JPH0425888B2 - - Google Patents

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JPH0425888B2
JPH0425888B2 JP60242172A JP24217285A JPH0425888B2 JP H0425888 B2 JPH0425888 B2 JP H0425888B2 JP 60242172 A JP60242172 A JP 60242172A JP 24217285 A JP24217285 A JP 24217285A JP H0425888 B2 JPH0425888 B2 JP H0425888B2
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JP
Japan
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opening
tilt
vehicle body
slide
shoe mechanism
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JP60242172A
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JPS62101519A (ja
Inventor
Hiroshi Imai
Masayuki Kikuchi
Minoru Shibata
Makoto Nagayama
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Johnan Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Johnan Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP24217285A priority Critical patent/JPS62101519A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動車用開閉体のチルト・スライド装
置に関する。
従来の技術 自動車用開閉体のチルト・スライド装置には、
例えば特開昭59−6126号公報に示されるように、
車体開口部に装着される開閉体に開閉動力を伝達
するスライド駆動機構と、開閉体の後部にチルト
動力を伝達するチルト駆動機構とを備え、車体開
口部から開閉体の後部を持ち上げた後、開閉体を
車体開口部の後方へ移動して、車体開口部を開放
するようにしたものがある。
発明が解決しようとする問題点 しかし前述の構造においては、スライド駆動機
構とチルト駆動機構とを備えているので、複数の
駆動源及びこれら駆動源夫々を開閉体のチルト作
動とスライド作動とに合わせて駆動・停止する制
御部が必要と成り、複数の駆動源や制御部及びこ
れらを電気的に接続する配線の分だけ、構造が複
雑となり、車体重量も重くなる。
そこで本発明は、より小さな駆動力で開閉体の
チルト作動とスライド作動とを行なつて、前記問
題点を克服することができる自動車用開閉体のチ
ルト・スライド装置を提供するものである。
問題点を解決するための手段 本発明にあつては、車体開口部には、車体側ス
ライドレールを固定するとともにこの車体側スラ
イドレールに沿つて配置される後チルトチヤンネ
ルの前部を回動自在に取り付け、この車体側スラ
イドレールには、駆動シユー機構と従動シユー機
構とを前後方向へ摺接、係合自在に組み付けると
ともに係脱機構ガイド部を設け、この駆動シユー
機構と従動シユー機構とを屈曲可能な係脱機構で
連結し、この係脱機構を前記開閉体のチルト作動
とスライド作動との境目で駆動シユー機構の駆動
によつて前記係脱機構ガイド部で屈伸誘導して、
駆動シユー機構と従動シユー機構とを接離作動さ
せるように構成し、この従動シユー機構と前記後
チルトチヤンネルとに跨つて後チルトレバーを連
結し、この後チルトチヤンネルには、前記開閉体
の後部を前後方向へ摺接、係合自在に組み付け、
この開閉体の前部と前記駆動シユー機構とに跨つ
て作動アームを連結してある。
作 用 閉扉している開閉体を駆動するには、駆動シユ
ー機構を車体側スライドレールに沿つて後方に駆
動する。すると、係脱機構が伸長しているので、
従動シユー機構が駆動シユー機構と一緒に車体側
スライドレールに沿つて後方に従動し、後チルト
レバーが後チルトチヤンネルとの連結点を中心と
して後方に回動して後チルトチヤンネルをその前
部の回動点を中心として上方に回動し、後チルト
チヤンネルが前傾状となり、開閉体の全部が後チ
ルトチヤンネルの回動点を中心として上昇、つま
りチルト作動する一方、開閉体の前部が作動アー
ムを介して前記駆動シユー機構の後方への駆動力
を受け、開閉体全体が前傾状となつた後チルトチ
ヤンネルに沿つて斜め後方へ上昇し、車体開口部
がわずかに開く。引き続く駆動シユー機構の駆動
により、係脱機構が係脱機構ガイド部で屈曲誘導
され、従動シユー機構が駆動シユー機構から離脱
して置き去られたまま、作動アームが駆動シユー
機構との連結点を中心として立ち上がりつつ、開
閉体全体が開動し、開閉体全体が前傾状の後チル
トチヤンネルに沿つて後方に移動、つまりスライ
ド作動し、車体開口部が全開となる。
これとは逆に、開扉している開閉体を閉動する
には、駆動シユー機構を車体側スライドレールに
沿つて前方に駆動する。すると、係脱機構が屈曲
しているので、従動シユー機構が停止したまま、
作動アームが開閉体の前部を前方に引つ張り、開
閉体全体が前傾状の後チルトチヤンネルに沿つて
前方に移動、つまりスライド作動し、車体開口部
がわずかに開いた状態まで閉じられる。引き続く
駆動シユー機構の駆動により、係脱機構が係脱機
構ガイド部で伸長誘導され、従動シユー機構が駆
動シユー機構に接続して車体側スライドレールに
沿つて共連れされ、後チルトレバーが後チルトチ
ヤンネルとの連結点を中心として前方に回動して
後チルトチヤンネルをその前部の回動点を中心と
して下方に回動し、後チルトチヤンネルが前傾状
態から倒伏状態になる一方、開閉体全体が後チル
トチヤンネルの回動点を中心として下降、つまり
チルト作動し、開閉体が斜め前方へ下降しつつ車
体開口部が全閉される。
実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述す
る。
第1〜8図において、Aは3ボツクスタイプ車
の車体を示し、トランクルーム開口部Bとこのト
ランクルーム開口部Bから車体ルーフ部Cの前後
方向中間部にわたつて形成されたルーフ開口部D
とからなる車体開口部Eを備えている。Fは前記
トランクルーム開口部Bの前半部にチルト・スラ
イド装置Gを介して開閉自在に組付けられたリヤ
デツキ、Hはトランクルーム開口部Bの後半部に
図外のヒンジを介して開閉自在に組付けられたト
ランクリツドである。前記車体ルーフ部Cは前半
部Iと後半部Jとに分別形成され、このルーフ前
半部IはフロントピラーKを介して車体サイド部
Lに一体に組付けられている。前記ルーフ後半部
Jはその後縁側部から下方に左右一対のリヤピラ
ー部Mを一体に延設し、この左右一対のリヤピラ
ー部Mの下端にリヤウエスト部Nを一体に横架
し、これらルーフ後半部Jと左右一対のリヤピラ
ー部M及びリヤウエスト部Nとで囲繞されたリヤ
ウインドOにリヤウインドガラスPを嵌殺した装
着してあると共にリヤウエスト部Nの両側下部を
車体サイド部Lにおけるトランクルーム開口部B
側部を隔成する車体ウエスト部に軸受Qとこれに
脱着自在に嵌装されたピボツトRとからなる左右
一対のヒンジSを介して軸着され、さらに回動装
置Tを介してルーフ開口部Dに開閉自在に組付け
られた開閉ルーフに成つている。Uはリヤデツキ
Fの全開位置を検出する第1センサ、Vはリヤデ
ツキFの全閉位置を検出する第2センサ、Wは開
閉ルーフJの全開位置を検出する第3センサ、X
は開閉ルーフJの全閉位置を検出する第4センサ
であつて、これらの検出信号によつて、運転席ま
わりに配設した操作スイツチYをルーフオープン
側にオン操作又はルーフクローズ側にオン操作し
た場合、先ずリヤデツキFを第2図の実線の全閉
位置から仮想線の全開位置へと開動してその全開
位置で停止した後、開閉ルーフJを前記操作スイ
ツチYのルーフオープン或いはルーフクローズの
何れか一方のオン操作に伴なつて第2図に示す実
線の全閉位置から仮想線の全開位置へと開動或い
は全開位置から全閉位置へと閉動し、次いでリヤ
デツキFを閉動するようになつている。具体的に
は、このリヤデツキFと開閉ルーフJとの開閉制
御は、第8図のフローチヤートに示すように、運
転席まわりに配設した操作スイツチYをオン操作
すると、セクシヨンでチルト・スライド装置G
を駆動してリヤデツキFを第2図に示す実線の全
閉位置から仮想線の全開位置へと開動し、セクシ
ヨンで第1センサUのオン・オフを判断して、
第1センサUオフの場合にはセクシヨンの処理
を続行し、第1センサUオンの場合には第1セン
サUの検出信号によつて前記チルト・スライド装
置Gの駆動を停止すると共に、セクシヨンで前
記操作スイツチYのオン操作がルーフオープンな
のかルーフクローズなのかを判断し、ルーフオー
プンの場合には、セクシヨンで回動装置Tを駆
動して開閉ルーフJを第2図に示す実線の全閉位
置から仮想線の全開位置へと開動し、セクシヨン
で第3センサWのオン・オフを判断して、第3
センサWオフの場合にはセクシヨンの処理を続
行し、第3センサWオンの場合には第3センサW
の検出信号によつて前記回動装置Tの駆動を停止
すると共に、セクシヨンでチルト・スライド装
置Gを逆方向に駆動してリヤデツキFを全開位置
から全閉位置へと閉動し、セクシヨンで第2セ
ンサVのオン・オフを判断して、第2センサVオ
フの場合にはセクシヨンの処理を続行し、第2
センサVオンの場合には第2センサVの検出信号
によつて前記チルト・スライド装置Gの逆方向駆
動を停止し、前記操作スイツチYのルーフオープ
ン操作による一連の動作を終了し、開閉ルーフJ
がトランクリツドHの前方に滑らかに連らなるリ
ヤデツキFで覆われた状態でトランクルームの前
部に格納されて、ルーフ開口部Dを開放するよう
に構成されている一方、前記セクシヨンでの判
断がルーフクローズの場合には、セクシヨンで
回動装置Tを逆方向に駆動して開閉ルーフJを全
開位置から閉動し、セクシヨンで第4センサX
のオン・オフを判断し、第4センサXオフの場合
にはセクシヨンの処理を続行し、第4センサX
オンの場合には第4センサXの検出信号によつて
前記回動装置Tの逆方向駆動を停止すると共にセ
クシヨンの処理とセクシヨンの判断とを続行
して、リヤデツキFを閉動して一連の動作を終了
し、開閉ルーフJが車体ルーフ前半部Iの後方に
滑らかに連らなつてルーフ開口部Dを閉塞すると
共に、リヤデツキFが該閉動した開閉ルーフJの
後方とトランクリツドHの前方とに滑らかに連ら
なつてトランクルーム開口部Bの前半部を閉塞す
るように構成されている。
一方、前記チルト・スライド装置Gはベースプ
レート1と、このベースプレート1の両側部上に
固定した左右一対の車体側スライドレール2と、
この左右一対の車体側スライドレール2夫々に摺
接、係合自在に組付けられた左右一対の駆動シユ
ー機構3と、該左右一対の車体側スライドレール
2夫々に摺接・係合自在に組付けられた左右一対
の従動シユー機構4と、これら左右一対の駆動シ
ユー機構3と左右一対の従動シユー機構4とを
夫々連結する左右一対の係脱機構5と、前記左右
一対の従動シユー機構4夫々に連動して上下動す
る左右一対の後チルトチヤンネル6と、この左右
一対の後チルトチヤンネル6夫々に取付く左右一
対の後チルトレバー7と、前記左右一対の従動シ
ユー機構4及び後チルトチヤンネル6夫々とにわ
たつて設けられた左右一対の後部規制機構8と、
リヤデツキFの両側部に取付く左右一対の前チル
トブラケツト9と、該リヤデツキF両側部の前チ
ルトブラケツト9よりも後部に取付く左右一対の
リヤデツキ側スライドチヤンネル10と、前記ベ
ースプレート1の略中央部上に固定したモータ1
1と、このモータ11の動力を前記左右一対の駆
動シユー機構3夫々に伝達する左右一対の動力伝
達機構12とを備えている。
前記ベースプレート1は平面視略コ字形の平板
状に形成され、その周縁部に補強用リム1aを曲
折形成し、かつその両側部がトランクルームの両
側部を隔成する車体サイド部Lの内側に配設され
た図外の車体サイドインナパネルに接合され、前
記開閉動時の開閉ルーフJと干渉することなく、
該開閉ルーフJのトランクルーム前部への格納及
びトランクリツドHを開いて行なうトランクルー
ムの荷物取入れに障害とならないように、トラン
クルーム開口部Bに横架、配設されている。
前記車体側スライドレール2は駆動シユー機構
ガイド部2aと、従動シユー機構ガイド部2b
と、係脱機構ガイド部2cとを備える。この駆動
シユー機構ガイド部2aは車体側スライドレール
2の車体前後方向に延長する中溝2dと、この中
溝2dの両側壁を構成する内外フランジ2e,2
fのうちの内側フランジ2eの中溝2dに露出す
る内側面の下部に形成した断面略コ字形の下第1
ガイド溝2gと、前記内外フランジ2e,2fの
うちの外側フランジ2fの中溝2dに露出する内
側面の下部に形成した断面略C字形の下第2ガイ
ド溝2hと、該外側フランジ2f内側面の上部に
形成した断面略〓字形の上ガイド溝2iとで構成
されている。前記従動シユー機構ガイド部2bは
車体側スライドレール2の内側フランジ2eの上
後半部に配設され、該内側フランジ2eの内側面
と外側面夫々に背中合せに形成された断面略〓字
形の一組のガイド溝2j,2kで構成されてい
る。前記係脱機構ガイド部2cは車体側スライド
レール2の内側フランジ2eの内側面に断面略〓
字形で前記駆動シユー機構ガイド部2aと平行に
形成された前ガイド溝2lと、この前ガイド2l
の後端から上方に円弧状に連らなる断面略〓字形
のガイド溝2mとで構成されている。この円弧状
のガイド溝2mは車体側スライドレール2の内側
フランジ2eの前後方向中間部に切欠形成した凹
欠部2nに取付けられた別部材2oで形成され、
係脱機構5の接離を行なうための引込溝として構
成されている。
前記駆動シユー機構3は、横幅を車体側スライ
ドレール2の中溝2dの横幅よりもわずかに小寸
法に設定されたベースパネル3aと、このベース
パネル3aの内側部に断面十字形に突設した前後
一組のスライドシユー部3bと、ベースパネル3
aの外側部に円筒状に突設した前後一組のスライ
ドシユー部3cと、ベースパネル3aの外側寄り
の上面で前端から後端にわたつて突設した支持壁
3dと、この支持壁3dの後端にピン3eを介し
て上下方向へ揺動自在に連結した作動アーム3f
と、一端を作動アーム3fの中間部にピン3gに
よつて上下方向へ揺動自在に連結しかつ他端を支
持壁3dの前半部に前後方向へ細長く形成された
長溝3hにスライドピン3iを介して摺接、係合
したスライドアーム3jと、前記ピン3eとスラ
イドピン3iとの外側部に取付けた前後一組のキ
ヤリツジローラ3kとを備え、前記内側スライド
シユー3bを駆動シユー機構ガイド部2aの下第
1ガイド溝2gに、外側スライドシユー3cを同
ガイド部2aの下第2ガイド溝2hに、キヤリツ
ジローラ3kを同ガイド部2aの上ガイド溝2i
に摺接、係合させ、動力伝達機構12を経由する
モータ11の開閉動力によつて駆動シユー機構ガ
イド部2aに沿つて前後動すると共に、該モータ
11の開閉動力を少なくとも作動アーム3fの先
端に取付く前チルトブラケツト9を介してリヤデ
ツキFに伝達するようになつている。
前記従動シユー機構4は車体側スライドレール
2の内側フランジ2eを覆うコ字形のベース部4
aと、このベース部4aの相対峙する内側フラン
ジ4bと外側フランジ4cとの対向面夫々に取付
けられて従動シユー機構ガイド部2bのガイド溝
2j,2kに摺接、係合される前後二組のキヤリ
ツジローラ4dと、ベース部4aの前上面に突設
されかつスライドピン4gの空走範囲を規制する
前後方向の長溝4eを有する作動部4fとを備
え、この作動部4fに後チルトレバー7の自由端
を長溝4eに嵌装したスライドピン4gを介して
連結させ、駆動シユー機構3から係脱機構5を経
由して伝達される開閉動力を後チルトレバー7に
伝達して、リヤデツキFの後部へチルト動力を伝
達するようになつている。
前記係脱機構5は前記車体側スライドレール2
に設けた係脱機構ガイド部2cと、駆動シユー機
構3におけるベースパネル3aの後内側部上に突
設したウエツジクロー5aと、このウエツジクロ
ー5aの前後に遊嵌配置される前後一組の連結ロ
ーラ5b,5cと、これら連結ローラ5b,5c
を取付けた前リンクプレート5dと、この前リン
クプレート5dの反対側に突出した連結ローラ支
軸5e,5fに取付けられて前記係脱機構ガイド
部2cに摺接、係合する前後一組のキヤリツジロ
ーラ5g,5hと、このキヤリツジローラ5g,
5hのうちの後キヤリツジローラ5hを取付けた
連結ローラ支軸5fに上下方向へ揺動自在に連結
した中間リンクプレート5iと、この中間リンク
プレート5iの後端にピン5jを介して連結され
かつ従動シユー機構4におけるベース部4aの外
側フランジ4cの前方に延設した後リンクプレー
ト5kとで構成されている。
前記後チルトチヤンネル6は前端をベースプレ
ート1における車体側スライドレール2の前部配
設部の内側近傍部分にピンブラケツト6aを介し
て取付けられ、このピンブラケツト6aのピン6
bを回動中心として上下方向へ揺動(チルト作
動)したときに、その自由端(後端)がトランク
リツドHの前縁と干渉しない前後長に設定され、
断面〓字形で前後方向に緩やかな円弧状を呈する
ガイド溝6cと、このガイド6cの前端から下方
へ連なる前チルトガイド溝6dと、その下側部に
配設されて前チルトブラケツト9の横ぶれ防止用
のスライドパネル6eとを備えている。
前記後チルトレバー7は後チルトチヤンネル6
の後部側背面に固定したブラケツト7aを介して
上下方向へ揺動自在に軸着されている。
前記後規制機構8は従動シユー機構4のベース
部4aの後部上に固定した後チルトガイド部材8
aと、前記ブラケツト7aの後チルトチヤンネル
6より下方に突出した延設部に固定した掛止めピ
ン8bと、車体側スライドレール2の従動シユー
機構ガイド部2b配設部の前部上に固定したスト
ツパ部材8cとで構成されている。後チルトガイ
ド部材8aにはリヤデツキFの開動初期に掛止め
ピン8bを摺動させて、後チルトチヤンネル6に
チルト初期補助力を与える第1傾斜面8dと、リ
ヤデツキFの閉動終了時に掛止めピン8bを摺接
させて、後チルトチヤンネル6を下方に引込む第
2傾斜面8eとを有する前傾状の受容溝8fを切
欠形成してある。前記ストツパ部材8cにはリヤ
デツキFの閉動終了時に後チルトレバー7の自由
端と従動シユー機構4の作動部4fとを連結して
いるスライドピン4gを受止めて後チルトレバー
7の回動を規制する前端末8gを有する前後方向
へ細長いガイド溝8hを形成してある。このガイ
ド溝8hの後端末8iはリヤデツキF開動に際し
ては、前記スライドピン4gと衝接しないように
成つている。
前記前チルトブラケツト9はリヤデツキFに取
付くベース部9aと、このベース部9aの外側部
から下方へ連設された前チルトガイドパネル9b
と、この前チルトガイドパネル9bの前下部内側
面側に取付けられて後チルトチヤンネル6のガイ
ド溝6c及び前チルトガイド溝6dにわたつて摺
接、係合する前キヤリツジローラ9cと、前チル
トガイドパネル9bの前上部から後下部にわたつ
て後傾状に細長く形成した前チルトガイド孔9d
と、この前記チルトガイド孔9dを貫通して駆動
シユー機構3における作動アーム3f先端に固定
したスライドピン3lに装着されかつ後チルトチ
ヤンネル6のガイド溝6cに摺接、係合する後キ
ヤリツジローラ9eとで構成されている。このチ
ルトブラケツト9は車体側スライドレール2と後
チルトチヤンネル6との間に配設されてリヤデツ
キFに取付けられている。
前記リヤデツキ側スライドチヤンネル10は断
面〓字形で前後方向に緩やかな円弧状を呈するガ
イド溝10aを備え、このガイド溝10aを後チ
ルトチヤンネル6に取付けられた後チルトレバー
7の支軸7bに装着された前チルト時の回動中心
を構成するローラ13及びこのローラ13より後
方の後チルトチヤンネル6の後端、具体的にはリ
ヤデツキFの前部がローラ13を回動中心として
チルト作動するときに、スライドチヤンネル10
後端との摺接、係合が解除されて該スライドチヤ
ンネル10後端と干渉しない位置に取付けたロー
ラ14夫々に摺接、係合自在に嵌装することによ
つて後チルトチヤンネル6に連結されている一
方、ガイド溝10aの背面にリヤデツキFに取付
くリヤデツキブラケツト10bを備えている。
前記モータ11は第1〜4センサU〜Xを含む
図外の制御手段やモータ駆動回路及び前記操作ス
イツチYを介して図外のバツテリに接続されてい
る。
前記動力伝達機構12はモータ11の出力軸に
連結した減速ギヤボツクス11aの出力ギヤの回
動によつて直進状に進退動するワイヤ部材12a
を備え、このワイヤ部材12aの先端をワイヤガ
イドチユーブ12bから車体側スライドレール2
の下第2ガイド溝2hを経由して駆動シユー機構
3の前後一組の外側スライドシユー3c内に貫通
させ、このワイヤ部材12aの前外側スライドシ
ユー3cより前方へ突出した先端部及び後外側ス
ライドシユー3cより後方へ突出した中間部夫々
にキヤツプ12c,12dを固定し、これらキヤ
ツプ12c,12dによつてワイヤ部材12aの
先端が駆動シユー機構3に一体に連結され、モー
タ11の開閉動力を駆動シユー機構3に伝達する
ようになつている。
一方、前記回動装置Tは車体サイド部Lに取付
くベースプレート20と、このベースプレート2
0に取付けられて開閉ルーフJの開閉動を案内し
かつ開閉ルーフJの横ぶれを防止するガイドチヤ
ンネル21と、ベースプレート20に取付けたモ
ータ22と、このモータ22の出力側に組付けら
れた減速ギヤ部に連結されてモータ22の開閉動
力を開閉ルーフJに伝達する動力伝達機構23
と、この動力伝達機構23の開閉ストローク量を
増幅する増幅機構24と、開閉時における開閉ル
ーフJの重量とバランスさせるバランサ25とを
備えている。
以上の実施例構造によれば、操作スイツチYを
ルーフオープン側にオン操作又はルーフクローズ
側にオン操作すると、先ずリヤデツキFが開動し
てその全開位置で停止した後、開閉ルーフJが前
記操作スイツチYのルーフオープン或いはルーフ
クローズの何れか一方のオン操作に伴なつて、全
閉位置から全開位置へと開動或いは全開位置から
全閉位置へと閉動し、次いでリヤデツキFが閉動
するのであるが、リヤデツキFのチルト・スライ
ド装置Gにあつては、モータ11の正転によつて
駆動シユー機構3がワイヤ部材12aの後退動に
連れて駆動シユー機構ガイド部2aに沿つて第6
図Aの矢印Z1方向へ移動(後動)し、これに連れ
て後動する駆動シユー機構3の作動アーム3f先
端の後キヤリツジローラ9eが後チルトチヤンネ
ル6のガイド溝6cに沿つて後方へ摺動しかつ該
作動アーム3fのスライドピン3lが前チルトブ
ラケツト9の後傾状の前チルトガイド孔9dを摺
動しかつ前キヤリツジローラ9cが前チルトガイ
ド溝6dの後壁面6fに沿つてガイド溝6cへと
転動して、前ガイドブラケツト9が前チルトガイ
ド孔9dの前端と後端との距離hに加えて後キヤ
リツジローラ9eが後チルトチヤンネル6を後方
へ摺動するときに後チルトチヤンネル6の曲率に
相当する高さだけ上昇し、リヤデツキFの前部が
後チルトチヤンネル6のローラ13を回動中心と
して上方へチルト作動すると共に、前記駆動シユ
ー機構3の後動に連れて係脱機構5のウエツジク
ロー5aが後動して連結ローラ5cを後方へ押動
し、従動シユー機構4が従動シユー機構ガイド部
2bに沿つて後動して後チルトレバー7の自由端
のスライドピン4gが長溝4eの後端から前端ま
で空走する間に、掛止めピン8bが後チルトガイ
ド部材8aの第1傾斜面8dを上昇し、後チルト
チヤンネル6がチルト初期補助力を受ける。更
に、後動する従動シユー機構4に従い、スライド
ピン4gが長溝4eの前端に衝接し、後チルトレ
バー7が後チルトチヤンネル6に取付く支軸7b
を回動中心として後方へ揺動し、後チルトチヤン
ネル6がピンブラケツト6aのピン6bを回動中
心として上昇し、リヤデツキFの後部が上方へチ
ルト作動し、前記リヤデツキFの前部のチルト作
動と後部のチルト作動との略同時進行によつて、
リヤデツキFが開閉ルーフJやトランクリツドH
及び車体サイド部Lに干渉することなく、第6図
Aから同Bに示すように前傾状に開動する。引続
く、駆動シユー機構3の後動によつて係脱機構5
の後キヤリツジローラ5hが係脱機構ガイド部2
cの前ガイド溝2lから引込溝2mに取込まれて、
連結ローラ5cとウエツジローラ5aとの連係が
解除(係脱機構5が離脱)し、従動シユー機構4
が置去りにされて駆動シユー機構3のみが後動し
て、前チルトブラケツト9が後チルトチヤンネル
6に沿つて後方へ移動すると共にスライドチヤン
ネル10がリヤデツキFを介して前チルトブラケ
ツト9の後動に連れてローラ14がガイド溝10
a内に嵌合され、このためローラ13,14に摺
接、係合しながら後方へ移動し、リヤデツキFが
第6図Cに示すように前傾状のまま後方へスライ
ド作動する一方、従動シユー機構4にはリヤデツ
キFからの荷重がかかり、この荷重が後リンクプ
レート5kから中間リンクプレート5iを経由し
て後キヤリツジローラ5hにかかり、この後キヤ
リツジローラ5hが引込溝2mの上端末に受止め
られて、従動シユー機構4の停止が保持されると
共に、この従動シユー機構4の長溝4eの前端末
に後チルトレバー7の自由端のスライドピン4g
が受止められて、後チルトレバー7の回動が阻止
される。引続き後動する駆動シユー機構3によつ
てリヤデツキFが後チルトチヤンネル6とスライ
ドチヤンネル10とのガイド溝6c,10aの円
弧状に沿つて後動し、第2図に示す仮想線の全開
位置へと移動してトランクリツドHの上方に略重
なり合う状態で開扉される。
また、前記リヤデツキFの開扉状態において、
チルト・スライド装置Gのモータ11を逆転する
と、先ず駆動シユー機構3が第6図Aに示す矢印
Z2方向へ前動して、リヤデツキFがその全開位置
から全閉位置へと移動し、その途中で前動するウ
エツジクロー5aが前連結ローラ5bに衝接し
て、後キヤリツジローラ5hを引込溝2mから前
ガイド溝2lへと引出し、このウエツジクロー5
aと連結ローラ5eとの接続によつて従動シユー
機構4や駆動シユー機構3に共連れされ、この従
動シユー機構4の矢印Z2方向への前動に従い、リ
ヤデツキFの自重によりスライドピン4gが長溝
4eの前端に衝接したまま、後チルトレバー7が
支軸7bを回動中心として前上方へ回動し、後チ
ルトチヤンネル6がピンブラケツト6aのピン6
bを回動中心として下方へ揺動した後、スライド
ピン4gがストツパガイド溝8hの前端8gに衝
接して長溝4eを前端から後端まで空走する間
に、従動シユー機構4と一緒に前動する後部規制
機構8の後傾斜面8eに掛止めピン8bが衝接
し、該掛止めピン8bが受容溝8f内に引込まれ
る一方、前チルトブラケツト9の前キヤリツジロ
ーラ9cが後チルトチヤンネル6のガイド溝6c
から前チルトガイド溝6dの前壁面6gに沿つて
下動すると共に、駆動シユー機構3の作動アーム
3f先端のスライドピン3lが前チルトブラケツ
ト9の前チルトガイド孔9dを後端から前端へ摺
動して、リヤデツキFがトランクルーム開口部B
の周縁に装着された図外のウエザーストリツプに
よるシール反力に抗して閉扉される。
なお、前記実施例にあつては、駆動シユー機構
3の駆動によつてリヤデツキFの前部もチルト作
動するものを図示して説明したけれども、前チル
トブラケツト9の前チルトガイド孔9d及び後チ
ルトチヤンネル6の前チルトガイド溝6dを取除
いて、前記リヤデツキF前部のチルト作動を省略
し、リヤデツキFの後部のみをチルト作動するよ
うにした構造に適用しても同様の効果がある。
発明の効果 以上のように本発明によれば、車体側スライド
レールに摺接、係合自在に組付けた駆動シユー機
構と従動シユー機構とを係脱機構を介して連係
し、開閉体の開閉動作時に係脱機構の接離によつ
てチルト作動とスライド作動との境目で従動シユ
ー機構を置去り又は共連れさせることができるば
かりでなく、係脱機構を駆動シユー機構の駆動に
よつて係脱機構ガイド部で屈伸誘導することによ
り、従動シユー機構が駆動シユー機構に接脱させ
られるので、車体の軽量化に支障を招くことな
く、より小さな駆動力で開閉体のチルト作動とス
ライド作動とを行なうことができる実用上大なる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す平面図、第2
図は同実施例の側面図、第3図は同実施例のリヤ
デツキを開いた状態を示す後斜視図、第4図は同
実施例の要部を示す分解斜視図、第5図は第6図
Aに示す−線に沿う断面図、第6図A〜Cは
本発明の作用説明図、第7図は同実施例の回動装
置を示す側面図、第8図は同実施例のフローチヤ
ートである。 B……トランクルーム開口部、B……ルーフ開
口部、E……車体開口部、F……リヤデツキ(開
閉体)、G……チルト・スライド装置、2……車
体側スライドレール、3……駆動シユー機構、3
f……作動アーム、4……従動シユー機構、5…
…係脱機構、6……後チルトチヤンネル、7……
後チルトレバー。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 車体開口部に開閉体をチルト作動とスライド
    作動とで開閉させる自動車用チルト・スライド装
    置において、 前記車体開口部には、車体側スライドレールを
    固定するとともにこの車体側スライドレールに沿
    つて配置される後チルトチヤンネルの前部を回動
    自在に取り付け、 この車体側スライドレールには、駆動シユー機
    構と従動シユー機構とを前後方向へ摺接、係合自
    在に組み付けるとともに係脱機構ガイド部を設
    け、 この駆動シユー機構と従動シユー機構とを屈曲
    可能な係脱機構で連結し、この係脱機構を前記開
    閉体のチルト作動とスライド作動との境目で駆動
    シユー機構の駆動によつて前記係脱機構ガイド部
    で屈伸誘導して、駆動シユー機構と従動シユー機
    構とを接離作動させるように構成し、 この従動シユー機構と前記後チルトチヤンネル
    とに跨つて後チルトレバーを連結し、 この後チルトチヤンネルには、前記開閉体の前
    部と後部とを前後方向へ摺接、係合自在に組み付
    け、 この開閉体の前部と前記駆動シユー機構とに跨
    つて作動アームを連結した、 ことを特徴とする自動車用開閉体のチルト・スラ
    イド装置。
JP24217285A 1985-10-29 1985-10-29 自動車用開閉体のチルト・スライド装置 Granted JPS62101519A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60163723A (ja) * 1984-02-07 1985-08-26 Nissan Motor Co Ltd 車両用開閉式屋根構造
JPS60242173A (ja) * 1984-05-16 1985-12-02 Nippon Steel Corp ストリツプの接続通板方法

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