JPH11279293A - 二軸配向ポリエステルフィルム - Google Patents

二軸配向ポリエステルフィルム

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JPH11279293A
JPH11279293A JP8387298A JP8387298A JPH11279293A JP H11279293 A JPH11279293 A JP H11279293A JP 8387298 A JP8387298 A JP 8387298A JP 8387298 A JP8387298 A JP 8387298A JP H11279293 A JPH11279293 A JP H11279293A
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polyester film
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長手方向および幅方向の寸法変化の問題を解
決し、特にリニアトラック方式のデジタルデータストレ
ージ用途において、トラックずれによるエラーレートが
発生し難く、出力特性を向上させることが可能な二軸配
向ポリエステルフィルムを提供すること。 【解決手段】 全厚みが7μm未満の二軸配向ポリエス
テルフィルムからなり、フィルムの熱膨張係数αt(×
10-6/℃)、湿度膨張係数αh (×10-6/%R
H)、65℃で9日間での熱収縮率S(%)が、下記式
(I)の範囲にある二軸配向ポリエステルフィルム。 〔式中、αt (MD);フィルム長手方向の熱膨張係
数、αt (TD);フィルム幅方向の熱膨張係数、αh
(MD);フィルム長手方向の湿度膨張係数、αh(T
D);フィルム幅方向の湿度膨張係数、S(MD);フ
ィルム長手方向の熱収縮率、S(TD);フィルム幅方
向の熱収縮率である。〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二軸配向ポリエス
テルフィルムに関し、さらに詳細には、磁気記録媒体
用、特にデジタルデータストレージ用に有用な二軸配向
ポリエステルフィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエステルフィルムは、優れた熱的、
機械的特性を有することから、磁気記録媒体用、電気絶
縁用などの広い分野で用いられている。なかでも、磁気
記録媒体用、特にデータストレージ用途においては、テ
ープの高容量化、高密度化がかなり進みつつあり、それ
に伴ってベースフィルムへの要求も厳しいものとなって
いる。QIC、DLTなど、リニアトラック方式を採用
するデータストレージ用途では、テープの高容量化を実
現するために、トラックピッチを非常に狭くしており、
そのため特にテープ幅方向および長手方向での寸法変化
によってトラックずれを引き起こし、エラーとなってし
まうという問題を抱えている。これらの寸法変化は、テ
ープ使用下での温度・湿度変化によるものと、最近のド
ライブの小型化によって生じているテープの走行テンシ
ョンの変動によって生じるテープ幅および長手方向の変
動から生じていると推定される。しかしながら、これら
の寸法変化は、個々のファクターがどの程度影響する
か、いまだに解明されておらず、テープの高容量化の問
題となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、長手
方向および幅方向の寸法変化の問題を解決し、特にリニ
アトラック方式のデジタルデータストレージ用途におい
て、トラックずれによるエラーレートが発生し難く、出
力特性を向上させることが可能な二軸配向ポリエステル
フィルムを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、全厚みが7μ
m未満の二軸配向ポリエステルフィルムからなり、フィ
ルムの熱膨張係数αt (×10-6/℃)、湿度膨張係数
αh (×10-6/%RH)、65℃で9日間保持したと
きの熱収縮率S(%)が下記式(I)の範囲にあること
を特徴とする二軸配向ポリエステルフィルムである。
【0005】
【数4】
【0006】ここで、 αt (MD);フィルム長手方向の熱膨張係数 αt (TD);フィルム幅方向の熱膨張係数 αh (MD);フィルム長手方向の湿度膨張係数 αh (TD);フィルム幅方向の湿度膨張係数 S(MD);フィルム長手方向の熱収縮率 S(TD);フィルム幅方向の熱収縮率 である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に用いられるポリエステル
としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン
イソフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエ
チレン−2,6−ナフタレート、ポリエチレン−α,β
−ビス(2−クロルフェノキシ)エタン−4,4′−ジ
カルボキシレートなどが挙げられるが、これらのポリエ
ステルのなかでも、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
エチレン−2,6−ナフタレート、ポリエチレン−α,
β−ビス(2−クロルフェノキシ)エタン−4,4′−
ジカルボキシレートが好ましく、特にポリエチレン−
2,6−ナフタレートが好ましい。また、本発明に用い
られるポリエステルは、上記ポリエステルの1種類の単
独でも、2種以上のポリエステルの共重合体や、2種以
上のポリエステルの混合物であってもよい。さらに、本
発明の効果を阻害しない範囲であれば、各種添加剤が添
加されていても構わない。
【0008】本発明における二軸配向ポリエステルフィ
ルムは、公知の方法に準じて製造することができる。例
えば、ポリエチレン−2,6−ナフタレートを溶融押し
出しし、好ましくは融点(Tm;℃)ないし(Tm+7
0)℃の温度で溶融押し出しし、急冷却固化して未延伸
フィルムとし、さらにこの未延伸フィルムを一軸方向
(縦方向または横方向)に(Tg−10)〜(Tg+7
0)℃の温度(ただし、Tg;ポリエチレン−2,6−
ナフタレートのガラス転移温度)で所定の倍率に延伸
し、次いで上記延伸方向と直角方向(一段目が縦方向の
場合には二段目は横方向となる)にTg〜(Tg+7
0)℃の温度で所定の倍率に延伸し、さらに熱処理する
方法を用いて製造することができる。その際、延伸倍
率、延伸温度、熱処理条件などは、上記フィルムの特性
から選択、決定される。延伸面積倍率は、好ましくは9
〜26倍、さらに好ましくは12〜26倍である。熱固
定温度は190〜250℃、熱処理時間は1〜60秒の
範囲である。
【0009】以上の逐次二軸延伸法のほか、同時二軸延
伸法を用いることができる。また、逐次二軸延伸法にお
いて、縦方向、横方向の延伸回数は1回に限られるもの
ではなく、縦−横延伸を数回の延伸処理により行うこと
ができ、その回数に限定されるものではない。例えば、
さらに機械的特性を上げたい場合には、熱固定処理前の
上記二軸延伸フィルムについて、(Tg+20)〜(T
g+70)℃の温度で熱処理し、さらにこの熱処理温度
より10〜40℃高い温度で縦方向または横方向に延伸
し、次いでさらに、この延伸温度より20〜50℃高い
温度で横方向または縦方向に延伸し、縦方向の場合、総
合延伸倍率を3.0〜6.0倍、横方向の場合、総合延
伸倍率を3.0〜5.5倍とするのが好ましい。
【0010】本発明の二軸配向ポリエステルフィルム
は、フィルムの長手方向の熱膨張係数αt (MD)(×
10-6/℃)、幅方向の熱膨張係数αt (TD)(×1
-6/℃)、長手方向の湿度膨張係数αh (MD)(×
10-6/%RH)、幅方向の湿度膨張係数αh (TD)
(×10-6/%RH)、65℃で9日間保持したときの
熱収縮率S(MD)(%)、同幅方向の熱収縮率S(T
D)(%)が、下記式(I)の範囲にある必要があり、
【0011】
【数5】
【0012】好ましくは、下記式(II)
【0013】
【数6】
【0014】の範囲である。上記の値が、0.05未満
では、テープの幅方向の寸法変化が悪くなり、一方、
1.0を超えると、テープの長手方向の寸法変化が悪く
なり、エラーが発生し易くなるので好ましくない。
【0015】ポリエステルとして、ポリエチレン−2,
6−ナフタレートを用いると、本発明の骨子である温度
膨張係数、湿度膨張係数、65℃で9日間保持したとき
の熱収縮率の関係を特定範囲にし易いという面から、本
発明の効果がより一層顕著となるので好ましい。
【0016】本発明の二軸配向ポリエステルフィルムに
おいては、フィルムの長手方向のヤング率Y(MD)と
フィルム幅方向のヤング率Y(TD)の比、Y(MD)
/Y(TD)が好ましくは1.4〜2.0、さらに好ま
しくは1.4〜1.9である。Y(MD)/Y(TD)
の値が1.4未満では、テープの長手方向の強度が不足
するためテープが伸びたりして好ましくなく、一方、
2.0を超えると、一方向にかなり延伸されるため製膜
性が悪く、生産性が低下し好ましくない。なお、ヤング
率は、長手方向のヤング率と幅方向のヤング率の和が
1,200kg/mm2 以上が好ましく、さらに好まし
くは1,400kg/mm2 以上である。ヤング率の和
が1,200kg/mm2 以上であると、出力特性が向
上し、ヘッドとの当たりが良くなるので好ましい。
【0017】また、本発明の二軸配向ポリエステルフィ
ルムは、A層およびB層の2層からなり、A層厚みtと
A層中に含有される粒子の平均粒径dとの比t/dが次
式の範囲にあることが好ましい。
【0018】
【数7】10<t/d≦30
【0019】t/dの値が10以下の場合、A層中の粒
子がB層表面を粗し、出力特性が低下し、一方、30を
超えると、A層表面の粗さが著しく低下し、巻き取り性
が悪化し、または粒子がフィルムから脱落しやすくな
り、加工工程で削られるので好ましくない。
【0020】さらに、本発明の二軸配向ポリエステルフ
ィルムは、磁気記録媒体用であって、磁性層を塗布する
層の表面粗さWRaが好ましくは0.5〜7nm、さら
に好ましくは1.0〜5.0nmである。この表面粗さ
WRaが0.5nm未満では、フィルム−フィルム間の
滑り性が悪化し、フィルムの巻き取り性が悪化するので
好ましくなく、一方、7nmを超えると、テープとした
ときに、磁性面が粗化し、出力特性が低下するので好ま
しくない。
【0021】この表面粗さWRaは、フィルム中の不活
性微粒子、例えば周期律表第IIA,第IIB、第IV
A、第IVBの元素を含有する無機微粒子(例えば、カ
オリン、アルミナ、酸化チタン、炭酸カルシウム、二酸
化ケイ素など)、シリコン樹脂、架橋ポリスチレンなど
の耐熱性の高い高分子よりなる微粒子などを含有させる
ことで、あるいは、微細凹凸を形成する表面処理剤、例
えば易滑塗剤のコーティング処理によって調整すること
ができる。不活性微粒子を含有させる場合、微粒子の平
均粒径は、0.05〜0.8μm、さらには0.08〜
0.7μmであることが好ましく、またこの量は、0.
05〜1.0重量%(対ポリマー)、さらには0.2〜
0.6重量%(対ポリマー)であることが好ましい。
【0022】本発明の二軸配向ポリエステルフィルム
は、全厚みが7μm未満、好ましくは3.0〜6.0μ
mである必要がある。フィルムの全厚みが7μm以上と
なると、テープの長時間化およびカセットサイズのコン
パクト化ができなくなるので好ましくない。
【0023】以上のような本発明の二軸配向ポリエステ
ルフィルムは、特にデジタル記録型磁気媒体用ベースフ
ィルムや、デジタル記録型データストレージ用途として
好適である。
【0024】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的
に説明するが、本発明は、これらに実施例に限定される
ものではない。なお、実施例中の各特性値は、下記の方
法で測定した。
【0025】1.ヤング率 フィルムを試料幅10mm、長さ15cmに切り、チャ
ック間100mmにして引張速度10mm/分、チャー
ト速度500mm/分でインストロンタイプの万能引張
試験装置で引っ張り、得られた荷重−伸び曲線の立ち上
がり部の接線より、ヤング率を計算した。
【0026】2.フィルム表面粗さ(WRa) WYKO社製、非接触三次元粗さ計(TOPO−3D)
を用いて、測定倍率40倍、測定面積242μm×23
9μm(0.058mm2 )の条件にて測定を行い、同
粗さ計の内蔵ソフトによる表面解析により、WRaは以
下の式により計算されたアウトプットされた値を用い
た。
【0027】
【数8】
【0028】ここで、Zjkは、測定方向(242μ
m)、それと直交する方向(239μm)をそれぞれM
分割、N分割したときのj番目、k番目の位置における
2次元粗さチャート上の高さである。
【0029】3.粒子の平均粒径 フィルム断面を、透過型電子顕微鏡(TEM)を用い、
10万倍以上の倍率で観察した。TEMの切片厚さは約
100nmとし、場所を変えて100視野以上測定し
た。粒子の平均粒径は、重量平均径(等価円相当径)か
ら求めた。
【0030】4.熱膨張係数(αt ) フィルムのサンプルをフィルム横方向長さ15mmに切
り出し、真空理工(株)製、TM−3000にセット
し、窒素雰囲気下、60℃で30分間、前処理し、その
後、室温まで降温させ、その後、25℃から70℃まで
2℃/分で昇温し、各温度でのサンプル長を測定し、次
式より熱膨張係数(αt )を算出した。
【0031】
【数9】αt ={〔(L2 −L1 )×106 〕/(L1
×△T)} ここで、 L1 ;45℃時のサンプル長(mm) L2 ;55℃時のサンプル長(mm) △T;10(=55−45℃) である。
【0032】5.湿度膨張係数(αh ) フィルムのサンプルをフィルム横方向に、長さ15m
m、幅5mmに切り出し、真空理工(株)製、TM−3
000にセットし、窒素雰囲気下から、湿度20%R
H、および湿度80%RH一定に保ち、そのときのサン
プルの長さを測定し、次式より湿度膨張係数(αh )を
算出した。
【0033】
【数10】αh ={〔(L2 −L1 )×106 〕/(L
1 ×△H)} ここで、 L1 ;湿度20%RH時のサンプル長(mm) L2 ;湿度80%RH時のサンプル長(mm) △H;60(=80−20%RH) である。
【0034】6.フィルムの熱収縮率 65℃に設定されたオーブン中の中に、あらかじめ正確
な長さを測定した長さ約30cm、幅1cmのフィルム
を無荷重で入れ、9日間熱処理し、その後、オーブンよ
りサンプルを取り出し、室温に戻してからその寸法の変
化を読み取った。熱処理前の長さ(L0 )と熱処理によ
る寸法変化量(ΔL)より、次式で熱収縮率(%)を求
めた。
【0035】
【数11】熱収縮率=(ΔL/L0 )×100
【0036】7.フィルム積層厚み 2次イオン質量分析装置(SIMS)を用いて、表層か
ら深さ3,000nmの範囲のフィルム中の粒子のう
ち、最も高濃度の粒子に起因する元素とポリエステルの
炭素元素の濃度比(M* /C* )を粒子濃度とし、表面
から深さ3,000nmまで厚さ方向の分析を行う。表
層では表面という界面のために粒子濃度は低く、表面か
ら遠ざかるにつれて粒子濃度は高くなる。本発明のフィ
ルムの場合は、いったん極大値となった粒子濃度がまた
減少し始める。この濃度分布曲線をもとに、表面粒子濃
度の極大値の1/2となる深さ(この深さは、極大値と
なる深さよりも深い)を求め、これを積層厚さとした。
条件は、次のとおり。
【0037】測定装置 2次イオン質量分析装置(SIMS) ドイツ、ATOMIKA社製、A−DIDA3000 測定条件 1次イオン種;O2 + 1次イオン加速電圧;12KV 1次イオン電流;200nA ラスター領域;400μm□ 分析領域;ゲート30% 測定真空度;5.0×10-9 Torr E−GUN;0.5KV−3.0A
【0038】なお、表層から深さ3,000nmの範囲
に最も多く含有する粒子が有機高分子粒子の場合はSI
MSでは測定が難しいので、表面からエッチングしなが
らXPS(X線光電子分光法)、IR(赤外分光法)な
どで、上記と同様のデプスプロファイルを測定し、積層
厚さを求めてもよいし、電子顕微鏡などによる断面観察
で、粒子濃度の変化状態やポリマーの違いによるコント
ラストの差から界面を認識し、積層厚さを求めることも
できる。さらには、積層ポリマーを剥離後、薄膜段差測
定機を用いて、積層厚さを求めることもできる。
【0039】8.エラーレート メディアロジック社製、ML4500B、QIC用シス
テムを用いて、下記条件でエラーレートを測定した。 Current;15.42mA Frequency;0.25mHz Location;0 Threshold;40.0 Bad/Good/Max=1:1:1 Tracks;28 なお、エラーレート数は、測定したトラック数(=2
8)の平均値で表した。 9.電磁変換特性 メディアロジック社製、ML4500B、QIC用シス
テムを用いて測定した。
【0040】10.削れ性(走行耐久性) ソニー(株)製、EV−S700を用い、走行開始、停
止を繰り返しながら100時間走行させ、走行状態を調
べるとともに、出力測定を行った。このときの磁気テー
プの走行耐久性を下記のように判定した。 <3段階測定> ○;テープの端が折れたり、ワカメ状にならない。ま
た、削れがなく白粉付着がない。 △;若干、テープの端の折れやワカメが発生したり、少
量の白粉付着が見られる。 ×;テープの折れやワカメの発生が著しい。また、テー
プ削れが著しく白粉が多量に発生する。
【0041】11.巻き取り性(巻き上がり良品率) フィルムを500mm幅で4,000m、ロール状に1
00本巻き取ったときに得られる良品数を百分率で示し
た。このときの良品とは、フィルムが円筒状に巻き上
げられており、角張ったり、垂れ下がったりしておら
ず、フィルムロールにしわの発生がないものをいう。
【0042】〔実施例1〕平均粒径0.1μmの単分散
シリカ粒子を0.25重量%および平均粒径0.6μm
の炭酸カルシウム粒子を0.016重量%含有する固有
粘度0.63dl/g(o−クロロフェノールを溶媒と
して用い、25℃で測定した値)のポリエチレン−2,
6−ナフタレートを180℃で5時間乾燥したのち、3
00℃で溶融押し出しし、60℃に保持したキャスティ
ングドラム上で急冷固化させて、未延伸フィルムを得
た。この未延伸フィルムを速度差を持った2つのロール
間で長手方向に120℃の温度で5.2倍延伸し、さら
にテンターによって横方向に4.0倍延伸し、その後、
220℃で15秒間熱処理をした。このようにして、厚
さ6μmのフィルムを得て、巻き取った。
【0043】一方、下記に示す組成物をボールミルに入
れ、16時間混練り、分散したのち、イソシアナート化
合物(バイエル社製のデスモジュールL)5重量部を加
え、1時間高速剪断分散して磁性塗料とした。 磁性塗料の組成; 針状のFe粒子 100重量部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体〔積水化学(株)製、エスレック7A〕 15重量部 熱可塑性ポリウレタン樹脂 5重量部 酸化クロム 5重量部 カーボンブラック 5重量部 レシチン 2重量部 脂肪酸エステル 1重量部 トルエン 50重量部 メチルエチルケトン 50重量部 シクロヘキサノン 50重量部
【0044】この磁性塗料を、上述のポリエチレン−
2,6−ナフタレートフィルムの片面に塗布厚2μmに
なるように塗布し、次いで2,500ガウスの直流磁場
で配向処理を行い、100℃で加熱乾燥後、スーパーカ
レンダー処理(線圧;200kg/cm、温度;80
℃)を行い、巻き取った。この巻き取ったロールを55
℃のオーブン中に3日間放置した。さらに、下記組成の
バックコート層塗料を厚さ1μmに塗布し、乾燥させ、
さらに6.35mm(=1/4インチ)に裁断し、磁気
テープを得た。 バックコート層塗料の組成; カーボンブラック 100重量部 熱可塑性ポリウレタン樹脂 60重量部 イソシアネート化合物〔日本ポリウレタン工業(株)製、コロネートL〕 18重量部 シリコーンオイル 0.5重量部 メチルエチルケトン 250重量部 トルエン 50重量部 得られたフィルムおよびテープの特性を、表1に示す。
表1から明らかなように、エラーレートがなく、出力特
性も良好であった。
【0045】〔実施例2〕平均粒径0.3μmのシリカ
粒子を0.01重量%および平均粒径0.09μmのシ
リカ粒子を0.30重量%含有する固有粘度0.62d
l/g(o−クロロフェノールを溶媒として用い、25
℃で測定した値)のポリエチレン−2,6−ナフタレー
トをA層とし、平均粒径0.09μmのシリカ粒子を
0.01重量%含有する固有粘度0.63dl/g(o
−クロロフェノールを溶媒として用い、25℃で測定し
た値)のポリエチレン−2,6−ナフタレートをB層と
して、共押し出し法により、未延伸積層フィルムを得
た。得られた未延伸積層フィルムを、低速・高速のロー
ル間で長手方向に120℃の温度で5.2倍延伸し、さ
らにテンターによって125℃で横方向に4.0倍延伸
し、さらにステンターに供給して、220℃で15秒間
熱処理をし、厚さ4.5μm(A層厚み1.1μm)の
フィルムを得た。このフィルムに、実施例1と同様にし
て、B層表面に磁性塗料を、A層側にバックコート層塗
料を施し、裁断して、磁気テープを得た。得られたテー
プの特性を表1に示す。実施例1と同様に、良好な結果
が得られた。
【0046】〔実施例3〕平均粒径0.5μmの架橋シ
リコン樹脂粒子を0.02重量%および平均粒径0.0
9μmのアルミナ粒子を0.3重量%含有する固有粘度
0.62dl/g(o−クロロフェノールを溶媒として
用い、25℃で測定した値)のポリエチレンテレフタレ
ートを、170℃で3時間乾燥したのち、300℃で溶
融押し出しし、25℃に保持したキャスティングドラム
上で急冷固化させて、未延伸フィルムを得た。得られた
未延伸積層フィルムを、75℃に予熱し、さらに低速・
高速のロール間で14mm上方より830℃の表面温度
のIRヒーターを用いて加熱して2.25倍に延伸し、
急冷し、続いてステンターに供給し、110℃で幅方向
に3.6倍延伸した。さらに、引き続いて110℃で予
熱し、低速・高速のロール間で2.5倍に長手方向に延
伸し、さらにステンターに供給し、240℃で2秒間熱
固定し、厚み6.0μmのフィルムを得た。このフィル
ムを用いて、実施例1と同様にして磁気テープを得た。
得られたテープの特性を表1に示す。実施例1と同様に
良好な結果が得られた。
【0047】〔実施例4〕表1に示す架橋シリコン樹脂
粒子とアルミナ粒子を含有する固有粘度0.62dl/
g(o−クロロフェノールを溶媒として用い、25℃で
測定した値)のポリエチレンテレフタレートをA層と
し、表1に示すシリカ粒子を含む固有粘度0.63l/
gのポリエチレンテレフタレートをB層として、共押し
出し法により、未延伸積層フィルムを得た。得られた未
延伸フィルムを、実施例3と同様にしてフィルムおよび
磁気テープを得た。このとき、磁性層はB層表面に、バ
ックコート層はA層表面に施した。このフィルムおよび
磁気テープの特性を表1に示す。実施例1と同様に良好
な結果が得られた。
【0048】〔比較例1〕実施例1と同様にして、ポリ
エチレン−2,6−ナフタレートの未延伸フィルムを得
て、得られた未延伸フィルムを、75℃に予熱し、さら
に低速・高速のロール間で14mm上方より830℃の
表面温度のIRヒーターにて加熱し、3.8倍に延伸
し、急冷後、ステンターに供給し、120℃にて幅方向
に5.2倍に延伸し、その後、200℃で10秒間熱固
定し、厚み6μmのフィルムを得た。また、このフィル
ムを用い、実施例1と同様にして磁気テープを得た。結
果を表2に示す。本比較例は、上記式(1)の範囲を外
れる場合であり、トラックずれによると思われるエラー
レートが高い。
【0049】〔比較例2〕表2に示す架橋シリコン樹脂
粒子とアルミナ粒子を含有する固有粘度0.63dl/
g(o−クロロフェノールを溶媒として用い、25℃で
測定した値)のポリエチレン−2,6−ナフタレートを
170℃で3時間乾燥したのち、300℃で溶融押し出
しし、25℃に保持したキャスティングドラム上で急冷
固化させて、未延伸フィルムを得た。得られた未延伸フ
ィルムを、速度差を持った2つのロール間で長手方向に
90℃の温度で3.6倍延伸し、さらにテンターによっ
て横方向に3.9倍延伸し、その後、220℃で15秒
間熱処理をし、厚さ6μmのフィルムを得た。また、実
施例1と同様にして、磁気テープを得た。このフィルム
および磁気テープの特性を、表2に示す。上記式(I)
の範囲を外れ、トラックずれによると思われるエラーレ
ートが高く、またフィルムのヤング率が低いため、テー
プにしたときの耐久性およびヘッドのあたり不足によっ
て、出力特性が悪化する結果となった。
【0050】〔比較例3〕平均粒径0.3μmのシリカ
粒子を2.0重量%含有する固有粘度0.61dl/g
(o−クロロフェノールを溶媒として用い、25℃で測
定した値)のポリエチレンテレフタレートをA層とし、
同様のシリカ粒子を0.1重量%含有する固有粘度0.
62dl/g(o−クロロフェノールを溶媒として用
い、25℃で測定した値)のポリエチレンテレフタレー
トをB層とし、比較例2と同様にして、厚さ6μmの積
層延伸フィルム(A層厚み0.4μm)、および磁気テ
ープを得た。得られた二軸配向積層フィルムと磁気テー
プの特性を、表2に示す。本比較例は、上記式(I)の
範囲を外れ、トラックずれによると思われるエラーレー
トが高く、またt/dの値が10以下のため、巻き取り
性および走行耐久性が悪く、削れによってエラーレート
が高かった。
【0051】
【表1】
【0052】
【表2】
【0053】
【発明の効果】本発明の二軸配向ポリエステルフィルム
は、磁気テープなどの磁気記録媒体としたときのトラッ
クずれなどの寸法変化によるエラーレートの発生がな
く、出力特性が良く、特にデジタルデータストレージ用
テープとして有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29L 7:00 9:00 C08L 67:00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全厚みが7μm未満の二軸配向ポリエス
    テルフィルムからなり、フィルムの熱膨張係数αt (×
    10-6/℃)、湿度膨張係数αh (×10-6/%R
    H)、65℃で9日間保持したときの熱収縮率S(%)
    が下記式(I)の範囲にあることを特徴とする二軸配向
    ポリエステルフィルム。 【数1】 ここで、 αt (MD);フィルム長手方向の熱膨張係数 αt (TD);フィルム幅方向の熱膨張係数 αh (MD);フィルム長手方向の湿度膨張係数 αh (TD);フィルム幅方向の湿度膨張係数 S(MD);フィルム長手方向の熱収縮率 S(TD);フィルム幅方向の熱収縮率 である。
  2. 【請求項2】 フィルムの熱膨張係数αt (×10-6
    ℃)、湿度膨張係数αh (×10R-6/%RH)、65
    ℃で9日間保持したときの熱収縮率S(%)が下記式
    (II) である請求項1記載の二軸配向ポリエステルフィ
    ルム。 【数2】 〔式(II) 中、αt (MD)、αt (TD)、αh (M
    D)、αh (TD)、S(MD)、S(TD)は、式
    (I)に同じ。〕
  3. 【請求項3】 ポリエステルがポリエチレン−2,6−
    ナフタレートである請求項1または2記載の二軸配向ポ
    リエステルフィルム。
  4. 【請求項4】 フィルムの長手方向のヤング率Y(M
    D)とフィルム幅方向のヤング率Y(TD)の比Y(M
    D)/Y(TD)が1.4〜2.0の範囲にある請求項
    1〜3いずれか1項記載の二軸配向ポリエステルフィル
    ム。
  5. 【請求項5】 フィルムがA層およびB層の2層からな
    り、A層厚みtとA層中に含有される粒子の平均粒径d
    との比t/dが次式の範囲である請求項1〜4いずれか
    1項記載の二軸配向ポリエステルフィルム。 【数3】10<t/d≦30
  6. 【請求項6】 磁気記録媒体用であって、磁性層を塗布
    する層の表面粗さWRaが0.5〜7nmである請求項
    1〜5いずれか1項記載の二軸配向ポリエステルフィル
    ム。
  7. 【請求項7】 デジタル記録型磁気媒体用である請求項
    1〜6いずれか1項記載の二軸配向ポリエステルフィル
    ム。
  8. 【請求項8】 データストレージ用である請求項7記載
    の二軸配向ポリエステルフィルム。
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