JPH042840Y2 - - Google Patents
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- JPH042840Y2 JPH042840Y2 JP5148486U JP5148486U JPH042840Y2 JP H042840 Y2 JPH042840 Y2 JP H042840Y2 JP 5148486 U JP5148486 U JP 5148486U JP 5148486 U JP5148486 U JP 5148486U JP H042840 Y2 JPH042840 Y2 JP H042840Y2
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- brake valve
- air
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- 239000003921 oil Substances 0.000 description 20
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 230000004044 response Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000000881 depressing effect Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
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- 230000035939 shock Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Braking Systems And Boosters (AREA)
- Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、作業車両のブレーキ回路、特に圧力
空気を動力源とする作業車両のブレーキ回路に関
するものである。
空気を動力源とする作業車両のブレーキ回路に関
するものである。
作業車両に限らず、走行体にとつてブレーキは
重要な保安部品の1つであり、いかなる場合にも
確実に作動しなくてはならない。特に土木、建設
用に供される作業車両は重量が大きく、慣性エネ
ルギが大きいので、制動が不良であると直接大事
故につながる虞れがあり、特に信頼性の高いブレ
ーキが要求される。従来のブレーキ回路は、走行
中の作業車両を減速、停止するために用いる走行
用ブレーキ弁と、作業車両の作業中の停止状態を
継続するために用いる作業用ブレーキ弁とを並列
に接続していた。すなわち、前記走行用ブレーキ
弁と前記作業用ブレーキ弁の各入力ポートを空気
圧源に共通に接続し、これらのブレーキ弁の出力
ポートをシヤトル弁の2つの入力ポートにそれぞ
れ接続し、該シヤトル弁の出力ポートをブレーキ
シリンダ等からなるブレーキ装置に接続してな
る。しかしながら、シヤトル弁は、ゴミや凍結等
によつてステイツクを生じやすく、高い信頼性が
要求される作業車両のブレーキ装置として不適当
である。
重要な保安部品の1つであり、いかなる場合にも
確実に作動しなくてはならない。特に土木、建設
用に供される作業車両は重量が大きく、慣性エネ
ルギが大きいので、制動が不良であると直接大事
故につながる虞れがあり、特に信頼性の高いブレ
ーキが要求される。従来のブレーキ回路は、走行
中の作業車両を減速、停止するために用いる走行
用ブレーキ弁と、作業車両の作業中の停止状態を
継続するために用いる作業用ブレーキ弁とを並列
に接続していた。すなわち、前記走行用ブレーキ
弁と前記作業用ブレーキ弁の各入力ポートを空気
圧源に共通に接続し、これらのブレーキ弁の出力
ポートをシヤトル弁の2つの入力ポートにそれぞ
れ接続し、該シヤトル弁の出力ポートをブレーキ
シリンダ等からなるブレーキ装置に接続してな
る。しかしながら、シヤトル弁は、ゴミや凍結等
によつてステイツクを生じやすく、高い信頼性が
要求される作業車両のブレーキ装置として不適当
である。
上記の不具合を解消するため、シヤトル弁を除
いた作業車両のブレーキ回路として、第3図に示
すようなブレーキ回路が知られている。第3図に
おいて、1は空気圧源であり、これはエンジン2
と、エンジン2によつて駆動される圧縮機3と、
圧縮機3によつて圧縮された空気を蓄積するエア
タンク4と、前記エアタンク4内に蓄積された圧
力空気が前記圧縮機3に逆流するのを防止する逆
止弁5と、前記エアタンク4内の空気圧が設定値
以上になつた場合、エアタンク4内の圧力空気を
大気中に放出するリリーフ弁6とからなつてい
る。20は走行中の作業車両を減速、停止するた
めに用いる走行用ブレーキ弁、21は作業車両の
作業中の停止状態を継続するために用いる作業用
ブレーキ弁であつて、これらの空気圧源1の下流
の空気管路1a,1bに設置される。すなわち、
空気圧源1に空気管路1aを介して前記走行用ブ
レーキ弁20(20aはそのブレーキペダル、2
0bは排気ポートである。)の入力ポートを接続
すると共に、空気管路1bを介して前記作業用ブ
レーキ弁21(21aはその操作レバーである。)
の一方の入力ポートを接続し、該走行用ブレーキ
弁20の出力ポートに該作業用ブレーキ弁21の
他方の入力ポートを空気管路22を介して接続し
ている。
いた作業車両のブレーキ回路として、第3図に示
すようなブレーキ回路が知られている。第3図に
おいて、1は空気圧源であり、これはエンジン2
と、エンジン2によつて駆動される圧縮機3と、
圧縮機3によつて圧縮された空気を蓄積するエア
タンク4と、前記エアタンク4内に蓄積された圧
力空気が前記圧縮機3に逆流するのを防止する逆
止弁5と、前記エアタンク4内の空気圧が設定値
以上になつた場合、エアタンク4内の圧力空気を
大気中に放出するリリーフ弁6とからなつてい
る。20は走行中の作業車両を減速、停止するた
めに用いる走行用ブレーキ弁、21は作業車両の
作業中の停止状態を継続するために用いる作業用
ブレーキ弁であつて、これらの空気圧源1の下流
の空気管路1a,1bに設置される。すなわち、
空気圧源1に空気管路1aを介して前記走行用ブ
レーキ弁20(20aはそのブレーキペダル、2
0bは排気ポートである。)の入力ポートを接続
すると共に、空気管路1bを介して前記作業用ブ
レーキ弁21(21aはその操作レバーである。)
の一方の入力ポートを接続し、該走行用ブレーキ
弁20の出力ポートに該作業用ブレーキ弁21の
他方の入力ポートを空気管路22を介して接続し
ている。
12は空気圧油変換倍力装置であつて、ピスト
ン12aの両側に空気室12bと油室12cとが
形成されており、前記空気室12bに、ロータリ
ージヨイント13を介して前記作業用ブレーキ弁
21の出力空気管路23が接続されている。15
は車輪に組み込まれたブレーキ装置であつて、油
管路16により前記空気圧油圧変換倍力装置12
の油室12cと接続されるホイールシリンダ17
と、該ホイールシリンダ17によつて作動される
ブレーキシユー18と、該ブレーキシユー18が
押し付けられるブレーキドラム19とを有してい
る。
ン12aの両側に空気室12bと油室12cとが
形成されており、前記空気室12bに、ロータリ
ージヨイント13を介して前記作業用ブレーキ弁
21の出力空気管路23が接続されている。15
は車輪に組み込まれたブレーキ装置であつて、油
管路16により前記空気圧油圧変換倍力装置12
の油室12cと接続されるホイールシリンダ17
と、該ホイールシリンダ17によつて作動される
ブレーキシユー18と、該ブレーキシユー18が
押し付けられるブレーキドラム19とを有してい
る。
今、第3図に示すように、走行用ブレーキ弁2
0および作業用ブレーキ弁21が共にDの位置に
ある状態から、ブレーキペダル20aを踏むこと
により、走行用ブレーキ弁20がu位置に切換え
られると、エアタンク4の圧縮空気は、空気管路
1a、走行用ブレーキ弁20、空気管路22、作
業用ブレーキ弁21空気管路23を介して倍力装
置12の空気室12bに供給される。これによ
り、油室12cの油圧が上昇し、ホイールシリン
ダ17が駆動されてブレーキシユー18がブレー
キドラム19に押し付けられ、各車輪が制動され
る。ブレーキペダル20aを解放して走行用ブレ
ーキ弁20をD位置に戻すと、空気室12bの圧
力空気は空気管路23、作業用ブレーキ弁21、
空気管路22、走行用ブレーキ弁20の排気ポー
ト20bを通して排出され、空気室12b、油室
12cの圧力は低下し、ホイールシリンダ17は
作動状態から非作動状態に戻されてブレーキ装置
15が解放される。
0および作業用ブレーキ弁21が共にDの位置に
ある状態から、ブレーキペダル20aを踏むこと
により、走行用ブレーキ弁20がu位置に切換え
られると、エアタンク4の圧縮空気は、空気管路
1a、走行用ブレーキ弁20、空気管路22、作
業用ブレーキ弁21空気管路23を介して倍力装
置12の空気室12bに供給される。これによ
り、油室12cの油圧が上昇し、ホイールシリン
ダ17が駆動されてブレーキシユー18がブレー
キドラム19に押し付けられ、各車輪が制動され
る。ブレーキペダル20aを解放して走行用ブレ
ーキ弁20をD位置に戻すと、空気室12bの圧
力空気は空気管路23、作業用ブレーキ弁21、
空気管路22、走行用ブレーキ弁20の排気ポー
ト20bを通して排出され、空気室12b、油室
12cの圧力は低下し、ホイールシリンダ17は
作動状態から非作動状態に戻されてブレーキ装置
15が解放される。
また、操作レバー21aを操作することにより
作業用ブレーキ弁21がu位置に切換えられる
と、前記と同様にホイールシリンダ17が駆動さ
れて各車輪が制動される。作業用ブレーキ弁21
がD位置に戻されると前記と同様にブレーキ装置
が解放される。
作業用ブレーキ弁21がu位置に切換えられる
と、前記と同様にホイールシリンダ17が駆動さ
れて各車輪が制動される。作業用ブレーキ弁21
がD位置に戻されると前記と同様にブレーキ装置
が解放される。
しかしながら、上記したブレーキ回路は、走行
用ブレーキ弁20を操作してブレーキを作動させ
ると、空気圧源1の圧力空気は、作業用ブレーキ
弁21を介して空気室12bに伝わるため、圧力
空気が作業用ブレーキ弁21を通過する際に圧力
損失が生じ、ブレーキの応答速度が遅くなるとい
う問題点がある。さらに、作業用ブレーキ弁21
が万一ステイツクを起こし、操作レバー21aが
uとDの中間位置で停止してしまつた場合、走行
用ブレーキ弁20をu位置に切換え操作しても、
圧力空気は、作業用ブレーキ弁21で遮断されて
しまい、圧力空気は空気室12bに伝わらず、ブ
レーキ投入不可能となる。従つて、第3図に示す
ブレーキ回路は、高い信頼性が要求される作業車
両用のブレーキ装置として不適当である。
用ブレーキ弁20を操作してブレーキを作動させ
ると、空気圧源1の圧力空気は、作業用ブレーキ
弁21を介して空気室12bに伝わるため、圧力
空気が作業用ブレーキ弁21を通過する際に圧力
損失が生じ、ブレーキの応答速度が遅くなるとい
う問題点がある。さらに、作業用ブレーキ弁21
が万一ステイツクを起こし、操作レバー21aが
uとDの中間位置で停止してしまつた場合、走行
用ブレーキ弁20をu位置に切換え操作しても、
圧力空気は、作業用ブレーキ弁21で遮断されて
しまい、圧力空気は空気室12bに伝わらず、ブ
レーキ投入不可能となる。従つて、第3図に示す
ブレーキ回路は、高い信頼性が要求される作業車
両用のブレーキ装置として不適当である。
本考案は、上記した従来の作業車両のブレーキ
回路の欠点を解消し、動作が確実で、信頼性の高
い作業車両のブレーキ回路を提供しようとするも
のである。
回路の欠点を解消し、動作が確実で、信頼性の高
い作業車両のブレーキ回路を提供しようとするも
のである。
本考案の作業車両のブレーキ回路は、空気圧源
に前記作業用ブレーキ弁の入力ポートおよび前記
走行用ブレーキ弁の一方の入力ポートを接続し、
該作業用ブレーキ弁の出力ポートに該走行用ブレ
ーキ弁の他方の入力ポートを接続し、該走行用ブ
レーキ弁の出力ポートに前記ブレーキ装置を接続
したことを特徴とする。
に前記作業用ブレーキ弁の入力ポートおよび前記
走行用ブレーキ弁の一方の入力ポートを接続し、
該作業用ブレーキ弁の出力ポートに該走行用ブレ
ーキ弁の他方の入力ポートを接続し、該走行用ブ
レーキ弁の出力ポートに前記ブレーキ装置を接続
したことを特徴とする。
以下本考案の詳細を図面により説明する。第1
図は本考案の一実施例であり、第3図と同一符号
は同一部品を示している。30は操作レバー30
aおよび排気ポート30cを有する作業用ブレー
キ弁、31はブレーキペダル31aを有する走行
用ブレーキ弁であり、作業用ブレーキ弁30の入
力ポート30bは空気管路1aを介して空気圧源
1に接続され、走行用ブレーキ弁31の一方の入
力ポート31cは空気管路1bを介して空気圧源
1に接続され、作業用ブレーキ弁30の出力ポー
ト30dは空気管路32を介して該走行用ブレー
キ弁31の他方の入力ポート31bに接続され、
該走行用ブレーキ弁の出力ポート31dはロータ
リージヨイント13および空気管路33を介して
前記空気圧油圧変換倍力装置12の空気室12b
に接続されている。
図は本考案の一実施例であり、第3図と同一符号
は同一部品を示している。30は操作レバー30
aおよび排気ポート30cを有する作業用ブレー
キ弁、31はブレーキペダル31aを有する走行
用ブレーキ弁であり、作業用ブレーキ弁30の入
力ポート30bは空気管路1aを介して空気圧源
1に接続され、走行用ブレーキ弁31の一方の入
力ポート31cは空気管路1bを介して空気圧源
1に接続され、作業用ブレーキ弁30の出力ポー
ト30dは空気管路32を介して該走行用ブレー
キ弁31の他方の入力ポート31bに接続され、
該走行用ブレーキ弁の出力ポート31dはロータ
リージヨイント13および空気管路33を介して
前記空気圧油圧変換倍力装置12の空気室12b
に接続されている。
第1図の回路の動作を説明すると、作業用ブレ
ーキ弁30および走行用ブレーキ弁31が共にD
の位置にある状態においては、空気圧源1の圧力
空気は、作業用ブレーキ弁30および走行用ブレ
ーキ弁31において遮断され、空気圧油圧変換倍
力装置12の空気室12bに供給されず、ブレー
キ装置15は作動しない。
ーキ弁30および走行用ブレーキ弁31が共にD
の位置にある状態においては、空気圧源1の圧力
空気は、作業用ブレーキ弁30および走行用ブレ
ーキ弁31において遮断され、空気圧油圧変換倍
力装置12の空気室12bに供給されず、ブレー
キ装置15は作動しない。
今、ブレーキペダル31aを踏むことにより、
走行用ブレーキ弁31がu位置に切換えられる
と、エアタンク4の空気圧力は、空気管路1b、
走行用ブレーキ弁31、空気管路33を介して倍
力装置12の空気室12bに伝えられる。これに
より、油室12cの油圧が上昇し、ホイールシリ
ンダ17が駆動されてブレーキシユー18がブレ
ーキドラム19に押し付けられ、各車輪が制動さ
れる。ブレーキペダル31aを解放して走行用ブ
レーキ弁31をD位置に戻すと、空気室12bの
圧力空気は空気管路33、走行用ブレーキ弁3
1、空気管路32、作業用ブレーキ弁30の排気
ポート30cを通して排出され、空気室12b、
油室12cの圧力は低下し、ホイールシリンダ1
7は作動状態から開放されてブレーキ装置15が
解放される。
走行用ブレーキ弁31がu位置に切換えられる
と、エアタンク4の空気圧力は、空気管路1b、
走行用ブレーキ弁31、空気管路33を介して倍
力装置12の空気室12bに伝えられる。これに
より、油室12cの油圧が上昇し、ホイールシリ
ンダ17が駆動されてブレーキシユー18がブレ
ーキドラム19に押し付けられ、各車輪が制動さ
れる。ブレーキペダル31aを解放して走行用ブ
レーキ弁31をD位置に戻すと、空気室12bの
圧力空気は空気管路33、走行用ブレーキ弁3
1、空気管路32、作業用ブレーキ弁30の排気
ポート30cを通して排出され、空気室12b、
油室12cの圧力は低下し、ホイールシリンダ1
7は作動状態から開放されてブレーキ装置15が
解放される。
また、操作レバー30aを操作することにより
作業用ブレーキ弁30がu位置に切換えられる
と、エアタンク4の圧力空気は、空気管路1a、
作業用ブレーキ弁30、空気管路32、走行用ブ
レーキ弁31、空気管路33を介して倍力装置1
2の空気室12bに供給される。これにより、油
室12cの油圧が上昇し、ホイールシリンダ17
が駆動されてブレーキシユー18がブレーキドラ
ム19に押し付けられ、各車輪が制動される。操
作レバー30aを解放して作業用ブレーキ弁30
をD位置に戻すと、空気室12bの圧力空気は空
気管路33、走行用ブレーキ弁31、空気管路3
2、作業用ブレーキ弁30の排気ポート30cを
通して排出され、空気室12b、油室12cの圧
力は低下し、ホイールシリンダ17は作動状態か
ら非作動状態に戻されてブレーキ装置15が解放
される。
作業用ブレーキ弁30がu位置に切換えられる
と、エアタンク4の圧力空気は、空気管路1a、
作業用ブレーキ弁30、空気管路32、走行用ブ
レーキ弁31、空気管路33を介して倍力装置1
2の空気室12bに供給される。これにより、油
室12cの油圧が上昇し、ホイールシリンダ17
が駆動されてブレーキシユー18がブレーキドラ
ム19に押し付けられ、各車輪が制動される。操
作レバー30aを解放して作業用ブレーキ弁30
をD位置に戻すと、空気室12bの圧力空気は空
気管路33、走行用ブレーキ弁31、空気管路3
2、作業用ブレーキ弁30の排気ポート30cを
通して排出され、空気室12b、油室12cの圧
力は低下し、ホイールシリンダ17は作動状態か
ら非作動状態に戻されてブレーキ装置15が解放
される。
このように、走行用ブレーキ弁31を切換えて
ブレーキ装置15を作動させる際には、空気圧源
1からの圧力空気が作業用ブレーキ弁30を介さ
ずに倍力装置12に供給されることにより、走行
時にブレーキ装置15を作動させる際の圧力損失
による応答遅れがなくなり、かつ、作業用ブレー
キ弁30の操作レバー30aがu(オン)位置と
D(オフ)位置の中間位置に停止しても、走行用
ブレーキは確実に作動するので、第3図の従来例
に比較して、車両のブレーキの応答性および信頼
性を高めることができる。
ブレーキ装置15を作動させる際には、空気圧源
1からの圧力空気が作業用ブレーキ弁30を介さ
ずに倍力装置12に供給されることにより、走行
時にブレーキ装置15を作動させる際の圧力損失
による応答遅れがなくなり、かつ、作業用ブレー
キ弁30の操作レバー30aがu(オン)位置と
D(オフ)位置の中間位置に停止しても、走行用
ブレーキは確実に作動するので、第3図の従来例
に比較して、車両のブレーキの応答性および信頼
性を高めることができる。
第2図は本考案の他の実施例であり、本実施例
は、走行体の車軸と車体フレームとの間に介装さ
れる走行緩衝用ラムシリンダ34,35のロツ
ク、ロツク解除を行なうラムロツク弁36の切換
え操作を、作業用ブレーキ弁30′の切換え操作
によつて行なえるようにしたものである。すなわ
ち、作業用ブレーキ弁30′を4ポート2位置切
換弁とし、その2つの出力ポート30e,30d
のうち、作業ブレーキ作動時(すなわちu位置に
切換えられる時)に入力ポート30bに連通する
出力ポート30eを、空気管路38を介してラム
ロツク弁36の操作ポート37に接続し、該空気
管路38を、前記作業用ブレーキ弁30′と走行
用ブレーキ弁31とを接続する空気管路32に、
逆止弁39を有する空気管路40を介して接続し
たものである。
は、走行体の車軸と車体フレームとの間に介装さ
れる走行緩衝用ラムシリンダ34,35のロツ
ク、ロツク解除を行なうラムロツク弁36の切換
え操作を、作業用ブレーキ弁30′の切換え操作
によつて行なえるようにしたものである。すなわ
ち、作業用ブレーキ弁30′を4ポート2位置切
換弁とし、その2つの出力ポート30e,30d
のうち、作業ブレーキ作動時(すなわちu位置に
切換えられる時)に入力ポート30bに連通する
出力ポート30eを、空気管路38を介してラム
ロツク弁36の操作ポート37に接続し、該空気
管路38を、前記作業用ブレーキ弁30′と走行
用ブレーキ弁31とを接続する空気管路32に、
逆止弁39を有する空気管路40を介して接続し
たものである。
この実施例において、走行用ブレーキ弁31の
操作レバー31aの切換え操作に伴なう走行ブレ
ーキ投入、解放の際の動作は前記実施例と同様で
ある。作業用ブレーキ弁30′がD位置にある時
には、空気管路38は空気圧源1に対して遮断さ
れているので、ラムロツク弁36はD位置にあ
り、ラムシリンダ34,35の油室34a,35
aはそれぞれ油管路42,43およびラムロツク
弁36内の絞り44,45、さらに油管路46を
介して油タンク41に連通するので、ラムシリン
ダ34,35の油室34a,35aは、走行時に
は、走行路の凹凸に応じて作動油が前記絞り4
4,45を介して油室34a,35a間で、ある
いは油タンク41との間で流動することにより、
車輪の振動が車体フレームに伝わることを防止
し、緩衝作用をなす。一方、操作レバ30aを操
作して作業用ブレーキ弁30′をu位置に切換え
ると、空気圧源1の圧力空気が、空気管路1a,
作業用ブレーキ弁30′、空気管路38、逆止弁
39を有する空気管路40、空気管路32、走行
用ブレーキ弁31、空気管路33を介して前記倍
力装置12の空気室12bに供給されるので、前
述したようにブレーキ装置15が作動する。ま
た、同時に、空気管路38に圧力空気が供給され
ることにより、ラムロツク弁36がD位置に切換
わり、管路42,43が逆止弁47,48により
遮断されるので、ラムシリンダ34,35はロツ
クされる。作業用ブレーキ弁30′および走行用
ブレーキ弁31が共にD位置にある時には、倍力
装置12の空気室12bは排気ポート30cを介
して大気に連通するので、ブレーキ装置15は解
放状態となる。
操作レバー31aの切換え操作に伴なう走行ブレ
ーキ投入、解放の際の動作は前記実施例と同様で
ある。作業用ブレーキ弁30′がD位置にある時
には、空気管路38は空気圧源1に対して遮断さ
れているので、ラムロツク弁36はD位置にあ
り、ラムシリンダ34,35の油室34a,35
aはそれぞれ油管路42,43およびラムロツク
弁36内の絞り44,45、さらに油管路46を
介して油タンク41に連通するので、ラムシリン
ダ34,35の油室34a,35aは、走行時に
は、走行路の凹凸に応じて作動油が前記絞り4
4,45を介して油室34a,35a間で、ある
いは油タンク41との間で流動することにより、
車輪の振動が車体フレームに伝わることを防止
し、緩衝作用をなす。一方、操作レバ30aを操
作して作業用ブレーキ弁30′をu位置に切換え
ると、空気圧源1の圧力空気が、空気管路1a,
作業用ブレーキ弁30′、空気管路38、逆止弁
39を有する空気管路40、空気管路32、走行
用ブレーキ弁31、空気管路33を介して前記倍
力装置12の空気室12bに供給されるので、前
述したようにブレーキ装置15が作動する。ま
た、同時に、空気管路38に圧力空気が供給され
ることにより、ラムロツク弁36がD位置に切換
わり、管路42,43が逆止弁47,48により
遮断されるので、ラムシリンダ34,35はロツ
クされる。作業用ブレーキ弁30′および走行用
ブレーキ弁31が共にD位置にある時には、倍力
装置12の空気室12bは排気ポート30cを介
して大気に連通するので、ブレーキ装置15は解
放状態となる。
本実施例によれば、前記実施例と同様の効果を
あげることができる上、作業用ブレーキ弁30′
を作業ブレーキ投入、解放と、ラムシリンダ3
4,35の使用、不使用の切換えに兼用できると
いう利点が得られる。
あげることができる上、作業用ブレーキ弁30′
を作業ブレーキ投入、解放と、ラムシリンダ3
4,35の使用、不使用の切換えに兼用できると
いう利点が得られる。
なお、上記実施例においては、ホイールシリン
ダ17を油圧式にしたので、空気圧油圧変換倍力
装置12を設けたが、ホイールシリンダ17に空
気圧シリンダを用いれば、空気圧油圧変換倍力装
置12は不要となる。
ダ17を油圧式にしたので、空気圧油圧変換倍力
装置12を設けたが、ホイールシリンダ17に空
気圧シリンダを用いれば、空気圧油圧変換倍力装
置12は不要となる。
以上述べたように、本考案の作業車両のブレー
キ回路は、空気圧源に前記作業用ブレーキ弁の入
力ポートおよび前記走行用ブレーキ弁の一方の入
力ポートを接続し、該作業用ブレーキ弁の出力ポ
ートに該走行用ブレーキ弁の他方の入力ポートを
接続し、該走行用ブレーキ弁の出力ポートに前記
ブレーキ装置を接続したので、走行用ブレーキ弁
を切換えてブレーキ装置を作動させる際には、空
気圧源からの圧力空気が作業用ブレーキ弁を介さ
ずにブレーキ装置に供給されることにより、走行
時にブレーキ装置を作動させる際の圧力損失によ
る応答遅れがなくなり、かつ、作業用ブレーキ弁
の操作レバーがオン位置とオフ位置の中間位置に
停止しても、走行ブレーキは確実に作動するの
で、シヤトル弁を無くした従来例に比較して、車
両のブレーキの応答性および信頼性を高めること
ができる。
キ回路は、空気圧源に前記作業用ブレーキ弁の入
力ポートおよび前記走行用ブレーキ弁の一方の入
力ポートを接続し、該作業用ブレーキ弁の出力ポ
ートに該走行用ブレーキ弁の他方の入力ポートを
接続し、該走行用ブレーキ弁の出力ポートに前記
ブレーキ装置を接続したので、走行用ブレーキ弁
を切換えてブレーキ装置を作動させる際には、空
気圧源からの圧力空気が作業用ブレーキ弁を介さ
ずにブレーキ装置に供給されることにより、走行
時にブレーキ装置を作動させる際の圧力損失によ
る応答遅れがなくなり、かつ、作業用ブレーキ弁
の操作レバーがオン位置とオフ位置の中間位置に
停止しても、走行ブレーキは確実に作動するの
で、シヤトル弁を無くした従来例に比較して、車
両のブレーキの応答性および信頼性を高めること
ができる。
第1図は本考案による作業車両のブレーキ回路
の一実施例を示す回路図、第2図は本考案の他の
実施例を示す回路図、第3図は従来の作業車両の
ブレーキ回路を示す回路図である。
の一実施例を示す回路図、第2図は本考案の他の
実施例を示す回路図、第3図は従来の作業車両の
ブレーキ回路を示す回路図である。
Claims (1)
- 空気圧源と、出力ポートを切換え操作により排
気ポートもしくは入力ポートに選択的に連通可能
な作業用ブレーキ弁と、出力ポートを切換え操作
により一方の入力ポートもしくは他方の入力ポー
トに選択的に連通可能な走行用ブレーキ弁と、こ
れら両ブレーキ弁のうちいずれか一方の切換え操
作により作動または解除可能なブレーキ装置とを
備え、前記空気圧源に作業用ブレーキ弁の入力ポ
ートと走行用ブレーキ弁の前記一方の入力ポート
とを並列に接続し、作業用ブレーキ弁の出力ポー
トを走行用ブレーキ弁の前記他方の入力ポートに
接続するとともに、走行用ブレーキ弁の出力ポー
トを前記ブレーキ装置に接続したことを特徴とす
る作業車両のブレーキ回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5148486U JPH042840Y2 (ja) | 1986-04-08 | 1986-04-08 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5148486U JPH042840Y2 (ja) | 1986-04-08 | 1986-04-08 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62105068U JPS62105068U (ja) | 1987-07-04 |
JPH042840Y2 true JPH042840Y2 (ja) | 1992-01-30 |
Family
ID=30875788
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5148486U Expired JPH042840Y2 (ja) | 1986-04-08 | 1986-04-08 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH042840Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-04-08 JP JP5148486U patent/JPH042840Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62105068U (ja) | 1987-07-04 |
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