JP3861595B2 - カラー受像管装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はモニターやテレビジョン受像機等に用いられるカラー受像管装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
カラー受像管の重要な画像品質要素の一つにラスター歪があるが、従来より周辺部の上下ピンクッション歪、および左右ピンクッション歪は偏向ヨークの磁界、およびカラー受像管装置の補正回路によって補正されている。しかし、これらの上下左右の周辺部の歪を最適化しても、縦線の中間部または横線の中間部にピンクッション歪が残留することがある。これらはそれぞれ「左右インナーピンクッション歪」(図6)、「上下インナーピンクッション歪」(図7)と呼ばれる。「左右インナーピンクッション歪」は「縦線インナーピンクッション歪」と、「上下インナーピンクッション歪」は「横線インナーピンクッション歪」とも呼ばれる。
【0003】
一般に平面スクリーン上の輝点位置の変位量X(t)は、θを偏向角とするとtanθに比例する。そのため蛍光体スクリーン面の水平方向周辺部に近づくにつれて水平方向の変位量が増加する、いわゆる「S字歪」と呼ばれる非直線性歪が生じる。このS字歪はS字歪補正回路を付加することにより補正される。S字歪の必要補正量は偏向中心から蛍光体スクリーン面上の各点までの垂直方向の距離に逆比例する。図8に示すように、カラー受像管のラスター上部、および下部すなわち蛍光体スクリーン面の垂直方向周辺部18では中間部17(斜線で示す範囲)よりも偏向中心からの距離が遠いので、S字歪の必要補正量が中間部よりも少なくて済む。
【0004】
しかしながら、従来のカラー受像管装置のS字歪補正回路は、蛍光体スクリーン面の垂直方向中間部でのS字歪補正を最適化するものの、蛍光体スクリーン面の垂直方向中間部と周辺部との必要補正量の相違が考慮されていないために、周辺部でS字歪が過補正されてしまい、このために左右インナーピンクッション歪が生じてしまうという問題があった。特に、カラー受像管の前面パネルの平面化、および偏向角の増大に伴い、この左右インナーピンクッション歪が顕著になっていた。
【0005】
このような問題に対し、特開平9−149283号公報に記載された発明は、可飽和リアクタに水平偏向電流を流し、これを垂直偏向電流で変調させて、ラスター上部、および下部、すなわち垂直方向周辺部への偏向時に水平偏向部の総合インダクタンスが水平方向の周辺部への偏向時(すなわち、対角方向の角部への偏向時)に小さくなるような構成をとることにより、左右インナーピンクッション歪を除去していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
近年のカラー受像管の前面パネルの更なる平面化、並びに偏向角の増大に伴い、ラスターの上下方向での場合と同様にラスターの水平方向左部、および右部と水平方向中間部との間でもS字歪補正量の差が生じ、その結果として、左右インナーピンクッション歪に加えて上下インナーピンクッション歪の問題が顕在化してきた。上記の特開平9−149283号公報に記載の従来のインナーピンクッション歪補正回路は左右インナーピンクッション歪の補正には有効な手段であったが、上下インナーピンクッション歪の補正はできなかった。したがって、従来は偏向ヨークの中心軸を垂直方向に傾ける上下ティルトによって、歪の上下バランスをとるだけであった。
【0007】
この他、特開平6−283115号公報、実開昭63−80756号公報では偏向ヨークの4コーナーに磁石を配置し、上下方向中間部の上下バレル歪を補正しているが、この方式ではラスター歪を補正する際に、上下方向中間部の赤ビームと青ビームの横線コンバーゼンスが悪化する上、磁石取り付け時の工数が増し、作業性が劣化するという問題点があった。
【0008】
そこで、本発明ではカラー受像管装置において、上下ピンクッション歪を補正しつつ、上下インナーピンクッション歪をも補正し、且つ取り付ける磁石の数が上側、下側にそれぞれ2個でよいことから、材料費の削減、工数の低減、作業性の向上が図れる手段を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のカラー受像管装置は、内面に蛍光体スクリーン面を有するガラスバルブと、前記ガラスバルブ内に配置され、前記蛍光体スクリーン面に電子ビームを照射するインライン電子銃と、前記ガラスバルブ外に配置された水平偏向コイルおよび垂直偏向コイルを有する偏向装置とを備えたカラー受像管装置において、前記偏向装置の水平軸より上側に、上側偏向時に前記垂直偏向コイルが発生する磁界と同極性の磁界を発生する第1の磁界発生体を備え、前記偏向装置の水平軸より下側に、下側偏向時に前記垂直偏向コイルが発生する磁界と同極性の磁界を発生する第2の磁界発生体を備え、前記偏向装置の水平軸より上側に、上側偏向時に前記垂直偏向コイルが発生する磁界と逆極性の磁界を発生する第3の磁界発生体を備え、前記偏向装置の水平軸より下側に、下側偏向時に前記垂直偏向コイルが発生する磁界と逆極性の磁界を発生する第4の磁界発生体を備え、前記第1および第2の磁界発生体は、前記水平偏向コイルおよび前記垂直偏向コイルの管軸方向における偏向磁界強度のピーク位置よりも前記蛍光体スクリーン面側に配置され、前記第3および第4の磁界発生体は、前記第1および第2の磁界発生体の管軸方向における位置と同一又はこれより前記蛍光体スクリーン面側に配置されており、前記第3および第4の磁界発生体の磁界強度が前記第1および第2の磁界発生体の磁界強度より小さく、かつ、垂直軸方向において前記第3および第4の磁界発生体は前記第1および第2の磁界発生体よりも前記ガラスバルブに近い位置に配置されている。
【0010】
この構成によれば、第1および第2の磁界発生体による垂直偏向コイルの磁界と同極性の磁界により、蛍光体スクリーン面の垂直方向中間部の上下インナーピンクッション歪を補正するとともに、垂直方向周辺部の上下ピンクッション歪を過補正し、併せて第3および第4の磁界発生体による垂直偏向コイルの磁界と逆極性の磁界により、過補正された垂直方向周辺部の歪のみを再補正することで、周辺部の上下ピンクッション歪と中間部の上下インナーピンクッション歪をともに補正することができる。
【0012】
さらに、第1および第2の磁界発生体の減衰領域の磁界により、垂直方向周辺部へ偏向される電子ビームと垂直方向中間部へ偏向される電子ビームとにほぼ等しい補正方向の力を作用させることができ、かつ、第3および第4の磁界発生体の磁界により垂直方向周辺部へ偏向される電子ビームのみに上記補正方向とは逆方向の力を作用させることができるので、非常に効果的に上下インナーピンクッション歪を補正することができる。
【0013】
また、本発明のカラー受像管装置では前記第1〜第4の磁界発生体が磁石で構成されていることが好ましい。
【0014】
この好ましい構成によれば、第1および第2の磁界発生体を構成する磁石と第3および第4の磁界発生体を構成する磁石の大きさ、形状、磁気特性等を適当に選択することにより、蛍光体スクリーン面の垂直方向周辺部と中間部へ偏向されるそれぞれの電子ビームに作用する補正磁界を調節することができ、簡便、且つ低コストな方法で周辺部の上下ピンクッション歪と中間部の上下インナーピンクッション歪をともに補正することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0016】
本発明のカラー受像管装置は、カラー受像管と偏向装置とからなる。図2に示すように本発明のカラー受像管装置は、前面パネル1の内面に青、緑、赤に発光する蛍光体スクリーン面2を有するガラスバルブ3と、蛍光体スクリーン面2に対向配置されたシャドウマスク4と、ガラスバルブ3のネック部5内に配置され、蛍光体スクリーン面2に電子ビーム6を照射するインライン電子銃7と、ガラスバルブ3のファンネル部8およびネック部5の外側に装着された偏向装置9とからなり、通常は、さらにネック部5の外側にピュリティとスタティックコンバーゼンスを調整するための二極磁石、四極磁石および六極磁石を有するコンバーゼンスユニット10が付加される。
【0017】
以下の説明の便宜のために、管軸を通る水平軸をX軸、管軸を通る垂直軸(上下方向)をY軸、管軸をZ軸とする3次元直交座標系を設定する。
【0018】
図1は偏向装置9を上側(N側)から見た図、図12は同じく偏向装置9を横側(EまたはW側)から見た図で、図3は偏向装置9を蛍光体スクリーン面側から見た図である。偏向装置9は、全体としてピンクッション歪をもつ磁界を発生させる一対の水平偏向コイル11と、絶縁および支持のための樹脂枠12を介して一対の垂直偏向コイル13とが組み込まれ、その外周にはフェライトコア14が組み込まれている。さらに、フェライトコア14の蛍光体スクリーン面側開口部の外周部には、第1の磁界発生体である磁石31と第2の磁界発生体である磁石32が、ほぼ上下対称の位置にそれぞれ設けられている。さらに、垂直偏向コイル13の蛍光体スクリーン面側開口部の外周部には、第3の磁界発生体である磁石33と第4の磁界発生体である磁石34とが、ほぼ上下対称の位置にそれぞれ設けられている。これら磁石31〜34はいずれもフェライトコア14よりも蛍光体スクリーン面側で、管軸方向における偏向磁界強度のピーク位置よりも蛍光体スクリーン面側に設置されている。偏向磁界強度のピーク位置は、偏向コイルを構成する3つの部位(電子銃側アーク部、コーン部、スクリーン側アーク部)からの磁界の重ね合わせによって定まり、偏向コイルのコーン部中の円筒部(管軸とほぼ平行な部分)から曲面部(ファンネルに合わせて拡がっていく部分)への変曲点付近に現れることは周知である。
【0019】
図4は、電子ビームを蛍光体スクリーン面の上側に偏向する時の磁界を管軸に平行な方向から見た図である。第1の磁石31が発生する磁界の極性は垂直偏向コイル(図示せず)が発生する磁界(破線で示す)と同極性になっている。一方、第3の磁石33が発生する磁界の極性はこれとは逆極性になっている。なお、第2の磁石32は第1の磁石31とは逆方向の磁界を発生するように配置され、また、第4の磁石34は第3の磁石33とは逆方向の磁界を発生するように配置される。
【0020】
図5は、本発明により上下インナーピンクッション歪が補正される様子を示した図である。インライン電子銃7から射出された電子ビームは、偏向装置9が作り出す磁界により蛍光体スクリーン面2の全域にわたって偏向されるが、蛍光体スクリーン面の上側周辺部に偏向されるときには記号Aで示す軌道を通り、上側中間部に偏向されるときには記号Bで示す軌道を通る。図4に示すような極性の磁界が磁石31、33からそれぞれ発生したとき、電子銃側の領域Iでは、A、Bの2つの軌道の差が小さいために、第1の磁石31から発生する磁界は周辺部に偏向される電子ビームAだけでなく中間部に偏向される電子ビームBにも作用し、いずれの電子ビームも偏向方向と同方向の太い矢印で示す力51を受ける。これに対して、蛍光体スクリーン面側の領域IIではA,Bの軌道の差が大きく、第3の磁石33が発生する磁界がBの軌道を通る電子ビームに及ぼす作用は極めて小さいので、Aの軌道を通る電子ビームのみが偏向方向と逆方向の太い矢印で示す力52を受ける。
【0021】
図9、10は、上下インナーピンクッション歪と上下ピンクッション歪とが、本発明により段階的に補正される様子を示す。図9において、破線で示す補正前の上下インナーピンクッション歪を力51の作用により実線のように最適化補正すると、周辺部においては上下ピンクッション歪が過補正された状態となるが、力52の作用により周辺部は再度逆補正されるために、結果的にラスター歪は図10のように適切な状態となる。このようにして、上下ピンクッション歪の最適化を図りながら、上下インナーピンクッション歪を補正することができる。
【0022】
以上、蛍光体スクリーン面の上側に電子ビームを偏向する場合について説明したが、下側に偏向する場合には、図4に示した垂直偏向磁界(破線)の向きが逆向きとなり、磁界発生体である第2の磁石32と第4の磁石34が、上記の第1および第3の磁石31、33とそれぞれ同様の働きをする。
【0023】
次に、対角サイズが46cm(19インチ)のディスプレイ用カラー受像管装置について本発明の効果を確認した実験例について説明する。実験に際しては、磁石31、32として、大きさが5〔mm〕×5〔mm〕×15〔mm〕で磁界強度が0.05〔T〕の磁石を用い、磁石33、34には大きさが2〔mm〕×5〔mm〕×10〔mm〕で磁界強度が0.02〔T〕の磁石を用いた。磁石31、32は、垂直偏向磁界強度のピーク位置から蛍光体スクリーン面側に28〔mm〕の位置に、磁石33、34は、同じく48〔mm〕の位置に設置した。いずれの磁石も、その長手方向をX軸方向と平行にして設置した。
【0024】
単に偏向磁界のみによってラスター歪の最適化を図った場合(比較例)には、上下ピンクッション歪が0.1〔mm〕、上下インナーピンクッション歪が0.9〔mm〕であり、上下インナーピンクッション歪が目立っていた。これに対して、本発明の磁石31〜34を用いて歪を最適化した場合には、上下ピンクッション歪が0.1〔mm〕、上下インナーピンクッション歪が0.4〔mm〕であり、上下ピンクッション歪を上記比較例と同レベルに保ちながら、上下インナーピンクッション歪を改善できた。
【0025】
使用する磁石の磁界強度、サイズ、取付け位置は全体的なラスター歪のバランスを考慮しながら以下のように決定される。
【0026】
磁界強度については、基本的には上下インナーピンクッション歪をほぼゼロにまで補正できる程度の磁界強度を第1および第2の磁石31、32に付与し、過補正された周辺部の上下ピンクッション歪を0.5〔mm〕以下程度にまで、再補正でき得る磁界強度を磁石33、34に付与してやれば良い。
【0027】
サイズについては、磁石の長手方向の長さが短すぎるとラスター歪に不必要なうねり成分を生じてしまい、長すぎても所望の部分のみ補正することが困難となるため、上下ラスター歪を見ながらサイズを選択する必要がある。
【0028】
また、管軸方向の取り付け位置については、フェライトコアの外側に磁石を配置しても実質的な補正効果を得られないことから、磁石31、32はフェライトコアよりも蛍光体スクリーン面側の領域で、かつできるだけ電子銃寄りに配置され、磁石33、34は偏向装置の蛍光体スクリーン面側の端部に配置されるのが好ましい。
【0029】
ただし、これらは前述のように、ラスター歪全体のバランスを見ながら、その都度最適な組み合わせになる様、調整する必要がある。
【0030】
図11は、本発明に用いる磁石の磁界強度の垂直軸方向の分布を示した図である。曲線aは磁界強度の大きな磁石を、曲線bは磁界強度の小さな磁石をそれぞれ示す。いずれの磁石も、磁石の近傍の領域では磁界強度は急激に低下し、磁石から離れるにしたがって磁界強度の変化は徐々に緩やかとなっていく。第1および第2の磁石31、32には磁界強度が大きなものをファンネルから離して使用し、第3および第4の磁石33、34には磁界強度が小さなものをファンネルに近づけて使用するとさらに効果的である。なぜなら、領域I(図5参照)ではA、B双方の軌道を通る電子ビームをできる限り同じような強さの力で周辺方向へ引き上げたいので、図11に示すような磁石の垂直軸方向の磁界強度分布の変化がある程度減衰した領域(1)を使用する方が有効だからである。これとは逆に、領域II(図5参照)ではAの軌道を通る電子ビームにのみ再補正の力を作用させたいので、この場合には、磁石の垂直軸方向の磁界強度分布の変化が急峻に変化する領域(2)を用いた方が効果的であるからである。
【0031】
なお、図13のように、第1および第2の磁石31a、32aの管軸方向の取付位置と、第3および第4の磁石33a、34aの該方向の取付位置とが同一である場合でも、磁石33a、34aの磁界強度を磁石31a、32aよりも小さくし、かつ垂直軸方向において磁石33a、34aを磁石31a、32aよりもファンネルに近づけて取り付ければ同様の効果が得られる。また、この場合において、図14のように補正前の上下のラスター歪がうねり成分をもっているときは、図15に示すように第1および第2の磁石31a、32aの長さを第3および第4の磁石33a、34aの長さより長くすると良い。これにより、第1および第2の磁石31a、32aにより上下のラスター歪全体が図16のように補正され、中央の凸部aが第3および第4の磁石33a、34aによって逆補正されるので、図10に示したようにうねり成分を除去することができる。
【0032】
また、上記実施形態では第1〜第4の磁界発生体として磁石31〜34(31a〜34a)を用いたが、コイルを使った電磁石等を用いても良い。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、上下ピンクッション歪の最適化を図りながら、上下インナーピンクッション歪を補正でき、簡便かつ低コストな手段で高品位のカラー受像管装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の偏向装置を上側から見た図
【図2】本発明のカラー受像管装置の横断面図
【図3】同じく偏向装置を蛍光体スクリーン面側から見た図
【図4】本発明の磁界発生体(補正磁石)が発生する磁界の向きと垂直偏向磁界の向きとの関係を示す図
【図5】本発明の磁界発生体(補正磁石)により上下インナーピンクッション歪が補正される様子を示した図
【図6】左右インナーピンクッション歪の説明図
【図7】上下インナーピンクッション歪の説明図
【図8】蛍光体スクリーン面の垂直方向周辺部と中間部領域の説明図
【図9】本発明により上下インナーピンクッション歪が補正される様子を示した図
【図10】本発明によりさらに上下ピンクッション歪が補正される様子を示した図
【図11】本発明に用いる磁界発生体(補正磁石)の磁界強度の垂直軸方向の分布を示した図
【図12】本発明の偏向装置を横側から見た図
【図13】各磁界発生体(補正磁石)を管軸方向の同一位置に取り付けた本発明の偏向装置を横側から見た図
【図14】ラスター上下周辺部がうねり成分を有している様子を示した図
【図15】長さの異なる2種の磁石を磁界発生体として用いた本発明の偏向装置を蛍光体スクリーン面側から見た図
【図16】図14の上下インナーピンクッション歪が補正される様子を示した図
【符号の説明】
1 前面パネル
2 蛍光体スクリーン面
3 ガラスバルブ
4 シャドウマスク
5 ネック部
6 電子ビーム
7 電子銃
8 ファンネル部
9 偏向装置
11 水平偏向コイル
12 樹脂枠
13 垂直偏向コイル
14 フェライトコア
31〜34,31a〜34a 磁石(磁界発生体)
Claims (2)
- 内面に蛍光体スクリーン面を有するガラスバルブと、前記ガラスバルブ内に配置され、前記蛍光体スクリーン面に電子ビームを照射するインライン電子銃と、前記ガラスバルブ外に配置された水平偏向コイルおよび垂直偏向コイルを有する偏向装置とを備えたカラー受像管装置において、
前記偏向装置の水平軸より上側に、上側偏向時に前記垂直偏向コイルが発生する磁界と同極性の磁界を発生する第1の磁界発生体を備え、前記偏向装置の水平軸より下側に、下側偏向時に前記垂直偏向コイルが発生する磁界と同極性の磁界を発生する第2の磁界発生体を備え、
前記偏向装置の水平軸より上側に、上側偏向時に前記垂直偏向コイルが発生する磁界と逆極性の磁界を発生する第3の磁界発生体を備え、前記偏向装置の水平軸より下側に、下側偏向時に前記垂直偏向コイルが発生する磁界と逆極性の磁界を発生する第4の磁界発生体を備え、
前記第1および第2の磁界発生体は、前記水平偏向コイルおよび前記垂直偏向コイルの管軸方向における偏向磁界強度のピーク位置よりも前記蛍光体スクリーン面側に配置され、
前記第3および第4の磁界発生体は、前記第1および第2の磁界発生体の管軸方向における位置と同一又はこれより前記蛍光体スクリーン面側に配置されており、
前記第3および第4の磁界発生体の磁界強度が前記第1および第2の磁界発生体の磁界強度より小さく、かつ、垂直軸方向において前記第3および第4の磁界発生体は前記第1および第2の磁界発生体よりも前記ガラスバルブに近い位置に配置されているカラー受像管装置。 - 前記第1〜第4の磁界発生体が磁石からなる請求項1に記載のカラー受像管装置。
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