JPH0539685Y2 - - Google Patents

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JPH0539685Y2
JPH0539685Y2 JP8962989U JP8962989U JPH0539685Y2 JP H0539685 Y2 JPH0539685 Y2 JP H0539685Y2 JP 8962989 U JP8962989 U JP 8962989U JP 8962989 U JP8962989 U JP 8962989U JP H0539685 Y2 JPH0539685 Y2 JP H0539685Y2
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coil
sheath
forceps
biopsy
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、内視鏡のチヤンネル内に挿通して
用いる処置具に関する。
[従来の技術] 従来より実施されている内視鏡用処置具として
知られているのは、例えば、EP第0288309号公報
に開示されているもの、または、特開昭62−
204736号公報に開示されているものなどがある。
即ち、前者の公報に開示されたものは、鉗子装置
のシースである。このシースにはコイルを巻装
し、その巻装コイルの外周に可撓性チユーブを被
覆構成した技術が見受けられる。このシース部の
構成は、曲がりぐせを付けるために、シース部の
コイルの外周にチユーブを被覆したものではな
く、気密性の向上を目的としたものであり、巻装
コイルの内径、コイル線径に比べチユーブの肉厚
が薄すぎたり、厚すぎたりして、うまく曲がりぐ
せがつかなかつたり、処置具の外径が太くなつた
り、コイルの内径や、コイルの線径が小さくな
り、作動が不良になつたりした。また曲がりぐせ
を付けるために復元力の無い部材でシース部を構
成しても、従来のシース部にコイルを用いた処置
具に比べて、シース部が弱く伸び縮みが大きく確
実な処置具の作動、即ち確実な処置が不可能であ
つた。また第8図に示すように復元力を有するシ
ース部を用いた場合においては、体腔内、例えば
総胆管などに挿入した際に、先端鉗子部(処置
部)が屈曲部(彎曲部)を通過する場合、復元力
により直線化した鉗子装置を押し進めるとその押
力が矢印にて示す方向にかかり容易に内腔内深く
進入することが困難な場合も発生していた。
[考案が解決しようとする課題] 上記のように従来の処置具は、挿入性の向上の
ためにシース部の巻装コイルにチユーブを被覆し
たものではなく、シース内の水密(気密)性を主
体に構成することを目的とした処置具である。
また後者の公報に開示されたものは、曲がりぐ
せを付けるために復元力の無い部材によりシース
部を構成した処置具である。
この考案は、上記の諸欠点を除去した挿入性の
向上のために曲がりぐせがつけられ、かつ確実に
作動する内視鏡用処置具を提供することを目的と
するものである。
[課題を解決するための手段] この考案は、可撓性巻装コイルと、このコイル
の外周を被覆する可撓性チユーブとからなるシー
スを有する内視鏡のチヤンネル内に挿入する内視
鏡用処置具において、上記可撓性チユーブを復元
性の弱い材料で形成すると共に、上記巻装コイル
の内径をAとし、その巻装したコイルの線径をB
とし、コイルの外周を被覆している可撓性チユー
ブの肉厚をCとした場合において、 A:B:C=1:0.2〜0.3:0.1〜0.4 である内視鏡用処置具である。
[実施例] この考案の実施例を図面に基づいて構成作用を
説明する。
(第1実施例) 第1図と第2図は、本考案の第1実施例を示
す。第1図は、内視鏡用生検鉗子の全体を示し、
その一部を破截にて示した平面図。第2図は、第
1図に示す内視鏡用生検鉗子の先端部を示し、そ
の要部を断面および一部を破截にて示した平面図
である。
(構成) 第1図にて示すように、生検鉗子1は、長尺状
のシース2と、このシース2の先端部に設けられ
た処置部3と、上記シース2の基端部に連設した
操作部4とから構成されている。また上記シース
2は、例えばステンレス材により形成されたワイ
ヤを密に巻回してなる巻装コイル5に復元性のな
いテフロンからなる可撓性チユーブ6を被覆構成
され、上記コイル5の内径と、コイル5の線径
と、可撓性チユーブ6の肉厚の比が、1:0.2〜
0.3:0.1〜0.4となつている。また上記処置部3
は、一対の生検カツプ7a,7bを有し、この生
検カツプ7a,7bは、上記シース2の先端に接
続された円筒形状のスリーブ8にピン9によつ
て、カツプ状の先端側が開閉可能に軸支されてい
る。
第2図に示すように、上記生検カツプ7a,7
bの基端部は、ピン10a,10bによつてリン
ク板11a,11bの一端に取付けられている。
このリンク板11a,11bの他端は、ピン12
によつて円筒形状の連結部13にその基端を装着
されている。
更に上記連結部材13は、後端面中央に軸方向
に凹部を有し、この凹部に操作ワイヤ14の先端
が嵌入し固定されている。即ちこの操作ワイヤ1
4の先端は、上記連結部材13およびリンク板1
1a,11bを介して生検カツプ7a,7bを開
閉作動するように構成されている。上記操作ワイ
ヤ14は、上記シース2内に連通されて、操作部
4に導出されている。
またシース2の基端は、上記操作部4におい
て、シース2の後端にトの字形状の送気送液用口
金15内を介し、操作部本体16に接続されてい
る。この操作部本体16は、円筒形状の軸部17
と、軸部17の後端部に連設構成された指掛けリ
ング18とによつて構成されている。
上記軸部17外周には、スライダ19が遊嵌さ
れ、このスライダ19に上記操作ワイヤ14の後
端が接続されて軸方向に摺動自在に構成されてい
る。なお、上記可撓性チユーブは、テフロン以外
にはポリエチレン、塩化ビニール等でもよい。
(作用) 上記のように構成された生検鉗子の作用を第7
図に基づいて説明する。
第7図は、本考案を実施した内視鏡用鉗子装置
を生体腔内に挿入し、十二指腸乳頭25より送胆
管26に挿入するときの作用状態を示す説明図で
ある。第9図は、本考案を実施した鉗子装置が送
胆管内に挿入した状態を示す説明図である。側視
型の内視鏡23を食道および胃を介して十二指腸
24に挿入し、更に内視鏡23の手元操作部に設
けられた鉗子等の挿通チヤンネルより生検鉗子1
を挿入し、先端部の突出孔28の起上装置より生
体腔内に突出せしめて、その先端部を胆管26の
開口部、即ち十二指腸乳頭25より挿入して、胆
管26および胆管26より枝分している膵管27
内に押し進め、操作部4の送液口金15より造影
剤を注入し、X線観察下で、生検鉗子1を第9図
に示すように管内を容易に進行し、目的部位(病
変部)へ押し進め、操作部4のスライダ19を押
して、生検カツプ7a,7bを開き、目的部位に
押し当て、スライダ19を引き操作すると生検鉗
子7a,7bは閉じ生検が行われる。
(効果) 上記構成、作用による本実施例によれば、生検
鉗子に充分曲がりぐせがつくように比率構成した
ので十二指腸乳頭への挿入が容易となり、更に
は、従来のコイルシースにおける生検鉗子のよう
に胆管および膵管の彎曲部(屈曲部)で、直線化
となり、鉗子の挿入する力が直進方向にかかり管
壁に鉗子が当接して挿入が困難となるようなこと
がなくなり、また上記比率に内でシースが構成さ
れているため、スライダを作動させ生検カツプを
開閉させる際シースが延び縮みすることがなくな
り、生検カツプの開閉不良を起こすことなく確実
な生検が可能となつた。
(第2実施例) 第3図、第4図は、この考案の第2実施例を示
す。第3図は、内視鏡用把持用鉗子の先端部を示
した斜視図。第4図は、第3図の内視鏡用生検鉗
子の先端部を示し、その一部を破截および断面に
て示した平面図である。
図中上記第1実施例と同一部材、同一構成につ
いては、同一符号を用いその説明は、省略する。
(構成) 図に示すように把持用鉗子装置の先端部3に
は、ワニの口形状に形成された一対の把持爪20
a,20bを開閉自在に設けている。この把持爪
20a,20bは、内側の先端側に把持爪をそれ
ぞれ有して交互に入交して咬み合い閉じるように
構成されている。把持爪20a,20bのそれぞ
れの基端は、スリーブ8にピン9によつて、先端
側が開閉自在に軸支され、リンク板11a,11
b、ピン10a,10bおよびピン12などによ
り構成されたリンク機構を介して、巻装コイル5
の内径とコイル5の線径と可撓性チユーブ6の肉
厚の比が1:0.2〜0.3:0.1〜0.4より構成された
シース2内を挿通する操作ワイヤ14にて操作部
16にて操作されるように構成されている。
以下、第1実施例と同一につき省略する。
(作用) 上記構成の本実施例による作用は、第1実施例
における鉗子装置による組織および細胞採集する
生検に対し胆のうなどの結石等の回収であり、そ
れ以外は第1実施例と同一につき省略する。
(効果) 上記構成作用による本実施例によれば、結石鉗
子に充分な曲がりぐせがつくように比率構成した
ので十二指腸乳頭への挿入が容易となり、胆管な
どの彎曲部においても容易に押し進めることがで
きるなど敏速性に富み検者等の労力も激減するな
どの効果を奏する。
(第3実施例) 第5図、第6図は、この考案の第3実施例を示
す。第5図は、内視鏡の三本爪の把持鉗子装置の
先端部を示し、その一部を破截および断面にて示
した平面図である。
第6図は、第5図に示すA−A線よりの断面を
示す平面図である。
(構成) 図に示すように、先端の円筒形状のスリーブ8
の基端には、密巻コイル5の先端を固着し、その
外周に可撓性チユーブ6を被覆構成している。
上記スリーブ8の軸方向の中間位には、第6図
に示すように直径方向に伸延した脱落防止ピン2
2が植設されている。
上記コイル5内には、先端内側に爪部をそれぞ
れに形成した3本の細長い把持部材21が等間隔
に入出自在に配設されている。この3本の把持部
材21の基端は、その基端を操作部16のスライ
ダ19に装着した操作ワイヤ14の先端と連設構
成されて、上記脱落防止ピン22によりその先端
が突出時に均等に開作動するように構成されてい
る。
(作用) 上記構成による本実施例による作用は、上記第
1実施例および第2実施例とほぼ同一である。
上記第1実施例および第2実施例と本実施例と
異なる点は、第1実施例と第2実施例は生検カツ
プ7a,7bおよび把持爪20a,20bに対
し、本実施例は細長い3本よりなる把持部材21
がスリーブ8より入出構成する点および鉗子部の
開閉作動がリンク式に対しスライド式である点な
どである。それ以外は全く同一構成であり、従つ
て同一作用であるので説明を省略する。なお巻装
コイル5の内径寸法、線径寸法、可撓性チユーブ
6の厚さ寸法は、1:0.2〜0.3:0.1〜0.4となつ
ており同一作用および効果を奏している。
なおこの考案は、上記各実施例による生検鉗子
や把持鉗子に限らず鋏鉗子や糸切鉗子や注射針な
どの種々の医療用および工業用の内視鏡用処置具
に適用することができる。また使用されるスコー
プも側視スコープに限定されるものではなく、直
視、斜視等のスコープを使用し、スコープのアン
グルによる曲がりぐせを付けることが可能であ
る。更に適用部位についても、胆道系に限らず、
尿道などの屈曲部を越える場合にも適用できる。
[考案の効果] 上記構成によるこの考案によれば、巻装コイル
の内径、コイルの線径、チユーブの肉厚の寸法の
比率を1:0.2〜0.3:0.1〜0.4とすることにより、
曲がりぐせが付き易くし、処置具の挿入性を向上
させ、かつシース部を強く伸び縮みをなくし、確
実な処置を可能とした効果は顕著である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の第1実施例を示し、その
一部を破截にて示す平面図、第2図は、第1図の
先端部を拡大にて示し、その主要部を破截および
断面にて示す平面図、第3図は、この考案の第2
実施例を示した先端部の斜視図、第4図は、第3
図の先端要部を示し、その一部を破截および断面
にて示す平面図、第5図は、この考案の第3実施
例を示し、その主要部を破截および断面にて示す
平面図、第6図は、第5図に示すA−A線よりの
断面を示す平面図、第7図は、この考案による内
視鏡用処置具による作用説明図、第8図は、従来
の処置具による作用説明図、第9図は、この考案
による処置具の作用説明図である。 1……生検鉗子、2……シース、3……処置
部、5……巻装コイル、6……可撓性チユーブ、
7a,7b……生検カツプ、14……操作ワイ
ヤ、20a,20b……把持爪、21……把持部
材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 可撓性巻装コイルと、このコイルの外周を被覆
    する可撓性チユーブとからなるシースを有する内
    視鏡のチヤンネル内に挿入する内視鏡用処置具に
    おいて、上記可撓性チユーブを復元性の弱い材料
    で形成すると共に、上記巻装コイルの内径をAと
    し、その巻装したコイルの線径をBとし、コイル
    の外周を被覆している可撓性チユーブの肉厚をC
    とした場合において、 A:B:C=1:0.2〜0.3:0.1〜0.4 であることを特徴とする内視鏡用処置具。
JP8962989U 1989-07-29 1989-07-29 Expired - Lifetime JPH0539685Y2 (ja)

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JP8962989U JPH0539685Y2 (ja) 1989-07-29 1989-07-29

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JPH0329112U JPH0329112U (ja) 1991-03-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH10234742A (ja) * 1997-02-26 1998-09-08 Asahi Optical Co Ltd 内視鏡用処置具
JP2006314714A (ja) * 2005-05-16 2006-11-24 Olympus Medical Systems Corp 結石破砕装置

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