JPH04274037A - 光情報記録媒体の基板作成方法 - Google Patents

光情報記録媒体の基板作成方法

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JPH04274037A
JPH04274037A JP5600591A JP5600591A JPH04274037A JP H04274037 A JPH04274037 A JP H04274037A JP 5600591 A JP5600591 A JP 5600591A JP 5600591 A JP5600591 A JP 5600591A JP H04274037 A JPH04274037 A JP H04274037A
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JP
Japan
Prior art keywords
substrate
pits
grooves
photoresist
recording area
Prior art date
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Pending
Application number
JP5600591A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhide Fujiwara
康秀 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
【0001】本発明は、光情報記録媒体の基板作成方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来における光情報記録媒体の基板作成
方法としては、例えば、特開平2−42652号公報に
開示されているものがある。そこで、今、この種の第一
の従来例を、図2(a)〜(c)に基づいて説明する。 まず、基板1は、その内周側にROM領域2が形成され
、その外周側にRAM領域3が形成されている。ROM
領域2には凹凸をなすピット4が形成されそのピット列
により情報が記録され、また、RAM領域3にはトラッ
キング用のグルーブ5が形成されこの領域で書込み可能
となっている(a)。次に、外周のRAM領域3の表面
に記録層6を形成する(b)。次に、内周のROM領域
2及び外周のRAM領域3の全体に渡って反射層7を積
層する(c)。次に、その反射層7の表面に図示しない
保護層を積層する。これにより、書込み可能なRAM領
域3をもった光情報記録媒体としての図示しない光ディ
スクCDを作成することが可能となる。なお、このよう
な書込みのできるROM付きの光ディスクCDをCDW
Oと呼ぶ。
【0003】次に、その第二の従来例を図3(a)〜(
c)に基づいて説明する。まず、ガラス基板8上にフォ
トレジスト9を塗布する(a)。次に、そのガラス基板
8の内周側のROM領域10に深さ800〜1500Å
のピット11を形成し、外周側のRAM領域12に深さ
1000〜2000Åのグルーブ13を形成する。この
場合、露光装置を用いてピット11とグルーブ13とで
は深さを変えて露光する。すなわち、ピット11は低パ
ワーで露光してそのピット深さをコントロールし、グル
ーブ13はその溝底がガラス面となるように高いレーザ
出力で露光する。このようにして形成されたピット11
とグルーブ13の深さが、ほぼそのまま光ディスクのガ
ラス基板8のピット11とグルーブ13の深さとなる(
b)。次に、露光したフォトレジスト9の塗布されたガ
ラス基板8を現像、ベーキング、導電体付与、電鋳を順
次行うことによりスタンパ14を作成する(c)。次に
、そのスタンパ14を用いて、成形若しくは2P法によ
って深さの異なるピット11とグルーブ13とを図示し
ない基板上に形成する。その後、RAM領域12には図
示しない記録層(色素)を積層し、そらに、そのRAM
領域12とROM領域10との全面に渡り図示しない反
射層(Au)、保護層(UV樹脂)を順次塗布し、これ
によりROM付きのハイブリッドタイプのCDWOを作
成することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
作成方法においては、基板上の全面に渡って均一にフォ
トレジストを塗布し、その表面から露光条件を変えるこ
とによって深さの異なるピットやグルーブを形成してい
る。このため、グルーブの厚さを、例えば、フォトレジ
ストの厚みに設定すると、それよりも浅いピットを形成
するためには、ピットの底面が基板の底面に到達しない
ように露光パワーをコントロールする必要がある。図4
は、フォトレレジスト15を露光パワーを変えて露光し
た場合の現像後の溝断面形状を示すものである。この場
合、曲線cのように、ピット16の溝底がフォトレジス
ト15の下部の基板底面17に到達している時には、多
少の露光パワー変動があってもその溝形状はほとんど変
動しない。しかし、曲線a,bのように、ピット16の
溝底が基板底面17に到達していない時には、露光パワ
ーが少し変動するだけで溝形状すなわち溝深さ、溝幅と
も大きく変動する。従って、溝底が基板底面17に到達
しない曲線a,bのような溝形状をもつピット16に形
成した場合、それらの溝深さや溝幅が大きくバラツキ、
これにより再生を行った時の情報信号振幅の変動が問題
となる。しかも、この場合、溝底が基板底面まで到達し
ていないピット16は、底面まで到達しているピット1
6の場合に比べてその形状がダレてしまうため、信号の
ジッタが大きくなり、これにより正確に情報を再生する
ことができないという問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明では
、基板上にフォトレジストを予めピットの形成される第
一記録領域と再生案内用のグルーブの形成される記録可
能な第二記録領域とに対応して異なる膜厚にして形成し
、これら各領域により異なる膜厚とされた前記フォトレ
ジストの表面にレーザ光を露光し前記ピット及び前記グ
ルーブをこれらの各底面が前記基板の表面に到達するよ
うに形成し、このようにして形成された前記ピット及び
前記グルーブを有する前記基板の表面に導体を付与して
電鋳を行いこれによりスタンパを作成し、このスタンパ
の表面に形成された凹凸を透明樹脂上に転写することに
より前記ピットを有する前記第一記録領域と前記グルー
ブを有する前記第二記録領域との膜厚が異なる基板を作
成するようにした。
【0006】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明において、透明樹脂上のグルーブを有する記録可能
な第二記録領域の表面に記録層を形成し、この記録層及
び第一記録領域の表面に反射層、保護層を順次積層した
【0007】
【作用】請求項1記載の発明においては、ピットの形成
される第一記録領域のフォトレジストの膜厚とグルーブ
の形成される第二記録領域のフォトレジストの膜厚とを
予め異ならせておくことによって、深さの異なるピット
とグルーブを作成する場合には、露光により単にピット
及びグルーブの底面を基板底面に到達させるだけでよい
ため、従来のように露光パワーのコントロールが不要と
なり、これによりピット、グルーブの深さや幅のバラツ
キの少ない品質の優れた基板を作成することができる。
【0008】請求項2記載の発明においては、請求項1
記載の発明により得られたバラツキの少ない基板を用い
てROM領域をもつCDWOタイプの基板を形成できる
ため、ROM領域の信号振幅のバラツキやジッタの少な
い信頼性の高い光情報記録媒体を作成することが可能と
なる。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例を図1に基づいて説明する
。以下、光情報記録媒体の基板作成方法を図1(a)〜
(e)に基づいて順次述べる。基板としてのガラス基板
18上に第1層目のフォトレジスト19を全面に渡って
塗布する。さらに、そのフォトレジスト19の上部の外
周部のみに渡って第2層目のフォトレジスト20を塗布
する。フォトレジスト19のみが形成された内周部は第
一記録領域としてのROM領域21とされ、そのフォト
レジスト19の膜厚はピット深さ(後述する)とされて
いる。また、フォトレジスト19及びフォトレジスト2
0が形成された外周部は第二記録領域としてのRAM領
域22とされ、それら2つのフォトレジスト19,20
を重ね合わせた膜厚はグルーブ深さ(後述する)とされ
ている(a)。
【0010】この場合、フォトレジスト19とフォトレ
ジスト20とを同種類の材料により形成する場合には、
第1層目のフォトレジスト19は第2層目のフォトレジ
スト20を塗布する時、その第2層目の溶剤で溶かされ
てしまうため、フォトレジスト20の塗布条件は、第1
層目の膜厚に関係なく、グルーブ深さが得られるような
塗布条件に設定する必要がある。その例として、約1.
3cpのOFPR−5000を800rpmのスピナー
で塗布することにより、約900Åの第1層目のフォト
レジスト19を形成する。その上に、外周部だけ約2c
pのOFPR−5000を800rpmで塗布すること
により、その外周部に合計膜厚として1800Åのフォ
トレジスト層を形成することができる。また、他の例と
して、フォトレジスト19とフォトレジスト20とを、
異なる種類の材料により形成した場合には、第2層目の
フォトレジスト20を塗布しても、第1層目のフォトレ
ジスト19は溶かされないため、外周部の膜厚は第1層
目と第2層目とを加えたものとなる。
【0011】次に、それらROM領域21及びRAM2
2領域により異なる膜厚とされた前記フォトレジスト1
9,20の表面にレーザ光を露光し、その後、現像を行
う。その露光により、ROM領域21にはピット23が
形成され、RAM領域22にはグルーブ24が形成され
る。この時、ピット23及びグルーブ24は、これらの
各底面がガラス基板18の表面に到達するように形成す
る(b)。
【0012】その後は周知の技術により以下のような処
理を順次行う。すなわち、このようにして形成されたピ
ット23及びグルーブ24を有するガラス基板18の表
面に導体を付与して電鋳を行い、これによりスタンパ2
5を作成する(c)。次に、そのスタンパ25の表面に
形成された凹凸を透明樹脂26上に転写する。これによ
り、その透明樹脂26上において、ピット23を有する
ROM領域21とグルーブ24を有するRAM領域22
とでは膜厚が微小に異なったいわゆる段差部Aが形成さ
れたものとなる(d)。この段差部Aの差は、通常、0
.1μm以下に設定され、再生の際には全く支障はない
。次に、透明樹脂26上のグルーブ24を有する記録可
能なRAM領域22の表面に記録層27を形成し、さら
に、その記録層27及びROM領域21の全面に渡って
反射層28、図示しない保護層を順次積層する(e)。
【0013】上述したように、深さの異なるピット23
とグルーブ24を作成する場合、ピット23の形成され
るROM領域21のフォトレジスト19の膜厚とグルー
ブ24の形成されるRAM領域24のフォトレジスト2
0の膜厚とを予め異ならせておき、露光により、ピット
23及びグルーブ24の各底面をガラス基板18の底面
に到達させるだけでよいため、従来のように露光パワー
の微妙なコントロールが不要となり、しかも、ピット2
3、グルーブ24の深さや幅のバラツキの少ない品質の
優れた基板を作成することが可能となる。また、そのよ
うにして得られたバラツキの少ない基板を用いて、RO
M領域21を備えたCDWOタイプの基板を作成するこ
とができるため、ROM領域21の信号振幅のバラツキ
やジッタの少ない信頼性の高い光情報記録媒体を作成す
ることが可能となる。
【0014】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、基板上にフォト
レジストを予めピットの形成される第一記録領域と再生
案内用のグルーブの形成される記録可能な第二記録領域
とに対応して異なる膜厚にして形成し、これら各領域に
より異なる膜厚とされたフォトレジストの表面にレーザ
光を露光しピット及びグルーブをこれらの各底面が基板
の表面に到達するように形成し、このようにして形成さ
れたピット及びグルーブを有する基板の表面に導体を付
与して電鋳を行いこれによりスタンパを作成し、このス
タンパの表面に形成された凹凸を透明樹脂上に転写する
ことによりピットを有する第一記録領域とグルーブを有
する第二記録領域との膜厚が異なる基板を作成するよう
にしたので、深さの異なるピットとグルーブを作成する
場合には、ピットの形成される第一記録領域のフォトレ
ジストの膜厚とグルーブの形成される第二記録領域のフ
ォトレジストの膜厚とを予め異ならせておくことによっ
て、露光により単にピット及びグルーブの底面を基板底
面に到達させるだけでよいため、従来のように露光パワ
ーのコントロールが不要となり、これによりピット、グ
ルーブの深さや幅のバラツキの少ない品質の優れた基板
を作成することができるものである。
【0015】請求項2記載の発明は、透明樹脂上のグル
ーブを有する記録可能な第二記録領域の表面に記録層を
形成し、この記録層及び第一記録領域の表面に反射層、
保護層を順次積層したので、請求項1記載の発明により
得られたバラツキの少ない基板を用いてROM領域をも
つCDWOタイプの基板を形成できるため、ROM領域
の信号振幅のバラツキやジッタの少ない信頼性の高い光
情報記録媒体を作成することが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す工程図である。
【図2】第一の従来例を示す工程図である。
【図3】第二の従来例を示す工程図である。
【図4】従来におけるピット形成の際の問題点を示す側
面図である。
【符号の説明】
18          基板 19,20    フォトレジスト 21          第一記録領域22     
     第二記録領域23          ピッ
ト 24          グルーブ 25          スタンパ 26          透明樹脂 27          記録層 28          反射層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  基板上にフォトレジストを予めピット
    の形成される第一記録領域と再生案内用のグルーブの形
    成される記録可能な第二記録領域とに対応して異なる膜
    厚にして形成し、これら各領域により異なる膜厚とされ
    た前記フォトレジストの表面にレーザ光を露光し前記ピ
    ット及び前記グルーブをこれらの各底面が前記基板の表
    面に到達するように形成し、このようにして形成された
    前記ピット及び前記グルーブを有する前記基板の表面に
    導体を付与して電鋳を行いこれによりスタンパを作成し
    、このスタンパの表面に形成された凹凸を透明樹脂上に
    転写することにより前記ピットを有する前記第一記録領
    域と前記グルーブを有する前記第二記録領域との膜厚が
    異なる基板を作成するようにしたことを特徴とする光情
    報記録媒体の基板作成方法。
  2. 【請求項2】  透明樹脂上のグルーブを有する記録可
    能な第二記録領域の表面に記録層を形成し、この記録層
    及び第一記録領域の表面に反射層、保護層を順次積層し
    たことを特徴とする請求項1記載の光情報記録媒体の基
    板作成方法。
JP5600591A 1991-02-27 1991-02-27 光情報記録媒体の基板作成方法 Pending JPH04274037A (ja)

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