JPH04268292A - 半導体メモリ - Google Patents

半導体メモリ

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JPH04268292A
JPH04268292A JP3028457A JP2845791A JPH04268292A JP H04268292 A JPH04268292 A JP H04268292A JP 3028457 A JP3028457 A JP 3028457A JP 2845791 A JP2845791 A JP 2845791A JP H04268292 A JPH04268292 A JP H04268292A
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emitter
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transistors
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Michinori Sugawara
道則 菅原
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体メモリに関し、特
にバイポーラトランジスタを構成要素として含み電流に
よるデータを電圧によるデータに変換して出力する構成
の半導体メモリに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の半導体メモリは、図7に
示すように、トランジスタQ11〜Q1n,Q21〜Q
2nを含み、対をなす第1及び第2の電流(例えばI1
1,I12)により1つのデータをそれぞれ構成する複
数のデータDT1〜DTnのうちの1つを選択する選択
回路1と、この選択回路1により選択されたデータの第
1及び第2の電流(I11,I12)をそれぞれ対応し
て伝達する第1及び第2のデータ伝達線2a,2bと、
エミッタを第1のデータ伝達線2aの一端と接続する第
1のトランジスタQ1、エミッタを第2のデータ伝達線
2bの一端と接続する第2のトランジスタQ2、第1の
トランジスタQ1のコレクタと第1の電源供給端子(V
cc)と間に接続された第1の抵抗R1、第2のトラン
ジスタQ2のコレクタと第1の電源供給端子(Vcc)
との間に接続された第2の抵抗R2、第1のトランジス
タQ1のベースと第1の電源供給端子(Vcc)との間
にこの第1のトランジスタQ1のベース・エミッタと順
方向を一致させて接続する第1のダイオードD1、第2
のトランジスタQ2のベースと第1の電源供給端子(V
cc)との間にこの第2のトランジスタQ2のベース・
エミッタと順方向を一致させて接続する第2のダイオー
ドD2、並びに第1のトランジスタQ1のエミッタ,第
2のトランジスタQ2のエミッタ,及び第1,第2のト
ランジスタQ1,Q2のベースと第2の電源供給端子(
Vdd)との間とそれぞれ対応して接続された第1,第
2及び第3の定電流源I1〜I3を含み、第1及び第2
のデータ伝達線2a,2bからの第1及び第2の電流に
よるデータを電圧のデータ(Vo1,Vo2)として第
1及び第2のトランジスタQ1,Q2のコレクタから出
力する電流・電圧変換回路3cとを有する構成となって
いた。
【0003】次に、この半導体メモリの動作について説
明する。
【0004】今、選択回路1のトランジスタQ11,Q
21により1つのメモリセルのデータDT1が選択され
、このデータDT1は、電流I11が0(mA)、I1
2がId(mA)であったとする。また、電流I01,
I02は等しく、抵抗R1,R2も等しいものとする。
【0005】このとき、トランジスタQ1に流れる電流
I(Q1)は電流I01に等しく、トランジスタQ2に
流れる電流I(Q2)は(I02+Id)となりI01
=I02であるので、抵抗R1,R2の値をRとすると
、出力電圧Vo1,Vo2の差電圧はR・Idとなる。 こうして電流・電圧の変換が行なわれ、出力電圧Vo1
,Vo2として出力される。
【0006】データ伝達線2a,2bは、記憶容量が増
加するに伴い長くなり、その配線抵抗は、例えば256
Kビットの容量をもつBiCMOS型の半導体メモリで
は150Ω程度の大きさになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この従来の半導体メモ
リは、データ伝達線2a,2bが、記憶容量の増加に伴
って長くなり、その配線抵抗は無視できない程に大きく
なるので、色々な問題点が生じる。この問題点について
説明する。
【0008】まず、トランジスタQ11,Q21、Q1
2,Q22、…、Q1n,Q2nがデータ伝達線2a,
2bと接続する位置をP1,P2,…,Pnとし、電流
・電圧変換回路3cとデータ伝達線2a,2bとが接続
する位置をPeとする。また、I11=0,I12=I
dとする。このPeでのデータ伝達線2a,2bの電位
差V(Pe)はトランジスタQ1,Q2の順方向電圧の
差だけであってそれは30mV程度である。
【0009】今、トランジスタQ21に電流Idが流れ
、その値を1.5mAとすると、位置P1でデータ伝達
線2a,2bの電位差V(P1)は、V(P1)=V(
Pe)+150(Ω)・1.5(mA)=255(mV
)となる。
【0010】この時のデータ伝達線2a,2bの電位と
位置との関係を図8に示す。
【0011】また、データ伝達線2a,2bにはn個の
トランジスタのコレクタが接続しているが、これらトラ
ンジスタのコレクタ容量の総和は256Kビットの記憶
容量を持つBiCMOS半導体メモリでは20pF程度
にもなり、データ伝達線2a,2bの配線容量はこれよ
り小さいが2pF程度ある。したがってデータ伝達線2
a,2bには約22pFの容量が寄生している。
【0012】さて、今、この状態から入力が変化して選
択番地が変わり、今度はトランジスタQ11に電流I1
1=Id=1.5mAが流れるようなったとする。そう
すると図9(a)〜(c)に示すように、データ伝達線
2a,2bの電位の関係が逆転する。
【0013】この時の動作を詳しく見てみると、図10
に示すように、まず、トランジスタQ11,Q21を流
れる電流I11,I12が変化する。そうするとデータ
伝達線2bに流れる電流が小さくなるから、このデータ
伝達線2b上の電位勾配が小さくなって最終的にはデー
タ伝達線2aの最初の電位に移行するが、それまでに、
データ伝達線2bの寄生容量(C=22pF)が充電さ
れなければならない。その電荷量Qeは近似的に、
【0
014】
【0015】で与えられる。
【0016】そしてこの電荷の充電はトランジスタQ2
を流れる電流によって賄われるので、図10に示すよう
に、トランジスタQ21に電流が流れなくなってもトラ
ンジスタQ2は電流を流しつづけ、出力電圧Vo2はゆ
っくりと立ち上がる。
【0017】一方、データ伝達線2aには、トランジス
タQ11により電流が流れるようになるので、データ伝
達線2a上の電位勾配が大きくなって最終的にはデータ
伝達線2bの最初の電位に移行するが、それまでに、デ
ータ伝達線2aに寄生する22pFの容量の電荷が放電
されなければならない。この電荷量は先に論じたと同様
にしてやはり3.15pCである。
【0018】そしてこの電荷の放電は、トランジスタQ
11を流れる電流I11によって行われるので、図10
に見るようにトランジスタQ1にはなかなか電流が流れ
ず、出力電圧Vo1はゆっくりと立ち下がる。この時、
図10に示されたトランジスタQ11,Q21を流れる
電流I11,I12の切り換わりの時刻t0から出力電
圧Vo1,Vo2の切り換わりの時刻t1までの遅延時
間Δtは次で概算される。
【0019】Δt=3.15(pC)/1.5(mA)
=2.1(nS) この遅延時間Δtの算出の仕方はかなり大雑把であり、
時刻t1での出力電圧Vo1,Vo2のレベルは完全に
反転していないので、充放電された電荷は3.15pC
より小さいのが本当である。しかし、一方、充放電を行
う電流は最大で1.5mAであり、実際は時刻t0から
時刻t1にかけて、その半分程度の値まで減少する。こ
の2つの点は、前者は遅延時間Δtを短かくする方向で
あり、後者は長くする方向となり、これらは互いに打ち
消し合うので、概算した2.1nsという値は実際の値
をそれほどかけ離れた値でないと考えてよい。
【0020】また、半導体メモリの記憶容量が増大する
と、データ伝達線2a,2bと接続するトランジスタの
数も増え、寄生容量は増加してデータの遅れはもっと顕
著になる。
【0021】このように、従来の半導体メモリは、メモ
リ容量が増大するに伴ない、読出し速度も顕著に遅くな
るという欠点を持っている。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体メモリは
、対をなす第1及び第2の電流により1つのデータをそ
れぞれ構成する複数のデータの第1及び第2の電流を選
択的にそれぞれ対応して伝達する第1及び第2のデータ
伝達線と、エミッタを前記第1のデータ伝達線の一端と
接続する第1のトランジスタ、エミッタを前記第2のデ
ータ伝達線の一端と接続する第2のトランジスタ、前記
第1のトランジスタのコレクタと第1の電源供給端子と
の間に接続された第1の抵抗、前記第2のトランジスタ
のコレクタと前記第1の電源供給端子との間に接続され
た第2の抵抗、前記第1のトランジスタのベースと前記
第1の電源供給端子との間にこの第1のトランジスタの
ベース・エミッタと順方向を一致させて接続する第1の
ダイオード、前記第2のトランジスタのベースと前記第
1の電源供給端子との間にこの第2のトランジスタのベ
ース・エミッタと順方向を一致させて接続する第2のダ
イオード、コレクタを前記第1のトランジスタのベース
と接続しベースを前記第1のトランジスタのエミッタと
接続する第3のトランジスタ、コレクタを前記第2のト
ランジスタのベースと接続しベースを前記第2のトラン
ジスタのエミッタと接続しエミッタを前記第3のトラン
ジスタのエミッタと接続する第4のトランジスタ、並び
に前記第1のトランジスタのエミッタ,前記第2のトラ
ンジスタのエミッタ,及び前記第3,第4のトランジス
タのエミッタと第2の電源供給端子との間にそれぞれ対
応して接続された第1,第2及び第3の電流源回路を含
み、前記第1及び第2のデータ伝達線からの第1及び第
2の電流によるデータを電圧のデータとして前記第1及
び第2のトランジスタのコレクタから出力する電流・電
圧変換回路とを有している。
【0023】また、第3及び第4のトランジスタのベー
スの接続点を、それぞれ対応する第1及び第2のデータ
伝達線上の所定の位置にして構成される。
【0024】
【作用】第1,第2のトランジスタのベース電位は、こ
れらベースと最高電位の第1の電源供給端子とを結ぶ負
荷と、これら負荷を流れる電流によって定まるが、これ
ら電流の大きさが、第1,第2のトランジスタのエミッ
タの電位で決まり、高い方の側がより大きな電流が流れ
るので、ベースの電位は他方に比べ低くなる。つまりベ
ース電位に差ができる。従って、第1,第2のバイポー
ラトランジスタのエミッタの電位差は、ベース電位が、
等しい従来例に比べ小さくなる。その結果、充放電され
る電荷が小さくなり、充放電に要する時間は短かくなる
ので、読出し速度は速くなる。
【0025】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。
【0026】図1は本発明の第1の実施例を示す回路図
である。
【0027】この実施例が図7に示された従来の半導体
メモリと相違する点は、電流・電圧変換回路3を、トラ
ンジスタQ1,Q2のベース間を切離してこれらトラン
ジスタQ1,Q2のベースと第1の電源供給端子(Vc
c)との間にダイオーダD1,D2をそれぞれ対応して
接続し、コレクタをトランジスタQ1のベースと接続し
ベースをトランジスタQ1のエミッタと接続する第3の
トランジスタQ3と、コレクタをトランジスタQ2のベ
ースと接続しベースをトランジスタQ2のエミッタと接
続しエミッタを第3のトランジスタQ3のエミッタと共
通接続する第4のトランジスタQ4とを設け、第3の定
電流源I3をトランジスタQ3,Q4のエミッタと第2
の電源供給端子(Vdd)との間に接続する回路構成と
した点にある。
【0028】次に、本実施例の動作について説明する。 「発明が解決しようとする課題」で述べた条件と同様に
、トランジスタQ21に1.5mAの電流Idが流れて
いるものとしてデータ伝達線2a,2bの電位を考える
【0029】まず、ダイオードD1の順方向電圧をVf
2+ΔVf1、ダイオードD2の順方向電圧をVf2、
トランジスタQ1の順方向電圧をVf、トランジスタQ
2の順方向電圧をVf+ΔVf、トランジスタQ3の順
方向電圧をVf1+ΔVf1、トランジスタQ4の順方
向電圧をVf1とする。ここでダイオードD1,D2の
順方向電圧の差とトランジスタQ3,Q4の順方向電圧
の差が等しくΔVf1と仮定されているが、これはダイ
オードD1,D2を流れる電流の比とトランジスタQ3
,Q4を流れる電流の比とが等しいからである。
【0030】すると、トランジスタQ3,Q4のエミッ
タの電位は等しいから、 (Vf2+ΔVf1)+Vf+(Vf1+ΔVf1)=
Vf2+(Vf+ΔVf)+Vf1 となる。これから ΔVf=2ΔVf1 であることがわかる。
【0031】よって位置Peでのデータ伝達線2a,2
bの電位差V(Pe)は V(Pe)=ΔVf+ΔVf1=ΔVf/2であること
がわかる。従来例ではΔVfは30mVであるとしたの
で、ここでもその値を用いると、V(Pe)=15(m
V) となる。またV(P1)は240mVとなる。この実施
例におけるデータ伝達線2a,2dの各位置の電位を図
2に示す。この図2において、点線は従来例を示す。
【0032】ここで、従来例と同様にして、データ伝達
線2a,2bの電位が反転する時に充放電される電荷量
Qeを求めると、 Qe=〔22(pF)/2〕・〔240(mV)+15
(mV)〕=2.8pCとなる。
【0033】したがって従来例と同様にして、トランジ
スタQ11,Q21の電流の切り換わり時刻t0から出
力電圧Vo1,Vo2のレベルの切り換わりの時刻t1
までの遅延時間Δtは、 Δt=2.8(pC)/1.5(mA)=1.87(n
s)(略1.9ns)となる。
【0034】これは、従来例の2.1nsに対して、遅
延時間が約90%に抑えられることを示している。
【0035】図3は本発明の第2の実施例を示す回路図
である。
【0036】この実施例は、第1の実施例におけるダイ
オードD1とトランジスタQ1のベースとの間、及びダ
イオードD2とトランジスタQ2のベースとの間にそれ
ぞれ、ダイオードD1,D2と順方向を等しくしてこれ
らダイオードD1,D2と直列接続されたダイオードD
3,D4を設けたものである。
【0037】次に本実施例の動作について説明する。
【0038】まず本実施例においては、第1の実施例と
同様にして ΔVf1=3ΔVf1 なる関係式が導かれる。ΔVf,ΔVf1の定義は第1
の実施例と同様である。
【0039】したがって、V(Pe)=ΔVf/3=1
0(mV)、V(P1)=235(mV)となる。よっ
てデータ伝達線2a,2bの電位が反転する時に充放電
される電荷量Qeは Qe=〔22(pF)/2〕・〔235(mV)+10
(mV)〕=2.695(略2.7pC)となる。した
がってトランジスタQ11,Q21の電流の切り換わり
時刻t0から出力電圧Vo1,Vo2のレベルの切り換
わりの時刻t1までの遅延脂間Δtは Δt=2.7(pC)/1.5(mA)=1.8(ns
)で概算される。
【0040】これは従来例に比べ0.3nsだけ遅延時
間が短く、従来例の2.1nsに対して遅延時間を85
%に抑えれらることを示している。
【0041】電源の最高電位Vccと最低電位Vddと
の電位差によっては、ダイオードを3個,4個,…と直
列接続することも可能である。しかしここでは3個以上
の場合の動作の説明は2個の場合の動作の説明から類推
が容易になされるので、省略する。
【0042】図4は本発明の第3の実施例を示す回路図
である。
【0043】この実施例は、第1の実施例における第3
,第4のトランジスタQ3,Q4のベースの接続点を、
それぞれ対応してデータ伝達線2a,2bの他端に変更
したものである。
【0044】次に本実施例の動作について説明する。
【0045】まずトランジスタQ21にI12=Id=
1.5(mA)の電流が流れているとし、データ伝達線
2bに流れる電流によって生じる電位降下、すなわち位
置Peと位置P1とにおけるデータ伝達線2bの電位差
をΔVとする。するとこれまでと同様にして、2ΔVf
1=ΔVf+ΔV が得られる。
【0046】したがって位置Peと位置P1とにおける
データ伝達線2a,2b間の電位差はそれぞれV(Pe
)=(ΔVf−ΔV)/2 V(P1)=(ΔVf+ΔV)/2 となる。この電位の様子は図5に示す。
【0047】さて、これまでと同様にしてデータ伝達線
2a,2bの電位が反転する時に充放電される電荷量Q
eを求めると、今度はデータ伝達線2a,2b上で、電
位の上がる位置と下がる位置があることから、ΔVf=
30(mV)として
【0048】
【0049】となる。
【0050】この0.33pCは従来例における値3.
15pCの約10%でしかない。何故ここまで、電荷量
が小さくなったかというと、従来例の場合は、データ伝
達線2a,2bの一本の配線上では、電位の反転に際し
てどの位置も電位が下がるか電位が上がるかのどちらか
であったが、本実施例では、図5からも分かるとおり、
反転に際して、一本の配線上で電位の上がる位置と下が
る位置が生じるので、配線上の電荷の移動で、反転に必
要な電荷が、大部分賄われる。したがってデータ伝達線
2a,2b外へ移動する電荷が少なくなったためである
【0051】本実施例においては、図6に示すように、
トランジスタQ11,Q21の電流の切り換わり時刻t
0から出力電圧Vo1,Vo2のレベルの切り換わり時
刻t1までの遅延時間Δtは Δt=0.33(pC)/1.5(mA)=0.2(n
s) で概算される。
【0052】これは従来例に比べ1.9ns遅延時間が
短く、従来例の2.1nsに対して遅延時間を10%に
抑えられることを示している。
【0053】この第3の実施例から、第3の実施例と第
2の実施例とを組み合わせた実施例や、トランジスタQ
3,Q4のベースを位置P1と位置Peの間の任意の位
置に接続した実施例等が容易に考えられるが、これらの
動作は上述の実施例の動作の説明から容易に類推される
ので、これらの実施例をいちいち取り上げての説明は省
略する。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、第1及び
第2のトランジスタのベースへの電位を、第1のダイオ
ードと第3のトランジスタ、及び第2のダイオードと第
4のトランジスタによりそれぞれ対応して供給し、第3
及び第4のトランジスタのベースを第1及び第2のデー
タ伝達線の所定の位置に接続する構成とすることにより
、データ伝達線の充放電電荷量を減少させることができ
るので、データ伝達線に入力されるデータの電流が切り
換ってから出力電圧のレベルが切り換わるまでの時間を
短縮することができ、読み出し速度を速くすることがで
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す回路図である。
【図2】図1に示された実施例の動作及び効果を説明す
るためのデータ伝達線の電位分布図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示す回路図である。
【図4】本発明の第3の実施例を示す回路図である。
【図5】図4に示された実施例の動作及び効果を説明す
るためのデータ伝達線の電位分布図である。
【図6】図4に示された実施例の動作及び効果を説明す
るための各部信号の波形図である。
【図7】従来の半導体メモリの一例を示す回路図である
【図8】図7に示された半導体メモリの動作及び課題を
説明するためのデータ伝達線の電位分布図である。
【図9】図7に示された半導体メモリの動作及び課題を
説明するためのデータ伝達線の電位分布を時間経過順に
示した電位分布図である。
【図10】図7に示された半導体メモリの動作及び課題
を説明するための各部信号の波形図である。
【符号の説明】
1    選択回路 2a,2b    データ伝達線 3,3a,3b,3c    電流・電圧変換回路D1
〜D4    ダイオード I1〜I3    定電流源 Q1〜Q4,Q11〜Q1n,Q21〜Q2n    
トランジスタ R1,R2    抵抗

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  対をなす第1及び第2の電流により1
    つのデータをそれぞれ構成する複数のデータの第1及び
    第2の電流を選択的にそれぞれ対応して伝達する第1及
    び第2のデータ伝達線と、エミッタを前記第1のデータ
    伝達線の一端と接続する第1のトランジスタ、エミッタ
    を前記第2のデータ伝達線の一端と接続する第2のトラ
    ンジスタ、前記第1のトランジスタのコレクタと第1の
    電源供給端子との間に接続された第1の抵抗、前記第2
    のトランジスタのコレクタと前記第1の電源供給端子と
    の間に接続された第2の抵抗、前記第1のトランジスタ
    のベースと前記第1の電源供給端子との間にこの第1の
    トランジスタのベース・エミッタと順方向を一致させて
    接続する第1のダイオード、前記第2のトランジスタの
    ベースと前記第1の電源供給端子との間にこの第2のト
    ランジスタのベース・エミッタと順方向を一致させて接
    続する第2のダイオード、コレクタを前記第1のトラン
    ジスタのベースと接続しベースを前記第1のトランジス
    タのエミッタと接続する第3のトランジスタ、コレクタ
    を前記第2のトランジスタのベースと接続しベースを前
    記第2のトランジスタのエミッタと接続しエミッタを前
    記第3のトランジスタのエミッタと接続する第4のトラ
    ンジスタ、並びに前記第1のトランジスタのエミッタ,
    前記第2のトランジスタのエミッタ,及び前記第3,第
    4のトランジスタのエミッタと第2の電源供給端子との
    間にそれぞれ対応して接続された第1,第2及び第3の
    電流源回路を含み、前記第1及び第2のデータ伝達線か
    らの第1及び第2の電流によるデータを電圧のデータと
    して前記第1及び第2のトランジスタのコレクタから出
    力する電流・電圧変換回路とを有することを特徴とする
    半導体メモリ。
  2. 【請求項2】  第1及び第2のダイオードがそれぞれ
    複数個のダイオード素子を直列接続して形成された請求
    項1記載の半導体メモリ。
  3. 【請求項3】  第3及び第4のトランジスタのベース
    の接続点を、それぞれ対応する第1及び第2のデータ伝
    達線上の所定の位置にした請求項1記載の半導体メモリ
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07130182A (ja) * 1993-11-08 1995-05-19 Nec Corp センスアンプ回路

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61211896A (ja) * 1985-03-18 1986-09-19 Hitachi Ltd 半導体集積回路装置
JPS6452288A (en) * 1987-08-24 1989-02-28 Hitachi Ltd Semiconductor integrated circuit device

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