JPH04245247A - 画像のレイアウト処理方法 - Google Patents

画像のレイアウト処理方法

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JPH04245247A
JPH04245247A JP3032009A JP3200991A JPH04245247A JP H04245247 A JPH04245247 A JP H04245247A JP 3032009 A JP3032009 A JP 3032009A JP 3200991 A JP3200991 A JP 3200991A JP H04245247 A JPH04245247 A JP H04245247A
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大澤 郁夫
Haruo Nakagawa
中川 晴夫
Hiroshi Murayama
博 村山
Naoki Nabeshima
鍋島 直樹
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製版用版下台紙上への
複数の図形、絵柄、文字等(以下、素材という)の配置
を、CRT画面上でシミュレーションするための画像の
レイアウト処理方法に係り、特に、着目素材を他の素材
間にもぐり込ませて移動表示するための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像のレイアウト処理方
法において、着目素材を他の素材間にもぐり込ませて移
動表示するにあたり、次のような手法が採られている。 以下、図29を参照して説明する。
【0003】図中、符号1は背景素材Aが書き込まれた
画像メモリのプレーン(以下、背景メモリプレーンとい
う)であり、符号2は着目素材Bが書き込まれた画像メ
モリのプレーン(以下、着目素材メモリプレーンという
)であり、符号3は前景素材Cが書き込まれた画像メモ
リのプレーン(以下、前景メモリプレーンという)であ
る。各メモリプレーン1〜3には、各素材A〜Cの重な
り具合に応じて優先順位が予め設定されており、ここで
は、メモリプレーン1〜3の順に小、中、大の優先順位
が設定されている。
【0004】各メモリプレーン1〜3は、各々の先頭ア
ドレスS1 〜S3 から順に同期してラスタ走査され
読み出しされる。読み出された各画素データは次段のマ
ルチプレクサ4に与えられる。マルチプレクサ4は、各
メモリプレーン1〜3の読み出し画素データが共に『O
N』であれば、優先順位の高いメモリプレーンの画素デ
ータを選択して出力し、優先順位の高いメモリプレーン
の画素データが『OFF』であれば、次の優先順位のメ
モリプレーンの画素データを出力するように構成されて
いる。
【0005】このようにしてマルチプレクサ4を介して
各メモリプレーン1〜3の各画素データを取り出すこと
により、表示画面5には、各素材A〜Cが重なった状態
で表示される。そして、背景メモリプレーン1と前景メ
モリプレーン3のラスタ読み出し開始アドレスS1 ,
S3 を固定するとともに、着目素材メモリプレーン2
のラスタ読み出し開始アドレスS2 を、図29に示す
ように、S2 ’ に変更することにより、着目素材B
を背景素材Aと前景素材Cとの間にもぐり込ませた状態
で移動させることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題点
がある。すなわち、従来例によれば、複数の素材をCR
T画面上に重ね合わせ表示するために、素材の数に応じ
た複数枚の画像メモリプレーンが必要であり、各画像メ
モリプレーンを各々独立してラスタ走査しなければなら
ないので、画像処理装置の構成が複雑化するという問題
点がある。また、各メモリプレーンからの画素データを
、その優先順位に応じて選択するような複雑なマルチプ
レクサを必要とすることも、装置の複雑化やコスト高を
招いている。
【0007】さらに、従来例によれば、図29に示した
着目素材Bを前景素材Cの前側になるように表示しよう
すると、前景メモリプレーン3と着目素材メモリプレー
ン2との間で画像データの書き換え処理を行うか、ある
いは、前景メモリプレーン3よりも優先順位に高い別の
メモリプレーンを設けて、このメモリプレーンに着目素
材Bの画像データを書き込むという処理が必要なり、何
れにしても煩雑である。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、着目素材のもぐり込み移動表示を、比
較的少ない画像メモリプレーンを用いて行うことができ
るとともに、各素材の重なり具合の変更を簡単に行うこ
とができる画像のレイアウト処理方法を提供することを
目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
目的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の発明は、製版用版下台紙上への複
数の2値画像素材の配置を、表示画面上でシミュレーシ
ョンするための画像のレイアウト処理方法であって、着
目素材以外の各素材のデータを、予め定められた重ね合
わせの優先順位に対応したそれぞれ固有のプライオリテ
ィデータに変換して、記憶手段としての台紙エリア上の
指定位置に順に書き込む第1処理過程と、着目素材のデ
ータを、前記プライオリティデータに関連して定められ
た適宜の着目素材データに変換して、記憶手段としての
着目素材エリアに書き込む第2処理過程と、前記台紙エ
リアの各素材のプライオリティデータを無条件で記憶手
段としての表示ワークエリアにコピーする第3処理過程
と、前記着目素材エリアの着目素材データを表示ワーク
エリア上の指定された位置に条件付でコピーするにあた
り、着目素材について指定された優先順位と、表示ワー
クエリア上の各画素のプライオリティデータとを比較し
、表示ワークエリア上の画素のプライオリティデータが
、前記着目素材の優先順位よりも実質的に下位である場
合に、表示ワークエリア上の前記画素の位置に着目素材
エリア上の対応画素の着目素材データをコピーする第4
処理過程と、第4処理過程を経た表示ワークエリア内の
各画素のデータを順に読み出して、予め定められた着色
用データに変換して表示手段に表示する第5処理過程と
、を備えたものである。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の画像のレイアウト処理方法において、前記表示ワーク
エリアとして二つの表示ワークエリアを用い、着目素材
の優先順位の変更指示あるいは着目素材の移動指示があ
った場合に、前記二つの表示ワークエリアを交互に使っ
て、前記第3ないし第5処理過程を実行するものである
【0011】請求項3に記載の発明は、製版用版下台紙
上への多値画像素材を含む複数の素材の配置を、CRT
画面上でシミュレーションするための画像のレイアウト
処理方法であって、着目素材以外の各2値画像素材の予
め定められた重ね合わせの優先順位に対応した各々固有
のプライオリティデータと、着目素材以外の多値画像素
材のプライオリティマスクデータとを、記憶手段として
の2値台紙エリア上の指定位置に優先順位に従って重ね
書きする第1処理過程と、着目素材以外の多値画像素材
の多値データを、記憶手段としての多値台紙エリア上の
指定位置に優先順位に従って重ね書きする第2処理過程
と、着目素材が多値画像素材である場合に、記憶手段と
しての2値着目素材エリアに着目素材のマスクデータを
書き込む第3処理過程と、着目素材が多値画像素材であ
る場合に、記憶手段としての多値着目素材エリアに着目
素材の多値データを書き込むとともに、2値着目素材エ
リア上のマスクデータがON状態になっている画素と対
応する多値着目素材エリア上の画素については、その多
値データの最上位ビットをセットする第4処理過程と、
2値台紙エリアから各画素のプライオリティデータある
いはプライオリティマスクデータ(以下、前記両データ
を2値台紙データと総称する)を順に読み出し、各画素
の2値台紙データと、着目素材の指定された優先順位と
を比較し、前記2値台紙データが前記着目素材の優先順
位よりも実質的に優位である場合に、当該画素に対応し
た多値台紙エリア上の画素に最上位ビットをセットする
第5処理過程と、2値台紙エリアおよび多値台紙エリア
の各データを無条件で、記憶手段としての2値表示ワー
クエリアと多値表示ワークエリアにそれぞれコピーする
第6処理過程と、2値着目素材エリアのマスクデータを
2値表示ワークエリア上の指定された位置に条件付コピ
ーをするにあたり、2値表示ワークエリア上の画素の2
値台紙データが、着目素材の指定された優先順位よりも
実質的に下位であるときに、前記画素に対応する2値着
目素材エリア上の画素のマスクデータを2値表示ワーク
エリアの対応画素位置にコピーする第7処理過程と、多
値着目素材エリアの多値着目素材データを、多値表示ワ
ークエリア上の指定された位置に条件付でコピーするに
あたり、多値着目素材データの最上位ビットがセットさ
れている画素の多値データを、対応する多値表示ワーク
エリア内で最上位ビットがセットされていない画素の位
置についてのみコピーする第8処理過程と、前記第8処
理過程を経た2値表示ワークエリアおよび多値表示ワー
クエリアのデータを同期して読み出すにあたり、2値表
示ワークエリアから読み出されたデータが2値画像素材
のプライオリティデータである場合には、そのプライオ
リティデータを所定の着色データに変換して表示手段に
表示するとともに、2値表示ワークエリアから読み出さ
れたデータが多値画像素材のプライオリティマスクデー
タあるいは着目素材のマスクデータである場合には、多
値表示ワークエリアから読み出された多値データに基づ
いて表示手段に多値画像を表示する第9処理過程と、を
備えたものである。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の画像のレイアウト処理方法において、前記2値表示ワ
ークエリアおよび多値表示ワークエリアとして、それぞ
れ二つずつの表示ワークエリアを用い、着目素材の優先
順位の変更指示あるいは着目素材の移動指示があった場
合に、前記各々対になっている表示ワークエリアを交互
に使って、前記第6ないし第9処理過程を実行するもの
である。
【0013】
【作用】本発明の作用は次のとおりである。すなわち、
請求項1に記載の発明によれば、表示ワークエリア上に
無条件コピーされた各素材のプライオリティデータと、
オペレータによって指定された着目素材の優先順位とが
比較され、表示ワークエリア上の各画素のプライオリテ
ィデータが着目素材の優先順位よりも下位である場合に
、当該画素の位置に着目素材エリア上の対応画素の着目
素材データがコピーされ、着目素材の優先順位よりも上
位であるプライオリティデータは表示ワークエリアにそ
のまま残る。したがって、オペレータが着目素材の優先
順位を任意に指定することにより、着目素材は所望の素
材間にもぐり込み表示される。着目素材は表示ワークエ
リア上の指定位置にコピーされるので、前記指定位置を
オペレータが任意に変えることにより、着目素材は所望
の素材間にもぐり込んだ状態で、任意の位置に配置され
る。
【0014】請求項3に記載の発明の作用は次のとおり
である。すなわち、2値表示ワークエリアには、着目素
材以外の2値画像素材固有のプライオリティデータと、
着目素材以外の多値画像素材のプライオリティマスクデ
ータと、多値着目素材のマスクデータとが、指定された
優先順位に従った条件で重ね書きされる。一方、多値表
示ワークエリアには、着目素材以外の多値画像素材の多
値データと、着目素材の多値データとが、優先順位に従
った条件で重ね書きされる。2値表示ワークエリアの各
画素と多値表示ワークエリアの各画素とを同期して読み
出していく際、2値画像素材固有のプライオリティデー
タは、それぞれ固有の着色データに変換されて出力され
るが、2値表示ワークエリアからプライオリティマスク
データまたはマスクデータが読み出された場合には、多
値表示ワークエリアから読み出された多値データが出力
される。したがって、表示手段には、指定された多値着
目素材が所望の素材間にもぐり込んだ状態で表示される
。なお、2値/多値着目素材エリアのデータを、2値/
多値表示ワークエリアに条件付でそれぞれコピーすると
きに、そのコピー位置を指示することによって、多値着
目素材を任意の位置に移動表示することができる。
【0015】請求項2および請求項4に記載の発明によ
れば、二つの表示ワークエリアを使って交互にデータの
無条件コピーや条件付コピーが行われるので、データ書
き換え中の表示ワークエリアの内容が表示手段に映し出
されることがない。
【0016】
【実施例】<第1実施例>本実施例は、図形や文字のよ
うな2値画像を素材とした画像のレイアウト処理方法で
ある。図1は、本実施例に係る処理方法を用いたレイア
ウト処理装置の概略構成を示したブロック図である。
【0017】図中、座標入力装置11は、着目素材の選
択や移動を指示したり、CRT17の画面上に映し出さ
れた種々の操作メニューを指示したりするための座標入
力装置であり、例えばデジタイザ、マウス、トラックボ
ール等で構成される。
【0018】プライオリティ指示器12は、着目素材の
優先順位を指示するためのもので、キーボードやダイヤ
ル等で構成される。なお、着目素材の優先順位の指示手
法としては、これ以外に例えば、CRT17の画面上に
映し出された優先順位指示のためのアイコン等を前記座
標入力装置11で操作することによって指示してもよい
【0019】外部記憶装置13には、CRT17に映し
出される台紙画面上に配置される複数個の図形、文字等
の2値画像素材のデータが格納されており、例えば磁気
ディスク、磁気テープ、光磁気ディスク等で構成される
。また、版下台紙作成装置等をネットワーク等で接続し
た形態も考えられる。各種素材のデータは、ランレング
ス、ビットマップ、輪郭ベクトルデータ等の形で記述さ
れており、CPU14で、各画素が『ON』または『O
FF』の2値画像に変換される。このとき、オペレータ
がキーボードやCRT画面上のメニューを操作すること
により、各素材の画面上の倍率を任意に指示することが
できる。
【0020】CPU14は、上述した図形、文字データ
の2値画像化処理の他に、これらの2値画像データの『
ON』または『OFF』を、各素材ごとに予め決まって
いる表示優先順位に対応したnビットのデータ(以下、
プライオリティデータという)に変換し、このプライオ
リティデータを後述する画像メモリプレーン15の指定
された画素位置に書き込んで、プライオリティデータで
構成された画像データ(以下、単に『プライオリティ画
像データ』と記す)とし、このプライオリティ画像デー
タにより着目素材をもぐり込み移動表示するための種々
の処理を行う。CPU14の詳細な動作は後述する。
【0021】画像メモリプレーン15は、nビットの深
さを持つ2次元画像用メモリである。CPU14は、バ
ス18を介して画像メモリプレーン15内の任意の領域
をラスタ走査して、その領域内のプライオリティ画像デ
ータを読み書きすることができる。
【0022】画像メモリプレーン15は、図2に示すよ
うに、4つのエリアに分割されている。すなわち、台紙
エリア、着目素材エリア、表示ワークエリア■および表
示ワークエリア■である。台紙エリアは、台紙上に配置
される着目素材以外の全素材のプライオリティ画像デー
タが重ね書きされるエリアである。着目素材エリアは、
前記プライオリティ画像データに関連して定められた適
宜の着目素材データが書き込まれるエリアである。また
、表示ワークエリア■,■は、台紙エリアと着目素材エ
リアのプライオリティ画像データおよび着目素材データ
が所定の条件でコピーされることによって複数の素材デ
ータを合成し、その内容をCRT17に表示するための
エリアである。なお、台紙エリアと着目素材エリアは、
CRT17に直接表示するためのものではないので、必
ずしも画像メモリプレーンで構成する必要はなく、CP
Uメモリのような画面表示に寄与しないメモリを使用し
てもよい。
【0023】ルックアップテーブル16は、画像メモリ
プレーン15がラスタ走査されることによって順に読み
出された各画素のnビットのプライオリティデータや着
目素材データを入力アドレスとし、これらのデータの各
値に対応した赤(R),緑(G),青(B)の出力値を
収めたメモリであり、2値画像である各素材を着色して
表示するために設けられている。ルックアップテーブル
16から出力された各R,G,B値からなる着色用デー
タはカラーCRT17に出力される。
【0024】図3は、ルックアップテーブル16の一例
であって、ここでは3ビットの入力データ(『0』〜『
7』でルックアップテーブル16の呼び出し用アドレス
でもある)に対応して、R,G,B各1ビットからなる
着色用データが出力される。重ね合わせ表示される素材
が8種類を越える場合は、入力データであるプライオリ
ティデータや着目素材データ、すなわち、画像メモリプ
レーン15を4ビット以上で構成するとともに、R,G
,B値を各々2ビット以上のデータで構成して、表示色
を増やせばよい。
【0025】CPU14によって管理されているシミュ
レーション管理テーブル19は、本装置によってレイア
ウトシミュレーションされる各素材の管理および、シミ
ュレーションした結果の保存に用いられる。具体的には
、各素材の以下の内容を管理している。 (1)優先順位:台紙上に配置された各素材の重なり順
序(プライオリティデータ)を示し、本装置の重ね順変
更のシミュレーションによって逐次変更される。 (2)素材名:外部記憶装置13における各素材のファ
イル名である。 (3)オフセット:台紙の任意のコーナーを原点(=基
準点)としたときの各素材の基準点までの座標値の差で
あり、本装置の配置変更のシミュレーションにより逐次
変更される。 (4)サイズ:各素材の縦・横の大きさであり、後述す
る条件付コピーを行うときの領域を決定するために用い
られる。 (5)属性:その素材が2値データか多値データのいず
れであるかを示す。 (6)用途:各素材の一般的な内容、例えば、台紙、チ
ント、文字、グラデーション、絵柄、ロゴ等であるかど
うかを示す。 (7)色:2値データの表示色であり、ルックアップテ
ーブル16にセットされる。
【0026】次に、上述したレイアウト処理装置の動作
を図4ないし図6に示したフローチャートを参照して説
明する。まず、画像メモリプレーン15の全データを『
0』クリアするとともに、シミュレーション管理テーブ
ル19の内容を参照して、ルックアップテーブル16の
入力データとR,G,B出力値との関係を初期設定する
(ステップS1,S2)。
【0027】次に、画像メモリプレーン15の台紙エリ
アに、着目素材外の各素材のプライオリティデータを書
き込む(ステップS3)。以下、台紙エリアに書き込ま
れた各素材のプライオリティデータを、『台紙データ』
と称する。ステップS3の内容を詳述すれば、次のとお
りである。まず、オペレータが座標入力装置11を使っ
てCRT画面上のメニューを操作することにより、外部
記憶装置13に格納されている素材のうちから、台紙上
に配置しようとする素材を指定する。外部記憶装置13
から読み出された素材のデータは、CPU14で2値画
像データに変換された後、予め定められた優先順位から
成るプライオリティ画像データに変換される。本実施例
では、素材が指定された順番に優先順位が高くなるよう
にプライオリティデータを設定している。
【0028】次の素材が指定されると、その素材のプラ
イオリティデータが画像メモリプレーン15の台紙エリ
アに書き込まれる。最初に指定された素材と、次に指定
された素材とが重なっている領域については、次の素材
の優先順位が高いので、次の素材のプライオリティデー
タがその領域に上書きされる。
【0029】以下、同様にして着目素材外の各素材が順
に指定され、指定順のプライオリティデータが台紙デー
タに書き込まれる。図7は、台紙エリアに書き込まれた
台紙データの一例を示している。なお、同図において、
各素材を矩形状に表しているが、各素材内の文字・ロゴ
・絵柄部領域等の形状は当然ながら任意である。また、
各素材A〜Fに付記した数字『1』〜『6』は、各素材
の優先順位に応じて、各々の画像領域に書き込まれるn
ビットのプライオリティデータを示す。なお、数字『0
』は、台紙色のプライオリティデータである。
【0030】以上のようにして画像メモリプレーン15
の台紙エリアに台紙データが書き込まれると、次にオペ
レータが座標入力装置11を使ってCRT画面のメニュ
ーを操作することにより、外部記憶装置13に格納され
た素材のうちから、所望の素材を着目素材として指定す
る(ステップS4)。
【0031】上述したと同様に、着目素材のデータはC
PU14で2値画像データに変換された後、プライオリ
ティ画像データに変換される。本実施例では、着目素材
外の素材のプライオリティデータをnビット構成として
『0』から『2n −2』で表している関係上、着目素
材データを『2n −1』に設定している。なお、着目
素材のプライオリティデータを『2n−1』にするのは
、そうすることによってルックアップテーブル16の最
後に配したアドレスを着目素材の着色用に用いることが
できるので、他の素材の着色用として既に設定されてい
るルックアップテーブル16の内容を書換える必要がな
くなるからである。したがって、この段階で設定される
着目素材データは、他の素材のプライオリティデータの
ように、それ自身が素材の重なりの優先順位を意味する
ものではなく、便宜上、仮に設定されたものである。着
目素材の優先順位は、後述する操作によって決定される
【0032】着目素材データは、画像メモリプレーン1
5の着目素材エリアに書き込まれる(ステップS5)。 図8は着目素材エリアに書き込まれた着目素材Gのデー
タの模式図である。なお、図中の斜線領域は着目素材デ
ータが『2n −1』に設定された2値画像領域、周辺
の『0』領域は優先度が最も低い、例えば着目素材の地
肌部や背景のような領域で、後述の処理で明らかになる
ように、他の素材の画像に何ら影響を与えない領域であ
る。
【0033】次に、オペレータはプライオリティ指示器
12を操作して、着目素材データの優先順位Pを初期設
定するとともに、台紙の原点に対する着目素材のオフセ
ットOFを初期設定する(ステップS6)。このオフセ
ットOFを任意に設定することにより、着目素材の初期
位置を台紙上の任意の位置にもってくることがてきる。 なお、後述する説明から明らかになるが、着目素材の優
先順位をPに設定することは、先に設定された優先順位
P+1の素材と、優先順位Pの素材との間に、着目素材
をもぐり込ませることを意味する。
【0034】着目素材の優先順位およびオフセットが初
期設定されると、CPU14は画像メモリプレーン15
の台紙エリア内の台紙データを表示ワークエリア■にそ
のまま(無条件で)コピーする(ステップS7)。
【0035】次に、CPU14は、画像メモリプレーン
15の着目素材エリア内の着目素材データを表示ワーク
エリア■のオフセットOFの位置に、以下の条件でコピ
ーする(ステップS8)。この条件は、「着目素材デー
タが『0』でない(すなわち、『2n −1』である)
画素については、対応する表示ワークエリア■の画素の
プライオリティデータがP以下であるときのみ、着目素
材データ『2n −1』を表示ワークエリア■の対応す
る画素位置にコピーする」というものである。
【0036】このコピーにより、表示ワークエリア■内
でプライオリティデータがP以下の素材領域については
、その領域中に着目素材データが書き込まれ、また、プ
ライオリティデータがP+1以上の素材領域については
、その領域中の台紙データがそのまま残ることになる。 つまり、着目素材データが、プライオリティデータP+
1とプライオリティデータPの両素材の間にもぐり込ん
だことになる。図9は表示ワークエリア■で合成された
データの模式図であり、ここでは着目素材Gの優先順位
Pを『3』に指定したので、着目素材Gはプライオリテ
ィデータが『3』である素材Cと、プライオリティデー
タが『4』である素材Dとの間にもぐり込んた状態にな
っており、このときの着目素材のオフセットはOF1 
である。
【0037】次に、CPU14は、表示ワークエリア■
にラスタ走査開始アドレスを設定することにより、表示
ワークエリア■内の各画素のプライオリティデータを順
に読み出す。読み出されたプライオリティデータはルッ
クアップテーブル16でそれぞれ固有のR,G,B値に
変換され、CRT17に表示される(ステップS9)。 ちなみに、図3に示したルックアップテーブル16によ
れば、台紙は白、素材Aは赤、素材Bは緑、素材Cは青
、素材Dは黄、素材Eはマゼンタ、素材Fはシアン、そ
して着目素材Gは黒に、それぞれ着色される。
【0038】オペレータが座標入力装置11を操作して
着目素材Gの移動指示をすると(ステップS10)、C
PU14は着目素材データのオフセットOF1 を変更
する(ステップS11)。そして、画像メモリプレーン
15の台紙エリアの台紙データを表示ワークエリア■に
そのまま(無条件で)コピーする(ステップS12)。 次に、着目素材エリアの着目素材データを表示ワークエ
リア■の変更後のオフセット位置OF2 に、上述した
と同様の条件でコピーする(ステップS13)。着目素
材データの条件付コピーが終わると、表示ワークエリア
■の内容を前述と同様にCRT17に表示する(ステッ
プS14)。
【0039】更に着目素材の移動指示があると(ステッ
プS15)、着目素材データのオフセットOF2 を変
更し(ステップS16)、ステップS7に戻って表示ワ
ークエリア■への台紙データの無条件コピー、表示ワー
クエリア■への着目素材データの条件付コピーを行い(
ステップS8)、表示ワークエリア■の内容をCRT1
7に表示する。
【0040】以上のようにして、オフセットを任意に変
更することにより、着目素材Gを指定した素材間にもぐ
り込ませた状態で移動表示させることができる。図9な
いし図11はオフセット値の変化(OF1 からOF3
 )に応じて、着目素材が移動する様子を示している。
【0041】なお、表示ワークエリア■と表示ワークエ
リア■とを交互に使って、着目素材のもぐり込み移動表
示をさせるのは次の理由による。すなわち、一つの表示
ワークエリアを使って着目素材のもぐり込み移動表示を
させると、表示ワークエリアのデータの書き換え中にC
RT画面に映し出された画像にチラツキが生じるが、上
記のように表示ワークエリア■と表示ワークエリア■と
を交互に使って表示すると、データ書き換え中の表示ワ
ークエリアの内容が表示されないので、画面上にチラツ
キが生じないという利点がある。
【0042】表示ワークエリア■の内容がCRT17が
表示されているときに、着目素材の優先順位の変更指示
があると(ステップS17)、CPU14は着目素材デ
ータの優先順位Pを変更する(ステップS18)。そし
て、台紙データを表示ワークエリア■に無条件コピーし
(ステップS12)、着目素材データを表示ワークエリ
ア■のオフセット位置に、新たな優先順位に基づく条件
でコピーし(ステップS13)、表示ワークエリア■の
内容をCRT17に表示する(ステップS14)。例え
ば、着目素材データの優先順位Pが『3』から『4』に
増加されると、図12に示すように、着目素材Gは素材
Dと素材Eの間にもぐり込み、また、優先順位Pが『3
』から『2』へ減少されると、図13に示すように、着
目素材Gは素材Bと素材Cの間にもぐり込む。ただし、
説明のための作図の都合上、図12と図13の着目素材
Gは、異なるオフセットで描かれている。
【0043】同様に、表示ワークエリア■の内容がCR
T17に表示されているときに、着目素材の優先順位の
変更指示があると(ステップS19)、着目素材データ
の優先順位Pを変更した後(ステップS20)、ステッ
プS7に戻り、表示ワークエリア■の内容を書き換える
【0044】着目素材を所望の位置に配置できたら、オ
ペレータが座標入力装置11等を操作することにより、
表示ワークエリアに書き込まれているデータを、台紙デ
ータとして書き換えて固定するための指示(以下、FI
X指示という)を出す(ステップS21,S22)。こ
れにより、次のように台紙データの修正が行われる(ス
テップS23)。
【0045】例えば、図9の状態でFIX指示があった
とする。この場合、着目素材Gの指定された優先順位P
は『3』であるが、着目素材データは、便宜上、『7』
(2n −1)に設定されている。そのため、別の着目
素材をもぐり込み移動表示させるためには、先の着目素
材データおよび、それよりも優先順位の高い素材のプラ
イオリティデータを、画像の重なり順序に対応させて書
き換える必要がある。データの書き換え手法としては、
例えば次の三つがある。
【0046】(1)第1の手法としては、FIX指示が
あったときに表示されている表示ワークエリア■または
■の内容を走査してCPU14に取り込み、着目素材デ
ータ(2n −1)をP+1(ここでは、『4』)に書
き換えるとともに、着目素材Gよりも優先順位の高い素
材(ここでは、素材D,E,F)のプライオリティ画像
データに『1』を加える。すなわち、素材Dのプライオ
リティ画像データは『4』から『5』へ、素材Eは『5
』から『6』へ、素材Fは『6』から『7』へ書き換え
られる。このようにして書き換えたデータを台紙エリア
に上書きする。
【0047】(2)第2の手法としては、着目素材エリ
アに書き込まれているプライオリティ画像データ『7』
を『4』に書き換えるとともに、台紙エリア上に書き込
まれている『4』以上の各素材のプライオリティ画像デ
ータをそれぞれ『1』だけ増加し、変更後の台紙データ
を表示ワークエリアに無条件コピーするとともに、変更
後の着目素材データを条件付コピーする。すなわち、表
示ワークエリア内の『5』以上のプライオリティ画像デ
ータはそのまま残し、『3』以下のプライオリティ画像
データ上に、着目素材データ『4』を上書きする。この
ようにして得られた表示ワークエリアのデータを再び、
台紙エリアに上書きする。
【0048】(3)第3の手法としては、シミュレーシ
ョン管理テーブル19の各素材の優先順位をシミュレー
ションした結果に従って修正し、フロー図4を先頭より
再実行してもよい。
【0049】台紙データの修正が終わると、上述した各
素材のプライオリティ画像データの変更に応じて、ルッ
クアップテーブル16の書き換えを行う(ステップS2
4)。すなわち、ルックアップテーブル16のアドレス
P+1の位置に着目素材のR,G,B値を挿入し、元の
アドレスP+1以降の内容をそれぞれ一つずつ後ろへず
らす。例えば、図9の例では、着目素材の指定された優
先順位Pは『3』であるから、ルックアップテーブル1
6のアドレス『4』のところに、着目素材のR,G,B
値、すなわち
〔000〕(黒色)を挿入し、元のアドレ
ス『4』から『6』をそれぞれ一つ下へ(後ろへ)ずら
す。図14は、書き換えられたルックアップテーブル1
6の模式図である。
【0050】各素材を配置し終わると、オペレータが座
標入力装置11を使って画面上のメニューを操作するこ
とにより、一連のレイアウト処理が終了する(ステップ
S25)。一方、別の素材を外部記憶装置13から取り
出して配置する場合には、ステップ4に戻って、同様の
処理を繰り返す。なお、着目素材が、既に画像メモリプ
レーン15の台紙エリア上に描画されたものである場合
は、台紙データから着目素材データを除いて、各素材の
プライオリティ画像データが連続するように書き直しを
行い、着目素材データを着目素材エリアに書き込み、上
述と同様の処理を行うことによって、その着目素材を指
定の条件でもぐり込み表示させることができる。
【0051】以上のようにしてCRT画面上でレイアウ
トされた各素材の優先順位やオフセット等は、シミュレ
ーション管理テーブル19に書き込まれ、外部記憶装置
13に格納された各素材のファイルとともに、レイアウ
トスキャナに送られる。そして、レイアウトスキャナで
シミュレーション管理テーブル19に基づいた、各素材
データの実演算処理が行われた後、フィルム等に出力さ
れる。
【0052】なお、上述の実施例において、CPU14
として一般的なマイクロプロセッサを用いて、画像メモ
リプレーン15のアドレスをCPU自身のアドレス空間
にマッピングしたり、DMAコントローラによって上述
した各コピー動作を行うように構成してもよい。また、
各種画像データの条件付コピー機能を備えたグラフィッ
クコントローラを用いて、上述のレイアウト処理装置を
構成すれば、ハードウエアの簡素化、移動表示の高速化
を図ることが可能である。画像メモリプレーン15の無
条件コピーや条件付コピーおよびプライオリティ画像デ
ータの書き換え等の一連の処理を高速に行うことにより
、座標入力装置11やプライオリティ指示器12の操作
にリアルタイムに応答して、着目素材をもぐり込み移動
表示させることができる。
【0053】また、実施例では、着目素材の移動指示や
優先順位の変更指示があったときに、台紙エリアの全台
紙データを他方の表示ワークエリア(表示に寄与してい
な方の表示ワークエリア)にコピーしたが、着目素材が
比較的小さい場合には、その表示ワークエリアで先に条
件付コピーした領域についてのみ、台紙データをコピー
して復元するようにすれば、全台紙データをコピーする
場合に比べて処理速度を高めることができる。
【0054】<第2実施例>本実施例は、レイアウト処
理する複数の素材中に、図形や文字のような2値画像の
素材に加えて、黒白の多値画像の素材を含む場合のレイ
アウト処理方法である。図15は、本実施例に係る処理
方法を用いたレイアウト処理装置の概略構成を示したブ
ロック図である。図中、図1と同一符号で示した部分は
、第1実施例と同様の構成であるのでここでの説明は省
略する。
【0055】本実施例で使用される外部記憶装置13に
は、第1実施例と同様の文字、図形等の2値画像素材と
、絵柄のような多値画像素材とが格納されている。多値
画像素材のデータは、多値画像素材の領域を2値で表現
したデータ(マスクデータ)と、多値データとで構成さ
れる。多値画像素材のデータは、スキャナやCCDカメ
ラで入力されたデジタル画像データや、コンピュータ等
で発生させた多階調データであり、本実施例ではm−1
(m:正の整数)ビットで表現されている。
【0056】本実施例に係るレイアウト処理装置は、2
値画像用の画像メモリプレーン15Aと多値画像用の画
像メモリプレーン15Bとを備えている。第1実施例で
説明したように、2値画像はプライオリティ画像データ
によって表現できるが、多値画像は各画素が多値である
ため、これまでのプライオリティ画像データでは表現で
きない。そこで、2値画像用の画像メモリプレーン15
Aには、2値画像のプライオリティ画像データとともに
、多値画像の領域のみをそのプライオリティとともに示
すためのプライオリティマスクデータを書き込み、画像
メモリプレーン15Bには前記プライオリティマスクデ
ータと置き換わる多値データを書き込むようにしている
。m−1ビットの多値データに対して、画像メモリプレ
ーン15Bはmビットの深さを持っている。画像メモリ
プレーン15Bの最上位ビット(MSB)は、後に説明
するが、着目素材エリアの多値着目素材データを表示ワ
ークエリアにコピーする際の条件データとなるもので、
画像イメージ的に言うと、コピー領域を示すマスクに対
応する。
【0057】画像メモリプレーン15A,15Bは、第
1実施例の図2で説明したような、台紙エリア、着目素
材エリア、表示ワークエリア■および表示ワークエリア
■をそれぞれ備えている。以下、2値画像用画像メモリ
プレーン15Aの各エリアを2値台紙エリア、2値着目
素材エリア、2値表示ワークエリア■,■と呼び、多値
画像用画像メモリプレーン15Bの各エリアを多値台紙
エリア、多値着目素材エリア、多値表示ワークエリア■
,■と呼ぶ。
【0058】画像メモリプレーン15A,15Bは、そ
れぞれ同期してラスタ走査され、画像メモリプレーン1
5Aから読み出された2値画像素材のプライオリティ画
像データと多値画像素材のプライオリティマスクデータ
とはルックアップテーブル16Aに与えられる。一方、
画像メモリプレーン15Bから読み出された多値画像素
材の多値データは多値データ用ルックアップテーブル1
6Bに与えられる。
【0059】図16に示すように、2値データ用ルック
アップテーブル16Aは、プライオリティデータを与え
られると、それぞれに応じたR,G,B値と素抜け信号
を出力する。入力データが2値画像素材のプライオリテ
ィデータのときは素抜け信号が出ないように、また、多
値画像のプライオリティマスクデータのときは素抜け信
号を出力するように、素抜けビットのON/OFFで操
作することができる。この素抜け信号の機能については
後述する。
【0060】図17に示すように、多値データ用ルック
アップテーブル16Bは、入力データ(多値データ)を
アドレスとして与えられると、それぞれに応じたR,G
,B値を出力する。各アドレスのR,G,B値がそれぞ
れ等しくなっているのは、本実施例では多値画像を黒白
階調画像で表示するからである。ルックアップテーブル
16Bの上半分(アドレス『0』から『2m−1 −1
』まで)と、下半分(アドレス『2m−1 』から『2
m −1』まで)との出力R,G,B値は全く同じよう
に構成されている。このように構成したのは、多値画像
用画像メモリプレーン15Bから出力される多値データ
のMSBが
〔0〕か〔1〕の何れであっても、それより
下位のビットが同じであれば、同じ階調の画像データを
出力する必要があるためである。
【0061】各ルックアップテーブル16A,16Bか
ら出力されたR,G,B値はマルチプレクサ20に与え
られる。マルチプレクサ20は、前記素抜け信号がOF
F状態のときは、ルックアップテーブル16AからのR
,G,B値をCRT17へ出力し、素抜けがON状態の
ときは、ルックアップテーブル16BのR,G,B値を
CRT17へ出力する。
【0062】なお、図15に示したレイアウト処理装置
は、黒白の多値画像を素材として含む場合の構成列であ
るが、カラー多値画像を素材として含む場合には、多値
画像用画像メモリプレーンを、各R,G,Bの分色ごと
に設け、各メモリプレーンのR,G,B出力値をマルチ
プレクサ20の多値データ側のR,G,B入力に直接与
えるようにすればよい。
【0063】以下、上述した第2実施例のレイアウト処
理装置の動作を図18〜図20に示したフローチャート
を参照して説明する。まず、画像メモリプレーン15A
,15Bの全データを『0』クリアするとともに、ルッ
クアップテーブル16A,16BのR,G,B値をシミ
ュレーション管理テーブル19を参照して初期設定する
(ステップN1,N2)。なお、このとき、その素材が
2値画像素材であれば、ルックアップテーブル16Aの
対応するアドレスの素抜けビットをOFF
〔0〕にセッ
トし、多値画像素材であれば、前述の素抜けビットをO
N〔1〕にセットする。
【0064】次に、CPU14は、外部記憶装置13か
ら着目素材以外の文字、図形、絵柄のマスク等の各素材
データを順に読み出し、これらの素材データを全て2値
画像化した後、オペレータによって指定された順番に第
1実施例と同様にプライオリティデータを設定して、2
値画像用画像メモリプレーン15Aの台紙エリア(以下
、2値台紙エリアという)に書き込む。(ステップN3
)。図21は、2値台紙エリアに書き込まれた台紙デー
タの一例を示した模式図である。図中、符号A,B,D
,Fは2値画像素材のプライオリティデータの領域であ
り、符号C,Eは多値画像素材のプライオリティマスク
データの領域である。ここでは、2値画像素材のプライ
オリティデータと多値画像素材のプライオリティマスク
データとを『2値台紙データ』と総称する。
【0065】次に、多値画像素材の多値データを外部記
憶装置13から読み出し、この多値データを、多値画像
用画像メモリプレーン15Bの多値台紙エリア内で、当
該多値画像素材のプライオリティマスクデータに対応す
る位置に書き込む(ステップN4)。このような多値デ
ータの書き込み手法としては、例えば次の二つがある。
【0066】(1)プライオリティマスクデータの1画
素ずつについて、そのON/OFFを判定し、ONの画
素に対応する絵柄画素の多値データを、多値台紙エリア
の対応する位置に逐次的に書き込む。
【0067】(2)あるいは、プライオリティマスクデ
ータ中のONの画素のデータにMSBをセットし、この
データを多値台紙エリアの対応する位置に書き込む。そ
して、多値台紙エリア中で、MSBがセットされている
画素についてのみ、対応する多値データで置き換える。 元の多値データにはMSBはセットされていないので、
多値データで置き換えられた後の多値台紙エリア中の台
紙データのMSBは全てクリアされていることになる。
【0068】図22は、多値台紙エリアに書き込まれた
多値画像素材C,Eの多値データの模式図である。同図
に示すように、優先順位の低い多値画像素材Cの上に、
優先順位の高い多値画像素材Eが上書きされている。
【0069】次に、オペレータが座標入力装置11を使
って画面上のメニューを操作することにより、着目素材
を外部記憶装置13から取り出す(ステップN5)。取
り出された着目素材が2値データの場合は、第1実施例
と同様に、2値画像用画像メモリプレーン15Aのみを
操作することにより、着目素材のもぐり込み移動表示、
優先順位の決定等が行なえるので、ここでの説明は省略
する。
【0070】着目素材が多値データである場合、以下の
ようにもぐり込み移動表示をする。なお、多値画像の着
目素材(以下、多値着目素材という)が、既に台紙エリ
アに書き込まれたものである場合は、2値および多値の
台紙エリアから、各々の着目素材データを取り除いて、
台紙データを再書き込みする必要があるのは、上述した
第1実施例の場合と同様である。
【0071】図23に示すように、外部記憶装置13か
ら取り出された多値着目素材のマスクデータを『2n 
−1』に変換し、このマスクデータを2値画像用画像メ
モリプレーン15Aの2値着目素材エリアに書き込む(
ステップN6)。そして、2値データ用ルックアップテ
ーブル16Aのアドレス『2n −1』の素抜けビット
をON〔1〕にセットする(ステップN7)。図16に
示したルックアップテーブル16Aの例では、アドレス
『7』の素抜けビットを〔1〕にセットする。
【0072】次に、多値画像用画像メモリプレーン15
Bの多値着目素材エリアに、着目素材の多値データを外
部記憶装置13から取り出して書き込む(ステップN8
)。書き込み手法は、台紙データの場合と同様である。 このとき、図24に示すように、2値着目素材エリアの
マスクデータがONになっている画素と対応する多値着
目素材エリア中の画素については、その多値データにM
SBをセットし、マスクデータがOFFになっている画
素と対応する画素ついてはMSBをクリアにして書き込
む。これは、後述するように、多値着目素材エリアの多
値着目素材データを、同じメモリプレーン内の多値台紙
エリアに条件付コピーする際に、多値着目素材データの
MSBをマスクとして使用するためである。
【0073】次に、オペレータはプライオリティ指示器
12を操作して多値着目素材データの優先順位Pを初期
設定するとともに、座標入力装置11を操作して台紙に
対する多値着目素材データのオフセットOFを初期設定
する(ステップN9)。これにより、以下の処理では、
多値着目素材が優先順位Pの素材と、優先順位P+1の
素材の間にもぐり込み、オフセットOFの変化に応じて
移動することになる。
【0074】CPU14は、2値台紙エリアから台紙デ
ータを読み出し、各画素のプライオリティデータあるい
はプライオリティマスクデータと、『P+1』との大小
を比較し、『P+1』以上の画素については、多値台紙
エリアの対応する画素のMSBをセットし、P以下の画
素についてはMSBをクリアする(ステップN10)。 例えば、前記ステップN9で、多値着目素材の優先順位
Pとして『3』が指定されたとすると、図25に示すよ
うに、多値台紙エリア中の優先順位『4』,『5』,『
6』の素材領域D,E,FにMSBがセットされる。
【0075】次に、CPU14は、画像メモリプレーン
15A,15Bの各台紙エリアの台紙データを、各々の
表示ワークエリア■に無条件でコピーする(ステップN
11)。そして、CPU14は、2値着目素材エリアの
マスクデータ『2n −1』を、2値表示ワークエリア
■上のオフセットOFの位置に、以下の条件でコピーす
る(ステップN12)。この条件は、「2値着目素材エ
リアのマスクデータが0でない(すなわち、2n −1
である)画素については、対応する2値表示ワークエリ
ア■の画素のプライオリティデータがP以下であるとき
のみ、当該画素位置にマスクデータをコピーする」とい
うものである。
【0076】図26は、多値着目素材Gの優先順位とし
て『3』が指定された場合に、条件付コピーされた後の
2値表示ワークエリア■内のデータの模式図である。上
述したように、2値データ用ルックアップテーブル16
Aのアドレス『2n −1』は素抜けビットがセットさ
れているので、図26の例では、着目素材Gのマスクが
素材CとDの間にもぐり込んで、その部分(2n−1の
データ領域)に穴が開いていることになる。なお、上述
しように素材C,Eは多値画像であるので、2値表示ワ
ークエリア■内の素材C,Eの領域も、着目素材Gと同
様に素抜けになっている。
【0077】また、次のステップN13では、CPU1
4は、多値着目素材エリアの多値着目素材データ(図2
4参照)を、多値表示ワークエリア■上のオフセットO
Fの位置に、以下の条件でコピーする(ステップN13
)。この条件は、「多値着目素材データのMSBがセッ
トされている画素について、対応する多値表示ワークエ
リア■の画素のMSBがセットされていないときのみ、
多値着目素材データを当該画素位置にコピーする」とい
うものである。
【0078】図27は、着目素材の優先順位として『3
』が指定された場合に、条件付コピーされた後の多値表
示ワークエリア■内のデータの模式図である。図27と
図26を比較して明らかなように、多値表示ワークエリ
ア■内の着目素材Gの多値データの形状は、2値表示ワ
ークエリア■の着目素材Gのマスクデータによる素抜け
形状に合致している。
【0079】以上のようにして2値表示ワークエリア■
および多値表示ワークエリア■にそれぞれ台紙データお
よび着目素材データがコピーされると、CPU14は、
2値/多値表示ワークエリア■にラスタ走査開始アドレ
スをそれぞれ設定して、両表示ワークエリア■,■のデ
ータを同期して読み出す(ステップN14)。
【0080】2値表示ワークエリア■から読み出された
2値画像のプライオリティデータは、2値データ用ルッ
クアップテーブル16Aでそれぞれ所定のR,G,B値
に変換されて、マルチプレクサ20を介してCRT17
に出力される。一方、2値表示ワークエリア■から読み
出された多値画像素材のプライオリティマスクデータや
多値着目素材のマスクデータは、2値データ用ルックア
ップテーブル16Aで素抜け信号に変換されてマルチプ
レクサ20に与えられる。
【0081】素抜け信号が与えられると、マルチプレク
サ20は多値データ用ルックアップテーブル16Bから
出力されたR,G,B値を選択して、CRT17に出力
する。ここで、多値表示ワークエリア■から出力される
多値データには、MSBがセットされているものと、そ
うでないものとがあるが、図17で示したように、多値
データ用ルックアップテーブル16Bは、MSBを除い
た他のビットが同じであれば、同一のR,G,B値を出
力するように構成されているので、MSBの影響で多値
画像の階調が変化することはない。
【0082】図28は、このときのCRT17の表示例
で、多値着目素材Gが、優先順位『3』の多値画像素材
Cと、優先順位『4』の2値画像素材Dの間にもぐり込
んだ状態で表示されている。
【0083】オペレータが座標入力装置11を操作して
着目素材の移動指示を出すと(ステップN15)、ステ
ップN11からステップN14で説明した一連の処理と
同様の処理を2値/多値表示ワークエリア■に対して行
い、着目素材をもぐり込み移動表示する(ステップN1
7〜N20)。
【0084】また、2値/多値表示ワークエリア■の内
容が表示されているときに、オペレータがプライオリテ
ィ指示器12を操作して着目素材の優先順位を変更する
と(ステップN23)、CPU14は着目素材データの
優先順位を変更し(ステップN24)、ステップN10
で説明した同様の処理を行った後(ステップN25)、
ステップN17に進み、以下2値/多値表示ワークエリ
ア■を使った一連の処理を実行する。
【0085】2値/多値表示ワークエリア■の内容が表
示されているときに、着目素材素材の移動指示や優先順
位の変更指示があった場合は、2値/多値表示ワークエ
リア■を使ってデータの書き換え処理を行う。このよう
に2値/多値表示ワークエリア■、■を交互に使ってデ
ータの書き換え処理を行うことにより、データ書き換え
に伴う表示画面のチラツキを防止することができるのは
、第1実施例の場合と同様である。
【0086】着目素材を所望の位置に配置できたら、オ
ペレータが座標入力装置11を使って画面上のメニュー
を操作することにより、第1実施例と同様なFIX指示
を出す(ステップN29,N30)。これにより、台紙
データの修正処理が行われる(ステップN31)。FI
X指示を出したときの着目素材が2値データである場合
には、第1実施例と同様な処理が行われる。一方、着目
素材が多値データである場合には、マスクデータについ
て2値データと同様の処理を行うとともに、多値台紙デ
ータを最初から再書き込みする一連の処理を実行するか
、あるいはFIX時の多値表示ワークエリアのデータを
多値台紙エリアに無条件でコピーして、多値台紙データ
を更新するようにしてもよい。
【0087】台紙データの修正処理が終わると、ルック
アップテーブル16Aの変更処理が行われる(ステップ
N32)。この処理は、第1実施例の場合と同様である
から、ここでの説明は省略する。
【0088】各素材を配置し終わると、オペレータが座
標入力装置11を使って画面上のメニューを操作するこ
とにより、一連のレイアウト処理が終了する(ステップ
N33)。一方、別の素材を外部記憶装置13から取り
出して配置する場合には、ステップN5に戻って、同様
の処理を繰り返す。以上のようにして得られた各素材の
優先順位やオフセットが、シミュレーション管理テーブ
ル19に保存されるのは第1実施例の場合と同様である
【0089】なお、2値/多値画像用画像メモリプレー
ン15A,15Bにおける無条件コピーや条件付コピー
および表示ワークエリアの切り換え等の一連の処理を高
速に行うことにより、着目素材の移動指示や優先順位の
変更指示に対して、リアルタイムに着目素材を移動表示
したり、重なり関係を入れ換えたりすることができのは
、第1実施例の場合と同様である。
【0090】また、多値データを伴う場合でも、第1実
施例と同様に、台紙データを無条件コピーする領域を限
定することにより、処理速度を高速化することも可能で
ある。
【0091】さらに、実施例では一つのCPU14が2
値/多値画像用画像メモリプレーン15A,15Bに対
して各コピー操作を行うようにしているが、DMAコン
トローラを使った条件付コピーのハードウエアや、条件
付コピー機能を備えたグラフィックコントローラを、2
値/多値画像用画像メモリプレーン15A,15Bごと
に独立に備え、両画像メモリプレーン15A,15Bで
無条件コピーや条件付コピーを並行処理すれば、処理時
間の短縮化を図ることができる。
【0092】また、実施例において、多値台紙データや
多値着目素材データに付加したMSBのON/OFFは
、条件付コピーの判断のためのマスクとして用いるもの
であるので、MSBのセット/クリアの論理は、実施例
の場合とは逆であってもよい。
【0093】
【発明の効果】本発明の効果は次のとおりである。請求
項1に記載の発明によれば、複数の2値画像素材を、各
々の重ね合わせの優先順位に応じた固有のプライオリテ
ィデータに変換して表示ワークエリアに書き込み、指定
された2値画像着目素材については、前記プライオリテ
ィデータに関連して設定された着目素材データを、指定
の優先順位に従った条件で前記表示ワークエリアに書き
込み、表示ワークエリア内の各データをそれぞれ固有の
着色データに変換して表示しているので、台紙に配置さ
れる素材の数が増えても、プライオリティデータの数を
増やすことによって対処でき、従来装置のように画像メ
モリプレーンを増設する必要がなく、装置の構成を簡素
化することが可能である。
【0094】また、着目素材画像の重なり具合の変更は
、着目素材データの優先順位を変えることにより、表示
ワークエリアへの条件付コピーで対処できるので、従来
例のような煩雑なメモリの書き換え処理が不要であり、
それだけ処理の簡素化および高速化を図ることも可能で
ある。
【0095】請求項3に記載の発明によれば、着目素材
以外の2値画像素材のプライオリティデータと、着目素
材以外の多値画像素材のプライオリティマスクデータと
を2値表示ワークエリアに書き込み、この2値表示ワー
クエリアに多値着目素材のマスクデータを優先順位に応
じた条件でコピーし、一方、着目素材以外の多値画像素
材の多値データを多値表示ワークエリアに書き込み、こ
の多値表示ワークエリアに多値表示素材の多値データを
優先順位に応じた条件でコピーし、2値表示ワークエリ
アから読み出された2値画像素材のプライオリティデー
タはそれぞれに応じた着色データとして出力表示し、ま
た、2値表示ワークエリアから多値画像素材のプライオ
リティマスクデータあるいは多値着目素材のマスクデー
タが読み出されたときは、多値表示ワークエリアの多値
データを出力表示するようにしたので、請求項1の発明
と同様に、比較的簡単な構成によって、多値着目素材を
もぐり込み移動表示することができる。
【0096】また、請求項2および4に記載の発明によ
れば、二つの表示ワークエリアを交互に使って、データ
のコピーや書き換えを行っているので、表示ワークエリ
アの書き換えに伴う表示画面のチラツキがなく、高品質
の画像表示を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る画像のレイアウト処
理装置の概略構成を示したブロック図である。
【図2】画像メモリプレーンの構成を示した模式図であ
る。
【図3】ルックアップテーブルの構成を示した模式図で
ある。
【図4】第1実施例の装置の処理手順を示したフローチ
ャートの一部である。
【図5】第1実施例の装置の処理手順を示したフローチ
ャートの一部である。
【図6】第1実施例の装置の処理手順を示したフローチ
ャートの一部である。
【図7】台紙エリアに書き込まれた台紙データの模式図
である。
【図8】着目素材エリアに書き込まれた着目素材データ
の模式図である。
【図9】表示ワークエリア■にコピーされたデータの模
式図である。
【図10】オフセットの変更によって着目素材が移動す
る様子を示した表示例である。
【図11】オフセットの変更によって着目素材が移動す
る様子を示した表示例である。
【図12】優先順位の変更によって着目素材の重なり具
合が変化する様子を示した表示例である。
【図13】優先順位の変更によって着目素材の重なり具
合が変化する様子を示した表示例である。
【図14】書き換えられたルックアップテーブルの内容
を示した模式図である。
【図15】第2実施例に係る画像のレイアウト処理装置
の概略構成を示したブロック図である。
【図16】2値データ用ルックアップテーブルの構成を
示した模式図である。
【図17】多値データ用ルックアップテーブルの構成を
示した模式図である。
【図18】第2実施例の装置の処理手順を示したフロー
チャートの一部である。
【図19】第2実施例の装置の処理手順を示したフロー
チャートの一部である。
【図20】第2実施例の装置の処理手順を示したフロー
チャートの一部である。
【図21】2値台紙エリアに書き込まれた台紙データの
模式図である。
【図22】多値台紙エリアに書き込まれた多値データの
模式図である。
【図23】2値着目素材エリアに書き込まれたマスクデ
ータの模式図である。
【図24】多値着目素材エリアに書き込まれた多値デー
タの模式図である。
【図25】多値台紙エリアのMSBセット領域を示す模
式図である。
【図26】2値表示ワークエリア■に書き込まれたデー
タの模式図である。
【図27】多値表示ワークエリア■に書き込まれたデー
タの模式図である。
【図28】CRT画面の表示例である。
【図29】従来装置の概略構成を示したブロック図であ
る。
【符号の説明】
11…座標入力装置          12…プライ
オリティ指示器 13…外部記憶装置          14…CPU
15…画像メモリプレーン 15A…2値画像用画像メモリプレーン15B…多値画
像用画像メモリプレーン16…ルックアップテーブル 16A…2値データ用ルックアップテーブル16B…多
値データ用ルックアップテーブル17…CRT    
            18…バス19…シミュレー
ション管理テーブル 20…マルチプレクサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  製版用版下台紙上への複数の2値画像
    素材の配置を、表示画面上でシミュレーションするため
    の画像のレイアウト処理方法であって、着目素材以外の
    各素材のデータを、予め定められた重ね合わせの優先順
    位に対応したそれぞれ固有のプライオリティデータに変
    換して、記憶手段としての台紙エリア上の指定位置に順
    に書き込む第1処理過程と、着目素材のデータを、前記
    プライオリティデータに関連して定められた適宜の着目
    素材データに変換して、記憶手段としての着目素材エリ
    アに書き込む第2処理過程と、前記台紙エリアの各素材
    のプライオリティデータを無条件で記憶手段としての表
    示ワークエリアにコピーする第3処理過程と、前記着目
    素材エリアの着目素材データを表示ワークエリア上の指
    定された位置に条件付でコピーするにあたり、着目素材
    について指定された優先順位と、表示ワークエリア上の
    各画素のプライオリティデータとを比較し、表示ワーク
    エリア上の画素のプライオリティデータが、前記着目素
    材の優先順位よりも実質的に下位である場合に、表示ワ
    ークエリア上の前記画素の位置に着目素材エリア上の対
    応画素の着目素材データをコピーする第4処理過程と、
    第4処理過程を経た表示ワークエリア内の各画素のデー
    タを順に読み出して、予め定められた着色用データに変
    換して表示手段に表示する第5処理過程と、を備えたこ
    とを特徴とする画像のレイアウト処理方法。
  2. 【請求項2】  請求項1に記載の画像のレイアウト処
    理方法において、前記表示ワークエリアとして二つの表
    示ワークエリアを用い、着目素材の優先順位の変更指示
    あるいは着目素材の移動指示があった場合に、前記二つ
    の表示ワークエリアを交互に使って、前記第3ないし第
    5処理過程を実行する画像のレイアウト処理方法。
  3. 【請求項3】  製版用版下台紙上への多値画像素材を
    含む複数の素材の配置を、CRT画面上でシミュレーシ
    ョンするための画像のレイアウト処理方法であって、着
    目素材以外の各2値画像素材の予め定められた重ね合わ
    せの優先順位に対応した各々固有のプライオリティデー
    タと、着目素材以外の多値画像素材のプライオリティマ
    スクデータとを、記憶手段としての2値台紙エリア上の
    指定位置に優先順位に従って重ね書きする第1処理過程
    と、着目素材以外の多値画像素材の多値データを、記憶
    手段としての多値台紙エリア上の指定位置に優先順位に
    従って重ね書きする第2処理過程と、着目素材が多値画
    像素材である場合に、記憶手段としての2値着目素材エ
    リアに着目素材のマスクデータを書き込む第3処理過程
    と、着目素材が多値画像素材である場合に、記憶手段と
    しての多値着目素材エリアに着目素材の多値データを書
    き込むとともに、2値着目素材エリア上のマスクデータ
    がON状態になっている画素と対応する多値着目素材エ
    リア上の画素については、その多値データの最上位ビッ
    トをセットする第4処理過程と、2値台紙エリアから各
    画素のプライオリティデータあるいはプライオリティマ
    スクデータ(以下、前記両データを2値台紙データと総
    称する)を順に読み出し、各画素の2値台紙データと、
    着目素材の指定された優先順位とを比較し、前記2値台
    紙データが前記着目素材の優先順位よりも実質的に優位
    である場合に、当該画素に対応した多値台紙エリア上の
    画素に最上位ビットをセットする第5処理過程と、2値
    台紙エリアおよび多値台紙エリアの各データを無条件で
    、記憶手段としての2値表示ワークエリアと多値表示ワ
    ークエリアにそれぞれコピーする第6処理過程と、2値
    着目素材エリアのマスクデータを2値表示ワークエリア
    上の指定された位置に条件付コピーをするにあたり、2
    値表示ワークエリア上の画素の2値台紙データが、着目
    素材の指定された優先順位よりも実質的に下位であると
    きに、前記画素に対応する2値着目素材エリア上の画素
    のマスクデータを2値表示ワークエリアの対応画素位置
    にコピーする第7処理過程と、多値着目素材エリアの多
    値着目素材データを、多値表示ワークエリア上の指定さ
    れた位置に条件付でコピーするにあたり、多値着目素材
    データの最上位ビットがセットされている画素の多値デ
    ータを、対応する多値表示ワークエリア内で最上位ビッ
    トがセットされていない画素の位置についてのみコピー
    する第8処理過程と、前記第8処理過程を経た2値表示
    ワークエリアおよび多値表示ワークエリアのデータを同
    期して読み出すにあたり、2値表示ワークエリアから読
    み出されたデータが2値画像素材のプライオリティデー
    タである場合には、そのプライオリティデータを所定の
    着色データに変換して表示手段に表示するとともに、2
    値表示ワークエリアから読み出されたデータが多値画像
    素材のプライオリティマスクデータあるいは着目素材の
    マスクデータである場合には、多値表示ワークエリアか
    ら読み出された多値データに基づいて表示手段に多値画
    像を表示する第9処理過程と、を備えた画像のレイアウ
    ト処理方法。
  4. 【請求項4】  請求項3に記載の画像のレイアウト処
    理方法において、前記2値表示ワークエリアおよび多値
    表示ワークエリアとして、それぞれ二つずつの表示ワー
    クエリアを用い、着目素材の優先順位の変更指示あるい
    は着目素材の移動指示があった場合に、前記各々対にな
    っている表示ワークエリアを交互に使って、前記第6な
    いし第9処理過程を実行する画像のレイアウト処理方法
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