JPH04273618A - Pll回路 - Google Patents

Pll回路

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JPH04273618A
JPH04273618A JP3034241A JP3424191A JPH04273618A JP H04273618 A JPH04273618 A JP H04273618A JP 3034241 A JP3034241 A JP 3034241A JP 3424191 A JP3424191 A JP 3424191A JP H04273618 A JPH04273618 A JP H04273618A
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JP
Japan
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phase difference
output
difference detection
pulse signal
circuit
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Withdrawn
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JP3034241A
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Inventor
Takemi Endo
遠藤 竹美
Sadao Ifukuro
貞雄 衣袋
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、基準信号に同期した
発振信号を得るフェーズロックドループ回路(以下、P
LL回路という)に関する。
【0002】近年、多重変換装置を用いて複数の入力デ
ータを多重して伝送する通信装置においては、多重変換
装置として同期系多重変換装置を用いることが多い。
【0003】ここで、同期系多重変換装置とは、クロッ
ク供給装置(以下、DCSという)から供給されるクロ
ックに同期して多重用のクロックを生成する多重変換装
置である。
【0004】このような同期系多重変換装置においては
、複数のPLL回路を多段接続することにより、DCS
から供給される例えば64KHzのクロックを、620
MHzや2.4GHzといった高い周波数を有する多重
用クロックに変換している。
【0005】同期系多重変換装置に用いられるPLL回
路は、この装置に必要な特性との関係から、次のような
特性を要求される。 (1)  入出力位相差変動がある一定の許容範囲内(
例えば、100nsec以下)にあること。 (2)  出力ジッタがある一定の許容範囲内(例えば
、多重用クロックの0.01UIP−P 以下)にある
こと。
【0006】ここで、入出力位相差変動とは、例えば、
日単位といった比較的長い時間単位の位相差変動である
【0007】これに対し、出力ジッタとは、例えば、ミ
リ秒単位といった短い時間単位の位相差変動である。
【0008】
【従来の技術】図12は、同期系多重変換装置で用いら
れる従来のPLL回路の構成を示すブロック図である。
【0009】図示のPLL回路は、進遅検出回路11と
位相差検出回路12を用いて、電圧制御発振回路(以下
、VCOという)16の発振周波数を制御するようにな
っている。
【0010】ここで、進遅判定回路11とは、VCO1
6の発振出力S2の位相が基準信号S1の位相より進ん
でいるか否かを検出する回路である。
【0011】これに対し、位相差検出回路12とは、発
振出力S2と基準信号S1との位相差を検出する回路で
ある。
【0012】進遅検出回路11の検出出力S4と位相差
検出回路12の検出出力S6は、それぞれローパスフィ
ルタ(以下、「LPF」という)13,14により直流
信号S7,S8に変換された後、加算回路15で加算さ
れる。
【0013】この加算出力は、VCO16に制御電圧S
9として供給される。これにより、発振出力S2の位相
が基準信号S1に同期させられる。
【0014】図13、図14は、図12の動作を示すタ
イミングチャートである。
【0015】ここで、図13は、発振出力S2(分周出
力S3)の位相が基準信号S1の位相より進んでいる場
合を示し、図14は、逆に、遅れている場合を示す。
【0016】上記進遅検出回路11は、Dフリップフロ
ップ回路111により構成され、基準信号S1(図13
(b)参照)の立上がりタイミングで、分周回路17の
分周出力S3(図13(a)参照)を取り込む。
【0017】これにより、分周出力S3の位相が基準信
号S1の位相より進んでいる場合は、図13(d)に示
すように、進遅検出回路11の検出出力S4は、ハイレ
ベル「H」となる。
【0018】一方、分周出力S3の位相が基準信号S1
の位相より遅れている場合は、図14(d)に示すよう
に、進遅検出回路11の検出出力S4は、ローレベル「
L」となる。
【0019】なお、上記分周回路17は、発振出力S2
を分周して基準信号S1と同じ周波数を有する信号を得
る回路である。
【0020】上記位相差検出回路12は、チョッパ回路
121とDフリップフロップ回路122とにより構成さ
れる。
【0021】ここで、Dフリップフロップ回路122は
、分周出力S3の立上がりタイミングで、その反転出力
端子Cの出力信号を取り込み、チョッパ回路121から
出力されるパルス信号S5の立下がりタイミングでリセ
ットされる。
【0022】このパルス信号S5は、図13(c)に示
すように、基準信号S1に立下がりタイミングに同期し
て出力される。
【0023】したがって、位相差検出回路12から出力
されるパルス信号S6は、図13(e),図14(e)
に示すように、分周出力S3と基準信号S1との位相差
PDに応じたパルス幅を有するパルス信号となる。
【0024】以上から、進遅検出回路11の進遅検出特
性としては、図15に示すように、位相差PDが零の点
(中心点)を境に電圧が階段的に変化するような特性と
なる。
【0025】これに対し、位相差検出回路12の位相差
検出特性としては、図16に示すように、−πからπの
範囲で電圧が除々に変化するような特性となる。
【0026】なお、この位相差検出特性の利得は、実際
は、図16に示すものよりかなり小さいものであるが、
図16には、便宜上、大きく示している。
【0027】この2つの特性が加算回路15によって合
成されることにより、図17に示すように、中心点でオ
フセットを持つような位相差検出特性が得られる。
【0028】このような位相差検出特性によりVCO3
4の発振周波数を制御する構成によれば、発振出力S2
の位相を中心点に引き込むことができる。
【0029】この後、発振出力S2の位相が何らかの原
因で中心点からずれようとすると、中心点から少しずれ
た点で、VCO34にステップ状の制御電圧S9がかか
るので、入出力位相差変動をその許容範囲CPD内に抑
えることができる。
【0030】しかし、このように中心点から少しずれる
と直ぐに大きな制御電圧S9がかかる構成では、位相が
中心点で安定することができず、図17の点P1と点P
2の間で変化してしまう。
【0031】これにより、出力ジッタがその許容範囲か
ら外れてしまう。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来のPLL回路においては、中心点でオフセットを有す
るような位相差検出特性に基づいて、発振出力の位相を
制御するようになっていた。
【0033】このため、従来のPLL回路では、入出力
位相差変動をその許容範囲内に抑えることはできるもの
の、出力ジッタをその許容範囲内に抑えることができな
いという問題があった。
【0034】そこで、この発明は、入出力位相差変動を
その許容範囲内に抑えることができることは勿論、出力
ジッタもその許容範囲内に抑えることができるPLL回
路を提供することを目的する。
【0035】
【課題を解決するための手段】図1は、この発明の原理
構成を示すブロック図である。
【0036】図において、21は、制御電圧に基づいて
発振周波数が制御される電圧制御発振手段である。
【0037】22は、電圧制御発振手段21の発振出力
と基準信号との位相差を検出し、この検出出力に基づい
て前記制御電圧を生成する制御電圧生成手段である。
【0038】この制御電圧生成手段22は、前記位相差
の許容範囲内では、大きな利得を有し、許容範囲外では
、小さな利得を有するような位相差検出特性を有する。
【0039】
【作用】上記構成によれば、電圧制御発振手段21の発
振周波数の位相を入出力位相差変動の許容範囲内に引き
込んだ後も、電圧制御発振手段21には、大きな制御電
圧がかかるので、発振出力の位相が何らかの原因で引込
み点からずれようとして、このずれを抑制することがで
きる。
【0040】これにより、入出力位相差変動をその許容
範囲内に抑えることができる。
【0041】位相差比較特性は、入出力位相差変動の許
容範囲内でも、一定の利得を有するので、ジッタ発生要
因を持たない。
【0042】これにより、出力ジッタをその許容範囲内
に抑えることができる。
【0043】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの発明の実施例
を詳細に説明する。
【0044】図2は、この発明の第1の実施例の構成を
示すブロック図である。
【0045】まず、図2の全体的な構成を説明する。
【0046】図において、31は、基準信号S11が供
給される入力端子である。
【0047】この入力端子31に供給された基準信号S
11は、第1,第2の位相差検出回路32,33に供給
される。
【0048】34は、制御電圧S22により発振周波数
が制御されるVCOである。
【0049】このVCOの発振出力S12は、出力端子
35に供給されるとともに、分周回路36に供給される
【0050】この分周回路36は、発振出力S12を分
周することにより、基準信号S11と同じ周波数を有す
る分周出力S13を得る。
【0051】この分周出力S13は、上記第1,第2の
位相差検出回路32,33に供給される。
【0052】第1の位相差検出回路32は、基準信号S
11と分周出力S13との位相差PDを検出し、この位
相差PDに応じたパルス振幅Aを有するパルス信号S1
8を出力する。
【0053】第2の位相差検出回路33は、上記位相差
PDを検出し、位相差PDに応じたパルス幅W1を有す
るパルス信号S20を出力する。
【0054】第1の位相差検出回路32から出力される
パルス信号S18は、加算回路37に供給される。
【0055】第2の位相差検出回路33から出力される
パルス信号S20は、LPF38で直流信号S21に変
換された後、加算回路37に供給される。
【0056】加算回路37は、両入力信号を加算し、L
PF39に供給する。
【0057】LPF39は、入力信号を直流信号化し、
VCO34の制御電圧S22を得る。
【0058】次に、第1,第2の位相差検出回路32,
33の具体的構成について、図3を参照しながら説明す
る。
【0059】ここで、図3は、図2の各部の信号を示す
タイミングチャートで、分周出力S13の位相が基準信
号S11の位相より進んでいる場合を示す。
【0060】第1の位相差検出回路32は、チョッパ回
路321、Dフリップフロップ回路322、積分回路3
23、チョッパ回路324、リミッタ325により構成
されている。
【0061】ここで、チョッパ回路321とDフリップ
フロップ回路322は、分周出力SS13と基準信号S
11との位相差PDに応じたパルス幅W2を有するパル
ス信号S15を出力する機能を有する。
【0062】積分回路323とチョッパ回路324は、
パルス信号S15を、位相差PDに応じたパルス振幅A
を有するパルス信号S17に変換する機能を有する。
【0063】リミッタ325は、パルス信号S17のパ
ルス振幅Aを、入出力位相差変動の許容範囲CPDに応
じた振幅レベルLで制限する機能を有する。
【0064】これにより、許容範囲CPD内では、位相
差PDに応じたパルス振幅Aを有し、許容範囲CPD外
では、Lに固定されたパルス振幅Aを有するパルス信号
S18が得られる。
【0065】上述したような機能を得るための構成を具
体的に説明すると、まずチョッパ回路321は、図3(
d)に示す如く、基準信号S11(図3(b)参照)の
立上がりタイミングに同期した負極性のパルス信号S1
4を出力する。
【0066】このパルス信号S14は、Dフリップフロ
ップ回路322のリセット端子Rに供給される。
【0067】Dフリップフロップ回路322のデータ入
力端子Dには、その反転出力端子Cの出力信号が供給さ
れ、クロック入力端子CKには、図3(a)に示す分周
出力S13が供給される。
【0068】これにより、Dフリップフロップ回路32
2は、パルス信号S14の立下がりタイミングでリセッ
トされ、分周出力S13の立上がりタイミングで、デー
タ入力を取り込む。
【0069】その結果、このDフリップフロップ回路3
22の通常出力端子Nには、図3(f)に示すように、
分周出力S13の立上がりタイミングでハイレベル「H
」となり、パルス信号S14の立下がりタイミングでロ
ーレベル「L」となるパルス信号S15が得られる。
【0070】このパルス信号S15は、積分回路323
で積分される。
【0071】この積分回路323の積分電圧は、チョッ
パ回路324から出力されるパルス信号S16により放
電される。
【0072】このパルス信号S16は、図3(e)に示
すように、分周出力S13に同期して、この分周出力S
13の立上がりタイミングよりTだけ早いタイミングで
出力される正極性のパルス信号となっている。
【0073】このパルス信号S16の立上がりタイミン
グで、上記積分電圧の放電が開始される。
【0074】したがって、パルス信号S15は、位相差
PDに応じたパルス振幅Aを有するパルス信号S17(
図3(h)参照)に変換される。
【0075】なお、Tは、積分電荷を完全に放電するの
に必要な時間に設定されている。
【0076】パルス信号S17は、リミッタ325によ
り振幅制限される。
【0077】この場合の振幅制限レベルLは、入出力位
相差変動の許容範囲CPDに基づいて設定されている。
【0078】これにより、リミッタ325から出力され
るパルス信号S18のパルス振幅Aは、位相差PDが許
容範囲CPD内であれば、その位相差PDに応じて決ま
る。
【0079】これに対し、位相差PDが許容範囲CPD
外であれば、Lに固定される。
【0080】上記第2の位相差検出回路33は、チョッ
パ回路331とDフリップフロップ回路332により構
成されている。
【0081】ここで、チョッパ回路331とDフリップ
フロップ回路332は、第1の位相差検出回路32のチ
ョッパ回路321とDフリップフロップ回路322と同
様に、位相差PDに応じたパルス幅W1を有するパルス
信号S20を出力する機能を有する。
【0082】但し、チョッパ回路321から出力される
パルス信号S14が、図3(d)に示すように、基準信
号S11の立上がりタイミングに同期して出力されるの
に対し、チョッパ回路331から出力されるパルス信号
S19は、図3(c)に示すように、基準信号S11の
立下がりタイミングに同期して出力される。
【0083】上記構成において、動作を説明する。
【0084】第1の位相差検出回路32のDフリップフ
ロップ回路322から出力されるパルス信号S15のパ
ルス幅W2は、分周出力S13と基準信号11との位相
差PDが大きくなるに従って大きくなる。
【0085】この様子を図4に示す。ここで、図4は、
基準信号S11に対する分周出力S13の位相が、図3
の場合よりも進んでいる場合を示す。
【0086】これにより、積分回路323から出力され
るパルス信号S17のパルス振幅Aも、位相差PDが大
きくなるに従って大きくなる(図3(h)と図4(h)
参照)。
【0087】位相差PDが許容範囲CPDを越えると、
パルス信号S17は、リミッタ325により振幅制限さ
れる。
【0088】これにより、図5に示すように、許容範囲
CPD内では、位相差PDに応じてパルス振幅Aが除々
に変化し、許容範囲CPD外では、パルス振幅Aが振幅
制限レベルLに固定されるパルス信号S18が得られる
【0089】これにより、第1の位相差検出回路32の
位相差検出特性は、図6に示すように、許容範囲CPD
内では、一定の利得(傾き)を有し、許容範囲CPD外
では、利得が零(傾きが零)となるような特性となる。
【0090】第2の位相差検出回路33のDフリップフ
ロップ回路332から出力されるパルス信号S20のパ
ルス幅W1も、第1の位相差検出回路Dフリップフロッ
プ回路322から出力されるパルス信号S15と同様、
位相差PDが大きくなるに従って大きくなる(図3(g
)と図4(g)参照)。
【0091】これにより、第2の位相差検出回路33の
位相差検出特性は、図7に示すように、−πからπに渡
って一定の利得を有する特性となる。
【0092】なお、この位相差検出特性の利得は、実際
は、図7に示すものよりかなり小さいものであるが、図
7には、便宜上、大きく示している。
【0093】以上から、第1,第2の位相差検出回路3
2,33の位相差検出特性を加算回路37で合成するこ
とにより得られる位相差検出特性は、図8に示すように
、許容範囲CPD内では、利得が大きく、許容範囲CP
D外では、利得が小さくなるような特性となる。
【0094】このように、2段構成の位相差検出特性に
より、VCO34の発振周波数を制御する構成によれば
、発振出力S22の位相を入出力変動の許容範囲CPD
内に引き込むことができる。
【0095】この後、発振出力S22の位相が何らかの
原因で引込み点からずれようとしても、VCO34には
、大きな制御電圧S22がかかっているので、そのずれ
が抑制される。
【0096】これにより、入出力位相差変動をその許容
範囲CPD内に抑えることができる。
【0097】また、位相差検出特性が入出力位相差変動
の許容範囲CPD内でも一定の利得を有するので、ジッ
タ発生要因がない。
【0098】これにより、出力ジッタをその許容範囲内
に抑えることができる。
【0099】以上詳述したようにこの実施例によれば、
入出力位相差変動の許容範囲CPD内では、大きな利得
を有し、許容範囲CPD外では、小さな利得を有するよ
うな位相差検出特性によりVCO34の発振周波数を制
御するようにしたので、入出力位相差変動をその許容範
囲CPD内に抑えることができることは勿論、出力ジッ
タもその許容範囲内に抑えることができる。
【0100】また、この実施例によれば、第1の位相差
検出回路32の設計が容易となる。
【0101】これは、第1の位相比較回路32がその目
的に合わせた構成を有するからである。
【0102】すなわち、第1の位相差検出回路32は、
PLL回路の位相引込みがほぼ終了し、発振出力S12
の位相が位相差PDの許容範囲CPD内に入った時に位
相誤差を少なくするように、位相差PDに対する比較利
得を大きくした構成を有するからである。
【0103】また、この実施例によれば、第2の位相差
検出回路33の設計が容易となる。
【0104】これは、第2の位相差検出回路33がその
目的に合わせた構成を有するからである。
【0105】すなわち、第2の位相差検出回路33は、
PLL回路の位相引込み開始時に、発振出力S12と基
準信号S11との位相関係がいかなる位相関係にあって
も、利得があるように、位相差PDに対する比較利得を
小さくした構成を有するからである。
【0106】図9は、この発明の第2の実施例の構成を
示すブロック図である。
【0107】先の実施例では、位相差PDが入出力位相
差変動の許容範囲CPDを越えると、リミッタ325に
より、パルス信号S18のパルス振幅AをLに制限する
場合を説明した。
【0108】これに対し、この実施例は、サンプル・ホ
ールド回路326とチョッパ回路327により、パルス
信号S18のパルス振幅AをLに制限するようにしたも
のである。
【0109】すなわち、サンプル・ホールド回路326
は、チョッパ回路327から出力されるパルス信号S2
3の立上がりタイミングで、積分回路323から出力さ
れるパルス信号S17をサンプリングし、このサンプリ
ングデータを保持する。
【0110】パルス信号S23は、図10(i)に示す
ように、分周出力S13の立上がりタイミング(積分回
路323の積分開始タイミング)からCPDだけ遅れて
立ち上がるようなパルス信号である。
【0111】このパルス信号S23の立上がりタイミン
グによって積分回路323から出力されるパルス信号S
17が、サンプル・ホールド回路326によりサンプリ
ングされる。
【0112】これにより、パルス信号S18のパルス振
幅Aは、位相差PDが許容範囲CPDを越える場合であ
っても、Lに制限される。
【0113】したがって、このサンプリングホールド処
理によっても、リミッタ325による振幅制限処理と同
じ機能を得ることができる。
【0114】なお、サンプル・ホールド回路326の保
持データは、チョッパ回路324から出力される放電用
のパルス信号S16によりリセットされる。
【0115】このような構成においても、先の実施例と
同様の効果を得ることができることは勿論である。
【0116】以上この発明の2つの実施例を説明したが
、この発明は、このような実施例に限定されるものでは
ない。
【0117】例えば、先の実施例では、信号S18,S
21をそれぞれ独立に生成する場合を説明した。
【0118】しかし、この発明では、信号S21を信号
S18から生成するようにしてもよい。
【0119】例えば、第1の位相差検出回路32を削除
し、第2の位相差検出回路33とLPF38との間に非
線形利得回路を入れ、この非線形利得回路の出力を信号
S18とし、この信号S18をLPF38に通すことに
より、信号S21を得るようにしてもよい。
【0120】また、先の実施例では、直流信号化用のL
PFを、第2の位相差検出回路33の出力段と加算回路
37の出力段に設ける場合を説明した。
【0121】しかし、この発明は、例えば、加算回路3
7の出力段に設けられたLPF39を削除し、これを第
1の位相差検出回路32の出力段に設けるようにしても
よい。
【0122】このほかにも、この発明は、その要旨を逸
脱しない範囲で種々様々変形実施可能なことは勿論であ
る。
【0123】
【発明の効果】以上詳述したこの発明によれば、入出力
位相差変動をその許容範囲内に抑えることができること
は勿論、出力ジッタもその許容範囲内に抑えることがで
きるPLL回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るPLL回路の原理構成を示すブロ
ック図である。
【図2】本発明の第1の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図3】図2の動作を説明するためのタイミングチャー
トである。
【図4】図2の動作を説明するためのタイミングチャー
トである。
【図5】図2のリミッタの振幅制限動作を説明するため
の信号波形図である。
【図6】図2の第1の位相差検出回路の位相差検出特性
を示す特性図である。
【図7】図2の第2の位相差検出回路の位相差検出特性
を示す特性図である。
【図8】図2の第1,第2の位相差検出回路の合成位相
差検出特性を示す特性図である。
【図9】本発明の第2の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図10】図9の動作を説明するためのタイミングチャ
ートである。
【図11】図9のサンプル・ホールド回路のサンプリン
グホールド動作を説明するための信号波形図である。
【図12】従来のPLL回路の構成を示すブロック図で
ある。
【図13】図12の動作を説明するためのタイミングチ
ャートである。
【図14】図12の動作を説明するためのタイミングチ
ャートである。
【図15】図12の進遅検出回路の進遅検出特性を示す
特性図である。
【図16】図12の位相差検出回路の位相差検出特性を
示す特性図である。
【図17】図12の進遅検出回路と位相差検出回路の合
成位相差検出特性を示す特性図である。
【符号の説明】
21                       
       電圧制御発振手段22        
                      制御電
圧生成手段31                  
            入力端子32       
                       第1
の位相差検出回路 33                       
       第2の位相差検出回路 34                       
       VC035             
                 出力端子36  
                         
   分周回路37                
              加算回路38,39  
                      LPF
321,331  324  327    チョッパ
回路322,332                
    Dフリップフロップ回路 323                      
      積分回路325            
                リミッタ326  
                         
 サンプル・ホールド回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  制御電圧に基づいて発振周波数が制御
    される電圧制御発振手段(21)と、この電圧制御発振
    手段(21)の発振出力と基準信号との位相差を検出し
    、この検出出力に基づいて前記制御電圧を生成するもの
    であって、入出力位相差変動の許容範囲内では、大きな
    利得を有し、この許容範囲外では、小さな利得を有する
    ような位相差検出特性を有する制御電圧生成手段(22
    )とを具備したことを特徴とするPLL回路。
  2. 【請求項2】  前記制御電圧生成手段(22)は、前
    記発振出力と前記基準信号との位相差を検出するもので
    あって、前記許容範囲内では、一定の利得を有し、前記
    許容範囲外では、零の利得を有するような位相差検出特
    性を有する第1の位相差検出手段(32)と、前記発振
    出力と前記基準信号との位相差を検出するものであって
    、前記位相差の変化範囲全体に渡って一定の利得を有す
    るような位相差検出特性を有する第2の位相差検出手段
    (33)と、前記第1,第2の位相差検出手段(32)
    ,(33) の検出出力を合成し、この合成出力に基づ
    いて前記制御電圧を生成する合成手段(37,38,3
    9)とを具備したことを特徴とする請求項1記載のPL
    L回路。
  3. 【請求項3】  前記第1の位相差検出手段(32)は
    、前記許容範囲内では、前記位相差に応じたパルス振幅
    を有し、前記許容範囲外では、一定のパルス振幅を有す
    るようなパルス信号を出力するように構成され、前記第
    2の位相差検出手段(33)は、前記位相差に応じたパ
    ルス幅を有するパルス信号を出力するように構成されて
    いることを特徴とする請求項2記載のPLL回路。
  4. 【請求項4】  前記第1の位相差検出手段(32)は
    、前記位相差に応じたパルス幅を有するパルス信号を出
    力するパルス信号出力手段(321,322) と、こ
    のパルス信号出力手段(321,322) から出力さ
    れるパルス信号を前記発振出力に同期して積分する積分
    手段(323,324) と、前記位相差が前記許容範
    囲を越えると、前記積分手段(323,324)の積分
    出力を一定振幅に制限する振幅制限手段(325) と
    を具備するように構成されていることを特徴とする請求
    項3記載のPLL回路。
  5. 【請求項5】  前記第1の位相差検出手段(32)は
    、前記位相差に応じたパルス幅を有するパルス信号を出
    力するパルス信号出力手段(321,322)と、この
    パルス信号出力手段(321,322)の出力パルスを
    前記発振出力に同期して積分する積分手段(323,3
    24)と、この積分手段(323,324)が積分を開
    始するたびに、この開始時点から前記許容範囲に対応す
    る時間が経過した時点で、前記積分手段の積分出力(3
    23,324)をサンプリングして保持するサンプル・
    ホールド手段(324,326,327)とを具備する
    ように構成されていることを特徴とする請求項3記載の
    PLL回路。
  6. 【請求項6】  前記合成手段(37,38,39)は
    、前記第2の位相差検出手段(33)の検出出力を直流
    信号化する第1の直流化手段(38)と、この第1の直
    流化手段(38)の直流信号化出力と前記第1の位相差
    検出手段の検出出力とを加算する加算手段(37)と、
    この加算手段(37)の加算出力を直流信号化する第2
    の直流化手段(39)とを具備するように構成されてい
    ることを特徴とする請求項2記載のPLL回路。
JP3034241A 1991-02-28 1991-02-28 Pll回路 Withdrawn JPH04273618A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6940323B2 (en) 2002-09-27 2005-09-06 Oki Electric Industry Co., Ltd. Phase locked loop circuit with an unlock detection circuit and a switch
US8547148B2 (en) 2010-03-29 2013-10-01 Hitachi, Ltd. Semiconductor device with dynamically calibrated oscillator

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US6940323B2 (en) 2002-09-27 2005-09-06 Oki Electric Industry Co., Ltd. Phase locked loop circuit with an unlock detection circuit and a switch
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