JPH04268181A - 製氷機のための電気制御装置 - Google Patents

製氷機のための電気制御装置

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JPH04268181A
JPH04268181A JP3050552A JP5055291A JPH04268181A JP H04268181 A JPH04268181 A JP H04268181A JP 3050552 A JP3050552 A JP 3050552A JP 5055291 A JP5055291 A JP 5055291A JP H04268181 A JPH04268181 A JP H04268181A
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deicing
water
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hot gas
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Tadashi Sakai
忠志 酒井
Yukimasa Takeda
幸正 竹田
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25CPRODUCING, WORKING OR HANDLING ICE
    • F25C1/00Producing ice
    • F25C1/12Producing ice by freezing water on cooled surfaces, e.g. to form slabs

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  • Physics & Mathematics (AREA)
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  • Thermal Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Production, Working, Storing, Or Distribution Of Ice (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製氷板の裏面に配設し
た蒸発器に冷媒を供給することによって同板の表面に氷
を生成する製氷行程と、蒸発器にホットガスを供給する
とともに製氷板の裏面に外部からの水を供給することに
よって前記生成された氷を貯氷庫に落下させて貯氷する
除氷行程とを交互に繰り返し行わせる製氷機のため電気
制御装置に係り、特に前記除氷行程を制御する除氷制御
手段の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置における除氷制御手
段は、実公昭61−42058号公報に示されているよ
うに、除氷動作の開始時に、蒸発器にホットガスを供給
するためのホットガスバルブと外部からの水を製氷板の
裏面に供給するためのウォータバルブとをオン状態に設
定し、蒸発器の出口側に設けた温度センサにより検出し
た温度が所定温度以上に上昇したとき、前記両バルブを
オフ状態に切り換えて除氷動作を終了させるようにして
いる。また、この装置においては、前記両バルブのオン
状態設定時にタイマによる時間計測を開始して、同計測
時間が所定時間に達するまでは、前記検出温度が前記所
定温度に達しても、ホットガスバルブ及びウォータバル
ブのオフ状態への切り換えを禁止することにより、この
除氷行程後の製氷行程にて使われる製氷水を確保するよ
うにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来の
装置にあっては、製氷板は通常熱伝導率の低いステンレ
ス板などで構成されていると同時に、製氷板と蒸発器と
の間の熱伝導率もはんだ付けなどのばらつきにより均一
に保つことがむずかしく、一方温度センサによる検出温
度は、周囲温度と、ウォータバルブを介して供給される
除氷水温との影響を大きく受ける。そして、周囲温度及
び除氷水温が低い場合、除氷完了時近辺では、検出温度
の変化はほとんどなくなる(検出温度の変化が飽和状態
になる)ので、同検出温度と製氷板上の氷の有無との関
係に大きな誤差を含むようになり、製氷板上の氷の有無
を正確に検出できなくなる。すなわち、除氷完了検出の
ための前記所定温度を低く設定した場合には、除氷が完
了していないにもかかわらず、除氷完了と誤検出される
。また、前記所定温度を高く設定した場合には、実際に
は除氷が完了しているにもかかわらず、除氷完了がいつ
までも検出されないことがある。本発明は上記問題に対
処するためになされもので、その目的は、除氷完了を正
確に検出できるとともに、除氷行程後の製氷行程にて使
われる製氷水を確実に確保できるようにした製氷機のた
めの電気制御装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、上記請求項1に係る発明の構成上の特徴は、製氷水
タンクの上方にほぼ垂直に設けた製氷板と、前記製氷板
の裏面に設けた蒸発器と、圧縮機、冷却器及び膨張バル
ブからなり蒸発器に冷媒を循環させる冷凍回路と、冷却
器及び膨張バルブをバイパスしたバイパス路に設けられ
圧縮機から蒸発器へのホットガスの供給を制御するホッ
トガスバルブと、製氷水タンク内の水を製氷板の表面側
上部に供給する循環ポンプと、外部から製氷板の裏面側
上部への除氷水の供給を制御するウォータバルブとを備
えた製氷機のための電気制御装置であって、ホットガス
バルブ及びウォータバルブをオフした状態で循環ポンプ
を所定期間作動させることにより製氷板の表面上に氷を
生成させる製氷行程を行う製氷制御手段と、循環ポンプ
を停止させた状態でホットガスバルブ及びウォータバル
ブを所定期間オン状態に設定して製氷板の表面上の氷を
貯氷庫に落下させる除氷行程を行う除氷制御手段とを備
え、製氷制御手段による製氷行程と除氷制御手段による
除氷行程とを交互に行う製氷機のための電気制御装置に
おいて、電気制御装置の除氷制御手段を、製氷制御手段
による製氷行程後にホットガスバルブ及びウォータバル
ブをオン状態に設定する除氷開始手段と、蒸発器の出口
側に配設した温度センサと、温度センサにより検出した
温度が第1所定温度に上昇した時点で時間計測を開始し
て同計測時間が第1所定時間に達したときホットガスバ
ルブ及びウォータバルブをオフ状態に切り換える第1タ
イマ手段とで構成したことにある。
【0005】また、上記請求項2に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項1に係る発明の構成に加えて、第1
タイマ手段によって計測される第1所定時間を選択的に
設定する時間設定手段を設けたことにある。
【0006】また、上記請求項3に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項1に係る発明の構成に加えて、第1
タイマ手段による時間計測中、温度センサにより検出し
た温度が第1所定温度より低い第2所定温度未満に下降
したとき第1タイマ手段による時間計測を所定の値から
新たに開始させるクリア手段を設けたことにある。
【0007】また、上記請求項4に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項1に記載の発明の構成に加えて、除
氷開始手段がホットガスバルブ及びウォータバルブをオ
ン状態に設定したとき時間計測を開始して同計測時間が
第1所定時間より長い第2所定時間に達したときウォー
タバルブをオフ状態へ切り換える第2タイマ手段を設け
たことにある。
【0008】さらに、上記請求項5に係る発明の構成上
の特徴は、前記請求項1に係る発明の構成に加えて、除
氷開始手段がホットガスバルブ及びウォータバルブをオ
ン状態に設定したとき時間計測を開始して、同計測時間
が第1所定時間より長い第2所定時間に達するまで、第
1タイマ手段によるホットガスバルブ及びウォータバル
ブのオフ状態への切り換えを禁止する第2タイマ手段を
設けたことにある。
【0009】
【発明の作用・効果】上記のように構成した請求項1に
係る発明においては、製氷制御手段による製氷行程後に
、除氷開始手段によりホットガスバルブ及びウォータバ
ルブがオン状態に設定されて、除氷行程が開始する。 そして、蒸発器の出口側に配設した温度センサにより検
出された温度が上昇して第1所定温度に達すると、第1
タイマ手段が時間計測を開始し、同計測時間が第1所定
時間に達したときに、ホットガスバルブ及びウォータバ
ルブがオフ状態に切り換えられて、除氷行程が終了する
。このように、温度センサによる検出温度が第1所定温
度に達してから第1所定時間経過後に除氷行程が終了す
るようにしたので、検出温度の変化がほとんどなくなる
(検出温度の変化が飽和状態になる)ような場合でも、
検出温度が飽和する前の温度を第1所定温度として設定
するようにすれば、製氷板上の氷の有無に対して大きな
誤差を含まない検出温度を利用することができるととも
に、その後の製氷板上に氷が確実になくなった状態で除
氷行程を終了させることができる。その結果、この請求
項1に係る発明によれば、周囲温度及びウォータバルブ
を介して供給される除氷水の温度が低い場合でも、製氷
板上の氷の有無を正確に検出できるようになって、製氷
板上に氷が残った状態で除氷行程を終了したり、不必要
に長く除氷行程を行うことがなくなる。
【0010】また、上記のように構成した請求項2に係
る発明においては、時間設定手段が前記第1タイマ手段
によって計測される第1所定時間を選択的に設定するの
で、温度センサによる検出温度が第1所定温度に達して
から除氷行程が終了するまでの時間を任意に設定できる
ようになる。その結果、この請求項2に係る発明によれ
ば、前記請求項1に係る発明の効果に加えて、はんだ付
けのばらつきにより製氷板と蒸発器との間の熱伝導率に
ばらつきがあったり、使用地域、使用季節の差により周
囲温度、除氷水温度などが異なっていても、除氷終了を
正確に判断できるようになる。
【0011】また、上記のように構成した請求項3に係
る発明においては、除氷水温度、周囲温度が極めて低い
とき、これらの除氷水、周囲温度、冷凍回路からの漏れ
冷媒により、第1所定温度まで一旦上昇した蒸発器の出
口温度が再び下降することがあり、この場合には、前記
第1タイマ手段による時間計測中、温度センサにより検
出した温度が第1所定温度より低い第2所定温度未満に
下降すると、このクリア手段が第1タイマ手段による時
間計測を所定の値から新たに開始させるので、この場合
には、除氷行程の時間が長くなる。このように第1所定
温度まで一旦上昇した蒸発器の出口温度が再び下降する
ことがあり、この場合には、製氷板及び蒸発器の温度も
下降して製氷板上の氷の落下完了までの時間が長くなる
が、この請求項3に係る発明によれば、前述のように、
クリア手段が除氷行程の時間を長くするので、前記請求
項1に係る発明の効果に加えて、さらに除氷が確実に行
われるようになる。
【0012】また、上記のように構成した請求項4に係
る発明においては、除氷水の温度が極めて低く、同水を
製氷板の裏面に供給しない方がかえって同板の表面の氷
を落下させ易い場合には、第2タイマ手段が除氷開始か
ら時間計測を開始し、同計測時間が第2所定時間に達す
ると、ウォータバルブがオフ状態へ切り換えられるので
、その後においては、除氷水の供給が停止するとともに
製氷板の温度上昇はホットガスのみにより制御される。 その結果、この請求項4に係る発明によれば、前記請求
項1に係る発明の効果に加えて、除氷水の温度が極めて
低い場合でも確実に除氷が行われるようになるとともに
、節水効果もある。
【0013】また、上記のように構成した請求項5に係
る発明においては、周囲温度、除氷水などの温度が高く
、短時間で除氷が完了してしまう場合、第2タイマが除
氷開始から時間計測を開始し、同計測時間が第2所定時
間に達するまで、ホットガスバルブ及びウォータバルブ
のオフ状態への切り換えが禁止される。その結果、この
請求項5に係る発明によれば、前記請求項1に係る発明
の効果に加えて、除氷自体は短時間で完了してしまう場
合でも、ウォータバルブを介した外部からの水は最低で
も第2所定時間供給され続け、製氷水タンクには次の製
氷行程に必要な水が確保される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
すると、図1は同実施例に係る流下式製氷機を概略的に
示している。この製氷機は、製氷水を収容する製氷水タ
ンク11の上方にほぼ垂直に設けた製氷板12を有する
。この製氷板12は熱伝導率の低いステンレス板で構成
されていて、その表面12aにて氷Aを生成するもので
、その裏面12bには蛇行させたパイプで構成した蒸発
器13がはんだ付け固定されている。この蒸発器13の
入口と出口との間には、圧縮機14、電動の冷却ファン
15が付設された凝縮器16及び膨張バルブ17からな
る公知の冷凍回路が接続されており、同蒸発器13に冷
媒が循環するようになっている。また、この冷凍回路に
は凝縮器16及び膨張バルブ17をバイパスするバイパ
ス路が設けられ、同バイパス路にはホットガスバルブ1
8が介装されている。
【0015】製氷板12の裏面12bの上方には除氷用
散水器21が設けられている。除氷用散水器21は多数
の散水孔21aを備え、外部の水道管に接続されたパイ
プ22を介して供給される水を製氷板12の裏面12b
に流す。このパイプ22には、電気的にオンオフ制御さ
れるウォータバルブ23が介装されている。製氷板12
の表面12aの上方には製氷用散水器24が設けられて
いる。製氷散水器24も多数の散水孔24aを備え、循
環ポンプ25により製氷水タンク11からパイプ26を
介して供給される水を製氷板12の表面12aに流す。
【0016】循環ポンプ25は正逆転が切り換え制御さ
れる電動のポンプで構成されており、正転時には製氷水
タンク11内の水をパイプ26側に圧送し、逆転時には
同タンク11内の水をパイプ27側に圧送するものであ
る。パイプ27には圧力バルブ28が介装されている。 圧力バルブ28は弁体28a及びスプリング28bを備
えており、弁体28aは常時スプリング28bの付勢力
によりパイプ27の連通を禁止し、循環ポンプ25から
水が圧送されたとき上方へ変位して同パイプ27の連通
を許容する。このパイプ27の末端は、製氷水タンク1
1の中央に設けられて同タンク11内の最高液面高さを
規定するオーバフローパイプ31の上方に位置しており
、パイプ27内を流れてきた水はオーバフローパイプ3
1を介して外部へ排出されるようになっている。
【0017】パイプ27の中間部はパイプ32を介して
サブタンク33に接続されていて、パイプ27を流れる
水の一部はサブタンク33にも供給されるようになって
いる。サブタンク33はその底部にて製氷水タンク11
に連通しているとともに、フロートスイッチ34を収容
している。このフロートスイッチ34は製氷水タンク1
1内の液面の高さを検出するもので、同液面の高さが規
定値より高ければオン状態となり、かつ同液面の高さが
規定値まで低下するとオフ状態となるものである。また
、製氷板12の下方には、同板12の表面12aにて形
成されて落下する氷Aを貯氷庫35に導く案内板36が
傾斜して配置されている。案内板36には複数個の孔3
6aが設けられていて、同孔36aを通して水が製氷水
タンク10内に流下するようになっている。
【0018】次に、上記のように構成した製氷機を電気
的に制御するための電気制御装置について図面を用いて
説明すると、図2は同装置の回路図を示している。この
電気制御装置は3本の入力母線L1,L2,L3を有し
ており、同母線L1,L2,L3 には、圧縮機14の
電動モータ14aと、ホットガスバルブ18の電磁ソレ
ノイド18aと、冷却ファン15の電動モータ15aと
、循環ポンプ25の電動モータ25aと、ウォータバル
ブ23の電磁ソレノイド23aと、これらの各モータ及
びソレノイドの通電を制御する制御回路40とが接続さ
れている。 入力母線L1,L2,L3 は単相3線式商用電源に接
続されており、入力母線L1,L2 間は120Vに設
定されるとともに、入力母線L1,L3 間は240V
に設定されている。
【0019】電動モータ14aの一端はリレー51の常
開接点51aを介して入力母線L1 に接続され、同モ
ータ14aの他端は入力母線L3に接続されている。な
お、常開接点51aと電動モータ14aとの間には、同
モータ14aを起動するための起動キャパシタ52及び
起動リレー53も接続されている。リレー51の常開接
点51aはコイル51bの通電時にオンするもので、同
コイル51bの一端は貯氷スイッチ54を介して入力母
線L1 に接続されるとともに、他端はリレー55の常
開接点55aを介して入力母線L2 に接続されている
。貯氷スイッチ54は、図1に示すように、貯氷庫35
の内側上部に組み付けられた常閉型のサーモスイッチで
構成され、貯氷庫35内に氷が満たされると温度に感応
してオフするものである。リレー55の常開接点55a
はコイル55bの通電時にオンするもので、同コイル5
5bはスイッチングトランジスタ56のオン時に通電さ
れる。
【0020】電磁ソレノイド18a及び電動モータ15
aの各一端はリレー57の切り換え接点57a及び貯氷
スイッチ54を介して入力母線L1 に接続され、同ソ
レノイド18aの他端は入力母線L2 に接続され、同
モータ15aの他端はリレー55の常開接点55aを介
して入力母線L2に接続されている。リレー57の切り
換え接点57aはコイル57bの非通電時に図示状態に
あって電動モータ15aを入力母線L1 に接続し、か
つコイル57bの通電時に図示状態から切り換えられて
電磁ソレノイド18aを入力母線L1 に接続するもの
で、同コイル57bはスイッチングトランジスタ58の
オン時に通電される。
【0021】電動モータ25aの正転制御端25a1は
リレー61の常閉接点61a、リレー57の切り換え接
点57a及び貯氷スイッチ54を介して入力母線L1 
に接続され、同モータ25aの逆転制御端25a2はリ
レー61の常開接点61b及び貯氷スイッチ54を介し
て入力母線L1 に接続され、同モータ25aの共通端
25a3はリレー55の常開接点55aを介して入力母
線L2 に接続されている。リレー61の常閉接点61
aはコイル61cの非通電時にオンするとともに、常開
接点61bはコイル61cの通電時にオンするもので、
同コイル61cはスイッチングトランジスタ62のオン
時に通電される。電磁ソレノイド23aの一端はリレー
63の常開接点63a及び貯氷スイッチ54を介して入
力母線L1 に接続され、同ソレノイド23aの他端は
入力母線L2 に接続されている。リレー63の常開接
点63aはコイル63bの通電時にオンするもので、同
コイル63bはスイッチングトランジスタ64のオン時
に通電される。
【0022】制御回路40は、CPU、ROM、RAM
、タイマ、I/Oなどからなるマイクロコンピュータに
より構成されており、図3のフローチャートに対応した
「メインプログラム」を実行し続けるとともに、前記タ
イマからの割り込み命令により所定時間毎に図6のフロ
ーチャートに対応した「タイマ割り込みプログラム」を
割り込み実行して、スイッチングトランジスタ56,5
8,62,64のオンオフを制御する。
【0023】また、この制御回路40には電源トランス
71、除氷完了時間設定スイッチ72、フロートスイッ
チ34及び温度センサ73も接続されている。電源トラ
ンス71は入力母線L1,L2 間に貯氷スイッチ54
を介して接続されていて、制御回路40へ電力を供給す
る。 除氷完了時間設定スイッチ72は複数の選択スイッチで
構成され、それらの選択操作に応じて除氷完了時間(例
えば、60秒、90秒、120秒、180秒)を表す信
号を出力する。フロートスイッチ34は上述したとおり
である。温度センサ73は、図1に示すように、蒸発器
13の出口部に設けられ、同出口部の温度を表す信号を
出力する。
【0024】次に、上記のように構成した実施例の動作
を説明する。電源スイッチ(図示しない)が投入される
と、入力母線L1,L2,L3 及び電源トランス71
を介して制御回路40に電力が供給されて、同回路40
は図3のステップ100にて「メインプログラム」の実
行を開始する。なお、この場合、貯氷庫35に氷が満た
されていて貯氷スイッチ54がオフ状態にある場合には
、制御回路40に電力が供給されないので、以下に説明
する制御動作は実行されない。この「メインプログラム
」の実行開始後、制御回路40はステップ102にて初
期設定処理を実行する。この初期設定処理においては、
初期フラグIFLG(”0”により電源スイッチの投入
直後であることを表す)が初期値”0”に設定されるこ
とを含めて、各種変数が初期値に設定される。
【0025】この初期設定処理後、制御回路40はステ
ップ104にて初期給水行程を実行する。この行程にお
いては、スイッチングトランジスタ64がオン状態に設
定され、リレー63の作用により、電磁ソレノイド23
aが通電されるので、ウォータバルブ23がオンする。 これにより、パイプ22を介した水道水が除氷用散水器
21に供給され、前記水が製氷板12の裏面12bに沿
って流れ落ちて製氷水タンク11に流入する。この初期
給水行程はタイマの作用により所定時間(例えば1分間
)だけ行われ、同時間が経過するとプログラムはステッ
プ106へ進められる。ステップ106においてはフロ
ートスイッチ34がオン状態にあるか否かが判定される
。この場合、製氷水タンク11に流入した水量が少なく
てフロートスイッチ34がオンしていなければ、同ステ
ップ106にて「NO」と判定され、再びステップ10
4の初期給水行程が行われる。
【0026】一方、前記水量が充分でフロートスイッチ
34がオンしていれば、前記ステップ106における「
YES」との判定の基に、制御回路40はステップ10
8にてスイッチングトランジスタ56をオン状態に設定
する。これにより、リレー55の常開接点55aがオン
するとともに、リレー51の常開接点51aもオンし、
圧縮機14の電動モータ14aが起動され、以降、圧縮
機14は蒸発器13の出口からの冷媒を圧縮して凝縮器
16、膨張バルブ17及び蒸発器13からなる冷凍回路
に循環させるとともに、ホットガスバルブ18にも供給
する。次に、制御回路40はステップ110の除氷行程
、ステップ114の製氷行程、及びステップ116の排
水行程からなる循環処理を繰り返し実行する。このよう
な「メインプログラム」の実行中、制御回路40は、タ
イマの作用により、「タイマ割り込みプログラム」を所
定時間毎に割り込み実行する。この「タイマ割り込みプ
ログラム」は図6のステップ200にて開始され、ステ
ップ202にて除氷終了保障用カウント値IFCT、給
水終了用カウント値WFCT、除氷完了検出カウント値
FDCT及び完了検出禁止カウント値FICTがそれぞ
れ「1」ずつカウントアップされ、ステップ204にて
同プログラムが終了する。
【0027】除氷行程は、図4及び図5に詳細に示すよ
うに、ステップ120にて開始され、ステップ122に
て除氷完了時間設定スイッチ72の状態が読み込まれて
、同状態により表された設定時間が除氷完了時間CTX
 として設定される。次に、ステップ124にてスイッ
チングトランジスタ64,58がオン状態に設定される
。 これにより、リレー63の常開接点63aがオンすると
ともに、リレー57の切り換え接点57aが図示状態か
ら切り換えられて、電磁ソレノイド23a,18aが通
電され、ウォータバルブ23及びホットガスバルブ18
がオンする。これらの両バルブ23,18のオン状態へ
の設定により、除氷用散水器21には水道水が供給され
続けて製氷水タンク11には水が流入され続けるととも
に、蒸発器13の入口には圧縮器14により圧縮された
ホットガスが供給されるようになる。次に、ステップ1
26にて除氷終了保障用カウント値IFCT、給水終了
用カウント値WFCT及び完了検出禁止カウント値FI
CTがそれぞれ初期値「0」にクリアされるとともに、
温度検出フラグTFLGが初期値”0”に設定される。 これにより、これらの各カウント値IFCT,WFCT
,FICTは、この時点から、前記「タイマ割り込みプ
ログラム」が実行される所定時間毎に、「0」から「1
」ずつ順次カウントアップするようになる。
【0028】前記ステップ126の処理後、制御回路4
0はステップ128〜150からなる循環処理により、
製氷板12の表面12aに生成されている氷の除氷と製
氷水タンク11に対する水の補充を行う。しかし、この
電源スイッチの投入直後においては、通常、氷は生成さ
れていないので、前記氷の除氷については詳しく後述す
るとして、前記水の補充についてのみ説明する。ステッ
プ128〜144の処理後、ステップ146にて「YE
S」すなわち初期フラグIFLGは”0”であると判定
され、ステップ148にて完了検出禁止カウント値FI
CTが所定値CT2 (例えば2分間に相当するカウン
ト値)以上であるか否かが判定される。この場合、完了
検出禁止カウント値FICTが所定値CT2 未満であ
れば、ステップ148における「NO」との判定の基に
、プログラムはステップ128に戻されて、再びステッ
プ128〜148の処理が実行され続ける。一方、完了
検出禁止カウント値FICTが所定値CT2 以上にな
れば、ステップ148にて「YES」と判定され、ステ
ップ152にてスイッチングトランジスタ64,58が
オフ状態に設定される。これにより、リレー63の常開
接点63aがオフするとともに、リレー57の切り換え
接点57aが図示状態に切り換えられて、電磁ソレノイ
ド23a,18aの通電が解除されるので、ウォータバ
ルブ23及びホットガスバルブ18がオフする。その結
果、製氷水タンク11への水の流入が停止するとともに
、蒸発器13の入口にホットガスが供給されなくなって
膨張バルブ17からの冷たい冷媒が供給されるようにな
る。そして、前記ステップ152の処理後、ステップ1
54にて初期フラグIFLGが”1”に変更され、ステ
ップ156にて除氷行程が終了する。なお、以降、初期
フラグIFLGは、電源スイッチが新たに投入し直され
ない限り、”1”に保たれ続ける。
【0029】このような除氷行程(図3のステップ11
0)の処理後、ステップ112にて、前記ステップ10
6と同様、フロートスイッチ34がオン状態にあるか否
かが判定される。この場合も、製氷水タンク11に流入
した水量が少なくてフロートスイッチ34がオンしてい
なければ、ステップ112における「NO」との判定の
基に、プログラムは再びステップ104の初期給水行程
に戻される。また、製氷水タンク11に流入した水量が
充分でフロートスイッチ34がオンしていれば、ステッ
プ112における「YES」との判定の基に、プログラ
ムはステップ114の製氷行程へ進められる。
【0030】製氷行程においては、制御回路40は、ま
ず、スイッチングトランジスタ58,62をオフ状態に
設定する。なお、これらのトランジスタ58,62は除
氷行程の終了時にオフ状態に設定されているので、制御
回路40は実質的には両トランジスタ58,62の以前
の状態を維持するのみである。その結果、リレー57,
61の作用により、電動モータ15aが通電されるとと
もに、電動モータ25aの正転制御端25a1に電力が
供給されて、冷却ファン15が回転し始めるとともに、
循環ポンプ25が正転し始める。循環ポンプ25は前記
正転により製氷水タンク11内の水をパイプ26を介し
て製氷用散水器24に供給するので、製氷板12の表面
12aには製氷水が流れる。この場合、ホットガスバル
ブ18はオフ状態にあるとともに、冷却ファン15が回
転するので、蒸発器12には膨張バルブ17から冷たい
冷媒が供給されて、同蒸発器12は製氷板12をその裏
面12bから冷却し始める。一方、製氷板12は熱伝導
率の低いステンレスで構成されているので、蒸発器12
が密着している付近の製氷板12の表面12aの温度の
みが下がり、同付近にてのみ氷Aが除々に生成される。 なお、製氷用散水器24から散水された製氷水のうちで
氷Aの生成に利用されなかった残り水は、製氷水タンク
11にふたたび流入する。
【0031】このようにして氷Aが除々に成長して大き
くなると、氷Aに変化した分だけ製氷水タンク11内の
水量が減少する。そして、製氷水タンク11内の液面の
低下によってフロートスイッチ34がオフ状態になると
、制御回路40はスイッチングトランジスタ58をオン
状態に設定する。その結果、リレー57の作用によって
切り換え接点57aが図示状態から切り換えられて、電
動モータ15a,25aの通電が解除され、冷却ファン
15及び循環ポンプ25が停止して、製氷行程が終了す
る。
【0032】この製氷行程後、制御回路40はステップ
116にて排水行程を実行する。この排水行程において
は、制御回路40は、前記スイッチングトランジスタ5
8のオン状態への設定から所定の短時間(例えば2秒間
)の経過を待って、スイッチングトランジスタ62をオ
ン状態に設定する。この場合、スイッチングトランジス
タ58は前記製氷行程の終了時にオン状態に設定されて
いるので、リレー57,61の作用により、電動モータ
25aの逆転制御端25a2に電力が供給されて循環ポ
ンプ25は逆転し始める。なお、このとき、ホットガス
バルブ18もオンしている。この循環ポンプ25の逆転
により、製氷水タンク11内の水がパイプ27側に圧送
されるので、圧力バルブ28がオン状態になり、同タン
ク11内の水はパイプ27を介してオーバーフローパイ
プ31へ送られて外部へ排出される。これにより、製氷
水タンク11内の水に不純物が蓄積することがなくなる
。また、パイプ27内に流入した水の一部はパイプ32
を介してサブタンク33にも供給され、同タンク33と
フロートスイッチ34の洗浄にも利用される。前記循環
ポンプ25の逆転開始から所定時間(例えば10〜20
秒)が経過すると、制御回路40はスイッチングトラン
ジスタ62をオフ状態に設定する。その結果、リレー6
1の作用により電動モータ25aの逆転が停止し、排水
行程が終了する。
【0033】この排水行程の終了後、プログラムはステ
ップ110の除氷行程に再び戻される。この除氷行程に
おいては、上述のように、ステップ122の処理によっ
て除氷完了時間CTX が除氷完了時間設定スイッチ7
2による選択値に設定され、ステップ124の処理によ
って水道水(除氷水)が製氷板12の裏面12bに供給
されるとともに、蒸発器13にホットガスが供給され続
け、ステップ126の処理によって除氷終了保障用カウ
ント値IFCT、給水終了用カウント値WFCT及び完
了検出禁止カウント値FICTがそれぞれ初期値「0」
にクリアされるとともに、温度検出フラグTFLGが初
期値”0”に設定される。その結果、製氷板12は除氷
水及びホットガスにより暖められ始めるとともに、各カ
ウント値IFCT,WFCT,FICTが「0」からカ
ウントアップを開始する。
【0034】これらのステップ122〜126(図4)
の処理後、ステップ128,130にて、除氷終了保障
用カウント値IFCTが所定値CT20(例えば20分
に相当するカウント値)以上であるか否かが判定される
とともに、給水終了用カウント値WFCTが所定値CT
6 (例えば6分に相当するカウント値)以上であるか
否かがそれぞれ判定される。これらのカウント値IFC
T,WFCTは共に周囲温度、水道水温度などに起因し
て通常の時間で除氷行程が終了しない場合の対策であり
、通常の場合には、前記両ステップ128,130にて
共に「NO」と判定されて、プログラムはステップ13
4へ進められる。
【0035】ステップ134においては温度検出フラグ
TFLGが”0”であるか否かが判定される。この場合
、温度検出フラグTFLGは前記ステップ126の処理
により初め”0”に設定されているので、前記ステップ
134における「YES」との判定の基に、ステップ1
36にて温度センサ73により検出された蒸発器13の
出口付近の温度が所定温度T1 以上であるか否かが判
定される。 なお、この所定温度T1 は、除氷行程にて製氷板12
の表面12a上の氷Aが融け始めて前記出口付近の温度
がほとんど変化しなくなる(飽和する)直前の温度であ
り、例えば摂氏9度に設定されている。今、製氷行程の
開始から短時間しか経過していなくて、製氷板12及び
蒸発器13の温度が低く、前記検出温度が所定温度T1
 未満であれば、前記ステップ136における「NO」
との判定の基に、プログラムはステップ128へ戻され
て、以降、ステップ128,130,134,136か
らなる循環処理が実行され続ける。この間、除氷水が製
氷板12の裏面12bに供給され続けるとともに、ホッ
トガスが蒸発器13に供給され続け、製氷板12及び蒸
発器13の温度は徐々に上昇して、製氷板12の表面1
2aに生成されている氷Aは徐々に同面12aから離れ
始める。
【0036】そして、前記循環処理中、温度センサ73
により検出された蒸発器13の出口付近の温度が所定温
度T1 以上になると、ステップ136における「YE
S」との判定の基に、ステップ138にて除氷完了検出
カウント値FDCTが初期値「0」にクリアされるとと
もに、温度検出フラグTFLGが”1”に変更されて、
プログラムはふたたびステップ128に戻される。これ
により、除氷完了検出カウント値FDCTは、上述した
「タイマ割り込みプログラム」の実行により、「0」か
らカウントアップし始める。
【0037】前記ステップ128,130の処理後の次
のステップ134の判定処理においては、温度検出フラ
グTFLGが”1”に設定されているので、「NO」と
判定され、プログラムはステップ140(図5)以降へ
進められる。このステップ140においては、温度セン
サ73による検出温度が前記所定温度T1 より低い所
定温度T2 (例えば摂氏8度)未満であるか否かが判
定される。このステップ140の判定処理も周囲温度、
除氷水温度が低い場合の特別な処理で、通常は前記検出
温度は所定温度T2 未満にならず、同ステップ140
においては「NO」と判定されて、プログラムはステッ
プ144以降へ進められる。なお、このステップ140
の処理については詳しく後述する。ステップ144にお
いては、除氷完了検出カウント値FDCTが除氷完了時
間CTX 以上であるか否かが判定される。この場合、
前記検出温度が所定温度T1 に達してから短時間しか
経過していなければ、同ステップ144における「NO
」との判定の基に、プログラムはステップ128に戻さ
れてステップ128,130,134,140,144
からなる循環処理が実行され続ける。
【0038】この循環処理中、除氷完了検出カウント値
FDCTが増加して除氷完了時間CTX 以上になると
、ステップ144にて「YES」と判定され、ステップ
146にて初期フラグIFLGが”0”であるか否かが
判定される。 この場合、除氷行程は2回目以降であって、上述した1
回目の除氷行程のステップ154にて同フラグIFLG
は”1”に設定されているので、前記ステップ146に
おいては「NO」と判定され、ステップ150にて完了
検出禁止カウント値FICTが所定値CT3 以上であ
るか否かが判定される。なお、この所定値CT3 は製
氷水タンク11内に水を満たすのに必要な時間で、例え
ば3分に相当するカウント値に設定されている。この場
合、完了検出禁止カウント値FICTが所定値CT3 
以上であれば、ステップ150にて「YES」と判定さ
れ、上述のように、ステップ152にてウォータバルブ
23及びホットガスバルブ18がオフ状態に設定される
とともに、ステップ154にて初期フラグIFLGが”
1”に設定されて、ステップ156にて除氷行程が終了
する。その結果、製氷板12の裏面12bへの除氷水の
供給及び蒸発器13へのホットガスの供給が停止し、上
記製氷行程及び排水行程がふたたび行われる。そして、
この除氷行程の終了時には、製氷板12の表面12a上
の氷Aが案内板36上に落下し、落下した氷Aは同板3
6に誘導されて貯氷庫35に蓄えられる。
【0039】このように、温度センサ73による検出温
度が所定温度T1以上になってから除氷完了時間CTX
 が経過した後に、除氷行程を終了させるようにすると
ともに、この所定温度T1 は前記検出温度が飽和する
直前の温度に設定されているので、検出温度が飽和状態
になるような場合でも、製氷板12の表面12a上の氷
Aの有無に対して大きな誤差を含まない検出温度を利用
することができるとともに、その後の同表面12a上に
氷Aが確実になくなった状態で除氷行程を終了させるこ
とができる。したがって、製氷板12の表面12a上の
氷の有無を正確に検出できるようになって、同表面12
a上に氷が残った状態で除氷行程を終了したり、不必要
に長く除氷行程を行うことがなくなる。また、前記除氷
完了時間CTX は除氷完了時間設定スイッチ72によ
り種々の値に選択設定されるようにしたので、はんだ付
けのばらつきにより製氷板12と蒸発器13との間の熱
伝導率にばらつきがあったり、使用地域、使用季節の差
により周囲温度、除氷水温度などが異なっていても、除
氷終了を正確に判断できるようになる。
【0040】一方、除氷完了検出カウント値FDCTが
除氷完了時間CTX 以上になっても、完了検出禁止カ
ウント値FICTが所定値CT3 未満であれば、前記
ステップ150にて「NO」と判定されてプログラムは
ステップ128へ戻されて、ステップ128,130,
134,140,144,146,150からなる循環
処理が実行され続ける。そして、この循環処理中、「タ
イマ割り込みプログラム」の実行により、完了検出禁止
カウント値FICTが増加して所定値CT3 以上にな
ると、ステップ150にて「YES」と判定されて、前
記ステップ152〜154の処理後、除氷行程が終了す
る。これにより、除氷行程は少なくとも所定値CT3 
に相当する時間だけは持続し、周囲温度、除氷水などの
温度が高く、短時間で除氷自体が完了してしまう場合で
も、ウォータバルブ23を介した製氷水タンク11への
給水が確保される。その結果、製氷水タンク11には次
の製氷行程に必要な水が確保される。なお、ステップ1
46〜148の処理により、1回目の除氷行程の最低時
間(CT2 =2分)を2回目以降の最低時間(CT3
=3分)としたのは、1回目の場合には、ステップ10
4の初期給水行程により、製氷水タンク11に水が既に
供給されているからである。
【0041】また、水道水の温度、周囲温度が極めて低
いときには、これらの水道水、周囲温度、冷凍回路から
の漏れ冷媒などにより、所定値T1 まで一旦上昇した
蒸発器13の出口温度が再び下降することがあり、この
場合には、製氷板12及び蒸発器13の温度も下降して
製氷板12の表面12a上の氷Aの落下完了までの時間
が長くなる。このような場合、上記実施例においては、
ステップ140にて「YES」すなわち温度センサ73
による検出温度が所定温度T2 未満であると判定され
、ステップ142にて除氷完了検出カウント値FDCT
が「0」にクリアされる。その結果、この時点から、除
氷完了検出カウント値FDCTはふたたび「0」からカ
ウントアップするので、除氷行程の時間が長くなり、製
氷板12の表面12a上の氷Aが確実に除氷されるよう
になる。
【0042】また、水道水の温度が極めて低く、同水を
製氷板12の裏面12bに供給することが、製氷板12
及び蒸発器13の温度上昇の妨げとなる場合もあり、こ
のような場合、水道水を製氷板12の裏面12bに長時
間供給しても、製氷板12の表面12a上の氷Aが除氷
されない。このような場合、上記実施例においては、ス
テップ136にていつまでも「NO」すなわち温度セン
サ73による検出温度が所定温度T1 未満であると判
定され、ステップ128,130,134,136から
なる循環処理が繰り返し実行され続ける。そして、前記
循環処理中、給水終了保障用カウント値WFCTがカウ
ントアップし続けて同値WFCTが所定値CT6 に達
すると、ステップ130にて「YES」と判定され、ス
テップ132にてスイッチングトランジスタ64がオフ
状態に設定される。その結果、リレー63の作用により
、電磁ソレノイド23aの通電のみが解除され、ウォー
タバルブ23がオフして製氷板12の裏面12bへの水
道水の供給が停止する。一方、この場合も、ホットガス
バルブ18はオン状態に保たれているので、蒸発器13
の温度は上昇し、製氷板12及び蒸発器13の温度がホ
ットガスのみにより上昇する。前記ステップ132の処
理後は、上述したステップ134以降の処理が実行され
て、上述した場合と同様にして除氷行程が終了する。そ
の結果、前述のように、水道水の温度が極めて低くて同
水が除氷の妨げとなる場合にも、除氷が確実に行われる
ようになる。 また、この給水時間の制限により、節水効果もある。
【0043】さらに、周囲温度が極めて低く、製氷板1
2の表面12aから氷Aが落下した後にも、温度センサ
73による検出温度が所定温度T1 以上に上昇しなく
て、除氷行程がいつまでも終了しないことがある。この
ような場合、ステップ136にて常に「NO」と判定さ
れて、前記給水停止後も、ステップ128〜136から
なる循環処理が実行され続ける。そして、前記循環処理
中、除氷終了保障用カウント値IFCTが増加し続けて
同値IFCTが所定値CT20に達すると、ステップ1
28にて「YES」と判定されて、プログラムがステッ
プ152以降へ進められて、除氷行程が終了する。その
結果、除氷行程がいつまでも終了しないことを回避する
ことができる。
【0044】なお、上記実施例においては、所定値T1
 まで一旦上昇した蒸発器13の出口温度が再び所定温
度T2 未満まで下降したとき、ステップ142の処理
により除氷完了検出カウント値FDCTを初期値「0」
にクリアするようにしたが、同初期値として別の値、例
えば「0」より若干大きな値に設定するようにしてもよ
い。 また、上記実施例においては、所定温度T1,T2 を
固定としたが、この温度を除氷完了時間CTX のよう
に可変設定できるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明の一実施例に係る製氷機の概略図で
ある。
【図2】  図1の製氷機を制御するための電気制御装
置の回路図である。
【図3】  図2の制御回路により実行される「メイン
プログラム」のフローチャートである。
【図4】  図3の除氷行程の一部を詳細に示すフロー
チャートである。
【図5】  図3の除氷行程の一部を詳細に示すフロー
チャートである。
【図6】  図1の制御回路により実行される「タイマ
割り込みプログラム」のフローチャートである。
【符号の説明】
11…製氷水タンク、12…製氷板、13…蒸発器、1
4…圧縮機、14a…電動モータ、15…冷却ファン、
15a…電動モータ、16…凝縮器、17…膨張バルブ
、18…ホットガスバルブ、18a…電磁ソレノイド、
21…除氷用散水器、23…ウォータバルブ、23a…
電磁ソレノイド、24…製氷用散水器、25…循環ポン
プ、31…オーバフローパイプ、34…フロートスイッ
チ、35…貯氷庫、40…制御回路、51,53,55
,57,61,63…リレー、56,58,62,64
…スイッチングトランジスタ、72…除氷完了時間設定
スイッチ、73…温度センサ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  製氷水タンクの上方にほぼ垂直に設け
    た製氷板と、前記製氷板の裏面に設けた蒸発器と、圧縮
    機、冷却器及び膨張バルブからなり前記蒸発器に冷媒を
    循環させる冷凍回路と、前記冷却器及び膨張バルブをバ
    イパスしたバイパス路に設けられ前記圧縮機から前記蒸
    発器へのホットガスの供給を制御するホットガスバルブ
    と、前記製氷水タンク内の水を前記製氷板の表面側上部
    に供給する循環ポンプと、外部から前記製氷板の裏面側
    上部への除氷水の供給を制御するウォータバルブとを備
    えた製氷機のための電気制御装置であって、前記ホット
    ガスバルブ及び前記ウォータバルブをオフした状態で前
    記循環ポンプを所定期間作動させることにより前記製氷
    板の表面上に氷を生成させる製氷行程を行う製氷制御手
    段と、前記循環ポンプを停止させた状態で前記ホットガ
    スバルブ及び前記ウォータバルブを所定期間オン状態に
    設定して前記製氷板の表面上の氷を貯氷庫に落下させる
    除氷行程を行う除氷制御手段とを備え、前記製氷制御手
    段による製氷行程と前記除氷制御手段による除氷行程と
    を交互に行う製氷機のための電気制御装置において、前
    記電気制御装置の除氷制御手段を、前記製氷制御手段に
    よる製氷行程後に前記ホットガスバルブ及び前記ウォー
    タバルブをオン状態に設定する除氷開始手段と、前記蒸
    発器の出口側に配設した温度センサと、前記温度センサ
    により検出した温度が第1所定温度に上昇した時点で時
    間計測を開始して同計測時間が第1所定時間に達したと
    き前記ホットガスバルブ及び前記ウォータバルブをオフ
    状態に切り換える第1タイマ手段とで構成したことを特
    徴とする製氷機のための電気制御装置。
  2. 【請求項2】  前記請求項1に記載の発明の構成に加
    えて、前記第1タイマ手段によって計測される第1所定
    時間を選択的に設定する時間設定手段を設けたことを特
    徴とする製氷機のための電気制御装置。
  3. 【請求項3】  前記請求項1に記載の発明の構成に加
    えて、前記第1タイマ手段による時間計測中、前記温度
    センサにより検出した温度が前記第1所定温度より低い
    第2所定温度未満に下降したとき前記第1タイマ手段に
    よる時間計測を所定の値から新たに開始させるクリア手
    段を設けたことを特徴とする製氷機のための電気制御装
    置。
  4. 【請求項4】  前記請求項1に記載の発明の構成に加
    えて、前記除氷開始手段が前記ホットガスバルブ及び前
    記ウォータバルブをオン状態に設定したとき時間計測を
    開始して同計測時間が前記第1所定時間より長い第2所
    定時間に達したとき前記ウォータバルブをオフ状態へ切
    り換える第2タイマ手段を設けたことを特徴とする製氷
    機のための電気制御装置。
  5. 【請求項5】  前記請求項1に記載の発明の構成に加
    えて、前記除氷開始手段が前記ホットガスバルブ及び前
    記ウォータバルブをオン状態に設定したとき時間計測を
    開始して、同計測時間が前記第1所定時間より長い第2
    所定時間に達するまで、前記第1タイマ手段による前記
    ホットガスバルブ及び前記ウォータバルブのオフ状態へ
    の切り換えを禁止する第2タイマ手段を設けたことを特
    徴とする製氷機のための電気制御装置。
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