JPH04244317A - ワイヤカット放電加工機用ワイヤ電極 - Google Patents

ワイヤカット放電加工機用ワイヤ電極

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Publication number
JPH04244317A
JPH04244317A JP1083991A JP1083991A JPH04244317A JP H04244317 A JPH04244317 A JP H04244317A JP 1083991 A JP1083991 A JP 1083991A JP 1083991 A JP1083991 A JP 1083991A JP H04244317 A JPH04244317 A JP H04244317A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
electrode
wire electrode
strands
tensile strength
Prior art date
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Pending
Application number
JP1083991A
Other languages
English (en)
Inventor
Chihiro Aritsuka
有塚 千尋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP1083991A priority Critical patent/JPH04244317A/ja
Publication of JPH04244317A publication Critical patent/JPH04244317A/ja
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤカット放電加工
機用ワイヤ電極に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のワイヤカット放電加工機に用いら
れるワイヤ電極は、図4及び図5に示すように直径0.
05〜3.0 mm程度の円形断面形状のもの1aや同
じ材質のワイヤ4を複数本束ねた形状のもの1bが用い
られていた。上記放電加工機は、これらのワイヤ電極1
a,1bに張力をかけた状態でワイヤ電極1a,1bを
移動しながら、鉄や鋼の被加工物8とワイヤ電極1a,
1bとの間に印加されたパルス電圧でアーク放電9を発
生させて加工をおこなうものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の放電加工用のワ
イヤ電極は、円形断面をもつワイヤ1本のみで電極を構
成しているものと円形断面で同材質の複数本のワイヤを
束ねたもので電極を構成しているものとがあった。
【0004】上記ワイヤ電極においては、ワイヤたわみ
を少くするためワイヤ張力を増加したり、異常アーク放
電などでワイヤに傷等がはいり断線した場合、電極とし
ての機能はなくなり加工停止しなければならないため、
下記の特性を有することが望まれていた。 (1) 従来のワイヤよりも引張強度、降伏点の高い材
質を用い、ワイヤ張力を上げ、たわみを少なくして加工
精度向上をはかっても断線せず、加工が続行できるワイ
ヤ。 (2) 従来のワイヤに対して、ワイヤと被加工物との
間で発生するアーク放電の発生方向を可能な限り一定と
することで異常放電を極力おさえることができるワイヤ
。 (3) 従来のワイヤよりも引張強度、降伏点の高い材
質で、かつアーク放電や放電加工の加工能率を損なわな
いあるいは従来ワイヤを超える性能を持つ材質あるいは
構造をもったワイヤ。
【0005】本発明は上記の課題を解決しようとするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、被加工物の放
電加工に使用されるワイヤカット放電加工機用ワイヤ電
極において、異種の材質からなる複数本のワイヤ素線が
束ねられて形成されたことを特徴としている。
【0007】
【作用】上記においては、複数本束ねられた異種材質の
ワイヤ素線の中で、引張強度と降伏点が従来のワイヤよ
り比較的高い材質のワイヤ素線は破断と断線防止に寄与
することができ、導電性の高い材質よりなるワイヤ素線
はアーク放電をおこない放電加工に寄与するため、それ
ぞれの相乗効果を有するワイヤ電極が得られる。
【0008】また、上記引張強度の高い材質のワイヤ素
線に比較的導電性の材質を用いると、これにも比較的多
い電流を流すことができるため、加工能率の向上をはか
ることができる。
【0009】さらに、これらのワイヤ素線を複数本束ね
ることで被加工物とワイヤ電極との距離が最短となる箇
所ができるため、アーク放電は優先的にその箇所で発生
し、異常放電をなくすことができる。上記ワイヤ素線は
束ねる際により合せることによりワイヤ相互の剛性があ
がりワイヤのたわみ防止に寄与させることができる。
【0010】上記により、従来のワイヤ電極に比べ、引
張強度面で優れ、放電を安定させることができ、加工能
率向上が可能なワイヤ電極を実現する。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例を図1により説明する。図
1に示す本実施例は、ワイヤ展張用プーリ10,11、
ワイヤ送りモータ12、ワイヤリール13、X軸送りモ
ータ14、Y軸送りモータ15及び加工電源16を備え
被加工物8の放電加工を行うワイヤカット放電加工機に
おいて、中央部に高張力のワイヤ素線2を配しそのまわ
りにアーク放電に寄与する材質の6本のワイヤ素線3を
配しこれらを束ねて形成されたワイヤ電極1が用いられ
ている。
【0012】上記において、ワイヤカット放電加工機に
よる加工は、ワイヤ電極1を (+) 側、被加工物8
を (−) 側としてパルス電圧が印加され、ワイヤ電
極1と被加工物8間にアーク放電9を発生させることに
よりおこなわれる。ワイヤ電極1は放電加工後使い棄て
となる。
【0013】ワイヤ素線2,3のうち中央部の高張力ワ
イヤ素線2の材質はタングステン(W ,VWW,VM
W)、ニッケル銅合金線(NCU W)、ピアノ線材(
SWRS,SW,SWP)、硬鋼線(SWA,SWB,
SWC)、モリブデン線(VMW) 、ジュメット線(
DW)、カーボンファイバ線等とし、従来の銅、黄銅、
亜鉛ワイヤ材より高い引張強度と降伏点を持つものを用
いて高張力に耐えるような機能を持たせている。また、
6本のワイヤ素線3については銅、黄銅及びタングステ
ン等アーク放電9に寄与する材質を用いて放電加工をお
こなわせるものである。
【0014】これらのワイヤ素線2,3を束ねることで
、アーク放電9は被加工物8とワイヤ電極1間距離の最
短となるところで発生しやすくなる。これにより、アー
ク放電9の発生位置が定まり異常放電や短絡などを防ぐ
ことができる。
【0015】また、ワイヤ素線を複数本束ねることで、
ワイヤ素線2,3相互の剛性によりワイヤ電極1のたわ
みを小さくすることができ加工精度向上及びワイヤ電極
1の断線を防ぐことができる。さらには、ワイヤ素線3
に電流の流れやすい導電性の材質を用いることにより、
ワイヤ電極1に従来より大きい電流を流すことで放電加
工能率向上がはかれる。
【0016】この実施例に限らず束ねるワイヤ素線の本
数を図2(a) 乃至(g) のように変えた場合、束
ね方やより方を図3(a) 乃至(e) のように変化
させた場合、さらには張力が比較的高い同材質のワイヤ
を用いた場合でも同様の効果が得られる。但し、図2(
a) 乃至(e)におけるワイヤ素線19の数、ストラ
ンド18の数と高張力ワイヤ素線の配置状態及び素線径
は任意のものとする。
【0017】また、図3(a) は素線19とストラン
ド18を反対方向によりながらZ型に巻いたもの、図3
(b) は素線19とストランド18を反対方向により
ながらS型に巻いていったもの、図3(c) は素線1
9とストランド18を同一方向によりながらZ型に巻い
たもの、図3(d) は素線19とストランド19を同
一方向によりながらS型に巻いたもの、図3(e) は
素線19とストランド18を平行に配列したものである
【0018】上記いずれの場合についても、引張強度、
降伏点が高いワイヤと放電加工に寄与するワイヤ素線を
複数本束ねることでワイヤ電極の張力を上げることがで
き、それによるワイヤ電極のたわみを小さくすることで
短絡による異常放電の防止と加工精度、面粗度向上がは
かられる。
【0019】また、複数本束ねたワイヤ素線の中に導電
性材質のワイヤ素線をいれることで、加工電流を上げる
ことができ、加工速度向上がはかれる。
【0020】更に、ワイヤ素線の束ね方、より方によっ
ては、ワイヤ素線径の違うものや、本数を自由に変えら
れ同種あるいは異種材質のワイヤ素線の配置を変えられ
、被加工物の材質特性、加工内容に応じた複合ワイヤを
つくることができるだけでなく、より方を変えることで
剛性の違った複合ワイヤをつくることができる。
【0021】上記のように複合ワイヤにした場合は、1
つのワイヤ素線に断線が生じても、他のワイヤ素線によ
り放電加工がおこなわれ加工途中における加工中断がな
くなり製品不良をなくすことができる。また、複合ワイ
ヤにすることで被加工物とワイヤ電極との距離が最短と
なる箇所ができるため、アーク放電は優先的にその箇所
から発生し、異常放電や短絡がなくなり表面粗度が向上
し断線防止がはかれる。
【0022】
【発明の効果】本発明のワイヤカット放電加工機用ワイ
ヤ電極は、異種の材質のワイヤ素線を複数本束ねて形成
することによって、引張強度の高いワイヤ素線、導電性
のよいワイヤ素線を組合せることができ、また、被加工
物との間に距離が最短となる個所ができるため、引張強
度面で優れ、放電を安定させることができ、加工能率の
向上が可能なワイヤ電極を実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の説明図で、(a) は斜視
図、(b) は(a) のA−A矢視図である。
【図2】上記一実施例に係るワイヤ素線の構成が異なる
場合の説明図である。
【図3】上記一実施例に係るワイヤ素線によりが設けら
れた場合の説明図である。
【図4】従来のワイヤ電極の一例の説明図で、(a) 
は斜視図、(b)は(a) のB−B矢視図である。
【図5】従来のワイヤ電極の他の例の説明図で、(a)
 は斜視図、(b) は(a) のC−C矢視図である
【符号の説明】
1            ワイヤ電極2,3    
    ワイヤ素線 8            被加工物 10,11    プーリ 12          ワイヤ送りモータ13   
       ワイヤリール18          
ストランド 19          ワイヤ素線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  被加工物の放電加工に使用されるワイ
    ヤカット放電加工機用ワイヤ電極において、異種の材質
    からなる複数本のワイヤ素線が束ねられて形成されたこ
    とを特徴とするワイヤカット放電加工機用ワイヤ電極。
JP1083991A 1991-01-31 1991-01-31 ワイヤカット放電加工機用ワイヤ電極 Pending JPH04244317A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1083991A JPH04244317A (ja) 1991-01-31 1991-01-31 ワイヤカット放電加工機用ワイヤ電極

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1083991A JPH04244317A (ja) 1991-01-31 1991-01-31 ワイヤカット放電加工機用ワイヤ電極

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Publication Number Publication Date
JPH04244317A true JPH04244317A (ja) 1992-09-01

Family

ID=11761522

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1083991A Pending JPH04244317A (ja) 1991-01-31 1991-01-31 ワイヤカット放電加工機用ワイヤ電極

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JP (1) JPH04244317A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006000200A1 (de) * 2004-06-29 2006-01-05 Albert-Ludwigs-Universität Freiburg Vorrichtung zum elektrochemischen schneiden

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0224025A (ja) * 1988-07-08 1990-01-26 Furukawa Electric Co Ltd:The ワイヤ放電加工用電極線

Patent Citations (1)

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Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980331