JPH04258482A - 蓋体の開閉構造 - Google Patents

蓋体の開閉構造

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JPH04258482A
JPH04258482A JP2092691A JP2092691A JPH04258482A JP H04258482 A JPH04258482 A JP H04258482A JP 2092691 A JP2092691 A JP 2092691A JP 2092691 A JP2092691 A JP 2092691A JP H04258482 A JPH04258482 A JP H04258482A
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洋 有坂
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Mazda Motor Corp
DaikyoNishikawa Corp
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Mazda Motor Corp
Nishikawa Kasei Co Ltd
Kato Hatsujo Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蓋体の開閉構造の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車の内装品としてのインス
トルメントパネルにはグローブボックスが装着されてお
り、そのボックス本体の開口を開閉する蓋体の構造とし
て、蓋体を上方から下方に移動させることにより開口を
開くようにしたタイプのものが知られている。そして、
このようなタイプの蓋体構造として、例えば実開昭62
―30953号公報に開示されているように、蓋体を手
前に引張ってその下端に設けられた支軸回りに回動させ
て開いた後、下方の収容空間に押込むようにしたものが
提案されている。
【0003】また、例えば実開昭62―192953号
公報に開示されているように、蓋体を複数のパネルを連
結して構成し、開口を開く時、該各パネルを各々の連結
部を回動中心としての回動させながら下方の収容空間に
収容するようにしたものも提案されている。
【0004】さらには、例えば実開昭62―65334
号公報に開示されているように、蓋体を上下2本のリン
クで支持し、該両リングの回動動作によりボックス本体
下方に移動させるようにしたものも提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の公報
例のうち1番目のものでは、蓋体を下方に押し下げる前
に一旦手前に引張って大きく開くことから、開いた際に
上記蓋体が乗員の膝やシートの先端に干渉するおそれが
あり、このことを防止するために蓋体の後方(車室内側
)にスペースを広く確保する必要があった。
【0006】また、2番目のものでは、蓋体を構成する
各パネルが連結部で連結されていることと、蓋体の開操
作時に蓋体の裏側が開口の縁や収納物に干渉しないよう
蓋体の裏側は、蓋体の移動軌跡に沿った形状でなくては
ならないことから、蓋体のデザインの自由度が小さくな
るという問題があった。
【0007】さらに、3番目のものでは、開状態でリン
クが見えるので、見栄えが悪くなるという問題があった
【0008】本発明はかかる諸点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、上述の如き自動車の
グローブボックス等の開口を開閉する蓋体を2つの回動
軸で支持し、かつ蓋体の開閉時における上記両回動軸の
移動軌跡を適正に設定することにより、開操作時に上記
蓋体の後方への移動量(突出量)を蓋体の裏側が開口の
縁や収納物と干渉することなく、かつできるだけ少なく
して蓋体裏側のデザインの自由度を保ち、かつ蓋体後方
の無駄なスペースを最小に止めんとすることにある。ま
た、パネル連結部をなくしてデザインの自由度を大きく
し、さらには、乗員から視覚できる位置よりリンクをな
くして見栄えを良くせんとすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の解決手段は、固定側の開口に対し上下動可
能に設けられ、該開口を上方移動により閉じる一方、下
方移動により開く蓋体の開閉構造において、上記蓋体の
下端部に、2つの第1および第2回動軸が設ける。さら
に、該第1および第2回動軸を、上記蓋体が閉状態から
開状態に移動する過程で両者の移動軌跡の間隔が上下方
向で次第に所定量狭くなるよう上記固定側に設けられた
ガイド手段にそれぞれ移動可能に案内したことである。
【0010】
【作用】上記の構成により、本発明では、蓋体の下端部
に設けられた2つの第1および第2回動軸は、ガイド手
段にそれぞれ移動可能に案内され、閉状態から開状態に
移動する過程で両者の移動軌跡の間隔が上下方向で次第
に所定量狭くなることから、上記変化の度合によって開
操作時における蓋体の後方への移動量(突出量)を任意
に設定することができ、開操作時に上記蓋体の後方への
移動量(突出量)が蓋体の裏側が開口の縁や収納物と干
渉することなくできるだけ少なくなる最も適切な蓋体の
移動軌跡を得ることが可能になる。よって蓋体裏側のデ
ザインの自由度を保ち、かつ蓋体と乗員(シート)との
間のスペースを広く確保しなくても開いた蓋体が乗員の
膝やシートの先端に干渉することがなく、蓋体前方の無
駄なスペースが最小に止められることとなる。
【0011】さらに、上述の如き蓋体の開閉時における
動作が第1および第2回動軸の軌跡に基づいて設定され
ることから、蓋体を複数のパネルで構成せずに済み、よ
ってパネル連結部がなくなってデザインの自由度が大き
くなる。また、蓋体をリンクで支持せずに済むので、開
状態でリンクが見えず見栄えが良くなる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例に係る蓋体開閉構造を
図面に基づいて説明する。
【0013】図1において、1は自動車の内装品として
のインストルメントパネルであって、該インストルメン
トパネル1は、心材2、発泡体3および表皮4の3層構
造にプラスチック材にて成形されている。また、上記イ
ンストルメントパネル1の表面には上記心材2のみにて
構成された凹状の開口5が形成され、該開口5を構成す
る心材2部分には、上下2つの装着孔2a,2aが形成
され、該各装着孔2aにはオーディオ装置6が装着され
ている。そして、該オーディオ装置6,6の表面側には
、蓋体7がインストルメントパネル1を固定側として該
インストルメントパネル1の開口5に対し上下動可能に
設けられ、該開口5を上方移動により閉じる一方、下方
移動により開くようになされている。
【0014】上記蓋体7は、アウターパネル8と該アウ
ターパネル8の裏面に一体的に組み付けられたインナー
パネル9とでもって構成され、上記アウターパネル8は
上記インストルメントパネル1と同様に心材10、発泡
体11および表皮12の3層構造にプラスチック材にて
成形されている一方、上記インナーパネル9は上記心材
10と同材質のプラスチック材にて成形されている。
【0015】また、上記蓋体7のインナーパネル9下端
部には、図4および図6に示すように、一対の突出部1
3,13が裏面側に突出するように一体に形成され、該
各突出部13の孔部13aには、大径ローラ部14a、
小径ローラ部14bおよび軸部14cからなるローラ状
の第1回動軸14がその軸部14cを回動可能に挿入し
て止め輪15によって取り付けられている。また、上記
蓋体7のインナーパネル9下端部には、板状のブラケッ
ト16がその大半部分をアウターパネル8とインナーパ
ネル9との間に挿入させて該インナーパネル9にねじ1
7,17,17にて取り付けられ、上記ブラケット16
の下方に突出する突出部分の先端(下端)には、一対の
軸挿入部16a,16aがカシメにより形成され、該両
軸挿入部16a,16aには、図1および図7に示すよ
うに、ピン状の第2回動軸18が両者を連結するように
その両端を回動可能に挿入して取り付けられている。そ
して、上記蓋体7は、この第1回動軸14と第2回動軸
18とをヒンジとして上下動し、開口5を開閉するよう
になされている。なお、上記蓋体7のインナーパネル9
の上端には、インストルメントパネル1の上側オーディ
オ装置6の上方に設けられたプッシュラッチ19の係止
片19aに係脱可能に係合する閉状態保持用の第1係合
爪9aが一体に形成されている。また、上記インナーパ
ネル9の上下方向中程より下寄りには、開状態保持用の
一対の第2係合爪9b,9bが一体に形成されている。
【0016】さらに、上記インストルメントパネル1の
開口5を構成する心材2部分の下端には、ガイド手段と
してのガイド部材20が配置されている。該ガイド部材
20は、図2ないし図5および図8に示すように、平面
から見て略矩形に、かつ側面から見て僅かに上方に反り
上がるように形成され、その一端側(図2右端側)には
位置決め用の突起21,21と組付け用のねじ孔22,
22が形成され、一方、他端側(図2左端側)には組付
け用のねじ孔23aを有する張出し部23,23が両側
方に張り出すように形成されている。そして、上記ガイ
ド部材20は、突起21,21をインストルメントパネ
ル1の心材2に形成された位置決め孔に挿入して位置決
めし、この状態でねじ孔22,23aにねじを螺合させ
ることによりインストルメントパネル1に組み付けられ
るようになされている。
【0017】また、上記ガイド部材20の両側端寄り裏
面には、上記第1回動軸14の大径ローラ部14aが摺
動する溝状の第1ガイド部24,24が上方に反り上が
るように形成され、上記蓋体7を開閉する際、上記第1
回動軸14を第1ガイド部24により移動可能に案内す
るようになされている。さらに、上記ガイド部材20の
両側端面にも溝状の第2ガイド部25,25が上方に反
り上がるように形成され、該第2ガイド部25の反上が
り度合は、上記第1ガイド部24のそれよりも若干緩か
に形成されている。また、上記各第1ガイド部24と第
2ガイド部25との間には、上記第1回動軸14の小径
ローラ部14bが摺動する第3ガイド部が、上記ガイド
部材20の裏面中程には第2ガイド部25と同じ方向に
延びる歯部27a,27a,…を有するラック部27が
それぞれ形成されている。なお、上記ガイド部材20の
第1ガイド部24の前端には嵌合凹部24aが形成され
、蓋体7を閉操作した時、上記第1回動軸14の大径ロ
ーラ部14aを嵌合させて位置決めするようになされて
いる。
【0018】さらに、上記ガイド部材20の下方には、
図1および図7に示すように、両側端に立上がり壁28
,28を有するスライダー29が配置され、該スライダ
ー29の各立上がり壁28の内側には2つの凹所28a
,28aが形成され、該各凹所28aにはボールベアリ
ング30が転動可能に収容されている。そして、上記ス
ライダー29の各立上がり壁28は、上記ガイド部材2
0の各第2ガイド部25の外側に対向位置して該各第2
ガイド部25とで2つのボールベアリング30,30を
挟持し、これによりスライダー29をガイド部材20に
移動可能に案内するようになされている。また、上記ス
ライダー29の後端には、挿入孔31aを有する2つの
ボス部31,31が突出して形成され、該両ボス部31
,31の各挿入孔31aには上記蓋体7側の第2回動軸
18が回動可能に挿入され、蓋体7を開閉する際、第2
回動軸18をスライダー29を介して第2ガイド部25
により移動可能に案内するようになされている。さらに
、上記第2回動軸18にはトーションスプリング32が
縮装され、該トーションスプリング32のばね力により
上記第1回動軸14の大径ローラ部14aをガイド部材
20の第1ガイド部24に押し付けるようになされてい
る。したがって、上記第1および第2回動軸14,18
は、蓋体7が閉状態から開状態に移動する過程で両者の
移動軌跡の間隔が次第に狭くなるよう上記ガイド部材2
0の第1および第2ガイド部24,25にそれぞれ移動
可能に案内されるようになされている。
【0019】また、上記スライダー29の上面には、上
下2つの第1および第2ギヤ33,34を有するワンウ
ェイクラッチ35と、ギヤ36を有するシリコンダンパ
ー37とが配置され、上記ワンウェイクラッチ35の第
1ギヤ33は上記ガイド部材20側のラック部27の歯
部27a,27a,…に噛合されている一方、第2ギヤ
34はシリコンダンパー37のギヤ36に噛合されてい
る。そして、上記ワンウェイクラッチ35は、蓋体7を
開操作する時には第2ギヤ34が第1ギヤ33と共に回
転して該第1ギヤ33の回転力を第2ギヤ34を介して
シリコンダンパー37のギヤ36に伝える一方、蓋体7
を閉操作する時には第2ギヤ34が空転して第1ギヤ3
3の回転力をシリコンダンパー37のギヤ36に伝えな
いようになされている。さらに、上記スライダー29の
後端には、図1および図8に示すように、コンスタント
スプリング38の一端がねじ39により取り付けられ、
該コンスタントスプリング38の他端は、上記ガイド部
材20後端の支持部40,40に回動可能に支持された
ローラ41に巻き付けられている。したがって、蓋体7
を開操作する時は、コンスタントスプリング38のばね
力がシリコンダンパー37によって拘束されて蓋体7が
ゆっくりと開く一方、蓋体7を閉操作する時は、シリコ
ンダンパー37が働かず蓋体7の押上力の抵抗とならず
にスムーズに閉じることができる。
【0020】なお、図1中、42はガイド部材20の下
面に形成された位置決め爪であり、蓋体7を開操作した
時、該蓋体7の第2係合爪9bを上記位置決め爪42に
係合させてその開角度を設定するようになされている。 また、43はガイド部材20の第3ガイド部26に形成
された凹所であり、図12に示すように、ガイド部材2
0をインストルメントパネル1に組み付ける時、蓋体7
の第2係合爪9bを位置決め爪42から外して第1回動
軸14の小径ローラ部14bを上記凹所43に嵌め込む
ことにより、蓋体7が大きく開いて工具44による組付
け作業を容易に行うようになされている。さらに、45
はインストルメントパネル1側に設けられたクッション
ラバーであり、蓋体7の閉状態で該蓋体7のインナーパ
ネル9を上記クッションラバー45に押し付けて第1係
合爪9aとの共働により蓋体7がガタ付くのを防止する
ようになされている。
【0021】次に、上記蓋体7の開閉動作を説明する。
【0022】まず、図1の閉状態から蓋体7の上端を押
す。これにより図9に示すように、第1係合爪9aがプ
ッシュラッチ19の係止片19aを押し、プッシュラッ
チ19のロックを外すとともに、クッションラバー45
が押圧される。また、第1回動軸14の大径ローラ部1
4aがガイド部材20の第1ガイド部24の嵌合凹部2
4aから外れる方向に僅かだけ移動する。
【0023】次いで、上記蓋体7から手を離して押圧力
を解除する。これにより図10に示すように、プッシュ
ラッチ19の係止片19aが後方に突出し上記第1係合
爪9aがプッシュラッチ19の係止片19aから完全に
外れ、蓋体7がコンスタントスプリング38のばね力に
よって下方に引張られて、上記第1回動軸14の大径ロ
ーラ部14aが後退移動してガイド部材20の第1ガイ
ド部24の嵌合凹部24aから完全に外れ、開口5に装
着されているオーディオ装置6に干渉しない程度蓋体7
が後方に僅かに出ながら下方に移動する。また、上記ク
ッションラバー45は押圧力が解除されて元の状態に突
出する。
【0024】その後、上記蓋体7がコンスタントスプリ
ング38のばね力によってさらに下方に引張られ、図1
1に示すように、第2係合爪9bが位置決め爪42に係
合して蓋体7の下方移動が停止する。この間、上記第1
回動軸14は上方に反上がった第1ガイド部24を、第
2回動軸18は該第1ガイド部24よりも反上がり度合
が後側で小さくかつ前方に行くに従ってほぼ同程度の反
上がり度合になる第2ガイド部25をそれぞれ摺動する
。したがって、蓋体7が閉状態から開状態に移動する過
程で第1回動軸14と第2回動軸18との移動軌跡の間
隔が次第に狭くなり、この両者の移動軌跡の変化によっ
て上記蓋体7が開口5に装着されているオーディオ装置
6に干渉しない程度僅かに後方へ突出して下方に移動し
、インストルメントパネル1の下方に潜り込むようにな
る。なお、この蓋体7の下方移動に際し、ラック部27
の歯部27aに噛合するワンウェイクラッチ35の第1
ギヤ33が回転し、この回転力が第2ギヤ34を介して
シリコンダンパー37のギヤ36に伝えられ、これによ
り上記コンスタントスプリング38のばね力がシリコン
ダンパー37によって拘束されて、上記蓋体7の開動作
がゆっくりと行われる。
【0025】一方、蓋体7を閉じる時は、該蓋体7をコ
ンスタントスプリング38のばね力に抗しながら手で上
方に押し上げればよい。これにより第1および第2回動
軸14,18が上記とは逆の動作により第1および第2
ガイド部24,25を前進しながら摺動し、図1の閉状
態になる。なお、この際、上記ワンウェイクラッチ35
の第2ギヤ34は空転するので、第1ギヤ33の回転力
はシリコンダンパー37のギヤ36に伝えられず該シリ
コンダンパー37は働かないので、上記コンスタントス
プリング38に対する抵抗が解除され、蓋体7の閉操作
がスムーズに行われる。
【0026】このように、本実施例では、蓋体7が閉状
態から開状態に移動する過程で第1回動軸14と第2回
動軸18との移動軌跡の間隔を上下方向で次第に所定量
狭くすることから、上記変化の度合によって開操作時に
おける蓋体7の後方への移動量(突出量)を任意に設定
することができ、開操作時に上記蓋体7の後方への移動
量(突出量)が蓋体7の裏側が開口の縁や収納物と干渉
することなくできるだけ少なくなる最も適切な蓋体7の
移動軌跡を得ることが可能になる。これにより蓋体7裏
側のデザインの自由度を保ち、かつ蓋体7と乗員(シー
ト)との間のスペースを広く確保しなくても開いた蓋体
7が乗員の膝やシートの先端に干渉することを避け得、
蓋体7前方の無駄なスペースを最小に止めることができ
る。
【0027】さらに、上記実施例では、上述の如き蓋体
7の開閉時における動作を第1および第2回動軸14,
18の軌跡に基づいて設定することから、蓋体7を複数
のパネルで構成する必要がなく、これによりパネル連結
部がなくなってデザインの自由度を大きくすることがで
きる。また、蓋体7をリンクで支持する必要がなく、し
たがって、開状態でリンクが見えず見栄えを良くするこ
とができる。
【0028】また、上記実施例では、蓋体7の開操作時
、ワンウェイクラッチ35の第1ギヤ33を回転させ、
この回転力を第2ギヤ34を介してシリコンダンパー3
7のギヤ36に伝えるようにしたので、上記コンスタン
トスプリング38のばね力をシリコンダンパー37によ
って拘束して、上記蓋体7の開動作をゆっくりと行うこ
とができる。一方、蓋体7の閉操作時、上記ワンウェイ
クラッチ35の第2ギヤ34を空転させて、第1ギヤ3
3の回転力をシリコンダンパー37のギヤ36に伝えな
いようにしたので、上記コンスタントスプリング38に
対する抵抗を解除できて蓋体7の閉操作をスムーズに行
うことができる。
【0029】なお、上記実施例では、自動車の内装品と
してのインストルメントパネル1に装着されたオーディ
オ装置6を覆う蓋体7に適用した場合を示したが、これ
に限らず、例えばグローブボックスの蓋体等であっても
よく、さらには自動車用内装品以外のものにも適用する
ことができるものである。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
固定側の開口に対し上下動可能に設けられた蓋体の下端
部に、2つの第1および第2回動軸を設け、該第1およ
び第2回動軸を、上記蓋体が閉状態から開状態に移動す
る過程で両者の移動軌跡の間隔が上下方向で次第に所定
量狭くなるよう上記固定側に設けられたガイド手段にそ
れぞれ移動可能に案内させたので、上記変化の度合によ
って開操作時における蓋体の後方への移動量(突出量)
を任意に設定することができ、開操作時に上記蓋体の後
方への移動量(突出量)が蓋体の裏側が開口の縁や収納
物と干渉することなくできるだけ少なくなる最も適切な
蓋体の移動軌跡を得ることが可能になる。これにより蓋
体裏側のデザインの自由度を保ち、かつ蓋体と乗員(シ
ート)との間のスペースを広く確保しなくても開いた蓋
体が乗員の膝やシートの先端に干渉することを避け得、
蓋体前方の無駄なスペースを最小に止めることができる
。さらに、上述の如き蓋体の開閉時における動作を第1
および第2回動軸の軌跡に基づいて設定するので、蓋体
を複数のパネルで構成せずに済み、パネル連結部をなく
してデザインの自由度を大きくすることができる。また
、蓋体をリンクで支持せずに済むので、開状態でリンク
が見えず見栄えを良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インストルメントパネルに設けられた蓋体の縦
断側面図である。
【図2】ガイド部材の平面図である。
【図3】ガイド部材の側面図である。
【図4】図3のIV−IV線における断面図である。
【図5】ガイド部材の正面図である。
【図6】蓋体の分解斜視図である。
【図7】スライダーの分解斜視図である。
【図8】ガイド部材の分解斜視図である。
【図9】蓋体の開操作初期状態を示す図1相当図である
【図10】蓋体の開操作の中間状態を示す図1相当図で
ある。
【図11】蓋体の開操作の終了状態を示す図1相当図で
ある。
【図12】ガイド部材をインストルメントパネルに組み
付ける際における蓋体の開状態を示す図1相当図である
【符号の説明】
1…インストルメントパネル(固定側)5…開口 7…蓋体 14…第1回動軸 18…第2回動軸 20…ガイド部材(ガイド手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  固定側の開口に対し上下動可能に設け
    られ、該開口を上方移動により閉じる一方、下方移動に
    より開く蓋体の開閉構造であって、上記蓋体の下端部に
    は、2つの第1および第2回動軸が設けられ、該第1お
    よび第2回動軸は、上記蓋体が閉状態から開状態に移動
    する過程で両者の移動軌跡の間隔が上下方向で次第に所
    定量狭くなるよう上記固定側に設けられたガイド手段に
    それぞれ移動可能に案内されるようになされていること
    を特徴とする蓋体の開閉構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2865886B2 (ja) 1999-03-08

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