JPH04272833A - 高周波成形用成形型 - Google Patents

高周波成形用成形型

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JPH04272833A
JPH04272833A JP3034672A JP3467291A JPH04272833A JP H04272833 A JPH04272833 A JP H04272833A JP 3034672 A JP3034672 A JP 3034672A JP 3467291 A JP3467291 A JP 3467291A JP H04272833 A JPH04272833 A JP H04272833A
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JP
Japan
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mold
resin material
high frequency
foamable resin
molding
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JP3034672A
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Inventor
Hiroyoshi Imura
伊村 広義
Toshiaki Yamaguchi
利昭 山口
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Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば自動車用装飾
モールなどを高周波成形するために使用する成形型に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車用装飾モールのように幅
広で大型の樹脂成形品は、発泡性樹脂材料を高周波加熱
し、その外表面に無発泡のスキン層を形成している(例
えば、特開昭58−12729号公報,特公昭58−3
841号公報参照)。ところが、このような幅広で大型
の発泡性樹脂材料を高周波加熱すると、製品(樹脂成形
品)の表面部に発泡エアに起因するボイドが形成され易
い。そのため、図6及び図2に示すように、導電性材料
(アルミニウム)製上型1と非導電性材料(シリコーン
樹脂)製下型3とで形成される製品部空間6内に装填さ
れるシート状発泡性樹脂材料8にエア抜き用スリット7
を形成し、上型1と下型3との間に高周波電圧を印加し
て発泡性樹脂材料8を高周波加熱する際に、エア抜き用
スリット7から発泡エアを抜き、製品の表面部にボイド
が生じないように工夫している(例えば、特開昭63−
30239号公報参照)。
【0003】尚、発泡性樹脂材料8は、高周波加熱され
ると軟化溶融するため、製品部空間6の形状に合致した
形状でかつエア抜き用スリット7のない樹脂成形品(製
品)が得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来例では、発泡性樹脂材料8を高周波加熱する際
に、スリット7の部分の加熱が不十分となり、製品外表
面にスリット7であった部分と他の部分とで僅かながら
質感の違い等を生じる。とりわけ、製品に塗装を施す場
合には、製品に残ったスリット跡が目立ち、外観品質が
損なわれるという問題があった。この発明は、このよう
な従来例の不具合を解消することを目的として案出され
たものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち本発明の高周波成形
用成形型は、非導電性材料により形成された一方の型と
導電性材料により形成された他方の型とで区画形成され
る製品部空間にエア抜き用スリットを備えた発泡性樹脂
材料を装填し、双方の型に電極板を接続して高周波電圧
を印加することにより無発泡のスキン層を備えた樹脂成
形品を成形する高周波成形用成形型であって、前記一方
の型の前記エア抜き用スリットに対応する部位に導電性
部材を配置し、この導電性部材を前記電極板に導通させ
たことを特徴としている。
【0006】又、本発明の高周波成形用成形型は、非導
電性材料により形成された一方の型と導電性材料により
形成された他方の型とで区画形成される製品部空間に複
数の発泡性樹脂材料片を所定のエア抜き用隙間をもって
装填し、双方の型に電極板を接続して高周波電圧を印加
することにより無発泡のスキン層を備えた樹脂成形品を
成形する高周波成形用成形型であって、前記一方の型の
前記エア抜き用隙間に対応する部位に導電性部材を配置
し、この導電性部材を前記電極板に導通させたことを特
徴としている。
【0007】
【作用】導電性部材が電極板として機能し、エア抜き用
スリットやエア抜き用隙間に対応する部分に流れる高周
波電流を増大させる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳述す
る。
【0009】図1〜図2は本発明の一実施例を示すもの
であり、これらの図において1は上部電極板2に固定さ
れた上型、3は下部電極板4に高周波電流調整板5を介
して固定された下型であり、これら上型1と下型3とを
型締めすることにより製品部空間6が区画形成され、こ
の製品部空間6にはエア抜き用スリット7を備えた高周
波損失の多い発泡性樹脂材料8が装填される。
【0010】このうち、上型1はアルミニウム等の導電
性材料で形成されており、他方下型3はシリコーン樹脂
,PP,PE,PTFE等の高周波損失の少ない非導電
性材料から形成されている。
【0011】高周波電流調整板5は、アルミニウム等の
導電性部材9と前記下型3と同様の非導電性材料10と
から成っており、導電性部材9が前記発泡性樹脂材料8
のエア抜き用スリット7に対応する部位に配置され、そ
の導電性部材9が下部電極板4に接続されている。
【0012】発泡性樹脂材料8は、塩化ビニル,エチレ
ンビニルアセテート,ポリアミド等からなる合成樹脂に
アゾジカルボンアミド等の発泡剤を混合したものがシー
ト状に押出成形され、これを所定寸法に切断すると共に
複数のエア抜き用スリット7が所定の間隔をもって形成
されたものである。
【0013】尚、11は両電極板2,4に接続された電
源であり、この電源11により両電極板2,4間に高周
波電圧を印加する。
【0014】以上のように構成される本実施例の成形型
によれば、予備成形されたシート状の発泡性樹脂材料8
を製品部空間6に装填した上で上型1と下型3とを型締
めし、上部電極板2及び下部電極板4の間に高周波電圧
を加える。これにより、上部電極板2と下部電極板4と
の間には上型1,下型3及び高周波電流調整板5を通し
て高周波電流が流れ、製品部空間6内の発泡性樹脂材料
8が高周波損失のために発熱する。そして、発泡性樹脂
材料8は約100℃〜200℃で発泡し、この発泡エア
と最初から製品部空間6に存在していたエアがエア抜き
用スリット7から製品部空間6及び上型1と下型3との
間の微小隙間を通って外部へ排出される。更に、発泡性
樹脂材料8が発熱して軟化溶融すると、発泡性樹脂材料
8の下型3に接する面には無発泡のスキン層が形成され
ると共に、エア抜き用スリット7が消滅する。即ち、エ
ア抜き用スリット7は、高周波成形の初期段階に発生す
るエアと最初から製品部空間6に存在していたエアを発
泡性樹脂材料8の内部から外部へ効率的に逃がし、その
後発泡性樹脂材料8が溶融することにより消滅する。
【0015】その後、発泡性樹脂材料8を冷却・固化さ
せれば、所望形状の無発泡スキン層を備えた樹脂成形品
(製品)Aが得られる(図3参照)。
【0016】以上の高周波成形時において、高周波電流
調整板5は、その導電性部材9が下部電極板4の一部と
して機能し、非導電性材料10が下型3の一部として機
能するため、エア抜き用スリット7に対応する部分に流
れる高周波電流が他の部分に流れる高周波電流よりも多
くなり、加熱不足になりやすいエア抜き用スリット7に
対応する部分を十分に加熱することができる。従って、
本実施例によれば、製品にエア抜き用スリット跡が残ら
ず、外観品質の優れた製品Aを成形することができる(
図3参照)。
【0017】尚、本実施例は、下型3と下部電極板4と
の間に導電性部材9を有する高周波電流調整板5を介装
する態様を示したが、下型3のエア抜き用スリット7に
対応する部分に導電性部材9を埋設し、これを下部電極
板4に接続するようにしてもよい。
【0018】又、導電性部材9を、図4に示すように断
面略三角形状とすることにより、発泡性樹脂材料のエア
抜き用スリット7に対応する部分をより一層効果的に加
熱することができる。
【0019】加えて、本実施例は、シート状発泡性樹脂
材料8にエア抜き用スリット7を形成する態様を示した
が、図5に示すように、分割した発泡性樹脂材料片12
,13,14,15を所定のエア抜き用隙間16をもっ
て製品部空間6に装填して高周波成形するようにしても
よい。このようにした場合には、隙間跡或は接合跡のな
い外観品質の優れた製品Aを形成できる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、非
導電性材料により形成された一方の型には、製品部空間
内に装填された発泡性樹脂材料のエア抜き用スリット又
は発泡性樹脂材料片間のエア抜き用隙間に対応させて導
電性部材を配置し、この導電性部材を電極板に導通させ
て、導電性部材を電極板として機能させることにより、
エア抜き用スリットやエア抜き用隙間に対応する部分に
流れる高周波電流を増大させ、発泡性樹脂材料の加熱不
足となりやすい部分を十分に加熱することができるため
、エア抜き用スリット跡やエア抜き用隙間跡のない、外
観品質の優れた樹脂成形品を形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す高周波成形用成形型の
断面図。
【図2】図1の成形型の型開き後における一方の型の平
面図。
【図3】樹脂成形品(製品)の平面図。
【図4】本発明の他の実施例を示す高周波成形用成形型
の断面図。
【図5】発泡性樹脂材料片を高周波成形する場合におけ
る一方の型の平面図。
【図6】従来の高周波成形用成形型の断面図。
【符号の説明】
1…上型(他方の型)、2,4…電極板、3…下型、6
…製品部空間、7…エア抜き用スリット、8…発泡性樹
脂材料、9…導電性部材、12,13,14,15…発
泡性樹脂材料片、16…エア抜き用隙間、A…樹脂成形
品。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  非導電性材料により形成された一方の
    型と導電性材料により形成された他方の型とで区画形成
    される製品部空間にエア抜き用スリットを備えた発泡性
    樹脂材料を装填し、双方の型に電極板を接続して高周波
    電圧を印加することにより無発泡のスキン層を備えた樹
    脂成形品を成形する高周波成形用成形型において、前記
    一方の型の前記エア抜き用スリットに対応する部位に導
    電性部材を配置し、この導電性部材を前記電極板に導通
    させたことを特徴とする高周波成形用成形型。
  2. 【請求項2】  非導電性材料により形成された一方の
    型と導電性材料により形成された他方の型とで区画形成
    される製品部空間に複数の発泡性樹脂材料片を所定のエ
    ア抜き用隙間をもって装填し、双方の型に電極板を接続
    して高周波電圧を印加することにより無発泡のスキン層
    を備えた樹脂成形品を成形する高周波成形用成形型にお
    いて、前記一方の型の前記エア抜き用隙間に対応する部
    位に導電性部材を配置し、この導電性部材を前記電極板
    に導通させたことを特徴とする高周波成形用成形型。
JP3034672A 1991-02-28 1991-02-28 高周波成形用成形型 Expired - Fee Related JPH0739105B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6136255A (en) * 1996-12-16 2000-10-24 Nissei Kabushiki Kaisha Method and device for manufacturing biodegradable molded objects
CN111823469A (zh) * 2019-04-18 2020-10-27 正合林兴业股份有限公司 微波电磁加热的发泡成型制程与其适用的模具及发泡材料

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6136255A (en) * 1996-12-16 2000-10-24 Nissei Kabushiki Kaisha Method and device for manufacturing biodegradable molded objects
CN111823469A (zh) * 2019-04-18 2020-10-27 正合林兴业股份有限公司 微波电磁加热的发泡成型制程与其适用的模具及发泡材料

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