JPH042659A - 中性子遮蔽用炭素材料 - Google Patents

中性子遮蔽用炭素材料

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JPH042659A
JPH042659A JP2100939A JP10093990A JPH042659A JP H042659 A JPH042659 A JP H042659A JP 2100939 A JP2100939 A JP 2100939A JP 10093990 A JP10093990 A JP 10093990A JP H042659 A JPH042659 A JP H042659A
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JP
Japan
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powder
metal
group
boron
coke
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Pending
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JP2100939A
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English (en)
Inventor
Ichitaro Ogawa
一太郎 小川
Hisayoshi Yoshida
吉田 久良
Susumu Nishikawa
進 西川
Masaaki Oshima
大島 雅章
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOBE CHUTETSUSHO KK
Kobe Cast Iron Works Ltd
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
KOBE CHUTETSUSHO KK
Agency of Industrial Science and Technology
Kobe Cast Iron Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、使用済み核燃料−時貯蔵兼輸送用キャスクな
ど中性子を遮蔽する必要のある部分の部材として有用な
高ホウ素含有の中性子遮蔽用炭素材料に関するものであ
る。さらに詳しくいえば。
本発明は、特に高温において高い中性子遮蔽機能、高熱
伝導率、高強度か要求されるような条件下で使用される
のに好適な中性子遮蔽用炭素材料に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、原子力発電の実用化にともない特に使用済み核燃
料の一時貯蔵兼輸送用のキャスクの必要性は高まってき
た。このキャスクに入れられる使用済み核燃料はまたか
なりの量の中性子と熱をもっているのが普通である。こ
のため、キャスクの内外に多量の遮蔽材料か使われるが
、その材料として通常ホウ素入りステンレス、ホウ素入
り樹脂、ホウ素入り黒鉛などが挙げられる。ホウ素入り
ステンレスは高強度て加工性かよいのてよく用いられる
か、ホウ素含有量か敬重量%しがないので多量の中性子
が発生する場合には適さない。また、ホウ素入り樹脂は
ホウ素含有量を自由に制御てき、成形性、加工性も良好
であるが高温下では使用できない。一方、ホウ素入り黒
鉛はホウ素の中性子吸収機能と黒鉛の中性子減速機能を
合せもつ優れた中性子遮蔽材てあり、しかもホウ素含有
量は自由に制御てき加工性も良好である。さらに、高温
下においてもその機能を発揮する。従って、高温て多量
の中性子か発生する条件下てはこのホウ素入り黒鉛材か
もっとも期待され得る。実際、キャスク内では400〜
500℃の高温が予想されるのてこれを速く冷却させる
ために熱伝導率の高い、しかも、輸送中などの際に予想
される機械的な衝撃に耐えるために強度の高いホウ素入
り黒鉛材か望まれる。しかしなから、ホウ素入り黒鉛材
は、黒鉛中にホウ素を入れるとホウ素の(n、α)反応
により黒鉛か損傷を受けるのてこれを最小限にとどめる
ためにホウ素を比較的粗大粒子の形て黒鉛母材に分散さ
せる必要かあること、また、ホウ素を炭化ホウ素の形て
いれるため母材の黒鉛化温度を炭化ホウ素の融点(24
00°C)以下に押える必要かあることなど製法」二制
約を受けるのて、高強度、電熱伝導率をもったこのよう
な材料を得ることは必ずしも容易てはないのか現状であ
る。このようなホウ素入り黒鉛材を得る方法としては従
来より1例えば炭化ホウ素粉末、黒鉛粉末の混合粉末に
バインターとしてタールピッチや増機樹脂などを添加し
て成形し、これを約1000〜2000°Cの非酸化性
雰囲気て焼成する方法かある。
このような方法によって得られたホウ素入り黒鉛材は焼
成中多量に揮発するバインダーを用いているため、曲げ
強さか低くせいぜい100〜150 Kgf/C112
てあり、また添加したバインターを炭化した後、十分な
黒鉛化処理かてきないのて熱伝導率も低く5〜1Okc
al/腸・’c−hてあり、物性上このようるためこれ
による不均一性は避けられないという八 欠点も有している。従って従来のホウ素入り黒鉛材はそ
の用途において大きく制限されている。
(発明か解決しようとする課題) 本発明者等は生コークス粉末に一定量のセラミックス粉
末を配合し、これを混合、摩砕処理して高密度、高強度
の焼結体を得る製法を既に発明した。この製法て得られ
る焼結体について、セラミックスとして炭化ホウ素を選
んてそのまま中性子遮蔽材に適用てきるかどうかを検討
すべく種々の研究を重ねた結果、元素周期律表の第1’
Va族、第Va族、第Vla族、第1族の金属またはこ
れらの金属ホウ化物や金属炭化物の中から1種以上を添
加すれば比較的低い黒鉛化温度の熱処理でも十分黒鉛化
し、炭化ホウ素粒子の粗大化をも促進するという事実を
見出し、この知見に基づいて本発明を成すに至ったもの
である。すなわち、本発明は、生コークス粉末か50〜
90容量%と、炭化ホウ素粉末が10〜49容量%と、
金属粉末またはセラミックス粉末か0.5〜4容量%と
、の粉末混合物の焼結体からなる。その際の金属粉末と
して元素周期律表の第1Va族、第Va族、第VIa族
、第1族の金属を、セラミックス粉末としてそれらの金
属のホウ化物や炭化物を挙げ、この中から1種以上を添
加した中性子遮蔽用炭素材料を提供するものである。
本発明に用いる生コークスは石油系、石炭系のいずれで
もよいか、600°C以下の比較的低温て製造された残
留揮発分か8〜16重量%を有し、特に高密度を要求す
る場合には10重量%以上か好ましい。その粒径は30
uLm以下、好ましくは10uL11以下のものが良好
である。炭化ホウ素粉末は配合する炭化ホウ素容量%の
うち1〜5容量%を粒径10μm以下の微粉末に、残り
の容量%を20〜100gmの粒径の粗粉末にするのが
好ましい。というのは、炭化ホウ素は黒鉛化を促進して
熱伝導率などを改善する効果とマトリックスの黒鉛に対
して分散強化の効果とか認められ、これらの効果は微粉
末はど期待できるか、しかしながら前述したようにホウ
素の(n、α)反応により炭化ホウ素を微粒にするとマ
トリックスの黒鉛の損傷を早めることになる。このよう
な理由て炭化ホウ素粉末はそのうちの微粉末を黒鉛化の
ための必要量とすることか望ましいが、特に1〜3容量
%か良好である。また素粒粉の粒径は特に30〜60.
1か好適である。
本発明に用いる第三成分の金属粉末またはセラミックス
粉末は焼成温度が2400°C以下の比較的低い温度て
も十分黒鉛化させ、しかも炭化ホウ素の粒成長を助長さ
せる効果をもつものである。この金属粉末とは元素周期
律表の第1Va族、第Va族、第VIa族、第■族の金
属てあり、例えば、Ti、 zr、 Cr、 Nb、 
Mo、 Ni、 Fe、 Goなどである。また、セラ
ミックス粉末とはそれらの金属のホウ化物や炭化物て、
例えばTiB 、 TiB、、ZrB、、CrB 。
Cry、、NbB、、VB2 、 MoB 、 MoB
2、N1Bt、CoBなどてあり、Cr、C,、Mo2
C,Fe5Gなとである。これら金属粉末またはセラミ
ックス粉末のうち単独てもよいし2種以上組合せてもよ
い。いずれの粉末も5#L■以下の細かい粒径のものが
好ましい、さらに、添加量も0.5容量%より少ないと
その効果はあまり顕著でなく、4容量%以上にすると焼
結体内に大きな空隙を生して物性を劣化させることが認
められたからである。これはこれらの添加材は焼成中、
融解または共融して液相を生成しこれを介して黒鉛化や
炭−化ホウ素の粒成長が促進されると推察され、添加量
が多過ぎると液相が成長して焼結体の系外に流失したり
系内で粗大な偏析を形成したりして大きな欠陥を生しさ
せるためである。
第1図は、炭化ホウ素と生コークスの混合粉末にNiの
金属粉末をO〜6容量%に添加量を変えて2000℃熱
処理の焼結体の各々について黒鉛化度を測定した結果を
示す。黒鉛化度PはX線回折測定により黒鉛(002)
の面間隔からフランクリンの式に代入して求めた。すな
わち、d (0021= 3.440.086(1−9
2)である。この図により、添加量は0.5%ぐらいか
ら黒鉛化の効果か認められ1〜3容量%添加てほば28
00〜30006C並みの黒鉛化が得られていることか
わかる。
第2図は、同様に炭化ホウ素と生コークスとの混合粉末
に炭化クロム(Cr5Cz)粉末をO〜4容量%添加し
て熱処理した焼結体の曲げ強さと熱伝導率を室温て測定
した結果を示す。炭化クロムの添加量は1〜3容量%が
良好て4容量%ては劣化する傾向にあるのが認められる
(実施例) 粒径10μsu下の生コークス粉末に、全混合粉末に対
して粒B3D〜300.LL11の炭化ホウ素粉末5〜
35容量%と粒径10JL11以下の炭化ホウ素粉末5
容量%と5gm以下の1rB2微粉末1容量%とを配合
し、ボールミルて6時間混合摩砕処理を行ってこれらの
均一な粉末混合物を得た。この混合物を金型に充填して
100100O/cm2の荷重をかけて成形した。成形
体は1000°Cまて窒素ガス気流中て仮焼成し次いで
2000℃で1時間アルゴンガス気流中て熱処理した。
得られた焼結体は3点曲げ強さや熱伝導率などの物性測
定に供した。これを表1に実施例1〜4として物性と共
に示す。
実施例1〜4と同様の生コークス粉末と炭化ホウ素粉末
とを用い、粒径30〜100.■の炭化ホウ素粉末35
容量%と粒径10井1以下の炭化ホウ素粉末5容量%は
一定にした混合粉末に、5#L1以下のCr+C2,M
OB2、Ni、 Feの微粉末を順次各別に添加して実
施例1〜4と同様にして焼結体を得た。
これを表1に実施例5〜8としてその物性と共に示す。
比較例1.2は黒鉛化および炭化ホウ素数の粗大化の促
進I’lである第三成分を全く添加していないものてあ
り、比較例3は従来のホウ素入り黒鉛材である。
表1において、促進材の種類は、実施例1〜4はZrB
2.実施例5はCr3C2,実施例6はMoB2、実施
例7はNi、実施例8はFeである。また、熱伝導率の
()は500°Cにおける数値であり、熱膨張係数は室
温から500℃まての値である。
〔発明の効果〕
本発明の中性子遮蔽用炭素材料は、強度において著しく
増大したたけてなく熱伝導率においてもステンレス鋼に
匹敵するほどに改善された特性を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は生コークス粉末と炭化ホウ素粉末との混合粉末
に対してNiの添加量を変えた場合の黒鉛化度の変化を
示すグラフてあり、 第2図は第1図と同様の混合粉末にCr3C2の添加量
を変えて実施した場合の曲げ強さと熱伝導率の変化を示
すグラフである。 NIAで0 1  (vol’10)→

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)生コークス粉末が50〜90容量%と、炭化ホウ
    素粉末が10〜49容量%と、金属粉末またはセラミッ
    クス粉末が0.5〜4容量%と、の粉末混合物の焼結体
    から成る中性子遮蔽用炭素材料。
  2. (2)上記金属粉末は、元素周期律表の第IVa族、第V
    a族、第VIa族、第VII族の金属であり、セラミックス
    粉末は、上記金属のホウ化物または炭化物であり、金属
    粉末またはセラミックス粉末が、これらの中から選ばれ
    た1種または2種以上を組合せたものである請求項(1
    )に記載の中性子遮蔽用炭素材料。
JP2100939A 1990-04-16 1990-04-16 中性子遮蔽用炭素材料 Pending JPH042659A (ja)

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JP2000171587A (ja) * 1998-12-04 2000-06-23 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 放射線遮蔽体
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