JP3050732B2 - プラズマ処理装置 - Google Patents

プラズマ処理装置

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JP3050732B2
JP3050732B2 JP27314293A JP27314293A JP3050732B2 JP 3050732 B2 JP3050732 B2 JP 3050732B2 JP 27314293 A JP27314293 A JP 27314293A JP 27314293 A JP27314293 A JP 27314293A JP 3050732 B2 JP3050732 B2 JP 3050732B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラズマ処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウエハの処理工程において、例え
ばキャパシタや素子の分離、あるいはコンタクトホール
の形成などのためにドライエッチングが行われている。
このドライエッチングを行う従来装置の代表的なものと
して平行平板型プラズマ処理装置が知られている。
【0003】図8は平行平板型プラズマ処理装置を示す
図であり、気密なチャンバ1内に、下部電極を兼用する
載置台11が配設されると共に、載置台11の上方にこ
れと対向してガス供給部を兼用する上部電極12が配設
されている。13は排気管である。
【0004】このようなプラズマ処理装置においては、
先ず載置台11上にウエハWを載置し、ガス供給部12
から処理ガスを導入すると共に、電極11、12間に高
周波電源部Eにより高周波電力を印加してプラズマを発
生させ、このプラズマ中の反応性イオンによりウエハW
のエッチングが行われる。
【0005】ところでデバイスのパターンの線幅が増々
微細化する傾向にあるが、上述の装置においてプラズマ
が発生しているときのチャンバ内の圧力が100mTo
rr〜1Torrであり、このような高い圧力ではイオ
ンの平均自由工程が小さいので微細加工が困難である。
またウエハが大口径化しつつあるが、イオンの平均自由
工程が小さいと、広い面に亘ってプラズマ分布の高い均
一性を確保できないため、大口径のウエハに対して均一
な処理が困難であるという問題点もある。
【0006】そこで最近において、欧州特許公開明細書
第379828号や特開平3−79025号公報に記載
されているように、載置台11に対向するチャンバ1の
上面を石英ガラスなどの絶縁材により構成すると共に、
この絶縁材の外側に平面状のコイルを固定し、このコイ
ルに高周波電流を流してチャンバ1内に電磁場を形成
し、この電磁場内に流れる電子を処理ガスの中性粒子に
衝突させてプラズマを生成する高周波誘導方式が検討さ
れつつある。
【0007】この方式によれば、コイルの形状に従って
略同心円状の電界を誘導し、プラズマの閉じ込め効果が
あるので、従来の平行平板型プラズマ処理装置の場合に
比べて相当低い圧力でプラズマを発生させることがで
き、従って発生したプラズマ中のイオンの平均自由工程
が大きく、このためこのプラズマによるエッチング処理
は、微細加工に適している。そしてプラズマは高密度領
域から低密度領域へ拡散するが、イオンの平均自由工程
が大きいことからプラズマ密度分布は滑らかであり、ウ
エハ平面に並行な面におけるプラズマの均一性が高く、
大口径のウエハに対するプラズマ処理の面内均一性が向
上する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように高周波誘導
方式はパターンの線幅の微細化、ウエハの大口径化に適
したものとして注目されるものではあるが、実用化する
ためには種々の問題点がある。例えば高周波アンテナを
チャンバの外に設ける場合、電波障害を防止するために
アンテナ全体をシールドする必要があり、このため装置
が大型化、複雑化する。そこで本発明者は、アンテナを
チャンバ内に設けることを検討しているが、そのままア
ンテナをチャンバ内に収納すると、アンテナが処理ガス
によって腐食してしまう。
【0009】アンテナの腐食を防止する方策の一つとし
て、アンテナを耐食性材料でコーティングすることが挙
げられるが、アンテナに高周波電力を加えると発熱し、
例えば100℃程度にも昇温する。このようにアンテナ
が発熱するとアンテナとその外周面のコーティング材と
の熱膨張率の違いからこれらの界面に大きな熱応力が加
わり、コーティング材が剥がれてしまうおそれがある。
コーティング材が剥がれるとパーティクルとなってウエ
ハに付着するおそれがあるので、結局アンテナを頻繁に
交換する必要が出てくる。
【0010】またアンテナの発熱は、アンテナをチャン
バの外に設けた場合にも別の問題を引き起こす。即ちチ
ャンバの上面においてアンテナが配置される部分は、絶
縁材例えば石英により構成されるが、石英は熱伝導度が
低いので、アンテナに接している部位がアンテナの発熱
初期時に他の部位よりも昇温するので大きな熱応力が発
生し、これにより石英にクラックが入り、石英が割れて
大きな事故を引き起こす危惧がある。
【0011】本発明はこのような事情の下になされたも
のであり、その目的は、コイルよりなる高周波アンテナ
に高周波電力を印加して得られたプラズマにより被処理
体を処理する装置において、高周波アンテナをチャンバ
内に設ける場合に、高周波アンテナを保護する保護層や
容器の使用寿命を長くすることにある。
【0012】本発明の他の目的は、高周波アンテナをチ
ャンバの外に設ける場合に、高周波アンテナに対向して
チャンバの一部をなす絶縁体の損傷を防止することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、気密
構造のチャンバ内に載置台を設け、前記チャンバ内に処
理ガスを導入してプラズマ化し、そのプラズマにより載
置台上の被処理体を処理するプラズマ処理装置におい
て、前記載置台に対向してチャンバの中に設けられ、外
周面が耐食性材料で被覆された平面状のコイルよりなる
高周波アンテナとこの高周波アンテナに高周波電力を印
加するための高周波電源部と、前記高周波アンテナを冷
却するための冷却手段と、を備えてなることを特徴とす
る。
【0014】請求項2の発明は、気密構造のチャンバ内
に載置台を設け、前記チャンバ内に処理ガスを導入して
プラズマ化し、そのプラズマにより載置台上の被処理体
を処理するプラズマ処理装置において、前記載置台に対
向してチャンバの中に設けられた平面状のコイルよりな
る高周波アンテナと、この高周波アンテナを取り囲み、
耐食性材料であって、かつ少なくとも載置台に対向する
部分が絶縁性材料である気密な容器と、前記高周波アン
テナに高周波電力を印加するための高周波電源部と、前
記高周波アンテナを冷却するための冷却手段と、を備え
てなることを特徴とするプラズマ処理装置。
【0015】請求項3は、気密構造のチャンバ内に載置
台を設け、前記チャンバ内に処理ガスを導入してプラズ
マ化し、そのプラズマにより載置台上の被処理体を処理
するプラズマ処理装置において、前記チャンバの外側に
前記載置台に対向して設けられた平面状のコイルよりな
る高周波アンテナと、前記チャンバの壁部を構成し、前
記高周波アンテナに対向して設けられた絶縁体と、前記
高周波アンテナに高周波電力を印加するための高周波電
源部と、前記高周波アンテナを冷却するための冷却手段
と、を備えてなることを特徴とする。
【0016】
【作用】請求項1の発明によれば、高周波アンテナをチ
ャンバ内に設けるにあたって、高周波アンテナに高周波
電力を印加すると高周波アンテナが発熱するが、冷却手
段により冷却されるため、高周波アンテナとその外周面
の保護層との界面における熱応力が抑えられるので、保
護層の剥れを防止できるし、また請求項2の発明の場合
には高周波アンテナを収納している容器の割れを防止で
きる。
【0017】請求項3の発明によれば、高周波アンテナ
をチャンバの外に設ける場合に、冷却手段により冷却さ
れるため、高周波アンテナを載置しているチャンバの一
部である絶縁体において高周波アンテナに接している部
位の昇温が抑えられ、絶縁体の割れを防止できる。
【0018】
【実施例】図1及び図2は本発明の実施例に係るプラズ
マ処理装置例えばエッチング装置の全体構成を示す断面
図、及び一部を破断した概略分解斜視図である。図中2
は、上面の一部を除いて例えばアルミニウムで構成され
た気密構造のチャンバであり、このチャンバ2内の中央
底部には、例えばアルミニウムよりなる載置台3が配置
されている。
【0019】前記載置台3は、上側部分である載置部3
1と、この載置部31を支持する下側部分である支持部
32とがボルト33により分離可能に結合して構成され
ており、支持部32とチャンバ2との間には絶縁体34
が介装されている。前記載置部31の上面には静電チャ
ックシート4がその上面を覆うように設けられている。
この静電チャックシート4は、例えば銅箔からなる静電
チャックシート用の電極である導電膜41を例えばポリ
イミドフィルムからなる絶縁膜42で両側から被覆して
構成され、導電膜41は、チャンバ2の外部の直流電源
43にスイッチ44を介して電気的に接続されている。
【0020】前記載置部31には、上端が当該載置部3
1の上面に開口する複数のバックサイドガス(熱伝導用
のガス)のためのの孔部51が形成されており、これら
孔部51の下端は例えば通気室52を介してバックサイ
ドガス用のガス供給路53に連通している。また前記静
電チャックシート4は各孔部51に対応した位置に穴
(図示せず)が穿設され、孔部51からのバックサイド
ガスが静電チャックシート4の穴を通じてウエハWの裏
面に吹き付けられるようになっている。前記ガス供給路
53は、バタフライバルブなどの圧力調整器54を介し
て図示しない例えばHeガスなどのガス供給源に接続さ
れている。
【0021】そして前記通気室52にはバックサイドガ
スの圧力を検出する圧力検出部55が設けられ、本発明
装置の制御系に含まれるコントローラ56は、圧力検出
部55の圧力検出値にもとづいて、前記孔部51からウ
エハWの裏面へ向けて吹き出すバックサイドガスの圧力
が所定値例えば10Torrになるように、圧力調整器
54例えばバタフライバルブの開度を調整する機能を有
している。
【0022】前記載置部31の上には、ウエハWを囲む
ような環状のフォーカスリング21が配設される。この
フォーカスリング21は、反応性イオンを引き寄せない
絶縁性の材質から構成され、反応性イオンを内側のウエ
ハWに効果的に引き寄せる役割をもっている。
【0023】前記支持部32の内部には、載置台3を介
してウエハWを冷却するために、冷却媒体を循環させる
冷媒溜35が形成され、これには導入管36Aと排出管
36Bとが設けられていて、導入管36Aを介して冷媒
溜35内に供給された冷却媒体例えば液体窒素は排出管
36Bを介して装置外部へ排出される。
【0024】前記チャンバ2内の上面付近には、載置台
2に対向するように平面状のコイル例えば渦巻きコイル
からなる高周波アンテナ6が設けられている。この高周
波アンテナ6は、導電性材料例えばアルミニウムから作
られており、その外周面には、処理ガスによる腐食を防
止するために耐食性材料例えば酸化アルミニウムよりな
る保護層60により被覆されている。なおこの耐食性材
料としては例えばフッ素樹脂やセラミックなどを用いて
もよい。この高周波アンテナ6の両端子(内側端子及び
外側端子)間には、プラズマ生成用の高周波電源部61
よりマッチング回路62を介して例えば13.56MH
z、1kwの高周波電圧が印加される。これによりアン
テナ6に高周波電源が流れ、後述するようにアンテナ6
直下の空間でプラズマが生成されることとなる。
【0025】前記高周波アンテナ6の下面側には、この
高周波アンテナ6を支持すると共に冷却するための冷却
手段例えば冷却プレート7が設けられている。この冷却
プレート7は、図2に示すようにチャンバ2に取り付け
部材70を介して取り付けられると共に、絶縁材例えば
セラミックよりなる、内部が空洞のプレート本体71
と、このプレート本体71内に設けられ、絶縁材例えば
プラスチックよりなる冷媒管72とから構成されてお
り、冷媒管72には、チャンバ2の外部から例えば純水
などの冷却水が通流される。
【0026】また前記載置台3とアースとの間には、当
該載置台3に、高周波アンテナ6に印加される高周波電
圧の周波数より低い周波数例えば400KHzのバイア
ス電圧を与えるために、高周波電源部22が接続されて
いる。そしてチャンバ2はアースに接続されており、こ
のため載置台3とチャンバ2との間に電界が形成され、
この結果チャンバ2内のプラズマ中の反応性イオンのウ
エハWに対する垂直性が増すこととなる。
【0027】前記チャンバ2の側面上部には、加熱手段
や冷却手段を組み合わせてなり、処理ガスを所定の温度
に調整するための温調手段23aを備えたガス供給管2
3が接続されている。このガス供給管23よりチャンバ
2内に供給される処理ガスは加工の種類によって異な
り、例えばエッチング加工の場合にはCHF3 やCF4
等のエッチングガスが供給される。図示の例では1本の
ガス供給管23だけ示されているが、均一に処理ガスを
流すため、適当な本数のガス供給管をチャンバ2に接続
すればよい。
【0028】前記チャンバ2の底面には、複数の排気管
24の一端がチャンバ2の周方向に等間隔な位置に接続
されている。図示の例では2本の排気管24の一端がチ
ャンバ2の軸に対称に接続されている。そしてこれら排
気管24の他端側は、図2に示すようにバタフライバル
ブなどの圧力調整器25及び真空ポンプ26が介装され
た共通の排気管27に接続されている。またこの実施例
では排気系は、真空引き初期には緩やかに排気してパー
ティクルを巻き上げないように、またある程度真空引き
した後は急速に排気するように、チャンバ2内に設けら
れた圧力検出部28よりの圧力検出値にもとづいて排気
コントローラ29が圧力調整器25を調整するように構
成されている。
【0029】次に上述実施例の作用について説明する。
先ず図示しない搬送アームにより被処理体例えばウエハ
Wをチャンバ2内に搬入して静電チャックシート4上に
載置する。そして真空ポンプ26により排気管24を介
して、所定の真空雰囲気に真空排気すると共に、ガス供
給管23より例えばCF4 ガスなどのエッチングガスを
チャンバ2内に供給しながら排気管24より真空排気し
てチャンバ2内を例えば数mTorr〜数10mTor
rの真空度に維持すると共に、高周波アンテナ6に高周
波電源部61より高周波電圧を印加する。この高周波電
圧の印加により高周波アンテナ6に高周波電流が流れる
と、アンテナ導体の周りに交番磁界が発生し、その磁束
の多くはアンテナ中心部を縦方向に通って閉ループを形
成する。このような交番磁界によってアンテナ6の直下
で概ね同心円状に円周方向の交番電界が誘起され、この
交番電界により円周方向に加速された電子が処理ガスの
中性粒子に衝突することでガスが電離してプラズマが生
成される。こうして発生したプラズマ中の反応性イオン
によってウエハWの表面がエッチングされる。
【0030】そして高周波アンテナ6は、高周波電力の
印加により発熱するが、その熱は、高周波アンテナ6に
接している冷却プレート7により吸熱されるため、結果
として高周波アンテナ6の昇温が抑えられる。ここで高
周波アンテナ6とその外周面の酸化アルミニウム層など
の保護層20とは熱膨張率が異なるが、アンテナ6の温
度がそれ程高くならないため、界面に生じる熱応力は小
さく、従って保護層の割れや剥離を防止することがで
き、高周波アンテナをチャンバ2内に設けたことに起因
するパーティクルの発生を防止することができる。
【0031】以上において本発明では、高周波アンテナ
の冷却手段としては、冷却プレートに限らず、例えば図
3に示すように高周波アンテナ6を耐食性材料であって
かつ絶縁材である例えばセラミックよりなる気密な容器
73内に収納し、この中に冷媒導入管71及び冷媒排出
管75により冷媒ガス例えば不活性ガスを通流するよう
に構成した冷却手段を用いてもよい。
【0032】また上述のように高周波アンテナ6をチャ
ンバ2内に設ければ、高周波アンテナ6をチャンバ2の
外に設けた場合に比べて、チャンバ2を高周波アンテナ
6のシールド体として兼用できる点で有利な構造である
が、本発明では図4に示すようにチャンバ2の上面を、
例えば載置台3と対向する領域よりも広い領域に亘って
石英などの絶縁体20により構成すると共に、この絶縁
体20の上に既述したと同様な冷却プレート7を載置し
更にその上に高周波アンテナ6を載置する構成としても
よい。この場合例えば石英は熱伝導性が低いので、高周
波アンテナ6の発熱初期時に大きな温度分布が生じると
割れが生じるおそれがあるが、高周波アンテナ6との間
に冷却プレート7が介在しているため、チャンバ2と反
対側の面の温度上昇が抑えられ、従って石英などの絶縁
体の割れを防止でき、チャンバ2の破裂事故を防止でき
る。
【0033】ここで処理ガスを供給する手段の一例に関
して図5及び図6を参照しながら説明すると、図中8
は、例えば高周波アンテナ6の外径よりも、内径が若干
大きなリング体であり、このリング体8は管状体より構
成されていて、その下面側に多数のガス吹き出し穴81
が周方向に形成されている。またリング体8には、L字
形の支持管82の上端が結合されると共に、この支持管
82の下端はチャンバ2の外部に底壁を通じて突き抜け
ており、チャンバ2の外の昇降機構83により昇降可能
に構成されている。支持管82内には処理ガス用のガス
供給管84が挿入されており、その内端はリング体8の
内部空間に開口している。従ってリング体8のガス吹き
出し穴81から処理ガスが吹き出すこととなるが、この
ように構成すれば、ウエハ表面におけるガスの流れの面
内均一性を高めることができる上、リング体8の高さを
変えることができるので、ウエハW表面におけるガスの
流れを調整できるという利点がある。またエッチングに
よる反応生成物を速やかに排気するために、前記リング
体8において、ガス吹き出し穴と排気穴とを例えば交互
に配列するようにしてもよい。
【0034】そしてまた処理ガスを供給する手段として
は、図7に示すように、下面にガス吹き出し穴91を備
えた円筒状のガス供給室92をチャンバ2の上部に設け
ると共に、このガス供給室92に連通するガス混合室9
3を設け、このガス混合室93に複数の(図示の例では
2本)ガス供給管94を接続して構成してもよく、この
ようにすれば処理ガスを高い均一性で混合できる。
【0035】なお上述の冷却プレート7は高周波アンテ
ナ6の下面側に設ける代わりに上面側に設け、高周波ア
ンテナ6を別途支持するようにしてもよいし、あるいは
ペルチェ素子を用いたものであってもよい。更にまた、
プラズマ処理としてエッチング処理の例を挙げて説明し
たが、本発明はプラズマCVD装置、プラズマアッシン
グ装置、プラズマスパッタ装置など他のプラズマ処理装
置にも適用することができ、また被処理体としては半導
体ウエハに限らず、LCD基板などであってもよい。
【0036】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、高周波アンテ
ナをチャンバ内に設けるにあたって、高周波アンテナに
高周波電力を印加すると高周波アンテナが発熱するが、
これが冷却されるため、高周波アンテナとその外周面の
保護層との界面における熱応力が抑えられるので、保護
層の剥れを防止でき、高周波アンテナの使用寿命が長い
し、またパーティクルの発生が抑えられる。
【0037】請求項2の発明によれば、耐食性かつ絶縁
性の容器内に高周波アンテナを設けてこれを処理ガスか
ら保護する場合に、高周波アンテナを収納している容器
の割れを防止できる。
【0038】請求項3の発明によれば、高周波アンテナ
をチャンバの外に設ける場合に、冷却手段により冷却さ
れるため、高周波アンテナを載置しているチャンバの一
部である絶縁体において高周波アンテナに接している部
位の昇温が抑えられ、絶縁体の割れを防止でき、チャン
バの破裂事故を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の全体構成を示す断面図であ
る。
【図2】本発明の実施例の全体構成の概略を示す概略分
解斜視図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す概略断面図である。
【図4】本発明の更に他の実施例の一部を示す断面図で
ある。
【図5】処理ガスを供給する手段の一例を示す斜視図で
ある。
【図6】図5に示すガス供給用のリング体の下面図であ
る。
【図7】本発明の更にまた他の実施例を示す断面図であ
る。
【図8】従来のプラズマ処理装置を示す説明図である。
【符号の説明】
2 チャンバ 23、84 処理ガス供給管 24 排気管 3 載置台 4 静電チャックシート 53 バックサイドガスのガス供給路 6 高周波アンテナ 61 高周波電源 60 保護層 7 冷却プレート 72 冷媒管 W 半導体ウエハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 21/68 H01Q 9/27 H01Q 9/27 H01L 21/302 C

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気密構造のチャンバ内に載置台を設け、
    前記チャンバ内に処理ガスを導入してプラズマ化し、そ
    のプラズマにより載置台上の被処理体を処理するプラズ
    マ処理装置において、 前記載置台に対向してチャンバの中に設けられ、外周面
    が耐食性材料よりなる保護層で被覆された平面状のコイ
    ルよりなる高周波アンテナとこの高周波アンテナに高周
    波電力を印加するための高周波電源部と、 前記高周波アンテナを冷却するための冷却手段と、 を備えてなることを特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 【請求項2】 気密構造のチャンバ内に載置台を設け、
    前記チャンバ内に処理ガスを導入してプラズマ化し、そ
    のプラズマにより載置台上の被処理体を処理するプラズ
    マ処理装置において、 前記載置台に対向してチャンバの中に設けられた平面状
    のコイルよりなる高周波アンテナと、 この高周波アンテナを取り囲み、耐食性材料であって、
    かつ少なくとも載置台に対向する部分が絶縁性材料であ
    る気密な容器と、 前記高周波アンテナに高周波電力を印加するための高周
    波電源部と、 前記高周波アンテナを冷却するための冷却手段と、 を備えてなることを特徴とするプラズマ処理装置。
  3. 【請求項3】 気密構造のチャンバ内に載置台を設け、
    前記チャンバ内に処理ガスを導入してプラズマ化し、そ
    のプラズマにより載置台上の被処理体を処理するプラズ
    マ処理装置において、 前記チャンバの外側に前記載置台に対向して設けられた
    平面状のコイルよりなる高周波アンテナと、 前記チャンバの壁部を構成し、前記高周波アンテナに対
    向して設けられた絶縁体と、 前記高周波アンテナに高周波電力を印加するための高周
    波電源部と、 前記高周波アンテナを冷却するための冷却手段と、 を備えてなることを特徴とするプラズマ処理装置。
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