JP2524916B2 - 流下式製氷機のための電気制御装置 - Google Patents

流下式製氷機のための電気制御装置

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JP2524916B2
JP2524916B2 JP3228242A JP22824291A JP2524916B2 JP 2524916 B2 JP2524916 B2 JP 2524916B2 JP 3228242 A JP3228242 A JP 3228242A JP 22824291 A JP22824291 A JP 22824291A JP 2524916 B2 JP2524916 B2 JP 2524916B2
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ice making
water supply
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deicing
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忠志 酒井
幸正 竹田
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、除氷給水行程と製氷行
程との交互運転により自動的かつ次々に氷を生成する流
下式製氷機に係り、特に断水などに起因した貯水タンク
内の水量不足に対する対策を施した流下式製氷機のため
の電気制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置は、実公昭64−2
137号公報に示されているように、電源投入直後か
ら、除氷給水行程と製氷行程とを繰り返し行うことによ
り、氷を自動的かつ次々に生成すると共に、除氷給水行
程の終了時に貯水タンク内に充分な水が貯えられている
か否かを検査し、充分な水が貯えられていない場合、製
氷行程への移行を禁止して除氷給水行程を繰り返し行う
ようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来の
装置にあっては、除氷給水行程時に圧縮機が作動してい
ると共に、ホットガスバルブもオンしているので、断水
などにより外部からの水が供給されない場合には、電力
が無駄に消費されると共に、長時間断水が続いた場合に
は蒸発器が過熱されるという問題もあった。本発明は上
記問題に対処するためになされたもので、その目的は、
断水などにより外部から水が供給されなくても、電力を
節約できると共に蒸発器の過熱を抑えることができる流
下式製氷機のための電気制御装置を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、上記請求項1に記載の発明の構成上の特徴は、圧縮
機を作動させると共に前記循環ポンプを停止させた状態
で前記ホットガスバルブ及び前記ウォータバルブを所定
期間オンして前記製氷板表面上の氷を落下させると共に
前記貯水タンクへ給水する除氷給水行程制御手段と、前
記圧縮機を作動させると共に前記ホットガスバルブ及び
前記ウォータバルブをオフした状態で前記循環ポンプを
所定期間作動させて前記製氷板表面上に氷を製造する製
氷行程制御手段とを備え、前記除氷給水行程制御手段に
よる除氷給水行程と前記製氷行程制御手段による製氷行
程とを交互に行って自動的かつ次々に氷を生成する流下
式製氷機のための電気制御装置において、電源の投入
後、前記除氷給水行程制御手段による除氷給水行程と前
記製氷行程制御手段による製氷行程との交互運転に入る
前に、前記圧縮機及び前記循環ポンプを停止させた状態
で前記ウォータバルブを所定期間オンして前記貯水タン
クへ初期給水する初期給水行程制御手段と、前記貯水タ
ンクに設けられて同タンク内の水位が所定レベル以上で
あるか否かを検出する水位センサと、前記初期給水行程
制御手段による初期給水行程の終了時に、前記水位セン
サによる検出結果に基づいて、前記貯水タンク内の水位
が所定レベル以上であることを条件に前記除氷給水行程
制御手段による除氷給水行程と前記製氷行程制御手段に
よる製氷行程との交互運転への移行を許容し、前記貯水
タンク内の水位が所定レベル未満であれば前記流下式製
氷機の運転を停止制御する第1の貯水量検査手段とを設
けたことにある。
【0005】また、上記請求項2に記載の発明の構成上
の特徴は、前記請求項1に係る発明の構成に、さらに、
前記除氷給水行程制御手段による除氷給水行程の終了時
に、前記水位センサによる検出結果に基づいて、前記貯
水タンク内の水位が所定レベル以上であることを条件に
前記製氷行程制御手段による製氷行程への移行を許容
し、前記貯水タンク内の水位が所定レベル未満であれば
前記流下式製氷機の運転を停止制御する第2の貯水量検
査手段を設けたことにある。
【0006】また、上記請求項3に記載の発明の構成上
の特徴は、前記請求項1に係る発明の除氷給水行程制御
手段、製氷行程制御手段、初期給水行程制御手段及び水
位センサを備えた流下式製氷機のための電気制御装置に
おいて、前記初期給水行程制御手段による初期給水行程
の終了時に、前記水位センサによる検出結果に基づい
て、前記貯水タンク内の水位が所定レベル以上であるこ
とを条件に前記除氷給水行程制御手段による除氷給水行
程と前記製氷行程制御手段による製氷行程との交互運転
への移行を許容し、前記貯水タンク内の水位が所定レベ
ル未満であれば前記初期給水行程制御手段による初期給
水行程に戻す第1の貯水量検査手段と、前記第1の貯水
量検査手段による初期給水行程への戻し回数をカウント
するカウント手段と、前記カウント手段によるカウント
値が所定値以上になったとき前記流下式製氷機の運転を
停止させる停止制御手段とを設けたことにある。
【0007】また、上記請求項4に記載の発明の構成上
の特徴は、前記請求項3に係る発明の構成に、さらに、
前記除氷給水行程制御手段による除氷給水行程の終了時
に、前記水位センサによる検出結果に基づいて、前記貯
水タンク内の水位が所定レベル以上であることを条件に
前記製氷行程制御手段による製氷行程への移行を許容
し、前記貯水タンク内の水位が所定レベル未満であれば
前記初期給水行程制御手段による初期給水行程に戻す第
2の貯水量検査手段を設けたことことにある。
【0008】また、上記請求項5に記載の発明の構成上
の特徴は、前記請求項1に係る発明の除氷給水行程制御
手段、製氷行程制御手段、初期給水行程制御手段及び水
位センサを備えた流下式製氷機のための電気制御装置に
おいて、前記初期給水行程制御手段による初期給水行程
の終了時に、前記水位センサによる検出結果に基づい
て、前記貯水タンク内の水位が所定レベル以上であるこ
とを条件に前記除氷給水行程制御手段による除氷給水行
程と前記製氷行程制御手段による製氷行程との交互運転
への移行を許容し、前記貯水タンク内の水位が所定レベ
ル未満であれば前記初期給水行程制御手段による初期給
水行程に戻す第1の貯水量検査手段と、前記初期給水行
程制御手段による初期給水行程の継続時間を計測する時
間計測手段と、前記時間計測手段により計測された時間
が所定時間に達したとき前記流下式製氷機の運転を停止
させる停止制御手段とを設けたことにある。
【0009】また、上記請求項6に記載の発明の構成上
の特徴は、前記請求項5に係る発明の構成に、さらに、
前記除氷給水行程制御手段による除氷給水行程の終了時
に、前記水位センサによる検出結果に基づいて、前記貯
水タンク内の水位が所定レベル以上であることを条件に
前記製氷行程制御手段による製氷行程への移行を許容
し、前記貯水タンク内の水位が所定レベル未満であれば
前記初期給水行程制御手段による初期給水行程に戻す第
2の貯水量検査手段を設けたことにある。
【0010】
【発明の作用及び効果】上記のように構成した請求項1
に係る発明においては、初期給水行程制御手段が、電源
の投入後、除氷給水行程と製氷行程との交互運転に入る
前に、圧縮機及び循環ポンプを停止させた状態でウォー
タバルブを所定期間オンして貯水タンクへ初期給水す
る。そして、この給水の結果、貯水タンク内の水位が所
定レベル以上になれば、第1の貯水量検査手段が除氷給
水行程と製氷行程との交互運転への移行を許容する。ま
た、貯水タンク内の水位が所定レベル未満であれば、第
1の貯水量検査手段が製氷機の運転を停止制御する。
【0011】その結果、前記請求項1に係る発明によれ
ば、外部からの給水忘れ、断水などの理由により貯水タ
ンク内に水がない状態で、当該製氷機の運転を開始して
も、ウォータバルブのみオン制御され、圧縮機及び循環
ポンプは作動することなく、製氷機の運転は停止するの
で、電力が節約されると共に、電源投入時に断水が長時
間続いても、蒸発器が過熱されることもなくなる。
【0012】また、上記のように構成した請求項2に係
る発明においては、前記請求項1に係る発明の作用に加
えて、除氷給水行程の終了時に、貯水タンク内の水位が
所定レベル以上であれば、第2の貯水量検査手段が製氷
行程への移行を許容し、かつ同水位が所定レベル未満で
あれば、第2の貯水量検査手段が製氷機の運転を停止制
御する。
【0013】その結果、前記請求項2に係る発明によれ
ば、除氷給水行程と製氷行程とを繰り返し行っている際
に、断水が生じても、製氷機の運転が停止されるので、
前記請求項1に係る発明の効果に加えて、断水に対する
対策が的確になされるようになる。
【0014】また、上記のように構成した請求項3に係
る発明においては、前記請求項1に係る発明の作用に加
えて、前記初期給水行程制御手段による初期給水行程の
終了時に、貯水タンク内の水位が所定レベル以上であれ
ば、第1の貯水量検査手段が除氷給水行程と製氷行程と
の交互運転への移行を許容する。また、貯水タンク内の
水位が所定レベル未満であれば、第1の貯水量検査手段
が初期給水行程に戻すので、初期給水忘れ、断水などの
理由によって貯水タンク内に充分な水が満たされていな
ければ、初期給水行程が繰り返し行われる。一方、この
初期給水行程の繰り返し運転中、カウント手段は初期給
水行程への戻し回数をカウントし、このカウント手段に
よるカウント値が所定値以上になると、停止制御手段が
製氷機の運転を停止させる。
【0015】その結果、前記請求項3に係る発明によれ
ば、多少の水不足、短時間の断水のように、貯水タンク
内の水不足が修復されるような場合には、自動的に除氷
給水行程と製氷行程との交互運転が行われて、氷が製造
されるようになる。また、長時間の断水のように修復不
能な場合には、前記請求項1に係る発明のように製氷機
の運転が停止するので、電力が節約されると共に、蒸発
器が過熱されることもなくなる。
【0016】また、上記のように構成した請求項4に係
る発明においては、前記請求項3に係る発明の作用に加
えて、除氷給水行程の終了時に、貯水タンク内の水位が
所定レベル以上であれば、第2の貯水量検査手段が製氷
行程への移行を許容する。また、貯水タンク内の水位が
所定レベル未満であれば、第2の貯水量検査手段が初期
給水行程に戻すので、この場合には、製氷機は前記請求
項3に係る発明と同様な初期給水行程の繰り返し運転制
御に切り換えられる。
【0017】その結果、前記請求項4に係る発明によれ
ば、除氷給水行程と製氷行程とを繰り返し行っている際
に、断水が生じても、製氷機の前記請求項3に係る発明
と同様な初期給水行程の繰り返し運転制御に切り換えら
れるので、前記請求項3に係る発明の効果に加えて、断
水に対する対策が的確になされるようになる。
【0018】また、上記のように構成した請求項5に係
る発明においては、前記請求項1に係る発明の作用に加
えて、前記初期給水行程制御手段による初期給水行程の
終了時に、貯水タンク内の水位が所定レベル以上であれ
ば、第1の貯水量検査手段が除氷給水行程と製氷行程と
の交互運転への移行を許容する。また、貯水タンク内の
水位が所定レベル未満であれば、第1の貯水量検査手段
が初期給水行程に戻すので、初期給水忘れ、断水などの
理由によって貯水タンク内に充分な水が満たされていな
ければ、初期給水行程が繰り返し行われる。一方、この
初期給水行程の繰り返し運転中、時間計測手段は初期給
水行程の継続時間を計測し、この計測された時間が所定
時間に達すると、停止制御手段が製氷機の運転を停止さ
せる。
【0019】その結果、前記請求項5に係る発明によれ
ば、多少の水不足、短時間の断水のように、貯水タンク
内の水不足が修復されるような場合には、自動的に除氷
給水行程と製氷行程との交互運転が行われて、氷が製造
されるようになる。また、長時間の断水のように修復不
能な場合には、前記請求項1に係る発明のように製氷機
の運転が停止するので、電力が節約されると共に、蒸発
器が過熱されることもなくなる。
【0020】また、上記のように構成した請求項6に係
る発明においては、前記請求項5に係る発明の作用に加
えて、除氷給水行程の終了時に、貯水タンク内の水位が
所定レベル以上であれば、第2の貯水量検査手段が製氷
行程への移行を許容する。また、貯水タンク内の水位が
所定レベル未満であれば、第2の貯水量検査手段が初期
給水行程に戻すので、この場合には、製氷機は前記請求
項3に係る発明と同様な初期給水行程の繰り返し運転制
御に切り換えられる。
【0021】その結果、前記請求項6に係る発明によれ
ば、除氷給水行程と製氷行程とを繰り返し行っている際
に、断水が生じても、製氷機の前記請求項5に係る発明
と同様な初期給水行程の繰り返し運転制御に切り換えら
れるので、前記請求項5に係る発明の効果に加えて、断
水に対する対策が的確になされるようになる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
すると、図1は同実施例に係る流下式製氷機を概略的に
示している。この製氷機は、製氷水を収容する貯水タン
ク11の上方にほぼ垂直に設けた製氷板12を有する。
この製氷板12は熱伝導率の低いステンレス板で構成さ
れていて、その表面12aにて氷Aを生成するもので、
その裏面12bには蛇行させたパイプで構成した蒸発器
13がはんだ付け固定されている。この蒸発器13の入
口と出口との間には、圧縮機14、電動の冷却ファン1
5が付設された凝縮器16及び膨張バルブ17からなる
公知の冷凍回路が接続されており、同蒸発器13に冷媒
が循環するようになっている。また、この冷凍回路には
凝縮器16及び膨張バルブ17をバイパスするバイパス
路が設けられ、同バイパス路にはホットガスバルブ18
が介装されている。
【0023】製氷板12の裏面12bの上方には除氷用
散水器21が設けられている。除氷用散水器21は多数
の散水孔21aを備え、外部の水道管に接続されたパイ
プ22を介して供給される水を製氷板12の裏面12b
に流す。このパイプ22には、電気的にオンオフ制御さ
れるウォータバルブ23が介装されている。製氷板12
の表面12aの上方には製氷用散水器24が設けられて
いる。製氷散水器24も多数の散水孔24aを備え、循
環ポンプ25により貯水タンク11からパイプ26を介
して供給される水を製氷板12の表面12aに流す。
【0024】循環ポンプ25は正逆転が切り換え制御さ
れる電動のポンプで構成されており、正転時には貯水タ
ンク11内の水をパイプ26側に圧送し、逆転時には同
タンク11内の水をパイプ27側に圧送するものであ
る。パイプ27には圧力バルブ28が介装されている。
圧力バルブ28は弁体28a及びスプリング28bを備
えており、弁体28aは常時スプリング28bの付勢力
によりパイプ27の連通を禁止し、循環ポンプ25から
水が圧送されたとき上方へ変位して同パイプ27の連通
を許容する。このパイプ27の末端は、貯水タンク11
の中央に設けられて同タンク11内の最高液面高さを規
定するオーバフローパイプ31の上方に位置しており、
パイプ27内を流れてきた水はオーバフローパイプ31
を介して外部へ排出されるようになっている。
【0025】パイプ27の中間部はパイプ32を介して
サブタンク33に接続されていて、パイプ27を流れる
水の一部はサブタンク33にも供給されるようになって
いる。サブタンク33はその底部にて貯水タンク11に
連通しているとともに、フロートスイッチ34を収容し
ている。このフロートスイッチ34は貯水タンク11内
の液面の高さを検出するもので、同液面の高さが規定値
以上であればオン状態となり、かつ同液面の高さが規定
値未満まで低下するとオフ状態となるものである。ま
た、製氷板12の下方には、同板12の表面12aにて
形成されて落下する氷Aを貯氷庫35に導く案内板36
が傾斜して配置されている。案内板36には複数個の孔
36aが設けられていて、同孔36aを通して水が貯水
タンク11内に流下するようになっている。
【0026】次に、上記のように構成した流下式製氷機
を電気的に制御するための電気制御装置について図面を
用いて説明すると、図2は同装置の回路図を示してい
る。この電気制御装置は3本の入力母線L1,L2,L3
有しており、同母線L1,L2,L3 には、圧縮機14の電
動モータ14aと、ホットガスバルブ18の電磁ソレノ
イド18aと、冷却ファン15の電動モータ15aと、
循環ポンプ25の電動モータ25aと、ウォータバルブ
23の電磁ソレノイド23aと、これらの各モータ及び
ソレノイドの通電を制御する制御回路40とが接続され
ている。入力母線L1,L2,L3 は単相3線式商用電源に
接続されており、入力母線L1,L2 間は120Vに設定
されるとともに、入力母線L1,L3 間は240Vに設定
されている。
【0027】電動モータ14aの一端はリレー51の常
開接点51aを介して入力母線L1に接続され、同モー
タ14aの他端は入力母線L3 に接続されている。な
お、常開接点51aと電動モータ14aとの間には、同
モータ14aを起動するための起動キャパシタ52及び
起動リレー53も接続されている。リレー51の常開接
点51aはコイル51bの通電時にオンするもので、同
コイル51bの一端は貯氷スイッチ54を介して入力母
線L1 に接続されるとともに、他端はリレー55の常開
接点55aを介して入力母線L2 に接続されている。貯
氷スイッチ54は、図1に示すように、貯氷庫35の内
側上部に組み付けられた常閉型のサーモスイッチで構成
され、貯氷庫35内に氷が満たされると温度に感応して
オフするものである。リレー55の常開接点55aはコ
イル55bの通電時にオンするもので、同コイル55b
はスイッチングトランジスタ56のオン時に通電され
る。
【0028】電磁ソレノイド18a及び電動モータ15
aの各一端はリレー57の切り換え接点57a及び貯氷
スイッチ54を介して入力母線L1 に接続され、同ソレ
ノイド18aの他端は入力母線L2 に接続され、同モー
タ15aの他端はリレー55の常開接点55aを介して
入力母線L2に接続されている。リレー57の切り換え
接点57aはコイル57bの非通電時に図示状態にあっ
て電動モータ15aを入力母線L1 に接続し、かつコイ
ル57bの通電時に図示状態から切り換えられて電磁ソ
レノイド18aを入力母線L1 に接続するもので、同コ
イル57bはスイッチングトランジスタ58のオン時に
通電される。
【0029】電動モータ25aの正転制御端25a1は
リレー61の常閉接点61a、リレー57の切り換え接
点57a及び貯氷スイッチ54を介して入力母線L1
接続され、同モータ25aの逆転制御端25a2はリレ
ー61の常開接点61b及び貯氷スイッチ54を介して
入力母線L1 に接続され、同モータ25aの共通端25
a3はリレー55の常開接点55aを介して入力母線L
2 に接続されている。リレー61の常閉接点61aはコ
イル61cの非通電時にオンするとともに、常開接点6
1bはコイル61cの通電時にオンするもので、同コイ
ル61cはスイッチングトランジスタ62のオン時に通
電される。電磁ソレノイド23aの一端はリレー63の
常開接点63a及び貯氷スイッチ54を介して入力母線
1 に接続され、同ソレノイド23aの他端は入力母線
2 に接続されている。リレー63の常開接点63aは
コイル63bの通電時にオンするもので、同コイル63
bはスイッチングトランジスタ64のオン時に通電され
る。
【0030】制御回路40は、CPU、ROM、RA
M、タイマ、I/Oなどからなるマイクロコンピュータ
により構成されており、図3のフローチャートに対応し
た「メインプログラム」を実行し続けるとともに、前記
タイマからの割り込み命令により所定時間毎に図9のフ
ローチャートに対応した「タイマ割り込みプログラム」
を割り込み実行して、スイッチングトランジスタ56,
58,62,64のオンオフを制御する。
【0031】また、この制御回路40には電源トランス
71、フロートスイッチ34及び温度センサ72も接続
されている。電源トランス71は入力母線L1,L2 間に
貯氷スイッチ54を介して接続されていて、制御回路4
0へ電力を供給する。フロートスイッチ34は上述した
とおりである。温度センサ72は、図1に示すように、
蒸発器13の出口部に設けられ、同出口部の温度を表す
信号を出力する。
【0032】次に、上記のように構成した実施例の動作
を説明する。電源スイッチ(図示しない)が投入される
と、入力母線L1,L2,L3 及び電源トランス71を介し
て制御回路40に電力が供給されて、同回路40は図3
のステップ100にて「メインプログラム」の実行を開
始し、ステップ102にて各種変数を初期値に設定する
(オフ回数0FNOを「0」に設定することを含む)と共に
各種回路を初期状態に設定して、ステップ104以降の
処理を実行する。なお、この場合、貯氷庫35に氷が満
たされていて貯氷スイッチ54がオフ状態にある場合に
は、制御回路40に電力が供給されないので、以下に説
明する制御動作は実行されない。
【0033】前記循環処理中、制御回路40は、タイマ
の作用により、「タイマ割り込みプログラム」を所定時
間毎に割り込み実行する。この「タイマ割り込みプログ
ラム」は図9のステップ600にて開始され、ステップ
602にて給水カウント値WICT、バッククアップカウン
ト値BUCT、給水完了カウント値WFCT、除氷カウント値FD
CT、製氷カウント値IFCT及び排水カウント値WOCTがそれ
ぞれ「1」ずつカウントアップされ、ステップ604に
て同プログラムが終了する。
【0034】ふたたび図3の「メインプログラム」の説
明に戻って、前記ステップ104以降の処理において、
制御回路40はステップ104にて初期給水行程ルーチ
ンを実行する。この初期給水行程ルーチンは、図4に詳
細に示すように、その実行がステップ200にて開始さ
れ、ステップ202にてスイッチングトランジスタ5
6,58,62がオフ状態に設定されると共に、スイッ
チングトランジスタ64がオン状態に設定される。した
がって、リレー51,55,57,61の作用によって
電動モータ14a,25a,15a及び電磁ソレノイド
18aが通電されず、かつリレー63の作用によって電
磁ソレノイド23aのみが通電されるので、圧縮機1
4、循環ポンプ25及び冷却ファン15が停止し、かつ
ホットガスバルブ18もオフした状態で、ウォータバル
ブ23のみがオンする。これにより、パイプ22を介し
た水道水が除氷用散水器21に供給され、前記水が製氷
板12の裏面12bに沿って流れ落ちて貯水タンク11
に流入し始める。
【0035】次に、制御回路40はステップ204にて
給水カウント値WICTを「0」に初期設定し、ステップ2
06の判定処理によって前記カウント値WICTが所定値CT
1 (例えば、1分に相当する値)以上になるまで、プロ
グラムの進行を停止する。この給水カウント値WICTは前
述した「タイマ割り込みプログラム」の実行毎にカウン
トアップされるもので、前記ステップ204の処理後、
所定時間(例えば、1分間)が経過すると、制御回路4
0はステップ206にて「YES」と判定し、ステップ
208にてスイッチングトランジスタ64をオフ状態に
設定する。したがって、この時点で、リレー63の作用
によって電磁ソレノイド23aの通電が解除されるの
で、ウォータバルブ23もオフし、貯水タンク11への
給水が停止する。前記ステップ208の処理後、制御回
路40は、ステップ210にて初期フラグIFLGを”0”
に設定して、ステップ212にてこの初期給水行程ルー
チンの実行を終了する。
【0036】この初期給水行程ルーチンの終了後、制御
回路40はステップ106(図3)にてフロートスイッ
チ34がオン状態にあるか否かを判定する。まず、当該
製氷機が正常に動作して貯水タンク11内に充分な水が
満たされている場合について説明する。この場合、前記
水量が充分でフロートスイッチ34がオンしていれば、
前記ステップ106における「YES」との判定の基
に、制御回路40は、ステップ108にてオフ回数OFNO
を「0」に初期設定した後、ステップ110にてスイッ
チングトランジスタ56をオン状態に設定する。これに
より、リレー55の常開接点55aがオンするととも
に、リレー51の常開接点51aもオンし、圧縮機14
の電動モータ14aが起動され、以降、圧縮機14は蒸
発器13の出口からの冷媒を圧縮して凝縮器16、膨張
バルブ17及び蒸発器13からなる冷凍回路に循環させ
るとともに、ホットガスバルブ18にも供給する。
【0037】次に、制御回路40はステップ112の除
氷給水行程ルーチンを実行する。この除氷給水行程ルー
チンにおいては、図5,6に詳細に示すように、制御回
路40が、ステップ300にてその実行を開始し、ステ
ップ302にてスイッチングトランジスタ64,58を
オン状態に設定する。これにより、リレー63の常開接
点63aがオンするとともに、リレー57の切り換え接
点57aが図示状態から切り換えられて、電磁ソレノイ
ド23a,18aが通電され、ウォータバルブ23及び
ホットガスバルブ18がオンする。これらの両バルブ2
3,18のオン状態への設定により、除氷用散水器21
には水道水が供給され続けて貯水タンク11には水が流
入され続けるとともに、蒸発器13の入口には圧縮器1
4により圧縮されたホットガスが供給されるようにな
る。
【0038】次に、ステップ304にてバックアップカ
ウント値BUCT、給水完了カウント値WFCT及び給水カウン
ト値WICTがそれぞれ初期値「0」にクリアされるととも
に、温度検出フラグTFLGが初期値”0”に設定される。
これにより、これらの各カウント値BUCT,WFCT,WICT
は、この時点から、前記「タイマ割り込みプログラム」
が実行される所定時間毎に、「0」から「1」ずつ順次
カウントアップするようになる。
【0039】前記ステップ304の処理後、制御回路4
0はステップ306〜324からなる循環処理により、
製氷板12の表面12aに生成されている氷の除氷と貯
水タンク11に対する水の補充を行う。しかし、この電
源スイッチの投入直後においては、通常、氷は生成され
ていないので、前記氷の除氷については詳しく後述する
として、前記水の補充についてのみ説明する。
【0040】ステップ306〜318の処理後、ステッ
プ320(図6)にて初期フラグIFLGが”0”であるか
否かが判定される。この場合、初期フラグIFLGは前述し
た初期給水行程ルーチン(図4)のステップ210の処
理によって”0”に設定されていて、前記ステップ32
0にて「YES」と判定されるので、ステップ322の
処理によって給水カウント値WICTが所定値CT5 (例え
ば、2分間に相当する値)以上になるまで、ステップ3
06,308,312,318〜322からなる循環処
理が実行され続ける。給水カウント値WICTが所定値CT5
以上になると、ステップ322にて「YES」と判定さ
れ、ステップ326にてスイッチングトランジスタ6
4,58がオフ状態に設定される。これにより、リレー
63の常開接点63aがオフするとともに、リレー57
の切り換え接点57aが図示状態に切り換えられて、電
磁ソレノイド23a,18aの通電が解除されるので、
ウォータバルブ23及びホットガスバルブ18がオフす
る。その結果、貯水タンク11への水の流入が停止する
とともに、蒸発器13の入口にホットガスが供給されな
くなって膨張バルブ17からの冷たい冷媒が供給される
ようになる。そして、前記ステップ326の処理後、ス
テップ328にて初期フラグIFLGが”1”に変更され、
ステップ330にて除氷給水行程ルーチンが終了する。
【0041】このような除氷給水行程ルーチン(図3の
ステップ112)の処理後、ステップ114にて、前記
ステップ106と同様、フロートスイッチ34がオン状
態にあるか否かが判定される。この場合も、貯水タンク
11に流入した水量が充分でフロートスイッチ34がオ
ンしているものとすると、ステップ114における「Y
ES」との判定の基に、ステップ116にてオフ回数0F
NOが「0」に初期設定された後、プログラムはステップ
118の製氷行程ルーチンへ進められる。
【0042】製氷行程ルーチンにおいては、図7に詳細
に示すように、制御回路40は、ステップ400にてそ
の実行を開始し、ステップ402にてスイッチングトラ
ンジスタ58,62をオフ状態に設定する。なお、これ
らのトランジスタ58,62は除氷給水行程ルーチンの
終了時にオフ状態に設定されているので、制御回路40
は実質的には両トランジスタ58,62の以前の状態を
維持するのみである。その結果、リレー57,61の作
用により、電動モータ15aが通電されるとともに、電
動モータ25aの正転制御端25a1に電力が供給され
て、冷却ファン15が回転し始めるとともに、循環ポン
プ25が正転し始める。
【0043】循環ポンプ25は前記正転により貯水タン
ク11内の水をパイプ26を介して製氷用散水器24に
供給するので、製氷板12の表面12aには製氷水が流
れる。この場合、ホットガスバルブ18はオフ状態にあ
るとともに、冷却ファン15が回転するので、蒸発器1
2には膨張バルブ17から冷たい冷媒が供給されて、同
蒸発器12は製氷板12をその裏面12bから冷却し始
める。一方、製氷板12は熱伝導率の低いステンレスで
構成されているので、蒸発器12が密着している付近の
製氷板12の表面12aの温度のみが下がり、同付近に
てのみ氷Aが除々に成長する。なお、製氷用散水器24
から散水された製氷水のうちで氷Aの生成に利用されな
かった残り水は、貯水タンク11にふたたび流入する。
【0044】前記ステップ402の処理後、ステップ4
04にてバックアップカウント値BUCT及び製氷カウント
値IFCTがそれぞれ初期値「0」にクリアされる。これに
より、これらの各カウント値BUCT,IFCTは、この時点か
ら、前記「タイマ割り込みプログラム」が実行される所
定時間毎に、「0」から「1」ずつ順次カウントアップ
するようになる。
【0045】次に、ステップ406にてバックアップカ
ウント値BUCTが所定値CT7 (例えば、60分に相当する
値)以上であるか否かが判定されると共に、ステップ4
08にてフロートスイッチ34がオン状態にあるか否か
が判定される。今、製氷行程ルーチンの実行後間もなけ
れば、バックアップカウント値BUCTは所定値CT7 未満で
あるので、ステップ408の判定処理により、貯水タン
ク11内の水が製氷のために使われてフロートスイッチ
34がオフ状態になるまで、ステップ406,408か
らなる循環処理が繰り返し実行される。製氷板12の表
面12aに形成される氷Aが除々に成長して大きくなる
と共に、この氷Aの成長によって貯水タンク11内の水
量が減少すると、貯水タンク11内の液面の低下によっ
てフロートスイッチ34がオフ状態になり、ステップ4
08にて「NO」と判定されるとともに、ステップ41
0にて製氷カウント値IFCTが所定値CT8 (例えば、5分
に相当する値)以上であることを条件に「YES」と判
定されて、プログラムはステップ412以降へ進められ
る。また、製氷行程ルーチンの開始後、所定値CT8に対
応した時間が経過するまでは、ステップ410にて「N
O」と判定され、ステップ406〜410からなる循環
処理が繰り返し実行される。このようなステップ410
の判定処理により、貯水タンク11が水不足気味で、製
氷板12の表面12a上の氷が充分に成長しないまま、
製氷行程ルーチンが終了されることを避けることができ
る。
【0046】ステップ412においてはスイッチングト
ランジスタ58がオン状態に設定され、ステップ414
にてこの製氷行程ルーチンの実行を終了する。これによ
り、リレー57の作用によって切り換え接点57aが図
示状態から切り換えられて、電動モータ15a,25a
の通電が解除され、冷却ファン15及び循環ポンプ25
が停止して、製氷行程が終了する。また、フロートスイ
ッチ34がいつまでもオン状態に維持され、バックアッ
プカウント値BUCTが所定値CT7 以上になると、前記ステ
ップ406にて「YES」と判定され、プログラムがス
テップ412以降へ進められて、この製氷行程ルーチン
の実行を終了する。
【0047】この製氷行程ルーチンの実行後、制御回路
40は図3のステップ120にて排水行程ルーチンを実
行する。この排水行程ルーチンは、図8に詳細に示すよ
うに、ステップ500て開始され、制御回路40は、ス
テップ502にて排水カウント値WOCTを「0」にクリア
し、ステップ504にて同カウント値WOCTが所定値CT9
(例えば、2秒に相当するカウント値)になるまで、プ
ログラムの進行を停止する。そして、この排水制御カウ
ント値WOCTが、上述した「タイマ割り込みプログラム」
の実行毎に増加して、所定値CT9 に達すると、前記ステ
ップ504にて「YES」と判定され、プログラムはス
テップ506以降へ進められる。これにより、循環ポン
プ25が所定時間(例えば2秒間)停止する。このよう
に循環ポンプ25を所定時間停止させるのは、回転中の
循環ポンプ25を急に停止させることができないためで
ある。
【0048】ステップ506においては、スイッチング
トランジスタ62がオン状態に設定される。この場合、
スイッチングトランジスタ58は前記ステップ412
(図7)の処理によってオン状態に設定されているの
で、リレー57,61の作用により、電動モータ25a
の逆転制御端25a2に電力が供給されて循環ポンプ2
5は逆転し始める。次に、前記ステップ502,504
と同様なステップ508,510の処理により、プログ
ラムの進行が所定値CT10(例えば、10秒〜20秒に対
応した値)に対応する時間だけ停止し、その後、ステッ
プ512にてスイッチングトランジスタ62がオフ状態
に設定されて、ステップ514にてこの排水行程ルーチ
ンの実行が終了する。
【0049】これにより、逆転中の循環ポンプ25がふ
たたび停止する。したがって、循環ポンプ25は排水時
間値CT10に対応する時間だけ逆転し、この逆転により、
製氷水タンク11内の水がパイプ27側に圧送されるの
で、圧力バルブ28がオン状態になり、同タンク11内
の水はパイプ27を介してオーバーフローパイプ31へ
送られて外部へ排出される。また、パイプ27内に流入
した水の一部はパイプ32を介してサブタンク33にも
供給され、同タンク33とフロートスイッチ34の洗浄
にも利用される。
【0050】この排水行程ルーチンの終了後、プログラ
ムはステップ112の除氷給水ルーチン行程(図3及び
図5,6)にふたたび戻される。この除氷給水行程ルー
チンにおいては、上述のように、ステップ302の処理
によって水道水(除氷水)が製氷板12の裏面12bに
供給されるとともに、蒸発器13にホットガスが供給さ
れ続け、ステップ304の処理によってバックアップカ
ウント値BUCT、給水完了カウント値WFCT及び給水カウン
ト値WICTがそれぞれ初期値「0」にクリアされるととも
に、温度検出フラグTFLGが初期値”0”に設定される。
その結果、製氷板12は除氷水及びホットガスにより暖
められ始めるとともに、各カウント値BUCT,WFCT,WICT
が「0」からカウントアップを開始する。
【0051】これらのステップ302,304の処理
後、ステップ306,308にて、バックアップカウン
ト値BUCTが所定値CT2 (例えば、20分に相当する値)
以上であるか否かが判定されるとともに、給水完了カウ
ント値WFCTが所定値CT3 (例えば、6分に相当する値)
以上であるか否かがそれぞれ判定される。これらのカウ
ント値BUCT,WFCTは共に周囲温度、水道水温度などに起
因して通常の時間で除氷給水行程が終了しない場合の対
策であり、通常の場合には、前記両ステップ306,3
08にて共に「NO」と判定されて、プログラムはステ
ップ312へ進められる。
【0052】ステップ312においては温度検出フラグ
TFLGが”0”であるか否かが判定される。この場合、温
度検出フラグTFLGは前記ステップ304の処理により初
め”0”に設定されているので、前記ステップ312に
おける「YES」との判定の基に、ステップ314にて
温度センサ72により検出された蒸発器13の出口付近
の温度が所定温度T1 以上であるか否かが判定される。
なお、この所定温度T1 は、製氷板12の表面12a上
の氷Aが融け始めて前記出口付近の温度がほとんど変化
しなくなる(飽和する)直前の温度であり、例えば摂氏
9度に設定されている。今、製氷行程の開始から短時間
しか経過していなくて、製氷板12及び蒸発器13の温
度が低く、前記検出温度が所定温度T1 未満であれば、
前記ステップ314の判定処理により、ステップ30
6,308,312,314からなる循環処理が実行さ
れ続ける。この間、除氷水が製氷板12の裏面12bに
供給され続けるとともに、ホットガスが蒸発器13に供
給され続け、製氷板12及び蒸発器13の温度は徐々に
上昇して、製氷板12の表面12aに生成されている氷
Aは徐々に同面12aから離れ始める。
【0053】そして、前記循環処理中、温度センサ72
により検出された蒸発器13の出口付近の温度が所定温
度T1 以上になると、ステップ314における「YE
S」との判定の基に、ステップ316にて除氷カウント
値FDCTが初期値「0」にクリアされるとともに、温度検
出フラグTFLGが”1”に変更されて、プログラムはふた
たびステップ306に戻される。これにより、除氷カウ
ント値FDCTは、上述した「タイマ割り込みプログラム」
の実行により、「0」から「1」ずつカウントアップし
始める。
【0054】前記ステップ306,308の処理後の次
のステップ312の判定処理においては、温度検出フラ
グTFLGが”1”に設定されているので、「NO」と判定
され、プログラムはステップ318(図6)以降へ進め
られる。このステップ318においては、除氷カウント
値FDCTが所定値CT4 (例えば、1分間に相当する値)以
上であるか否かが判定される。この場合、前記検出温度
が所定温度T1 に達してから短時間しか経過していなけ
れば、同ステップ318の判定処理により、ステップ3
06,308,312,318からなる循環処理が実行
され続ける。
【0055】この循環処理中、除氷カウント値FDCTが増
加して所定値CT4 以上になると、ステップ318にて
「YES」と判定され、ステップ320にて初期フラグ
IFLGが”0”であるか否かが判定される。この場合、除
氷給水行程は2回目以降であって、上述した1回目の除
氷給水行程ルーチンのステップ328にて同フラグIFLG
は”1”に設定されているので、前記ステップ320に
おいては「NO」と判定され、ステップ324にて給水
カウント値WICTが所定値CT6 以上であるか否かが判定さ
れる。なお、この所定値CT6 は貯水タンク11内に水を
満たすのに必要な時間で、例えば3分に相当するカウン
ト値に設定されている。この場合、給水カウント値WICT
が所定値CT6 以上であれば、ステップ324にて「YE
S」と判定され、上述のように、ステップ326にてウ
ォータバルブ23及びホットガスバルブ18がオフ状態
に設定されるとともに、ステップ328にて初期フラグ
IFLGが”1”に設定されて、ステップ328にて除氷給
水行程ルーチンが終了する。その結果、製氷板12の裏
面12bへの除氷水の供給及び蒸発器13へのホットガ
スの供給が停止し、上記製氷行程ルーチン及び排水行程
ルーチンがふたたび行われる。そして、この除氷給水行
程の終了時には、製氷板12の表面12a上の氷Aが案
内板36上に落下し、落下した氷Aは同板36に誘導さ
れて貯氷庫35に蓄えられる。
【0056】一方、除氷カウント値FDCTが所定値CT4
上になっても、給水カウント値WICTが所定値CT6 未満で
あれば、前記ステップ324の判定処理により、ステッ
プ306,308,312,318,320,324か
らなる循環処理が実行され続ける。そして、この循環処
理中、「タイマ割り込みプログラム」の実行により、給
水カウント値WICTが増加して所定値CT6 以上になると、
ステップ324にて「YES」と判定されて、前記ステ
ップ326〜330の処理後、除氷給水行程ルーチンが
終了する。これにより、除氷給水行程は少なくとも所定
値CT6 に相当する時間だけは持続し、周囲温度、除氷水
などの温度が高く、短時間で除氷自体が完了してしまう
場合でも、ウォータバルブ23を介した貯水タンク11
への給水が確保される。その結果、貯水タンク11には
次の製氷行程に必要な水が確保される。なお、ステップ
320,322の処理により、1回目の除氷行程の最低
時間(CT5 =2分)を2回目以降の最低時間(CT5 =3
分)より短くした理由は、1回目の場合には、前述した
初期給水行程により、貯水タンク11に水が既に供給さ
れているからである。
【0057】また、水道水の温度が極めて低く、同水を
製氷板12の裏面12bに供給することが、製氷板12
及び蒸発器13の温度上昇の妨げとなる場合には、いつ
までも製氷板12の表面12a上の氷Aが除氷されず、
ステップ314の判定処理により、ステップ306,3
08,312,314からなる循環処理が繰り返し実行
され続ける。そして、前記循環処理中、給水完了カウン
ト値WFCTがカウントアップし続けて同値WFCTが所定値CT
3 (例えば、6分に対応する値)に達すると、ステップ
308にて「YES」と判定され、ステップ310にて
スイッチングトランジスタ64がオフ状態に設定され
る。その結果、リレー63の作用により、電磁ソレノイ
ド23aの通電のみが解除され、ウォータバルブ23が
オフして製氷板12の裏面12bへの水道水の供給が停
止する。一方、この場合も、ホットガスバルブ18はオ
ン状態に保たれているので、蒸発器13の温度は上昇
し、製氷板12及び蒸発器13の温度がホットガスのみ
により上昇して、除氷が完了する。
【0058】さらに、周囲温度が極めて低く、製氷板1
2の表面12aから氷Aが落下した後にも、温度センサ
72による検出温度が所定温度T1 以上に上昇しなく
て、ステップ314の判定処理により、前記給水停止後
も、ステップ306〜314からなる循環処理が実行さ
れ続ける場合がある。しかし、この場合には、前記循環
処理中、バックアップカウント値BUCTが増加し続けて同
値BUCTが所定値CT2 (例えば、20分間に対応する値)
に達すると、ステップ306にて「YES」と判定さ
れ、プログラムがステップ326以降へ進められて除氷
給水行程ルーチンが終了する。その結果、除氷行程がい
つまでも終了しないことを回避することができる。
【0059】前記のような除氷給水行程が終了すると、
上述したように、ステップ114(図3)にてふたたび
フロートスイッチ34がオン状態にあるか否かが判定さ
れる。そして、貯水タンク11内に水が充分満たされて
いて、フロートスイッチ34がオン状態にあれば、ステ
ップ114にて「YES」と判定され、ステップ116
にてオフ回数0FNOが「0」に初期設定された後、プログ
ラムはステップ118の製氷行程ルーチンに進められる
ので、以降、除氷給水行程、製氷行程及び排水行程が、
この順に繰り返し行われて、氷が自動的に次々に製造さ
れる。
【0060】次に、水漏れ、電源投入時の断水などの理
由により、上述したステップ104(図3)の初期給水
行程ルーチンの終了時、貯水タンク内に水が充分満たさ
れていない場合について説明する。この場合、前記ステ
ップ104の処理後、ステップ106にて「NO」すな
わちフロートスイッチ34がオフであると判定され、ス
テップ122にてオフ回数OFNOに「1」が加算されて、
ステップ124にてカフ回数OFNOと所定値N0 (例え
ば、5,6程度の値)と比較される。
【0061】今、前記ステップ104の初期給水行程ル
ーチンが初めて行われた直後であれば、ステップ10
2,122の処理によってオフ回数OFNOが「1」に設定
されているので、ステップ124にて「NO」すなわち
オフ回数OFNOが所定値N0 未満であると判定されて、プ
ログラムはステップ104の初期給水行程ルーチンに戻
される。これにより、水漏れ、断水などが継続してフロ
ートスイッチ34がオフ状態にあると、オフ回数OFNOが
所定値N0 以上になるまで、ステップ104,106,
122,124からなる循環処理が繰り返し実行され
て、初期給水行程が継続する。
【0062】そして、オフ回数OFNOが所定値N0 以上に
なると、ステップ124にて「YES」と判定され、ス
テップ126にてスイッチングトランジスタ56,5
8,62,64がオフ状態に設定され、ステップ128
にてプログラムが停止する。これにより、電動モータ1
4a,25a,15a及び電磁ソレノイド18a,23
aへの通電が解除され、圧縮機14、循環ポンプ25及
び冷却ファン15が停止すると共にホットガスバルブ1
8及びウォータバルブ23がオフして、当該製氷機の運
転が停止する。このように、電源投入時の断水などによ
って貯水タンク11内に充分が満たされない場合には、
初期給水行程ルーチンの処理が所定値N0に対応した回
数だけ行われ、このルーチンにおいては、ウォータバル
ブ23のみオンして、圧縮機14、冷却ファン15及び
循環ポンプ25が停止した状態に保たれると共に、製氷
機の停止状態では全ての装置が停止するので、蒸発器1
3が過熱されたり、電力が無駄に消費されることがなく
なる。
【0063】また、前述した水不足の原因が一時的なも
のであって、初期給水ルーチンの繰り返し実行中、貯水
タンク11内の水位が充分高くなってフロートスイッチ
34がオンすれば、ステップ106にて「YES」と判
定され、以降、ステップ108以降の処理が実行される
ようになる。その結果、このような水不足が修復される
場合には、自動的に除氷給水行程、製氷行程及び排水行
程が行われて、氷が製造されるようになる。
【0064】一方、ステップ112〜120からなる循
環処理中すなわち除氷給水行程、製氷行程及び排水行程
の循環処理中、水漏れ、断水などの理由により、ステッ
プ112の除氷給水行程ルーチンの処理後、貯水タンク
11内に水が充分に満たされていない場合には、ステッ
プ114にて「NO」すなわちフロートスイッチ34が
オフ状態にあると判定され、プログラムはステップ12
2,124へ進められる。この場合、前記ステップ11
2〜120からなる循環処理中においては、ステップ1
16の処理によってオフ回数OFNOが「0」に設定され続
けているので、初回のステップ124の判定処理時に
は、オフ回数OFNOはステップ122の加算処理によって
「1」になっており、同ステップ124にて「NO」す
なわちオフ回数OFNOは所定値N0 に未満であると判定さ
れて、プログラムはステップ104へ戻される。その結
果、前述したステップ104,106,122,124
からなる循環処理が実行されるようになるので、除氷給
水行程、製氷行程及び排水行程の循環処理中、水漏れ、
断水などが生じても、的確に処理される。
【0065】なお、上記実施例においては、ステップ1
24の判定処理に利用される所定値N0 を「5」,
「6」程度の値に設定するようにしたが、同値N0
「1」に設定することもできる。このようにすれば、ス
テップ106,114にて「NO」すなわちフロートス
イッチ34がオフであると判定された場合には、オフ回
数OFNOがステップ122の加算処理によって必ず「1」
以上になるので、貯水タンク11内に充分な水が供給さ
れなくて、ステップ106,114にて「NO」と判定
された場合には、ステップ124における「NO」との
判定の基に、前記ステップ126の処理が実行される。
その結果、この場合には、初期給水行程及び除氷給水行
程の直後に、貯水タンク11内に水が充分に満たされて
いなければ、当該製氷機は即座に停止する。
【0066】次に、上記のように構成した実施例の変形
例について説明する。この変形例においては、上記実施
例の制御回路40内に、図3のフローチャートに対応し
たプログラムに代えて図10のフローチャートに対応し
たプログラムが記憶されていると共に、図9のフローチ
ャートに対応したプログラムに代えて図11のフローチ
ャートに対応したプログラムが記憶されている。
【0067】このように構成した変形例においては、初
期給水行程の繰り返し回数をカウントする代わりに、初
期給水行程の持続時間が計測されて、同時間が所定値CT
11(例えば10分程度に対応する値)に対応した時間に
達すると、製氷機が停止制御されるようになっている。
すなわち、初期給水行程の持続時間を計測するための停
止カウント値STCTが図10のステップ102,130,
132にて「0」に初期設定されると共に、図11のス
テップ606にて「1」ずつカウントアップされるよう
になっており、貯水タンク11への給水が正常に行われ
た場合には、ステップ130,132にて「0」に初期
設定されるので、同カウント値STCTが大きな値になるこ
とはない。しかし、ステップ104の初期給水行程ルー
チン又はステップ112の除氷給水行程ルーチンの処理
により、貯水タンク11内に充分な水が満たされない場
合には、ステップ106,114における「NO」との
判定の基に、ステップ104,106,134からなる
循環処理が実行され続けるようになるので、停止カウン
ト値STCTが徐々に大きくなる。そして、ステップ10
4,106,134からなる循環処理が実行されるよう
になってから所定値CT11に対応する時間が経過すると、
ステップ134にて「YES」すなわち停止カウント値
STCTが所定値CT11以上であると判定されて、前述したス
テップ126の実行されるので、製氷機の運転が停止す
る。
【0068】その結果、この変形例によっても、一次的
でない原因により貯水タンク11内に充分な水が満たさ
れない場合には、製氷機の運転が停止するので、蒸発器
13が過熱されたり、電力が無駄に消費されることがな
くなる。また、前述した水不足の原因が一時的なもので
あれば、水不足が修復され、自動的に除氷給水行程、製
氷行程及び排水行程が行われて氷が製造されるようにな
る。
【0069】さらに、上記実施例及び変形例において
は、貯水タンク11内の水不足を使用者に知らせるため
の格別の手段を取らなかったが、前記水不足時には、表
示器又は警報器により使用者に知らせるようにしてよ
い。この場合、上記実施例及び変形において、図3及び
図10のステップ106,114にて「NO」と判定さ
れた直後に、表示器又は警報器を駆動して使用者に水不
足を警告するようにすればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る流下式製氷機の概略
図である。
【図2】 図1の製氷機を制御するための電気制御装置
の回路図である。
【図3】 図2の制御回路により実行される「メインプ
ログラム」のフローチャートである。
【図4】 図3の初期給水行程ルーチンを詳細に示すフ
ローチャートである。
【図5】 図3の除氷給水行程ルーチンの前半部分を詳
細に示すフローチャートである。
【図6】 図3の除氷給水行程ルーチンの後半部分を詳
細に示すフローチャートである。
【図7】 図3の製氷行程ルーチンを詳細に示すフロー
チャートである。
【図8】 図3の排水行程ルーチンを詳細に示すフロー
チャートである。
【図9】 図2の制御回路により実行される「タイマ割
り込みプログラム」のフローチャートである。
【図10】本発明の変形例に係る「メインプログラム」
のフローチャートである。
【図11】本発明の変形例に係る「タイマ割り込みプロ
グラム」のフローチャートである。
【符号の説明】
11…貯水タンク、12…製氷板、13…蒸発器、14
…圧縮機、14a…電動モータ、15…冷却ファン、1
5a…電動モータ、16…凝縮器、17…膨張バルブ、
18…ホットガスバルブ、18a…電磁ソレノイド、2
1…除氷用散水器、23…ウォータバルブ、23a…電
磁ソレノイド、24…製氷用散水器、25…循環ポン
プ、31…オーバフローパイプ、34…フロートスイッ
チ、35…貯氷庫、40…制御回路、51,53,5
5,57,61,63…リレー、56,58,62,6
4…スイッチングトランジスタ、72…温度センサ。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯水タンクの上方にほぼ垂直に設けた製
    氷板と、前記製氷板の裏面に設けた蒸発器と、圧縮機、
    冷却器及び膨張バルブからなり前記蒸発器に冷媒を循環
    させる冷凍回路と、前記冷却器及び膨張バルブをバイパ
    スしたバイパス路に設けられ前記圧縮機から前記蒸発器
    へのホットガスの供給を制御するホットガスバルブと、
    前記貯水タンク内の水を前記製氷板の表面側上部に供給
    する循環ポンプと、外部から前記製氷板の裏面側上部へ
    の水の供給を制御するウォータバルブとを備えた流下式
    製氷機のための電気制御装置であって、前記圧縮機を作
    動させると共に前記循環ポンプを停止させた状態で前記
    ホットガスバルブ及び前記ウォータバルブを所定期間オ
    ンして前記製氷板表面上の氷を落下させると共に前記貯
    水タンクへ給水する除氷給水行程制御手段と、前記圧縮
    機を作動させると共に前記ホットガスバルブ及び前記ウ
    ォータバルブをオフした状態で前記循環ポンプを所定期
    間作動させて前記製氷板表面上に氷を製造する製氷行程
    制御手段とを備え、前記除氷給水行程制御手段による除
    氷給水行程と前記製氷行程制御手段による製氷行程とを
    交互に行って自動的かつ次々に氷を生成する流下式製氷
    機のための電気制御装置において、 電源の投入後、前記除氷給水行程制御手段による除氷給
    水行程と前記製氷行程制御手段による製氷行程との交互
    運転に入る前に、前記圧縮機及び前記循環ポンプを停止
    させた状態で前記ウォータバルブを所定期間オンして前
    記貯水タンクへ初期給水する初期給水行程制御手段と、 前記貯水タンクに設けられて同タンク内の水位が所定レ
    ベル以上であるか否かを検出する水位センサと、 前記初期給水行程制御手段による初期給水行程の終了時
    に、前記水位センサによる検出結果に基づいて、前記貯
    水タンク内の水位が所定レベル以上であることを条件に
    前記除氷給水行程制御手段による除氷給水行程と前記製
    氷行程制御手段による製氷行程との交互運転への移行を
    許容し、前記貯水タンク内の水位が所定レベル未満であ
    れば前記流下式製氷機の運転を停止制御する第1の貯水
    量検査手段とを設けたことを特徴とする流下式製氷機の
    ための電気制御装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の流下式製氷機のた
    めの電気制御装置において、さらに、前記除氷給水行程
    制御手段による除氷給水行程の終了時に、前記水位セン
    サによる検出結果に基づいて、前記貯水タンク内の水位
    が所定レベル以上であることを条件に前記製氷行程制御
    手段による製氷行程への移行を許容し、前記貯水タンク
    内の水位が所定レベル未満であれば前記流下式製氷機の
    運転を停止制御する第2の貯水量検査手段を設けたこと
    を特徴とする流下式製氷機のための電気制御装置。
  3. 【請求項3】 貯水タンクの上方にほぼ垂直に設けた製
    氷板と、前記製氷板の裏面に設けた蒸発器と、圧縮機、
    冷却器及び膨張バルブからなり前記蒸発器に冷媒を循環
    させる冷凍回路と、前記冷却器及び膨張バルブをバイパ
    スしたバイパス路に設けられ前記圧縮機から前記蒸発器
    へのホットガスの供給を制御するホットガスバルブと、
    前記貯水タンク内の水を前記製氷板の表面側上部に供給
    する循環ポンプと、外部から前記製氷板の裏面側上部へ
    の水の供給を制御するウォータバルブとを備えた流下式
    製氷機のための電気制御装置であって、前記圧縮機を作
    動させると共に前記循環ポンプを停止させた状態で前記
    ホットガスバルブ及び前記ウォータバルブを所定期間オ
    ンして前記製氷板表面上の氷を落下させると共に前記貯
    水タンクへ給水する除氷給水行程制御手段と、前記圧縮
    機を作動させると共に前記ホットガスバルブ及び前記ウ
    ォータバルブをオフした状態で前記循環ポンプを所定期
    間作動させて前記製氷板表面上に氷を製造する製氷行程
    制御手段とを備え、前記除氷給水行程制御手段による除
    氷給水行程と前記製氷行程制御手段による製氷行程とを
    交互に行って自動的かつ次々に氷を生成する流下式製氷
    機のための電気制御装置において、 電源の投入後、前記除氷給水行程制御手段による除氷給
    水行程と前記製氷行程制御手段による製氷行程との交互
    運転に入る前に、前記圧縮機及び前記循環ポンプを停止
    させた状態で前記ウォータバルブを所定期間オンして前
    記貯水タンクへ初期給水する初期給水行程制御手段と、 前記貯水タンクに設けられて同タンク内の水位が所定レ
    ベル以上であるか否かを検出する水位センサと、 前記初期給水行程制御手段による初期給水行程の終了時
    に、前記水位センサによる検出結果に基づいて、前記貯
    水タンク内の水位が所定レベル以上であることを条件に
    前記除氷給水行程制御手段による除氷給水行程と前記製
    氷行程制御手段による製氷行程との交互運転への移行を
    許容し、前記貯水タンク内の水位が所定レベル未満であ
    れば前記初期給水行程制御手段による初期給水行程に戻
    す第1の貯水量検査手段と、 前記第1の貯水量検査手段による初期給水行程への戻し
    回数をカウントするカウント手段と、 前記カウント手段によるカウント値が所定値以上になっ
    たとき前記流下式製氷機の運転を停止させる停止制御手
    段とを設けたことを特徴とする流下式製氷機のための電
    気制御装置。
  4. 【請求項4】 上記請求項3に記載の流下式製氷機のた
    めの電気制御装置において、さらに、前記除氷給水行程
    制御手段による除氷給水行程の終了時に、前記水位セン
    サによる検出結果に基づいて、前記貯水タンク内の水位
    が所定レベル以上であることを条件に前記製氷行程制御
    手段による製氷行程への移行を許容し、前記貯水タンク
    内の水位が所定レベル未満であれば前記初期給水行程制
    御手段による初期給水行程に戻す第2の貯水量検査手段
    を設けたことを特徴とする流下式製氷機のための電気制
    御装置。
  5. 【請求項5】 貯水タンクの上方にほぼ垂直に設けた製
    氷板と、前記製氷板の裏面に設けた蒸発器と、圧縮機、
    冷却器及び膨張バルブからなり前記蒸発器に冷媒を循環
    させる冷凍回路と、前記冷却器及び膨張バルブをバイパ
    スしたバイパス路に設けられ前記圧縮機から前記蒸発器
    へのホットガスの供給を制御するホットガスバルブと、
    前記貯水タンク内の水を前記製氷板の表面側上部に供給
    する循環ポンプと、外部から前記製氷板の裏面側上部へ
    の水の供給を制御するウォータバルブとを備えた流下式
    製氷機のための電気制御装置であって、前記圧縮機を作
    動させると共に前記循環ポンプを停止させた状態で前記
    ホットガスバルブ及び前記ウォータバルブを所定期間オ
    ンして前記製氷板表面上の氷を落下させると共に前記貯
    水タンクへ給水する除氷給水行程制御手段と、前記圧縮
    機を作動させると共に前記ホットガスバルブ及び前記ウ
    ォータバルブをオフした状態で前記循環ポンプを所定期
    間作動させて前記製氷板表面上に氷を製造する製氷行程
    制御手段とを備え、前記除氷給水行程制御手段による除
    氷給水行程と前記製氷行程制御手段による製氷行程とを
    交互に行って自動的かつ次々に氷を生成する流下式製氷
    機のための電気制御装置において、 電源の投入後、前記除氷給水行程制御手段による除氷給
    水行程と前記製氷行程制御手段による製氷行程との交互
    運転に入る前に、前記圧縮機及び前記循環ポンプを停止
    させた状態で前記ウォータバルブを所定期間オンして前
    記貯水タンクへ初期給水する初期給水行程制御手段と、 前記貯水タンクに設けられて同タンク内の水位が所定レ
    ベル以上であるか否かを検出する水位センサと、 前記初期給水行程制御手段による初期給水行程の終了時
    に、前記水位センサによる検出結果に基づいて、前記貯
    水タンク内の水位が所定レベル以上であることを条件に
    前記除氷給水行程制御手段による除氷給水行程と前記製
    氷行程制御手段による製氷行程との交互運転への移行を
    許容し、前記貯水タンク内の水位が所定レベル未満であ
    れば前記初期給水行程制御手段による初期給水行程に戻
    す第1の貯水量検査手段と、 前記初期給水行程制御手段による初期給水行程の継続時
    間を計測する時間計測手段と、 前記時間計測手段により計測された時間が所定時間に達
    したとき前記流下式製氷機の運転を停止させる停止制御
    手段とを設けたことを特徴とする流下式製氷機のための
    電気制御装置。
  6. 【請求項6】 上記請求項5に記載の流下式製氷機のた
    めの電気制御装置において、さらに、前記除氷給水行程
    制御手段による除氷給水行程の終了時に、前記水位セン
    サによる検出結果に基づいて、前記貯水タンク内の水位
    が所定レベル以上であることを条件に前記製氷行程制御
    手段による製氷行程への移行を許容し、前記貯水タンク
    内の水位が所定レベル未満であれば前記初期給水行程制
    御手段による初期給水行程に戻す第2の貯水量検査手段
    を設けたことを特徴とする流下式製氷機のための電気制
    御装置。
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