JPH053002A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

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JPH053002A
JPH053002A JP15016791A JP15016791A JPH053002A JP H053002 A JPH053002 A JP H053002A JP 15016791 A JP15016791 A JP 15016791A JP 15016791 A JP15016791 A JP 15016791A JP H053002 A JPH053002 A JP H053002A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic field
coil
canceling
deflection yoke
deflection
Prior art date
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Pending
Application number
JP15016791A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Hojo
実 北條
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP15016791A priority Critical patent/JPH053002A/ja
Publication of JPH053002A publication Critical patent/JPH053002A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 陰極線管の偏向ヨークから生じる漏れ磁界を
効果的に低減すること。 【構成】 偏向ヨーク8の上下前方位置に、打ち消しコ
イル14a,14bと、これらの打ち消しコイル14
a,14bの設置角を調整するための角度調整用治具1
5a,15bとを備え、水平偏向コイルから発生する漏
れ磁界16を、打ち消しコイル14a,14bから発生
させた打ち消し磁界17で打ち消すことで、漏れ磁界を
低減させるよう構成したものである。 【効果】 陰極線管の偏向コイルから発生する漏れ磁界
を環境条件の変化に対応して効果的に低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、陰極線管の偏向ヨー
ク装置から発生する漏れ磁界を低減させることができる
画像表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は陰極線管の構造を示す概略図であ
り、同図において、1は陰極線管、2は画像影出部分で
あるパネルで、3は上記パネル2の内面に形成された蛍
光体膜である。4は上記パネル2に接合され、ほぼ錐体
形状に形成されたファンネル、5はガラス円筒からなる
ネック部で、上記ファンネル4に接合されている。6は
少なくとも1本の電子ビームを発生する電子銃、7は上
記電子銃6を動作させるための諸電圧を供給するための
ベース、8は上記電子銃6から放射される電子ビームが
上記蛍光体膜3の所定位置に当たるように偏向させるた
めの偏向ヨークである。
【0003】ところで、上記偏向ヨーク8は、図7で示
すような外観構造となっており、水平偏向コイル9a,
9bと、垂直偏向コイル10a,10bとから構成され
ている。また、上記垂直偏向コイル10a,10bはコ
ア11を伴ったトロイダル状に形成されていることがあ
る。さらに、水平偏向コイル9a,9bは、図8に示す
ように、各々、ループ状で鞍型に形成されている。
【0004】つぎに、上記構成の動作について説明す
る。図6で示すパネル2のフェース面に画像を影出させ
るには、電子銃6から放射される電子ビームをパネル2
の内面の蛍光体膜2の適当な位置に当てる必要があり、
そのために、偏向ヨーク8によって適当な偏向磁界を与
えて電子ビームを偏向させる。
【0005】具体的には、図9で示すように、電子ビー
ムを垂直方向に偏向させるため、水平方向12a,12
bの向きに適切な磁界が発生するように偏向電流を垂直
偏向コイル10a,10bに流し、同様に、電子ビーム
を水平方向に偏向させるために、垂直方向13a,13
bの向きに適切な磁界が発生するように偏向電流を水平
偏向コイル9a,9bに流す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の陰極線管におけ
る偏向装置は上記のように構成されているが、最近の陰
極線管においては、画像の高解像度、高密度表示化への
要求が非常に強く、その一手段として、水平偏向電流の
周波数を高める傾向にある。
【0007】この周波数を高めた高周波数電流により生
じる偏向磁界は、本来、偏向ヨークの内部で電子ビーム
を偏向させるためにのみ発生すればよいが、実際には、
外部にも漏れ磁界として発生している。そして、この漏
れ磁界は、たとえば、周辺に存在する電子機器や電気器
具等の周辺機器に悪影響を及ぼすのみならず、人体や動
物等へも悪影響を及ぼすことが知られており、漏れ磁界
を効率的に低減する対策が望まれていた。
【0008】この発明は上記の課題を解決するためにな
されたものであって、陰極線管の偏向ヨークから発生す
る漏れ磁界を効果的に低減させることができる画像表示
装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明では、偏向ヨークの上下位置の少な
くとも一方に配設され、漏れ磁界を打ち消すように巻回
された打ち消しコイルと、上記打ち消しコイルの設置角
を調整するための角度調整治具とを具備したことを特徴
としている。
【0010】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
ける打ち消しコイルが、偏向ヨークの水平偏向コイルと
直列に接続され、上記水平偏向コイルから発生する漏れ
磁界を打ち消すように巻回されたものであることを特徴
としている。
【0011】しかして、請求項1の発明によれば、偏向
ヨークから発生する漏れ磁界と打ち消しコイルから発生
する打ち消し磁界とは、その向きが逆になっているの
で、互いに打ち消し合い、結果的に、漏れ磁界が低減さ
れる。しかも、打ち消しコイルの設置角度を角度調整用
治具によって自由に調整できるので、どのようなモニタ
ーセットにでも装備でき、環境条件が変化しても効果的
に漏れ磁界を打ち消し、目的に応じた漏れ磁界の低減を
おこなうことができる。
【0012】また、請求項2の発明によれば、打ち消し
コイルが水平偏向コイルと直列に接続されているので、
水平偏向コイルから発生する漏れ磁界を上記打ち消しコ
イルから発生する打ち消し磁界によって効果的に低減さ
せることができる。
【0013】
【実施例】実施例1 以下、この発明の一実施例を図について説明する。図1
はこの発明による画像表示装置の側面図であり、従来例
を示す図6と同一または相当する部分には同一の符号を
付してその詳しい説明を省略する。
【0014】図において、14a,14bは水平偏向コ
イル9a,9bから発生する漏れ磁界を打ち消すように
巻回された打ち消しコイルであって、偏向ヨーク8の前
方部分に、その一端部を支点として回動可能に支持され
ている。
【0015】一方、15a,15bは上記打ち消しコイ
ル14a,14bの設置角を、ある程度自由に調整でき
る角度調整用治具であって、その一端部が偏向ヨーク8
の前方部分に固着されている。
【0016】18a,18bは、上記角度調整用治具1
5a,15bに付設された可動杆であって、その一端部
が上記打ち消しコイル14a,14bのほぼ中間位置に
固着され、他端部が上記角度調整用治具15a,15b
の図示しない嵌合溝内を移動可能に係止支持されてい
る。なお、図示しないが、この可動杆18a,18bは
上記角度調整用治具15a,15bの嵌合溝(図示せ
ず)内の任意位置で固定できるような手段がほどこされ
ている。
【0017】また、上記した打ち消しコイル14a,1
4bは、図2で示すように、水平偏向コイル9a,9b
と直列に接続され、水平偏向コイル9a,9bに流れる
交流電流の時間的変化と同一の交流電流が流れるものと
する。
【0018】さらに、上記実施例では、打ち消しコイル
14a,14bは、偏向ヨークの上下前方位置にそれぞ
れ1つ配置した場合を例示したが、これらの打ち消しコ
イルの配置位置、配置個数、形状、打ち消しコイルのタ
ーン数、材料、大きさは、とくに限定されるものではな
く、漏れ磁界の規模・状態を考慮して適宜決定されるも
のとする。
【0019】なお、角度調整用治具15a,15bの形
状、材料、有効角度も、とくに、限定されるものではな
く、要するに、打ち消しコイル14a,14bの設置角
をある程度自由に変更調整し、かつ固定することができ
るものであれば、この実施例で例示したものに限定され
ることなく用いることができる。
【0020】つぎに、上記構成の動作について説明す
る。すなわち、図3は陰極線管の動作時に、偏向ヨーク
から発生する漏れ磁界と打ち消しコイルから発生する打
ち消し磁界との発生状況を説明する図である。同図から
明らかなように、陰極線管の動作時、偏向ヨーク8から
漏れ磁界17が発生する。一方、打ち消しコイル14
a,14bからは打ち消し磁界16が発生する。これら
の各磁界はその向きが逆になっており、互いに打ち消し
合い、結果的に、漏れ磁界16が低減する。
【0021】また、上記打ち消しコイル14a,14b
の設置角の調整動作を図4、図5により説明する。図4
は打ち消しコイルの設置角が大きい場合の打ち消し磁界
のモデル図、図5は打ち消しコイルの設置角が小さい場
合の打ち消し磁界のモデル図である。これらの図で示す
ように、打ち消しコイル14a,14bの設置角は、角
度調整用治具15a,15bに付設された可動杆18
a,18bの他端部が角度調整用治具15a,15bの
嵌合溝(図示しない)内を、たとえば、図4の状態から
図5の状態に移動すると、角度調整用治具15a,15
bと打ち消しコイル14a,14bとが形成する角度は
狭くなり、打ち消し磁界の発生範囲を図4の符号17a
で示す状態から図5の符号17bで示す状態に変化させ
ることができる。
【0022】上記実施例から明らかなように、打ち消し
コイル14a,14bの設置角の角度調整を、角度調整
用治具15a,15bならびにこれに付設された可動杆
18a,18bによっておこない、発生する打ち消し磁
界を上記のように、適宜変化させることが可能であるか
ら、このことを利用して目的に応じ、また、モニターセ
ットに応じた最適設置角に調整して漏れ磁界を低減させ
ることができる。
【0023】したがって、偏向ヨーク8が同一で環境条
件が変化した場合でも、上記打ち消しコイル14a,1
4bの設置角を、適宜調整することにより容易に対応さ
せることができるものである。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、偏向ヨークから発生する漏れ磁界を打ち消しコイル
から発生する漏れ磁界によって打ち消すことができ、し
かも、この打ち消しコイルの設置角が調整可能であるの
で、環境条件が変化しても漏れ磁界を効果的に低減させ
ることができ、従来の画像表示装置に対しても若干の改
善を加えるだけで適用することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による画像表示装置を示す
側面図である。
【図2】この発明の一実施例による画像表示装置におけ
る打ち消しコイルと水平偏向コイルとの接続状態を説明
するための図である。
【図3】この発明の一実施例による画像表示装置におけ
る漏れ磁界と打ち消し磁界の発生状態を示す図である。
【図4】打ち消しコイルの設置角が大きい場合の打ち消
し磁界のモデル図である。
【図5】打ち消しコイルの設置角が小さい場合の打ち消
し磁界のモデル図である。
【図6】従来の陰極線管の構造を示す概略図である。
【図7】偏向ヨークの外観を示す斜視図である。
【図8】水平偏向コイルの巻き方の形状を示す図であ
る。
【図9】偏向ヨーク内の水平偏向コイルと垂直偏向コイ
ルとから発生する磁界の向きを説明するための図であ
る。
【符号の説明】
8 偏向ヨーク 9a,9b 水平偏向コイル 14a,14b 打ち消しコイル 15a,15b 角度調整用治具 16 漏れ磁界 17,17a,17b 打ち消し磁界 18a,18b 可動杆
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年9月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】つぎに、上記構成の動作について説明す
る。すなわち、図3は陰極線管の動作時に、偏向ヨーク
から発生する漏れ磁界と打ち消しコイルから発生する打
ち消し磁界との発生状況を説明する図である。同図から
明らかなように、陰極線管の動作時、偏向ヨーク8から
漏れ磁界16が発生する。一方、打ち消しコイル14
a,14bからは打ち消し磁界17が発生する。これら
の各磁界はその向きが逆になっており、互いに打ち消し
合い、結果的に、漏れ磁界16が低減する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも電子銃と蛍光面スクリーンと
    偏向ヨークとを有する陰極線管において、上記偏向ヨー
    クの上下位置の少なくとも一方に配設され、偏向ヨーク
    からの漏れ磁界を打ち消すように巻回された打ち消しコ
    イルと、上記打ち消しコイルの設置角を調整するための
    角度調整用治具とを具備したことを特徴とする画像表示
    装置。
  2. 【請求項2】 打ち消しコイルが、偏向ヨークの水平偏
    向コイルと直列に接続され、上記水平偏向コイルから発
    生する漏れ磁界を打ち消すように巻回された請求項1記
    載の画像表示装置。
JP15016791A 1991-06-21 1991-06-21 画像表示装置 Pending JPH053002A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15016791A JPH053002A (ja) 1991-06-21 1991-06-21 画像表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15016791A JPH053002A (ja) 1991-06-21 1991-06-21 画像表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH053002A true JPH053002A (ja) 1993-01-08

Family

ID=15490972

Family Applications (1)

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JP15016791A Pending JPH053002A (ja) 1991-06-21 1991-06-21 画像表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH053002A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100594647B1 (ko) * 1999-02-01 2006-06-28 엘지전자 주식회사 음극선관용 편향요크

Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100594647B1 (ko) * 1999-02-01 2006-06-28 엘지전자 주식회사 음극선관용 편향요크

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