JPH07162881A - カラー陰極線管ディスプレイ装置 - Google Patents
カラー陰極線管ディスプレイ装置Info
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- JPH07162881A JPH07162881A JP5310887A JP31088793A JPH07162881A JP H07162881 A JPH07162881 A JP H07162881A JP 5310887 A JP5310887 A JP 5310887A JP 31088793 A JP31088793 A JP 31088793A JP H07162881 A JPH07162881 A JP H07162881A
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- coil
- magnetic field
- color cathode
- ray tube
- cathode ray
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N9/00—Details of colour television systems
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/003—Arrangements for eliminating unwanted electromagnetic effects, e.g. demagnetisation arrangements, shielding coils
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J2229/00—Details of cathode ray tubes or electron beam tubes
- H01J2229/0007—Elimination of unwanted or stray electromagnetic effects
- H01J2229/003—Preventing or cancelling fields entering the enclosure
- H01J2229/0038—Active means
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ＣＲＴに作用する管軸方向の外部磁界によっ
て発生するラスタ回転と純度回転の両方を同時に最適な
状態に自動補償することができるカラー陰極線管ディス
プレイ装置を得ることを目的とする。 【構成】 ＣＲＴ１の管軸方向の外部磁界の極性と強さ
とを磁気検出素子２により検出し、その外部磁界の強さ
に応じた電流を、パネル１ｂと偏向ヨーク５との間のフ
ァンネル部１ｃに、且つ管軸方向の外部磁界による純度
回転とラスタ回転とを同時に補償する位置に巻回された
補償用コイル４ｃに供給するように構成した。
て発生するラスタ回転と純度回転の両方を同時に最適な
状態に自動補償することができるカラー陰極線管ディス
プレイ装置を得ることを目的とする。 【構成】 ＣＲＴ１の管軸方向の外部磁界の極性と強さ
とを磁気検出素子２により検出し、その外部磁界の強さ
に応じた電流を、パネル１ｂと偏向ヨーク５との間のフ
ァンネル部１ｃに、且つ管軸方向の外部磁界による純度
回転とラスタ回転とを同時に補償する位置に巻回された
補償用コイル４ｃに供給するように構成した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、カラー陰極線管の管
軸方向に作用する外部磁界に対して、これを打ち消す磁
界を補償用コイルで発生させるカラー陰極線管ディスプ
レイ装置に関するものである。
軸方向に作用する外部磁界に対して、これを打ち消す磁
界を補償用コイルで発生させるカラー陰極線管ディスプ
レイ装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】カラー画像表示を行う陰極線管（Ｃａｔ
ｈｏｄｅ Ｒａｙ Ｔｕｂｅ，以下ＣＲＴと言う）はブ
ラウン管とも呼ばれ、テレビ受像機等に用いられてい
る。ＣＲＴは、電子銃から打ち出された電子ビームを偏
向ヨークで形成する磁界によって偏向させながら表示パ
ネル上を走査し、蛍光体を塗布した表示パネル上で発光
させて画像表示を行うものである。このため、外部磁界
の影響を受け易く、地磁気等の外部磁界がＣＲＴに作用
すると、電子ビームの表示パネル上に当たる位置が変化
して、適正な画像が得られなくなるという問題があっ
た。
ｈｏｄｅ Ｒａｙ Ｔｕｂｅ，以下ＣＲＴと言う）はブ
ラウン管とも呼ばれ、テレビ受像機等に用いられてい
る。ＣＲＴは、電子銃から打ち出された電子ビームを偏
向ヨークで形成する磁界によって偏向させながら表示パ
ネル上を走査し、蛍光体を塗布した表示パネル上で発光
させて画像表示を行うものである。このため、外部磁界
の影響を受け易く、地磁気等の外部磁界がＣＲＴに作用
すると、電子ビームの表示パネル上に当たる位置が変化
して、適正な画像が得られなくなるという問題があっ
た。
【０００３】そこで、従来のカラー陰極線管ディスプレ
イ装置では、このような外部磁界からの影響を防止する
ため、ＣＲＴを筒状の磁性体で覆って磁気的にシールド
する手段が用いられている。ところが、ＣＲＴの表示パ
ネル部分は、外部から画像を観察する部分であるから、
磁気シールドを施すことができない。このため、ＣＲＴ
の表示パネルと電子銃とを結ぶ管軸方向の外部磁界によ
る磁気的影響を阻止する必要がある。
イ装置では、このような外部磁界からの影響を防止する
ため、ＣＲＴを筒状の磁性体で覆って磁気的にシールド
する手段が用いられている。ところが、ＣＲＴの表示パ
ネル部分は、外部から画像を観察する部分であるから、
磁気シールドを施すことができない。このため、ＣＲＴ
の表示パネルと電子銃とを結ぶ管軸方向の外部磁界によ
る磁気的影響を阻止する必要がある。
【０００４】図９（ａ）は例えば実開昭６１−３３５７
４号公報に示された従来のパネルまわりに補償用コイル
を設けたカラー陰極線管ディスプレイ装置を示す断面図
であり、図の従来例では、ＣＲＴの管軸方向の外部磁界
に対して打ち消す磁界を、補償用コイルを使って自動的
に発生させている。図において、１はＣＲＴであり、電
子ビームを出射する電子銃１ａ，その電子ビームが照射
され、像を表示させるパネル１ｂおよびそれら電子銃１
ａとパネル１ｂとの間に設けられたファンネル部１ｃか
ら構成される。
４号公報に示された従来のパネルまわりに補償用コイル
を設けたカラー陰極線管ディスプレイ装置を示す断面図
であり、図の従来例では、ＣＲＴの管軸方向の外部磁界
に対して打ち消す磁界を、補償用コイルを使って自動的
に発生させている。図において、１はＣＲＴであり、電
子ビームを出射する電子銃１ａ，その電子ビームが照射
され、像を表示させるパネル１ｂおよびそれら電子銃１
ａとパネル１ｂとの間に設けられたファンネル部１ｃか
ら構成される。
【０００５】２は磁気検出素子であり、電子銃１ａとパ
ネル１ｂとを結ぶ管軸方向の外部磁界の極性や強さを検
出して電気信号に変換するものである。この磁気検出素
子２にはホール素子等が用いられる。また、３は電流供
給回路であり、磁気検出素子２の電気信号を入力し、そ
の外部磁界の強さに比例し極性に対応した方向に流れる
電流を供給するものである。４ａは補償用コイルであ
り、電流供給回路３からの電流が供給されるとＣＲＴ１
の管軸方向の外部磁界を打ち消す補償磁界を発生するも
のである。この図９（ａ）では、補償用コイル４ａはＣ
ＲＴ１のパネル１ｂまわりの近傍に巻回されている。５
は電子銃１ａから出射された電子ビームを偏向させる偏
向ヨークで、セパレータフランジ６に巻回されている。
なお、図９（ｂ）は、偏向ヨーク５まわりに補償用コイ
ル４ｂを巻回したカラー陰極線管ディスプレイ装置を示
す断面図である。
ネル１ｂとを結ぶ管軸方向の外部磁界の極性や強さを検
出して電気信号に変換するものである。この磁気検出素
子２にはホール素子等が用いられる。また、３は電流供
給回路であり、磁気検出素子２の電気信号を入力し、そ
の外部磁界の強さに比例し極性に対応した方向に流れる
電流を供給するものである。４ａは補償用コイルであ
り、電流供給回路３からの電流が供給されるとＣＲＴ１
の管軸方向の外部磁界を打ち消す補償磁界を発生するも
のである。この図９（ａ）では、補償用コイル４ａはＣ
ＲＴ１のパネル１ｂまわりの近傍に巻回されている。５
は電子銃１ａから出射された電子ビームを偏向させる偏
向ヨークで、セパレータフランジ６に巻回されている。
なお、図９（ｂ）は、偏向ヨーク５まわりに補償用コイ
ル４ｂを巻回したカラー陰極線管ディスプレイ装置を示
す断面図である。
【０００６】次に動作について説明する。磁気検出素子
２は、ＣＲＴ１の管軸方向の外部磁界の極性や強さを検
出して電気信号に変換し電流供給回路３に出力する。電
流供給回路３は、その電気信号に応じて外部磁界の強さ
に比例し、極性に応じた方向に流れる電流を補償用コイ
ル４ａに供給する。これにより、補償用コイル４ａは常
に管軸方向の外部磁界と同じ強さで逆極性の補償磁界を
自動的に発生させ、管軸方向の外部磁界を打ち消すこと
ができる。このため、ＣＲＴ１の設置位置が変わり地磁
気等の外部磁界の極性や強さが変化した場合であって
も、上記補償用コイル４ａによって発生する補償磁界は
これに追随して自動的に変化して、ＣＲＴ１の近傍にお
ける管軸方向の外部磁界を打ち消すことができる。
２は、ＣＲＴ１の管軸方向の外部磁界の極性や強さを検
出して電気信号に変換し電流供給回路３に出力する。電
流供給回路３は、その電気信号に応じて外部磁界の強さ
に比例し、極性に応じた方向に流れる電流を補償用コイ
ル４ａに供給する。これにより、補償用コイル４ａは常
に管軸方向の外部磁界と同じ強さで逆極性の補償磁界を
自動的に発生させ、管軸方向の外部磁界を打ち消すこと
ができる。このため、ＣＲＴ１の設置位置が変わり地磁
気等の外部磁界の極性や強さが変化した場合であって
も、上記補償用コイル４ａによって発生する補償磁界は
これに追随して自動的に変化して、ＣＲＴ１の近傍にお
ける管軸方向の外部磁界を打ち消すことができる。
【０００７】ところで、ＣＲＴ１の管軸方向に外部磁界
が発生した場合の画面上の影響は、ＣＲＴ１の画面周辺
部において電子ビームを回転移動させるものであり、こ
の回転移動をさらに分析すると、ラスタ全体の回転と純
度（ピュリティ）の回転の２つに分けることができる。
図１０（ａ），（ｂ）は管軸方向に外部磁界が発生した
場合の画面上の影響を示した図であり、ＣＲＴ１のパネ
ル１ｂ側から電子銃１ａに向かう管軸方向に外部磁界が
印加された時の画面状態である。
が発生した場合の画面上の影響は、ＣＲＴ１の画面周辺
部において電子ビームを回転移動させるものであり、こ
の回転移動をさらに分析すると、ラスタ全体の回転と純
度（ピュリティ）の回転の２つに分けることができる。
図１０（ａ），（ｂ）は管軸方向に外部磁界が発生した
場合の画面上の影響を示した図であり、ＣＲＴ１のパネ
ル１ｂ側から電子銃１ａに向かう管軸方向に外部磁界が
印加された時の画面状態である。
【０００８】図１０（ａ）はラスタ回転を示す図であ
り、ラスタ回転とは、電子ビーム全体が外部磁界により
大きく回転方向に曲げられ、ラスタ全体が回転すること
である。また、図１０（ｂ）は純度回転を示す図であ
り、同図に示すように純度回転とは、パネル１ｂの蛍光
体７に対して、図示省略したシャドウマスクを通過した
電子ビーム８が回転移動（ここでは右回転）して破線で
示す位置のようにミスランディングを起こすことであ
る。このため、蛍光体７のうち斜線で示した部分にしか
電子ビーム８が当たらないことになる。
り、ラスタ回転とは、電子ビーム全体が外部磁界により
大きく回転方向に曲げられ、ラスタ全体が回転すること
である。また、図１０（ｂ）は純度回転を示す図であ
り、同図に示すように純度回転とは、パネル１ｂの蛍光
体７に対して、図示省略したシャドウマスクを通過した
電子ビーム８が回転移動（ここでは右回転）して破線で
示す位置のようにミスランディングを起こすことであ
る。このため、蛍光体７のうち斜線で示した部分にしか
電子ビーム８が当たらないことになる。
【０００９】これに対して、図９（ａ），（ｂ）に示さ
れた補償用コイル４ａ，４ｂが発生する補償磁界による
画面上の作用は、その補償用コイル４ａ，４ｂの巻回位
置によって異なる。例えば、図９（ａ）に示すように、
補償用コイル４ａがパネル１ｂまわりの近傍に巻回され
ていると、図１０（ａ）のラスタ回転と共に図１０
（ｂ）の純度回転の作用が生じるが、ラスタ回転の作用
に比べ純度回転の作用の方が顕著に生じる。また、図９
（ｂ）に示すように、補償用コイル４ｂが偏向ヨーク５
まわりの近傍に巻回されていると、図１０（ａ）のラス
タ回転の作用は生じるが、図１０（ｂ）の純度回転の作
用はほとんど生じないことが実験により確かめられた。
れた補償用コイル４ａ，４ｂが発生する補償磁界による
画面上の作用は、その補償用コイル４ａ，４ｂの巻回位
置によって異なる。例えば、図９（ａ）に示すように、
補償用コイル４ａがパネル１ｂまわりの近傍に巻回され
ていると、図１０（ａ）のラスタ回転と共に図１０
（ｂ）の純度回転の作用が生じるが、ラスタ回転の作用
に比べ純度回転の作用の方が顕著に生じる。また、図９
（ｂ）に示すように、補償用コイル４ｂが偏向ヨーク５
まわりの近傍に巻回されていると、図１０（ａ）のラス
タ回転の作用は生じるが、図１０（ｂ）の純度回転の作
用はほとんど生じないことが実験により確かめられた。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】従来のカラー陰極線管
ディスプレイ装置は以上のように構成されているので、
図９（ａ）に示すように、ＣＲＴ１の管軸方向に作用す
る外部磁界に対して、ＣＲＴ１のパネル１ｂまわり近傍
に巻回された単独の補償用コイル４ａだけで補償が行わ
れている。この位置で巻回された補償用コイル４ａは、
前述したようにラスタ回転の作用に比べ純度回転の作用
の方が顕著に生じる磁界を発生するため、ラスタ回転あ
るいは純度回転のいずれかに的を絞って最良に調整する
か、あるいは両者の妥協的な補償をすることしかでき
ず、近年ＣＲＴの高解像度化に対応した高精度な補償が
できないなどの問題点があった。
ディスプレイ装置は以上のように構成されているので、
図９（ａ）に示すように、ＣＲＴ１の管軸方向に作用す
る外部磁界に対して、ＣＲＴ１のパネル１ｂまわり近傍
に巻回された単独の補償用コイル４ａだけで補償が行わ
れている。この位置で巻回された補償用コイル４ａは、
前述したようにラスタ回転の作用に比べ純度回転の作用
の方が顕著に生じる磁界を発生するため、ラスタ回転あ
るいは純度回転のいずれかに的を絞って最良に調整する
か、あるいは両者の妥協的な補償をすることしかでき
ず、近年ＣＲＴの高解像度化に対応した高精度な補償が
できないなどの問題点があった。
【００１１】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、ＣＲＴに作用する管軸方向の外
部磁界によって発生するラスタ回転と純度回転の両方を
同時に最適な状態に補償することが可能なカラー陰極線
管ディスプレイ装置を得ることを目的とする。
ためになされたもので、ＣＲＴに作用する管軸方向の外
部磁界によって発生するラスタ回転と純度回転の両方を
同時に最適な状態に補償することが可能なカラー陰極線
管ディスプレイ装置を得ることを目的とする。
【００１２】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明に係るカ
ラー陰極線管ディスプレイ装置は、カラー陰極線管の管
軸方向の外部磁界の極性と強さとを磁気検出素子により
検出し、その外部磁界の強さに比例し極性に対応した方
向に流れる電流を補償用コイルに供給し、その補償用コ
イルは、上記カラー陰極線管のパネルと偏向ヨークとの
間のファンネル部に、且つ上記管軸方向の外部磁界によ
る純度回転とラスタ回転とを同時に補償する位置に巻回
され、上記第１の電流供給回路からの電流に応じて補償
磁界を発生するものである。
ラー陰極線管ディスプレイ装置は、カラー陰極線管の管
軸方向の外部磁界の極性と強さとを磁気検出素子により
検出し、その外部磁界の強さに比例し極性に対応した方
向に流れる電流を補償用コイルに供給し、その補償用コ
イルは、上記カラー陰極線管のパネルと偏向ヨークとの
間のファンネル部に、且つ上記管軸方向の外部磁界によ
る純度回転とラスタ回転とを同時に補償する位置に巻回
され、上記第１の電流供給回路からの電流に応じて補償
磁界を発生するものである。
【００１３】請求項２の発明に係るカラー陰極線管ディ
スプレイ装置は、外部より操作自在な大きさと方向とを
示す信号を外部操作回路により出力し、その信号の大き
さに比例し方向に対応した方向に流れる電流を補償用コ
イルに供給し、その補償用コイルは、上記カラー陰極線
管のパネルと偏向ヨークとの間のファンネル部に、且つ
上記管軸方向の外部磁界による純度回転とラスタ回転と
を同時に補償する位置に巻回され、上記第２の電流供給
回路からの電流に応じて補償磁界を発生するものであ
る。
スプレイ装置は、外部より操作自在な大きさと方向とを
示す信号を外部操作回路により出力し、その信号の大き
さに比例し方向に対応した方向に流れる電流を補償用コ
イルに供給し、その補償用コイルは、上記カラー陰極線
管のパネルと偏向ヨークとの間のファンネル部に、且つ
上記管軸方向の外部磁界による純度回転とラスタ回転と
を同時に補償する位置に巻回され、上記第２の電流供給
回路からの電流に応じて補償磁界を発生するものであ
る。
【００１４】請求項３の発明に係るカラー陰極線管ディ
スプレイ装置は、補償用コイルを収納すると共に、ファ
ンネル部に固定される突起を有する第１のコイル巻枠を
備えたものである。
スプレイ装置は、補償用コイルを収納すると共に、ファ
ンネル部に固定される突起を有する第１のコイル巻枠を
備えたものである。
【００１５】請求項４の発明に係るカラー陰極線管ディ
スプレイ装置は、補償用コイルを収納する第２のコイル
巻枠と、その第２のコイル巻枠と偏向ヨークとを接続し
その第２のコイル巻枠をファンネル部に固定する第１の
巻枠固定部材とを備えたものである。
スプレイ装置は、補償用コイルを収納する第２のコイル
巻枠と、その第２のコイル巻枠と偏向ヨークとを接続し
その第２のコイル巻枠をファンネル部に固定する第１の
巻枠固定部材とを備えたものである。
【００１６】請求項５の発明に係るカラー陰極線管ディ
スプレイ装置は、補償用コイルを収納する第２のコイル
巻枠と、その第２のコイル巻枠と框体とを接続しその第
２のコイル巻枠をファンネル部に固定する第２の巻枠固
定部材とを備えたものである。
スプレイ装置は、補償用コイルを収納する第２のコイル
巻枠と、その第２のコイル巻枠と框体とを接続しその第
２のコイル巻枠をファンネル部に固定する第２の巻枠固
定部材とを備えたものである。
【００１７】
【作用】請求項１の発明におけるカラー陰極線管ディス
プレイ装置は、磁気検出素子により、カラー陰極線管の
管軸方向の外部磁界の極性と強さとを検出し、第１の電
流供給回路に出力することにより、補償用コイルにおけ
る自動補償を可能にする。また、補償用コイルを、カラ
ー陰極線管のパネルと偏向ヨークとの間のファンネル部
に、且つ管軸方向の外部磁界による純度回転とラスタ回
転とを同時に補償する位置に巻回することにより、当該
補償用コイルは、管軸方向の外部磁界による純度回転と
ラスタ回転との画面上の影響を同時に最適に補償する補
償磁界を発生する。
プレイ装置は、磁気検出素子により、カラー陰極線管の
管軸方向の外部磁界の極性と強さとを検出し、第１の電
流供給回路に出力することにより、補償用コイルにおけ
る自動補償を可能にする。また、補償用コイルを、カラ
ー陰極線管のパネルと偏向ヨークとの間のファンネル部
に、且つ管軸方向の外部磁界による純度回転とラスタ回
転とを同時に補償する位置に巻回することにより、当該
補償用コイルは、管軸方向の外部磁界による純度回転と
ラスタ回転との画面上の影響を同時に最適に補償する補
償磁界を発生する。
【００１８】請求項２の発明におけるカラー陰極線管デ
ィスプレイ装置は、外部操作回路により、外部より操作
自在な大きさと方向とを示す信号を第２の電流供給回路
に出力することにより、補償用コイルにおける手動補償
を可能にすると共に、磁気検出素子を不要にする。ま
た、補償用コイルを、カラー陰極線管のパネルと偏向ヨ
ークとの間のファンネル部に、且つ管軸方向の外部磁界
による純度回転とラスタ回転とを同時に補償する位置に
巻回することにより、当該補償用コイルは、管軸方向の
外部磁界による純度回転とラスタ回転との画面上の影響
を同時に最適に補償する補償磁界を発生する。
ィスプレイ装置は、外部操作回路により、外部より操作
自在な大きさと方向とを示す信号を第２の電流供給回路
に出力することにより、補償用コイルにおける手動補償
を可能にすると共に、磁気検出素子を不要にする。ま
た、補償用コイルを、カラー陰極線管のパネルと偏向ヨ
ークとの間のファンネル部に、且つ管軸方向の外部磁界
による純度回転とラスタ回転とを同時に補償する位置に
巻回することにより、当該補償用コイルは、管軸方向の
外部磁界による純度回転とラスタ回転との画面上の影響
を同時に最適に補償する補償磁界を発生する。
【００１９】請求項３の発明におけるカラー陰極線管デ
ィスプレイ装置は、補償用コイルを収納する第１のコイ
ル巻枠を突起によりファンネル部に固定することによ
り、巻枠固定部材等が不要となり、構成を簡単にする。
また、ファンネル部に直接に固定するので、偏向ヨーク
および框体に取り付けスペースがない場合の取り付け手
段として有効となる。
ィスプレイ装置は、補償用コイルを収納する第１のコイ
ル巻枠を突起によりファンネル部に固定することによ
り、巻枠固定部材等が不要となり、構成を簡単にする。
また、ファンネル部に直接に固定するので、偏向ヨーク
および框体に取り付けスペースがない場合の取り付け手
段として有効となる。
【００２０】請求項４の発明におけるカラー陰極線管デ
ィスプレイ装置は、補償用コイルを収納する第２のコイ
ル巻枠を、その第２のコイル巻枠と偏向ヨークとを接続
する第１の巻枠固定部材によりファンネル部に固定する
ことにより、製造工程上、第２のコイル巻枠を直接ファ
ンネル部に固定する工程が不要となり、製造工程を簡単
にする。また、第１の巻枠固定部材の長さを変えること
により、複数種類の形状の第２のコイル巻枠を用いるこ
とを可能にする。
ィスプレイ装置は、補償用コイルを収納する第２のコイ
ル巻枠を、その第２のコイル巻枠と偏向ヨークとを接続
する第１の巻枠固定部材によりファンネル部に固定する
ことにより、製造工程上、第２のコイル巻枠を直接ファ
ンネル部に固定する工程が不要となり、製造工程を簡単
にする。また、第１の巻枠固定部材の長さを変えること
により、複数種類の形状の第２のコイル巻枠を用いるこ
とを可能にする。
【００２１】請求項５の発明におけるカラー陰極線管デ
ィスプレイ装置は、補償用コイルを収納する第２のコイ
ル巻枠を、その第２のコイル巻枠と框体とを接続する第
２の巻枠固定部材によりファンネル部に固定することに
より、カラー陰極線管まわりに取り付けスペースがない
場合の取り付け手段として有効となる。
ィスプレイ装置は、補償用コイルを収納する第２のコイ
ル巻枠を、その第２のコイル巻枠と框体とを接続する第
２の巻枠固定部材によりファンネル部に固定することに
より、カラー陰極線管まわりに取り付けスペースがない
場合の取り付け手段として有効となる。
【００２２】
【実施例】実施例１．以下、この発明の一実施例を図に
ついて説明する。図１は請求項１の発明の一実施例によ
るカラー陰極線管ディスプレイ装置を示す断面図であ
り、図において、１はＣＲＴ（カラー陰極線管）であ
り、電子銃１ａ、パネル１ｂおよびファンネル部１ｃよ
り構成される。２は電子銃１ａとパネル１ｂとを結ぶ管
軸方向の外部磁界の極性と強さとを検出する磁気検出素
子、３はその磁気検出素子２の検出信号に応じて、外部
磁界の強さに比例し極性に対応した方向に流れる電流を
供給する電流供給回路（第１の電流供給回路）、４ｃは
上記カラー陰極線管１のパネル１ｂと偏向ヨーク５との
間のファンネル部１ｃに、且つ管軸方向の外部磁界によ
る純度回転とラスタ回転とを同時に補償する位置に巻回
され、電流供給回路３からの電流に応じて補償磁界を発
生する補償用コイルである。また、６は偏向ヨーク５を
巻回したセパレータフランジ、１６はファンネル部１ｃ
のパネル１ｂと偏向ヨーク５とのほぼ中央に設けられた
アノードボタンであり、このアノードボタン１６は高圧
（通常２３〜２８ＫＶ）をＣＲＴ１に印加する部位であ
る。
ついて説明する。図１は請求項１の発明の一実施例によ
るカラー陰極線管ディスプレイ装置を示す断面図であ
り、図において、１はＣＲＴ（カラー陰極線管）であ
り、電子銃１ａ、パネル１ｂおよびファンネル部１ｃよ
り構成される。２は電子銃１ａとパネル１ｂとを結ぶ管
軸方向の外部磁界の極性と強さとを検出する磁気検出素
子、３はその磁気検出素子２の検出信号に応じて、外部
磁界の強さに比例し極性に対応した方向に流れる電流を
供給する電流供給回路（第１の電流供給回路）、４ｃは
上記カラー陰極線管１のパネル１ｂと偏向ヨーク５との
間のファンネル部１ｃに、且つ管軸方向の外部磁界によ
る純度回転とラスタ回転とを同時に補償する位置に巻回
され、電流供給回路３からの電流に応じて補償磁界を発
生する補償用コイルである。また、６は偏向ヨーク５を
巻回したセパレータフランジ、１６はファンネル部１ｃ
のパネル１ｂと偏向ヨーク５とのほぼ中央に設けられた
アノードボタンであり、このアノードボタン１６は高圧
（通常２３〜２８ＫＶ）をＣＲＴ１に印加する部位であ
る。
【００２３】そして、補償用コイル４ｃの取付位置は次
のようにして決定される。まず、補償用コイル４ｃをＣ
ＲＴ１のパネル１ｂまわりの近傍に巻回すると、前述し
たように、主として純度回転の作用が生じ、若干のラス
タ回転の作用が生じる。すなわち、主として純度回転の
補償機能を有し、若干のラスタ回転の補償機能を有す
る。次に、補償用コイル４ｃをＣＲＴ１の偏向ヨーク５
まわりの近傍に巻回すると、主としてラスタ回転の作用
が生じる。すなわち、主としてラスタ回転の補償機能を
有する。そこで、電流供給回路３からの電流によって純
度回転とラスタ回転の両方が同時に最適に補償されるよ
うにファンネル部１ｃのパネル１ｂと偏光ヨーク５との
間で補償用コイル４ｃの取付位置を決定する。補償用コ
イル４ｃの最適、位置はパネル１ｂの大きさによって多
少異なるが、実験の結果、１７ｉｎｃｈ画面のものでア
ノードボタン１６の位置、２１ｉｎｃｈ画面のものでア
ノードボタン１６からパネル１ｂ側に５０ｍｍの位置が
完全に両方の回転を補償できることがわかった。このよ
うにして、取付位置を決定した補償用コイル４ｃは電流
供給回路３から供給される電流により、ＣＲＴ１の管軸
方向の外部磁界による純度回転とラスタ回転の両方を同
時に最適に自動補償することができる。
のようにして決定される。まず、補償用コイル４ｃをＣ
ＲＴ１のパネル１ｂまわりの近傍に巻回すると、前述し
たように、主として純度回転の作用が生じ、若干のラス
タ回転の作用が生じる。すなわち、主として純度回転の
補償機能を有し、若干のラスタ回転の補償機能を有す
る。次に、補償用コイル４ｃをＣＲＴ１の偏向ヨーク５
まわりの近傍に巻回すると、主としてラスタ回転の作用
が生じる。すなわち、主としてラスタ回転の補償機能を
有する。そこで、電流供給回路３からの電流によって純
度回転とラスタ回転の両方が同時に最適に補償されるよ
うにファンネル部１ｃのパネル１ｂと偏光ヨーク５との
間で補償用コイル４ｃの取付位置を決定する。補償用コ
イル４ｃの最適、位置はパネル１ｂの大きさによって多
少異なるが、実験の結果、１７ｉｎｃｈ画面のものでア
ノードボタン１６の位置、２１ｉｎｃｈ画面のものでア
ノードボタン１６からパネル１ｂ側に５０ｍｍの位置が
完全に両方の回転を補償できることがわかった。このよ
うにして、取付位置を決定した補償用コイル４ｃは電流
供給回路３から供給される電流により、ＣＲＴ１の管軸
方向の外部磁界による純度回転とラスタ回転の両方を同
時に最適に自動補償することができる。
【００２４】次に動作について説明する。まず、磁気検
出素子２で検出されたＣＲＴ１の管軸方向の外部磁界の
極性と強さは、電気信号に変換されて電流供給回路３に
出力される。電流供給回路３では、磁気検出素子２から
の電気信号に応じて磁界の強さに比例した電流を補償用
コイル４ｃに供給する。そして、補償用コイル４ｃは、
ＣＲＴ１の管軸方向の外部磁界による純度回転とラスタ
回転の両方を同時に最適に自動補償する補償磁界を発生
する。このため、この実施例のカラー陰極線管ディスプ
レイ装置は、ＣＲＴ１の管軸方向の外部磁界による純度
回転とラスタ回転の適正な補償を同時かつ自動的に補償
することができる。
出素子２で検出されたＣＲＴ１の管軸方向の外部磁界の
極性と強さは、電気信号に変換されて電流供給回路３に
出力される。電流供給回路３では、磁気検出素子２から
の電気信号に応じて磁界の強さに比例した電流を補償用
コイル４ｃに供給する。そして、補償用コイル４ｃは、
ＣＲＴ１の管軸方向の外部磁界による純度回転とラスタ
回転の両方を同時に最適に自動補償する補償磁界を発生
する。このため、この実施例のカラー陰極線管ディスプ
レイ装置は、ＣＲＴ１の管軸方向の外部磁界による純度
回転とラスタ回転の適正な補償を同時かつ自動的に補償
することができる。
【００２５】実施例２．図２は請求項２の発明の一実施
例によるカラー陰極線管ディスプレイ装置を示す断面図
であり、図において、９はユーザに開放された、例えば
ボリューム，プッシュボタン等のユーザコントロール
（外部操作回路）、１０はそのユーザコントロール９の
信号に応じた電流を補償用コイル４ｃに供給する電流供
給回路（第２の電流供給回路）であり、その他の構成は
実施例１である図１に示した構成と同一なので、その説
明を省略する。
例によるカラー陰極線管ディスプレイ装置を示す断面図
であり、図において、９はユーザに開放された、例えば
ボリューム，プッシュボタン等のユーザコントロール
（外部操作回路）、１０はそのユーザコントロール９の
信号に応じた電流を補償用コイル４ｃに供給する電流供
給回路（第２の電流供給回路）であり、その他の構成は
実施例１である図１に示した構成と同一なので、その説
明を省略する。
【００２６】次に動作について説明する。まず、ユーザ
が外部よりユーザコントロール９のボリューム，プッシ
ュボタン等を操作し、大きさと方向とを示す電気的信号
を電流供給回路１０に出力する。電流供給回路１０では
そのユーザコントロール９の電気的信号に応じて、その
信号の大きさに比例し方向に対応した方向に流れる電流
を補償用コイルに４ｃに供給する。したがって、補償用
コイル４ｃにおける手動補償ができると共に、実施例１
における磁気検出素子２を不要にすることができ構成を
安価にすることができる。また、補償用コイル４ｃを、
カラー陰極線管１のファンネル部１ｃの管軸方向の外部
磁界による純度回転とラスタ回転とを同時に最適に補償
する位置に巻回することにより、管軸方向の外部磁界に
よる純度回転とラスタ回転との画面上の影響を同時に最
適に手動補償する補償磁界を発生する。
が外部よりユーザコントロール９のボリューム，プッシ
ュボタン等を操作し、大きさと方向とを示す電気的信号
を電流供給回路１０に出力する。電流供給回路１０では
そのユーザコントロール９の電気的信号に応じて、その
信号の大きさに比例し方向に対応した方向に流れる電流
を補償用コイルに４ｃに供給する。したがって、補償用
コイル４ｃにおける手動補償ができると共に、実施例１
における磁気検出素子２を不要にすることができ構成を
安価にすることができる。また、補償用コイル４ｃを、
カラー陰極線管１のファンネル部１ｃの管軸方向の外部
磁界による純度回転とラスタ回転とを同時に最適に補償
する位置に巻回することにより、管軸方向の外部磁界に
よる純度回転とラスタ回転との画面上の影響を同時に最
適に手動補償する補償磁界を発生する。
【００２７】実施例３．図３（ａ）は請求項３の発明の
一実施例によるカラー陰極線管ディスプレイ装置を示す
断面図、図３（ｂ）は図３（ａ）のＡ−Ａ矢視図であ
り、図において、１１は補償用コイル４ｃを収納すると
共にファンネル部１ｃに固定される突起１１ａを有する
コイル巻枠（第１のコイル巻枠）である。このように、
補償用コイル４ｃを収納するコイル巻枠１１を突起１１
ａによりファンネル部１ｃに固定することにより、アタ
ッチメント等が不要となり、簡単な構成で補償用コイル
４ｃを固定することができる。また、ファンネル部１ｃ
に直接固定できるので、偏向ヨーク５および框体に取り
付けスペースがない場合の取り付け手段として有効とな
る効果がある。なお、図４は上記実施例２にこのコイル
巻枠１１を適用した場合の断面図であり、同様な効果を
奏する。
一実施例によるカラー陰極線管ディスプレイ装置を示す
断面図、図３（ｂ）は図３（ａ）のＡ−Ａ矢視図であ
り、図において、１１は補償用コイル４ｃを収納すると
共にファンネル部１ｃに固定される突起１１ａを有する
コイル巻枠（第１のコイル巻枠）である。このように、
補償用コイル４ｃを収納するコイル巻枠１１を突起１１
ａによりファンネル部１ｃに固定することにより、アタ
ッチメント等が不要となり、簡単な構成で補償用コイル
４ｃを固定することができる。また、ファンネル部１ｃ
に直接固定できるので、偏向ヨーク５および框体に取り
付けスペースがない場合の取り付け手段として有効とな
る効果がある。なお、図４は上記実施例２にこのコイル
巻枠１１を適用した場合の断面図であり、同様な効果を
奏する。
【００２８】実施例４．図５は請求項４の発明の一実施
例によるカラー陰極線管ディスプレイ装置を示す断面図
であり、図において、１２は補償用コイル４ｃを収納す
るコイル巻枠（第２のコイル巻枠）、１３はそのコイル
巻枠１２と偏向ヨーク５のセパレータフランジ６とを接
続し、そのコイル巻枠１２をファンネル部１ｃに固定す
るアタッチメント（第１の巻枠固定部材）である。この
ように、補償用コイル４ｃを収納するコイル巻枠１２
を、そのコイル巻枠１２と偏向ヨーク５のセパレータフ
ランジ６とを接続するアタッチメント１３によりファン
ネル部１ｃに固定することにより、製造工程上、コイル
巻枠１２を直接ファンネル部１ｃに固定する工程が不要
となり、製造工程を簡単にすることができる。また、ア
タッチメント１３の長さを変えることにより、複数種類
の形状のコイル巻枠１２を用いることができる効果があ
る。なお、図６は上記実施例２にこのコイル巻枠１２と
アタッチメント１３を適用した場合の断面図であり、同
様な効果を奏する。
例によるカラー陰極線管ディスプレイ装置を示す断面図
であり、図において、１２は補償用コイル４ｃを収納す
るコイル巻枠（第２のコイル巻枠）、１３はそのコイル
巻枠１２と偏向ヨーク５のセパレータフランジ６とを接
続し、そのコイル巻枠１２をファンネル部１ｃに固定す
るアタッチメント（第１の巻枠固定部材）である。この
ように、補償用コイル４ｃを収納するコイル巻枠１２
を、そのコイル巻枠１２と偏向ヨーク５のセパレータフ
ランジ６とを接続するアタッチメント１３によりファン
ネル部１ｃに固定することにより、製造工程上、コイル
巻枠１２を直接ファンネル部１ｃに固定する工程が不要
となり、製造工程を簡単にすることができる。また、ア
タッチメント１３の長さを変えることにより、複数種類
の形状のコイル巻枠１２を用いることができる効果があ
る。なお、図６は上記実施例２にこのコイル巻枠１２と
アタッチメント１３を適用した場合の断面図であり、同
様な効果を奏する。
【００２９】実施例５．図７は請求項５の発明の一実施
例によるカラー陰極線管ディスプレイ装置を示す断面図
であり、図において、１４はコイル巻枠１２と框体１５
とを接続しそのコイル巻枠１２をファンネル部１ｃに固
定するアタッチメント（第２の巻枠固定部材）である。
このように、補償用コイル４ｃを収納するコイル巻枠１
２を、そのコイル巻枠１２と框体１５とを接続するアタ
ッチメント１４によりファンネル部１ｃに固定すること
により、ＣＲＴ１のまわりに取り付けスペースがない場
合の取り付け手段として有効となる効果がある。なお、
図８は上記実施例２にこのアタッチメント１４を適用し
た場合の断面図であり、同様な効果を奏する。
例によるカラー陰極線管ディスプレイ装置を示す断面図
であり、図において、１４はコイル巻枠１２と框体１５
とを接続しそのコイル巻枠１２をファンネル部１ｃに固
定するアタッチメント（第２の巻枠固定部材）である。
このように、補償用コイル４ｃを収納するコイル巻枠１
２を、そのコイル巻枠１２と框体１５とを接続するアタ
ッチメント１４によりファンネル部１ｃに固定すること
により、ＣＲＴ１のまわりに取り付けスペースがない場
合の取り付け手段として有効となる効果がある。なお、
図８は上記実施例２にこのアタッチメント１４を適用し
た場合の断面図であり、同様な効果を奏する。
【００３０】
【発明の効果】以上のように、請求項１の発明によれば
カラー陰極線管の管軸方向の外部磁界の極性と強さとを
磁気検出素子により検出し、その外部磁界の強さに応じ
た電流を、パネルと偏向ヨークとの間のファンネル部
の、上記管軸方向の外部磁界による純度回転とラスタ回
転とを同時に補償する位置に巻回された補償用コイルに
供給するように構成したので、補償用コイルにおける自
動補償ができる。また、その補償用コイルは、管軸方向
の外部磁界による純度回転とラスタ回転との画面上の影
響を同時に且つ最適に補償することができる効果があ
る。
カラー陰極線管の管軸方向の外部磁界の極性と強さとを
磁気検出素子により検出し、その外部磁界の強さに応じ
た電流を、パネルと偏向ヨークとの間のファンネル部
の、上記管軸方向の外部磁界による純度回転とラスタ回
転とを同時に補償する位置に巻回された補償用コイルに
供給するように構成したので、補償用コイルにおける自
動補償ができる。また、その補償用コイルは、管軸方向
の外部磁界による純度回転とラスタ回転との画面上の影
響を同時に且つ最適に補償することができる効果があ
る。
【００３１】請求項２の発明によれば外部より操作自在
な大きさと方向とを示す信号を外部操作回路により出力
し、その信号の大きさに比例し方向に対応した方向に流
れる電流を補償用コイルに供給するように構成したの
で、外部操作回路により、外部より補償用コイルにおけ
る手動補償ができる効果がある。
な大きさと方向とを示す信号を外部操作回路により出力
し、その信号の大きさに比例し方向に対応した方向に流
れる電流を補償用コイルに供給するように構成したの
で、外部操作回路により、外部より補償用コイルにおけ
る手動補償ができる効果がある。
【００３２】請求項３の発明によれば補償用コイルを収
納すると共に、ファンネル部に固定される突起を有する
第１のコイル巻枠を備えるように構成したので、第１の
コイル巻枠を突起によりファンネル部に固定することが
でき、巻枠固定部材等を不要にし、構成を簡単にするこ
とができる。また、ファンネル部に直に固定するので、
偏向ヨークおよび框体による取り付けスペースがない場
合であっても、第１のコイル巻枠をファンネル部に固定
することができる効果がある。
納すると共に、ファンネル部に固定される突起を有する
第１のコイル巻枠を備えるように構成したので、第１の
コイル巻枠を突起によりファンネル部に固定することが
でき、巻枠固定部材等を不要にし、構成を簡単にするこ
とができる。また、ファンネル部に直に固定するので、
偏向ヨークおよび框体による取り付けスペースがない場
合であっても、第１のコイル巻枠をファンネル部に固定
することができる効果がある。
【００３３】請求項４の発明によれば補償用コイルを収
納する第２のコイル巻枠と、その第２のコイル巻枠と偏
向ヨークとを接続しその第２のコイル巻枠をファンネル
部に固定する第１の巻枠固定部材とを備えるように構成
したので、第２のコイル巻枠をその第２のコイル巻枠と
偏向ヨークとを接続する第１の巻枠固定部材によりファ
ンネル部に固定することができ、製造工程上、第２のコ
イル巻枠を直接ファンネル部に固定する工程が不要とな
り、製造工程を簡単にすることができる。また、第１の
巻枠固定部材の長さを変えることにより、複数種類の形
状の第２のコイル巻枠を用いることができる効果があ
る。
納する第２のコイル巻枠と、その第２のコイル巻枠と偏
向ヨークとを接続しその第２のコイル巻枠をファンネル
部に固定する第１の巻枠固定部材とを備えるように構成
したので、第２のコイル巻枠をその第２のコイル巻枠と
偏向ヨークとを接続する第１の巻枠固定部材によりファ
ンネル部に固定することができ、製造工程上、第２のコ
イル巻枠を直接ファンネル部に固定する工程が不要とな
り、製造工程を簡単にすることができる。また、第１の
巻枠固定部材の長さを変えることにより、複数種類の形
状の第２のコイル巻枠を用いることができる効果があ
る。
【００３４】請求項５の発明によれば補償用コイルを収
納する第２のコイル巻枠と、その第２のコイル巻枠と框
体とを接続しその第２のコイル巻枠をファンネル部に固
定する第２の巻枠固定部材とを備えるように構成したの
で、第２のコイル巻枠を、その第２のコイル巻枠と框体
とを接続する第２の巻枠固定部材によりファンネル部に
固定することができ、カラー陰極線管まわりに取り付け
スペースがない場合であっても、第２のコイル巻枠をフ
ァンネル部に固定することができる効果がある。
納する第２のコイル巻枠と、その第２のコイル巻枠と框
体とを接続しその第２のコイル巻枠をファンネル部に固
定する第２の巻枠固定部材とを備えるように構成したの
で、第２のコイル巻枠を、その第２のコイル巻枠と框体
とを接続する第２の巻枠固定部材によりファンネル部に
固定することができ、カラー陰極線管まわりに取り付け
スペースがない場合であっても、第２のコイル巻枠をフ
ァンネル部に固定することができる効果がある。
【図１】請求項１の発明の一実施例によるカラー陰極線
管ディスプレイ装置を示す断面図である。
管ディスプレイ装置を示す断面図である。
【図２】請求項２の発明の一実施例によるカラー陰極線
管ディスプレイ装置を示す断面図である。
管ディスプレイ装置を示す断面図である。
【図３】請求項３の発明の一実施例によるカラー陰極線
管ディスプレイ装置を示す断面図である。
管ディスプレイ装置を示す断面図である。
【図４】請求項３の発明の他の実施例によるカラー陰極
線管ディスプレイ装置を示す断面図である。
線管ディスプレイ装置を示す断面図である。
【図５】請求項４の発明の一実施例によるカラー陰極線
管ディスプレイ装置を示す断面図である。
管ディスプレイ装置を示す断面図である。
【図６】請求項４の発明の他の実施例によるカラー陰極
線管ディスプレイ装置を示す断面図である。
線管ディスプレイ装置を示す断面図である。
【図７】請求項５の発明の一実施例によるカラー陰極線
管ディスプレイ装置を示す断面図である。
管ディスプレイ装置を示す断面図である。
【図８】請求項５の発明の他の実施例によるカラー陰極
線管ディスプレイ装置を示す断面図である。
線管ディスプレイ装置を示す断面図である。
【図９】従来のカラー陰極線管ディスプレイ装置を示す
断面図である。
断面図である。
【図１０】ＣＲＴの管軸方向の外部磁界が画面に及ぼす
影響を示す説明図である。
影響を示す説明図である。
１ ＣＲＴ（カラー陰極線管） １ａ 電子銃 １ｂ パネル １ｃ ファンネル部 ２ 磁気検出素子 ３ 電流供給回路（第１の電流供給回路） ４ｃ 補償用コイル ５ 偏向ヨーク ９ ユーザコントロール（外部操作回路） １０ 電流供給回路（第２の電流供給回路） １１ コイル巻枠（第１のコイル巻枠） １１ａ 突起 １２ コイル巻枠（第２のコイル巻枠） １３ アタッチメント（第１の巻枠固定部材） １４ アタッチメント（第２の巻枠固定部材） １５ 框体
Claims (5)
- 【請求項１】 電子銃から出射される電子ビームを偏向
ヨークで偏向しパネル上に像を表示させるカラー陰極線
管と、上記電子銃とパネルとを結ぶ管軸方向の外部磁界
の極性と強さとを検出する磁気検出素子と、その磁気検
出素子の検出信号に応じて、その外部磁界の強さに比例
し極性に対応した方向に流れる電流を供給する第１の電
流供給回路と、上記カラー陰極線管のパネルと偏向ヨー
クとの間のファンネル部に、且つ上記管軸方向の外部磁
界による純度回転とラスタ回転とを同時に補償する位置
に巻回され、上記第１の電流供給回路からの電流に応じ
て補償磁界を発生する補償用コイルとを備えたカラー陰
極線管ディスプレイ装置。 - 【請求項２】 電子銃から出射される電子ビームを偏向
ヨークで偏向しパネル上に像を表示させるカラー陰極線
管と、外部より操作自在な大きさと方向とを示す信号を
出力する外部操作回路と、その外部操作回路の信号に応
じて、その信号の大きさに比例し方向に対応した方向に
流れる電流を供給する第２の電流供給回路と、上記カラ
ー陰極線管のパネルと偏向ヨークとの間のファンネル部
に、且つ上記管軸方向の外部磁界による純度回転とラス
タ回転とを同時に補償する位置に巻回され、上記第２の
電流供給回路からの電流に応じて補償磁界を発生する補
償用コイルとを備えたカラー陰極線管ディスプレイ装
置。 - 【請求項３】 補償用コイルを収納すると共に、ファン
ネル部に固定される突起を有する第１のコイル巻枠を備
えたことを特徴とする請求項１または請求項２記載のカ
ラー陰極線管ディスプレイ装置。 - 【請求項４】 補償用コイルを収納する第２のコイル巻
枠と、その第２のコイル巻枠と偏向ヨークとを接続しそ
の第２のコイル巻枠をファンネル部に固定する第１の巻
枠固定部材とを備えたことを特徴とする請求項１または
請求項２記載のカラー陰極線管ディスプレイ装置。 - 【請求項５】 補償用コイルを収納する第２のコイル巻
枠と、その第２のコイル巻枠と框体とを接続しその第２
のコイル巻枠をファンネル部に固定する第２の巻枠固定
部材とを備えたことを特徴とする請求項１または請求項
２記載のカラー陰極線管ディスプレイ装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5310887A JPH07162881A (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | カラー陰極線管ディスプレイ装置 |
| TW085213330U TW317961U (en) | 1993-12-10 | 1994-04-19 | Color crt display apparatus |
| US08/230,550 US5488270A (en) | 1993-12-10 | 1994-04-20 | Color CRT display apparatus |
| KR1019940032437A KR0136444B1 (ko) | 1993-12-10 | 1994-12-01 | 컬러음극선관 디스플레이장치 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5310887A JPH07162881A (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | カラー陰極線管ディスプレイ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07162881A true JPH07162881A (ja) | 1995-06-23 |
Family
ID=18010580
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5310887A Pending JPH07162881A (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | カラー陰極線管ディスプレイ装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5488270A (ja) |
| JP (1) | JPH07162881A (ja) |
| KR (1) | KR0136444B1 (ja) |
| TW (1) | TW317961U (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR970010216B1 (en) * | 1994-12-02 | 1997-06-23 | Samsung Electronics Co Ltd | Tilt control circuit for crt |
| JP3634476B2 (ja) * | 1995-12-25 | 2005-03-30 | エヌイーシー三菱電機ビジュアルシステムズ株式会社 | カラー陰極線管ディスプレイ装置およびその補償方法 |
| TW412056U (en) * | 1998-10-26 | 2000-11-11 | Koninkl Philips Electronics Nv | Picture display device comprising a deflection unit, and deflection unit for such a picture display device |
| JP3685304B2 (ja) * | 1998-12-15 | 2005-08-17 | Ｎｅｃディスプレイソリューションズ株式会社 | 環境磁気補償装置及び陰極線管表示装置 |
Family Cites Families (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5028288A (ja) * | 1973-07-11 | 1975-03-22 | ||
| US4899082A (en) * | 1987-03-25 | 1990-02-06 | Digital Equipment Corporation | Apparatus for compensating for image rotation in a CRT display |
| JP2635327B2 (ja) * | 1987-05-19 | 1997-07-30 | 松下電子工業株式会社 | カラー受像管用偏向ヨーク |
| US4992697A (en) * | 1988-02-01 | 1991-02-12 | U.S. Philips Corporation | Picture display device with magnetizable core means comprising compensation coils |
| JP2676018B2 (ja) * | 1988-12-19 | 1997-11-12 | 株式会社日立製作所 | 偏向ヨーク，偏向ヨーク用補助コイル及び画像表示装置 |
| US5189348A (en) * | 1989-06-09 | 1993-02-23 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Cathode ray tube apparatus intended to reduce magnetic fluxes leaked outside the apparatus |
| US4996461A (en) * | 1989-09-07 | 1991-02-26 | Hughes Aircraft Company | Closed loop bucking field system |
| US5066891A (en) * | 1990-01-02 | 1991-11-19 | Raytheon Company | Magnetic field cancellation circuit |
| IT1251351B (it) * | 1990-06-25 | 1995-05-08 | Videocolor Spa | Apparecchio per la compensazione di campi magnetici |
| US5168195A (en) * | 1991-08-09 | 1992-12-01 | Thomson Consumer Electronics, Inc. | Magnetic field compensation apparatus |
-
1993
- 1993-12-10 JP JP5310887A patent/JPH07162881A/ja active Pending
-
1994
- 1994-04-19 TW TW085213330U patent/TW317961U/zh unknown
- 1994-04-20 US US08/230,550 patent/US5488270A/en not_active Expired - Fee Related
- 1994-12-01 KR KR1019940032437A patent/KR0136444B1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5488270A (en) | 1996-01-30 |
| KR0136444B1 (ko) | 1998-11-16 |
| TW317961U (en) | 1997-10-11 |
| KR950023038A (ko) | 1995-07-28 |
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