JPH03284929A - 中空樹脂成形品の製造方法 - Google Patents

中空樹脂成形品の製造方法

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JPH03284929A
JPH03284929A JP2086859A JP8685990A JPH03284929A JP H03284929 A JPH03284929 A JP H03284929A JP 2086859 A JP2086859 A JP 2086859A JP 8685990 A JP8685990 A JP 8685990A JP H03284929 A JPH03284929 A JP H03284929A
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JP
Japan
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resin material
gas
resin
cavity
mold
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Application number
JP2086859A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Shigesawa
茂澤 利幸
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Hashimoto Forming Industry Co Ltd
Original Assignee
Hashimoto Forming Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は厚肉部と薄肉部を有する中空樹脂成形品の製造
方法、特に樹脂材料を成形型に載置して加熱し、キャビ
ティ内に充満させるようにした中空樹脂成形品の製造方
法に関するものである。
〔従来の技術〕
車両用モールディングなどの樹脂成形品の製造方法とし
て、加熱により発泡する発泡性の樹脂材料を成形型に載
置し、高周波誘電加熱により加熱して、樹脂材料を軟化
させ流動可能状態にするとともに5発泡させてキャビテ
ィ内に充満させる方法が知られている(特開昭61−2
53243号)。
第1図は車両用モールディングとして使用される樹脂成
形品の斜視図である0図において、1は成形品で、厚肉
部2および薄肉部3を有し、厚肉部2に光輝フィルム等
の異色部4が形成されている。
第10図は従来の製造方法の成形前の状態を示す第1図
のA−A相当断面図、第11図はその成形後の状態を示
すA−A相当断面図である0図において、10は成形型
であって、上型11および下型12間にキャビティ13
が形成されている。キャビティ13は成形品1の厚肉部
2に対応して深い厚肉形成部14が形成され、薄肉部3
に対応して浅い薄肉形成部15が形成されている。16
は厚肉部2にほぼ対応した形状を有する発泡性の樹脂材
料、17は薄肉部3にほぼ対応した形状を有する発泡性
の樹脂材料。
18は異色部4を形成する異色部材である。
従来の成形品lの製造方法は、まず第10図に示すよう
に、押出成形、射出成形等により成形された異色部材1
8を有する発泡性の樹脂材料16をキャビティ13の厚
肉形成部14に載置し、別の発泡性を有する樹脂材料1
7をキャビティ13の薄肉形成部15に載置して型閉め
し、高周波誘電加熱により樹脂材料16.17を加熱し
て流動可能状態にするとともに発泡させ、キャビティ1
3内に充満させて、成形品1を製造する。
しかしながら、このような従来の製造方法では、成形品
1の厚内部2および薄肉部3に対応する複数種の樹脂材
料16.17を準備する必要がある。また高周波誘電に
よる発熱量は、理論的には樹脂材料16.17でほぼ同
じになるが、薄肉の樹脂材料17の方が熱容量が小さい
ので周囲の型面に熱を奪われ、加熱が遅れて発泡が遅れ
、一方厚肉の樹脂材料16は先に高温になるため発泡が
先に進み、中心部分が分解温度以上の温度に昇温しやす
くて焦げたりし、両者の加熱状態をコントロールするこ
とは困難である。さらに成形品1は全体が樹脂からなる
ため、冷却に時間を要するなどの問題点がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、上記問題点を解決するため。
厚肉部および薄肉部を形成する場合でも、1種類の樹脂
材料を使用することができ、しかも加熱状態をほぼ均一
にして全体にほぼ均一な樹脂層を形成することができ、
かつ軽量で成形サイクルが速い中空樹脂成形品の製造方
法を提案することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は次の中空樹脂成形品の製造方法である。
(1)厚肉部と薄肉部を有する樹脂成形品の製造方法に
おいて、成形型のキャビティの厚肉形成部に熱可塑性樹
脂材料を載置して加熱し、軟化して流動可能状態になフ
た樹脂材料中に圧縮ガスを吹込んで内部に中空部を形成
するとともに、ガスの圧力により樹脂材料を押し広げて
キャビティ型面に貼付け、冷却、硬化させることを特徴
とする中空樹脂成形品の製造方法。
(2)樹脂材料が加熱すると発泡する発泡性樹脂材料で
ある上記(1)記載の方法。
(3)加熱が高周波誘電加熱である上記(1)記載の方
法。
〔作 用〕
本発明の中空樹脂成形品の製造方法においては。
厚肉形成部と薄肉形成部を有する成形型のキャビティの
厚肉形成部に、熱可塑性樹脂材料を載置して型閉めし、
高周波誘電加熱等により樹脂材料を加熱すると、樹脂材
料は軟化して流動可能状態になる。この状態で樹脂材料
中に圧縮ガスを吹込むと、内部に中空部が形成されると
ともに、ガスの圧力により中空部が徐々に広げられるに
伴って。
樹脂材料はキャビティ内に押し広げられ、型面に貼付け
られるとともに、冷却、硬化され中空樹脂成形品が得ら
れる。
樹脂材料としては1種類のものを、キャビティの厚肉形
成部のみに載置して加熱を行うので、樹脂材料は全体が
均一に加熱されて軟化し、確実にキャビティ内に押し広
げられ、全体に均一な樹脂層が形成され、加熱の過不足
による欠陥は生じない。さらに中空部が形成されるため
、成形品は軽量で、冷却速度は速い。
樹脂材料として、加熱すると発泡する発泡性の樹脂材料
を使用すると、発泡によって限定された空間のキャビテ
ィ内で樹脂材料が膨張し、ガス圧力との相乗効果により
、キャビティ内への充満がさらに確実に行われ、成形品
はさらに軽量化する。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面により説明する。
第2図ないし第4図は実施例の製造状態を示す第1図の
A−A相当断面図、第5図はB−B相当断面図であり、
第1図、第10図および第11図と同一符号は同一また
は相当部分を示す。
コア型に相当する上型11およびキャビティ型に相当す
る下型12はそれぞれ、シリコンゴム、ポリエチレン、
ポリプロピレン、テトラフロロエチレン等の誘電損失が
小さい材料により形成されている。上型11および下型
12を挟むように上部電極21および下部電極22が配
置され、高周波電圧を印加できるようになっている。上
部電極21の中央部には、炭化ケイ素等の誘電損失が小
さく、かつ型材料よりも熱伝導率が高い材料からなる支
持部材23が設けられており、この支持部材23を通し
てガス吹込管24がキャビティ13に開口している。キ
ャビティ13は従来のものと同様に厚肉形成部14およ
び薄肉形成部15を有する。
25は樹脂材料で、好ましくは厚肉形成部14の深さに
相当する厚さよりやや厚く押出成形され、外表面側とな
る側の片面には異色部材18が一体化されている。樹脂
材料25としては、加熱により軟化して流動化する熱可
塑性樹脂からなるものであればよく、発泡性のものでも
よいが、高周波誘電加熱を行う場合には、ポリ塩化ビニ
ル樹脂等の誘電損失が大きい樹脂を使用するのが好まし
い。実施例ではポリ塩化ビニル樹脂に加熱すると発泡す
る発泡剤を混入し、未発泡または中間発泡状態で成形し
た発泡性のものが使用されている。
成形品1の製造方法は、成形型10のキャビティ13の
厚肉形成部14に、樹脂材料25を載置して型閉めし、
上部および下部電極21.22間に高周波電圧を印加し
て高周波誘電加熱を行い、樹脂材料25を加熱する。こ
れにより樹脂材料25は体積膨張し始めるとともに、軟
化して流動可能状態になる。この状態でガス吹込管24
からN2ガス等の化学的に活性でない不活性ガスからな
る圧縮ガスを供給すると、支持部材23は伝熱性が良好
であるため、樹脂材料25の支持部材23に接する部分
は局部的に冷却されて、他の部分よりも速く幾分硬化し
、この状態で、ガスは支持部材23に接する部分の樹脂
を突き破って樹脂材料25中に導入される。こうして樹
脂材料25中にガスi吹込むと、樹脂材料25の中には
、中空部26が形成され、ガスの供給をさらに続けると
中空部26が徐々に広がり、これに伴って樹脂材料25
は発泡による体積膨張の作用と相俟って流動化してキャ
ビティ13内に押し広げられ、型面に貼付けられる。ガ
スの圧力を保ったまま樹脂材料25を冷却硬化させると
、中空の樹脂成形品1が得られる。
樹脂材料25としては1種類のものを、キャビティ13
の厚肉形成部14のみに載置して加熱を行うので、樹脂
材料25は全体が均一に加熱されて軟化した状態で押し
広げられ、全体に均一な樹脂層が形成され、加熱の過不
足による欠陥は生じない。さらに中空部26が形成され
るため、成形品1は軽量で、冷却速度は速い。
発泡性の樹脂材料を使用するため、発泡によっても流動
化し、このためキャビティ内への充満がより速く、また
確実に行われ、形成される樹脂層はさらに均一かつ軽量
化する。
第6図ないし第9図は他の実施例を示し、第6図は製造
された車両用ウィンドウの正面図、第7図はそのC−C
断面図、第8図はD−D断面図。
第9図は成形型の型閉め前の平面図である。
この実施例は、車両用ウィンドウ27を構成するウィン
ドウプレート28の周縁部に、枠としての中空の樹脂成
形品1を一体的に形成するものである。
このような樹脂成形品1の製造方法は、第9図に示すよ
うに、ウィンドウプレート28の周縁部に樹脂材料25
を枠状に取付けて、成形型10の下型12のキャビティ
13に樹脂材料25を載置するように、ウィンドウプレ
ート28を挿入して型閉めし、前記実施例と同様にして
高周波誘電加熱を行うと、樹脂材料25は流動化して型
面に貼付き、窓枠としての成形品1が形成され、ウィン
ドウプレート28と一体化し、ウィンドウ27が製造さ
れる。29はガス吹込管24の出口に形成される開口部
であって、このような比較的細長い枠についてはガス吹
呂用の開口部29を複数個設けるのが好ましい。
なお、上記実施例では高周波誘電加熱の例を示したが、
電熱その他の加熱手段によってもよい。
また発泡性を有しない樹脂材料を使用してもほぼ同様に
製造を行うことができる。さらに、樹脂成形品としては
、車両用の樹脂成形品に限らず、他の用途のものも同様
に製造可能である。
〔発明の効果〕
以上の通り1本発明によれば、成形型のキャビティの厚
肉形成部に樹脂材料を載置して加熱し。
流動可能状態になった樹脂材料中にガスを吹込むように
したので、厚肉部および薄肉部を形成する場合でも、1
種類の樹脂材料を使用することができ、しかも加熱状態
をほぼ均一にして全体にほぼ均一な樹脂層を形成するこ
とができ、かつ軽量で冷却が速い中空樹脂成形品を製造
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は樹脂成形品の斜視図、第2図ないし第4図は実
施例の製造状態を示す第1図のA−A相当断面図、第5
図はB−B相当断面図、第6図ないし第9図は他の実施
例を示し、第6図は製造された車両用ウィンドウの正面
図、第7図はそのC−C断面図、第8図はD−D断面図
、第9図は成形型の型閉め前の平面図、第10図は従来
の製造方法の成形前の状態を示す第1図のA−A相当断
面図、第11図はその成形後の状態を示すA−A相当断
面図である。 各図中、同一符号は同一または相当部分を示し、1は成
形品、2は厚肉部、3は薄肉部、4は異色部、10は成
形型、13はキャビティ、14は厚肉形成部、15は薄
肉形成部、16.17.25は樹脂材料、21は上部電
極、22は下部電極、24はガス吹込管、26は中空部
である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)厚肉部と薄肉部を有する樹脂成形品の製造方法に
    おいて、成形型のキャビティの厚肉形成部に熱可塑性樹
    脂材料を載置して加熱し、軟化して流動可能状態になっ
    た樹脂材料中に圧縮ガスを吹込んで内部に中空部を形成
    するとともに、ガスの圧力により樹脂材料を押し広げて
    キャビティ型面に貼付け、冷却、硬化させることを特徴
    とする中空樹脂成形品の製造方法。
  2. (2)樹脂材料が加熱すると発泡する発泡性樹脂材料で
    ある請求項(1)記載の方法。
  3. (3)加熱が高周波誘電加熱である請求項(1)記載の
    方法。
JP2086859A 1990-03-30 1990-03-30 中空樹脂成形品の製造方法 Pending JPH03284929A (ja)

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