JPH0545033A - 流下式製氷機 - Google Patents

流下式製氷機

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JPH0545033A
JPH0545033A JP22938791A JP22938791A JPH0545033A JP H0545033 A JPH0545033 A JP H0545033A JP 22938791 A JP22938791 A JP 22938791A JP 22938791 A JP22938791 A JP 22938791A JP H0545033 A JPH0545033 A JP H0545033A
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JP
Japan
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water
ice making
drainage
valve
ice
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Application number
JP22938791A
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English (en)
Inventor
Tadashi Sakai
忠志 酒井
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Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Production, Working, Storing, Or Distribution Of Ice (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 製氷水に含まれる不純物を適当な頻度で排出
して、良質な氷を製造するとともに節水効果をも上げ
る。 【構成】 ホットガスバルブ18、ウォータバルブ2
3、循環ポンプ25などをシーケンス制御することによ
り、製氷板12上の氷を落下させて貯氷庫36内に蓄え
るとともに貯水タンク11に給水する除氷給水行程と、
製氷板12上に氷を生成する製氷行程と、貯水タンク1
1内の水を排水すると共にサブタンク34を洗浄する排
水洗浄行程とからなるサイクルが前記行程順に繰り返し
行われる。毎サイクル毎の排水洗浄行程にてサブタンク
34は洗浄されるが、排水バルブ31を介した排水は、
使用者が設定した所定数のサイクル毎に行われる。貯水
タンク11内の排水が行われた場合には除氷給水行程に
おける給水量は多く設定され、同排水が行われかった場
合には同給水量は少なく設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、除氷給水行程、製氷行
程及び排水洗浄行程からなる1サイクルの行程を前記各
行程順に繰り返し行って貯氷庫内に氷を自動的に蓄積す
る流下式製氷機に係り、特に前記排水洗浄行程時の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置は、特開昭63−1
05381号公報に示されているように、除氷給水行程
において除氷給水行程制御手段がホットガスバルブ及び
ウォータバルブを所定期間オン状態に設定して製氷板の
表面上の氷を貯氷庫に落下させるとともに貯水タンクに
給水するようにし、製氷行程において製氷行程制御手段
がポンプを所定期間正転させて製氷板の表面上にて氷を
生成するようにし、排水洗浄行程において排水洗浄行程
制御手段がポンプを逆転させて、貯水タンク内の水を同
タンクに連通すると共にフロートスイッチを収容したサ
ブタンクに供給して同タンク内を洗浄すると同時に、前
記水の一部を排水路を介して排出するようにしている。
これにより、定期的にサブンタンクが洗浄されると共に
貯水タンク内の不純物が外部へ排出され、良質な氷が製
造される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来の
装置にあっては、各サイクル毎に排水も洗浄もなされる
ので、不純物のほとんどと含まれていない水も排水され
ることになり、水が無駄に消費されるという問題があっ
た。本発明は上記問題に対処するためになされもので、
その目的は、水の無駄使いをなくすようにした製氷機の
ための電気制御装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、上記請求項1に係る発明の構成上の特徴は、製氷用
の水を貯えた貯水タンクと、前記貯水タンクに連通して
なり水位検出用のフロートスイッチを収容したサブタン
クと、前記貯水タンクの上方にほぼ垂直に設けた製氷板
と、前記製氷板の裏面に設けた蒸発器と、圧縮機、冷却
器及び膨張バルブからなり前記蒸発器に冷媒を循環させ
る冷凍回路と、外部から前記製氷板の裏面側上部への水
の供給を制御するウォータバルブと、前記冷却器及び膨
張バルブをバイパスしたバイパス路に設けられ前記圧縮
機から前記蒸発器へのホットガスの供給を制御するホッ
トガスバルブと、第1状態にて前記貯水タンク内の水を
前記製氷板の表面側上部に供給しかつ第2状態にて前記
貯水タンク内の水をサブタンクに供給すると同時にその
一部を排水路を介して外部に排出するポンプと、前記ホ
ットガスバルブ及び前記ウォータバルブを所定期間オン
状態に制御して前記製氷板の表面上の氷を貯氷庫に落下
させるとともに前記貯水タンクに給水する除氷給水行程
制御手段と、前記ポンプを所定期間第1状態に作動制御
して前記タンク内の水を前記製氷板の表面側上部に供給
することにより前記製氷板の表面上に氷を生成する製氷
行程制御手段と、前記ポンプを所定期間第2状態に作動
制御して前記貯水タンク内の水を前記サブタンクに供給
することにより同サブタンクを洗浄すると同時に前記水
の一部を排水路を介して外部に排出する排水洗浄行程制
御手段とを備え、前記除氷給水行程制御手段による除氷
給水行程、前記製氷行程制御手段による製氷行程及び前
記排水洗浄行程制御手段による排水行程からなる1サイ
クルの行程を前記各行程順に繰り返し行う流下式製氷機
において、前記排水路に前記貯水タンク内の水の外部へ
の排水を制御する排水バルブを設けると共に、前記排水
洗浄行程制御手段に、前記1サイクル毎にカウントアッ
プするカウンタ手段と、前記カウンタ手段のカウント値
に応じて所定サイクル数毎に前記排水バルブをオンさせ
るとともにそれ以外のときには同排水バルブをオフ状態
に設定する排水頻度制御手段とを設けたことにある。
【0005】また、上記請求項2に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項1に係る発明の排水洗浄行程制御手
段に、さらに、前記所定サイクル数を選択的に設定する
排水頻度設定手段を設けたことにある。
【0006】また、上記請求項3に記載の発明の構成上
の特徴は、前記請求項1に係る発明の前記除氷給水行程
制御手段を、排水洗浄行程の終了時に前記ホットガスバ
ルブ及び前記ウォータバルブをオンする除氷給水開始手
段と、同排水洗浄行程の終了時に時間計測を開始するタ
イマ手段と、前回の排水洗浄行程にて前記排水バルブが
オンされた場合には前記タイマ手段による時間計測値が
第1所定時間に達したとき前記ホットガスバルブ及び前
記ウォータバルブをオフし、かつ前回の排水洗浄行程に
て前記排水バルブがオンされなかった場合には前記タイ
マ手段による時間計測値が前記第1所定時間より短い第
2所定時間に達したとき前記ホットガスバルブ及び前記
ウォータバルブをオフする除氷給水終了手段とで構成し
たことにある。
【0007】
【発明の作用・効果】上記のように構成した請求項1に
係る発明においては、カウンタ手段が、除氷給水行程、
製氷行程及び排水洗浄行程からなる1サイクル毎に、そ
のカウント値をカウントアップさせる。そして、このカ
ウント値が所定サイクル数を示すとき、排水頻度制御手
段は排水路に設けられた排水バルブをオンするので、貯
水タンク内の水はサブタンクに供給されてフロートスイ
ッチ及びサブタンク内壁を洗浄すると同時に、その一部
は外部へ排出される。また、このカウント値が所定サイ
クル数を示さないとき、排水頻度制御手段は排水バルブ
をオフするので、貯水タンク内の水はサブタンクのみに
供給されて、フロートスイッチ及びサブタンク内壁の洗
浄にのみ用いられる。その結果、この請求項1に係る発
明によれば、サブタンク内は高頻度で洗浄されると共
に、少ない頻度で貯水タンク内の水が外部へ排出される
ので、サブタンク内が常にきれいに保たれるとともに、
水が無駄に消費されることなく、不純物の少ない良質の
氷が製造できる。
【0008】また、上記のように構成した請求項2に係
る発明においては、排水頻度設定手段により所定サイク
ル数が選択的に設定されるので、水の排水頻度を任意に
設定できるようになる。その結果、この請求項2に係る
発明によれば、製氷機の使用地域、使用季節などによる
水質に応じて、水の排水頻度を任意に設定できるので、
使用地域、使用季節などが変化しても、前記請求項1に
係る発明のように節水効果を上げながら、良質の氷を製
造できる。
【0009】また、上記のように構成した請求項3に係
る発明においては、排水洗浄行程終了後、除氷給水開始
手段によりホットガスバルブ及びウォータバルブがオン
され、タイマ手段による所定時間の計測の後に、除氷給
水終了手段により前記両バルブがオフされて除氷給水行
程が終了する。この場合、前回の排水洗浄行程にて排水
バルブがオンして貯水タンク内の水が外部へ排出された
場合には、前記所定時間は第1所定時間に設定され、ま
た前回の排水洗浄行程にて排水バルブがオフであって貯
水タンク内の水が外部へ排出されなかった場合には、同
所定時間は第1所定時間より短い第2所定時間に設定さ
れるので、排水洗浄行程にて水の排水が行われなかった
場合には、同排水が行われた場合に比べて、除氷給水行
程における給水時間が短くなる。その結果、この請求項
3に係る発明によれば、排水が行われなくて水の多少の
補充で充分な場合には、無駄な給水が行われないので、
前記請求項1に係る発明の効果に加えて、さらに節水効
果が高まる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
すると、図1は同実施例に係る流下式製氷機を概略的に
示している。この製氷機は、水を収容する貯水タンク1
1の上方にほぼ垂直に設けた製氷板12を有する。この
製氷板12は熱伝導率の低いステンレス板で構成されて
いて、その表面12aにて氷Aを生成するもので、その
裏面12bには蛇行させたパイプで構成した蒸発器13
がはんだ付け固定されている。この蒸発器13の入口と
出口との間には、圧縮機14、電動の冷却ファン15が
付設された凝縮器16、及び膨張バルブ17からなる公
知の冷凍回路が接続されており、同蒸発器13に冷媒が
循環するようになっている。また、この冷凍回路には凝
縮器16及び膨張バルブ17をバイパスするバイパス路
が設けられ、同バイパス路にはホットガスバルブ18が
介装されている。
【0011】製氷板12の裏面12bの上方には除氷用
散水器21が設けられている。除氷用散水器21は多数
の散水孔21aを備え、外部の水道管に接続されたパイ
プ22を介して供給される水を製氷板12の裏面12b
に流す。このパイプ22には、電気的にオンオフ制御さ
れるウォータバルブ23が介装されている。製氷板12
の表面12aの上方には製氷用散水器24が設けられて
いる。製氷用散水器24も多数の散水孔24aを備え、
ポンプ25により貯水タンク11からパイプ26を介し
て供給される水を製氷板12の表面12aに流す。
【0012】ポンプ25は正逆転が切り換え制御される
電動のポンプで構成されており、正転時には貯水タンク
11内の水をパイプ26側に圧送し、逆転時には同タン
ク11内の水をパイプ27側に圧送するものである。パ
イプ27には圧力バルブ28が介装されている。圧力バ
ルブ28は弁体28a及びスプリング28bを備えてお
り、弁体28aは常時スプリング28bの付勢力により
パイプ27の連通を禁止し、ポンプ25から水が圧送さ
れたとき上方へ変位して同パイプ27の連通を許容す
る。このパイプ27の端部は排水路を構成しており、同
端部には電気的にオンオフ制御される排水バルブ31が
介装され、その末端は貯水タンク11の中央に設けられ
て同タンク11内の最高液面高さを規定するオーバフロ
ーパイプ32の上方に位置しており、排水バルブ31を
介してパイプ27内を流れてきた水はオーバフローパイ
プ32を介して外部へ排出されるようになっている。
【0013】パイプ27の中間部はパイプ33を介して
サブタンク34に接続されていて、パイプ27を流れる
水の一部はサブタンク34にも供給されるようになって
いる。サブタンク34はその底部にて貯水タンク11に
連通しているとともに、フロートスイッチ35を収容し
ている。このフロートスイッチ35は貯水タンク11内
の液面の高さを検出するもので、同液面の高さが規定値
より高ければオン状態となり、かつ同液面の高さが規定
値にまで低下するとオフ状態となるものである。また、
製氷板12の下方には、同板12の表面12aにて形成
されて落下する氷Aを貯氷庫36に導く案内板37が傾
斜して配置されている。案内板37には複数個の孔37
aが設けられていて、同孔37aを通して水が貯水タン
ク11内に流下するようになっている。
【0014】次に、上記のように構成した製氷機を電気
的に制御するための電気制御装置について図面を用いて
説明すると、図2は同装置の回路図を示している。この
電気制御装置は3本の入力母線L1,L2,L3を有してお
り、同母線L1,L2,L3 には、圧縮機14の電動モータ
14aと、ホットガスバルブ18の電磁ソレノイド18
aと、冷却ファン15の電動モータ15aと、ポンプ2
5の電動モータ25aと、ウォータバルブ23の電磁ソ
レノイド23aと、排水バルブ31の電磁ソレノイド3
1aと、これらの各モータ及びソレノイドの通電を制御
する制御回路40とが接続されている。入力母線L1,L
2,L3 は単相3線式商用電源に接続されており、入力母
線L1,L2 間は120Vに設定されるとともに、入力母
線L1,L3 間は240Vに設定されている。
【0015】電動モータ14aの一端はリレー51の常
開接点51aを介して入力母線L1に接続され、同モー
タ14aの他端は入力母線L3 に接続されている。な
お、常開接点51aと電動モータ14aとの間には、同
モータ14aを起動するための起動キャパシタ52及び
起動リレー53も接続されている。リレー51の常開接
点51aはコイル51bの通電時にオンするもので、同
コイル51bの一端は貯氷スイッチ54を介して入力母
線L1 に接続されるとともに、他端はリレー55の常開
接点55aを介して入力母線L2 に接続されている。貯
氷スイッチ54は、図1に示すように、貯氷庫36の内
側上部に組み付けられた常閉型のサーモスイッチで構成
され、貯氷庫36内に氷が満たされると温度に感応して
オフするものである。リレー55の常開接点55aはコ
イル55bの通電時にオンするもので、同コイル55b
はスイッチングトランジスタ56のオン時に通電され
る。
【0016】電磁ソレノイド18a及び電動モータ15
aの各一端はリレー57の切り換え接点57a及び貯氷
スイッチ54を介して入力母線L1 に接続され、同ソレ
ノイド18aの他端は入力母線L2 に接続され、同モー
タ15aの他端はリレー55の常開接点55aを介して
入力母線L2に接続されている。リレー57の切り換え
接点57aはコイル57bの非通電時に図示状態にあっ
て電動モータ15aを入力母線L1 に接続し、かつコイ
ル57bの通電時に図示状態から切り換えられて電磁ソ
レノイド18aを入力母線L1 に接続するもので、同コ
イル57bはスイッチングトランジスタ58のオン時に
通電される。
【0017】電動モータ25aの正転制御端25a1は
リレー61の常閉接点61a、リレー57の切り換え接
点57a及び貯氷スイッチ54を介して入力母線L1
接続され、同モータ25aの逆転制御端25a2はリレ
ー61の常開接点61b及び貯氷スイッチ54を介して
入力母線L1 に接続され、同モータ25aの共通端25
a3はリレー55の常開接点55aを介して入力母線L
2 に接続されている。リレー61の常閉接点61aはコ
イル61cの非通電時にオンするとともに、常開接点6
1bはコイル61cの通電時にオンするもので、同コイ
ル61cはスイッチングトランジスタ62のオン時に通
電される。
【0018】電磁ソレノイド23aの一端はリレー63
の常開接点63a及び貯氷スイッチ54を介して入力母
線L1 に接続され、同ソレノイド23aの他端は入力母
線L2 に接続されている。リレー63の常開接点63a
はコイル63bの通電時にオンするもので、同コイル6
3bはスイッチングトランジスタ64のオン時に通電さ
れる。電磁ソレノイド31aの一端はリレー65の常開
接点65a及び貯氷スイッチ54を介して入力母線L1
に接続され、同ソレノイド31aの他端は入力母線L2
に接続されている。リレー65の常開接点65aはコイ
ル65bの通電時にオンするもので、同コイル65bは
スイッチングトランジスタ66のオン時に通電される。
【0019】制御回路40は、CPU、ROM、RA
M、タイマ、I/Oなどからなるマイクロコンピュータ
により構成されており、図3のフローチャートに対応し
た「メインプログラム」を実行し続けるとともに、前記
タイマからの割り込み命令により所定時間毎に図7のフ
ローチャートに対応した「タイマ割り込みプログラム」
を割り込み実行して、スイッチングトランジスタ56,
58,62,64,66のオンオフを制御する。
【0020】また、この制御回路40には、電源トラン
ス41、排水時間設定スイッチ42、排水頻度設定スイ
ッチ43、フロートスイッチ35及び温度センサ44も
接続されている。電源トランス41は入力母線L1,L2
間に貯氷スイッチ54を介して接続されている。排水時
間設定スイッチ42は複数の選択スイッチで構成され、
それらの選択操作に応じて貯水タンク11内の水を排水
する時間(例えば、0秒,10秒,20秒)を表す信号
を出力する。排水頻度設定スイッチ43も複数の選択ス
イッチで構成され、何サイクル(例えば、1,2,5,
10サイクル)に1回排水を行うかを表す信号を出力す
る。フロートスイッチ35は上述したとおりである。温
度センサ44は、図1に示すように、蒸発器13の出口
部に設けられ、同出口部の温度を表す信号を出力する。
【0021】次に、上記のように構成した実施例の動作
を説明する。電源スイッチ(図示しない)が投入される
と、入力母線L1,L2,L3 に交流電圧が供給されるとと
もに、同電圧が電源トランス41を介して制御回路40
に供給され、同回路40は図3のステップ100にて
「メインプログラム」の実行を開始する。なお、この場
合、貯氷庫36に氷が満たされていて貯氷スイッチ54
がオフ状態にある場合には、制御回路40に電力が供給
されないので、以下に説明する制御動作は実行されな
い。
【0022】この「メインプログラム」の実行開始後、
制御回路40はステップ102にて初期設定処理を実行
する。この初期設定処理においては、給水フラグWFLG
が”0”に初期設定されるとともに、サイクルカウント
値Nが「0」に初期設定されることを含めて、各種変数
が初期値に設定される。
【0023】この初期設定処理後、制御回路40はステ
ップ104にて初期給水行程を実行する。この行程にお
いては、スイッチングトランジスタ64がオン状態に設
定され、リレー63の作用により、電磁ソレノイド23
aが通電されるので、ウォータバルブ23がオンする。
これにより、パイプ22を介した水道水が除氷用散水器
21に供給され、前記水が製氷板12の裏面12bに沿
って流れ落ちて貯水タンク11に流入する。この初期給
水行程はタイマの作用により所定時間(例えば1分間)
だけ行われ、同時間が経過するとプログラムはステップ
106へ進められる。
【0024】ステップ106においてはフロートスイッ
チ35がオン状態にあるか否かが判定される。この場
合、貯水タンク11に流入した水量が少なくてフロート
スイッチ35がオンしていなければ、次のステップ10
6にて「NO」と判定され、再びステップ104の初期
給水行程が行われる。
【0025】一方、前記水量が充分でフロートスイッチ
35がオンしていれば、前記ステップ106における
「YES」との判定の基に、制御回路40はステップ1
08にてスイッチングトランジスタ56をオン状態に設
定する。これにより、リレー55の常開接点55aがオ
ンするとともに、リレー51の常開接点51aもオン
し、圧縮機14の電動モータ14aが起動され、以降、
圧縮機14は蒸発器13の出口からの冷媒を圧縮して凝
縮器16、膨張バルブ17及び蒸発器13からなる冷凍
回路に循環させるとともに、ホットガスバルブ18にも
供給する。次に、制御回路40はステップ110の除氷
給水行程、ステップ114の製氷行程、及びステップ1
16の排水洗浄行程からなる循環処理を繰り返し実行す
る。
【0026】このような「メインプログラム」の実行
中、制御回路40は、タイマの作用により、「タイマ割
り込みプログラム」を所定時間毎に割り込み実行する。
この「タイマ割り込みプログラム」は図7のステップ4
00にて開始され、ステップ402にて除氷完了検出カ
ウント値FDCT、給水完了カウント値WFCT及び排水制御カ
ウント値WOCTがそれぞれ「1」ずつカウントアップされ
て、ステップ404にてこの「タイマ割り込みプログラ
ム」が終了される。
【0027】ふたたび、図3の「メインプログラム」の
説明に戻ると、ステップ110〜116からなる循環処
理中のステップ110の除氷給水行程は、図4に詳細に
示すように、ステップ200にて開始される。この開始
後、ステップ202にてスイッチングトランジスタ6
4,58がオン状態に設定される。これにより、リレー
63の常開接点63aがオンするとともに、リレー57
の切り換え接点57aが図示状態から切り換えられて、
電磁ソレノイド23a,18aが通電され、ウォータバ
ルブ23及びホットガスバルブ18がオンする。これら
の両バルブ23,18のオン状態への設定により、除氷
用散水器21には水道水が供給され続けて貯水タンク1
1には水が流入され続けるとともに、蒸発器13の入口
には圧縮器14により圧縮されたホットガスが供給され
るようになる。
【0028】次に、ステップ204にて、給水完了カウ
ント値WFCTが初期値「0」にクリアされるとともに、温
度検出フラグTFLGが初期値”0”に設定される。これに
より、このカウント値WFCTは、この時点から前記「タイ
マ割り込みプログラム」の実行される所定時間毎に、
「0」から「1」ずつ順次カウントアップするようにな
る。
【0029】前記ステップ204の処理後、制御回路4
0はステップ206〜222からなる循環処理により、
製氷板12の表面12aに生成されている氷の除氷と貯
水タンク11に対する給水を行う。しかし、この電源ス
イッチの投入直後においては、通常、氷は生成されてい
ないので、前記除氷については後述するとして、前記給
水についてのみ説明する。
【0030】ステップ206〜212の処理後、ステッ
プ214にて「YES」すなわち給水フラグWFLGは”
0”であると判定され、ステップ218にて給水完了カ
ウント値WFCTが所定値CT2 (例えば2分間に相当するカ
ウント値)以上であるか否かが判定される。この場合、
給水完了カウント値WFCTが所定値CT2 未満であれば、ス
テップ218における「NO」との判定の基に、プログ
ラムはステップ206に戻されて、再びステップ20
6,212,214,218からなる処理が実行され続
ける。一方、給水完了カウント値WFCTが所定値CT2 以上
になれば、ステップ218にて「YES」と判定され、
ステップ224にてスイッチングトランジスタ64,5
8がオフ状態に設定されて、ステップ226にて除氷給
水行程が終了する。
【0031】これにより、リレー63の常開接点63a
がオフするとともに、リレー57の切り換え接点57a
が図示状態に切り換えられて、電磁ソレノイド23a,
18aの通電が解除されるので、ウォータバルブ23及
びホットガスバルブ18がオフする。その結果、貯水タ
ンク11への水の流入が停止するとともに、蒸発器13
の入口にホットガスが供給されなくなって膨張バルブ1
7からの冷たい冷媒が供給されるようになる。
【0032】このような除氷給水行程(図3のステップ
110)の処理後、ステップ112にて、前記ステップ
106と同様、フロートスイッチ35がオン状態にある
か否かが判定される。この場合も、貯水タンク11に流
入した水量が少なくてフロートスイッチ35がオンして
いなければ、ステップ112における「NO」との判定
の基に、プログラムは再びステップ104の初期給水行
程に戻される。また、貯水タンク11に流入した水量が
充分でフロートスイッチ35がオンしていれば、ステッ
プ112における「YES」との判定の基に、プログラ
ムはステップ114の製氷行程へ進められる。
【0033】製氷行程においては、制御回路40は、ま
ず、スイッチングトランジスタ58,62をオフ状態に
設定する。なお、これらのトランジスタ58,62は除
氷給水行程の終了時にオフ状態に設定されているので、
制御回路40は実質的には両トランジスタ58,62の
以前の状態を維持するのみである。その結果、リレー5
7,61の作用により、電動モータ15aが通電される
とともに、電動モータ25aの正転制御端25a1に電
力が供給されて、冷却ファン15が回転し始めるととも
に、ポンプ25が正転し始める。
【0034】ポンプ25は前記正転により貯水タンク1
1内の水をパイプ26を介して製氷用散水器24に供給
するので、製氷板12の表面12aには水が流れる。こ
の場合、ホットガスバルブ18はオフ状態にあるととも
に、冷却ファン15が回転するので、蒸発器13には膨
張バルブ17から冷たい冷媒が供給されて、同蒸発器1
3は製氷板12をその裏面12bから冷却し始める。一
方、製氷板12は熱伝導率の低いステンレスで構成され
ているので、蒸発器13が密着している付近の製氷板1
2の表面12aの温度のみが下がり、同付近にてのみ氷
Aが除々に生成される。なお、製氷用散水器24から散
水された水のうちで氷Aの生成に利用されなかった残り
水は、貯水タンク11にふたたび流入する。
【0035】このようにして氷Aが除々に成長して大き
くなると、氷Aに変化した分だけ貯水タンク11内の水
量が減少する。そして、貯水タンク11内の液面の低下
によってフロートスイッチ35がオフ状態になると、制
御回路40はスイッチングトランジスタ58をオン状態
に設定する。その結果、リレー57の作用によって切り
換え接点57aが図示状態から切り換えられて、電動モ
ータ15a,25aの通電が解除され、冷却ファン15
及びポンプ25が停止して、製氷行程が終了する。
【0036】この製氷行程後、制御回路40はステップ
116にて排水洗浄行程を実行する。この排水洗浄行程
は、図5,6に詳細に示すように、ステップ300にて
開始され、ステップ302にて排水時間設定スイッチ4
2及び排水頻度設定スイッチ43の状態が読み込まれ
て、同状態により表された各値が排水時間値CTX 及び排
水頻度NX としてそれぞれ設定される。なお、この排水
時間値CTX は、通常、フロートスイッチ35により規定
される貯水タンク11内の液面レベルに応じた値に設定
される。
【0037】次に、ステップ304にてスイッチングト
ランジスタ58がオン状態に設定されるとともに、スイ
ッチングトランジスタ62,64,66がオフ状態に設
定される。その結果、リレー57,61,63,65の
作用によってリレー57の切り換え接点57aは図示状
態から上側へ切り換えれるとともに、リレー61,6
3,65の各常開接点61b,63a,65aがオフ
し、電磁ソレノイド18aが通電されるとともに、電動
モータ25a及び電磁ソレノイド23a,31aへの通
電が解除されて、ホットガスバルブ18がオンし、冷却
ファン15が停止し、ポンプ25が停止し、ウォータバ
ルブ23がオフし、かつ排水バルブ31がオフする。
【0038】前記ステップ304の処理後、ステップ3
06にて前記設定した排水時間値CT X が「0」であるか
否かが判定される。まず、この排水時間値CTX が「0」
でない場合について説明すると、前記ステップ306に
て「NO」と判定され、ステップ308にてサイクルカ
ウント値Nに「1」が加算されて、ステップ310にて
同カウント値Nが「1」であるか否かが判定される。こ
の場合、初回の排水洗浄行程であって、サイクルカウン
ト値Nは上記ステップ102(図3)の処理により以前
「0」に設定されていたので、この時点では同カウント
値Nは「1」となっており、前記ステップ310にて
「YES」と判定されて、ステップ312にて同カウン
ト値Nが排水頻度NX に等しいか否かが判定される。こ
の場合、排水頻度NX が「1」以外の値(例えば
「2」,「5」,「10」)に設定されていれば、前記
ステップ312にて「NO」と判定され、プログラムは
ステップ316,318(図6)に進められる。
【0039】ステップ316においては排水制御カウン
ト値WOCTが「0」にクリアされ、ステップ318におい
ては同カウント値WOCTが所定値CT5 (例えば2秒に相当
するカウント値)になるまで、プログラムの進行が停止
される。そして、この排水制御カウント値WOCTが、上述
した「タイマ割り込みプログラム」の実行毎に増加し
て、所定値CT5 に達すると、前記ステップ318にて
「YES」と判定されてプログラムがステップ320以
降へ進められる。これにより、ポンプ25が所定時間
(例えば2秒間)停止する。このようにポンプ25を所
定時間停止させるのは、回転中のポンプ25を急に停止
させることができないためである。
【0040】ステップ320においては、スイッチング
トランジスタ62,66がオン状態に設定される。この
場合、スイッチングトランジスタ58は前記ステップ3
04の処理によってオン状態に設定されているので、リ
レー57,61の作用により、電動モータ25aの逆転
制御端25a2に電力が供給されてポンプ25は逆転し
始めると共に、リレー65の作用により、電磁ソレノイ
ド31aが通電されて排水バルブ31がオンする。次
に、前記ステップ316,318と同様なステップ32
2,324の処理により、プログラムの進行が排水時間
値CTX に対応する時間だけ停止し、その後、ステップ3
26にてスイッチングトランジスタ62,66がオフ状
態に設定される。これにより、逆転中のポンプ25がふ
たたび停止すると共に、排水バルブ31もオフする。
【0041】その結果、ポンプ25は排水時間値CTX
対応する時間だけ逆転し、この逆転により、貯水タンク
11内の水がパイプ27側に圧送されるので、圧力バル
ブ28がオン状態になり、同タンク11内の水はパイプ
27及び排水バルブ31を介してオーバーフローパイプ
32へ送られて外部へ排出される。また、パイプ27内
に流入した水の一部はパイプ33を介してサブタンク3
4にも供給され、同タンク34とフロートスイッチ35
の洗浄に利用される。そして、ステップ328にて給水
フラグWFLGが”1”に変更されて、ステップ352にて
排水洗浄行程が終了する。
【0042】この排水洗浄行程の終了後、プログラムは
ステップ110の除氷給水行程(図3)に再び戻され
る。この除氷給水行程においては、上述のように、ステ
ップ202(図4)の処理によって水道水(除氷水)が
製氷板12の裏面12bに供給されるとともに、蒸発器
13にホットガスが供給され、ステップ204の処理に
よって給水完了カウント値WFCTが初期値「0」にクリア
されるとともに、温度検出フラグTFLGが初期値”0”に
設定される。その結果、製氷板12は除氷水及びホット
ガスにより暖められ始めるとともに、給水完了カウント
値WFCTが「0」からカウントアップを開始する。
【0043】これらのステップ202,204の処理
後、ステップ206にて温度検出フラグTFLGが”0”で
あるか否かが判定される。この場合、温度検出フラグTF
LGは前記ステップ204の処理により初め”0”に設定
されているので、前記ステップ206における「YE
S」との判定の基に、ステップ208にて温度センサ4
4により検出された蒸発器13の出口付近の温度が所定
温度T1 以上であるか否かが判定される。なお、この所
定温度T1 は、除氷給水行程にて製氷板12の表面12
a上の氷Aが融け始めて前記出口付近の温度がほとんど
変化しなくなる(飽和する)直前の温度であり、例えば
摂氏9度に設定されている。今、除氷給水行程の開始か
ら短時間しか経過していなくて、製氷板12及び蒸発器
13の温度が低く、前記検出温度が所定温度T1 未満で
あれば、前記ステップ208における「NO」との判定
の基に、プログラムはステップ206へ戻されて、以
降、ステップ206,208からなる循環処理が実行さ
れ続ける。この間、除氷水が製氷板12の裏面12bに
供給され続けるとともに、ホットガスが蒸発器13に供
給され続け、製氷板12及び蒸発器13の温度は徐々に
上昇して、製氷板12の表面12aに生成されている氷
Aは徐々に同面12aから離れ始める。
【0044】そして、前記循環処理中、温度センサ44
により検出された蒸発器13の出口付近の温度が所定温
度T1 以上になると、ステップ208における「YE
S」との判定の基に、ステップ210にて除氷完了検出
カウント値FDCTが初期値「0」にクリアされるととも
に、温度検出フラグTFLGが”1”に変更されて、プログ
ラムはふたたびステップ206に戻される。これによ
り、除氷完了検出カウント値FDCTは、上述した「タイマ
割り込みプログラム」の実行により、「0」からカウン
トアップし始める。
【0045】ステップ206においては前記”1”に変
更された温度検出フラグTFLGに基づいて「NO」と判定
され、以降、プログラムはステップ206からステップ
212へ進められるようになる。ステップ212におい
ては、除氷完了検出カウント値FDCTが所定値CT1 (例え
ば1分間に相当するカウント値)以上であるか否かが判
定される。この場合、前記検出温度が所定温度T1 に達
してから短時間しか経過していなければ、同ステップ2
12における「NO」との判定の基に、プログラムはス
テップ206に戻されてステップ206,212からな
る循環処理が実行され続ける。
【0046】この循環処理中、除氷完了検出カウント値
FDCTが増加して所定値CT1 以上になると、ステップ21
2にて「YES」と判定され、プログラムはステップ2
14,216へ進められる。なお、この状態では、製氷
板12の表面12a上の氷Aが案内板37上に落下し、
落下した氷Aは同板37に誘導されて貯氷庫36に蓄え
られる。
【0047】ステップ214,216においては、給水
フラグWFLGが”0”又は”1”であるか判定される。こ
の場合、上述した排水洗浄行程のステップ328(図
6)にて同フラグWFLGは”1”に設定されているので、
前記ステップ216にて「YES」と判定され、ステッ
プ220にて給水完了カウント値WFCTが所定値CT3 以上
であるか否かが判定される。なお、この所定値CT3 は排
水後の貯水タンク11内に水を満たすのに必要な時間に
対応した前記所定値CT2 より大きな値であり、例えば3
分に相当するカウント値に設定されている。この場合、
給水完了カウント値WFCTが所定値CT3 未満であれば、ス
テップ220にて「NO」と判定され、ステップ20
6,212〜216,220からなる循環処理が実行さ
れ続ける。この間、ウォータバルブ23はオン状態にあ
るので、貯水タンク11内には水道水が製氷板12を介
して供給され続ける。
【0048】この循環処理中、給水完了カウント値WFCT
が前記「タイマ割り込みプログラム」の実行により増加
して所定値CT3 以上になると、前記ステップ220にて
「YES」と判定され、上述のように、ステップ224
にてウォータバルブ23及びホットガスバルブ18がオ
フ状態に設定されて、ステップ226にて除氷給水行程
が終了する。その結果、貯水タンク11への水道水の供
給が停止する。このように、上述した排水洗浄行程で貯
水タンク11内の水を排出した場合には、給水時間CT3
を上述した初期給水後の除氷給水行程における給水時間
CT2 よりも長くしたので、貯水タンク11内にいずれの
場合も適量の水が供給される。
【0049】この除氷給水行程の終了後、上述した製氷
行程が実行され、その後、ふたたび排水洗浄行程が実行
される。この排水洗浄行程においては、図5のステップ
302〜306の処理後、ステップ308にてサイクル
カウント値Nに「1」が加算されると、同値Nは「2」
になり、ステップ310にて「NO」と判定されて、ス
テップ330,332の処理後、プログラムはステップ
334(図6)に進められる。このステップ334にお
いては、スイッチングトランジスタ64がオン状態に設
定される。したがって、リレー65の作用により、電磁
ソレノイド23aが通電されてウォータバルブ23がオ
ンする。これにより、ウォータバルブ23を介した水道
水が、除水用散水器21及び製氷板12を介して、貯水
タンク11内に流入する。
【0050】前記ステップ334の処理後、前述したス
テップ316,318と同様なステップ336,338
の処理により、ポンプ25が所定値CT5に対応する所定
時間(例えば2秒間)だけ停止制御される。次に、ステ
ップ340にてスイッチングトランジスタ62がオン状
態に設定され、前述したステップ322,324と同様
なステップ342,344の処理によってプログラムの
進行が排水時間値CTXに対応する時間だけ停止し、その
後、ステップ346にてスイッチングトランジスタ62
がオフ状態に設定される。
【0051】したがって、前述した場合と同様に、ポン
プ25は排水時間値CTX に対応する時間だけ逆転し、貯
水タンク11内の水がパイプ27側に圧送される。この
とき、前記場合とは異なり、排水バルブ31はオフ状態
にあるので、前記パイプ27内に圧送された水はパイプ
33を介してサブタンク34のみに供給され、外部へ排
出されずに、同タンク34とフロートスイッチ35の洗
浄のみに利用され、同水は貯水タンク11内に貯えられ
る。そして、ステップ348にて給水フラグWFLGが”
2”に変更されて、ステップ352にて排水洗浄行程が
終了する。
【0052】そして、次の除氷給水行程(図4)におい
ては、上述したステップ202〜212の処理後、ステ
ップ214,216にて共に「NO」と判定されて、ス
テップ222にて給水完了カウント値WFCTが所定値CT4
以上であるか否かが判定される。なお、この所定値CT4
は製氷に使われた分の水を貯水タンク11内に補充する
のに必要な時間に対応していて前記所定値CT3 より小さ
な値であり、例えば2分程度に相当するカウント値に設
定されている。この場合も、前述した場合と同様、給水
完了カウント値WFCTが所定値CT4 になるまで、ステップ
222における「NO」との判定の基に、ステップ20
6,212〜216,222からなる循環処理が実行さ
れ続けて、この間、貯水タンク11内には水道水が製氷
板12を介して供給され続ける。
【0053】そして、この循環処理中、給水完了カウン
ト値WFCTが所定値CT4 以上になると、前記ステップ22
2にて「YES」と判定され、上述のように、ステップ
224にてウォータバルブ23及びホットガスバルブ1
8がオフ状態に設定されて、ステップ226にて除氷給
水行程が終了する。これにより、貯水タンク11への水
道水の供給が停止し、この場合も、貯水タンク11には
適量の水が供給される。
【0054】一方、この場合、前記ステップ330(図
5)の判定時には、サイクルカウント値Nが「2」であ
るので、ステップ302にて設定された排水頻度NX
「2」に設定されていれば、同ステップ330における
「YES」との判定の基にステップ332にて同カウン
ト値Nは「0」に設定される。この場合、次の排水洗浄
行程のステップ308にてこのサイクルカウント値Nに
「1」が加算されると、同カウント値Nは「1」にな
り、上述のようなステップ310における「YES」と
の判定の基に、ステップ312〜328の処理が行われ
て、貯水タンク11内の水はサブタンク34及びフロー
トスイッチ35の洗浄に利用されると同時に外部にも排
出される。なお、この場合には、給水フラグWFLGは”
1”に設定されるので、次の除氷給水行程においては、
給水時間は前記所定CT3 に対応した長い時間になる。こ
のようにして、排水頻度NX が「2」に設定された場合
には、除氷給水行程、製氷行程及び排水洗浄行程からな
る一連の行程の2サイクル毎に貯水タンク11内の水は
外部へ排出される。
【0055】また、排水頻度NX が「5」又は「10」
に設定されていれば、前記ステップ330にて5サイク
ル又は10サイクル毎に「YES」と判定されので、貯
水タンク11の排水が5サイクル又は10サイクル毎に
行われる。また、排水頻度NX が「1」に設定されてい
れば、排水洗浄行程のステップ312にて常に「YE
S」と判定されるとともに、ステップ314にてサイク
ルカウント値Nが常に「0」に更新されるので、各サイ
クル毎に貯水タンク11の排水及び洗浄が行われる。
【0056】さらに、ステップ302にて設定される排
水時間値CTX が「0」であれば、ステップ306にて常
に「YES」と判定され、ステップ350にて給水フラ
グWFLGが”2”に設定されて、ステップ352にて排水
洗浄行程が終了する。これにより、この場合には、貯水
タンク11内の排水は全く行われない。なお、この場合
も、除氷給水行程において、給水完了カウント値WFCTが
所定値CT4 以上なると給水が停止し、貯水タンク11に
は製氷に使われた量だけの水が補充される。
【0057】このように、上記実施例によれば、ステッ
プ308〜348(図5,6)の処理によって、毎サイ
クル毎にサブタンク34及びフロートスイッチ35が洗
浄され、かつ排水頻度NX により表されたサイクル数毎
に貯水タンク11内の水が排水されるようにしたので、
サブタンク34内が常にきれいに保たれ、貯水タンク1
1内の水の不純物濃度が低く保たれて良質の氷が製造さ
れ、また水が無駄に消費されることがなくなる。また、
この排水頻度NXは使用者が適宜選択できるので、製氷
機の使用地域、使用季節などにより水質が変化しても、
節水効果を上げながら、良質の氷を製造できる。さら
に、ステップ328,348,352(図6)及びステ
ップ214〜222(図4)の処理によって、貯水タン
ク11の排水を行った場合と行わない場合とで、除氷給
水行程における給水時間を変更制御するようにしたの
で、節水効果をより高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る流下式製氷機の概略
図である。
【図2】 図1の流下式製氷機に内蔵された電気制御装
置の回路図である。
【図3】 図2の制御回路により実行される「メインプ
ログラム」のフローチャートである。
【図4】 図3の除氷給水行程を詳細に示すフローチャ
ートである。
【図5】 図3の排水洗浄行程の一部を詳細に示すフロ
ーチャートである。
【図6】 図3の排水洗浄行程の他部を詳細に示すフロ
ーチャートである。
【図7】 図1の制御回路により実行される「タイマ割
り込みプログラム」のフローチャートである。
【符号の説明】
11…貯水タンク、12…製氷板、13…蒸発器、14
…圧縮機、14a…電動モータ、15…冷却ファン、1
5a…電動モータ、16…凝縮器、17…膨張バルブ、
18…ホットガスバルブ、18a…電磁ソレノイド、2
1…除氷用散水器、23…ウォータバルブ、23a…電
磁ソレノイド、24…製氷用散水器、25…ポンプ、3
1…排水バルブ、32…オーバフローパイプ、34…サ
ブタンク、35…フロートスイッチ、36…貯氷庫、4
0…制御回路、43…排水頻度設定スイッチ、44…温
度センサ、51,53,55,57,61,63,65
…リレー、56,58,62,64,66…スイッチン
グトランジスタ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製氷用の水を貯えた貯水タンクと、前記
    貯水タンクに連通してなり水位検出用のフロートスイッ
    チを収容したサブタンクと、前記貯水タンクの上方にほ
    ぼ垂直に設けた製氷板と、前記製氷板の裏面に設けた蒸
    発器と、圧縮機、冷却器及び膨張バルブからなり前記蒸
    発器に冷媒を循環させる冷凍回路と、外部から前記製氷
    板の裏面側上部への水の供給を制御するウォータバルブ
    と、前記冷却器及び膨張バルブをバイパスしたバイパス
    路に設けられ前記圧縮機から前記蒸発器へのホットガス
    の供給を制御するホットガスバルブと、第1状態にて前
    記貯水タンク内の水を前記製氷板の表面側上部に供給し
    かつ第2状態にて前記貯水タンク内の水をサブタンクに
    供給すると同時にその一部を排水路を介して外部に排出
    するポンプと、前記ホットガスバルブ及び前記ウォータ
    バルブを所定期間オン状態に制御して前記製氷板の表面
    上の氷を貯氷庫に落下させるとともに前記貯水タンクに
    給水する除氷給水行程制御手段と、前記ポンプを所定期
    間第1状態に作動制御して前記タンク内の水を前記製氷
    板の表面側上部に供給することにより前記製氷板の表面
    上に氷を生成する製氷行程制御手段と、前記ポンプを所
    定期間第2状態に作動制御して前記貯水タンク内の水を
    前記サブタンクに供給することにより同サブタンクを洗
    浄すると同時に前記水の一部を排水路を介して外部に排
    出する排水洗浄行程制御手段とを備え、前記除氷給水行
    程制御手段による除氷給水行程、前記製氷行程制御手段
    による製氷行程及び前記排水洗浄行程制御手段による排
    水行程からなる1サイクルの行程を前記各行程順に繰り
    返し行う流下式製氷機において、 前記排水路に前記貯水タンク内の水の外部への排水を制
    御する排水バルブを設けると共に、 前記排水洗浄行程制御手段に、 前記1サイクル毎にカウントアップするカウンタ手段
    と、 前記カウンタ手段のカウント値に応じて所定サイクル数
    毎に前記排水バルブをオンさせるとともにそれ以外のと
    きには同排水バルブをオフ状態に設定する排水頻度制御
    手段とを設けたことを特徴とする流下式製氷機。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の排水洗浄行程制御
    手段に、さらに、前記所定サイクル数を選択的に設定す
    る排水頻度設定手段を設けたことを特徴とする流下式製
    氷機。
  3. 【請求項3】 前記請求項1に記載の前記除氷給水行程
    制御手段を、 排水洗浄行程の終了時に前記ホットガスバルブ及び前記
    ウォータバルブをオンする除氷給水開始手段と、 同排水洗浄行程の終了時に時間計測を開始するタイマ手
    段と、 前回の排水洗浄行程にて前記排水バルブがオンされた場
    合には前記タイマ手段による時間計測値が第1所定時間
    に達したとき前記ホットガスバルブ及び前記ウォータバ
    ルブをオフし、かつ前回の排水洗浄行程にて前記排水バ
    ルブがオンされなかった場合には前記タイマ手段による
    時間計測値が前記第1所定時間より短い第2所定時間に
    達したとき前記ホットガスバルブ及び前記ウォータバル
    ブをオフする除氷給水終了手段とで構成したことを特徴
    とする流下式製氷機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009001588A1 (ja) 2007-06-22 2008-12-31 Hoshizaki Denki Kabushiki Kaisha 製氷機の運転方法
JP2011137581A (ja) * 2009-12-28 2011-07-14 Hoshizaki Electric Co Ltd 製氷機

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