JPS6346660Y2 - - Google Patents

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JPS6346660Y2
JPS6346660Y2 JP1982027770U JP2777082U JPS6346660Y2 JP S6346660 Y2 JPS6346660 Y2 JP S6346660Y2 JP 1982027770 U JP1982027770 U JP 1982027770U JP 2777082 U JP2777082 U JP 2777082U JP S6346660 Y2 JPS6346660 Y2 JP S6346660Y2
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JP
Japan
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door plate
ventilation opening
resin
opening
fan
Prior art date
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JP1982027770U
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English (en)
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JPS58130021U (ja
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Priority to JP2777082U priority Critical patent/JPS58130021U/ja
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車に搭載されたラジエータの背
面部に取り付けられ、ラジエータを冷却すると共
に、走行時にラム圧が高まつた時に通気用開口部
を開放してラジエータを効率的に冷却するように
した樹脂製フアンシユラウドの改良に関するもの
である。
〔従来の技術〕
従来、この種の樹脂製フアンシユラウドとして
は、例えば実開昭51−1627号公報等によつて開示
されるものが知られている。
これを第1図及び第2図によつて説明する。樹
脂製フアンシユラウド1は、フアン3を取り付け
るフアン取付開口2と、このフアン取付開口2と
は別に1個以上(本例では3個)穿設された通気
用開口部5と、この通気用開口部5の枠部分に、
上部を当て板6に当ててリベツト7で締め付け固
着されるゴム製の扉板4とによつて構成されてい
る。
斯くして構成された樹脂製フアンシユラウド1
は、通常状態では、第2図に於て二点鎖線で示す
如く、3個の扉板4が通気用開口部5を閉鎖し、
そして、第2図に於て実線で示す如く、走行時の
ラム圧によつて扉板4が押されて通気用開口部5
を開放して、通気抵抗を和らげ、ラジエータの通
気量を多くして、冷却効率を高めている。
〔考案が解決しようとする課題〕
然し乍ら、この樹脂製フアンシユラウド1で
は、扉板4か通気用開口部5の枠部分に当て板6
を当ててリベツト7で取り付ける構造となつてい
るため、構造が複雑になるのみならず、部品点数
が多くなり、コスト高となる。而も、リベツト7
による取付けであるから、扉板4の装着も面倒で
ある。特に、扉板4がゴム製であるため、風力を
受けた際に変形や撓みが生じ、必要以上に風が洩
れ、応答性が悪く、円滑に開閉できないという不
具合がある。更に、ゴム製の扉板4では、重量が
あるために、開閉時に音を生じる虞がある。
尚、実開昭52−16433号公報には、扉板を合成
樹脂のシートで作り、これを通気用開口部に接着
又はビス止め等で固着することが開示されている
が、ビス止めの場合には上述した如き従来例と同
様の不具合があり、又、接着による場合にはその
維持管理が面倒である。更に、合成樹脂のシート
ではゴム製の扉板に比して開閉時に音が生じ難く
なるが、風力を受けた際に変形や撓みが生じ、必
要以上に風が洩れ、応答性が悪く、円滑に開閉で
きなくなる虞がある。
本考案は斯かる従来の問題点を解決するために
為されたもので、その目的は、扉板の応答性を高
め円滑に開閉できるようにした自動車用樹脂製フ
アンシユラウドを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係る自動車用樹脂製フアンシユラウド
は、フアンを取り付けるフアン取付開口と、この
フアン取付開口とは別に1個以上穿設された通気
用開口部と、この通気用開口部を閉鎖し、走行時
のラム圧によつて開放できるように上部が通気用
開口部に固着された扉板とを備え、ラジエータの
背面部に取り付けられる自動車用樹脂製フアンシ
ユラウドに於て、扉板が樹脂で形成されると共
に、風を受ける面に通気用開口部の上下部分と並
行する複数の溝が設けられ、且つ、この扉板が通
気用開口部の上部に溶着されて成る。
〔作用〕
本考案に於ては、ラム圧が高くなると、各扉板
は複数の溝によつて折り曲げられるようにして押
し出されて通気用開口部から離れ、通気用開口部
を開放する。その結果、ラジエータと樹脂製フア
ンシユラウドとの間の通気抵抗が低下する。そし
て、ラム圧が低くなると、各扉板は自重によつて
元の位置に戻つて通気用開口部を閉鎖する。この
際、複数の溝が扉板の変形を吸収し、通気用開口
部の閉鎖時に通気用開口部全体に当接することが
できる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第3図は本考案の実施例に係る樹脂製フアンシ
ユラウド8を示す。
樹脂製フアンシユラウド8は、フアン9を取り
付けるフアン取付開口10と、このフアン取付開
口10とは別に穿設された3個の通気用開口部1
2と、これらの通気用開口部12の上部分に溶着
される樹脂製の扉板11とで構成されている。
フアン9は、自動車エンジンがアイドリング状
態又は低速走行時にラジエータを冷却するために
使用されるもので、支持板13を介してフアン取
付開口10内に設けられている。
又、扉板11は、第4図に示す如く、風を受け
る面に通気用開口部12の上下部分と並行する複
数の溝14が等間隔で設けられ、且つ、この扉板
11は通気用開口部12の上部に高周波溶着15
によつて固着されている。尚、通気用開口部12
の周りには、扉板11の開閉時により気密性を保
持するために外枠16が設けられている。
斯くして構成された樹脂製フアンシユラウド8
は、通常状態では、第3図に示す如く、3個の扉
板11が通気用開口部12を閉鎖し、そして、第
4図に示す如く、走行時のラム圧によつて扉板1
1が押されて通気用開口部12を開放して、通気
抵抗を高め過ぎないように制御している。
そして、ラム圧が低くなると、扉板11の自重
によつて扉板11は再び第3図の如く通気用開口
部12を閉鎖する。この際、扉板11は風を受け
る面に通気用開口部12の上下部分と並行する複
数の溝14が等間隔で設けられているから、たと
えラム圧によつて第4図の如く押し出されるよう
に捲り上げられ、又、再び元の位置に戻るという
繰り返し使用をしても、常態ではその変形を溝1
4が吸収し、第4図に於ける二点鎖線で示す如
く、平坦な一つのシートとなり、経時的な変化に
よつて変形が撓みを生じる虞が少ない。
以上の如く、本実施例によれば、樹脂製の扉板
11が、樹脂製フアンシユラウドに溶着されるの
で、装着が簡単で取付強度が従来方式に比して数
倍高くなり、信頼性が増す。即ち、リベツトを使
用する従来方式に比して部品点数が少なくなり、
コスト低減となる。又、接着に比して瞬間的に処
理ができるので、維持管理が容易となる。而も、
扉板11は風を受ける面に通気用開口部12の上
下部分と並行する複数の溝14が等間隔で設けら
れているから、ゴム板や単なるシートの如く変形
や撓みを生ずる虞が乏しく、応答性が良くなり、
円滑な開閉が可能となる。
尚、上記実施例では、通気用開口部12の周り
に、扉板11の閉鎖時に気密性を保持するために
外枠16を設けたが、外枠16を使用しないもの
であつても良い。又、扉板11が高周波溶着15
によつて固着されているが、他の熱溶着手段を採
用しても良い。
〔考案の効果〕
以上の如く、本考案は、扉板が樹脂で形成され
ると共に、風を受ける面に通気用開口部の上下部
分と並行する複数の溝が設けられ、且つ、この扉
板が通気用開口部の上部に溶着されて成るので、
扉板と同材料のフアンシユラウドとの結合が確実
となり、而も、繰り返し使用しても変形や撓みを
生じる虞がないため、通気用開口部を確実に閉鎖
できると共にラム圧が高くなつた時にそれに応じ
て円滑に開放することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のフアンシユラウドの背面図であ
る。第2図は第1図の−線に沿つた拡大断面
図である。第3図は本考案の実施例に係る樹脂製
フアンシユラウドの背面図である。第4図は第3
図の−線に沿つた拡大断面図である。 主要な部分の符号の説明、8…樹脂製フアンシ
ユラウド、11…扉板、12…通気用開口部、1
4…溝、15…溶着。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フアンを取り付けるフアン取付開口と、このフ
    アン取付開口とは別に1個以上穿設された通気用
    開口部と、この通気用開口部を閉鎖し、走行時の
    ラム圧によつて開放できるように上部が通気用開
    口部に固着された扉板とを備え、ラジエータの背
    面部に取り付けられる自動車用樹脂製フアンシユ
    ラウドに於て、扉板が樹脂で形成されると共に、
    風を受ける面に通気用開口部の上下部分と並行す
    る複数の溝が設けられ、且つ、この扉板が通気用
    開口部の上部に溶着されて成ることを特徴とする
    自動車用樹脂製フアンシユラウド。
JP2777082U 1982-02-27 1982-02-27 自動車用樹脂製ファンシュラウド Granted JPS58130021U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2777082U JPS58130021U (ja) 1982-02-27 1982-02-27 自動車用樹脂製ファンシュラウド

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JP2777082U JPS58130021U (ja) 1982-02-27 1982-02-27 自動車用樹脂製ファンシュラウド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58130021U JPS58130021U (ja) 1983-09-02
JPS6346660Y2 true JPS6346660Y2 (ja) 1988-12-02

Family

ID=30039650

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JP2777082U Granted JPS58130021U (ja) 1982-02-27 1982-02-27 自動車用樹脂製ファンシュラウド

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016088118A (ja) * 2014-10-29 2016-05-23 三菱自動車工業株式会社 車両

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5216433B2 (ja) * 1971-09-17 1977-05-09

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5216433U (ja) * 1975-07-24 1977-02-05

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JPS58130021U (ja) 1983-09-02

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