JPH0222636Y2 - - Google Patents

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JPH0222636Y2
JPH0222636Y2 JP1984012372U JP1237284U JPH0222636Y2 JP H0222636 Y2 JPH0222636 Y2 JP H0222636Y2 JP 1984012372 U JP1984012372 U JP 1984012372U JP 1237284 U JP1237284 U JP 1237284U JP H0222636 Y2 JPH0222636 Y2 JP H0222636Y2
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trolley
furnace
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piston rod
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、被焼成物を積載した多数の台車をト
ンネル状の炉内を一方向に走行させつつ連続的に
焼成するようにした台車式トンネル炉において、
焼成前の被焼成物を炉内に送り込んで出口へ向か
つて走行させる台車の搬送装置に関する。
一般に、台車式トンネル炉は、第1,2図に示
すように、両側壁に多数のバーナを並設した図示
しない焼成帯の前後に予熱帯と冷却帯を連設した
トンネル状の炉体1内に入口1aから出口1bへ
貫通した炉内レール2を敷設するとともに、炉体
1の外に、炉体1と平行な炉外レール3を敷設
し、両レール2,3の両端同士を、床面に穿設し
たピツト5内に前記レール2,3より幅の広いレ
ール6を敷設してその上を搬送台7が往復運動す
るようにしたトラバーサ4a,4bで連結し、炉
外レール3の途中で焼成前の被焼成物9を積載し
た台車8を入口1a側のトラバーサ4aの乗載位
置Aへ走行させて第1図に鎖線で示す搬送車7の
上面に敷いたレール10に乗載し、この搬送車7
を炉体1の入口1aの直前の移載位置Bへ搬送し
てその上面のレール10を炉内レール2に一致さ
せ、トラバーサ4aの外側の床面上に入口1aを
向けて水平に設置した油圧シリンダ11のピスト
ンロツド12で搬送車7上の台車8を押して炉内
レール2へ移載しつつ、そのレール2上に先に送
り込まれて一列に並んでいる台車列の最後尾の台
車8に突き当ててその台車列を出口1b側へ走行
させ、搬送車7上の台車8の炉内レール2への移
載が完了すると、搬送車7を乗載位置Aへ戻して
新たな台車8を乗載してから再び入口1aへ搬送
し、台車8の炉内レール2への移載の完了ととも
に後退したピストンロツド12の再進出により新
たな台車8を炉体1内へ送り込みつつその中の台
車列を出口1a側へ走行させて各台車8上の被焼
成物9に予熱、焼成及び冷却を連続的に施し、焼
成済みの被焼成物9を積載した台車8は出口1b
に設けられた図示しない引き出し装置により炉体
1から引き出されて出口1b側のトラバーサ4b
により炉外レール3に乗せ換えられ、その途中で
焼成済みの被焼成物を降して新たな被焼成物を積
み込む動作が繰り返されるのであつて、入口側の
トラバーサ4aの搬送車7上の台車8が炉内レー
ル2に移載されてから、新たな台車8を乗せた搬
送車7が再び入口1aに搬送されて来るまでの
間、炉体1内の台車列は停止したままであるた
め、焼成帯内においては、バーナの燃焼炎に直接
曝される位置と相隣るバーナの間で燃焼炎に直接
曝されない位置とに停止した被焼成物との間にお
いて加熱温度の不均一が生じ、品質にばらつきを
生ずる欠点があつた。
なお、油圧シリンダ11のピストンロツド12
のストロークを十分に大きくし、搬送車7上の台
車8を炉内レール2に移載した後、さらにピスト
ンロツド12を伸出させ、炉体1内の台車列を押
し続けて走行させるようにすれば、その間に、搬
送車7をトラバーサ4aの乗載位置Aへ戻して新
たな台車8を乗載し、再び移載位置Bへ搬送する
ことにより炉体1内の台車列の停止時間をピスト
ンロツド12の後退時間に一定の余裕時間を加え
た時間に短縮することができるのであるが、この
ようにすると、油圧シリンダ11を極めて長尺に
する必要があるばかりでなく、ピストンロツド1
2の突き出し長さが著しく大となつて不安定とな
るため、重量の大きな台車列を押して走行させる
には径の大きな強力なシリンダを使用する必要が
あり、広い設置スペースと多額の設備費を要する
欠点がある。
本考案は、このような欠点を生じさせずに炉体
内における台車列の停止時間を0または極く短時
間にしてその上に積載した被焼成物を均一に焼成
することを目的とするものである。
以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて
説明する。
本実施例においては、前記の構成になるトンネ
ル炉の炉体1内の入口1a側の床面の炉内レール
2の間にピツト17が削設され、このピツト17
内に、前記した入口1a側のトラバーサ4aの外
側の床面上に設置した油圧シリンダ11(以下第
1の油圧シリンダ11という)よりストロークの
短かい第2の油圧シリンダ13が炉体1の出口1
bを向いて水平に設置され、そのピストンロツド
14の先端に、各台車8の前端の垂下部16に係
合する係止爪15が斜め前方を向いて突設されて
おり、この係止爪15は後方から押圧された場合
に、第2図の時計方向へ傾倒して下方へ退避し、
押圧力が除去されるとばね弾力により元の姿勢に
復帰するようになつている。
ここで、前記した第1の油圧シリンダ11は、
搬送車7上の台車8を炉内レール2へ移載するも
のであるから、そのピストンロツド12のストロ
ークは台車8の前後方向の全長に一定の余裕長さ
を加えたものであるのに対し、第2の油圧シリン
ダ13は第1の油圧シリンダ11により炉内レー
ル2内へ移載された台車8を押して一定の距離だ
け走行させるものであつて、そのピストンロツド
14のストロークは、第1の油圧シリンダ11の
ピストンロツド12のストロークより小さくなつ
ている。
また、第1、第2の油圧シリンダ11,13
は、図示しない低圧大流量ポンプと高圧小流量ポ
ンプとに切換弁を介して接続されており、各ピス
トンロツド12,14が無負荷または1台の台車
8のみを押して前進する行程と無負荷で後退する
行程では低圧大流量ポンプに接続されて高速度で
作動し、台車列を押して前進する行程では高圧小
流量ポンプに接続されて低速度の大出力で作動す
るのであつて、炉体1内の台車列を低速度で走行
させて各台車8上に積載した被焼成物9を所定の
ヒートカーブに沿つて徐々に加熱し、かつ、冷却
するようになつている。
次に、本実施例の作動を、作動順序を示す第3
図及び第1及び第2の油圧シリンダ11,13の
ピストンロツド12,14の伸出量を示す第4図
に基づいて説明する。
第3に示すように、未焼成の被焼成物9を積
載した台車8がトラバーサ4aの搬送車7に載せ
られて炉体1の入口1aの直前の移載位置Bに運
ばれて停止したとき、第1の油圧シリンダ11の
ピストンロツド12は高速前進を開始し、第2の
油圧シリンダ13のピストンロツド14は、炉内
レール上の台車列の最後尾の台車8の前端の垂下
部16に係止爪15を係合して押圧することによ
りその台車列を低速度で走行させており(第4図
の時刻t0)、第3図に実線で示すように、第1
の油圧シリンダ11のピストンロツド12の高速
前進により搬送車7上の台車8が炉内レール2上
の台車列の最後尾の台車8に突き当たると、その
ピストンロツド12は低速前進に切り換わり、第
2の油圧シリンダ13のピストンロツド14は高
速後退を開始し(t1)、第3図に鎖線で示すよ
うに、第2の油圧シリンダ13のピストンロツド
14が待機位置に後退したとき、第1の油圧シリ
ンダ11のピストンロツド12は搬送車7上の台
車8とともに炉内レール2上の台車列を押して低
速度で走行させており(t2)、第3図に実線で
示すように、台車列の最後尾の搬送車7上の台車
8が炉内レール2に完全に移載されると搬送車7
はレール6上を走つて乗載位置Aへ戻り(t3)、
第3図に鎖線で示すように、第2の油圧シリン
ダ13のピストンロツド14が遊び分だけ高速前
進して先端の係止爪15が最後尾の台車8の垂下
部16に係合し、低速前進により台車列を押して
走行を開始させ、第1の油圧シリンダ11のピス
トンロツド12は高速後退を開始し(t4)、第3
図に示すように、第2の油圧シリンダ13のピ
ストンロツド14が炉内レール2上の台車列を押
して走行させている途中に新たな台車8を乗載し
た搬送車7が移載位置Bへ搬送され(t5)、次い
で、第3図の状態に捩つて上記動作が繰り返さ
れることにより、未焼成の被焼成物9を積載した
台車8が順次に炉体1内に送り込まれ、1列の台
車列となつて走行する。
上記においては、時刻t3〜t4間は炉体1内の台
車列が停止することになるが、第2の油圧シリン
ダ13のピストンロツド14の前進開始時期を早
め、時刻t3において先端の係止爪15が台車8の
垂下部16に係合するようにすれば、炉体1内の
台車列を停止させずに走行させることができる。
また、第1、第2の油圧シリンダ11,13に
換えて、交互方向に走行するチエーンに係止爪を
取り付けて台車に係合することにより走行させる
ようにしたものなど他の形式の走行駆動装置を使
用することができる。
以上の説明によつて明らかにしたように、本考
案の台車式トンネル炉における台車搬送装置は、
トンネル状の炉体内に該炉体を長手方向に貫通す
る台車の走行路を敷設するとともに、前記炉体外
の入口側に前記走行路と略直角に設けたトラバー
サで被焼成物を積載した多数の台車を搬送車に載
せて前記炉体の入口へ順次に搬送して前記走行路
へ移載し、最後尾の台車で前方の台車列を押して
前記炉体内を出口側へ走行させつつ各台車上の被
焼成物を連続的に焼成するようにした台車式トン
ネル炉において、前記炉体の入口側に、前記走行
路の台車走行方向へ各別に運動し、台車に係合し
て前記炉体の出口へ走行させる2つの駆動装置を
設けたことを要旨とするものであつて、一方の駆
動装置で炉内レール上の台車列を押して走行させ
ている間に新たな台車を搬送車に載せて炉体の入
口へ搬送し、これを他方の駆動装置で炉内レール
上へ乗せ移すことができるから、炉内レール上の
台車の停止時間を0または極く短くすることがで
きて、台車に積載した被焼成物を均一に加熱し
て、品質のばらつきを小さくすることができる効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の平断面図、第2図
は第1図−線断面図、第3図は作動順序を示
す側断面図、第4図は第1、第2の油圧シリンダ
のピストンロツドの経時的伸出長を示すグラフで
ある。 1:炉体、1a:入口、1b:出口、2:炉内
レール、3:炉外レール、4a,4b:トラバー
サ、7:搬送車、8:台車、9:被焼成物、1
1:第1の油圧シリンダ、12:ピストンロツ
ド、13:第2の油圧シリンダ、14:ピストン
ロツド、15:係止爪、16:垂下部、A:乗載
位置、B:移載位置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. トンネル状の炉体内に該炉体を長手方向に貫通
    する台車の走行路を敷設するとともに、前記炉体
    外の入口側に前記走行路と略直角に設けたトラバ
    ーサで被焼成物を積載した多数の台車を搬送車に
    載せて前記炉体の入口へ順次に搬送して前記走行
    路へ移載し、最後尾の台車で前方の台車列を押し
    て前記炉体内を出口側へ走行させつつ各台車上の
    被焼成物を連続的に焼成するようにした台車式ト
    ンネル炉において、前記炉体の入口側に、前記走
    行路の台車走行方向へ各別に運動し、台車に係合
    して走行させる2つの駆動装置を設けたことを特
    徴とする台車式トンネル炉における台車搬送装
    置。
JP1237284U 1984-01-31 1984-01-31 台車式トンネル炉における台車搬送装置 Granted JPS60125500U (ja)

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JPS60125500U JPS60125500U (ja) 1985-08-23
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JP2015108457A (ja) * 2013-12-03 2015-06-11 Dowaエコシステム株式会社 連続式処理装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS501563A (ja) * 1973-04-23 1975-01-09

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