JPH04253491A - 補償コイル - Google Patents

補償コイル

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JPH04253491A
JPH04253491A JP3180310A JP18031091A JPH04253491A JP H04253491 A JPH04253491 A JP H04253491A JP 3180310 A JP3180310 A JP 3180310A JP 18031091 A JP18031091 A JP 18031091A JP H04253491 A JPH04253491 A JP H04253491A
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coil
axis
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ジユセツペ ジヤナントーニオ
Cesare Depaolis
チエサーレ デパオリス
Goffredo Antonelli
ゴフレード アントネツリ
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    • H01J29/003Arrangements for eliminating unwanted electromagnetic effects, e.g. demagnetisation arrangements, shielding coils
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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    • H04N9/16Picture reproducers using cathode ray tubes
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    • HELECTRICITY
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    • H01J2229/00Details of cathode ray tubes or electron beam tubes
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はテレビジョン表示装置
のような走査電子ビーム装置に入射する周囲の磁界(外
部磁界)の打消しに関し、特に、大型のテレビジョン受
像機に対する地磁気の影響を打ち消すための補助補償コ
イルに関するものである。この補償コイルは特別の構成
を有し、テレビジョン装置の特定の地理的位置と向きに
おいて必要とされる補正磁界レベルの設定のための調整
手段を備えている。
【0002】
【発明の背景】カラーテレビジョンCRT表示器におい
ては、管のフェースに設けられた表示スクリーンに蛍光
体領域の群からなるマトリクスが設けられている。この
マトリクスにおいては、3つの蛍光体ストライプあるい
は同等のものが表示の各ユニットを規定している。各群
中のストライプの各々は電子ビームによって励起される
と、3原色の中の1つの色の光を発光する。管の一端に
電子銃構造が配置されており、3本の電子ビームがシャ
ドウマスクを通してスクリーンの蛍光体に指向される。 シャドウマスクは、3本の電子ビームが表示ユニットを
規定しているある特定の蛍光体群に指向された時に、各
ビームからの電子がそのビームに関係する色に対する蛍
光体を含んでいる蛍光体群部分のみに入射するように、
蛍光体領域と電子銃構造とに位置合わせされた開孔から
なるマトリクスを備えている。このシャドウマスクは(
他の色に対応する)近傍の蛍光体領域をその特定のビー
ムによって放出される電子から遮断する。そして、これ
らの近傍領域はそれに対応するビームからの電子のみが
入射するようにシャドウマスク中のそれぞれの開孔に対
して位置合わせされている。
【0003】スクリーンの蛍光体を励起する電子は電子
銃構造からスクリーンに向けて静電的に加速される。3
本の電子銃の全てからのビームは群を形成して配列され
ている蛍光体を通過すると、ラスターを描くように走査
される。この走査は管の電子銃構造に隣接する部分上に
配置された偏向コイルによって生成される水平及び垂直
走査周波数で変化する磁界によって行われる。電子銃構
造はファンネル(漏斗)状の管の細いネックを有する一
端に配置されており、偏向コイルは管のネックに沿って
配置されている。偏向コイルはZ軸を規定する電子ビー
ムの中心線に対して、水平(X軸)偏向については垂直
方向に、垂直(Y軸)偏向については水平方向に位置合
わせされた磁界を生成する。運動する電子は電流となり
、偏向コイルの磁界の影響下に置かれると電子はXおよ
び/またはY方向に加速され、湾曲した経路をたどる。
【0004】理想的には、偏向コイルはある限定された
広がりを持ち、Z軸に沿っては比較的制限された磁界を
持つ。従って、電子は偏向のために制限された領域中で
垂直及び/または水平方向に加速される。偏向磁界領域
を出た後、電子は偏向コイルからシャドウマスクを通っ
てスクリーンの蛍光体に入射する点まで実質的に真っ直
ぐな線に沿って進む。
【0005】その様な偏向が与えられた後、偏向コイル
とスクリーンとの間を進む電子が管の周囲の磁界によっ
て影響を受けると、電子はこの様な磁界によっても同様
に加速されかつ湾曲した経路をたどってスクリーンに到
達する。この場合の湾曲の程度と方向はその周囲磁界の
磁束密度、磁界の源、及び向きによって左右される。周
囲磁界による電子ビームの偏向と、これによって生じる
電子ビーム経路の湾曲はシャドウマスクに対する電子ビ
ームの位置を狂わせてしまうようなものである。その結
果、ある与えられた電子ビームからの電子が目的とする
色の蛍光体のみに入射せずに、その一部が隣接する色の
蛍光体上に入射してしまい、そのために、表示された色
の純度が劣化してしまうことがある。
【0006】電子ビームの偏向に影響する磁界の一部は
表示装置の透磁性素子が磁化されることによって生じる
。シャドウマスクは、例えば、スチール製である。通常
、映像管の破損による爆縮に対する保護のために、スク
リーンを含むフェースプレートの周囲にはスチール製の
リムが設けられている。また、偏向コイルとスクリーン
フェースプレートとの間の管のファンネル状表面に沿っ
て内部磁気シールドが設けられている場合もある。この
内部磁気シールドは透磁性の素子である。これらの素子
が磁化されると、色純度が影響を受ける。さらに、内部
磁気シールドが磁化されると、その透磁性に影響があり
、地球磁界のような入射磁界から電子ビーム経路を切り
離す効果が減じられてしまう。
【0007】表示装置の透磁性素子の磁化の問題を解決
するために、従来技術では相殺直流磁界を管に印加する
ように働く磁界相殺装置が考えられていた。この装置は
管の表面上に配置されたコイルを用い、このコイルは管
の一部を囲むように配置された1個または1対のループ
を持っている。コイルは、例えば、保護スティールリム
の近くの点まで延び、また、管の内部の磁気シールドを
包囲するように管の表面上を後方に延びている。即ち、
より大きな上部コイルが管のファンネルの上部を前方に
傾斜して延び、小さいほうの下部コイルが底部に沿って
前方に傾斜して延びている。コイルには直流電流が供給
されて、地磁気の影響が相殺される。これらのコイルは
実質的に管の幅と同じ幅を有し、従って、内部シールド
を含む管の内部にある素子と保護リムとを囲む。また、
別の形のコイルも知られている。例えば、スクリーンの
直ぐ後ろにおいて、管を取り巻くという簡単な構成のコ
イルもある。
【0008】地球磁界は、色純度やラスタの形状に悪影
響を及ぼすような形で電子ビームを偏向する水平及び垂
直成分を有する周囲磁界である。地球の磁極に対するC
RT(陰極線管)のZ軸の向きに応じて、地球磁界の(
垂直及び水平の)各成分はビームをそれぞれ水平あるい
は垂直に偏向し、ラスタのねじれ(即ち、Z軸を中心と
するビームの回転)を生じさせてしまう。
【0009】偏向コイルの磁界の大きさに比べると地球
磁界はそれほど大きくはない。しかし、地球磁界は偏向
コイルに比して比較的長い距離(スパン)にわたって電
子ビームを加速し偏向する。従って、地球磁界の影響を
減じる必要がある。
【0010】
【発明の概要】この発明の1態様によれば、地球磁界あ
るいは他の周囲磁界の影響が打ち消される。ある特定の
形態のコイルが用いられるが、このコイルの形態は、色
純度とラスタ歪みの補正がコイルの特別の寸法形状と巻
線の特別な関係とによって決まるようなものである。そ
して、可調整の直流電流供給源によって補償磁界のレベ
ルが設定される。このレベルはCRTを設置するときあ
るいは移動させるときに最適な補償が行えるように設定
される。このように、この発明は簡単でしかも効果的で
ある。
【0011】この発明の別の態様によれば、走査ビーム
型表示装置に入射する周囲磁界による偏向への影響が、
管のネックを取り囲むラスタ歪みを補償する第1のコイ
ル部と、管の上下表面に沿って傾斜して延びる、内部磁
気シールドを含む表示装置の透磁性素子と協動するよう
に配置された、色純度を得るための別のコイル部とを有
する補償コイルを用いて補償される。
【0012】この発明のさらに別の態様によれば、ネッ
クを取り囲むコイルの巻線と上下の傾斜して延びる補償
コイルの巻線を含み、これらのコイルが内部磁気シール
ドと相互作用して簡単な態様で地球磁界の影響を最良の
形で打ち消すようにその形状と相対的な巻線の数が決め
れた、CRTのための補償コイルが提供される。
【0013】この発明の構成によれば、第1のコイル部
はZ軸に全体として垂直に管のネックを取り囲むように
配置された少なくとも1つの巻線を有する。上下のコイ
ル部が第1のコイル部の上下に配置されており、各々、
Z軸に沿って前方に傾斜して延びている。これらの上下
コイル部の各々はXおよびY軸の領域を取り囲むループ
を形成し、内部磁気シールドに沿って延びている。これ
らのコイルは直列に結合されている。可調整の直流電流
供給源によってこれらのコイルが付勢されて、周囲磁界
に対する補償が行われる。上下コイル部はZ軸に沿って
前方に行くに従ってX軸方向の寸法が大きくなっており
、従って、形状が台形あるいは要石(かなめいし)形を
している。上下コイル部の側方部分がZ軸コイルの側方
部分に接続されて補償コイルが一つの連続した巻線とな
るようにされている。但し、Z軸コイルは上下コイル部
の各1巻回(pass)についてほぼ2巻回を持つ。
【0014】
【実施例の説明】図1乃至図3に示すように走査電子ビ
ーム装置、特にカラーテレビジョン表示装置、の陰極線
管20は管の一端に設けられた電子銃38から発射され
スクリーン24上に配置されている蛍光体に指向される
電子ビームの不所望な偏向を減じる、あるいは、なくす
るための補償コイル50を備えている。この望ましくな
い偏向は、周囲の磁界、特に、地球の磁極に対するカラ
ーテレビジョン表示装置の緯度と向きに依存する垂直及
び水平成分を有する地球磁界のために生じる。
【0015】入射する磁界による電子ビームの偏向は、
電子ビームが電流を形成し、その電流がその方向及び入
射磁界の磁束線の方向と垂直な力の影響を受けることに
より生じる。電流は、全体として、電子銃とスクリーン
の中心とを結ぶ線を規定するZ軸に沿って方向付けられ
ており、X軸(水平軸)及ぶY軸(垂直軸)に沿う成分
を持っている。Z軸の長さに沿って電子ビームに入射す
る周囲垂直磁界がある限り、それによる電子ビームの水
平方向の偏向が生じて、色純度に悪影響を及ぼす。Z軸
に沿う磁界成分は、電流の垂直及び水平の両成分のため
に、ビーム位置に影響し、ラスタのねじれを生じさせる
。このラスタのねじれはラスタの端に行く程大きくなる
。従って、入射磁界はカラー映像表示装置においては、
色純度の劣化として、また、ラスタの歪み(これはラス
タの端部において最も強く現れるであろう)として現れ
る。
【0016】テレビジョン表示装置が水平に置かれてい
るものとすると(当然、これが最も普通の配置であるが
)、地球磁界の垂直成分は緯度に応じたレベルに固定さ
れるが、地球の極に対する装置の相対的な向きには左右
されない。しかし、地球磁界の水平成分は管の中心線、
即ち、Z軸を含む水平平面内でどのような角度でもとり
得るから、管の向きに応じて、地球磁界の水平成分はZ
軸及びX軸に沿った成分に変わる。
【0017】この発明に従って地球磁界を中和するため
に、補償用のコイル50が管20上に取りつけられる。 コイル50は可変直流電流源に接続されている。この可
変電流源は表示装置をその所望の位置にセットする時、
また、その後、表示装置を地球の磁極に対して(あるい
は、別の固定した定常磁界の源に対して)別の向きをと
るように移動させる時に調整される。
【0018】補償コイル50の第1のコイル部、即ち、
Z軸コイル52は管のネック32を取り囲むようにZ軸
に垂直に配置された少なくとも1つの巻線を備え、これ
はラスタのねじれを生じさせる入射磁界の部分を打ち消
すように働く。この第1のコイル部52の上下に上部及
び下部コイル部62と64が配置されており、これらコ
イル部の各々はZ軸に沿ってスクリーン24に向かって
前方に傾斜して延びており、かつ、垂直部分66と水平
部分68とを有するループを形成して、X及びY方向に
、ある領域を囲んでいる。補償コイル50は管の外面に
取りつけることが好ましい。コイル62、64はCRT
の内部磁気シールド(図4)に対応する管の領域に沿っ
て延びている。コイル部52、62、64は、以下で詳
細に述べる構成においては、直列に接続されており、前
述した可変直流電流源(図1には示されていない)がこ
れらのコイルを付勢して、外部磁界に対する補償を行う
。上下のコイル部の側方部分がZ軸コイルに側部におい
て接続されており、これにより、補償コイル50が連続
した巻線となる。但し、Z軸コイル52は上下コイル部
62と64の各巻回に対してほぼ2回の巻回を持つ。 上下コイル部62、64は色純度誤差を生じさせる周囲
磁界を中和する働きをする磁界を発生する。上下コイル
部62、64はZ軸に沿って前方に進むに従ってX軸方
向の寸法が大きくなっており、その結果、内部磁気シー
ルドに実質的に対応する要石形状をしている。
【0019】図4はこの発明による表示装置の一部を除
去して示す斜視図である。走査電子ビーム型表示装置、
特に、カラーテレビジョンCRT、は管20のネック3
2の一端に配置された電子銃構造38を持っている。電
子銃構造は3本の電子ビームを発生し、これらのビーム
は電子銃とシャドウマスク72との間の大きな電位差に
よって静電気的にスクリーン24にむけて加速される。 スクリーン24はZ軸に垂直なX軸とY軸とを規定して
いる。カラーテレビジョンのスクリーン24は3本の電
子ビームに対応してグループ化したセットとして配置さ
れた各別のカラー蛍光体領域を有する。これらの蛍光体
領域はシャドウマスク72の開孔に対して、3本の電子
ビームの各々がカラー蛍光体の1つを照射し、他の色を
シャドウマスクがブロックするように位置決めされてい
る。電子ビームをX方向及びY方向に走査させて、ラス
タを描かせるために、管20に沿って偏向コイル36が
配置されている。
【0020】磁界補償コイル50は周囲磁界によって生
じる電子ビームの不所望な偏向を減じる。第1のコイル
部52はZ軸に全体として垂直に配置され、Z軸成分を
有する補正磁界を供給する少なくとも1つの巻線を持っ
ている。上部コイル部62と下部コイル部64はそれぞ
れ管20のファンネル状部分22の第1のコイル部52
に隣接する上部と下部の領域に沿って配置されている。 従って、上下コイル部の各々はZ軸に沿って前方に傾斜
している。内部磁気シールド80は、代表的には透磁性
材料(例えば、スティール)で形成されており、管のガ
ラス外囲器内に取りつけられている。内部磁気シールド
はファンネル状の部分22の、偏向コイル36よりも幾
らか前方の点から、管20のガラスパネルがフリット接
合部に沿ってファンネル状部分に取りつけられている、
シャドウマスク72の僅かに後方の点までの内部空間を
包囲している。内部シールドの後部には、電子ビームが
通過するための開口82が設けられている。
【0021】上下コイル部62、64によって形成され
るループはX及びY方向に延びる領域を取り囲んでおり
、コイルが傾斜していることにより、ループはZ軸に沿
って延び、従って、内部磁気シールドの表面と実質的に
整合している。これらの上下コイル部は、偏向コイル3
6とスクリーン24との間の領域のかなりの部分におい
て、Y軸成分とZ軸成分とを有する補正磁界を供給する
。例えば図12に示すような可調整直流電流供給手段が
、周囲磁界に対する補償を与えるようなレベルで第1の
コイル部と上下コイル部とを付勢する。
【0022】この発明の一実施例によれば、上下コイル
部62、64はZ軸に沿って前方に進むに従ってX軸方
向の寸法が増大する実質的に要石状をしている。管20
のファンネル状部分22が湾曲していることにより、上
下コイル部は管を僅かに包み込んでいる。しかし、この
包み込みはZ軸を中心として対称である。
【0023】内部磁気シールドは図5乃至図7に示すよ
うに種々の形をとりうる。図5乃至図7は内部磁気シー
ルドの幾つかの例の背面図である。それぞれの場合にお
いて、シールドは中央に開口82を有し、この開口の垂
直及び水平方向の寸法はそれを通ってスクリーンに向か
う電子ビームから充分な間隔がたもたれるようなものと
されている。内部磁気シールドは導電性で透磁性の素子
で、電子ビームがスクリーンに向かって通過する領域を
囲んでいる。入射する交番電磁界によって、電流がシー
ルド中に誘起されて、管の内部がこれらの磁界の影響か
ら実質的に遮断される。さらに、内部磁気シールドは、
入射する磁界の磁束線が実質的に閉じ込められる高透磁
性の素子を形成する。しかし、内部シールドは周囲磁界
によって磁化され、内部シールドが磁化されると、シー
ルド自体が磁界を発生して、それによって電子ビームが
偏向コイル36の領域からスクリーンへの通過経路に沿
って偏向されてしまう可能性がある。
【0024】図5乃至図7に示す実施例では、シールド
には管のファンネル状部分22に平行な表面に沿ってさ
らに別の開口84が設けられている。図6と図7に示す
ように、これらの開孔84は上下コイル部62、64の
実質的に垂直に延びる部分66と一致させられているこ
とが好ましい。このようにすると、内部磁気シールドと
シールド中の領域の双方が補償コイル50の影響下に置
かれる。補償コイル50の上下のコイル部62、64の
要石形状に関連して、図7の実施例は周囲磁界の影響を
最も有効に打ち消せるようにされている。この実施例に
おいては、電子ビームが通過する開口82は実質的に矩
形である。上下コイル部62、64の実質的に垂直に延
びる部分66と整列している付加的な開口84はスクリ
ーンに近い側で幾分広くなっており、後部近くで幾分狭
くなっている。
【0025】この発明によれば、第1のコイル部、即ち
、Z軸コイルと、上下コイル部とを別にし、同時にこれ
らのコイル用として別々の調整可能な電流供給源を用い
ることも出来る。例えば、上下コイル部は緯度について
適当に調整し、Z軸コイルを管の向きに応じて調整する
ようにしてもよい。コイルの巻線の例を図8乃至図10
に、また、コイルの形状を図13乃至図18に示す。
【0026】図8に示すように、第1のコイル52(Z
軸コイル)と上下コイル部62、64は、例えば、1本
の連続した導体で構成する等により、直列に接続される
。このようにすることにより、補償コイルを1つの電流
源によって1つのユニットとして付勢することが出来る
。この構成によれば、上下のコイル部は、ネックを取り
囲むZ軸コイルから分かれた導体を上下で要石状、ある
いは、台形に形成したものによってえられる。地球磁界
のZ軸成分は普通は垂直成分よりも大きいという事実を
考慮して第1のコイル部52の巻線数を上下コイル部6
2、64よりも多くしてもよい。
【0027】図9の構成では、Z軸コイル52は上下コ
イル部62、64とは別にされており、これを1つの電
流供給源に接続し、上下コイル部は別の電流源に接続す
るように出来る。上部コイル部62と下部コイル部64
を接続する導体はZ軸に沿って配置されており、従って
、Z軸磁界の一部を発生する。
【0028】図10において、Z軸コイルは上下コイル
部の各巻線につき2つの側部巻線を持っている。Z軸コ
イルの側部において、上下のコイル部を接続する導体は
Z軸コイルをまわって通過しており、従って、Z軸コイ
ル部、即ち、第1のコイル部52はその上下コイル部に
隣接する実質的に水平な部分に沿う巻線の数が比較的少
なく、側部に沿って垂直方向に進むに従って巻線の数が
増える。即ち、上下のコイル部はネックを取り囲むZ軸
コイルからの分枝である。
【0029】補償コイルは、同じ広がりを持つ複数の導
体で構成してもよいし、1本の導体で構成してもよい。 好ましくは、補償コイルのZ軸コイル部の巻線数は上下
コイル部の巻線数のほぼ2倍である。即ち、第1のコイ
ル部52と上下コイル部62、64は、1本の連続した
コイル導体を上下コイル部62、64の一方から始めて
第1のコイル部52を完全に周回させて上下コイル部6
2、64の他方に、次いで、そこから第1のコイル部5
2の側部に沿って、上下コイル部の上記一方に達するよ
うに巻くことにより形成できる。この構成では、第1の
コイル部52は上下コイル部を1回巻く毎に連続コイル
導体が2回通過する。
【0030】図11はこの発明の1実施例における補償
コイルと内部磁気シールドとの組み合わせの態様を示す
。補償コイル50はZ軸コイル52がその側辺部で上下
コイル部62と64に接続されるような形に巻かれてい
る。3つのコイル52、62及び64の各々は同じ方向
に、例えば、Z軸コイルを時計方向に流れる電流が上下
コイル部の双方において同じく時計方向に流れるように
巻かれている。
【0031】補償コイル50に直流電流を供給する手段
が図12に示されている。補償コイル50における電流
レベルは周囲磁界を補償するレベルにセットされねばな
らないが、Z軸方向の入射磁界の極性は、管の向きが地
磁気のNとSのいずれの方に近いかによって決まる。従
って、両方の可能性に対処するために、2極性の電流源
が使用される。ポテンショメータ126のような調整手
段が、補償コイルに供給される電流のレベルを、正負直
流電源122、124により決まる正負両限界間の直流
レベルにセットする。コイル50はポテンショメータ1
26の可動接点128と接地点との間に接続されている
。電流源として、他の形のものも容易に考えることがで
きる。
【0032】映像管及び内部磁気シールドと各コイル部
の最適な相対寸法を求めるために、この発明によるコイ
ルの種々の構成を動作させて得られる結果を、ビデオカ
ラー(VIDEOCOLOR)社製のA79−1100
VHP型映像管(対角線寸法79cm)を用いて実験比
較した。Z軸コイル52は、管のファンネル部とフェー
スプレート部との間のフリット接合部に向かって前方に
延びる内部磁気シールドの後縁部の直上に配置した。最
良の結果は、上下コイル部62と64がフリット接合部
(即ち、内部シールドの前縁)から後方に離れた点まで
前方に延びるようにした実施例で得られた。1つの有効
な実施例においては、上下コイル部の最も上および下の
水平部分はフリット接合部の後部から25〜50mm離
されている。
【0033】各コイル部の相対的な寸法を同じくA79
−1100VHP映像管について調べた。比較の結果を
表1に示す。この発明に従って、上下コイル部と共にZ
軸コイルを用いると、上下コイル部がZ軸コイルの直径
と実質的に等しい幅を持った直線で構成された形状であ
る図13の実施例を含めて、種々の形の補償コイル形状
によって、レジストレーションが改善され、かつ、地球
磁界に起因するラスタのねじれが打ち消されるというこ
とがわかった。図13の実施例においては、Z軸コイル
部は完全に上下コイル部から切り離されている。図14
〜図18に示すように、上下コイル部を末広がりにして
要石状にすると、より良好な結果が得られた。図14及
び図15の実施例においては、Z軸コイル部は管のネッ
クを完全に取り囲んではいない。図14の大きく広がる
要石形状(最大幅510mm、最小幅50mm)は、こ
れよりも広がりの小さい最大幅が220mmの構成のも
の、例えば、図15〜17に示すもの比較すると効果が
低いことがわっかた。図14〜16の実施例では、最小
幅は50mmで、この構成はこれよりいくらか広い形の
ものよりも効果が低いことが分かった。上述した映像管
と共に用いる時の、図18の最適実施例はその最大幅が
230mm,最小幅が110mmで、最上部と最下部の
水平に延びる部分はフリット接合部の僅か後方に位置す
る。この実施例は地球磁界による歪みであるミスレジス
トレーション及びラスタのねじれをそれぞれ約95%及
び50%補正出来ることが分かった。
【0034】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による補償コイルを取りつけたCRT
の斜視図である。
【図2】補償コイルを含む表示装置の背面図である。
【図3】図2の装置の側面図である。
【図4】CRTのガラス外囲器と内部磁気シールドの一
部を破断して示す図1に相当する斜視図である。
【図5】この発明による表示装置で使用する内部磁気シ
ールド構成の正面図である。
【図6】別の内部磁気シールドの正面図である。
【図7】さらに別の内部磁気シールドの正面図である。
【図8】この発明の構成による補償コイルのコイル構成
を示す正面図である。
【図9】この発明の構成による補償コイルのコイル構成
の別の例を示す正面図である。
【図10】この発明の構成による補償コイルのコイル構
成のさらに別の例を示す正面図である。
【図11】この発明の一実施例による補償コイルと内部
磁気シールドの相対的な配置関係を示す分解図である。
【図12】補償コイルとそれに対する可調整電流供給源
とを示す概略回路図である。
【図13】この発明によるコイル構成の例を示す概略図
である。
【図14】この発明によるコイル構成の例を示す概略図
である。
【図15】この発明によるコイル構成の例を示す概略図
である。
【図16】この発明によるコイル構成の例を示す概略図
である。
【図17】この発明によるコイル構成の例を示す概略図
である。
【図18】この発明によるコイル構成の例を示す概略図
である。
【符号の説明】
20  陰極線管 32  ネック 36  偏向コイル 38  電子銃構造 50  補償コイル 52  第1のコイル部 62  上部コイル部 64  下部コイル部 80  内部磁気シールド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  中心軸Zとこれに垂直なXおよびY偏
    向軸とを規定する電子ビーム発生偏向手段を有する陰極
    線管に入射する磁界に対する補償を行うためのものであ
    って、上記ビーム中心軸Zにたいして全体として垂直に
    配置された少なくとも1つの巻線を有し、Z軸成分を有
    する補償磁界を供給する第1のコイル部と、それぞれ上
    記第1のコイル部の上方および下方に配置され、各々が
    上記中心軸Zに沿って前方に傾斜して延び、X軸および
    Y軸方向に延在する領域を取り囲むループを有し、Z軸
    の相当な長さの部分においてYおよびZ軸成分を有する
    補償磁界を供給する上部コイル部と下部コイル部と、を
    備えた補償コイル。
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