JPH05252525A - 偏向ヨーク装置 - Google Patents
偏向ヨーク装置Info
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- JPH05252525A JPH05252525A JP4987992A JP4987992A JPH05252525A JP H05252525 A JPH05252525 A JP H05252525A JP 4987992 A JP4987992 A JP 4987992A JP 4987992 A JP4987992 A JP 4987992A JP H05252525 A JPH05252525 A JP H05252525A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screen
- field control
- vertical
- deflection
- convergence
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】種々のフィールドコントロール板やマグネット
を多数使用することなく、画面のフラット化に伴う上下
糸巻歪の発生を防止する。 【構成】本実施例は、インライン型カラー受像管21の
垂直偏向コイル32,33のコーン部23側にフロント
フイールドコントロール板26を配設するとともに、フ
ロントクロスアーム41をコーン部23に配置すること
により、画面25のフラット化に伴う上下糸巻歪の発生
を防止するとともに、コンバーゼンスずれ補正回路51
により、上下の水平偏向コイル32,33に流れる水平
偏向電流IHを補正することにより、フロントフイール
ドコントロール板26と、フロントクロスアーム41に
より発生する縦方向のコンバーゼンスずれを補正してい
る。これにより、種々のフィールドコントロール板やマ
グネットを多数使用することなく、画面のフラット化に
伴う上下糸巻歪の発生を防止することができる。
を多数使用することなく、画面のフラット化に伴う上下
糸巻歪の発生を防止する。 【構成】本実施例は、インライン型カラー受像管21の
垂直偏向コイル32,33のコーン部23側にフロント
フイールドコントロール板26を配設するとともに、フ
ロントクロスアーム41をコーン部23に配置すること
により、画面25のフラット化に伴う上下糸巻歪の発生
を防止するとともに、コンバーゼンスずれ補正回路51
により、上下の水平偏向コイル32,33に流れる水平
偏向電流IHを補正することにより、フロントフイール
ドコントロール板26と、フロントクロスアーム41に
より発生する縦方向のコンバーゼンスずれを補正してい
る。これにより、種々のフィールドコントロール板やマ
グネットを多数使用することなく、画面のフラット化に
伴う上下糸巻歪の発生を防止することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】カラーテレビジョン受像機やカラ
ーモニタ等に用いられる偏向ヨーク装置に係り、特に画
面のフラット化に好適な偏向ヨーク装置に関する。
ーモニタ等に用いられる偏向ヨーク装置に係り、特に画
面のフラット化に好適な偏向ヨーク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、シャドウマスク型受像管が取付
けられたテレビジョン受像機においては、シャドウマス
クの孔を通った電子ビームが蛍光体の中心に正確にラン
ディングするように、3本の電子ビームの補正を行って
いる。
けられたテレビジョン受像機においては、シャドウマス
クの孔を通った電子ビームが蛍光体の中心に正確にラン
ディングするように、3本の電子ビームの補正を行って
いる。
【0003】シャドウマスク型受像の内、3色電子銃を
横方向に配列したインライン型カラー受像管に使用する
セルフコンバージェンスアンドピンクッションフリー偏
向ヨークシステムについては、例えば、特公昭57−3
5542号公報に示される方式をはじめ、種々の方式が
考案されている。
横方向に配列したインライン型カラー受像管に使用する
セルフコンバージェンスアンドピンクッションフリー偏
向ヨークシステムについては、例えば、特公昭57−3
5542号公報に示される方式をはじめ、種々の方式が
考案されている。
【0004】図7はこのようなインライン型カラー受像
管に偏向ヨークシステムを用いてコンバーゼンス補正を
行った場合の画面を示す説明図である。
管に偏向ヨークシステムを用いてコンバーゼンス補正を
行った場合の画面を示す説明図である。
【0005】図7において、符号1はインライン型カラ
ー受像管の画面であり、この画面1には画像2が映し出
される。コンバーゼンス補正を行った場合の画像2に
は、左右縁部が湾曲して糸巻状の歪(左右糸巻歪)3
a,3bが発生する。これはコンバージェンス補正に必
要な磁界(水平偏向コイルは糸巻磁界、垂直コイルは樽
形磁界)のため発生するものである。
ー受像管の画面であり、この画面1には画像2が映し出
される。コンバーゼンス補正を行った場合の画像2に
は、左右縁部が湾曲して糸巻状の歪(左右糸巻歪)3
a,3bが発生する。これはコンバージェンス補正に必
要な磁界(水平偏向コイルは糸巻磁界、垂直コイルは樽
形磁界)のため発生するものである。
【0006】図8は従来の偏向ヨークシステムを用いて
コンバーゼンス補正を行うとともに、この状態から画面
のフラット化を行った場合の画面を示す説明図である。
コンバーゼンス補正を行うとともに、この状態から画面
のフラット化を行った場合の画面を示す説明図である。
【0007】図8において、符号5はフラット化された
画面を示しており、この画面5には画像6が映し出され
る。画像6には、左右糸巻歪7a,7bのみならず、上
下縁部が湾曲して糸巻状の歪(上下糸巻歪)8a,8b
が発生する。
画面を示しており、この画面5には画像6が映し出され
る。画像6には、左右糸巻歪7a,7bのみならず、上
下縁部が湾曲して糸巻状の歪(上下糸巻歪)8a,8b
が発生する。
【0008】図9はこのような上下糸巻歪みが発生する
理由を説明する説明であり、図8の画面5を背面側の左
上から見た状態を示している。
理由を説明する説明であり、図8の画面5を背面側の左
上から見た状態を示している。
【0009】図9において、画面5がフラット化された
ために、画像6の右上のコーナに照射される電子ビーム
9のビーム距離Aは、画像6の上側中央に照射される電
子ビーム10のビーム距離Bよりも長くなる。このた
め、画像6の上側は、画面の両脇に寄るにしたがい、上
昇することになる。これと同様に、画像6の下側は、画
面の両脇に寄るにしたがい、下降することになる。これ
により、画面の上下に糸巻歪みが発生する。
ために、画像6の右上のコーナに照射される電子ビーム
9のビーム距離Aは、画像6の上側中央に照射される電
子ビーム10のビーム距離Bよりも長くなる。このた
め、画像6の上側は、画面の両脇に寄るにしたがい、上
昇することになる。これと同様に、画像6の下側は、画
面の両脇に寄るにしたがい、下降することになる。これ
により、画面の上下に糸巻歪みが発生する。
【0010】このように、最近の画面のフラット化に伴
い、従来の単独のセミピンクッションフリー偏向ヨーク
システムでは、画像に上下糸巻歪みが発生していた。ま
た、それと同時にセルフコンバーゼンスシステムに対応
しなければならないため、従来の偏向ヨークシステムで
は、種々のフィールドコントロール板やマグネットを多
数使用することになり、局部歪みの増加、コンバーゼン
ス品位及び周辺ホーカスの悪化、製造バラツキの増加に
よる画質低下や、ブラウン管との組合せ調整作業時間の
増加等が起による製造コストの増加などを起こしてい
る。これに加えて、今後さらに画面のフラット化が進め
ば、現行のシステムで対応することは不可能なものとな
ることが予想される。
い、従来の単独のセミピンクッションフリー偏向ヨーク
システムでは、画像に上下糸巻歪みが発生していた。ま
た、それと同時にセルフコンバーゼンスシステムに対応
しなければならないため、従来の偏向ヨークシステムで
は、種々のフィールドコントロール板やマグネットを多
数使用することになり、局部歪みの増加、コンバーゼン
ス品位及び周辺ホーカスの悪化、製造バラツキの増加に
よる画質低下や、ブラウン管との組合せ調整作業時間の
増加等が起による製造コストの増加などを起こしてい
る。これに加えて、今後さらに画面のフラット化が進め
ば、現行のシステムで対応することは不可能なものとな
ることが予想される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のビーム
ランディング補正方法においては、画面のフラット化に
伴う上下糸巻歪の発生を防止するために、種々のフィー
ルドコントロール板やマグネットを多数使用することに
なり、局部歪み等の画質低下や、製造コストの増加など
起こしている。
ランディング補正方法においては、画面のフラット化に
伴う上下糸巻歪の発生を防止するために、種々のフィー
ルドコントロール板やマグネットを多数使用することに
なり、局部歪み等の画質低下や、製造コストの増加など
起こしている。
【0012】本発明は前記の問題点を除去し、種々のフ
ィールドコントロール板やマグネットを多数使用するこ
となく、画面のフラット化に伴う上下糸巻歪の発生を防
止することができる偏向ヨーク装置の提供を目的とす
る。
ィールドコントロール板やマグネットを多数使用するこ
となく、画面のフラット化に伴う上下糸巻歪の発生を防
止することができる偏向ヨーク装置の提供を目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係る偏向ヨー
ク装置は、磁性体で形成され、インライン型カラー受像
管の垂直偏向コイルのコーン部側における画面の対角線
上に配置されるフロントフイールドのコントロール板
と、前記インライン型カラー受像管のコーン部における
画面の対角線上に配置される磁性体のアーム部を有し、
前記フロントフイールドコントロール板と組合わせて前
記画面に映し出される画像の上下糸巻歪みの補正を行う
フロントクロスアームと、垂直偏向電流に同期して水平
偏向電流を補正することにより、前記フロントフイール
ドコントロール板とフロントクロスアームにより発生す
る前記画像の画面縦方向のコンバーゼンスずれを補正す
るコンバーゼンスずれ補正回路とを具備したことを特徴
とする。
ク装置は、磁性体で形成され、インライン型カラー受像
管の垂直偏向コイルのコーン部側における画面の対角線
上に配置されるフロントフイールドのコントロール板
と、前記インライン型カラー受像管のコーン部における
画面の対角線上に配置される磁性体のアーム部を有し、
前記フロントフイールドコントロール板と組合わせて前
記画面に映し出される画像の上下糸巻歪みの補正を行う
フロントクロスアームと、垂直偏向電流に同期して水平
偏向電流を補正することにより、前記フロントフイール
ドコントロール板とフロントクロスアームにより発生す
る前記画像の画面縦方向のコンバーゼンスずれを補正す
るコンバーゼンスずれ補正回路とを具備したことを特徴
とする。
【0014】
【作用】このような構成によれば、フロントクロスアー
ムとフロントフイールドコントロール板と組合わせて前
記画面に映し出される画像の上下糸巻歪みの補正を行
い、この補正により発生する前記画像の画面縦方向のコ
ンバーゼンスずれをコンバーゼンスずれ補正回路が補正
するので、種々のフィールドコントロール板やマグネッ
トを多数使用することなく、画面のフラット化に伴う上
下糸巻歪の発生を防止することができる。
ムとフロントフイールドコントロール板と組合わせて前
記画面に映し出される画像の上下糸巻歪みの補正を行
い、この補正により発生する前記画像の画面縦方向のコ
ンバーゼンスずれをコンバーゼンスずれ補正回路が補正
するので、種々のフィールドコントロール板やマグネッ
トを多数使用することなく、画面のフラット化に伴う上
下糸巻歪の発生を防止することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【0016】図1は本発明に係る偏向ヨーク装置の一実
施例をインライン型カラー受像管に適用した場合を示す
側面図である。
施例をインライン型カラー受像管に適用した場合を示す
側面図である。
【0017】図1において、本実施例は、インライン型
カラー受像管21のコーン部23にフロントフイールド
コントロール板26とフロントクロスアーム41とを配
置することにより、画面25のフラット化に伴う上下糸
巻歪の発生を防止するとともに、コンバーゼンスずれ補
正回路51により上下の水平偏向コイル32,33に流
れる水平偏向電流IHを補正することにより、フロント
フイールドコントロール板26とフロントクロスアーム
41により発生する縦方向のコンバーゼンスずれを補正
している。
カラー受像管21のコーン部23にフロントフイールド
コントロール板26とフロントクロスアーム41とを配
置することにより、画面25のフラット化に伴う上下糸
巻歪の発生を防止するとともに、コンバーゼンスずれ補
正回路51により上下の水平偏向コイル32,33に流
れる水平偏向電流IHを補正することにより、フロント
フイールドコントロール板26とフロントクロスアーム
41により発生する縦方向のコンバーゼンスずれを補正
している。
【0018】更に詳細に説明すると、インライン型カラ
ー受像管21は細径のネック部22より所定角度で拡が
るコーン部23及びファネル部24を経て、フラット化
に対応した局率を成す画面25を構成する。ネック部2
2には3色電子銃が所定の配列方式によって水平方向に
配置される。
ー受像管21は細径のネック部22より所定角度で拡が
るコーン部23及びファネル部24を経て、フラット化
に対応した局率を成す画面25を構成する。ネック部2
2には3色電子銃が所定の配列方式によって水平方向に
配置される。
【0019】また、ネック部22からコーン部23にか
けて図示しない色純度用のマグネット及び偏向ヨーク3
1が設けられ、3色電子銃から出射する3色電子ビーム
が偏向ヨーク31により偏向される。
けて図示しない色純度用のマグネット及び偏向ヨーク3
1が設けられ、3色電子銃から出射する3色電子ビーム
が偏向ヨーク31により偏向される。
【0020】偏向ヨーク31は、背面側の開口部より所
定角度で拡がる筒状の金具34に上下の垂直偏向コイル
35,36を巻き付けるとともに、筒状の金具34の内
側に配設された筒状の金具37の内側に上下の水平偏向
コイル32,33を配設する。筒状の金具37の背面側
には、箱状のコイル挿入部38が設けられたおり、水平
偏向コイル32,33の背面側が挿入されている。コイ
ル挿入部38の背面側には、帯状の金属を巻き回すとと
もに、一端及び他端を起曲して形成した偏向ヨーク締め
付け金具39が取付けられている。偏向ヨーク締め付け
金具39は、一端側に偏向ヨーク締め付けねじ40が挿
入される貫通孔が形成され、他端側に偏向ヨークは締め
付けねじ40が螺入されるねじ孔が形成されている。偏
向ヨーク31はネック部22を筒状の金具37の正面開
口部から挿入し背面開口部から突出させた状態で、偏向
ヨーク締め付けねじ40を偏向ヨーク締付け金具39の
一端側の貫通孔に挿入し、偏向ヨーク締付け金具39の
他端側のねじ孔に螺入することによりネック部22に取
付け固定される。
定角度で拡がる筒状の金具34に上下の垂直偏向コイル
35,36を巻き付けるとともに、筒状の金具34の内
側に配設された筒状の金具37の内側に上下の水平偏向
コイル32,33を配設する。筒状の金具37の背面側
には、箱状のコイル挿入部38が設けられたおり、水平
偏向コイル32,33の背面側が挿入されている。コイ
ル挿入部38の背面側には、帯状の金属を巻き回すとと
もに、一端及び他端を起曲して形成した偏向ヨーク締め
付け金具39が取付けられている。偏向ヨーク締め付け
金具39は、一端側に偏向ヨーク締め付けねじ40が挿
入される貫通孔が形成され、他端側に偏向ヨークは締め
付けねじ40が螺入されるねじ孔が形成されている。偏
向ヨーク31はネック部22を筒状の金具37の正面開
口部から挿入し背面開口部から突出させた状態で、偏向
ヨーク締め付けねじ40を偏向ヨーク締付け金具39の
一端側の貫通孔に挿入し、偏向ヨーク締付け金具39の
他端側のねじ孔に螺入することによりネック部22に取
付け固定される。
【0021】フロントフイールドコントロール板26
は、磁性体を板状に形成したものであり、上下の垂直偏
向コイル35,36の正面側とコーン部23との間の隙
間における画面25の対角線上の位置に計4個配置され
る。これにより、フロントフイールドコントロール板2
6は、画面25に映し出される画像の上下糸巻歪みの補
正を行う。
は、磁性体を板状に形成したものであり、上下の垂直偏
向コイル35,36の正面側とコーン部23との間の隙
間における画面25の対角線上の位置に計4個配置され
る。これにより、フロントフイールドコントロール板2
6は、画面25に映し出される画像の上下糸巻歪みの補
正を行う。
【0022】フロントクロスアーム41は、コーン部2
3における画面の対角線上に配置される磁性体のアーム
部42を有し、フロントフイールドコントロール板26
と組合わせて画面25に映し出される画像の上下糸巻歪
みの補正を行う。
3における画面の対角線上に配置される磁性体のアーム
部42を有し、フロントフイールドコントロール板26
と組合わせて画面25に映し出される画像の上下糸巻歪
みの補正を行う。
【0023】一方、入力端子52は垂直偏向回路からの
垂直偏向電流IVが供給される入力端子になっている。
この入力端子52は垂直偏向コイル36,35の直列接
続及びコンバーゼンス補正回路51を介して端子53に
接続されている。端子53は基準電位点に接続されてい
る。入力端子54は水平偏向回路からの水平偏向電流I
Hが供給される入力端子になっている。この入力端子5
4は補正回路51及び上側の水平偏向コイル32を介し
て端子55に接続されるとともに、補正回路51及び下
側の水平偏向コイル33を介して端子55に接続され
る。端子55は基準電位点に接続されている。このよう
な接続により、補正回路51は、垂直偏向電流IVに基
づいて水平偏向電流IHの補正を行なっている。
垂直偏向電流IVが供給される入力端子になっている。
この入力端子52は垂直偏向コイル36,35の直列接
続及びコンバーゼンス補正回路51を介して端子53に
接続されている。端子53は基準電位点に接続されてい
る。入力端子54は水平偏向回路からの水平偏向電流I
Hが供給される入力端子になっている。この入力端子5
4は補正回路51及び上側の水平偏向コイル32を介し
て端子55に接続されるとともに、補正回路51及び下
側の水平偏向コイル33を介して端子55に接続され
る。端子55は基準電位点に接続されている。このよう
な接続により、補正回路51は、垂直偏向電流IVに基
づいて水平偏向電流IHの補正を行なっている。
【0024】図2は図1のインライン型カラー受像管2
1のコーン部23付近を示す背面図である。
1のコーン部23付近を示す背面図である。
【0025】図2において、フロントクロスアーム41
は、4個のアーム部42,42,42,42を上下左右
の板状部43,44,45,46により接続することに
より、インライン型陰極線管21の画面25の対角線上
にアーム部42,42,42,42を配置するようにし
たものである。上側の板状部43は、上側左右のアーム
部42,42のファネル部24側に接続している。下側
の板状部44は、下側左右のアーム部42,42のファ
ネル部24側に接続している。左側の板状部45は、左
側上下のアーム部42,42のネック部22側に接続し
ている。右側の板状部46は、右側上下のアーム部4
2,42のネック部22側に接続している。 左右の板
状部45,46の配置された位置は、上方の垂直コイル
35によって発生する磁束と、下方の垂直コイル36に
よって発生する磁束が反発しあっている所で、垂直コイ
ル35,36より発生する磁界が最も強い所である。従
って、左右の板状部45,46は、垂直コイル35,3
6より発生する漏れ磁界を最も良く拾うことができる。
は、4個のアーム部42,42,42,42を上下左右
の板状部43,44,45,46により接続することに
より、インライン型陰極線管21の画面25の対角線上
にアーム部42,42,42,42を配置するようにし
たものである。上側の板状部43は、上側左右のアーム
部42,42のファネル部24側に接続している。下側
の板状部44は、下側左右のアーム部42,42のファ
ネル部24側に接続している。左側の板状部45は、左
側上下のアーム部42,42のネック部22側に接続し
ている。右側の板状部46は、右側上下のアーム部4
2,42のネック部22側に接続している。 左右の板
状部45,46の配置された位置は、上方の垂直コイル
35によって発生する磁束と、下方の垂直コイル36に
よって発生する磁束が反発しあっている所で、垂直コイ
ル35,36より発生する磁界が最も強い所である。従
って、左右の板状部45,46は、垂直コイル35,3
6より発生する漏れ磁界を最も良く拾うことができる。
【0026】アーム部42には、上下の垂直偏向コイル
35,36の垂直偏向磁界と同期した磁界が発生し、上
下の垂直偏向コイル35,36のバレル磁界に対して、
コーン部23側でピンクッション磁界を発生させること
になる。
35,36の垂直偏向磁界と同期した磁界が発生し、上
下の垂直偏向コイル35,36のバレル磁界に対して、
コーン部23側でピンクッション磁界を発生させること
になる。
【0027】図3は図1のコンバーゼンスずれ補正回路
51を示す回路図である。
51を示す回路図である。
【0028】図3において、入力端子52は垂直偏向コ
イル36,35及び補正回路51の垂直補助コイル56
の直列接続を介して端子53に接続されている。入力端
子54は、コンバージェンスずれ補正回路51の水平補
助コイル57,58及び上側の水平偏向コイル32を介
して端子55に接続されるとともに、コンバージェンス
ずれ補正回路51の水平補助コイル59,60及び上側
の水平偏向コイル33を介して端子55に接続される。
垂直補助コイル56は、水平補助コイル57,58,5
9,60と磁気的に結合している。さらに、水平補助コ
イル57,58,には、磁石61からの磁束が加えら
れ、水平補助コイル59,60には、磁石62からの磁
束が加えられるようになっている。このような接続によ
り、コンバージェンスずれ補正回路51は、垂直偏向電
流IVに基づいて、水平偏向電流IHの補正を行なって
いる。
イル36,35及び補正回路51の垂直補助コイル56
の直列接続を介して端子53に接続されている。入力端
子54は、コンバージェンスずれ補正回路51の水平補
助コイル57,58及び上側の水平偏向コイル32を介
して端子55に接続されるとともに、コンバージェンス
ずれ補正回路51の水平補助コイル59,60及び上側
の水平偏向コイル33を介して端子55に接続される。
垂直補助コイル56は、水平補助コイル57,58,5
9,60と磁気的に結合している。さらに、水平補助コ
イル57,58,には、磁石61からの磁束が加えら
れ、水平補助コイル59,60には、磁石62からの磁
束が加えられるようになっている。このような接続によ
り、コンバージェンスずれ補正回路51は、垂直偏向電
流IVに基づいて、水平偏向電流IHの補正を行なって
いる。
【0029】図4は図1の補正回路51の構造を示す断
面図である。
面図である。
【0030】補正回路51は、垂直補助コイル56のド
ラムコア66と磁石61との間に水平補助コイル57,
58のドラムコア67,68を並べて取り付けるととも
に、垂直補助コイル56のドラムコア66と磁石62と
の間に水平補助コイル59,60のドラムコア69,7
0を並べて取り付ける。これにより、水平補助コイル5
7,58は、磁石61からの磁束φM1によりバイアス
され、垂直補助コイル56の磁束φVにより、流れる電
流を変調することができる。水平補助コイル59,60
は、磁石62からの磁束φM2によりバイアスされ、垂
直補助コイル56の磁束φVにより、流れる電流を変調
することができる。
ラムコア66と磁石61との間に水平補助コイル57,
58のドラムコア67,68を並べて取り付けるととも
に、垂直補助コイル56のドラムコア66と磁石62と
の間に水平補助コイル59,60のドラムコア69,7
0を並べて取り付ける。これにより、水平補助コイル5
7,58は、磁石61からの磁束φM1によりバイアス
され、垂直補助コイル56の磁束φVにより、流れる電
流を変調することができる。水平補助コイル59,60
は、磁石62からの磁束φM2によりバイアスされ、垂
直補助コイル56の磁束φVにより、流れる電流を変調
することができる。
【0031】実施例の動作を以下に説明する。
【0032】フロントフイールドコントロール板とフロ
ントクロスアームの補正量は表1に示すようになる。
ントクロスアームの補正量は表1に示すようになる。
【0033】
【表1】 但し、補正量における−符号は樽形歪へ補正する方向を
示し、+符号は糸巻歪へ補正する方向を示している。
示し、+符号は糸巻歪へ補正する方向を示している。
【0034】表1に示すように、フロントフイールドコ
ントロール板とフロントクロスアームを組み合わせて使
用することにより、左右糸巻歪のみならず上下糸巻歪ま
で補正できる。
ントロール板とフロントクロスアームを組み合わせて使
用することにより、左右糸巻歪のみならず上下糸巻歪ま
で補正できる。
【0035】図5は上下の水平偏向コイル32,33の
垂直偏向電流IHとインダクタンス変化量(L−L0)
の関係を示すグラフであり、横軸に垂直偏向電流IHを
示し、縦軸にインダクタンス変化量(L−L0)を示し
ている。
垂直偏向電流IHとインダクタンス変化量(L−L0)
の関係を示すグラフであり、横軸に垂直偏向電流IHを
示し、縦軸にインダクタンス変化量(L−L0)を示し
ている。
【0036】図5に示すように、下側の水平偏向コイル
33のインダクタンス変化(L−L0)は、垂直偏向電
流IHの上昇、即ち、電子ビームを下方に偏向すること
に対してsin曲線状に上昇する。上側の水平偏向コイ
ル32のインダクタンス変化(L−L0)は、は垂直偏
向電流IHの上昇に対して下側偏向コイル33と対称的
な状態で下降する。
33のインダクタンス変化(L−L0)は、垂直偏向電
流IHの上昇、即ち、電子ビームを下方に偏向すること
に対してsin曲線状に上昇する。上側の水平偏向コイ
ル32のインダクタンス変化(L−L0)は、は垂直偏
向電流IHの上昇に対して下側偏向コイル33と対称的
な状態で下降する。
【0037】これにより、垂直偏向電流IHに同期して
上側偏向コイル及び下側偏向コイルの磁束の強さをコン
トロールすることができ、電子ビームが下方に偏向され
た場合には、下側偏向コイル33の磁束が強くなるよう
にし、電子ビームが上方に偏向された場合には、上側偏
向コイル32の磁束が強くなるようにできる。
上側偏向コイル及び下側偏向コイルの磁束の強さをコン
トロールすることができ、電子ビームが下方に偏向され
た場合には、下側偏向コイル33の磁束が強くなるよう
にし、電子ビームが上方に偏向された場合には、上側偏
向コイル32の磁束が強くなるようにできる。
【0038】図6はこの様な実施例の動作を説明する説
明図であり、図6(a)はコンバージェンス補正回路5
1を設けない場合の画面25を示し、図6(b)はコン
バージェンス補正回路51を設けた場合の画面25を示
している。
明図であり、図6(a)はコンバージェンス補正回路5
1を設けない場合の画面25を示し、図6(b)はコン
バージェンス補正回路51を設けた場合の画面25を示
している。
【0039】図6(a)に示すように、コンバージェン
ス補正回路51を設けない場合には、フロントフイール
ドコントロール板26とフロントクロスアーム41によ
り、垂直偏向コイル35,36の磁界を糸巻方向に調整
しているので、上下の糸巻ひづみを防止できる。しかし
ながら、フロントフイールドコントロール板26とフロ
ントクロスアーム41により、青のビームの画像71B
と赤のビームの画像71Gの間に縦方向のコンバーゼン
スずれが生じてしまう。このコンバーゼンスずれは、図
6(b)に示すようにコンバージェンス補正回路51に
より水平磁界を補正することにより、青のビームの画像
71Bと赤のビームの画像71Gのずれを解消できる。
ス補正回路51を設けない場合には、フロントフイール
ドコントロール板26とフロントクロスアーム41によ
り、垂直偏向コイル35,36の磁界を糸巻方向に調整
しているので、上下の糸巻ひづみを防止できる。しかし
ながら、フロントフイールドコントロール板26とフロ
ントクロスアーム41により、青のビームの画像71B
と赤のビームの画像71Gの間に縦方向のコンバーゼン
スずれが生じてしまう。このコンバーゼンスずれは、図
6(b)に示すようにコンバージェンス補正回路51に
より水平磁界を補正することにより、青のビームの画像
71Bと赤のビームの画像71Gのずれを解消できる。
【0040】このような実施例によれば、フロントフイ
ールドコントロール板26とフロントクロスアーム41
と、フロントクロスアームと、コンバージェンス補正回
路51とにより、上下糸巻ひづみとビーム間の縦方向の
コンバージェンスずれを補正することができるので、テ
レビジョン受像機の製造コストの削減に役立つととも
に、より一層の画面のフラット化を行える。
ールドコントロール板26とフロントクロスアーム41
と、フロントクロスアームと、コンバージェンス補正回
路51とにより、上下糸巻ひづみとビーム間の縦方向の
コンバージェンスずれを補正することができるので、テ
レビジョン受像機の製造コストの削減に役立つととも
に、より一層の画面のフラット化を行える。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、種々のフィールドコン
トロール板やマグネットを多数使用することなく、画面
のフラット化に伴う上下糸巻歪の発生を防止することが
できので、テレビジョン受像機の製造コストの削減に役
立つとともに、より一層の画面のフラット化を行える。
トロール板やマグネットを多数使用することなく、画面
のフラット化に伴う上下糸巻歪の発生を防止することが
できので、テレビジョン受像機の製造コストの削減に役
立つとともに、より一層の画面のフラット化を行える。
【0042】
【0043】
【図1】本発明に係る偏向ヨーク装置の一実施例を示す
側面図。
側面図。
【0044】
【図2】図1のインライン型カラー受像管のコーン部付
近を示す背面図。
近を示す背面図。
【0045】
【図3】図1のコンバーゼンスずれ補正回路を示す回路
図。
図。
【0046】
【図4】図1の補正回路の構造を示す断面図である。
【0047】
【図5】図1の垂直偏向電流と上下の水平偏向コイルの
インダクタンス変化量の関係を示すグラフ。
インダクタンス変化量の関係を示すグラフ。
【0048】
【図6】図1の実施例の動作を説明する説明図。
【0049】
【図7】従来の偏向ヨークシステムを用いてコンバーゼ
ンス補正を行った場合の画面を示す説明図。
ンス補正を行った場合の画面を示す説明図。
【0050】
【図8】従来のインライン型カラー受像管の画面をフラ
ット化した場合を示す説明図。
ット化した場合を示す説明図。
【0051】
【図9】図8の画面の上下糸巻歪みが発生する理由を説
明する説明図。
明する説明図。
【0052】
21 インライン型カラー受像管 23 コーン部 26 フロントフイールドコントロール板 31 偏向ヨーク 32,33 水平偏向コイル 35,36 垂直偏向コイル 41 フロントクロスアーム 42 アーム部 51 コンバーゼンスずれ補正回路
Claims (1)
- 【請求項1】 磁性体で形成され、インライン型カラー
受像管の垂直偏向コイルのコーン部側における画面の対
角線上に配置されるフロントフイールドのコントロール
板と、 前記インライン型カラー受像管のコーン部における画面
の対角線上に配置される磁性体のアーム部を有し、前記
フロントフイールドコントロール板と組合わせて前記画
面に映し出される画像の上下糸巻歪みの補正を行うフロ
ントクロスアームと、 垂直偏向電流に同期して水平偏向電流を補正することに
より、前記フロントフイールドコントロール板とフロン
トクロスアームにより発生する前記画像の画面縦方向の
コンバーゼンスずれを補正するコンバーゼンスずれ補正
回路とを具備したことを特徴とする偏向ヨーク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4987992A JPH05252525A (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | 偏向ヨーク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4987992A JPH05252525A (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | 偏向ヨーク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05252525A true JPH05252525A (ja) | 1993-09-28 |
Family
ID=12843334
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4987992A Pending JPH05252525A (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | 偏向ヨーク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05252525A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6172451B1 (en) | 1997-12-12 | 2001-01-09 | Sony Corporation | Deflection yoke with vertical pincushion distortion |
KR20030009984A (ko) * | 2001-07-25 | 2003-02-05 | 삼성전기주식회사 | 중간부 핀왜 보정 장치 |
KR100410950B1 (ko) * | 2001-07-26 | 2003-12-18 | 삼성전기주식회사 | 편향 요크 |
KR20040051995A (ko) * | 2002-12-13 | 2004-06-19 | 삼성전기주식회사 | 인너핀 모듈레이터 |
-
1992
- 1992-03-06 JP JP4987992A patent/JPH05252525A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6172451B1 (en) | 1997-12-12 | 2001-01-09 | Sony Corporation | Deflection yoke with vertical pincushion distortion |
KR20030009984A (ko) * | 2001-07-25 | 2003-02-05 | 삼성전기주식회사 | 중간부 핀왜 보정 장치 |
KR100410950B1 (ko) * | 2001-07-26 | 2003-12-18 | 삼성전기주식회사 | 편향 요크 |
KR20040051995A (ko) * | 2002-12-13 | 2004-06-19 | 삼성전기주식회사 | 인너핀 모듈레이터 |
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