
[作用] この構成による作用は、操作ワイヤは牽引され
ることによつて、撚りが戻ろうとするため回転力
が生じる。この回転力によつて、カツプが把持し
た体腔内組織を捩り切り取ることができる。ま
た、操作ワイヤを弛緩すると回転力に抗してシー
スに生じた付勢力によつて元の状態に戻ることが
できる。
[実施例] 以下、図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
第1図ないし第3図は本考案の第1実施例に係
り、第1図は内視鏡用生検鉗子の全体を示す一部
切欠き正面図、第2図は内視鏡用生検鉗子の先端
側の部分断面図、第3図は体腔内組織を採取する
説明図である。
第1図に示すように、生検鉗子1は、シース2
と、このシース2の先端部に設けられた処置部3
と、前記シースの基端部に設けられた操作部4と
から構成されている。前記シース2は、例えばス
テンレス製のワイヤを密に巻回してなる密巻コイ
ル12で構成されている。また、前記処置部3
は、一対の生検カツプ5a,5bを有し、この生
検カツプ5a,5bは、前記シース2の先端部に
接続されたスリーブ7にピン6によつて軸支さ
れ、カツプ状の先端側が開閉可能になつている。
第2図に示すように、前記生検カツプ5a,5
bの基端部は、ピン8a,8bによつてリンク板
9a,9bの一端に取付けられ、このリンク板9
a,9bの他端は、ピン10によつて連結部材1
1に取付けられている。
前記連結部材11には、撚合してなる操作ワイ
ヤ15の先端が接続されている。この操作ワイヤ
15は、前記シース2内に挿通されて操作部4に
導出されている。
また、前記操作部4において、前記シース2の
後端には、操作部本体16が接続されている。こ
の操作部本体16は、軸部17と、この軸部17
の後端部に形成された指掛けリング18とで構成
されている。前記軸部17には、スライダ19が
遊嵌され、このスライダ19に前記操作ワイヤ1
5の後端が接続されている。
本実施例では、前記シース2を構成するコイル
12を左巻き(反時計方向に巻回してあるもの)
とし、一方、前記操作ワイヤ15を左撚り(反時
計方向に撚つてあるもの)とし、シース2を構成
するコイル12の巻き方向と、操作ワイヤ15の
撚り方向とを一致させている。
以上の構成による本実施例では、操作部4の指
掛けリング18に親指を掛け、同じ手の人指し指
と中指とをスライダ19に掛けて、このスライダ
19を操作部本体16の軸部17に沿つて前後に
スライドさせることによつて、操作ワイヤ15が
軸方向に牽引弛緩され、リンク板9a,9b等に
よるリンク機構を介して処置部3の生検カツプ部
材5a,5bが開閉操作されるようになつてい
る。すなわち、スライダ19を引くと生検カツプ
部材5a,5bが閉じ、スライダ19を押すと生
検カツプ部材5a,5bが開く。
前記スライダ19を引いた際には、前記操作ワ
イヤ15に引張り力が加わり、この操作ワイヤ1
5の撚りが戻ろうとして、先端の処置部3を右回
転しようとする力が生じる。更に、前記シース2
を構成するコイル12の巻き方向が操作ワイヤ1
5の撚り方向と一致しているので、処置部3は、
カツプ5a,5bが閉じる際に右回転をする。
この様にして、カツプ5a,5bによつて把持
した体腔内組織を捩り切り取ることができるよう
になつている。
また、スライダ19を戻した際には、前記回転
力に抗してコイル12に生じた付勢力によつて、
再び操作ワイヤ15に撚りが入るようになつてい
る。
第4図は本考案の第2実施例に係る内視鏡用生
検鉗子の先端側の部分断面図である。
本実施例は、シース2を構成するコイル12を
右巻きとし、一方、操作ワイヤ15を右撚りとし
て、シース2を構成するコイル12の巻き方向
と、操作ワイヤ15の撚り方向とを一致させたも
のである。
本実施例では、スライダ19を手前側に引いた
際に生じる回転力の回転方向が第1実施例の場合
と逆になり、左回転をするようになつている。
その他の構成、作用及び効果は、第1実施例と
同様である。
第5図は本考案の第3実施例を示す内視鏡用生
検鉗子の全体正面図である。
処置部3と操作部4とを接続し、左方向に撚ら
れた操作ワイヤ15を挿通するシース2は、それ
ぞれ左巻きの先端側コイル20と後端側コイル2
1とに分けられ、この両コイル20,21は接続
管22を介して接続され、両コイル20,21と
もその巻き方向は左巻きとなつている。
なお、両コイル20,21の巻き方向および操
作ワイヤ15の撚り方向は右方向でもよい。
その他の構成、作用および効果は第1実施例と
同様である。
第6図は本考案の第4実施例に係る内視鏡用生
検鉗子の先端側の部分断面図である。
処置部3と操作部4とを接続するシース2内を
挿通された操作ワイヤ15は、先端側操作ワイヤ
23と後端側操作ワイヤ24とに分けられ、この
先端側操作ワイヤ23と後端側操作ワイヤ24と
は、ワイヤ接続管25を介して接続されている。
前記先端側操作ワイヤ23と後端端側操作ワイヤ
24との撚り方向およびシース2の巻き方句は一
致しており、左方向となつている。
なお、両ワイヤ23,24の撚り方向およびシ
ース2の巻き方向は右方向でもよい。
その他の構成、作用および効果は第1実施例と
同様である。
第7図は本考案の第5実施例に係る内視鏡用生
検鉗子の先端側の部分断面図である。
処置部3と操作部4とを接続するシース2は、
それぞれ左方向に巻かれた先端側コイル20と後
端側コイル21とに分れ、この先端側コイル20
と後端側コイル21とは接続管22を介して接続
されている。更に、前記シース2内を挿通される
操作ワイヤ15は、それぞれ左方向に撚られた先
端側操作ワイヤ23と後端側操作ワイヤ24とに
分れ、この先端側操作ワイヤ23と後端側操作ワ
イヤ24とはワイヤ接続管25を介して接続され
ている。
なお、両コイル20,21の巻き方向と両ワイ
ヤ23,24の撚り方向とは右方向でもよい。
その他の構成、作用および効果は第1実施例と
同様である。
第8図は本考案の第6実施例に係る内視鏡用生
検鉗子の全体を示す一部切欠き正面図である。
処置部3と操作部4とを接続するシース2は、
密巻コイルではなく素線と素線との間隔が離れた
左巻きのコイルで形成されている。このシース2
内を挿通された操作ワイヤ15は、左方向に撚ら
れている。
その他の構成は、第1実施例と同様である。
本実施例のように構成することによつて、操作
ワイヤ15を引いた場合、コイルの素線同志が接
触していないため摩擦抵抗がなく、処置部3が滑
かに回動できるようになつている。
その他の作用及び効果は、第1実施例と同様で
ある。
尚、本考案は、生検鉗子に限らず、把持鉗子や
鋏鉗子等の種々の内視鏡用処置具に適用すること
ができる。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、操作ワイ
ヤを牽引し、カツプを閉じると同時に積極的に回
転させ、カツプの把持力と回転力とにより体腔内
組織を捩り切り取ることのでき、確実に体腔内組
織を採取できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の第1実施例に係
り、第1図は内視鏡用生検鉗子の全体を示す一部
切欠き正面図、第2図は内視鏡用生検鉗子の先端
側の部分断面図、第3図は体腔内組織を採取する
説明図、第4図は本考案の第2実施例に係る内視
鏡用生検鉗子の先端側の部分断面図、第5図は本
考案の第3実施例を示す内視鏡用生検鉗子の全体
正面図、第6図は本考案の第4実施例に係る内視
鏡用生検鉗子の先端側の部分断面図、第7図は本
考案の第5実施例に係る内視鏡用生検鉗子の先端
側の部分断面図、第8図は本考案の第6実施例に
係る内視鏡用生検鉗子の全体を示す一部切欠き正
面図である。 1……生検鉗子、2……シース、3……処置
部、4……操作部、12……コイル、15……操
作ワイヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先端に処置部を取付けたシースをコイルにより
    構成し、シース内に前記処置部に先端が枢着した
    操作ワイヤを挿通した内視鏡用処置具において、
    前記シースを構成するコイルの巻き方向と、前記
    操作ワイヤの撚り方向とを互いに一致させ、操作
    ワイヤを牽引して撚りの戻る状態とすることによ
    り処置部を積極的に回動し、操作ワイヤを弛緩す
    ることにより再び操作ワイヤに撚りが入ることが
    できるようにしたことを特徴とした内視鏡用処置
    具。
JP1987120120U 1987-08-04 1987-08-04 Expired JPH0428567Y2 (ja)

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