JPS6032541Y2 - 製氷装置 - Google Patents

製氷装置

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JPS6032541Y2
JPS6032541Y2 JP17271180U JP17271180U JPS6032541Y2 JP S6032541 Y2 JPS6032541 Y2 JP S6032541Y2 JP 17271180 U JP17271180 U JP 17271180U JP 17271180 U JP17271180 U JP 17271180U JP S6032541 Y2 JPS6032541 Y2 JP S6032541Y2
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隆 田中
元 飯田
常正 船津
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ダイキン工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はキューブアイス(角氷)を製氷する製氷装置に
関し、詳しくは、斜め流下形のプレート状製氷板の下面
に散水した水を蒸発コイルによって凝固させて製氷し、
該氷をホットガスで前記製氷板から離氷すべく構成する
と共に、前記製氷板から離氷した板状の氷をカッティン
グヒータで切断して、該ヒータ下方の貯水庫内で角氷を
貯氷すべく構成した製氷装置の改良に関するものである
従来のこの種の製氷装置におけるカッティングヒータは
常時通電されているため消費電力が多くなり電気の無駄
使いを余儀なくされる欠点がある。
そのうえ、製氷サイクルおよび離氷サイクル以外の停止
時においても前記カッティングヒータへの通電がなされ
る如き構造すなわち、電源スィッチを投入している間は
カッティングヒータへの通電が継続して行なわれる如き
構造となっているので、貯水庫内がキューブアイスで満
杯になった時、貯水庫内のキューブアイスが前記カッテ
ィングヒータからの熱によって加熱されて、該キューブ
アイスが融けたり、屑米が生じたりする欠点があった。
そのうえ、製氷工程中においても、前記カッティングヒ
ータへ通電されているので、該ヒータからの熱によって
製氷板があたためられて、氷の成長が妨げられ、氷戒長
速度が低下する等の諸種の欠点があった。
そこで本考案は斜め流下形の製氷板の下方にカッティン
グヒータを張設する一方、前記製氷板の傾斜下端に配設
したウォーターパン内に低水位スイッチと高水位スイッ
チとを設けて製氷水量を設定し、前記ウォーターパンの
給水により高水位スインチがオン作動したときに製氷運
転を開始し、製氷運転によるウォーターパン内の水の汲
み上げにより低水位スイッチがオン作動するときに製氷
運転を終了するとともに離氷運転を開始すべく構成して
なる製氷装置において、前記高水位スイッチがオン作動
した時点から、低水位スイッチがオン作動する迄の間、
連続的に通電されるタイマを設け、該タイマの常閉時限
接点を前記カッティングヒータへの通電径路の途中に介
設し、該カッティングヒータへの通電をサイクル毎にお
けるタイマのタイムアツプ時から離氷開始時点までオフ
制御すべく構成することにより、無駄な電力が消費され
るのをなくして、大幅な省エネルギ化を図ることができ
、また貯水庫内が角氷で満杯になった時には前記タイマ
のタイムアツプによってカッティングヒータへの通電を
しゃ断し、以って貯水庫満杯時においても該貯水庫内の
氷が前記カッティングヒータで加熱されるのを防止し、
キューブアイスが融けたり、屑米が生じたりするのを防
ぐことができ、しかも製氷サイクル後半においては前記
カッティングヒータへの通電を斯るサイクル毎にしゃ断
することができるので、製氷サイクル時における氷成長
速度の向上を図り、製氷量を増大ることができ、特にこ
の場合製氷運転によるウォーターパン内の氷の汲み上げ
により低水位スイッチがオン作動するときに製氷運転を
終了するとともに離氷運転を開始するので、別途離氷運
転のための検出手段などの設置を必要とすることなく製
氷板の離氷開始からカッティングヒータによる切断まで
の一貫した作業が行え、したがって検出手段などの設置
による部品点数の増加やコストアップ或いは故障発生が
最小に抑制できる許りでなく、前記ヒータにおける離氷
開始時点よりヒータ上に氷が落下するまでの通電時間中
がヒータのウオーミングアツプタイムとなって、ヒータ
上に氷が落下するときにはヒータは充分適正な発熱状態
下にあって即正確なこの氷の切断が行われる製氷装置を
提供しようとするものである。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳述する。
第1図は本考案に係る製氷装置の断面図で、同図中、1
は本体ケーシングで、このケーシング1内の下部にはア
イスパン2を取り付けて同ケーシング1内に貯氷庫3を
形成している。
また、前記本体ケーシング1の正面側には扉4を開閉可
能に取り付けて、前記貯水庫3に溜ったキューブアイス
(角氷)を随時取り出し得るように構成している。
さらに、前記本体ケーシング1内の中央部背面寄りには
、給水管5から供給される水を貯溜するためのウォータ
ーパン6を水平に配設している。
7はプレート状の製氷板で、この製氷板7は所定角度に
傾斜させた斜め流下形のものであり、該製氷板7の傾斜
下端7aには製氷板後板8を取り付けている。
また、前記製氷板7の傾斜上端7bには散水管9を取り
付け、水循環用ウォーターポンプ10によってウォータ
ーパン6から汲み上げた水を、該散水管9を介して前記
製氷板7の下面に散水するように構成している。
すなわち、前記ウォーターパン6上に前記ウォーターポ
ンプ10を配置し、該ウォーターポンプ10の吸水管1
1を前記ウォーターパン6内に垂設すると共に、前記ウ
ォーターポンプ10の送出管12に略り字状の送水管1
3を接続し、この送水管13の上端に管継手14を介し
て分流管15を接続し、該分流管15を前記散水管9に
連結して、前記ウォーターポンプ10て吸い上げた水を
前記各部12,13.15を介して散水管9に送水した
後に、前記製氷板7の下面に散水すべ(構成したもので
ある。
前記製氷板7の上面には蒸発コイル16を蛇行状に配設
して、前記製氷板7の下に散水した水を凝固させて製氷
すべく構成している。
次に2図を参照して前記蒸発コイル16を含む冷媒回路
の構成について述べる。
同図中、17は圧縮機、18は凝縮機、19はキャピラ
リーチューブ等の膨張機構、16は前記蒸発コイル、2
0はアキュムレータで、これらを冷媒配管により閉ルー
プ状に接続して循環冷凍サイクルを構成している。
また、前記冷媒配管中の前記圧縮機17の吐出配管21
と、前記膨張機構19と蒸発:1イル16間のガス冷媒
配管22との間には、ホットガス電磁弁23を介設した
ホットガス冷媒配管24を設けている。
而して、前記蒸発コイル16の下面に先に述べた斜め流
下形の製氷板7を配設していて、該蒸発コイル16には
ホットガス電磁弁23を開いた時に、即ち離氷時に、圧
縮機吐出配管21からのホットガスが送り込まれるよう
になっている。
前記製氷板7の下方には第1図に示す如くヒータ支持板
25に支持させた面状グリッドのカッティングヒータ2
6を水平に配設している。
ところで、前記ウォーターパン6内には満水を検知する
高水位スイッチ27と、製氷完了が検知する低水位スイ
ッチ28と、フロート29とからなるフロートスイッチ
30を設けると共に、オーバーフロー管31を設けてい
る。
ここで、前記高水位スイッチ27はウォーターパン6内
における水位が満水位になった時にオン作動し、前記給
水管5に介設した給水弁32を閉塞し、ウォーターパン
6から水が溢れるのを防止するためのものである。
また、この高水位スイッチ27は製氷開始水位を設定す
るものである。
さらに、前記低水位スイッチ28は製氷完了後の離氷サ
イクル開始時にオン作動し、前記給水弁32を開いてウ
ォーターパン6内に水を供給するための指令を発するス
イッチである。
一方、前記製氷板7には離氷検知器33を配設している
この離水検知器33はホットガスを流通させた時に前記
製氷板7の温度が急上昇するのを感知して離氷を検知す
るものである。
これについて更に詳述すると、蒸発コイル16にホット
ガスの流通を開始すると、製氷板7の温度は氷温(たと
えば−10℃)から次第に上昇し、該製氷板7の温度が
0℃に達した後に、該製氷板7の温度は横這い状態とな
り、次いで製氷板7から板状の氷が離氷された直後から
、該製氷板7の温度はホットガスの温度影響を受けて急
激に上昇する。
このようにして製氷板7の温度がたとえば5〜15℃に
達した時に前記離氷検知機33で斯る温度上昇を感知す
ることにより、離氷を検知し、第3図に示す回路をオフ
作動するのである。
なお、ホットガスの流通開始時点から該検知器33がオ
フ作動する迄の時間は具体的には3〜W分間である。
また、前記貯水庫3内に上域部分にはビンスイッチ34
を配設している。
このビンスイッチ34は貯水庫3内にキューブアイスが
満杯になったことを検知してオン作動するものであって
、このビンスイッチ34としてはキューブアイスの満杯
を機械的に検出するスイッチを用いてもよく、或いは氷
に触れることにより温度差でキューブアイスの満杯を検
出するスイッチを用いてもよいことは勿論である。
つぎに、本考案の核心をなす電気回路の構成を第3図に
基づいて詳述する。
同図中、35.36は交流電源の入力端子で、これらの
入力端子35.36に二連タイプの電源スィッチ37を
介してライン38.39を接続している。
また、これら各ライン38.39間には過電流継電器4
0を介して圧縮機駆動用モータ17Mを接続している。
但し、ライン38と過電流継電器40との間には後述す
る圧縮機用リレー59のリレー接点60を介接している
さらに、前記各ライン38.39にはヒユーズ41.4
2を各別に介してライン43.44を接続している。
45は給水指令リレーで、このリレー45は常閉リレー
接点46と切換リレー接点47とを有するものである。
48は弁閉指令リレーで、このリレー48は常閉リレー
接点49と切換リレー接点50とを有するものである。
51は製氷・離氷のサイクル切換用リレーで、このリレ
ー51は二つの切換リレー接52.53を有するもので
ある。
54はタイマで、このタイマ54は一つの常閉時限接点
55を有していて、該タイマ54は前記ウォーターパン
6への給水により前記高水位スイッチ27がオン作動し
た時点から計時を開始する一方、製氷運転によるウォー
ターパン6内の水の汲み上げにより低水位スイッチ28
がオン作動した時点には該タイマ54への通電がしゃ断
されるものである。
換言すれば、前記高水位スイッチ27がオン作動した時
点からウォーターパン6内の水の汲み上げにより低水位
スイッチ28がオン作動する迄の間、前記タイマ54に
は連続して通電が行なわれるものである。
56は製氷リレーで、このリレー56は切換リレー接点
57と自己保持用の常開リレー接点58とを有するもの
である。
59は圧縮機用リレーで、このリレー59は二つの常開
リレー接点60.61を有するものであり、これらの各
リレー接点60.61のうちの−方のリレー接点60は
圧縮機駆動用モータ17Mの前後に介設している。
62はヒータ、63は該ヒータ62からの熱によってオ
ン・オフするスイッチで、このスイッチ63はビンスイ
ッチ34のオンによりヒータ62への通電後数十秒後に
オフ作すると共に、ビンスイッチ34のオフによりヒー
タ62への通電をしゃ断した後に数十秒経過してオン作
動し、圧縮機17の再起動の時間調整をして、冷媒回路
の高低圧をバランスさせ起動電流が大となるのを防止す
る作用を奏するものである。
64は凝縮器用ファン、65はトランスである。
また、前記ホットガス電磁弁23および給水弁32は通
電時に弁が開くものである。
而して、前記ライン43.44間には低水位スイッチ2
8および給水指令リレー45の直列回路と、高水位スイ
ッチ27および弁閉指令リレー4Bの直列回路とを並列
に接続している。
また、前記高水位スイッチ27には前記各リレー接点4
6.49に直列回路を並例接続する一方、前記弁閉指令
リレー48と並列にタイマ54を接続している。
さらに、前記ライン43に切換リレー接点57を接続し
、このリレー接点57の常開側端子57aには別の切換
リレー接点52を接続している。
そして、切換リレー接点52の製氷側端子52Sには凝
縮器用ファン64を、また離氷側端子52Rにはサイク
ル切換用リレー51をそれぞれ接続し、前記凝縮器用フ
ァン64と並列にウォーターポンプ10を接続している
さらにまた、前記ライン43.44間にはヒータ62と
ビンスイッチ34との直列回路を接続すると共に、前記
ライン43にリレー接点61を介して切換リレー接点4
7を接続し、該切換リレー接点47の常開側端子47a
にはサイクル切換用リレー51を、また常閉側端子47
bには前記スイッチ63、離氷検知器および製氷リレー
56の直列回路をそれぞれ接続している。
前記ライン43に前記製氷リレー56の自己保持接点5
8を介して切換リレー接点53を接続し、該切換リレー
接点53のコモン端子53cには前記圧縮機用リレー5
9を、離氷側端子53Rにはホットガス電磁弁23を、
製氷側端子53Sには前記製氷リレー56の一次側をそ
れぞれ接続し、かつ前記コモン端子53cと前記スイッ
チ63の二次側とを互いに結線している。
また、前記ライン43に切換リレー接点50を接続し、
該リレー接点50の常閉側端子50bには給水弁32を
、常開側端子50aには前記スイッチ63をそれぞれ接
続している。
さらに、前記ライン43.44間には前記タイマ54の
常閉時限接点55とトランス65の一次巻線との直列回
路を接続する一方、前記トランス65の二次巻線にはカ
ッティングヒータ26を接続し、該トランス65によっ
て例えば3ボルトの低電圧に降圧したヒータ電源を前記
カッティングヒータ26に印加すべく構成している。
本考案は上記の如く構成するものにして、以下第4図を
参照し作用を説明する。
まず、散切に通常の製氷・離氷サイクルについて説明す
る。
いま、電源スィッチ37を投入すると、切換リレー接点
50およびその常閉側端子50bを介して給水弁52に
電源が印加されるので、該給水弁32が開き、給水管5
からウォーターパン6内に水が供給される。
斯る給水初期においては低水位スイッチ28がオンにな
り、給水指令リレー45が励磁されているが、他の制御
系には影響ない。
このようにして、ウォーターパン6内に水が供給される
と、該ウォーターパン6内の水位は次第に高くなり、フ
ロート29の上昇によって、まず低水位スイッチ28が
オフになり、給水指令リレー45の励磁が解除される。
前記給水管5からは水が連続して供給されているのでウ
ォーターパン6内の水位はさらに高くなり、該水位が高
水位スイッチ27の配設位置まで達すると、フロート2
9によって該高水位スイッチ27がオンとなり、弁閉指
令リレー48が励磁されると共にタイマ54が計時を開
始する。
この弁閉指令リレー48が励磁されると、切換リレー接
点50が常閉側端子50bから常開側端子50aに切り
換わって、給水弁32への通電をしゃ断して給水弁32
を閉塞し、以ってウォーターパン6への給水を停止する
と共に、リレー接点49がオン作動して弁閉指令リレー
48およびタイマ54の自己保持回路を形成する。
前記切換リレー接点50の切換作動により、圧縮機用リ
レー59には各要素43,50,50a、63を介して
電源が印加されるので、該圧縮機用リレー59が励磁さ
れ、該リレー59の各リレー接点60.61がオンにな
り、前記リレー接点60のオン作動により圧縮機駆動用
モータ17Mが回転し、圧縮機17が運転される。
また、前記リレー接点61のオン作動により、各要素4
3,61,47,47b、63,33を介して製氷リレ
ー56にも電源が印加されるので、該製氷リレー56が
励磁され、該リレー56のリレー接点58がオンになり
、このリレー接点58のオン作動により製氷リレー56
の自己保持回路が形成されると共に、切換リレー接点5
7が常閉側端子57bから常開側端子57aに切り換わ
るので、各要素43. 57. 57a、 52.52
Sを介してウォーターポンプ10と凝縮器用ファン64
とに電源が印加されるので、ウォーターポンプ10によ
ってウォーターパン6内の水が汲み上げられる。
前記ウォーターポンプ10によって汲み上げられた水は
、送出管12、送水管13、管継手14および分流管1
5をこの順に介して散水管9に送られる。
該散水管9に送られた水は、該管9の散水口から噴き出
されて、前記製氷板7の下面に流下され、蒸発コイル1
6の冷却作用によって凝固し、前記製氷板7の下面に一
定の厚み例えば氷厚約20〜25閣を有する板状の氷が
形成される。
断る製氷途中において前記タイマ54の常開時限接点5
5はタイムアツプによりオフ作動していて、カッティン
グヒータ26への通電をしゃ断し、同ヒータ26によっ
て製氷板7があたためられるのを防いで、氷戒長速度の
向上を図り、製氷量を増大するものである。
また、ウォーターパン6内の水が順次汲み上げられると
、該ウォーターパン6内の水位が下がり高水位スイッチ
27がオフになるけれども、弁開指令リレー48はその
リレー接点49で自己保持されている。
このようにしてウォーターパン6内の水位が更に低下し
、該水位が低水位スイッチ28の配設位置まで下がると
、該低水位スイッチ28がオン作動して給水指令リレー
45を励磁する。
該給水指令リレー45の励磁によりその常開リレー接点
46がオフ作動して弁開指令リレー48およびタイマ5
4への通電をしゃ断し、切換リレー接点50を常閉側端
子50bに復帰させ、給水弁32を励磁し、該弁32を
開いてウォーターパン6への給水を開始する。
また、前記タイマ54に対する通電が断たれるので、該
タイマ54の常閉時限接点55が元の状態に復帰し、カ
ッティングヒータ26への通電ヲ開始する。
さらに、前記給水指令リレー45の励磁によりその切換
リレー接点47が常開側端子47aに切り換わるので、
各要素43,61,47.47aを介して電源がサイク
ル切換用リレー51に印加され、該リレー51を励磁し
、該リレー51の二つの切換リレー接点52.53を共
に製氷側端子52S、53Sから離氷側端子52R,5
3Rに切り換える。
このため、一方の切換リレー接点52の離氷側端子52
Rへの切換作動によってウォーターポンプ10および凝
縮器用ファン64への通電がしゃ断されると共に、他方
の切換リレー接点53の離氷側端子53Rへの切換作動
により、各要素43.5B、53c、53,53Rを介
して電源がホットガス電磁弁23に印加され、この電磁
弁23が開となる。
ホットガス電磁弁23が開くと、圧縮機吐出配管21か
らのホットガスが前記ホットガスが前記ホットガス冷媒
配管24を介して蒸発コイル16に送り込まれるので、
製氷板7の下面に形成された一定厚みの板状の氷は離氷
されて、製氷板7下方のカッティングし−タ26上に落
下する。
このようにして製氷板7から板状の氷が離氷されると、
既述した如く該製氷板7の温度はホットガスの影響を受
けて急激に上昇するので、斯る温度急上昇を前記離氷検
知器33が検出し、該検知器33がオフ作動する。
該離氷検知器33がオフ作動すると、製氷リレー56の
励磁が解除され、そのリレー接点58がオフになると共
に、切換リレー接点57が常開側端子57aから常閉側
端子57bに切り換わる。
この時点においてはウォーターパン6内への給水により
切換リレー接点47は常閉側端子47bに復帰している
ので、前記切換リレー接点57の切換作動によって、サ
イクル切換用リレー51への通電がしゃ断され、該リレ
ー51の二つの切換リレー接点52.53は共に離氷側
端子52R953Rから製氷側端子52S、53Sに切
り換わる。
該切換リレー接点53が製氷側端子53Sに切り換わる
と、各要素43,61,47,47b。
63.53c、53,533を介して製氷リレー56に
電源が印加され、該リレー56が再び励磁され既述した
製氷サイクルが繰り返される。
しかも、前記カッティングヒータ26には低電圧電源が
印加されているので、該ヒータ26上に落下した氷は切
断され、切断された氷(キューブアイス)はアイスパン
2上に落下して貯水庫3に貯溜される。
ここで、前記カッティングヒータ26への通電は製氷サ
イクルの途中まで続くものである。
すなわち、前記ウォーターパン6への給水開始後、数秒
間で該ウォーターパン6が満水位となり、高水位スイッ
チ27のオン作動を径でタイマ54に電源が印加され、
このタイマ54の常閉時限接点55が製氷途中でタイム
アツプするまで、前記カッティングし−タ26への通電
は持続される。
換言すれば、製氷途中から前記低水位スイッチ28がオ
ン作動して離氷サイクルに切り換えられる迄の間は前記
カッティングヒータ26への通tがしゃ断され、大幅な
消費電力の低減を図るのである。
このようにして、前記貯水庫3がキューブアイスで満杯
になるまで上述した製氷・離氷の各作用を繰り返えすも
のである。
以上が通常の製氷・離氷サイクルについて説明である。
つぎに、貯水庫3が満杯になった場合の作用について詳
述する。
貯水庫3がキューブアイスで満杯になると、ビンスイッ
チ34がオン作動し、ヒータ62への通電が開始される
ヒータ62への通電開始後数十秒が径過すると前記スイ
ッチ63がオフになるが、製氷リレー56はその自己保
持接点58のオンによって自己保持されているので製氷
および離氷工程はつづく。
いま、サイクル切換用リレー51の励磁により、その切
換リレー接点52,53が離氷側端子52R,53Rに
切り換えられて、製氷サイクルから離氷サイクルに移行
し、ホットガス電磁弁23が開いて、製氷板7下面に形
成された氷が離氷されると、前述と同様にして離氷検知
器33がオフ作動し、製氷リレー56の励磁を解除する
該製氷リレー56の励磁が解除されると、そのリレー接
点58がオフ作動し、圧縮機用リレー59の励磁を解除
して、その全てのリレー接点60.61をオフにし、該
リレー接点60のオフ作動により圧縮機駆動用モータ1
7Mへの塚電をしゃ断して、圧縮機17の運転を停止す
る。
また、前記製氷リレー56の励磁解除と同時にその切換
リレー接点51が常閉側端子57bに復帰する。
斯る時点においてはウォーターパン6は満水位に達して
いてタイマ54への通電が行なわれており、また該タイ
マ54の常閉時限接点55はカッティングヒータ26へ
の通電径路を閉成している。
すなわち、前記タイマ54の計時開始後それほどの時間
が径過していないので前記常閉時限接点55はそのタイ
ムアツプでオン作動をつづけるのである。
したがって、圧縮機17の運転停止後も前記常閉時限接
点55がオンしている間はカッティングヒータ26への
通電が接続され、カッティングヒータ26上に落下した
氷は該ヒータ26の発熱によって切断されるのである。
而して、タイマー54で予め設定した時間が経過シ、同
タイマ54がタイムアツプすると、前記常閉時限接点5
5がオフとなり、該接点55のオフ作動で以ってカッテ
ィングヒータ26への通電をしゃ断するので、貯水庫3
内の氷がその満杯時においてカッティングヒータ26で
加熱されるのを防止することができ、このため、キュー
ブアイスが融けたり、屑米が生じたりするのを防ぐこと
ができるのである。
次に、満杯になった貯水庫3内のキューブアイスを、扉
4を開放して取り出すと、前記ビンスイッチ34がオフ
になり、該ビンスイッチ34のオフ作動後所定時間が径
過してから前記スイッチ63がオンになるので、冷媒回
路の高低圧の圧力のバランスがとれた状態で圧縮機17
は順調に再起動して製氷工程が再び開始されるのである
つまり、貯水庫3の満杯後においては前記タイマ54に
よる設定時間のみカッティングヒータ26への通を継続
し、前記タイマ54のタイムアツプによって該カッティ
ングヒータ26への通電をしゃ断することができるので
ある。
この結果、既述した通り、キューブアイスが融けたり、
屑米が生じたりするのを防止することができ、そのうえ
、無駄な電力の消費をなくすことができるものである。
しかも、前記カッティングヒータ26への通電は、製氷
途中から前記低水位スイッチ28がオン作動して離氷サ
イクルに切り換えられる迄の間はサイクル毎にしゃ断さ
れるものであるから、大幅な省エネルギ化を図ることが
できるうえ、特に、製氷サイクル後半においては前記カ
ッティングヒータ26への通電をしゃ断するものである
から、製氷サイクル時において製氷板7が前記ヒータ2
6であたためられるのを防止して、氷成長速度の向上を
図ることができ、製氷量を増大することができる効果が
ある。
なお、上記実施例においては製氷板7の温度上昇によっ
て離氷を検知する離氷検知器33を用いたけれども、前
記製氷板7の圧力上昇によって離氷を検知すべく構成し
てもよいことは勿論である。
第5図は第3図に示した電気回路の他の実施例を示すも
ので、ライン43.44間に前記リレー48の常開リレ
ー接点48aと前記タイマ54との直列回路を接続した
もので、他の部分について第3図のそれと全く同一であ
るので、その図示を省略している。
前記高水位スイッチ27はウォーターパン6内の氷の上
下動のみによって作動するものであって、機械的な接点
動作が弱く、接点容量を大きくとれないため、寿命の短
縮を余儀なくされる欠点があったが、第5図に示す如く
前記リレー48で電力増幅して斯る光転をカバーするよ
うに構成したものであり、その他の作用・効果について
は上述した先の実施例と同一であるので、詳細な説明は
省略する。
本考案は上詳述したように、斜め流下形の製氷板7の下
方にカッティングし−タ26を張設する一方、前記製氷
板7の傾斜下端に配設したウォーターパン6内に低水位
スイッチ28と高氷位スイッチ27とを設けて製氷水量
を設定し、前記ウォーターパン6の給水により高水位ス
イッチ27がオン作動したときに製氷運転を開始し、製
氷運転によるウォーターパン6内の水の汲み上げにより
低水位スイッチ28がオン作動するときに製氷運転を終
了するとともに離氷運転を開始すべく構成してなる製氷
装置において、前記高水位スイッチ27がオン作動した
時点から低水位スイッチ28がオン作動する迄の間、連
続的に通電されるタイマ54を設け、該タイマ54の常
閉時限接点55を前記カッティングヒータ26への通電
径路の途中に介設し、該カッティングし−タ26への通
電タイマ54のタイムアツプ時かる離氷開始時点までオ
フ制御すべく構成したものであるから、サイクル毎に無
駄な電力の消費をなくして大幅な省エネルギ化を図るこ
とができ、特に製氷サイクルの後半においてはそのサイ
クル毎に前記カッティングし−タ26への通電をタイマ
54のタイムアツプで以ってしゃ断し、同ヒータ26か
らの発熱をなくするので、製氷中において前記製氷板7
が該ヒータ26であたためられるのを防いで氷成長速度
の向上を図って、製氷量を増大することができるうえ、
貯水庫3の満杯時において氷(キューブアイス)が前記
カッティングし−タ26によって加熱される不都合をな
くシ、以ってキューブアイスが融けたり、屑米が生じた
りするのを防止することができる。
またこの場合製氷運転によるウォーターパン6内の水の
汲み上げにより低水位スイッチ28がオン作動するとき
に製氷運転を終了するとともに離氷運転を開始するので
、別途離氷運転のための検出手段などの設置を必要とす
ることなく製氷板7の離氷開始からカッティングし−タ
26による切断までの一貫した作業が自動的に行え、し
たがって検出手段などの設置による部品点数の増加やコ
ストアップ或いは故障発生が最小に抑制できる許りでな
く、前記ヒータ26における離氷開始時点よりヒータ2
6上に氷が落下するまでの通電時間中がヒータ26のウ
オーミングアツプタイムとなって、ヒータ26上に氷が
落下するときにはヒータ26は充分適正な発熱状態下に
あって即正確なこの氷の切断が行われてこの切断時氷を
必要以上に加熱することがないなどの顕著な効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る製氷装置の断面図、第2図は蒸発
コイル16を含む冷媒回路図、第3図は電気回路図、第
4図は動作説明図、第5図は他の実施例を示す電気回路
の部分図である。 6・・・・・・ウォーターパン、 7・・・・・・製氷板、 26・・・ ・・・カッティングヒータ、 27・・・・・・高水位スイン チ、 28・・・・・・低水位スイッチ、 54・・・・・・タイマ、 55・・・・・・常閉時限接点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 斜め流下形の製氷板7の下方にカッティングヒータ26
    を張設する一方、前記製氷板7の傾斜下端に配したウォ
    ーターパン6内に低氷位スイッチ28と高氷位スイッチ
    27とを設けて製氷水量を設定し、前記ウォーターパン
    6の給水より高水位スイッチ27がオン作動したときに
    製氷運転を開始し、製氷運転によるウォーターパン6内
    の水の汲み上げにより低氷位スイッチ28がオワ作動す
    るときに製氷運転を終了するとともに離氷運転を開始す
    べく構成してなる製氷装置において、前記高水位スイッ
    チ27がオン作動した時点から低水位スイッチ28がオ
    ン作動する迄の間、連続的に通電されるタイマ54を設
    け、該タイマ54の常閉時限接点55を前記カッティン
    グヒータ26への通電径路の途中に介設し、該カッティ
    ングヒータ26への通電タイマ54のタイムアツプ時か
    ら離氷開始時点までオフ制御すべく構成したことを特徴
    とする製氷装置。
JP17271180U 1980-12-01 1980-12-01 製氷装置 Expired JPS6032541Y2 (ja)

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