JPH03147234A - インライン形カラー受像管用偏向装置 - Google Patents
インライン形カラー受像管用偏向装置Info
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- JPH03147234A JPH03147234A JP28394389A JP28394389A JPH03147234A JP H03147234 A JPH03147234 A JP H03147234A JP 28394389 A JP28394389 A JP 28394389A JP 28394389 A JP28394389 A JP 28394389A JP H03147234 A JPH03147234 A JP H03147234A
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Links
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- OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N Phosphorus Chemical compound [P] OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的コ
(産業上の利用分野)
本発明はインライン形カラー受像管用偏向装置、とくに
高い偏向周波数で動作するカラー受像管に適した垂直偏
向系を有する偏向装置に関する。
高い偏向周波数で動作するカラー受像管に適した垂直偏
向系を有する偏向装置に関する。
(従来の技術)
インライン形カラー受像管は内面に蛍光面を塗布しシャ
ドウマスクを配置したパネルと、内部導電被膜とインナ
ーシールドを配置したファンネルと、インライン形電子
銃を水平方向(X軸)に平行にして封入したネックとか
らなる外囲器を有する。この外囲器のネックを囲んでサ
ドル型の一対の水平偏向コイルと、その外周にコアに巻
かれたトロイダル型の垂直偏向コイルとからなる偏向装
置が取り付けられる。
ドウマスクを配置したパネルと、内部導電被膜とインナ
ーシールドを配置したファンネルと、インライン形電子
銃を水平方向(X軸)に平行にして封入したネックとか
らなる外囲器を有する。この外囲器のネックを囲んでサ
ドル型の一対の水平偏向コイルと、その外周にコアに巻
かれたトロイダル型の垂直偏向コイルとからなる偏向装
置が取り付けられる。
カラー受像管はこれを駆動する回路部品とともにデイス
プレー装置の筐体内に組み入れられる。
プレー装置の筐体内に組み入れられる。
最近のカラーデイスプレー装置の筐体は可能な限り小形
であることが望まれ、このため電源ユニットやビデオユ
ニットが偏向装置の近傍に位置している。例えば電源ユ
ニットは不要輻β・す防止や構造上から、鉄板かアルミ
ニウム板の金属カバーで被覆されており、偏向装置の近
くに在る場合、偏向装置の漏洩偏向磁界によりカバーに
渦電流が生じ、この渦電流による磁界が反磁界となって
電子ビームに不所望な影響を与える。
であることが望まれ、このため電源ユニットやビデオユ
ニットが偏向装置の近傍に位置している。例えば電源ユ
ニットは不要輻β・す防止や構造上から、鉄板かアルミ
ニウム板の金属カバーで被覆されており、偏向装置の近
くに在る場合、偏向装置の漏洩偏向磁界によりカバーに
渦電流が生じ、この渦電流による磁界が反磁界となって
電子ビームに不所望な影響を与える。
(発明が解決しようとする問題点)
垂直偏向コイルは有効偏向磁界以外に漏洩磁界が多く、
電源ユニットのカバーに一部と交差する。テレビジョン
の通常の垂直偏向周波数は40ないし100H2と低く
、カバーに渦電流が生じることはないが、高解像度のカ
ラーデイスプレーになるほど、垂直走査の帰線期間を短
くする傾向にあり、この期間の周波数は1okHz以上
に達する。
電源ユニットのカバーに一部と交差する。テレビジョン
の通常の垂直偏向周波数は40ないし100H2と低く
、カバーに渦電流が生じることはないが、高解像度のカ
ラーデイスプレーになるほど、垂直走査の帰線期間を短
くする傾向にあり、この期間の周波数は1okHz以上
に達する。
このため、カバーに渦電流が生じて反磁界が発生する。
例えば、カラー受像管画面から見て右側に電源ユニット
が位置する場合について説明すると、電子銃は右側から
赤、緑、青用のビームを発射するように配置されている
から、垂直偏向の帰線期間に、カバーに生じた反磁界が
ネックを通して3本の電子ビームとくに右側に位置する
赤用ビームに対して垂直偏向を増大するように作用する
。すなわち第7図に示すように、帰線期間中に赤用ビー
ムだけが過剰に偏向されその走査線70rは画面走査開
始時の画面上端で同じサイドビームである青用ビームの
走査線70bに対して走査開始点にずれを生じる。そし
て、このずれすなわちミスコンバーゼンスYvは、帰線
期間の影響で画面上端のみに局所的に発生する。なお、
70gは縁周のセンタービームの走査を示す。ずれQY
vは例えば14型90度デイスプレー管において、0.
1ないし0.31であり画面上端から5011Q程度の
範囲内に生じる。
が位置する場合について説明すると、電子銃は右側から
赤、緑、青用のビームを発射するように配置されている
から、垂直偏向の帰線期間に、カバーに生じた反磁界が
ネックを通して3本の電子ビームとくに右側に位置する
赤用ビームに対して垂直偏向を増大するように作用する
。すなわち第7図に示すように、帰線期間中に赤用ビー
ムだけが過剰に偏向されその走査線70rは画面走査開
始時の画面上端で同じサイドビームである青用ビームの
走査線70bに対して走査開始点にずれを生じる。そし
て、このずれすなわちミスコンバーゼンスYvは、帰線
期間の影響で画面上端のみに局所的に発生する。なお、
70gは縁周のセンタービームの走査を示す。ずれQY
vは例えば14型90度デイスプレー管において、0.
1ないし0.31であり画面上端から5011Q程度の
範囲内に生じる。
ずれが局所的で両サイドビームに不均衡に発生するので
、外部からの補正が難しく0.3士以下にミスコンバー
ゼンスをとどめることが要求される高解像度デイスプレ
ー管では重大な問題となる。
、外部からの補正が難しく0.3士以下にミスコンバー
ゼンスをとどめることが要求される高解像度デイスプレ
ー管では重大な問題となる。
本発明は以上の問題点を考慮してなされたもので、画面
走査開始時点で生じる垂直偏向の局所的ミスコンバーゼ
ンスを低減または解消した偏向装置を得るものである。
走査開始時点で生じる垂直偏向の局所的ミスコンバーゼ
ンスを低減または解消した偏向装置を得るものである。
[発明の構成]
(問題点を解決するための手段)
本発明は、3本の電子ビームを同一平面にそって並列し
て発射するインライン形電子銃を備えるインライン形カ
ラー受像管に取付けられ、走査期間と帰線走査期間をも
つ偏向電流の供給により前記平面に対して垂直な偏向磁
界を発生する第1の偏向コイルと前記平面に平行な偏向
磁界を発生する第2の偏向コイルを有するインライン形
カラー受像管用偏向装置おいて、前記3本の電子ビーム
のうち両側のサイドビームのいずれか一方に作用し前記
第2の偏向コイルの偏向電流により前記平面に平行な方
向に磁界を発生する補助フィルと、この補助コイルに直
列接続され直列回路を形成する補助抵抗と、これら補助
コイルおよび補助抵抗の直列回路に並列に接続された制
御コイルとを具備し、第2の偏向コイルを流れる前記偏
向電流の帰線走査期間において前記制御コイルのインピ
ーダンスが前記補助コイルおよび補助抵抗の直列回路の
インピーダンスよりも高くなるように設定する手段とを
具備してなるインライン形カラー受像管用偏向装置にあ
る。
て発射するインライン形電子銃を備えるインライン形カ
ラー受像管に取付けられ、走査期間と帰線走査期間をも
つ偏向電流の供給により前記平面に対して垂直な偏向磁
界を発生する第1の偏向コイルと前記平面に平行な偏向
磁界を発生する第2の偏向コイルを有するインライン形
カラー受像管用偏向装置おいて、前記3本の電子ビーム
のうち両側のサイドビームのいずれか一方に作用し前記
第2の偏向コイルの偏向電流により前記平面に平行な方
向に磁界を発生する補助フィルと、この補助コイルに直
列接続され直列回路を形成する補助抵抗と、これら補助
コイルおよび補助抵抗の直列回路に並列に接続された制
御コイルとを具備し、第2の偏向コイルを流れる前記偏
向電流の帰線走査期間において前記制御コイルのインピ
ーダンスが前記補助コイルおよび補助抵抗の直列回路の
インピーダンスよりも高くなるように設定する手段とを
具備してなるインライン形カラー受像管用偏向装置にあ
る。
(作 用)
3本の電子ビームは受像管スクリーン上の水平軸にそう
面に同一平面で並列し、この面に平行に第2の偏向コイ
ルによる垂直偏向磁界が形成される。棒状の薄板コアに
コイルを巻いた補助コイルが、並列する3本の電子ビー
ムのうち両側のサイドビームのいずれか例えば赤用ビー
ムの近くに配置され、垂直偏向磁界と同じ方向で逆向き
の磁界を発生する。したがって、この磁界により、赤用
ビームの垂直偏向量が青用のサイドビームに比較して減
少する方向に偏向を受ける。この偏向量を回路部品の渦
電流により生じる2次磁界に起因する不所望な偏向量を
相殺するように調整することで、両サイドビームに対し
て均一な垂直偏向を付与することが可能になる。補助コ
イルは補助抵抗と直列接続されて直列回路の補助コイル
部を構成し、このコイル部と制御コイルと並列接続され
、この並列回路が第2の偏向コイルに直列接続される。
面に同一平面で並列し、この面に平行に第2の偏向コイ
ルによる垂直偏向磁界が形成される。棒状の薄板コアに
コイルを巻いた補助コイルが、並列する3本の電子ビー
ムのうち両側のサイドビームのいずれか例えば赤用ビー
ムの近くに配置され、垂直偏向磁界と同じ方向で逆向き
の磁界を発生する。したがって、この磁界により、赤用
ビームの垂直偏向量が青用のサイドビームに比較して減
少する方向に偏向を受ける。この偏向量を回路部品の渦
電流により生じる2次磁界に起因する不所望な偏向量を
相殺するように調整することで、両サイドビームに対し
て均一な垂直偏向を付与することが可能になる。補助コ
イルは補助抵抗と直列接続されて直列回路の補助コイル
部を構成し、このコイル部と制御コイルと並列接続され
、この並列回路が第2の偏向コイルに直列接続される。
補助コイル部と制御コイルのインピーダンスの関係を、
通常の垂直走査期間では補助コイル部が高く、垂直帰線
消去期間では制御コイルが高くなるように設定すると、
垂直偏向電流の帰線走査期間で制御コイルのインピーダ
ンスが上昇し、補助コイル部を通る垂直偏向電流分が増
大して、回路部品の渦電流により生じる垂直偏向の局所
的ミスコンバーゼンスを補正する。
通常の垂直走査期間では補助コイル部が高く、垂直帰線
消去期間では制御コイルが高くなるように設定すると、
垂直偏向電流の帰線走査期間で制御コイルのインピーダ
ンスが上昇し、補助コイル部を通る垂直偏向電流分が増
大して、回路部品の渦電流により生じる垂直偏向の局所
的ミスコンバーゼンスを補正する。
(実施例)
以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第3図は本発明の一実施例の偏向装置を備えたセルフコ
ンバーゼンス方式のインライン形カラー受像管を示し、
第4図はその偏向装置に取付けた補助コイルを示す。カ
ラー受像管30は内面を赤、緑、青の3色に発光する蛍
光体をドツト状に配列した蛍光体スクリーン31を有す
るパネル32と、パネル周縁から延長されたファンネル
33と、ファンネルの先端から延長されたネック34か
らなるガラス外囲器35を有する。外囲器内の蛍光体ス
クリーン31に近接してシャドウマスク36が配置され
、ネック34内にインライン形電子銃37が設けられる
。
ンバーゼンス方式のインライン形カラー受像管を示し、
第4図はその偏向装置に取付けた補助コイルを示す。カ
ラー受像管30は内面を赤、緑、青の3色に発光する蛍
光体をドツト状に配列した蛍光体スクリーン31を有す
るパネル32と、パネル周縁から延長されたファンネル
33と、ファンネルの先端から延長されたネック34か
らなるガラス外囲器35を有する。外囲器内の蛍光体ス
クリーン31に近接してシャドウマスク36が配置され
、ネック34内にインライン形電子銃37が設けられる
。
電子銃37は3本の電子ビーム38r、38g、38b
を一平面すなわちスクリーンの水平軸Xを含む水平面に
そって並列して、かつ非偏向時はスクリーン31中心に
集中するように発射するもので、陰極、制御電極、集束
加速電極、およびコンバーゼンスカップからなり、セン
タービーム3ggに緑信号を、両サイドビーム38r、
38bにそれぞれ赤、青信号の映像信号を印加する。さ
らに、ファンネル33を取巻いて偏向装置20が取り付
けられる。偏向装置20は各一対のサドル巻の水平偏向
コイル211トロイダル巻の垂直偏向コイル22と補助
コイル10を備えている。水平偏向コイル21はビンク
ツション形の水平偏向磁界を発生するもので、ビンクツ
ションの程度はコイルの巻線分布の角度を調節して設計
する。垂直偏向コイル22は磁性コアにコイルを巻回し
た構造を有しておりバレル形垂直偏向磁界を発生する。
を一平面すなわちスクリーンの水平軸Xを含む水平面に
そって並列して、かつ非偏向時はスクリーン31中心に
集中するように発射するもので、陰極、制御電極、集束
加速電極、およびコンバーゼンスカップからなり、セン
タービーム3ggに緑信号を、両サイドビーム38r、
38bにそれぞれ赤、青信号の映像信号を印加する。さ
らに、ファンネル33を取巻いて偏向装置20が取り付
けられる。偏向装置20は各一対のサドル巻の水平偏向
コイル211トロイダル巻の垂直偏向コイル22と補助
コイル10を備えている。水平偏向コイル21はビンク
ツション形の水平偏向磁界を発生するもので、ビンクツ
ションの程度はコイルの巻線分布の角度を調節して設計
する。垂直偏向コイル22は磁性コアにコイルを巻回し
た構造を有しておりバレル形垂直偏向磁界を発生する。
さらに第4図に示すように、補助コイル10が両偏向コ
イル21.22の電子銃37側に配置したボード11上
に取り付けられる。補助コイル10は棒状の薄板磁性体
コア12にコイル13を巻いたもので、水平軸X上の赤
用サイドビーム38「が通過する領域でコア先端が接近
するように配置する。第2図は垂直偏向コイル22と補
助コイル10による磁界の様子を説明するもので、この
補助コイル10から発生する磁界v2は、図示のように
垂直偏向磁界V1とは方向が一致するが逆向きの磁界と
なる。すなわち3電子ビームの並列する水平面Xにそっ
て赤用ビームに対して作用するように形成されて、赤用
サイドビーム38rの偏向量を青用サイドビーム38b
の偏向量と一致するように補正する。すなわち、金属カ
バーの渦電流による磁界と前記補助コイルによる補正磁
界とは逆方向であり補助コイルのインダクタンスと補助
抵抗の値を選択することにより渦電流による2次磁界を
打消して画面上端に発生スるミスコンバーゼンスを0.
3關以下に低減することができる。
イル21.22の電子銃37側に配置したボード11上
に取り付けられる。補助コイル10は棒状の薄板磁性体
コア12にコイル13を巻いたもので、水平軸X上の赤
用サイドビーム38「が通過する領域でコア先端が接近
するように配置する。第2図は垂直偏向コイル22と補
助コイル10による磁界の様子を説明するもので、この
補助コイル10から発生する磁界v2は、図示のように
垂直偏向磁界V1とは方向が一致するが逆向きの磁界と
なる。すなわち3電子ビームの並列する水平面Xにそっ
て赤用ビームに対して作用するように形成されて、赤用
サイドビーム38rの偏向量を青用サイドビーム38b
の偏向量と一致するように補正する。すなわち、金属カ
バーの渦電流による磁界と前記補助コイルによる補正磁
界とは逆方向であり補助コイルのインダクタンスと補助
抵抗の値を選択することにより渦電流による2次磁界を
打消して画面上端に発生スるミスコンバーゼンスを0.
3關以下に低減することができる。
第1図は補助コイルIOに垂直偏向電流の一部を供給す
る回路図で、コアに巻回したコイル13に補助抵抗14
を直列接続して直列回路15とし、この直列回路に制御
コイル1Gを並列接続して補正回路を形成する。この補
正回路を一対の垂直偏向コイル22に直列接続して、垂
直出力回路(図示しない)の垂直偏向電流■を垂直偏向
コイル22および補正回路に供給する。
る回路図で、コアに巻回したコイル13に補助抵抗14
を直列接続して直列回路15とし、この直列回路に制御
コイル1Gを並列接続して補正回路を形成する。この補
正回路を一対の垂直偏向コイル22に直列接続して、垂
直出力回路(図示しない)の垂直偏向電流■を垂直偏向
コイル22および補正回路に供給する。
第6図に示すように、垂直偏向の帰線期間の周波数の上
昇に対して、補助コイル部の直列回路15のインピーダ
ンスZ[を補助抵抗14の値を基準に緩やかに上昇する
ように設定し、一方、制御コイル16のインピーダンス
Z2を低い値から急峻に立上がるように設定して、ある
特定の周波数fOでインピーダンス曲線が交わるように
する。この周波数fOを、垂直偏向電流の垂直走査期間
の周波数(40ないし1oOHz ) f 1とこれ
より高周波の帰線消去期間の周波数(5kHzないし1
5kHz)f2の間に設定する。第5図に示すように、
垂直偏向電流は通常の垂直走査期間t1に比べて帰線消
去期間t2が短いため、flとf2の間に周波数fOの
設定が可能になる。したがって上記の設定によって、第
6図に示すように、垂直走査期間t1における補助コイ
ル部の直列回路15のインピーダンスZlを制御コイル
16のインピーダンス22よりも高く、帰線消去期間t
2で、補助コイル部15のインピーダンスZ1を制御コ
イルのインピーダンスZ2よりも低くでき、これら素子
間のインピーダンスを反転させることができる。すなわ
ち、flにおいてZl >22、f2において21<2
2になる。
昇に対して、補助コイル部の直列回路15のインピーダ
ンスZ[を補助抵抗14の値を基準に緩やかに上昇する
ように設定し、一方、制御コイル16のインピーダンス
Z2を低い値から急峻に立上がるように設定して、ある
特定の周波数fOでインピーダンス曲線が交わるように
する。この周波数fOを、垂直偏向電流の垂直走査期間
の周波数(40ないし1oOHz ) f 1とこれ
より高周波の帰線消去期間の周波数(5kHzないし1
5kHz)f2の間に設定する。第5図に示すように、
垂直偏向電流は通常の垂直走査期間t1に比べて帰線消
去期間t2が短いため、flとf2の間に周波数fOの
設定が可能になる。したがって上記の設定によって、第
6図に示すように、垂直走査期間t1における補助コイ
ル部の直列回路15のインピーダンスZlを制御コイル
16のインピーダンス22よりも高く、帰線消去期間t
2で、補助コイル部15のインピーダンスZ1を制御コ
イルのインピーダンスZ2よりも低くでき、これら素子
間のインピーダンスを反転させることができる。すなわ
ち、flにおいてZl >22、f2において21<2
2になる。
垂直出力回路から端子23を介して垂直偏向電流Iが供
給されると、垂直走査期間では電流は主に制御コイル1
6を通して垂直偏向コイル22に流れ、補助コイルlO
に電流が流れず電子ビームにほとんど影響を与えない。
給されると、垂直走査期間では電流は主に制御コイル1
6を通して垂直偏向コイル22に流れ、補助コイルlO
に電流が流れず電子ビームにほとんど影響を与えない。
しかし、帰線消去期間では垂直偏向電流はより高周波で
あるため、補助コイル10および制御コイル1Gを通し
て垂直偏向コイル22に流れ、垂直偏向コイルによる垂
直偏向磁界に重畳して補助コイルから電子ビームの通過
領域にビームを補正する磁界を発生する。
あるため、補助コイル10および制御コイル1Gを通し
て垂直偏向コイル22に流れ、垂直偏向コイルによる垂
直偏向磁界に重畳して補助コイルから電子ビームの通過
領域にビームを補正する磁界を発生する。
この磁界は赤用サイドビーム38rに対して作用する周
辺部品の渦電流による2次磁界とは反対の向きであるた
め、画面走査開始時すなわち画面上端部で赤、青用サイ
ドビーム間にミスコンバーゼンスが生じるのを防止する
。
辺部品の渦電流による2次磁界とは反対の向きであるた
め、画面走査開始時すなわち画面上端部で赤、青用サイ
ドビーム間にミスコンバーゼンスが生じるのを防止する
。
なお、青用サイドビームで走査画面の上端ずれが生じる
ときは、補助コイルを青用ビーム側に配置すればよく、
また補助コイルを両サイドビーム間々に取付ければ、さ
らに微細な調整が可能になる。
ときは、補助コイルを青用ビーム側に配置すればよく、
また補助コイルを両サイドビーム間々に取付ければ、さ
らに微細な調整が可能になる。
またセンタービームとのコンバーゼンス補正はフィール
ドコントローラを用いることで容易に補正可能である。
ドコントローラを用いることで容易に補正可能である。
[発明の効果]
垂直偏向コイルとは別に補助コイルを設けて、サイドビ
ームの少なくとも一方の通過領域に、このビームに対し
て、垂直偏向磁界と相反する向きに水平軸と平行に、補
正磁界を選択的に形成するので、両サイド−ビームの偏
向量の不均衡を補正し、ミスコンバーゼンスを解消する
。しかもこのミスコンバーゼンスは走査画面開始側にお
いてのみ生じるが、補助コイルと補助抵抗の直列回路と
、制御コイルとの帰線期間のインピーダンスの差異を利
用して画面の走査開始時点で実質的に作用するようにし
たので、これにより補正の難しい両サイドビーム間の非
対称な偏向量を効果的に一致させ高解像度カラーデイス
プレー管に適したインライン形カラー受像管用偏向装置
を得ることができる。
ームの少なくとも一方の通過領域に、このビームに対し
て、垂直偏向磁界と相反する向きに水平軸と平行に、補
正磁界を選択的に形成するので、両サイド−ビームの偏
向量の不均衡を補正し、ミスコンバーゼンスを解消する
。しかもこのミスコンバーゼンスは走査画面開始側にお
いてのみ生じるが、補助コイルと補助抵抗の直列回路と
、制御コイルとの帰線期間のインピーダンスの差異を利
用して画面の走査開始時点で実質的に作用するようにし
たので、これにより補正の難しい両サイドビーム間の非
対称な偏向量を効果的に一致させ高解像度カラーデイス
プレー管に適したインライン形カラー受像管用偏向装置
を得ることができる。
第1図は本発明の一実施例のカラー受像管用偏向装置の
回路図、第2図は本発明の一実施例の垂直偏向コイルと
補助コイルの配置と動作を説明する略図、第3図は第1
図の偏向装置を具備するカラー受像管を示す断面図、第
4図は第3図をAA線から矢印方向に見た背面図、第5
図は垂直偏向電流の波形を示す波形図、第6図は本発明
の詳細な説明する線図、第7図は走査画面の走査開始側
に生じるミスコンバーゼンスを説明する平面図である。 10・・・補助コイル、 14・・・補助抵抗 18・・・制御コイル 20・・・偏向装置 21・・・水平偏向コイル 22・・・垂直偏向コイル 30・・・カラー受像管 37・・・インライン形電子銃
回路図、第2図は本発明の一実施例の垂直偏向コイルと
補助コイルの配置と動作を説明する略図、第3図は第1
図の偏向装置を具備するカラー受像管を示す断面図、第
4図は第3図をAA線から矢印方向に見た背面図、第5
図は垂直偏向電流の波形を示す波形図、第6図は本発明
の詳細な説明する線図、第7図は走査画面の走査開始側
に生じるミスコンバーゼンスを説明する平面図である。 10・・・補助コイル、 14・・・補助抵抗 18・・・制御コイル 20・・・偏向装置 21・・・水平偏向コイル 22・・・垂直偏向コイル 30・・・カラー受像管 37・・・インライン形電子銃
Claims (1)
- 3本の電子ビームを同一平面にそって並列して発射する
インライン形電子銃を備えるインライン形カラー受像管
に取付けられ、走査期間と帰線走査期間をもつ偏向電流
の供給により前記平面に対して垂直な偏向磁界を発生す
る第1の偏向コイルと前記平面に平行な偏向磁界を発生
する第2の偏向コイルを有するインライン形カラー受像
管用偏向装置おいて、前記3本の電子ビームのうち両側
のサイドビームのいずれか一方に作用し前記第2の偏向
コイルの偏向電流により前記平面に平行な方向に磁界を
発生する補助コイルと、この補助コイルに直列接続され
直列回路を形成する補助抵抗と、これら補助コイルおよ
び補助抵抗の直列回路に並列に接続された制御コイルと
を具備し、第2の偏向コイルを流れる前記偏向電流の帰
線走査期間において前記制御コイルのインピーダンスが
前記補助コイルおよび補助抵抗の直列回路のインピーダ
ンスよりも高くなるように設定する手段とを具備してな
るインライン形カラー受像管用偏向装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28394389A JPH03147234A (ja) | 1989-10-31 | 1989-10-31 | インライン形カラー受像管用偏向装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28394389A JPH03147234A (ja) | 1989-10-31 | 1989-10-31 | インライン形カラー受像管用偏向装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03147234A true JPH03147234A (ja) | 1991-06-24 |
Family
ID=17672231
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28394389A Pending JPH03147234A (ja) | 1989-10-31 | 1989-10-31 | インライン形カラー受像管用偏向装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03147234A (ja) |
-
1989
- 1989-10-31 JP JP28394389A patent/JPH03147234A/ja active Pending
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