JPH04272023A - 住宅ユニット製造用搬送装置 - Google Patents

住宅ユニット製造用搬送装置

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JPH04272023A
JPH04272023A JP5065291A JP5065291A JPH04272023A JP H04272023 A JPH04272023 A JP H04272023A JP 5065291 A JP5065291 A JP 5065291A JP 5065291 A JP5065291 A JP 5065291A JP H04272023 A JPH04272023 A JP H04272023A
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locking
lifter
cart
movable
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Yoshiyuki Fukuzawa
福澤 義之
Hiroyuki Ohashi
宏之 大橋
Tatsuo Kawamata
川俣 健生
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動台車上で住宅ユニ
ットを製造する住宅ユニット製造ラインにおける移動台
車を搬送する住宅ユニット製造用搬送装置に関する。
【0002】
【背景技術】近年、略直方体状に形成された住宅ユニッ
トを複数組み合わせてプレハブ住宅を構成することが行
われている。これらの住宅ユニットを製造するラインで
は、住宅ユニットが大形であるため、住宅ユニット用の
構成部材を移動台車上で組み立てている。この際、組立
て完了後の構成部材が搬出されて空となった移動台車は
、適宜、初期位置に返送されて循環される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来は
、必ずしも効率のよい移動台車の循環がなされていなか
った。このため、大形の移動台車を多数必要としたり、
移動台車の待機スペースも広く必要とするという問題が
ある。
【0004】本発明の目的は、移動台車を用いた住宅ユ
ニットの製造ラインにおいて、移動台車の返送をも含め
て効率のよい搬送を行える住宅ユニット製造用搬送装置
を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る住宅ユニッ
ト製造用搬送装置は、上下二段のチェンコンベアを有す
る受け台を設け、この受け台の住宅ユニット用構成部材
の搬入側及び搬出側にシリンダ機構付リフタを設けると
ともに、受け台の上段に高速及び低速の2台のチェンコ
ンベア、下段に返送用の高速のチェンコンベアを設ける
ことで、移動台車の効率のよい循環を可能にして前記目
的を達成しようとするものである。
【0006】具体的には、本発明は、住宅ユニット用の
構成部材を組み立てるための移動台車を移送する住宅ユ
ニット製造用搬送装置であって、組立て前の構成部材の
搬入側に配置されるとともに所定距離昇降可能な搬入側
リフタと、組立て後の構成部材の搬出側に配置されると
ともに所定距離昇降可能な搬出側リフタと、これらの搬
入側及び搬出側リフタ間に配置されるとともに移動台車
を上下二段に移送可能な受け台とを備え、前記移動台車
を互いに連結及び離脱可能に設けるとともに、移動台車
の下面には、少なくとも搬入側端部近傍、搬出側端部近
傍及び中間部にそれぞれ係止突部を設け、一方、前記搬
入側リフタ及び搬出側リフタにそれぞれ前記移動台車の
係止突部に移動台車の搬送方向に係止可能で逆方向には
係止不可能な係止片を有するシリンダ機構を設けるとと
もに、搬入側リフタのシリンダ機構にはそのピストンの
縮小時に前記係止片を移動台車の係止突部に係止されな
い不係止位置に変位させる係止片不係止機構を設け、か
つ、前記受け台に前記移動台車の係止突部に係止可能な
係止部材を有するチェンコンベアを上段に2台、下段に
1台設け、搬入側及び搬出側リフタのシリンダ機構に設
けられる係止片を少なくとも移動台車の中間部及び搬出
側端部側の係止突部に係止可能にし、受け台の上段のチ
ェンコンベアのうち搬入側のチェンコンベアを他のチェ
ンコンベアより緩速運転可能に設けるとともに、この上
段の搬入側のチェンコンベアに設けられる係止部材を少
なくとも移動台車の中間部の係止突部に係止可能、かつ
、移動台車の長さよりわずかに長いピッチで複数設け、
上段の搬出側のチェンコンベアに設けられる係止部材を
少なくとも移動台車の搬入側端部側及び中間部の係止突
部に係止可能にし、更に、受け台の下段のチェンコンベ
アの両端部を搬入側及び搬出側リフタ側に突出して設け
、この下段のチェンコンベアに設けられる係止部材を少
なくとも移動台車の搬入側端部側及び搬出端部側の係止
突部に係止可能に設けたことを特徴とする住宅ユニット
製造用搬送装置である。
【0007】
【作用】本発明において、搬入側リフタ上にある移動台
車に住宅ユニット用構成部材を搬入した後、この移動台
車をシリンダ機構により受け台の上段側に移送する。
【0008】受け台の上段側においては、複数台の移動
台車が離脱可能な状態で連結されている。この移動台車
のうち先頭から2番目に位置する移動台車は、受け台上
段の搬入側のチェンコンベアによりゆっくりと引かれて
いるため、搬入側リフタのシリンダ機構により移送され
る移動台車は連結された移動台車の最後尾の移動台車に
連結されることとなる。
【0009】一方、先頭の移動台車は、2番目の移動台
車との連結が適宜なカム機構等により、分離可能な状態
とされ、かつ、2台目で押される状態とされている。こ
の状態で、受け台上段の搬出側のチェンコンベアにより
高速で引かれると、1台だけ分離されて搬出側リフタ側
へと移送される。この移送に伴い、搬出側リフタ側にそ
の先端側が移動されると、上段の搬出側チェンコンベア
による搬送が終了し、この上段の搬入側チェンコンベア
によっては2台目の移動台車の搬送が引続き行われる。 この2台目の移動台車の中間部迄が搬出側のチェンコン
ベア上へと移送されると、搬入側のチェンコンベアによ
っては、3台目の移動台車の移送が開始される。従って
、2台目の移動台車は3台目によって押される状態とな
り、2台目の移動台車が前述の先頭の移動台車と同様な
状態となる。
【0010】一方、先頭の移動台車は、搬出側リフタ上
にあるシリンダ機構により引き取られ、受け台上から搬
出側リフタ上へと移載される。この搬出側リフタ上に移
載された移動台車から組立てが完了した構成部材が搬出
され、移動台車は空の状態となる。この状態で、搬出側
リフタは所定距離下降し、受け台の下段のチェンコンベ
アのレベルに一致される。
【0011】搬出側リフタの下降に伴い、移動台車の搬
入側の係止突部は、搬出側リフタ側に突出している下段
のチェンコンベア上に位置され、下段のチェンコンベア
の係止部材によって、空の移動台車は下段側のチェンコ
ンベアに受け渡される。下段側のチェンコンベアに移載
された空の移動台車は、高速で搬入側リフタ側に送られ
る。この際、搬入側リフタは、移動台車を受け台側に移
送した後、下段側のチェンコンベアのレベルまで予め下
降されている。
【0012】このため、下段側チェンコンベアで送られ
た空の移動台車は、下段のチェンコンベアにより搬入側
リフタ上に移載されることとなる。この際、搬入側リフ
タのシリンダ機構は、そのピストンが縮小状態にされて
いるため、係止片不係止機構により係止片が移動台車の
係止突部と係止されることはない。このようにして移動
台車の搬入側リフタ上への移載の完了後、搬入側リフタ
は再び上昇し、上段側チェンコンベアのレベルに一致さ
れる。
【0013】次いで、前述と同様にして搬入側リフタ上
の空の移動台車には住宅ユニット用の構成部材が搬入さ
れ、以下同様な動作を繰り返すことにより、所定の工程
が繰り返されることとなる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0015】図1及び図2には本実施例に係る住宅ユニ
ット製造用搬送装置10の概略構成が示されている。
【0016】図1,2において、搬送装置10は、上下
2段のフレーム状に形成された受け台11と、この受け
台11の一側、すなわち、組立て前の住宅ユニット用構
成部材が搬入される側に設けられた搬入側リフタ31と
、組立て後の住宅ユニット用構成部材が搬出される側に
設けられた搬出側リフタ51とを備えている。
【0017】搬出装置10には、複数台、例えば6台の
移動台車100が配置されている。各移動台車100の
下面には、搬入側端部近傍、搬出側端部近傍及びそれら
の中間部にそれぞれ係止突部101,102,103が
設けられている。これらの各移動台車100は、図1,
2では図示しない連結機構により、互いに連結及び離脱
可能に設けられている。
【0018】連結機構105は、図3に示されるように
、例えば、移動台車100の後端搬入側に設けられた起
伏可能なフック106と、このフック106が係止可能
にされるとともに移動台車100の先端搬出側に設けら
れた軸部材107と、フック106を常時軸部材107
に係止する方向に付勢する引張りばね108と、フック
106の下方に突出されたフォロワ109とを備えて構
成されている。この移動台車100のフック106は、
フォロワ109が受け台11上に設けられたカム111
に当接することにより、ばね108に抗して時計方向に
回動され、軸部材107から外れるようになっている。
【0019】受け台11は、上段側の搬入側及び搬出側
に位置する第1、第2のチェンコンベア12,14と、
下段側に位置するチェンコンベア17とを備えている。 上段側の第1、第2のチェンコンベア12,14のうち
、搬入側に位置する第1のチェンコンベア12は、緩速
運転が可能にされるとともに、連結されて受け台11の
上段側にある2番目と3番目の移動台車100の中間部
の係止突部103に係合可能な3つの係止部材13を備
えている。また、チェンコンベア12の長さは、チェン
の全長が移動台車100の3台分の長さよりやや長い長
さに設定され、2番目に位置する移動台車100の中間
部の係止突部103と係止されている1つの係止部材1
3がこの係止突部103から外れた際、3台目の移動台
車100の中間部の係止突部103に2つ目の形成部材
13がすぐに係止され、この3台目の移動台車100を
牽引することにより、直前迄係止して牽引していた2台
目の移動台車100を押して更に前進させるようになっ
ている。
【0020】一方、上段の搬出側に位置する第2のチェ
ンコンベア14は、高速回転が可能にされるとともに、
上段上で連結されている1台目、すなわち、先頭の移動
台車100の搬入側端部側及び中間部の係止突部101
及び103に係合可能な係止部材15,16を2組備え
ている。
【0021】これらの係止部材15,16は、チェンコ
ンベア14の回動に伴い、搬出側の係止部材16が中間
部の係止突部103から外れた際に、引き続いて係止部
材15が搬入側の係止突部101に係止され、移動台車
100の搬送を継続できるようになっている。また、係
止部材15,16が2組あることで、1組目の係止部材
15,16が先頭の移動台車100から外れたときには
、すぐに2組目の係止部材15,16が2台目の移動台
車100に係止されるようになっている。
【0022】更に、第2のチェンコンベア14の係止部
材16が2台目の移動台車100の中間部の係止突部1
03に係合しようとするときは、先頭の移動台車100
と2台目の移動台車100の連結部は、連結機構105
がカム111により離脱可能な状態とされており、係止
部材16が係止突部103に係止されて高速のチェンコ
ンベア14により先頭の移動台車100が牽引されると
、ゆっくりした速度で送られている2台目の移動台車1
00とは分離され、先頭の移動台車100だけが搬出側
リフタ51側へと送られるようになっている。
【0023】下段側のチェンコンベア17は、受け台1
0の全長より長く形成されて両側部が搬入側及び搬出側
リフタ31,51内に入り込んだ状態にされ、かつ、高
速で運転可能にされている。また、下段側のチェンコン
ベア17は、移動台車100の搬入側及び搬出側の係止
突部101,102のピッチよりも少し長いピッチで設
けられ、各係止突部101,102に係止可能な係止部
材18,19を2組備えている。これらの2組の係止部
材18,19は、一方の組の係止部材18,19によっ
て1台の移動台車100の搬送が終わった際に、他の1
組の係止部材18,19により次の移動台車100を直
ちに移送できるように、丁度反対位置に設けられている
【0024】受け台11の上段側には、図2に示される
ように、その全長にわたって所定間隔を隔ててガイドレ
ール21が設けられ、移動台車100の車輪(図示せず
)を案内できるようになっている。また、受け台11上
には、連結機構105を離脱させるためのカム111が
、所定位置に設けられている。
【0025】搬入側リフタ31は、図4〜図5にも拡大
して示されるように、受け台11の上段及び下段のレベ
ルに見合った所定距離だけ昇降可能にされている。この
リフタ31は、シリンダ機構32を備えている。シリン
ダ機構32は、エアシリンダ33を備え、このエアシリ
ンダ33のピストンロッド34の先端には、支持部材3
5を介して係止片36が起伏可能に設けられている。こ
の係止片36は、図6にも更に拡大して示されるように
、支持部材35との間に圧縮ばね37が介装され、この
圧縮ばね37の付勢力により常時はその先端部が上方に
突出するように付勢されている。
【0026】支持部材35は、搬入側リフタ31の上面
に設けられたガイド部材38に沿って直線方向に案内さ
れている。また、ガイド部材38のエアシリンダ33側
位置には、係止片36の上方への突出を防止して、係止
片36の移動台車100に設けられた各係止突部101
〜103への係止を阻止する係止片不係止機構41が設
けられている。この係止片不係止機構41は、例えば、
ピストンロッド34の縮小方向への移動に伴い、係止片
36の両側辺に係合されて、係合片36の圧縮ばね37
による上昇を阻止する構造とされている。
【0027】従って、エアシリンダ33のピストンロッ
ド34が縮小された状態では、下段側のチェンコンベア
17により搬入側リフタ31上に搬入されてくる移動台
車100の各係止突部101〜103と係合することは
なく、移動台車100の搬入側リフタ31上への搬入を
可能とする。一方、ピストンロッド34が進出されたと
きは、係止片不係止機構41と係止片36との係合が外
れるため、係止片36は圧縮ばね37の付勢力によりそ
の先端部が起立され、移動台車100の各係止突部10
1〜103に係合可能となる。図5には、エアシリンダ
33のピストンロッド34が進出され、係止片36が起
立状態となって、移動台車100の中間部の係止突部1
03に係止片36が係止されている状態が示されている
【0028】リフタ31の上面には、図4にも示される
ように、受け台11のガイドレール21と対応した位置
にガイドレール42が設けられている。また、リフタ3
1の上面には、図示しない移動台車停止部材が設けられ
、移動台車100のリフタ31からの脱落が防止されて
いる。
【0029】搬出側のリフタ51も、受け台11の上段
及び下段のレベルに見合った所定距離だけ昇降可能とさ
れている。このリフタ51には、シリンダ機構52が設
けられている。このシリンダ機構52は、エアシリンダ
53を有するとともに、図7にも拡大して示されるよう
に、ピストンロッド54の先端に支持部材55を介して
起伏可能な係止片56を備えている。支持部材55は、
ガイド部材58に沿って直線方向に案内されている。
【0030】この際、搬出側リフタ51の係止片56は
、ピストンロッド54が縮小状態にあっても係止片56
を倒伏させる係止片不係止機構は設けられておらず、常
時圧縮ばね57により突出方向に付勢されている。従っ
て、係止片56は、移動台車100の各係止突部101
〜103にピストンロッド54の進出方向で係止され、
逆方向では圧縮ばね57に抗して倒伏して係止突部10
1〜103の搬出方向への移動を許容するようになって
いる。
【0031】なお、搬出側リフタ51の上にも、受け台
11上のガイドレール21に対応したガイドレール59
が設けられ、移動台車100の車輪を案内できるように
なっている。また、搬出側リフタ51上にも、図示しな
い移動台車停止部材が設けられている。
【0032】次に、本実施例に係る搬送装置10の作用
について説明する。
【0033】上昇位置にある搬入側リフタ31の上に空
の移動台車100が載置されている状態で、移動台車1
00上には住宅ユニット用の構成部材が搬入されてくる
。この搬入が完了すると、搬入側リフタ31のシリンダ
機構32が駆動され、係止片46により移動台車100
の中間部の係止突部103が押され、移動台車100の
先端側は受け台11の上段側に移送される。この際、シ
リンダ機構32の作動速度は、上段搬入側の第1のチェ
ンコンベア12の速度より早いため、受け台11側に新
たに搬入される移動台車100は、受け台11上で互い
に連結された移動台車100のうち、最後尾の移動台車
100に当接され、連結機構105により両移動台車1
00の連結がなされる。
【0034】連結は、シリンダ機構32で押されてくる
移動台車100の軸部材107に、最後尾の移動台車1
00のフック106がばね108の付勢力に抗して係合
されることによりなされる。また、連結がなされる位置
は、搬入側リフタ31のシリンダ機構32による移動台
車100の送り出しが完了する位置とされ、移動台車1
00はそれ以上、受け台11側に押されることはない。
【0035】受け台11の上段側に載置されている移動
台車100のうち、先頭から2台目の移動台車100は
、その中間部の係止部材103に上段搬入側の第1のチ
ェンコンベア12の一方の係止部材13が係止され、ゆ
っくりと搬出側へ移動されている。この一方の係止部材
13による2台目の移動台車100の移送が完了する近
傍になると、2台目の移動台車100の下方位置にはカ
ム111が位置され、フォロワ109がカム111に係
合されることで、フック106が引張りばね108に抗
して図3中時計方向に回動され、連結機構105の離脱
が可能な状態となる。この状態で、チェンコンベア12
の他の係止部材13が3台目の移動台車100の中間部
の係止突部103に係止されると、今度は2台目の移動
台車100は3台目の移動台車100により押されて前
進することとなる。この3台目の移動台車100による
押圧によって、2台目の移動台車100の中間部より先
端側は搬出側の第2のチェンコンベア14の上方に位置
される。これにより、中間部の係止突部103が搬出側
の第2のチェンコンベア14に設けられた係止部材16
の搬出側前方に位置するようになる。
【0036】この状態で、チェンコンベア14の駆動が
継続されると、係止部材16が移動台車100の係止突
部103に当接して先頭の移動台車100を高速で搬出
側リフタ51側へと牽引することとなる。この際、先頭
の移動台車100と2台目の移動台車100との連結機
構105は、前述のように離脱可能とされているため、
先頭側の移動台車100は2台目の移動台車100から
円滑に離脱され、第2のチェンコンベア14上を通過し
て迅速に搬出側リフタ51上へその先端側が移送される
。この移動台車100の移送にあたり、リフタ51上に
あるシリンダ機構52の係止片56には、移動台車10
0の搬出側及び中間部の係止突部102,103が当接
する。しかし、この当接方向は、図7からも明らかなよ
うに、係止片56を圧縮ばね57に抗して倒伏させる方
向であるため、係止片56が移動台車100の搬入の障
害となることはない。
【0037】移動台車100の中間部の係止突部103
が係止片56を越えた状態になると、第2のチェンコン
ベア14による先頭の移動台車100の搬送が完了する
。この状態で搬出側リフタ51のシリンダ機構52が作
動されると、今度は係止片56がばね57の作用により
移動台車100の中間部の係止突部103に係止され、
ピストンロッド54の進出に伴い移動台車100がその
ストロークエンドまで移送されて、移送が完了する。
【0038】このようにして、先頭側の移動台車100
が搬出側リフタ51上に完全に移載され、所定位置で停
止されると、搬出側リフタ51上の移動台車100から
組立て完了後の構成部材が搬出され、移動台車100は
空となる。この状態で、搬出側リフタ51は下段側のチ
ェンコンベア17のレベルまで下降される。
【0039】下段側のチェンコンベア17は、図1中反
時計方向に駆動されており、その右端側は搬出側リフタ
51上に載置された移動台車100の搬入側係止突部1
01より右方に位置されている。これにより、チェンコ
ンベア17の駆動に伴い、一対の係止部材18,19の
うち搬入側に位置する係止部材18が移動台車100の
搬入側の係止突部101に当接されると、移動台車10
0は下段側のチェンコンベア17側へと移載される。
【0040】下段側のチェンコンベア17は、搬出側リ
フタ51上から移動台車100を引き取り、その回行に
伴って下段のチェンコンベア17の搬入側まで移送する
。この搬入側位置において、チェンコンベア17の回転
に伴い、一方の係止部材18の係止突部101との係止
が外れると、今度は、もう一方の係止部材19が中間部
の係止突部103に当接して、移動台車100を搬入側
リフタ31側へと更に搬送することとなる。この際、搬
入側リフタ31は、前述のようにして移動台車100を
受け台11の上段側に送り出した後、下段側のレベルま
で予め下降されているため、下段側のチェンコンベア1
7により送り出される移動台車100は、搬入側リフタ
31上へと乗り移ることとなる。
【0041】移動台車100の搬入側リフタ31側への
移載にあたり、シリンダ機構32のピストンロッド34
は、縮小状態とされている。このため、係止片36は係
止片不係止機構41の作用により、図6中実線で示され
るように倒伏状態となっている。従って、チェンコンベ
ア17による移動台車100の移送により、搬入側及び
中間部の係止突部101,103は、係止片36に係止
されることなく、リフタ31上に所定位置まで搬入され
ることとなる。移動台車100が搬入側リフタ31上に
完全に移載されると、リフタ31が再び上昇されて上段
側のレベルに一致される。
【0042】このようにして、空の移動台車100がリ
フタ31に乗せられて上段レベルに位置すると、移動台
車100上には再び住宅ユニット用の構成部材が搬入さ
れ、以下、前述の工程を繰り返して順次移動台車100
の搬送が行われる。この搬送途中において、上段側の移
動台車100上では、住宅ユニット用構成部材の組立て
が行われる。
【0043】なお、各チェンコンベア12,14,17
の駆動制御は、各チェンコンベア12,14,17の駆
動モータに設けられたロータリエンコーダとコンピュー
タ等の制御装置とにより行われており、各シリンダ機構
32,52の駆動制御はリミットスイッチと前述の制御
装置とにより行われている。
【0044】このような本実施例の搬送装置10によれ
ば、次のような効果がある。
【0045】すなわち、受け台11の上段及び下段にそ
れぞれチェンコンベア12,14及び17を配置すると
ともに、受け台11の搬入側及び搬出側にそれぞれリフ
タ31,51を配置することによって、移動台車100
を循環させるから、受け台11の長さを適宜に設定する
ことにより、移動台車100を循環させるラインを必要
な長さだけ容易に形成できる。
【0046】また、受け台11のチェンコンベア12,
14,17及び搬入側、搬出側リフタ31,51のシリ
ンダ機構32,52は、それぞれ所定の速度で、かつ、
互いに動作のタイミングを調整されて駆動されているか
ら、移動台車100の移送を極めてスムーズに行える。 しかも、上段側の第1のチェンコンベア12の速度を遅
くし、搬出側の第2のチェンコンベア14及び搬入側、
搬出側リフタ31,51のシリンダ機構32,52の駆
動の速度を早くしたから、移動台車100の連結及び離
脱を極めてスムーズに行える。
【0047】更に、移動台車100の移送は、各チェン
コンベア12,14,17に設けられた係止部材13,
15,16,18,19及びシリンダ機構32,52の
係止片36,56と、移動台車100の係止突部101
,102,103とにより、簡単な構成で極めて円滑に
行える。
【0048】なお、本発明に係る搬送装置は前記実施例
に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる
範囲での改良、変形等は、本発明に含まれるものである
【0049】例えば、受け台11上に配置される移動台
車100の連結台数は6台に限らず、受け台11の長さ
に応じて適宜に設定できる。また、各チェンコンベア1
2,14,17の駆動制御は、前述のようにロータリエ
ンコーダにより行うものに限らず、適宜な位置に設けら
れたリミットスイッチ等により行ってもよい。しかし、
ロータリエンコーダによれば、極めて正確なタイミング
での制御を行うことができる。更に、各シリンダ機構3
2,52の係止片36,56の起伏は、別個のエアシリ
ンダ、ソレノイド等の駆動手段で行ってもよい。しかし
、前記実施例の機構の方が安価にできる利点がある。
【0050】
【発明の効果】前述のような本発明に係る住宅ユニット
製造用搬送装置によれば、住宅ユニット組立て用の移動
台車を効率よく循環できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る搬送装置の一実施例を示す概略断
面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】本発明に用いられる移動台車の連結機構の一例
を示す拡大側面図である。
【図4】図1における搬入側リフタの拡大側面図である
【図5】図4の平面図である。
【図6】図4の要部の拡大側面図である。
【図7】図1における搬出側リフタの要部を拡大して示
す側面図である。
【符号の説明】
10  搬送装置 11  受け台 12  上段側の第1のチェンコンベア13  係止部
材 14  上段側の第2のチェンコンベア15,16  
係止部材 17  下段側のチェンコンベア 18,19  係止部材 31  搬入側リフタ 32  シリンダ機構 36  係止片 41  係止片不係止機構 51  搬出側リフタ 52  シリンダ機構 56  係止片 100  移動台車 105  連結機構 111  カム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  住宅ユニット用の構成部材を組み立て
    るための移動台車を移送する住宅ユニット製造用搬送装
    置であって、組立て前の構成部材の搬入側に配置される
    とともに所定距離昇降可能な搬入側リフタと、組立て後
    の構成部材の搬出側に配置されるとともに所定距離昇降
    可能な搬出側リフタと、これらの搬入側及び搬出側リフ
    タ間に配置されるとともに移動台車を上下二段に移送可
    能な受け台とを備え、前記移動台車を互いに連結及び離
    脱可能に設けるとともに、移動台車の下面には、少なく
    とも搬入側端部近傍、搬出側端部近傍及び中間部にそれ
    ぞれ係止突部を設け、一方、前記搬入側リフタ及び搬出
    側リフタにそれぞれ前記移動台車の係止突部に移動台車
    の搬送方向に係止可能で逆方向には係止不可能な係止片
    を有するシリンダ機構を設けるとともに、搬入側リフタ
    のシリンダ機構にはそのピストンの縮小時に前記係止片
    を移動台車の係止突部に係止されない不係止位置に変位
    させる係止片不係止機構を設け、かつ、前記受け台に前
    記移動台車の係止突部に係止可能な係止部材を有するチ
    ェンコンベアを上段に2台、下段に1台設け、搬入側及
    び搬出側リフタのシリンダ機構に設けられる係止片を少
    なくとも移動台車の中間部及び搬出側端部側の係止突部
    に係止可能にし、受け台の上段のチェンコンベアのうち
    搬入側のチェンコンベアを他のチェンコンベアより緩速
    運転可能に設けるとともに、この上段の搬入側のチェン
    コンベアに設けられる係止部材を少なくとも移動台車の
    中間部の係止突部に係止可能、かつ、移動台車の長さよ
    りわずかに長いピッチで複数設け、上段の搬出側のチェ
    ンコンベアに設けられる係止部材を少なくとも移動台車
    の搬入側端部側及び中間部の係止突部に係止可能にし、
    更に、受け台の下段のチェンコンベアの両端部を搬入側
    及び搬出側リフタ側に突出して設け、この下段のチェン
    コンベアに設けられる係止部材を少なくとも移動台車の
    搬入側端部側及び搬出端部側の係止突部に係止可能に設
    けたことを特徴とする住宅ユニット製造用搬送装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005029037A (ja) * 2003-07-07 2005-02-03 Nakanishi Metal Works Co Ltd 移動体の連結装置
WO2006043372A1 (ja) * 2004-10-21 2006-04-27 Daifuku Co., Ltd. 台車式搬送装置及び当該搬送装置の搬送用台車連結システム
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CN109761013A (zh) * 2019-03-12 2019-05-17 东北大学 一种贴瓷砖机器人自动供砖输送线系统
JP2020117348A (ja) * 2019-01-23 2020-08-06 株式会社デンソー 搬送装置

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