JP2571137B2 - フレーム単位処理系用pll - Google Patents
フレーム単位処理系用pllInfo
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- JP2571137B2 JP2571137B2 JP1305100A JP30510089A JP2571137B2 JP 2571137 B2 JP2571137 B2 JP 2571137B2 JP 1305100 A JP1305100 A JP 1305100A JP 30510089 A JP30510089 A JP 30510089A JP 2571137 B2 JP2571137 B2 JP 2571137B2
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- clock
- pulse
- frame
- circuit
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- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、MUSE(Multiple Sub−Nyquist Sampling E
ncoding)受信機の音声回路などに用いられるものであ
って、フレーム単位で処理を行なう処理系に用いられる
PLL(Phase−Locked Loop)の改良に関するものであ
る。
ncoding)受信機の音声回路などに用いられるものであ
って、フレーム単位で処理を行なう処理系に用いられる
PLL(Phase−Locked Loop)の改良に関するものであ
る。
[従来の技術] MUSE方式の音声データ処理では、放送系として送られ
てくる1.35MHzを基調としたフレームデータ(フレーム
周波数:1kHz)を、受信機内で32kHzまたは48kHzを基調
としたフレームデータ(フレーム周波数:1kHz)に変換
する必要があり、フレーム周波数(1kHz)ベースのクロ
ック間の同期関係を保つ必要がある。このため、従来の
この種のPLLは、第3図に示すように、分周回路1で周
波数F1(=1.35MHz)の原基準クロックを1350分周して
フレーム周波数f0と同じ周波数f1(=1kHz)の基準クロ
ックを作り、VCO(電圧制御発振器)2から出力する周
波数F2(=18.432MHz)の原発クロックを分周回路3で1
8432分周してフレーム周波数f0と同じ周波数f2(=1kH
z)の比較クロックを作り、この基準クロック(f1)と
比較クロック(f2)の位相比較を行なう位相比較器4の
出力をチャージポンプ回路5およびLPF(低域通過フィ
ルタ)6を介してVOC2にフィードバックすることによ
り、基準クロック(f1)と比較クロック(f2)の同期状
態を保っていた。
てくる1.35MHzを基調としたフレームデータ(フレーム
周波数:1kHz)を、受信機内で32kHzまたは48kHzを基調
としたフレームデータ(フレーム周波数:1kHz)に変換
する必要があり、フレーム周波数(1kHz)ベースのクロ
ック間の同期関係を保つ必要がある。このため、従来の
この種のPLLは、第3図に示すように、分周回路1で周
波数F1(=1.35MHz)の原基準クロックを1350分周して
フレーム周波数f0と同じ周波数f1(=1kHz)の基準クロ
ックを作り、VCO(電圧制御発振器)2から出力する周
波数F2(=18.432MHz)の原発クロックを分周回路3で1
8432分周してフレーム周波数f0と同じ周波数f2(=1kH
z)の比較クロックを作り、この基準クロック(f1)と
比較クロック(f2)の位相比較を行なう位相比較器4の
出力をチャージポンプ回路5およびLPF(低域通過フィ
ルタ)6を介してVOC2にフィードバックすることによ
り、基準クロック(f1)と比較クロック(f2)の同期状
態を保っていた。
「発明が解決しようとする課題」 しかしながら、第3図に示す従来のPLLでは、通常、
位相比較器4は、第4図に示すように、フレーム間隔T
(=1/f0:1msec)の基準クロック(f1)の立上り時であ
るt1、t2、t3、…時に位相比較を行ない、その結果を次
段のチャージポンプ回路5へ出力する。このとき、t1時
から位相差T1経過したt12時に比較クロック(f2)を検
出して位相差T1に比較結果をチャージポンプ回路5へ出
力した後は、つぎの比較ポイントであるt2時まで何も行
なわない。このため、比較クロック(f2)の周波数が低
い場合(位相比較ポイント間が長いとき)には、制御不
能な時間帯の影響がジッタ成分として出力に現われてし
まうという問題点があった。このような問題点を解決す
るために、フレーム周波数f0より高く、かつ互いに公倍
関係にある周波数の基準クロックと比較クロックとを、
位相比較器4で位相比較することも考えられるが、フレ
ーム間の位相関係が保証されないという問題点があっ
た。
位相比較器4は、第4図に示すように、フレーム間隔T
(=1/f0:1msec)の基準クロック(f1)の立上り時であ
るt1、t2、t3、…時に位相比較を行ない、その結果を次
段のチャージポンプ回路5へ出力する。このとき、t1時
から位相差T1経過したt12時に比較クロック(f2)を検
出して位相差T1に比較結果をチャージポンプ回路5へ出
力した後は、つぎの比較ポイントであるt2時まで何も行
なわない。このため、比較クロック(f2)の周波数が低
い場合(位相比較ポイント間が長いとき)には、制御不
能な時間帯の影響がジッタ成分として出力に現われてし
まうという問題点があった。このような問題点を解決す
るために、フレーム周波数f0より高く、かつ互いに公倍
関係にある周波数の基準クロックと比較クロックとを、
位相比較器4で位相比較することも考えられるが、フレ
ーム間の位相関係が保証されないという問題点があっ
た。
本発明は上述の点に鑑みなされたもので、フレーム間
の位相関係を保証しつつ出力側に現れるジッタ成分を軽
減させることのできるフレーム単位処理系用PLLを提供
することを目的とするものである。
の位相関係を保証しつつ出力側に現れるジッタ成分を軽
減させることのできるフレーム単位処理系用PLLを提供
することを目的とするものである。
「課題を解決するための手段」 本発明によるフレーム単位処理系用PLLは、原基準ク
ロックF1と電圧制御発振器2からの原発クロックF2とを
位相比較器4で比較し、この比較出力をチャージポンプ
5、ローパスフィルタ6を介して前記電圧制御発振器2
に帰還するようにしたPLLにおいて、前記原基準クロッ
クF1をフレーム周波数f0の整数倍の周波数の基準クロッ
クf10に分周する第1分周回路10と、前記原発クロックF
2を基準クロックF10の整数倍または整数分の1の周波数
の比較クロックf20に分周する第2分周回路12と、基準
クロックf10が所定の周期1/f12ずつずれた複数のパルス
を出力する第1アドレス・デコード回路14と、比較クロ
ックf20が所定の周期1/f12ずつずれた複数のパルスを出
力する第2アドレス・デコード回路16と、前記基準クロ
ックf10に基づき1/f12のパルス幅を有し、周期1/f12ず
つずれた複数の窓パルスを出力する窓パルス発生回路18
と、この窓パルス発生回路18の窓パルスに基づき第1ア
ドレス・デコード回路14のパルスを順次位相比較器4の
一方の入力側に出力する基準パルス切換回路20と、前記
窓パルス発生回路18の窓パルスに基づき第2アドレス・
デコード回路16のパルスを順次位相比較器4の他方の入
力側に出力する比較パルス切換回路22とを具備し、前記
f12は、フレーム周波数f0より大きく、かつ、基準クロ
ックf10と比較クロックf20の公約数となる周波数から選
択してなることを特徴とするフレーム単位処理系用PLL
である。
ロックF1と電圧制御発振器2からの原発クロックF2とを
位相比較器4で比較し、この比較出力をチャージポンプ
5、ローパスフィルタ6を介して前記電圧制御発振器2
に帰還するようにしたPLLにおいて、前記原基準クロッ
クF1をフレーム周波数f0の整数倍の周波数の基準クロッ
クf10に分周する第1分周回路10と、前記原発クロックF
2を基準クロックF10の整数倍または整数分の1の周波数
の比較クロックf20に分周する第2分周回路12と、基準
クロックf10が所定の周期1/f12ずつずれた複数のパルス
を出力する第1アドレス・デコード回路14と、比較クロ
ックf20が所定の周期1/f12ずつずれた複数のパルスを出
力する第2アドレス・デコード回路16と、前記基準クロ
ックf10に基づき1/f12のパルス幅を有し、周期1/f12ず
つずれた複数の窓パルスを出力する窓パルス発生回路18
と、この窓パルス発生回路18の窓パルスに基づき第1ア
ドレス・デコード回路14のパルスを順次位相比較器4の
一方の入力側に出力する基準パルス切換回路20と、前記
窓パルス発生回路18の窓パルスに基づき第2アドレス・
デコード回路16のパルスを順次位相比較器4の他方の入
力側に出力する比較パルス切換回路22とを具備し、前記
f12は、フレーム周波数f0より大きく、かつ、基準クロ
ックf10と比較クロックf20の公約数となる周波数から選
択してなることを特徴とするフレーム単位処理系用PLL
である。
「作用」 第1、第2アドレス・デコード回路14、16は、それぞ
れ原基準クロックF1と原発クロックF2に基づいて、フレ
ーム周波数f0を基調とし、位相が順次1/f12期間だけず
れた複数のフレームパルスB00、…、A00、…、を出力
し、窓パルス発生回路18は、基準クロックf10に基づい
て、フレーム周波数f0を基調とし、位相が順次1/f12期
間だけずれ、かつパルス幅が前記第1アドレス・デコー
ド回路14の出力が対応するフレームパルスB00、…、の
パルス幅を包含する複数の窓パルスS00、…、を出力す
る。基準パルス切換回路20と比較パルス切換回路22は、
それぞれ、窓パルス発生回路18からの窓パルスS00、
…、に基づいて、第1、第2アドレス・デコード回路1
4、16から出力する複数のフレームパルスB00、…、
A00、…、を順次切り換えて位相比較器4に出力する。
位相比較器4は、基準パルス切換回路20と比較パルス切
換回路22からの出力が対応するフレームパルスB00、
…、A00、…、を順次対応する窓パルスS00、…、のタイ
ミングで位相比較し、両者の位相差に対応した比較出力
をチャージポンプ回路5および低周波フィルタ6を介し
て電圧制御発振器2に帰還し、基準クロックf10と比較
クロックf20のフレーム間同期を保持する。このとき、
位相比較器4は、本来比較しょうとするパルスのフレー
ム周波数f0より大きい周波数f12のタイミングで位相比
較しているので、ジッタの影響を従来のf0/f12倍(例え
ば1/18倍)に軽減することができる。しかも、フレーム
周波数f0を基調とする複数の窓パルスS00、…、のタイ
ミングで、対応するフレームパルスB00、…、A00、…、
を順次位相比較しているので、フレーム周波数f0のフレ
ーム間同期を保持することができる。
れ原基準クロックF1と原発クロックF2に基づいて、フレ
ーム周波数f0を基調とし、位相が順次1/f12期間だけず
れた複数のフレームパルスB00、…、A00、…、を出力
し、窓パルス発生回路18は、基準クロックf10に基づい
て、フレーム周波数f0を基調とし、位相が順次1/f12期
間だけずれ、かつパルス幅が前記第1アドレス・デコー
ド回路14の出力が対応するフレームパルスB00、…、の
パルス幅を包含する複数の窓パルスS00、…、を出力す
る。基準パルス切換回路20と比較パルス切換回路22は、
それぞれ、窓パルス発生回路18からの窓パルスS00、
…、に基づいて、第1、第2アドレス・デコード回路1
4、16から出力する複数のフレームパルスB00、…、
A00、…、を順次切り換えて位相比較器4に出力する。
位相比較器4は、基準パルス切換回路20と比較パルス切
換回路22からの出力が対応するフレームパルスB00、
…、A00、…、を順次対応する窓パルスS00、…、のタイ
ミングで位相比較し、両者の位相差に対応した比較出力
をチャージポンプ回路5および低周波フィルタ6を介し
て電圧制御発振器2に帰還し、基準クロックf10と比較
クロックf20のフレーム間同期を保持する。このとき、
位相比較器4は、本来比較しょうとするパルスのフレー
ム周波数f0より大きい周波数f12のタイミングで位相比
較しているので、ジッタの影響を従来のf0/f12倍(例え
ば1/18倍)に軽減することができる。しかも、フレーム
周波数f0を基調とする複数の窓パルスS00、…、のタイ
ミングで、対応するフレームパルスB00、…、A00、…、
を順次位相比較しているので、フレーム周波数f0のフレ
ーム間同期を保持することができる。
「実施例] 第1図は本発明の一実施例を示すもので、この図にお
いて第3図と同一部分は同一符号とする。第1図におい
て、10は、周波数F1(=1.35MHz)の原基準クロックを
周波数f10(=18kHz)の基準クロックに分周する第1分
周回路、12は、VCO(電圧制御発振器)2から出力する
周波数F2(=18.432MHz)の原発クロックを周波数f
20(=72kHz)の比較クロックに分周する第2分周回路
である。14は、前記分周回路10の出力する第2図(c)
の基準クロック(f10)に基づいて、同図(d)に示す
ような、フレーム周波数f0(=1kHz)を基調とし、位相
が順次1/f12期間だけずれた複数のフレームパルスB00〜
B17を出力する第1アドレス・デコード回路である。こ
こで、f12は、前記F1とF2の公約数(1、2、3、6、
9、18kHz)であって、フレーム周波数f0より大きい周
波数(例えば18kHz)に設定される。16は、前記分周回
路12の出力する第2図(a)の比較クロック(f20)に
基づいて、同図(b)に示すような、フレーム周波数f0
を基調とし、位相が順次1/f12期間だけずれた複数のフ
レームパルスA00〜A17を出力する第2アドレス・デコー
ド回路である。18は、前記分周回路10の出力する基準ク
ロック(f10)に基づいて、第2図(e)に示すよう
な、フレーム周波数f0を基調とし、位相が順次1/f12期
間だけずれ、かつパルス幅が対応するフレームパルスB
00〜B17のパルス幅を包含する複数の窓パルスS00〜S17
を出力する窓パルス発生回路である。20は、前記窓パル
ス発生回路18からの窓パルスS00〜S17に基づいて、前記
第1アドレス・デコード回路14から出力する複数のフレ
ームパルスB00〜B17を順次切り換えて位相比較器4の一
方の入力側に基準パルス(p1)として出力する基準パル
ス切換回路である。22は、前記窓パルス発生回路18から
の窓パルスS00〜S17に基づいて、前記第2アドレス・デ
コード回路16から出力する複数のフレームパルスA00〜A
17を順次切り換えて位相比較器4の他方の入力側に比較
パルス(p2)として出力する比較パルス切換回路であ
る。前記位相比較器4の出力側は、チャージポンプ回路
5およびLPF(低域通過フィルタ)6を介してVCO(電圧
制御発振器)2に結合されている。つぎに、前記実施例
の作用を第2図を併用して説明する。
いて第3図と同一部分は同一符号とする。第1図におい
て、10は、周波数F1(=1.35MHz)の原基準クロックを
周波数f10(=18kHz)の基準クロックに分周する第1分
周回路、12は、VCO(電圧制御発振器)2から出力する
周波数F2(=18.432MHz)の原発クロックを周波数f
20(=72kHz)の比較クロックに分周する第2分周回路
である。14は、前記分周回路10の出力する第2図(c)
の基準クロック(f10)に基づいて、同図(d)に示す
ような、フレーム周波数f0(=1kHz)を基調とし、位相
が順次1/f12期間だけずれた複数のフレームパルスB00〜
B17を出力する第1アドレス・デコード回路である。こ
こで、f12は、前記F1とF2の公約数(1、2、3、6、
9、18kHz)であって、フレーム周波数f0より大きい周
波数(例えば18kHz)に設定される。16は、前記分周回
路12の出力する第2図(a)の比較クロック(f20)に
基づいて、同図(b)に示すような、フレーム周波数f0
を基調とし、位相が順次1/f12期間だけずれた複数のフ
レームパルスA00〜A17を出力する第2アドレス・デコー
ド回路である。18は、前記分周回路10の出力する基準ク
ロック(f10)に基づいて、第2図(e)に示すよう
な、フレーム周波数f0を基調とし、位相が順次1/f12期
間だけずれ、かつパルス幅が対応するフレームパルスB
00〜B17のパルス幅を包含する複数の窓パルスS00〜S17
を出力する窓パルス発生回路である。20は、前記窓パル
ス発生回路18からの窓パルスS00〜S17に基づいて、前記
第1アドレス・デコード回路14から出力する複数のフレ
ームパルスB00〜B17を順次切り換えて位相比較器4の一
方の入力側に基準パルス(p1)として出力する基準パル
ス切換回路である。22は、前記窓パルス発生回路18から
の窓パルスS00〜S17に基づいて、前記第2アドレス・デ
コード回路16から出力する複数のフレームパルスA00〜A
17を順次切り換えて位相比較器4の他方の入力側に比較
パルス(p2)として出力する比較パルス切換回路であ
る。前記位相比較器4の出力側は、チャージポンプ回路
5およびLPF(低域通過フィルタ)6を介してVCO(電圧
制御発振器)2に結合されている。つぎに、前記実施例
の作用を第2図を併用して説明する。
(イ)第2アドレス・デコード回路16は、分周回路12の
出力する比較クロック(f20)に基づいて、第2図
(b)に示すような、フレーム周波数f0を基調とし、位
相が順次1/f12期間だけずれた複数のフレームパルスA00
〜A17を出力し、第1アドレス・デコード回路14は、分
周回路10の出力する基準クロック(f10)に基づいて、
同図(d)に示すような、フレーム周波数f0を基調と
し、位相が順次1/f12期間だけずれた複数のフレームパ
ルスB00〜B17を出力し、窓パルス発生回路18は、分周回
路10の出力する基準クロック(f10)に基づいて、同図
(e)に示すような、フレーム周波数f0を基調とし、位
相が順次1/f12期間だけずれ、かつパルス幅が対応する
フレームパルスB00〜B17のパルス幅を包含する複数の窓
パルスS00〜S17を出力する。
出力する比較クロック(f20)に基づいて、第2図
(b)に示すような、フレーム周波数f0を基調とし、位
相が順次1/f12期間だけずれた複数のフレームパルスA00
〜A17を出力し、第1アドレス・デコード回路14は、分
周回路10の出力する基準クロック(f10)に基づいて、
同図(d)に示すような、フレーム周波数f0を基調と
し、位相が順次1/f12期間だけずれた複数のフレームパ
ルスB00〜B17を出力し、窓パルス発生回路18は、分周回
路10の出力する基準クロック(f10)に基づいて、同図
(e)に示すような、フレーム周波数f0を基調とし、位
相が順次1/f12期間だけずれ、かつパルス幅が対応する
フレームパルスB00〜B17のパルス幅を包含する複数の窓
パルスS00〜S17を出力する。
(ロ)基準パルス切換回路20は、窓パルス発生回路18か
らの窓パルスS00〜S17に基づいて、第1アドレス・デコ
ード回路14から出力する複数のフレームパルスB00〜B17
を順次切り換えて位相比較器4の一方の入力側に基準パ
ルス(p1)として出力し、比較パルス切換回路22は、窓
パルス発生回路18からの窓パルスS00〜S17に基づいて、
第2アドレス・デコード回路16から出力する複数のフレ
ームパルスA00〜A17を順次切り換えて位相比較器4の他
方の入力側に比較パルス(p2)として出力する。
らの窓パルスS00〜S17に基づいて、第1アドレス・デコ
ード回路14から出力する複数のフレームパルスB00〜B17
を順次切り換えて位相比較器4の一方の入力側に基準パ
ルス(p1)として出力し、比較パルス切換回路22は、窓
パルス発生回路18からの窓パルスS00〜S17に基づいて、
第2アドレス・デコード回路16から出力する複数のフレ
ームパルスA00〜A17を順次切り換えて位相比較器4の他
方の入力側に比較パルス(p2)として出力する。
(ハ)位相比較器4は、対応するフレームパルスB00〜B
17とフレームパルスA00〜A17とを順次対応する窓パルス
S00〜S17のタイミングで位相比較し、両者の位相差に対
応した比較出力をチャージポンプ回路5およびLPF6を介
して電圧制御発振器2に帰還する。このようにして、基
準クロック(f10)と比較クロック(f20)の同期状態が
保たれる。このとき、位相比較器4は、本来比較しょう
とするパルスのフレーム周波数f0(1kHz)より大きい周
波数f12(18kHz)のタイミングで位相比較しているの
で、ジッタの影響を従来のf0/f12(例えば1/18倍)に軽
減することができる。しかも、フレーム周波数f0を基調
とする窓パルスS00〜S17のタイミングで、対応するフレ
ームパルスB00〜B17とフレームパルスA00〜A17とを順次
位相比較しているので、フレーム周波数f0のフレーム間
同期を保持することができる。
17とフレームパルスA00〜A17とを順次対応する窓パルス
S00〜S17のタイミングで位相比較し、両者の位相差に対
応した比較出力をチャージポンプ回路5およびLPF6を介
して電圧制御発振器2に帰還する。このようにして、基
準クロック(f10)と比較クロック(f20)の同期状態が
保たれる。このとき、位相比較器4は、本来比較しょう
とするパルスのフレーム周波数f0(1kHz)より大きい周
波数f12(18kHz)のタイミングで位相比較しているの
で、ジッタの影響を従来のf0/f12(例えば1/18倍)に軽
減することができる。しかも、フレーム周波数f0を基調
とする窓パルスS00〜S17のタイミングで、対応するフレ
ームパルスB00〜B17とフレームパルスA00〜A17とを順次
位相比較しているので、フレーム周波数f0のフレーム間
同期を保持することができる。
前記実施例では、f12は18kHzとし、F1(=1.35MHz)
とF2(=18.432MHz)の公約数である1、2、3、6、
9、18(kHz)のうちの最大のものとしたが、本発明は
これに限るものでなく、F1(=1.35MHz)とF2(=18.43
2MHz)の公約数であってフレーム周波数f0(=1kHz)よ
り大きい周波数(例えば2、3、6、9kHz)であればよ
い。また、f10またはf20が窓パルスと同期している場
合、第1アドレスデコード(14)と基準パルス切換回路
(20)を除き18(kHz)を固定とし、片側のみ制御して
も同等となる。
とF2(=18.432MHz)の公約数である1、2、3、6、
9、18(kHz)のうちの最大のものとしたが、本発明は
これに限るものでなく、F1(=1.35MHz)とF2(=18.43
2MHz)の公約数であってフレーム周波数f0(=1kHz)よ
り大きい周波数(例えば2、3、6、9kHz)であればよ
い。また、f10またはf20が窓パルスと同期している場
合、第1アドレスデコード(14)と基準パルス切換回路
(20)を除き18(kHz)を固定とし、片側のみ制御して
も同等となる。
「発明の効果」 本発明によるクロック単位処理系用PLLは、上記のよ
うに、周波数F1の原基準クロックと周波数F2の原発クロ
ックに基づいて、フレーム周波数f0を基調とし、位相が
順次1/f12期間だけずれた複数のフレームパルスをそれ
ぞれ出力する第1、第2アドレス・デコード回路と、原
基準クロックに基づいて、フレーム周波数f0を基調と
し、位相が順次1/f12期間だけずれ、かつパルス幅が前
記第1アドレス・デコード回路の出力が対応するフレー
ムパルスのパルス幅を包含する複数の窓パルスを出力す
る窓パルス発生回路と、窓パルス発生回路からの窓パル
スに基づいて、第1、第2アドレス・デコード回路から
出力する複数のフレームパルスを順次切り換えて位相比
較器にそれぞれ出力する基準パルス切換回路と比較パル
ス切換回路とを具備している。このため、位相比較器
は、本来比較しょうとするパルスのフレーム周波数f0よ
り大きい周波数f12のタイミングで位相比較し、ジッタ
の影響を従来のf0/f12倍(例えば1/18倍)に軽減するこ
とができる。しかも、フレーム周波数f0を基調とする複
数の窓パルスのタイミングで、対応するフレームパルス
を順次位相比較しているので、フレーム周波数f0のフレ
ーム間同期を保持することができる。
うに、周波数F1の原基準クロックと周波数F2の原発クロ
ックに基づいて、フレーム周波数f0を基調とし、位相が
順次1/f12期間だけずれた複数のフレームパルスをそれ
ぞれ出力する第1、第2アドレス・デコード回路と、原
基準クロックに基づいて、フレーム周波数f0を基調と
し、位相が順次1/f12期間だけずれ、かつパルス幅が前
記第1アドレス・デコード回路の出力が対応するフレー
ムパルスのパルス幅を包含する複数の窓パルスを出力す
る窓パルス発生回路と、窓パルス発生回路からの窓パル
スに基づいて、第1、第2アドレス・デコード回路から
出力する複数のフレームパルスを順次切り換えて位相比
較器にそれぞれ出力する基準パルス切換回路と比較パル
ス切換回路とを具備している。このため、位相比較器
は、本来比較しょうとするパルスのフレーム周波数f0よ
り大きい周波数f12のタイミングで位相比較し、ジッタ
の影響を従来のf0/f12倍(例えば1/18倍)に軽減するこ
とができる。しかも、フレーム周波数f0を基調とする複
数の窓パルスのタイミングで、対応するフレームパルス
を順次位相比較しているので、フレーム周波数f0のフレ
ーム間同期を保持することができる。
第1図は本発明によるフレーム単位処理系用PLLの一実
施例を示すブロック図、第2図は第1図の作用を説明す
るタイミングチャート、第3図は従来例を示すブロック
図、第4図は第3図の作用を説明するタイミングチャー
トである。 2……VCO(電圧制御発振器)、4……位相比較器、5
……チャージポンプ回路、6……LPF(低域通過フィル
タ)、14……第1アドレスデコード回路、16……第2ア
ドレスデコード回路、18……窓パルス発生回路、20……
基準パルス切換回路、22……比較パルス切換回路、A00
〜A17、B00〜B17……フレームパルス、F1……原基準ク
ロックの周波数、F2……原発クロックの周波数、S00〜S
17……窓パルス、T……1フレーム間隔、f0……フレー
ム周波数、f12……クロック周波数F1とF2の公約数であ
ってフレーム周波数f0より大きい周波数。
施例を示すブロック図、第2図は第1図の作用を説明す
るタイミングチャート、第3図は従来例を示すブロック
図、第4図は第3図の作用を説明するタイミングチャー
トである。 2……VCO(電圧制御発振器)、4……位相比較器、5
……チャージポンプ回路、6……LPF(低域通過フィル
タ)、14……第1アドレスデコード回路、16……第2ア
ドレスデコード回路、18……窓パルス発生回路、20……
基準パルス切換回路、22……比較パルス切換回路、A00
〜A17、B00〜B17……フレームパルス、F1……原基準ク
ロックの周波数、F2……原発クロックの周波数、S00〜S
17……窓パルス、T……1フレーム間隔、f0……フレー
ム周波数、f12……クロック周波数F1とF2の公約数であ
ってフレーム周波数f0より大きい周波数。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関根 真一 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】原基準クロックF1と電圧制御発振器2から
の原発クロックF2とを位相比較器4で比較し、この比較
出力をチャージポンプ5、ローパスフィルタ6を介して
前記電圧制御発振器2に帰還するようにしたPLLにおい
て、前記原基準クロックF1をフレーム周波数f0の整数倍
の周波数の基準クロックf10に分周する第1分周回路10
と、前記原発クロックF2を基準クロックF10の整数倍ま
たは整数分の1の周波数の比較クロックf20に分周する
第2分周回路12と、基準クロックf10が所定の周期1/f12
ずつずれた複数のパルスを出力する第1アドレス・デコ
ード回路14と、比較クロックf20が所定の周期1/f12ずつ
ずれた複数のパルスを出力する第2アドレス・デコード
回路16と、前記基準クロックf10に基づき1/f12のパルス
幅を有し、周期1/f12ずつずれた複数の窓パルスを出力
する窓パルス発生回路18と、この窓パルス発生回路18の
窓パルスに基づき第1アドレス・デコード回路14のパル
スを順次位相比較器4の一方の入力側に出力する基準パ
ルス切換回路20と、前記窓パルス発生回路18の窓パルス
に基づき第2アドレス・デコード回路16のパルスを順次
位相比較器4の他方の入力側に出力する比較パルス切換
回路22とを具備し、前記f12は、フレーム周波数f0より
大きく、かつ、基準クロックf10と比較クロックf20の公
約数となる周波数から選択してなることを特徴とするフ
レーム単位処理系用PLL。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1305100A JP2571137B2 (ja) | 1989-11-24 | 1989-11-24 | フレーム単位処理系用pll |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1305100A JP2571137B2 (ja) | 1989-11-24 | 1989-11-24 | フレーム単位処理系用pll |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03165641A JPH03165641A (ja) | 1991-07-17 |
JP2571137B2 true JP2571137B2 (ja) | 1997-01-16 |
Family
ID=17941103
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1305100A Expired - Lifetime JP2571137B2 (ja) | 1989-11-24 | 1989-11-24 | フレーム単位処理系用pll |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2571137B2 (ja) |
-
1989
- 1989-11-24 JP JP1305100A patent/JP2571137B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03165641A (ja) | 1991-07-17 |
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