JPH04265514A - 磁気テープ - Google Patents

磁気テープ

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JPH04265514A
JPH04265514A JP3047406A JP4740691A JPH04265514A JP H04265514 A JPH04265514 A JP H04265514A JP 3047406 A JP3047406 A JP 3047406A JP 4740691 A JP4740691 A JP 4740691A JP H04265514 A JPH04265514 A JP H04265514A
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tape
film
magnetic
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young
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JP3047406A
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Masahiro Hosoi
正広 細井
Hisashi Hamano
浜野 久
Yasuhiro Saeki
佐伯 靖浩
Masami Ecchu
越中 正巳
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオーディオカセット用磁
気テープに関し、更に詳しくは長時間記録可能で、また
高温雰囲気下例えば夏季での屋外使用、車中使用等にお
いて磁気特性の劣化が起こり難いオーディオカセット用
磁気テープに関する。
【0002】
【従来の技術】オーディオカセットテープは、現在、記
録再生時間が60分用および90分用のものが汎用され
ている。もっとも、長時間の記録再生をする等の特別の
用途分野では長時間記録可能なカセットテープが要求さ
れ、120分用の磁気テープが一部で市販されている。 しかし、既存の120分用オーディオカセットテープに
は実用上各種のトラブルが生じやすい。例えば、従来と
同一規格のカセットにテープを組込むため、記録再生時
間を長時間化するにはテープ厚みを薄くする必要があり
、基材であるフイルムも薄くする必要がある。フイルム
が薄くなると、使用上各種トラブルが一層現われ易くな
る。トラブルとしては、テープの走行において、スター
ト、ストップ時の張力変動によるテープの伸縮、変形お
よびこれに基づく記録の歪があり、更にはテープ端面の
片伸び、折れ曲り、走行テープのガイドへの巻きつき等
が例示される。そこで、ハードメーカーは既存の120
分用オーディオカセットテープの使用を控えるようにと
の注意書きをハードに貼付しているのが実状である。 そしてかかるトラブルを解消したテープが望まれている
【0003】また、オーディオカセットテープは、最近
、夏季の屋外や車中でも使用されるようになっており、
従来よりも厳しいより高温の環境下で使用される場合が
多くなっている。このようなことから、耐熱性等に優れ
、より厳しい環境変化においてもテープ特性の変化が起
こらないもの、例えば90〜100℃のような高温下テ
ープを放置した場合でも特性の劣化が起こらないものが
望まれている。また、高温下で走行させてリールに巻き
とる場合や常温でリールに巻いて高温下に保管又は放置
する場合に巻き締め力によってテープには常温下でより
著しいストレスが加わるが、このためテープリールの巻
芯近くと巻の表層部(テープの終端部)とではテープの
特性に著しい差が生じることがある。これは巻締め力に
よってベースフイルムの表面が相対する磁性面によって
押圧力を受け、ベースフイルム表面の突起が押しつぶさ
れて平坦化することによるものである。このような傾向
はベースフイルムの表面が平坦なほどテープリールの巻
の内層ほど大きく、平坦なほど巻締め力が大きいからで
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
問題点を解消し、長時間記録が可能であり、スタート・
ストップ時の張力変動によるテープの伸縮・変形が少な
く、記録の歪、出力変動が小さく、テープ走行性やオー
ディオ特性(電磁変換特性)も良好なオーディオカセッ
ト用磁気テープを提供することにある。
【0005】本発明の他の目的は、高温環境下で使用し
たり、保管したりする場合にも通常の環境下でもってい
る特性を損なうことがないオーディオカセット用磁気テ
ープを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するために、次の構成からなる。
【0007】基体フイルムの上に磁性層を設けてなるオ
ーディオカセット用磁気テープにおいて、該基体フイル
ムが縦方向のヤング率が850kg/mm2 以上であ
り、横方向のヤング率が550kg/mm2 以上であ
り、表面粗さRaが0.015〜0.040μmの範囲
にあり、かつ100℃の温度に1時間保持したときの縦
方向の熱収縮率が0.3%以下である二軸配向ポリエチ
レン−2,6−ナフタレートフイルムであることを特徴
とするオーディオカセット用磁気テープ。
【0008】本発明において基体フイルムは縦方向のヤ
ング率が850kg/mm2 以上である必要がある。 これによってテープの電子編集時や、スタート・ストッ
プ時のテープの伸縮や永久変形が防止でき、テープの歪
の回復を速やかになしうる。また、縦方向のヤング率が
850kg/mm2 未満の場合、テープとした時のス
テイクネスも低下するため再生用のヘッドとのタッチが
悪くなり、出力変動が大きく、音質も悪くなる。これら
の点から、縦方向のヤング率は、好ましくは900kg
/mm2 以上、更に好ましくは950kg/mm2 
以上である。
【0009】前記基体フイルムは、また、横方向のヤン
グ率が550kg/mm2 以上である必要がある。こ
れによって記録再生用のヘッドとのタッチが良くなる。 このヤング率が550kg/mm2 未満の場合には、
ヘッドとのタッチが悪くなり、出力変動が大きく、音質
も悪くなる。 これらの点から、横方向のヤング率は、好ましくは60
0kg/mm2 以上、更に好ましくは650kg/m
m2 以上である。なお、縦方向のヤング率は横方向の
ヤング率より大きい必要があり、これが逆になるとテー
プ走行走行時のスタート、ストップ時の張力変動による
テープの伸縮及び変形が起こり易くなる。
【0010】前記基体フイルムは、さらにまた、100
℃、1時間の自由長処理における縦方向の熱収縮率が0
.3%以下である必要がある。この熱収縮率は、好まし
くは0.15%以下、更に好ましくは0.10%以下で
ある。この熱収縮率が0.3%を超えると、使用時及び
保管時の磁気テープの変形が大きく、テープの特性が損
なわれる。
【0011】本発明における前記基材フイルムは、さら
に、その表面粗さRaが0.015μm以上、0.04
0μm以下である必要がある。表面粗さRaが0.01
5μm未満になると、テープとしての走行性が悪くなる
。この点から、表面粗さRaは0.020μm以上がさ
らに好ましく、0.025μm以上が特に好ましい。 一方、表面粗さRaが0.040μmを超えるようにな
ると、オーディオ特性(電磁変換特性)が悪化するので
好ましくない。この点から、表面粗さRaは0.038
μm以下が好ましく、0.036μm以下が特に好まし
い。
【0012】本発明における表面粗さRaが0.015
μm以上、0.040μm以下である基材ベースフイル
ムは、ポリマー中に不活性固体微粒子を含有せしめて得
たものでよく、またポリマー製造工程中で析出せしめた
粒子、いわゆる析出粒子により得たものでもよく、その
他の表面加工処理により形成せしめて得たものでもよい
【0013】不活性固体微粒子としては、本発明におい
ては、好ましくは(1) 二酸化ケイ素(水和物,ケイ
土,ケイ砂,石英等を含む);(2) アルミナ;(3
) SiO2 分を30重量%以上含有するケイ酸塩(
例えば非晶質或は結晶質の粘土鉱物,アルミノシリケー
ト(焼成物や水和物を含む)、温石綿,ジルコン,フラ
イアッシュ等);(4) Mg,Zn,Zr,及びTi
の酸化物;(5) Ca,及びBaの硫酸塩;(6) 
Li,Na,及びCaのリン酸塩(1水素塩や2水素塩
を含む);(7) Li,Na,及びKの安息香酸塩;
(8) Ca,Ba,Zn,及びMnのテレフタル酸塩
;(9) Mg,Ca,Ba,Zn,Cd,Pb,Sr
,Mn,Fe,Co,及びNiのチタン酸塩;(10)
Ba,及びPbのクロム酸塩;(11)炭素(例えばカ
ーボンブラック,グラファイト等);(12)ガラス(
例えばガラス粉,ガラスビーズ等);(13)Ca,及
びMgの炭酸塩;(14)ホタル石及び(15)ZnS
が例示される。更に好ましくは、無水ケイ酸,含水ケイ
酸,酸化アルミニウム,ケイ酸アルミニウム(焼成物,
水和物等を含む),燐酸1リチウム,燐酸3リチウム,
燐酸ナトリウム,燐酸カルシウム,硫酸バリウム,酸化
チタン,安息香酸リチウム、これらの化合物の複塩(水
和物を含む)、ガラス粉,粘土(カオリン,ベントナイ
ト,白土等を含む),タルク,ケイ藻土,炭酸カルシウ
ム等が例示される。特に好ましくは、カオリン,二酸化
ケイ素,酸化チタン,炭酸カルシウムが挙げられる。こ
れら不活性固体微粒子は、その平均粒径が0.1〜1.
8μm、更に0.2〜1.5μmであることが好ましく
、またその添加量は0.01〜1.5重量%(対ポリエ
チレン−2,6−ナフタレート)、更には0.03〜1
.0重量%(同)、特に0.05〜0.6重量%(同)
であることが好ましい。また、粒径・種類の異なる不活
性固体微粒子を2種類以上組合せてもよいし、析出粒子
と組合せて用いてもよい。
【0014】本発明においては、前述の特性を備えた基
材フイルムを得るために、ポリエチレン−2,6−ナフ
タレートを用いる必要がある。
【0015】本発明におけるホリエチレン−2,6−ナ
フタレートとはホモポリマーをはじめ、ポリエチレン−
2,6−ナフタレートを80重量%以上含む重合体をも
包含する。また、これを主成分とする共重合体、混合体
で、本質的にポリエチレン−2,6−ナフタレートの性
質を損なわないポリエステル組成物等も本発明の技術に
含まれるものである。
【0016】またポリエチレン−2,6−ナフタレート
には、リン酸,亜リン酸およびそれらのエステル,ヒン
ダードフェノールなどの安定剤、帯電防止剤、顔料やそ
の他の各種添加剤などが含まれていてもよい。
【0017】本発明における二軸配向フイルムを得る方
法としては、例えば未延伸フイルムを縦方向に延伸した
後、横方向に延伸するいわゆる縦−横逐次延伸法、ある
いはこの順序を逆にして延伸する横−縦逐次延伸法、ま
た同時二軸延伸法であり、さらにはこれら通常の二軸延
伸フイルムを再延伸する方法等があり、これらの延伸法
のいずれかを採用できる。また延伸温度,延伸倍率等は
公知の条件から上述の特性を満足させる条件を採用する
とよい。熱収縮率は、上記の方法で得られた二軸配向フ
イルムを熱弛緩処理するとか、ロール状に巻いた状態で
熱処理することで調整するのが好ましい。
【0018】かくして得られる基材フイルムは、厚さが
3〜7μm、さらに4〜6μmであることが好ましい。
【0019】本発明において用いられる磁性層としては
、特に限定はされないが、磁性体にはγ−Fe2 O3
 ,Co含有γ−Fe2 O3 ,CrO2 ,Fe−
Co,Fe−Co−Ni等の金属粉末をポリ塩化ビニル
,ポリ酢酸ビニル,ポリウレタン,ニトロセルロース等
、これらの共重合体もしくは混合物又はこれらと他の樹
脂などからなる結合剤に分散せしめて得た磁性塗料が挙
げられる。更に磁性体として、Co,Co−Crその他
の金属を真空蒸着,スパッタリング又はイオンプレーテ
ィングの如き、真空沈着法により蒸着されるものが含ま
れる。
【0020】
【実施例】以下実施例により本発明を更に説明する。な
お、本発明における種々の物性値および特性は以下の如
くして測定されたものであり、かつ定義される。
【0021】(1)ヤング率 フイルムを試料幅10mm,長さ15cmに切り、チャ
ック間100mmにして引張速度10mm/分,チャー
ト速度500mm/分にインストロンタイプの万有引張
試験装置にて引張った。得られた荷重−伸び曲線の立上
り部の接線よりヤング率を計算した。
【0022】(2)フイルム表面粗さ(Ra)JIS 
 B0601に準じて測定した。東京精密社(株)製の
触針式表面粗さ計(SURFOOM  3B)を用いて
、針の半径2μm,荷重0.07gの条件下にチャート
(フイルム表面粗さ曲線)をかかせた。フイルム表面粗
さ曲線からその中心線の方向に測定長さLの部分を抜き
取り、この抜き取り部分の中心線をX軸とし、縦倍率の
方向をY軸として、粗さ曲線をY=f(x)で表わした
とき、次の式(数1)で与えられる(Ra:μm)をフ
イルム表面粗さとして定義する。
【0023】
【数1】
【0024】本発明では、基準長を0.25mmとして
8個測定し、値の大きい方から3個除いた5個の平均値
としてRaを表わした。
【0025】(3)熱収縮率 基材フイルムを幅10mm,長さ600mmのたんざく
状に切り出し、500mm間隔の標点を付けた。このサ
ンプルを無張力下で100℃のギアーオーブンにて1時
間処理したのち、室温まで冷却した。熱処理前後の寸法
変化から熱収縮率を算出した。寸法の測定はMITUT
OYO製の微小寸法測定装置(PROFILE PRO
JECTOR MODELPJ321F)を用いた。
【0026】(4)オーディオ特性 テクトロニクス製の全自動テイスト−ションアナライザ
ーAA−501型を用いて、周波数315Hz及び10
KHz で入出力感度及びS/N比(シグナル−ノイズ
)を測定し、自社基準テープを比較として、各々次の如
く評価した。
【0027】・入出力感度 ◎…入力感度に比して、出力感度が低くなっていない○
…入力感度に比して、出力感度はやや低くなっているが
、良好レベルである △…入力感度に比して、出力感度は低くなっているが、
実用上問題ない ×…入力感度に比して、出力感度は低く、使用できない
【0028】・S/N比 ◎…比較の基準テープ並みであり問題ない○…比較の基
準テープに比してやや劣るが、良好なレベルである △…比較の基準テープに比して劣るが、実用上問題ない
×…比較の基準テープに比して劣り使用できない。
【0029】更に、テープ走行をストップし、再スター
トする時の最初の音質の乱れを下記評価の1,2,3で
行った: 1…乱れが認められない 2…乱れが少し認められるが、実用上問題ない3…乱れ
が大きく使用できない。
【0030】(5)テープ走行性 テープ走行状態の観察より、下記の如く判定した:○…
繰り返し走行(100回)後も安定して走行する△…繰
り返し走行(100回)後、走行状態がやや不安定であ
るが実用上問題ない ×…繰り返し走行中に、テープ走行がストップする。
【0031】(6)高温雰囲気に保管したテープの特性
ポリカーボネートよりなるオーディオ用カセットに、作
成した磁気記録テープを収納した。このテープを100
℃に保持したギアーオーブン中に24時間放置した後、
取り出して室温に放置して冷却した。
【0032】この100℃処理テープについて、前記の
入出力感度,S/N比,並びに走行特性を評価した。
【0033】
【実施例1,比較例1】平均粒子径0.86μmのカオ
リンを0.25重量%含有してなる固有粘度0.65の
ポリエチレン−2,6−ナフタレートのペレットを常法
に従って305℃にて溶融押出し、未延伸フイルムを作
成した。この未延伸フイルムを縦方向に125℃で6.
5倍、引き続いて横方向に130℃で3.9倍延伸し、
220℃で5秒間熱処理をして、フイルム厚み5.0μ
mの二軸配向フイルムを得た。このフイルムを更に弛緩
熱処理(温度107℃,張力2.0kg/m)して10
0℃,1時間における縦方向の熱収縮率が0.1%のも
のを得た(このフイルムを実施例1とする)。
【0034】また、弛緩熱処理を実施しない場合は10
0℃,1時間における縦方向の熱収縮率は0.4%であ
った(このフイルムを比較例1とする)。
【0035】これらの条件で得られた基材フイルムに、
70wt%のγ−Fe2 O3 と30wt%のバイン
ダーとからなる塗料を塗布した。このバインダーは5w
t%のウレタンゴム,3.5wt%のニトロセルローズ
,1.5wt%の塩化ビニル,90wt%のメチルエチ
ルケトン,更に硬化剤としてイソシアネート化合物を樹
脂に対して15wt%添加したものである。常法の塗布
及びカレンダー処理によって600mm幅の磁性体コー
ティング原反を得た。 このコーティング原反をシエアー式スリッターを用いて
マイクロスリットを実施した。
【0036】このようにして得られた磁気テープの特性
を表1に示した。実施例1のテープはスタートストップ
時の音質の乱れもなく、入出力感度,S/N比のオーデ
ィオ特性も良好であった。
【0037】
【実施例2〜4,比較例2】実施例1において、縦方向
及び横方向の延伸倍率を調整してヤング率の異なる二軸
配向フイルム(厚み5μm)を得た。これを各々スリッ
トしてロール状に巻取った(ロール幅300mm,ロー
ル長3000m)。このロールを80℃のオーブン中に
72時間放置して熱処理を実施した。これらのフイルム
に実施例1と同様に磁気層を付与し、テープの特性を評
価した。
【0038】この結果を表1に示した。実施例2,3,
4で示した本発明のテープはいずれもすぐれた特性を示
すことがわかった。また、比較例2のテープは、縦ヤン
グ率が低いためスタートストップ時の音質の乱れが著し
く走行性も不良であった。
【0039】
【比較例3,4】実施例1において不活性固体微粒子の
添加量を調整することによって表面粗さの異なる二軸配
向フイルムを得た。なお比較例3のフイルムは平均粒子
径0.86μmのカオリンを0.1重量%添加、また比
較例4のフイルムは同じカオリンを0.9重量%添加し
たものである。これらの基材フイルムをロール状で80
℃の温度で72時間熱処理した。ついで実施例1と同様
にしてテープ化しテープの特性を評価した。
【0040】この結果を表1に示す。比較例3のテープ
はフイルム表面が平坦すぎ、テープの走行性が著しく悪
かった。また、比較例4のテープはフイルム表面が粗れ
すぎ、オーディオ特性が著しく悪かった。
【0041】
【表1】
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、長時間記録の可能な、
また従来よりも高温下例えば夏季の屋外,車中等におけ
る使用,保管などで磁気特性の劣化が起こりにくいオー
ディオカセット用磁気テープを提供することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基体フイルムの上に磁性層を設けてなるオ
    ーディオカセット用磁気テープにおいて、該基体フイル
    ムが縦方向のヤング率が850kg/mm2 以上であ
    り、横方向のヤング率が550kg/mm2 以上であ
    り、表面粗さRaが0.015〜0.040μmの範囲
    にあり、かつ100℃の温度に1時間保持したときの縦
    方向の熱収縮率が0.3%以下である二軸配向ポリエチ
    レン−2,6−ナフタレートフイルムであることを特徴
    とするオーディオカセット用磁気テープ。
JP3047406A 1991-02-21 1991-02-21 磁気テープ Pending JPH04265514A (ja)

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US07/833,924 US5316823A (en) 1991-02-21 1992-02-12 Magnetic tape
DE69213275T DE69213275T2 (de) 1991-02-21 1992-02-17 Magnetband
EP19920102612 EP0500018B1 (en) 1991-02-21 1992-02-17 Magnetic tape
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