JPH04261149A - チオシアネート基を担う新規の(メト)アクリル化合物、該化合物の製造方法及び新規のポリマー製造への該方法の適用 - Google Patents

チオシアネート基を担う新規の(メト)アクリル化合物、該化合物の製造方法及び新規のポリマー製造への該方法の適用

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JPH04261149A
JPH04261149A JP3264247A JP26424791A JPH04261149A JP H04261149 A JPH04261149 A JP H04261149A JP 3264247 A JP3264247 A JP 3264247A JP 26424791 A JP26424791 A JP 26424791A JP H04261149 A JPH04261149 A JP H04261149A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、少なくとも1つのチオシアネー
ト基を有する新規のアクリル及びメタクリル化合物の合
成と、新規のポリマー及びコポリマーの製造へのかかる
化合物の適用とに関する。
【0002】ハロゲン、ヒドロキシ、チオール、エポキ
シドなどの基を有する多数のアクリル及びメタクリル化
合物は、科学及び工業文献で既に公知である。このよう
な化合物系の各々には、アクリル二重結合の重合は容易
であることから、種々の工業分野に多様な用途が見いだ
されている。しかしながら今日までのところ、科学及び
工業文献は、チオシアネート基を有するアクリル及びメ
タクリル化合物の例を提示していない。アクリルまたは
メタクリル化合物中に上記基が存在することから予想さ
れ得る化学的挙動の特性の故に、本発明の目的は、化学
の新規の分野を開拓し、かかる化合物の合成条件を決定
することからなる。
【0003】本発明は第1に、式(I):
【0004】
【化7】 の化合物及び式(II):
【0005】
【化8】 〔式中、nは2〜20の整数であり、nが同時に2また
はであるならば式(I)においてRはメチルとなり得な
いという条件で、Rは、水素原子、メチル基及び基CH
OHR’(ここでR’は、必要であればヒドロキシル、
アルコキシもしくはエステル置換基を有する直鎖状また
は分枝状アルキル基、必要であればハロゲン化、ニトロ
もしくはアルコキシ置換基を有するアリール基、直鎖状
、分枝状もしくは環状アルケニル基、不飽和複素環式基
並びにアルキルアリール及びアリールアルキル基である
)から選択される〕から選択されるアクリル及びメタク
リル化合物を提供する。
【0006】RがCHOHR’である本発明の式(I)
及び(II)の化合物における基R’の例としては特に
、メチル、エチル,n−プロピル、イソプロピル、イソ
ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシ
ル、n−ヘプチル、n−ノニル、トリクロロメチル、3
−クロロプロピル、1−プロペニル,2−メチル−2−
プロペニル、シクロヘキセンイル、フェニル、ベンジル
、2−フェニルエチル、パラクロロフェニル、パラ−ト
ルイル、パラ−メトキシフェニル、パラ−ニトロフェニ
ル、オルト−クロロフェニル、スチリル、メトキシメチ
ル、2−アセチルエチル、2−ピリジル、3−ピリジル
、4−ピリジル、4−キノリル、2−フリル、4−メチ
ル−2−フリル、2−(2−フリル)−1−ビニル、2
−オキソ−1−プロピル、1−エチル−2−メタンスル
ホネート、1−ベンジルオキシ−1−エチル、3−ベン
ゾイルオキシ−1−プロピル、3−ベンゾイルオキシ−
1−ブチル、ベンジルオキシメチル、2−(2−メチル
−1,3−ジオキソラン)−1−エチル、3−(テトラ
ヒドロピラニル−2−オキシ)−1−プロピル、3−ア
セチルオキシ−3−ピバロイル−1−プロピル、及び基
【0007】
【化9】 〔式中、R1は、1〜18個の炭素原子を有するアルキ
ル基である〕を挙げることができる。
【0008】本発明は第2に、式(I)及び(II)の
アクリル及びメタクリル化合物の製造方法を提供する。 かかる化合物を製造する方法は全てに共通して、チオシ
アン酸塩及びハロゲン化アクリレートまたはメタクリレ
ートを使用するステップが含まれるが、それでもその合
成は、Rが水素原子及びメチル基から選択されるかまた
はRが前記定義の基CHOHR’から選択されるかに応
じた特性を有する。このために、本発明の化合物の各系
に照らして本発明の製造方法を以下に説明する。
【0009】Rが水素原子及びメチル基から選択され、
nが2〜20の整数である式(I)のアクリル及びメタ
クリル化合物の製造は、ハロゲノ−n−アルキルアクリ
レートまたはメタクリレートをチオシアン酸塩と、有機
溶剤中で且つ有効量の少なくとも1種の相間移動剤の存
在下に反応させることにより行われる。この方法に従っ
て反応させるハロゲノ−n−アルキル(メト)アクリレ
ートは、一般式(III):
【0010】
【化10】 〔式中、R及びnは前記定義の通りであり、Xはハロゲ
ン原子である〕を有する。Xは塩素及び臭素から選択さ
れるのが好ましいが、ヨウ素でもよい。式(III)の
ハロゲノ−n−アルキル(メト)アクリレート自体は、
(メト)アクリル酸塩化物を、式HO−(CH2)n−
Xのハロゲノアルコールによってエステル化することに
より得ることができる。この反応はクロロホルムのよう
な有機溶剤中で、必要であれば第三級アミンのような塩
酸捕獲剤の存在下に行なう。
【0011】式(III)のハロゲノ−n−アルキル(
メト)アクリレートと反応させ得るチオシアン酸塩とし
ては特に、チオシアン酸ナトリウム及びチオシアン酸カ
リウムのようなアルカリ金属チオシアン酸塩と、チオシ
アン酸アンモニウムとを挙げることができる。上記反応
に適した有機溶剤としては、ケトン(例えばアセトン、
メチル、イソブチルケトン及びメチルエチルケトン)、
アミド(例えばジメチホルムアミド、ホルムアミド及び
N,N−ジメチルアセトアミド)、シクロアルカンまた
は芳香族炭化水素(例えばシクロヘキサン、メチルシク
ロヘキサン、ベンゼン及びトルエン)、アルコール(例
えばエタノール)、ニトリル(例えばアセトニトリル及
びベンゾニトリル)及び塩素化溶剤(例えばクロロベン
ゼン、オルト−ジクロロベンゼン、1,2−ジクロロエ
タン及び四塩化炭素)を挙げることができる。
【0012】有機溶剤は、一方ではハロゲノ−n−アル
キル(メト)アクリレート、また他方では溶剤の特性に
従ってその割合を変えて使用することができる。しかし
ながら最も一般的な量は、有機溶剤1リットル当たり式
(III)の(メト)アクリレート0.5〜2.5モル
である。
【0013】反応は最も多くは前記溶剤の還流温度で実
施されることを前提とし、反応温度は明らかに、選択し
た有機溶剤の特性に従う。従って反応温度は、約50℃
〜120℃の間で選択されることが最も多い。更に本発
明に従う反応は、少なくとも1種の相間移動剤の存在下
に実施される。かかる相間移動剤は特に以下のものから
選択することができる: −第四級アンモニウム塩〔例えば、塩化、臭化及びヨウ
化テトラ−n−ブチル−アンモニウム、硫化水素テトラ
−n−ブチルアンモニウム、トリメチルフェニルアンモ
ニウムブロミド、メチルトリカプリリルアンモニウムク
ロリド、トリメチルベンジルアンモニウム及びトリエチ
ルベンジルアンモニウムクロリド、テトラメチルアンモ
ニウムクロリド及びブロミド、並びにテトラエチルアン
モニウムヨージド〕、 −第四級ホスホニウム塩〔例えば、メチルトリフェニル
ホスホニウムブロミド、テトラ−n−ブチルホスホニウ
ムブロミド及びトリフェニルヨードホスホニウムヨージ
ド〕。
【0014】相間移動剤の有効量は、選択した転移剤の
特性と反応に関与する基質(substrate)、即
ち式(III)の(メト)アクリレートとに依存するこ
とは明らかである。しかしながら一般には、基質1モル
当たり相間移動剤0.04〜0.4モルが使用される。
【0015】本発明の方法においては通常は、式(II
I)の(メト)アクリレート1モル当たりチオシアン酸
塩約1〜2モルの割合で使用する。更に該方法は、アル
カリ金属、好ましくはナトリウムまたはカリウム、ハロ
ゲン化物、好ましくは臭化物またはヨウ化物の存在下に
実施することもできる。より反応性の高い基質を得るた
めにハロゲンのその場の置換を可能とするこのアルカリ
金属ハロゲン化物は、式(III)の(メト)アクリレ
ート1モリ当たり最高1モルの割合で使用することがで
きる。
【0016】大気圧は一般に満足の行くものであるが、
本発明の方法は、例えば約0.05〜1バールの減圧下
で実施することもできる。
【0017】更に本発明の方法は、有効量の少なくとも
1種の重合阻害剤の存在下に実施することもできる。
【0018】この阻害剤は、例えば(メト)アクリレー
トを基にして0.05〜0.5重量%の量で使用するこ
とができる。使用し得る重合阻害剤の例としては特に、
フェノチアジン、ヒドロキノンメチルエーテル、N,N
−ジエチル−ヒドロキシアミン、ニトロベンゼン、ジ−
tert−ブチルカテコール、ヒドロキノン、p−アニ
リノフェノール、ジ−(2−エチルヘキシル)−オクチ
ルフェニルホスファイト及び任意の割合のこれらの混合
物を挙げることができる。
【0019】Rが基CHOHR’から選択される式(I
)のアクリル化合物の製造は、Rが水素原子である式(
I)のアクリル化合物(この化合物は前述のごとく得ら
れる)をアルデヒドと、有効量の少なくとも1種の官能
化触媒の存在下に反応させることにより行なうことがで
きる。アルデヒドとの反応に適した官能化触媒としては
特に、比較的強力な塩基、例えば米国特許出願第3  
743  669号に記載の3つの環に共通な少なくと
も1つの窒素原子を有する環状第三級アミン〔例えばジ
アザビシクロ[2.2.2]オクタン、キヌクリジン及
びα−キヌクリジノール〕を挙げることができる。官能
化触媒の有効量は明らかに該触媒の特性に依存するが、
式(I)のアクリレート(R=H)及びアルデヒドにも
依存する。有効量は一般には、存在する反応物質、即ち
式(I)のアクリレート(R=H)及びアルデヒドの合
計量に対して約0.1〜10モル%、好ましくは約1〜
6モル%とする。
【0020】式(I)のアクリレート(R=H)を反応
させるアルデヒドは一般式R’CHO〔式中のR’は前
記定義の通りである〕を有する。かかるアルデヒドの例
としては特に、アセトアルデヒド、n−ブチルアルデヒ
ド、フェニルアセトアルデヒド、ベンズアルデヒド、ク
ロトンアルデヒド、m−エチルフェニルアセトアルデヒ
ド、m−クロロベンズアルデヒド、p−ニトロフェニル
アセトアルデヒド、m−カルボメトキシベンズアルデヒ
ド、p−メトキシベンズアルデヒド、ホルムアルデヒド
、プロピオンアルデヒド、イソブチルアルデヒド、te
rt−ブチルアルデヒド、n−ペントアルデヒド、n−
ヘキサアルデヒド、n−ペントアルデヒド、n−ノンア
ルデヒド、4−クロロブチルアルデヒド、p−クロロベ
ンズアルデヒド、o−クロロベンズアルデヒド、4−シ
クロヘキセンアルデヒド、フルフルアルデヒド、4−メ
チルフルフルアルデヒドなどを挙げることができる。
【0021】反応物質、即ちアルデヒドとRが水素であ
る式(I)のアクリレートとは一般には、アクリレート
1モル当たりアクリレート0.5〜2モルの割合で使用
する。反応を実施する温度は一般に約0℃〜150℃と
する。アルデヒドとアクリレートの反応は、リチウム塩
、特に塩化リチウムなどのリチウムハロゲン化物のよう
な少なくとも1種の求電子活性化物質の存在下に実施す
ることもできる。求電子活性化物質は、反応物質の合計
量に対して最高0.1モル%の量で使用することができ
る。
【0022】更に本発明に従う上記反応は、有効量の少
なくとも1種の重合阻害剤の存在下に実施することもで
きる。
【0023】この阻害剤は、例えば、(メト)アクリレ
ートを基にして0.05〜0.5重量%の量で使用する
。使用することのできる重合阻害剤の例としては特に、
フェノチアジン、ヒドロキノンメチルエーテル、N,N
−ジエチルヒドロキシアミン、ニトロベンゼン、ジ−t
ert−ブチルカテコール、ヒドロキノン、p−アニリ
ノフェノール、ジ−(2−エチルヘキシル)−オクチル
フェニルホスファイト及び任意の割合のこれらの混合物
を挙げることができる。
【0024】Rが基CHOHR’から選択される式(I
)のアクリル化合物の製造は、第1のステップにおいて
式(III)のハロゲノ−n−アルキルアクリレートを
式R’CHOのアルデヒドと、有効量の少なくとも1種
の官能化触媒の存在下に反応させ、式(IV):
【00
25】
【化11】 の中間物質を得、第2のステップにおいて、前記中間物
質をチオシアン酸塩と有機溶剤中で、有効量の少なくと
も1種の相間移動剤の存在下に反応させることにより行
なうことができる。この方法の第1のステップにおける
作業条件、特に官能化触媒の特性、反応温度及び種々の
反応物質の割合は、第1の製造方法に関して前記したも
のと同様である。この方法の第2のステップにおける作
業条件、特に有機溶剤の特性、相間移動剤の特性、反応
温度及び種々の反応物質の割合は、Rが水素原子及びメ
チル基から選択される式(I)のアクリル及びメタクリ
ル化合物に関して前記したものと同様である。上記式(
IV)の合成中間物質は新規の中間物質である。この方
法の第1のステップは、必要であれば、有効量の少なく
とも1種の求電子活性化物質、例えばリチウム塩の存在
下に実施することができる。この場合の有効量は、かか
る化合物の使用について前記したものと同様である。 この第2の製造方法は特に、nが2〜4の整数である化
合物に適用し得る。
【0026】式(II)のアクリル及びメタクリル化合
物、即ち式(I)のアクリル及びメタクリル化合物の三
量体の製造は、前記式(I)の化合物を少なくとも1種
のアルカリ金属水素化物、例えばリチウム水素化物また
はナトリウム水素化物と、有機溶剤の存在下に反応させ
ることにより行なうことができる。使用する有機溶剤は
特に、芳香族炭水化物(例えばベンゼン、トルエンまた
はキシレン)、脂肪族炭水化物(例えばヘプタン)とす
ることができる。この反応は、選択した溶剤の特性に従
って一般には約50℃〜120℃の温度で実施する。反
応時間は比較的長くし、温度に従って一般に約2〜80
時間とする。この反応は一般には不完全であり、前記時
間経過後には、式(I)の化合物とその三量体である式
(II)の化合物との混合物をもたらし、この混合物か
ら、式(II)のアクリルまたはメタクリル化合物を単
離及び精製することが可能である。
【0027】更に本発明は第3及び第4に、前述の新規
のアクリル及びメタクリル化合物を新規のポリマー及び
コポリマーの製造に適用することを提供する。本発明は
特に、R,R’及びnは前記定義の通りであるが、nが
同時に2であるならば式(I)におけるRはメチルとは
なり得ない、少なくとも1種の式(I)及び/または(
II)のアクリルまたはメタクリル化合物から誘導され
た少なくとも1つの単位を含むポリマー及びコポリマー
に係わる。このタイプの(コ)ポリマーは、前記式(I
)及び/または(II)のアクリルまたはメタクリル化
合物と重合可能な少なくとも1種のコモノマーから誘導
された少なくとも1つの単位、例えば以下のものを含む
: −  必要によっては例えば塩素もしくはフッ素のよう
な少なくとも1つのハロゲン原子で及び/または少なく
とも1つのヒドロキシル基で置換された直鎖状または分
枝状アルキル基が1〜20個の炭素原子を有するアルキ
ルアクリレートまたはメタクリレート、 −  アリールアクリレートまたはメタクリレート(例
えばベンジルメタクリレート)、 −  ビニル−芳香族炭化水素(例えばスチレン、ビニ
ルトルエン、α−メチルスチレン、4−メチルスチレン
、3−メチルスチレン、4−メトキシスチレン、2−ヒ
ドロキシメチルスチレン、4−エチルスチレン、4−エ
トキシスチレン、3,4−ジメチルスチレン、2−クロ
ロスチレン、3−クロロスチレン、4−クロロ−3−メ
チルスチレン、3−tert−ブチルスチレン、2,4
−ジクロロスチレン、2,6−ジクロロスチレン及び1
−ビニルナフタレン)、 −  不飽和ニトリル(例えばアクリロニトリルまたは
メタクリロニトリル)、 −  N−置換マレイミド(例えばN−エチルマレイミ
ド、N−イソプロピルマレイミド、N−n−ブチルマレ
イミド、N−イソブチルマレイミド、N−tert−ブ
チルマレイミド、N−n−オクチルマレイミド、N−シ
クロヘキシルマレイミド、N−ベンジルマレイミド及び
N−フェニルマレイミド)、 −  不飽和無水ジカルボン酸(例えば無水マレイン酸
、無水イタコ酸、無水シトラコン酸または無水テトラヒ
ドロフタル酸)、 −  アクリルまたはメタクリル酸、 −  ポリオールアクリレートまたはメタクリレート(
例えばエチレングルコール、プロピレングルコール、ブ
タン−1,3−ジオール、ブタン−1,4−ジオール、
ヘキサン−1,6−ジオール、ネオペンチルグリコール
、シクロヘキサン−1,4−ジオール、シクロヘキサン
−1,4−ジメタノール、2,2,4−トリメチルペン
タン−1,3−ジオール、2−エチル−2−メチルプロ
パン−1,3−ジオール、2,2−ジエチルプロパン−
1,3−ジオール、ジエチレングリコール、ジプロピレ
ングリコール、トリエチレングリコール、トリプロピレ
ングリコール、テトラエチレングリコール、テトラプロ
ピレングリコール、トリメチロールエタン、トリメチロ
ールプロパン、グルセロール及びペンタエリトリトール
のジアクリレート及びジメタクリレート、トリメチロー
ルエタン、トリメチロールプロパン、グリセロール及び
ペンタエリトリトールのトリアクリレート及びトリメタ
クリレート、ペンタエリトリトールテトラアクリレート
及びテトラメタクリレート、ジペンタエリトリトールジ
(メト)アクリレートからヘキサ(メト)アクリレート
、モノ−もしくはポリ−エトキシル化またはモノ−もし
くはポリ−プロポキシル化ポリオールのポリ(メト)ア
クリレート(例えばトリエトキシル化トリメチロールプ
ロパントリアクリレート及びトリメタクリレートや、ト
リプロポキシル化トリメチロールプロパントリアクリレ
ート及びトリメタクリレート;トリプロポキシル化グリ
セロールトリアクリレート及びトリメタクリレート;及
びテトラエトキシル化ペンタエリトリトールトリアクリ
レート、トリメタクリレート、テトラアクリレート及び
テトラメタクリレート)、 −  2−エポキシエチルビシクロ[2.2.1]ヘプ
ト−5(6)−イル(メト)アクリレート、エポキシジ
シクロペンチルオキシエチルアクリレート並びに式:

0028】
【化12】 〔式中、R1は水素原子及びメチル基から選択され、n
は1〜16の整数である〕の化合物、式:
【0029】
【化13】 〔式中、R1は水素原子及びメチル基から選択され、R
2は、1〜12個の炭素原子を有するアルキル基及び6
〜12個の炭素原子を有するアリール基から選択される
〕の化合物及び式:
【0030】
【化14】 〔式中、R1は水素原子及びメチル基から選択される〕
の化合物から選択されるエポキシアクリレートまたはメ
タクリレート、 −  ジアルキルアミノアルキルアクリルアミドまたは
メタクリルアミド、アクリレートまたはメタクリレート
及びこれらの第四級塩、 −  2−(2−ノルボルニルオキシ)エチルアクリレ
ート及びメタクリレート及び2−(2−ジメタノデカヒ
ドロナフチルオキシ)エチルアクリレート及びメタクリ
レート、並びに、 −  式:
【0031】
【化15】 の化合物及び式:
【0032】
【化16】 の化合物〔式中、R1は水素原子及びメチル基から選択
され、nは1〜12の整数であり、mは1〜3の整数で
あり、R2は、5〜12個の炭素原子を有する直鎖状、
分枝状または環状アルキル炭水化物基または芳香族炭水
化物基である〕から選択されるアクリルまたはメタクリ
ルオキサゾリドンであって、(メト)アクリル基を有す
る化合物を、少なくとも1つのイソシアネート基を有す
る化合物と、30℃〜90℃で反応させることにより得
ることができる前記オキサゾリドン、 −  式(X):
【0033】
【化17】 〔式中、R1は水素原子及びメチル基から選択され、A
は、基(CH2)n(ここでnは2〜12の整数である
)及び基−(CH2CH2O)d−CH2CH2−(こ
こでdは1〜20の整数である)から選択され、Aが基
−(CH2CH2O)d−CH2CH2−であるときに
はXは硫黄原子であり且つYは酸素原子であるという条
件で、Xは硫黄及び酸素原子から選択され、Yは硫黄及
び酸素原子から選択され、Rは、1〜20個の炭素原子
を有するアルキル基及び基−(CH2)pSR3(ここ
でpは3〜12の整数であり、R3は1〜20個の炭素
原子を有するアルキル基である)から選択される〕の化
合物、式:
【0034】
【化18】 〔式中、R1は水素原子及びメチル基から選択され、A
は、基(CH2)n(ここでnは2〜12の整数である
)及び基−(CH2CH2O)d−CH2CH2−(こ
こでdは1〜20の整数である)から選択され、Xは硫
黄及び酸素原子から選択される〕の化合物及び式:
【0
035】
【化19】 〔式中、R1は水素原子及びメチル基から選択され、A
は、基(CH2)n(ここでnは2〜12の整数である
)から選択され、mは1〜3の整数であり、m=1のと
きにはZは水素原子及び基R2OHから選択され、Zが
金属であるときにはmはZの原子価であるという条件で
、Zは、水素原子、基R2QH(ここでR2は2〜12
個の炭素原子を有するアルキル基であり、Qは酸素原子
及び硫黄原子から選択される)及び周期表の第IA族、
IIA族、IIIA族、IB族、IIB族、VIB族、
VIIB族及びVIII族の金属原子から選択される〕
の化合物から選択されるアクリル及びメタクリル化合物
であって、式:
【0036】
【化20】 〔式中、R1、A及びYは式(X)における定義と同じ
である〕のアクリルまたはメタクリル化合物を、五価リ
ン化合物と反応させることにより製造することができる
。五価リン化合物は、例えば式PXT3(ここでXは式
(X)における定義と同じであり、Tはハロゲン原子を
表わす)の化合物または式:
【0037】
【化21】 〔式中、R及びXは式(I)における定義と同じであり
、Tはハロゲン原子を表わす〕のリン化合物、またはペ
ンタスルフィドP2S5とすることができる前記アクリ
ル及びメタクリル化合物、 −  式(XI):
【0038】
【化22】 の化合物及び式:
【0039】
【化23】 の化合物〔式中、R1は、水素原子及びメチル基から選
択され、Xは、酸素及び硫黄から選択されるヘテロ原子
であり、R2は、1〜12個の炭素原子を含む直鎖状ま
たは分枝状のアリキレン、単環式または多環式シクロア
ルキレン、ヘテロシクロアルキレン及びアルキルアリー
レン及びアリールアルキレン基であり、R6は、水素原
子及び1〜12個の炭素原子を有するアルキル及びアリ
ール基から選択され、R3は、1〜20個の炭素原子を
有するアルキル及びアリール基、基−(CH2)pSR
4(ここでpは2〜12の整数であり、R4は1〜20
個の炭素原子を有するアルキル基もしくは4〜10個の
炭素原子を有する単環式もしくは多環式シクロアルキル
であり、前記基の各環は4から6員環であり)及び基:
【0040】
【化24】 (ここでqは2〜12の整数であり、R5は水素原子及
びメチル基から選択される)〕から選択されるアクリル
及びメタクリル化合物であって、式:
【0041】
【化25】 〔式中、R1、R2,R6及びXは式(XI)における
定義と同じである〕のアクリルまたはメタクリルエポキ
シドまたはエピスルフィドを、式:
【0042】
【化26】 のチオリン化合物と反応させることにより製造すること
ができる前記アクリル及びメタクリル化合物。
【0043】このタイプのポリマー及びコポリマーは、
少なくとも1種の式(I)及び/または(II)のアク
リルまたはメタクリル化合物と、必要によって少なくと
も1種の共重合可能なコモノマーとを、前述のごとく、
ペルオキシド、ヒドロペルオキシドまたはジアゾ化合物
のような少なくとも1種の遊離基開始剤の存在下に(共
)重合することにより得られる。(共)重合は一般に約
50℃〜120℃の温度で、モノマーの1つを溶剤とし
て使用して実施される。水中エマルジョン中で50℃〜
100℃の温度で少なくとも1種の界面活性剤の存在下
に実施することもできる。
【0044】以下の実施例は、全く限定することなく本
発明を説明する。
【0045】実施例1〜5 チオシアン酸カリウム(2mol)と2−クロロエチル
アクリレート(1mol)とを、メチルエチルケトン中
で、相間移動剤であるテトラ−n−ブチルアンモニウム
ヨージド及び任意にヨウ化カリウムの存在下に、温度6
5℃で反応させる。後の2つの化合物の夫々のモル数及
び反応時間t(時)と、単離してシリカゲルで精製した
後に得られた2−チオシアナートエチルアクリレートの
収率Y(%)とを表Iに示す。また、2−チオシアナー
トエチルアクリレートを以下の方法で同定した:−JE
OL  PMX60SI分光光度計を使用したプロトン
の核磁気共鳴:得られたスペクトルは、3.25ppm
(2H)及び4.40ppm(2H)に2つのトリプレ
ットを有し、6.2ppm(3H)にマルチプレットを
有する(図1参照)。
【0046】−PERKIN  ELMER  841
分光光度計を使用した赤外分光光度法:得られたスペク
トルは、2957、2157、1727、1638、1
620、1409及び1183cm−1に特性バンドを
有する(図2)。
【0047】−BRUKER  AC  200分光光
度計を使用した炭素13の核磁気共鳴:得られたスペク
トルを図37に示す。
【0048】
【表1】 実施例6〜11 テトラ−n−ブチルアンモニウムヨージドの代わりに別
の相間移動剤を使用して実施例3の処理手順を繰り返す
。使用した相間移動剤の種類、反応時間t及び収率Y(
%)を表IIに示す。
【0049】
【表2】 実施例12 ヨウ化カリウムの代わりに等価量のシュウ化カリウムを
使用して実施例7の処理手順を繰り返す。65℃で11
3時間反応させた後に、2−チオシアナートエチルアク
リレートが収率78%で得られる。
【0050】実施例13〜20 メチルエチルケトンの代わりに別の溶媒を使用して実施
例9の処理手順を繰り返す。溶媒の種類、及び、各溶媒
毎の反応温度T(℃)を表IIIに示す、表IIIはま
た、各場合の反応時間t及び2−チオシアナートエチル
アクリレートの収率Y(%)を示す。
【0051】
【表3】 実施例21〜35 2−クロロエチルアクリレートの代わりに等価量の式(
III)のハロゲノ−n−アルキルアクリレートまたは
メタクリレートを使用して実施例9の処理手順を繰り返
す。この結果、式(I)のチオシアナート−n−アルキ
ルアクリレートまたはメタクリレートが得られる。この
化合物を、実施例1〜5の2−チオシアナートエチルと
同じ方法によって同定する。表IVは、化合物の収率Y
を、式(III)中のnの値、R及びXの意味、反応時
間t(時)の関数として示し、また、得られた各化合物
のプロトンの核磁気共鳴(1H  NMR)、炭素13
の核磁気共鳴(13C  NMR)及び赤外(IR)ス
ペクトルを示す添付図面の番号を示す。
【0052】これらのスペクトルは共通特性を有してお
り、これらを以下にまとめる: −プロトンの核磁気共鳴: シグナル(δ)m,1H  m,1H  t,2H  
t,2H  m,3H  (2n−4)H R=CH3、n=2:6.20  5.65  4.4
5  3.3  2.0 R=CH3、n>2:6.05  5.35  4.1
5  3.0  1.9  1.0〜2.0 R=H、n>2:5.7〜6.0ppm(m,3H)、
4.15ppm(t,2H)、2.95ppm(t,2
H)及び1.5〜2.2ppm(m,(2n−4)H)
、 −赤外分光光度法:ν  cm−1 R=CH3  2158〜2154、1723〜171
6、1640〜1638 R=H  2157〜2154、1727〜1724、
1638〜1637、1622〜1619。
【0053】
【表4】 実施例36 1molの2−クロロエチルアクリレートと0.7mo
lのベンズアルデヒドとを、0.1molのジアザビシ
クロ〔2.2.2〕−オクタンと0.1molのリチウ
ムクロリドとの存在下に温度20℃で24時間反応させ
る。0.45molの式:
【0054】
【化27】 のアクリレートが得られる(ベンズアルデヒドに基づく
収率=64%)。
【0055】実施例1〜5の2−チオシアナートエチル
アクリレートと同じ方法で同定するとこのアクリレート
は以下のスペクトル特性を有する: −プロトンの核磁気共鳴(図33):7.25pm(m
,5H);6.33ppm(m,1H);5.9ppm
(m,1H);5.45ppm(s,1H);4.25
ppm(t,2H);3.55ppm(t,2H);3
ppm(s,1H)、 −赤外分光光度法(図34):3472cm−1;17
21cm−1;1630cm−1、 −炭素13の核磁気共鳴(図53):165.60pp
m;141.73ppm;141.16ppm;128
.61ppm;128.37ppm;127.81pp
m;126.56ppm;72.92ppm;64.2
1ppm;41.22ppm。
【0056】実施例37 実施例36で得られた0.2molのアクリレートと0
.4molのチオシアン酸カリウムとを、200mlの
メチルエチルケトン中で、0.04molのメチルトリ
フェニルホスホニウムブロミドと0.02molのヨウ
化カリウムとの存在下に65℃で168時間反応させる
。0.148molの式:
【0057】
【化28】 のアクリレートが得られる(アクリレートに基づク収率
=74%)。
【0058】実施例1〜5の2−チオシアナートエチル
アクリレートと同じ方法で同定するとこのアクリレート
以下のスペクトル特性を有する: −プロトンの核磁気共鳴(図35):7.25pm(m
,5H);6.35ppm(m,1H);5.9ppm
(m,1H);5.5ppm(m,1H);4.35p
pm(t,2H);3.05ppm(t,2H);3p
pm(s,1H)、 −赤外分光光度法(図36):3484cm−1;21
57cm−1;1721cm−1;1630cm−1、
−炭素13の核磁気共鳴(図54):165.48pp
m;141.44ppm;141.15ppm;128
.44ppm;127.92ppm;127.16pp
m;126.63ppm;111.24ppm;72.
77ppm;62.29ppm;32.50ppm。
【0059】実施例38 実施例9で得られた0.5molの2−チオシアナート
エチルアクリレートと0.35molのベンズアルデヒ
ドとを、0.05molのジアザビシクロ〔2.2.2
〕オクタンと0.05molのリチウムクロリドとの存
在下に、温度20℃で48時間反応させる。赤外スペク
トル及び核磁気共鳴スペクトルで同定すると、得られた
0.231molの化合物が実施例37で得られた化合
物と同じであることが判明した(ベンズアルデヒドに基
づく収率=66%)。
【0060】実施例39 実施例21で得られた0.3molの2−チオシアナー
トエチルメタクリレートと0.1molの水素化ナトリ
ウムとを、400mlのトルエン中で55℃で24時間
反応させる。気相クロマトグラフィーによって反応の進
行をモニターすると、75%の2−チオシアナートエチ
ルメタクリレートと25%の式(II)の三量体とから
成る混合物が生成されたことが観察される。三量体を以
下の方法で同定する: a)プロトンの核磁気共鳴:スペクトル(図55)では
、その化学シフトが維持された6.2ppm(m,1H
)、5.65ppm(m,1H)、4.5ppm(t,
2H)及び2ppm(m,2H)のピーク以外に、3.
05ppm(2H)にトリプレットが存在する。
【0061】b)赤外分光光度法(図56):スペクト
ルでは、2096cm−1に新しい特性バンドが存在す
る。
【0062】実施例40 水素化ナトリウムの量を0.3molに増加し、反応時
間を72時間にし、その他の条件を変えないで実施例3
9の処理手順を繰り返す。47%の2−チオシアナート
エチルメタクリレートと実施例39と同じ方法で同定さ
れた53%の式(II)の三量体との混合物が得られる
【0063】実施例41 水素化ナトリウムの量を0.9molに増加し、反応時
間を72時間にし、その他の条件を変えないで実施例3
9の処理手順を繰り返す。80%の2−チオシアナート
エチルメタクリレートと実施例39と同じ方法で同定さ
れた20%の式(II)の三量体との混合物が得られる
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得られた化合物のプロトン核磁気共
鳴スペクトルを示すグラフである。
【図2】実施例1で得られた化合物の赤外分光スペクト
ルを示すグラフである。
【図3】実施例21で得られた化合物のプロトン核磁気
共鳴スペクトルを示すグラフである。
【図4】実施例21で得られた化合物の赤外分光スペク
トルを示すグラフである。
【図5】実施例22で得られた化合物のプロトン核磁気
共鳴スペクトルを示すグラフである。
【図6】実施例22で得られた化合物の赤外分光スペク
トルを示すグラフである。
【図7】実施例23で得られた化合物のプロトン核磁気
共鳴スペクトルを示すグラフである。
【図8】実施例23で得られた化合物の赤外分光スペク
トルを示すグラフである。
【図9】実施例24で得られた化合物のプロトン核磁気
共鳴スペクトルを示すグラフである。
【図10】実施例24で得られた化合物の赤外分光スペ
クトルを示すグラフである。
【図11】実施例25で得られた化合物のプロトン核磁
気共鳴スペクトルを示すグラフである。
【図12】実施例25で得られた化合物の赤外分光スペ
クトルを示すグラフである。
【図13】実施例26で得られた化合物のプロトン核磁
気共鳴スペクトルを示すグラフである。
【図14】実施例26で得られた化合物の赤外分光スペ
クトルを示すグラフである。
【図15】実施例27で得られた化合物のプロトン核磁
気共鳴スペクトルを示すグラフである。
【図16】実施例27で得られた化合物の赤外分光スペ
クトルを示すグラフである。
【図17】実施例28で得られた化合物のプロトン核磁
気共鳴スペクトルを示すグラフである。
【図18】実施例28で得られた化合物の赤外分光スペ
クトルを示すグラフである。
【図19】実施例29で得られた化合物のプロトン核磁
気共鳴スペクトルを示すグラフである。
【図20】実施例29で得られた化合物の赤外分光スペ
クトルを示すグラフである。
【図21】実施例30で得られた化合物のプロトン核磁
気共鳴スペクトルを示すグラフである。
【図22】実施例30で得られた化合物の赤外分光スペ
クトルを示すグラフである。
【図23】実施例31で得られた化合物のプロトン核磁
気共鳴スペクトルを示すグラフである。
【図24】実施例31で得られた化合物の赤外分光スペ
クトルを示すグラフである。
【図25】実施例32で得られた化合物のプロトン核磁
気共鳴スペクトルを示すグラフである。
【図26】実施例32で得られた化合物の赤外分光スペ
クトルを示すグラフである。
【図27】実施例33で得られた化合物のプロトン核磁
気共鳴スペクトルを示すグラフである。
【図28】実施例33で得られた化合物の赤外分光スペ
クトルを示すグラフである。
【図29】実施例34で得られた化合物のプロトン核磁
気共鳴スペクトルを示すグラフである。
【図30】実施例34で得られた化合物の赤外分光スペ
クトルを示すグラフである。
【図31】実施例35で得られた化合物のプロトン核磁
気共鳴スペクトルを示すグラフである。
【図32】実施例35で得られた化合物の赤外分光スペ
クトルを示すグラフである。
【図33】実施例36で得られた化合物のプロトン核磁
気共鳴スペクトルを示すグラフである。
【図34】実施例36で得られた化合物の赤外分光スペ
クトルを示すグラフである。
【図35】実施例37で得られた化合物のプロトン核磁
気共鳴スペクトルを示すグラフである。
【図36】実施例37で得られた化合物の赤外分光スペ
クトルを示すグラフである。
【図37】実施例1で得られた化合物の炭素13の核磁
気共鳴スペクトルを示すグラフである。
【図38】実施例21で得られた化合物の炭素13の核
磁気共鳴スペクトルを示すグラフである。
【図39】実施例22で得られた化合物の炭素13の核
磁気共鳴スペクトルを示すグラフである。
【図40】実施例23で得られた化合物の炭素13の核
磁気共鳴スペクトルを示すグラフである。
【図41】実施例24で得られた化合物の炭素13の核
磁気共鳴スペクトルを示すグラフである。
【図42】実施例25で得られた化合物の炭素13の核
磁気共鳴スペクトルを示すグラフである。
【図43】実施例26で得られた化合物の炭素13の核
磁気共鳴スペクトルを示すグラフである。
【図44】実施例27で得られた化合物の炭素13の核
磁気共鳴スペクトルを示すグラフである。
【図45】実施例28で得られた化合物の炭素13の核
磁気共鳴スペクトルを示すグラフである。
【図46】実施例29で得られた化合物の炭素13の核
磁気共鳴スペクトルを示すグラフである。
【図47】実施例30で得られた化合物の炭素13の核
磁気共鳴スペクトルを示すグラフである。
【図48】実施例31で得られた化合物の炭素13の核
磁気共鳴スペクトルを示すグラフである。
【図49】実施例32で得られた化合物の炭素13の核
磁気共鳴スペクトルを示すグラフである。
【図50】実施例33で得られた化合物の炭素13の核
磁気共鳴スペクトルを示すグラフである。
【図51】実施例34で得られた化合物の炭素13の核
磁気共鳴スペクトルを示すグラフである。
【図52】実施例35で得られた化合物の炭素13の核
磁気共鳴スペクトルを示すグラフである。
【図53】実施例36で得られた化合物の炭素13の核
磁気共鳴スペクトルを示すグラフである。
【図54】実施例37で得られた化合物の炭素13の核
磁気共鳴スペクトルを示すグラフである。
【図55】実施例39で得られた化合物のプロトンの核
磁気共鳴スペクトルを示すグラフである。
【図56】実施例39で得られた化合物の赤外分光スペ
クトルを示すグラフである。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  式(I): 【化1】 及び式(II): 【化2】 〔式中、nは2〜20の整数であり、nが同時に2また
    はであるならば、式(I)においてRはメチルとはなり
    得ないという条件で、Rは、水素原子、メチル基及び基
    CHOHR’(ここではR’は、必要であればヒドロキ
    シ、アルコキシもしくはエステル置換基を有する直鎖状
    または分枝状アルキル基、必要であればハロゲン化、ニ
    トロもしくはアルコキシ置換基を有するアリール基、直
    鎖状、分枝状もしくは環状アルケニル基、不飽和複素環
    式基並びにアルキルアリール及びアリールアルキル基で
    ある)から選択される〕から選択されるアクリル及びメ
    タクリル化合物。
  2. 【請求項2】  Rが水素原子及びメチル基から選択さ
    れ、nが2〜20の整数である式(I)のアクリルまた
    はメタクリル化合物を製造する方法であって、式(II
    I): 【化3】 〔式中、nは前記定義の通りであり、Xはハロゲン原子
    である〕のハロゲノ−n−アルキルアクリレートまたは
    メタクリレートをチオシアン酸塩と有機溶剤中で、有効
    量の少なくとも1種の相間移動剤の存在下に反応させる
    ことからなる方法。
  3. 【請求項3】  Rが基CHOHR’から選択され、n
    が2〜20の整数である式(I)のアクリル化合物を製
    造する方法であって、第1ステップにおいて、請求項2
    に記載の方法に従って前記Rが水素原子である式(I)
    のアクリル化合物を製造し、第2ステップにおいて、前
    記アクリル化合物を式R’CHOのアルデヒドと、有効
    量の少なくとも1種の官能化触媒の存在下に反応させる
    ことからなる方法。
  4. 【請求項4】  Rが基CHOHR’から選択され、n
    が2〜20の整数である式(I)のアクリル化合物を製
    造する方法であって、第1ステップにおいて、式(II
    I)  : 【化4】 〔式中、nは前記定義の通りであり、Xはハロゲン原子
    である〕のハロゲノ−n−アルキルアクリレートを式R
    ’CHOのアルデヒドと、有効量の少なくとも1種の官
    能化触媒の存在下に反応させ、式(IV):【化5】 の中間物質を得、次いで第2ステップにおいて、前記中
    間物質を少なくとも1種のチオシアン酸塩と有機溶剤中
    で、有効量の少なくとも1種の相間移動剤の存在下に反
    応させることからなる方法。
  5. 【請求項5】  前記チオシアン酸塩を、アルカリ金属
    チオシアン酸塩及びチオシアン酸アンモニウムから選択
    することを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に
    記載の式(I)のアクリルまたはメタクリル化合物を製
    造する方法。
  6. 【請求項6】  前記チオシアン酸塩と式(III)の
    アクリレートまたは式(IV)の中間物質との反応のた
    めの有機溶剤を、ケトン、アミド、シクロアルカン及び
    芳香族炭水化物、アルコール並びにニトリルから選択す
    ることを特徴とする請求項2から5のいずれか一項に記
    載の式(I)のアクリルまたはメタクリル化合物を製造
    する方法。
  7. 【請求項7】  前記相間移動剤を、第四級アンモニウ
    ム塩、第四級ホスホニウム塩及び第四級アルソニウム塩
    から選択することを特徴とする請求項2から6のいずれ
    か一項に記載の式(I)のアクリルまたはメタクリル化
    合物を製造する方法。
  8. 【請求項8】  前記官能化触媒を、3つの環に共通な
    少なくとも1つの窒素原子を有する環状第三級アミンか
    ら選択することを特徴とする請求項3から7のいずれか
    一項に記載の式(I)のアクリルまたはメタクリル化合
    物を製造する方法。
  9. 【請求項9】  前記式(I)のアクリルまたはメタク
    リル化合物を少なくとも1種のアルカリ金属水素化物と
    有機溶剤の存在下に反応させることからなる、前記式(
    II)のアクリルまたはメタクリル化合物を製造する方
    法。
  10. 【請求項10】  Rが基CHOHR’から選択される
    請求項1に記載の式(I)のアクリルまたはメタクリル
    化合物の製造における中間物質としての式(IV):【
    化6】 〔式中、n及びR’は請求項1に記載の通りであり、X
    はハロゲン原子である〕のアクリル化合物。
  11. 【請求項11】nは、2〜20の整数であり、nが同時
    に2であるならばRはメチルとはなり得ないという条件
    で、Rは、水素原子、メチル基及び基CHOHR’(こ
    こでR’は、必要であればヒドロキシ、アルコキシもし
    くはエステル置換基を有する直鎖状または分枝状アルキ
    ル基、必要であればハロゲン化、ニトロもしくはアルコ
    キシ置換基を有するアリール基、直鎖状、分枝状もしく
    は環状アルケニル基、不飽和複素環式基並びにアルキル
    アリール及びアリールアルキル基である)から選択され
    る〕である請求項1に記載の式(I)及び/または請求
    項1に記載の式(II)によってによって表されるアク
    リルまたはメタクリル化合物から誘導される単位を少な
    くとも1つ含むポリマー。
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