JPH0424105Y2 - - Google Patents

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JPH0424105Y2
JPH0424105Y2 JP1984091032U JP9103284U JPH0424105Y2 JP H0424105 Y2 JPH0424105 Y2 JP H0424105Y2 JP 1984091032 U JP1984091032 U JP 1984091032U JP 9103284 U JP9103284 U JP 9103284U JP H0424105 Y2 JPH0424105 Y2 JP H0424105Y2
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JP
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radiator
cab
cab panel
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panel
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JP1984091032U
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 考案の技術分野 この考案は、車両、特にテイルトキヤブを備え
るトラツクのエンジン冷却用ラジエータの冷却効
率を向上させるためにラジエータを通過した温風
がラジエータ前面に回り込むのをエアバツフルに
より防止するラジエータ温風巻込防止装置の構造
技術に関する。
(ロ) 技術の背景 特にテイルトキヤブを備えているトラツクで
は、第5図に示すように、ラジエータaの側面
b,b′とキヤブパネルcとの間に間隙d,d′が形
成される。該間隙d,d′をそのままの状態に放置
しておくと、ラジエータaを通過して温風となつ
た機関冷却風Wが矢視の如く間隙d,d′からラジ
エータaの前面eに周り込むため、ラジエータa
の熱交換性能が低下し、機関冷却性能に悪影響を
与える。このため、間隙d,d′には第6図に示す
如く閉塞部材f,f′が設置され、それにより、ラ
ジエータaを通過して温風となつた機関冷却風W
がラジエータaの前面eに回り込むのを防止して
いる。
なお、実公昭59−5148号公報には、ラジエータ
を通過して温風となつた機関冷却風がラジエータ
の側面とフレームとの間隙からラジエータの前面
に回り込まないようにするため、前記間隙に閉塞
板を設けた技術が開示されている。
(ハ) 従来技術と問題点 上記閉塞部材f,f′には、従来、板状のスポン
ジが使用され、通常第7図に示す如く、ラジエー
タaの側面b,b′に装着されている。この場合、
閉塞部材f,f′はキヤブがテイルト動作すると
き、キヤブパネルcと干渉しないようにするた
め、図示のようなキヤブパネルcに対する逃げ部
分gを有する形状とされている。従つて、閉塞部
材f,f′はキヤビがテイルト動作するに際し、キ
ヤブパネルcと干渉せず、キヤブがテイルトダウ
ンしたときにはラジエータaの側面b,b′とキヤ
ブパネルcとの間隙d,d′を閉塞するように設置
されるが、前記逃げ部分gとキヤブパネルcとの
間に間隙h,h′が生じ、該間隙h,h′から機関冷
却風Wの回り込みを許すことになり、十分な閉塞
機能を発揮し得なかつた。
(ニ) 考案の目的 そこでこの考案は、上述の如き問題に鑑み、キ
ヤブがテイルト動作するときにギヤブパネルと干
渉してもキヤブのテイルト動作に影響を与えず、
自らも閉塞機能形態に支障が生ぜず、かつ、キヤ
ブパネルとの間に間隙を生ずることのない閉塞部
材を備えた構造を提供するものである。
(ホ) 考案の構成 上記目的を達成するための本考案の構成は、テ
イルトキヤブトラツクに装備されているラジエー
タの側面とキヤブパネルとの間隙に閉塞部材を設
けたラジエータ温風巻込防止装置において、上記
閉塞部材はその一端をラジエータ側に固定し、他
端側は所定の大きさの風圧が作用した際弾性変形
してキヤブパネルの側面と接するように設置され
たことを特徴とするものである。
(ヘ) 考案の実施例 以下、この考案を第1図に基づき具体的に説明
する。
図において、1はラジエータ、2は該ラジエー
タ1の後方に設置され、前部に冷却フアン3を装
備している機関(エンジン)、4はキヤブパネル
である。
前記ラジエータ1の側面5,5′とキヤブパネ
ル4の間には間隙6,6′が形成され、ラジエー
タ1の側面5,5′には前記間隙6,6′を閉塞す
る閉塞部材7,7′が装着されている。
前記閉塞部材7,7′には、方形のゴムシート
が使用され、第2図及び第3図に示す如くその一
側端8をラジエータ1の側面5,5′にラジエー
タ1の前面9を平行して固定している。一側端8
をラジエータ1の側面5,5′に固定するには、
ラジエータ1の側面5,5′に固設されているブ
ラケツト10にボルト11等を用いて結合する。
この際、閉塞部材7,7′の他側端(自由端)は
キヤブパネル4と所定の間隙13,13′をもつ
て位置しており、ラジエータ1の後面14側から
閉塞部材7,7′に所定の大きさの風圧が加わる
と第3図の想像線のようにラジエータ1の前面9
側に弾性変形してキヤブパネル4に接し、その風
圧の大きさに比例してキヤブパネル4との密着度
が増すようになつている。
このような構造であるから、キヤブがテイルト
するとき、閉塞部材7,7′はキヤブパネル4と
干渉せず、又は干渉してもキヤブのテイルト動作
に影響を及ぼさず、また、キヤブがテイルトダウ
ンすると所定の設置形態(第1図の状態)を保
つ。そして、機関2が回転して、それによる冷却
フアン3の吸引作用でラジエータ1を機関冷却風
W′が通過すると、その機関冷却風W′の風圧で閉
塞部材7,7′の他側端12は第4図のようにラ
ジエータ1の前面9側に弾性変形してキヤブパネ
ル4と接し、ラジエータ1の側面5,5′とキヤ
ブパネル4との間隙6,6′を閉塞する。
この場合、機関2が低速回転にあり、ラジエー
タ1を通過した機関冷却風W′の風圧が小さいと
きには閉塞部材7,7′の他側端12はラジエー
タ1の前面9側に弾性変形せず、第1図の状態の
ようにキヤブパネル4との間に所定の間隔13,
13′を形成している。機関2が中速回転〜高速
回転にあり、ラジエータ1を通過した機関冷却風
W′の風圧が大きいとき、閉塞部材7,7′の他側
端12はラジエータ1の前面9側に弾性変形して
第4図の状態のようにキヤブパネル4と接する。
このように閉塞部材7,7′の他側端12がキヤ
ブパネル4と接するとき、機関冷却風W′の風圧
の大きさに比例して密着度が高くなる。
上記のように、機関2が低速回転にあるとき、
閉塞部材7,7′の他側端12とキヤブパネル4
との間には間隙13,13′が形成され、該間隙
13から温風になつた機関冷却風W′がラジエー
タ1の前面9に回り込むが、機関2が低速回転に
あるときは機関2の冷却をそれほど必要としない
ためにラジエータ1の熱交換性能が低下しても問
題はない。機関2が中速回転〜高速回転になる
と、上記の如き作用でラジエータ1の側面5,
5′とキヤブパネル4との間隙6,6′は閉塞部材
7,7′によつて確実に閉塞され、これにてラジ
エータ1を通過して温風となつた機関冷却風
W′はラジエータ1の前面9に回り込まなくなる。
従つて、ラジエータ1の熱交換性能は低下せず、
所定の機関冷却性能が得られる。
なお、例示の場合、閉塞部材7,7′をゴムシ
ートにて構成したが、これに限らず、ゴムシート
と同じような機能を有するものであれば任意に変
更が可能である。また、閉塞部材7,7′はラジ
エータ1の側面5,5′に装着したが、キヤブパ
ネル巣に装着してもよい。この場合、ラジエータ
1の側面5,5′には閉塞部材7,7′の他側端1
2が弾性変形した際に接する受け板を設ける。
(ト) 考案の効果 以上要するに、この考案に係るラジエータ温風
巻込防止装置は、ラジエータの側面とキヤブパネ
ルとの間隙に前記ラジエータを通過して温風とな
つた機関冷却風がラジエータの前面に回り込まな
いようにする閉塞部材を設ける構造にあつて、前
記閉塞部材として、一側端を固定して他側端を自
由状態にした場合、所定の大きさの風圧が作用す
ると前記自由端側が弾性変形するシート材が用い
られ、該閉塞部材はその一側端をラジエータ側又
はキヤブパネル側に固定し、他側端は所定の大き
さの風圧が作用した際弾性変形してキヤブパネル
又はラジエータの側面と接するように前記ラジエ
ータの側面とキヤビパネルとの間隙に設置するよ
うにしたものであるから、機関の冷却が必要なと
きラジエータの側面とキヤブパネルとの間隙は前
記閉塞部材によつて確実に閉塞されることにな
り、このため、ラジエータを通過して温風となつ
た機関冷却風がラジエータの前面に回り込んでラ
ジエータの熱交換性能を低下することがなくな
り、所定の機関冷却性能が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の横断面図、第2図
は同ラジエータの斜視図、第3図は同閉塞部材の
取付状態を示す拡大横断面図、第4図は同閉塞部
材の閉塞状態を示す横断面図、第5図はテイルト
キヤブ車両においてラジエータの側面とキヤブパ
ネルとの間に形成される間隙を示す横断面図、第
6図は従来の閉塞部材を示す横断面図、第7図は
同閉塞部材を取り付けたラジエータの斜視図であ
る。 図において、1はラジエータ、4はキヤブパネ
ル、5,5′はラジエータの側面、6,6′はラジ
エータの側面とキヤブパネルとの間隙、7,7′
は閉塞部材、8は閉塞部材の一側端、9はラジエ
ータの前面、12は閉塞部材の他側端、W′は機
関冷却風である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. テイルトキヤブトラツクに装備されているラジ
    エータの側面とキヤブパネルとの間隙に閉塞部材
    を設けたラジエータ温風巻込防止装置において、
    上記閉塞部材はその一端側をラジエータ側に固定
    し、他端側は所定の大きさの風圧が作用した際弾
    性変形してキヤブパネルの側面と接するように設
    置されたことを特徴とするラジエータ温風巻込防
    止装置。
JP9103284U 1984-06-19 1984-06-19 ラジエ−タ温風巻込防止装置 Granted JPS616622U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9103284U JPS616622U (ja) 1984-06-19 1984-06-19 ラジエ−タ温風巻込防止装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9103284U JPS616622U (ja) 1984-06-19 1984-06-19 ラジエ−タ温風巻込防止装置

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Publication Number Publication Date
JPS616622U JPS616622U (ja) 1986-01-16
JPH0424105Y2 true JPH0424105Y2 (ja) 1992-06-05

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JP9103284U Granted JPS616622U (ja) 1984-06-19 1984-06-19 ラジエ−タ温風巻込防止装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4814009B2 (ja) * 2006-08-10 2011-11-09 Udトラックス株式会社 ラジエータ温風巻込防止構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5150935U (ja) * 1974-10-15 1976-04-17

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JPS5150935U (ja) * 1974-10-15 1976-04-17

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JPS616622U (ja) 1986-01-16

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