JPH04279044A - 試料保持装置 - Google Patents

試料保持装置

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JPH04279044A
JPH04279044A JP3000927A JP92791A JPH04279044A JP H04279044 A JPH04279044 A JP H04279044A JP 3000927 A JP3000927 A JP 3000927A JP 92791 A JP92791 A JP 92791A JP H04279044 A JPH04279044 A JP H04279044A
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JP
Japan
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sample
conductive member
holding device
plasma
sample holding
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JP3000927A
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Inventor
Katsuo Katayama
片山 克生
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプラズマエッチング装置
及びプラズマ気相成長(Chemical Vapor
 Deposition ;CVD)装置等の半導体製
造装置などに内装される試料保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造過程におけるエッチング工程
や薄膜形成工程においては、試料台に試料を確実に密着
させて試料を所望温度に制御し、かつ所定の高周波電力
を確実に印加してエッチングや薄膜形成を行なう必要が
ある。
【0003】これら要件を満たす試料保持装置として、
近年、静電チャック方式を採用した試料保持装置の開発
がなされ、普及してきている。
【0004】図9は従来から使用されているこの種の試
料保持装置の概略を示した断面図である。図中50は試
料保持装置であり、この試料保持装置50は基台51に
温度制御板52が載置され、温度制御板52に試料台5
3が載置されて構成されている。この試料台53はその
周囲に配設された金属製の試料台押え54により温度制
御板52側に固定されており、温度制御板52及び試料
台押え54は電気的に接地(アース)されている。アー
スは、温度制御板52及び試料台押え54からアースに
より逃げる電力を制御するために2MΩ以上の抵抗Rを
介して行なわれている。また、試料台押え54上面には
石英板55が載置され、この石英板55により試料台押
え54の上面がプラズマで叩打されるのを防止している
【0005】また、温度制御板52内には、冷媒が矢印
X方向から流入して矢印Y方向に流出するように流路6
0が形成されている。
【0006】試料台53は、静電電極57(導電部材)
が絶縁膜56により被覆されて構成されており、静電電
極57は電極棒58を介して直流電源及び高周波電源(
共に図示せず)に接続されている。
【0007】このように構成された試料保持装置が、半
導体製造装置、例えばプラズマ装置に内装された場合に
おいては、電極棒58を介して静電電極57に直流電圧
が印加され、かつ試料台53上の試料59にプラズマが
照射されると、静電電極57は正(又は負)に帯電する
一方、試料59はプラズマを介して電気的に接地される
。そして、試料59と試料台53との間には静電容量が
発生し、この静電容量による吸着作用により試料59が
試料台53に保持される。そしてさらに、静電電極57
に高周波が印加されることにより、試料59にはバイア
ス電圧が励起されてその表面が負に帯電し、プラズマイ
オンが吸引されて試料59の表面へのエッチングあるい
は薄膜形成がなされる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記試料保持装置50
においては、試料59の温度制御、特に冷却が必要であ
る。従って、試料台53と温度制御板52との間の熱伝
導がよくなければならず、試料台53と温度制御板52
とを密着させている。高周波が静電電極57に印加され
た場合、高周波は温度制御板52に比べて抵抗の低い試
料59側に主として印加されて試料59表面にバイアス
電圧が励起されるが、同時に試料台53及び試料台押さ
え54にも高周波が印加される。さらに、温度制御板5
2が静電電極57と距離的に近いため高周波電力の一部
は温度制御板52にも印加される。そして温度制御板5
2及び試料台押さえ54に印加された高周波電力は、ア
ース側及び石英板55を通してプラズマ中に逃げ、電力
損失を生じるという課題があった。
【0009】さらに、上記従来の試料保持装置50にお
いては、試料台押え54が試料台53の周囲に配設され
ているため、試料台押え54の側面がプラズマに叩打さ
れ、試料59の汚染あるいは装置の汚染の発生原因にな
る虞があり、さらに、これら汚染に伴うプラズマ処理再
現性の悪化という課題があった。
【0010】本発明はこのような課題に鑑み発明された
ものであって、高周波印加時の、試料近傍部材からの電
力損失をなくし、これら部材からの汚染を低減する。ま
た、試料近傍でのプラズマ中のイオンを制御可能とする
試料保持装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る試料保持装置は、高周波電力が印加され
る静電電極が絶縁膜で被覆された試料台と、該試料台が
載置される温度制御板とを備えた試料保持装置において
、前記試料台の外周部近傍に、該試料台とは電気的に絶
縁され、電界を印加する電源が接続された導電性部材が
配設されていることを特徴とし、また、上記した試料保
持装置において、導電性部材の上にさらに被覆部材を備
えることを特徴としている。
【0012】また、上記試料保持装置における導電性部
材への電源の接続に代えて、導電性部材がアースされて
いることを特徴としている。
【0013】また、請求項2記載の試料保持装置におけ
る導電性部材に代えて、電気的に絶縁された導電性部材
を備えていることを特徴としている。
【0014】
【作用】図8に基づいて、従来の試料保持装置の高周波
電界の作用を説明する。静電電極57に高周波が印加さ
れると絶縁膜56を通して試料59表面にバイアス電圧
が励起され、静電電極57とプラズマとの間にコンデン
サPが形成されると考えられる。また、静電電極57か
らの高周波は絶縁膜56を通して試料台押え54にも印
加される。この際、絶縁膜56はコンデンサAの役割を
果す。さらに、試料台押え54は石英板55を介してプ
ラズマと接触しており、石英板55は等価的にコンデン
サの役割を果すこととなり、コンデンサBが形成される
と考えられる。従って、高周波は、静電電極57→(試
料59)→コンデンサP→プラズマと、静電電極57→
コンデンサA→試料台押え54→コンデンサB→プラズ
マの2つの経路によりプラズマに供給されることとなり
、試料59のみに効率的に高周波を印加するためには、
後者の経路による供給を低減する必要がある。
【0015】そこで、高周波電力が印加される静電電極
が絶縁膜で被覆された試料台と、該試料台が載置される
温度制御板とを備えた試料保持装置において、前記試料
台の外周部近傍に、該試料台とは電気的に絶縁され、電
界を印加する電源が接続された導電性部材が配設されて
いる場合、該導電性部材に外部より電界を印加すること
により該導電性部材近傍のプラズマ中のイオンのエネル
ギを制御することが可能となる。
【0016】また、上記試料保持装置において、導電性
部材の上に被覆部材を備えている場合、図7に示したよ
うに、コンデンサDがつけ加えられた状態となり、この
ため、上記前者の経路に比べ、コンデンサDを含む後者
の経路のインピーダンスが高くなり、選択的に前者の経
路よりプラズマに高周波が供給されることとなる。また
導電性部材29がプラズマに曝されることがなくなり、
導電性部材29からの試料34の汚染及び装置の汚染、
あるいはこれら汚染に伴うプラズマ処理再現性の悪化が
防止される。
【0017】また、上記試料保持装置において、前記導
電性部材への電源の接続に代えて、前記導電性部材がア
ースされている場合、静電電極から絶縁膜を介して試料
台押えに印加された高周波がアース側へ逃げるため、高
周波はほとんど前記静電電極からプラズマに供給され、
試料台の外周部近傍にプラズマイオンが吸引されて、試
料近傍の部材表面がエッチングされたり、あるいは該部
材表面に薄膜が形成されることが抑制される。
【0018】また、試料保持装置における前記導電性部
材に代えて、電気的に絶縁された導電性部材を備えてい
る場合には、電界を印加するための電源を接続したり、
アースを施さなくても、前記導電性部材がプラズマに曝
されることがなく、該導電性部材による試料の汚染及び
装置の汚染、あるいはこれら汚染に伴うプラズマ処理再
現性の悪化が防止される。
【0019】なお、前記被覆部材は導電性部材がプラズ
マに曝されないように被覆するものであって、その材料
はプラズマに対して削られにくく、純度の高い導電性、
半導電性あるいは絶縁性材料により構成されている。ま
た、前記被覆部材が半導電性材料である場合、プラズマ
により前記被覆部材をスパッタさせることによってチャ
ンバー内のプラズマ雰囲気を安定させることも可能であ
る。
【0020】
【実施例】以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて
詳説する。図1は本発明に係る試料保持装置が内装され
たプラズマ装置としての電子サイクロトロン共鳴(El
ectron Cyclotron Resonanc
e;ECR)プラズマエッチング装置を模式的に示した
断面図である。図中10はECRプラズマエッチング装
置であり、このECRプラズマエッチング装置10は、
プラズマ生成室11と、このプラズマ生成室11の下部
に接続された試料室12と、プラズマ生成室11の上方
にあってマイクロ波をプラズマ生成室11に導入するマ
イクロ波導波管13と、プラズマ生成室11の周囲にあ
って、このプラズマ生成室11と同心状に配設された励
磁コイル14と、試料室12に内装される試料保持装置
23等とから構成されている。
【0021】プラズマ生成室11は略円柱形状に形成さ
れ、その上部壁には第1のガス導入管15が接続される
と共にマイクロ波を導入するための導入口16が形成さ
れている。
【0022】試料室12は、プラズマ生成室11よりも
大口径を有すると共に、その側壁には第2のガス導入管
17が接続されている。またプラズマ生成室11とは仕
切板19によって仕切られ、この仕切板19にはプラズ
マ引出窓18が形成されている。さらに、試料室12の
側壁であって、第2のガス導入管17が接続された側と
反対側に排気口22が形成されて図示省略の排気系に接
続されている。
【0023】マイクロ波導波管13は、断面形状矩形に
形成され、石英製のマイクロ波導入窓20を介してプラ
ズマ生成室11に接続されている。
【0024】試料保持装置23を図2に示す。図2にお
いて、23は試料保持装置であり、この試料保持装置2
3は平面視円形形状に形成された基台24に温度制御板
25が載置され、この温度制御板25に試料台26が載
置され、この試料台26はその周囲に配設された金属製
の試料台押え27により温度制御板25側に固定されて
いる。また、試料台押え27上には石英板28が載置さ
れ、さらにその上に導電性部材29が載置されており、
導電性部材29には電源が接続されている。
【0025】導電性部材29は試料台押え27のプラズ
マ面側が隠れるように配設されており、試料台26には
接触しないように2〜3mmの間隔を有している。また
、導電性部材29は、アルミニウムあるいは銅等の抵抗
の小さな導電性材料で形成されている。
【0026】試料台26は静電電極30が絶縁膜31に
より被覆されて構成されており、静電電極30には、温
度制御板25等を貫通している電極棒32を介して直流
電源及び高周波電源(図示せず)が接続されている。ま
た、電極棒32には絶縁筒35が覆設されており、電極
棒32と温度制御板25等との電気的接触が防止されて
いる。
【0027】試料保持装置の別の実施例を図3に示す。 図3において38は試料保持装置であり、この試料保持
装置38は平面視円形形状に形成された基台24に温度
制御板25が載置され、この温度制御板25に試料台2
6が載置され、この試料台26はその周囲に配設された
金属製の試料台押え27により温度制御板25側に固定
されている。また、試料台押え27上には石英板28が
載置され、その上に導電性部材29が載置されており、
導電性部材29には電源36が接続されている。導電性
部材29の上にはさらに被覆部材37が載置されている
【0028】被覆部材37は試料台押え27、石英板2
8及び導電性部材29がプラズマに対して隠れるように
配設されている。
【0029】試料台26は静電電極30(導電部材)が
絶縁膜31により被覆されて構成されており、静電電極
30には温度制御板25等を貫通している電極棒32を
介して直流電源及び高周波電源(図示せず)が接続され
ている。電極棒32には絶縁筒35が覆設されており、
電極棒32と温度制御板25等との電気的接触が防止さ
れている。
【0030】また、図4に試料保持装置の別の実施例を
示す。この図4に示した試料保持装置39が図3に示し
た試料保持装置38と相違する点は、導電性部材29に
電源36が接続されるのではなく、導電性部材29がア
ースされている点である。
【0031】このように電源36の接続に代えてアース
することにより、試料保持装置39をより簡単なものと
してコストダウンを図ることができながら、試料保持装
置38と略同様の効果を得ることができる。
【0032】図5に試料保持装置のさらに別の実施例を
示す。この図5に示した試料保持装置40では図4に示
した試料保持装置39がさらに簡略化された構成となっ
ており、導電性部材29へのアースが略省かれた構成と
なっている。その他の構成は図4に示した試料保持装置
39と同じ構成となっている。
【0033】このように導電性部材29へのアースを省
略することにより、試料保持装置40をさらに簡単なも
のとしてコストダウンを図ることができながら、ある程
度の効果は確保されることとなる。
【0034】また、上記した試料保持装置23、38、
39、40の温度制御板25内には、冷媒が矢印X方向
から流入して矢印Y方向に流出するように流路33が形
成されている。すなわち、半導体製造過程におけるエッ
チング工程や薄膜形成工程においては高温状態となるた
め、冷媒によって試料34を冷却し、温度を制御してい
る。
【0035】このように構成された試料保持装置23、
38、39、40が、半導体製造装置、例えばプラズマ
装置に内装された場合においては、電極棒32を介して
静電電極30に直流電圧が印加され、かつ試料台26上
の試料34にプラズマが照射されると、静電電極30は
正(又は負)に帯電する一方、試料34はプラズマを介
して電気的に接地される。そして、試料34と試料台2
6との間には静電容量が発生し、この静電容量による吸
着作用により試料34が試料台26に保持される。そし
てさらに、静電電極30に高周波が印加されることによ
り、試料34にはバイアス電圧が励起されてその表面が
負に帯電し、プラズマイオンが吸引されて試料34の表
面へのエッチングあるいは薄膜形成がなされる。
【0036】上記試料保持装置23、38、39、40
を具備したECRプラズマエッチング装置を用いて、以
下の如くに試料台26に載置された試料34のエッチン
グを行なった。試料34として熱酸化膜付きシリコンウ
ェハを使用し、導電性部材29としてアルミニウムを、
被覆部材37として石英を用い、導電性部材29に正の
直流電圧を印加した。また、エッチング条件としてはC
F4ガスをエッチングガスとして用い、試料室12内の
圧力を1mTorrに保ち、マイクロ波パワー1kW及
び励磁コイル14による共鳴によりプラズマを発生させ
た。試料台26には電極棒32を介して高周波を印加し
た。試料34への高周波印加電力に対するSiO2 の
エッチング速度を図6に示した。
【0037】図6において、白三角は図3に示した試料
保持装置38の導電性部材29に直流電圧+50Vを印
加した時のエッチング速度を示すプロットであり、白丸
は図4に示した試料保持装置39の導電性部材29をア
ースした時のエッチング速度を示すプロットであり、白
四角は図5に示した試料保持装置40の導電性部材29
を電気的に絶縁した時のエッチング速度を示すプロット
である。また、白菱形は図9に示した従来装置における
アースを省略した場合について高周波印加電力に対する
SiO2 のエッチング速度を示すプロットであり、こ
の場合のエッチング条件は、上記実施例に係る装置を用
いた場合と同様に設定した。
【0038】図6から明らかなように、図3に示した試
料保持装置38の導電性部材29に正の電圧を印加する
ことにより、試料台押え27上へのプラズマ中のイオン
の侵入が防止され、効率よくエッチングできることがわ
かる。このことから、図2に示した試料保持装置23の
導電性部材29に同様に電圧を印加することにより、同
様の効果が得られることが容易に推察される。
【0039】また、図4に示した試料保持装置39の導
電性部材29をアースすることにより、試料台押え27
からのプラズマへの高周波の供給が阻止され、高周波の
ほとんどが試料34を通してプラズマに供給されて効率
よくエッチングできることがわかる。
【0040】図5に示した試料保持装置40の導電性部
材29を電気的に絶縁することにより、図9に示したよ
うな導電性部材29を配置しない場合と比較して試料台
押え27からのプラズマに対するインピ−ダンスが高く
なり、静電電極30に印加された高周波は、静電電極3
0から試料34を通してプラズマに供給される率が上昇
し、試料34のエッチング速度が上昇することがわかる
【0041】このように、上記実施例に係る装置を用い
てエッチングを行なえば高周波印加時に、試料台26の
外周部近傍の部材からの電力損失が少なくなり、さらに
、これら部材からの試料34の汚染及び装置の汚染、あ
るいはこれら汚染に伴うプラズマ処理再現性の悪化を防
止することができ、試料34近傍でのプラズマ中のイオ
ンを制御することもできる。
【0042】なお、本発明に係る試料保持装置は、プラ
ズマCVD装置を使用して試料表面に薄膜を形成する場
合にも同様に適用することができる。また、上記実施例
においては導電性部材29に正の直流電圧を印加した場
合について説明したが、所望のプラズマ中イオンの制御
状況に応じて負の直流電圧、交流電圧あるいは高周波を
印加しても良い。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係る試料保
持装置は、高周波電力が印加される静電電極が絶縁膜で
被覆された試料台と、該試料台が載置される温度制御板
とを備えた試料保持装置において、前記試料台の外周部
近傍に、該試料台とは電気的に絶縁され、電界を印加す
る電源が接続された導電性部材が配設されているので、
該導電性部材に外部より電界を印加することにより該導
電性部材近傍のプラズマ中のイオンのエネルギを制御す
ることができる。つまり、前記試料台の外周部近傍に印
加される高周波電力が抑制されるので、該試料台の外周
部近傍の部材からの電力損失が少なくなり、試料表面上
に励起されるバイアス電圧が増加し、試料表面上の電界
密度が高くなり、効率よくエッチング及び薄膜形成を行
なうことができ、省エネルギ化を図ることができる。ま
た、上記試料保持装置において、前記導電性部材の上に
さらに被覆部材を備えている場合には、前記導電性部材
がプラズマに曝されることがなくなり、該導電性部材か
らの試料の汚染及び装置の汚染、あるいはこれら汚染に
伴うプラズマ処理再現性の悪化を防止することができる
【0044】また、上記試料保持装置において、前記導
電性部材への電源の接続に代えて、前記導電性部材がア
ースされている場合には、導電性部材から絶縁膜を通し
て試料台押えに印加された高周波がアース側へ逃げ、前
記試料台の外周部近傍にプラズマイオンが吸引されて試
料の表面外へのエッチングあるいは薄膜形成を抑制する
ことができ、試料表面に効率よくエッチング及び薄膜形
成を行なうことができる。
【0045】また、試料保持装置における導電性部材に
代えて、電気的に絶縁された導電性部材を備えている場
合には、電界を印加するための電源の接続及びアースを
省略することができ、構造の簡略化を図ることができ、
しかも前記導電部材がプラズマに曝されることがなく、
試料台の外周部近傍部材からの試料の汚染及び装置の汚
染、あるいはこれら汚染に伴うプラズマ処理再現性の悪
化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る試料保持装置が内装されたECR
プラズマエッチング装置の概略断面図である。
【図2】本発明に係る試料保持装置の一実施例を示す断
面図である。
【図3】試料保持装置の別の実施例を示す断面図である
【図4】試料保持装置のさらに別の実施例を示す断面図
である。
【図5】試料保持装置のさらに別の実施例を示す断面図
である。
【図6】SiO2 エッチング速度と試料への高周波印
加電力との関係を表わすグラフである。
【図7】本発明に係る試料保持装置の作用を説明するた
めの模式図である。
【図8】従来の試料保持装置の作用を説明するための模
式図である。
【図9】従来の試料保持装置を示す断面図である。
【符号の説明】
23  試料保持装置 25  温度制御板 26  試料台 29  導電性部材 30  静電電極(導電部材) 31  絶縁膜 36  電源 37  被覆部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  高周波電力が印加される静電電極が絶
    縁膜で被覆された試料台と、該試料台が載置される温度
    制御板とを備えた試料保持装置において、前記試料台の
    外周部近傍に、該試料台とは電気的に絶縁され、電界を
    印加する電源が接続された導電性部材が配設されている
    ことを特徴とする試料保持装置。
  2. 【請求項2】  導電性部材の上に、さらに被覆部材を
    備えた請求項1記載の試料保持装置。
  3. 【請求項3】  請求項2記載の試料保持装置における
    導電性部材への電源の接続に代えて、導電性部材がアー
    スされている試料保持装置。
  4. 【請求項4】  請求項2記載の試料保持装置における
    導電性部材に代えて、電気的に絶縁された導電性部材を
    備えている試料保持装置。
JP3000927A 1991-01-09 1991-01-09 試料保持装置 Pending JPH04279044A (ja)

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Cited By (16)

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