JPH04239176A - ショットキ障壁を有する半導体装置 - Google Patents

ショットキ障壁を有する半導体装置

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Publication number
JPH04239176A
JPH04239176A JP6575291A JP6575291A JPH04239176A JP H04239176 A JPH04239176 A JP H04239176A JP 6575291 A JP6575291 A JP 6575291A JP 6575291 A JP6575291 A JP 6575291A JP H04239176 A JPH04239176 A JP H04239176A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal layer
schottky barrier
semiconductor substrate
barrier
thickness
Prior art date
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Pending
Application number
JP6575291A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Hanaoka
正行 花岡
Hisanaga Takano
高野 久永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanken Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanken Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanken Electric Co Ltd filed Critical Sanken Electric Co Ltd
Priority to JP6575291A priority Critical patent/JPH04239176A/ja
Publication of JPH04239176A publication Critical patent/JPH04239176A/ja
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  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はショットキバリアダイオ
ード又はこれに類似のショットキ半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ショットキバリアダイオードのバリアハ
イトφBはバリア金属の種類等によって決定される。一
般にバリアハイトφBを高くすると高温時における逆方
向漏れ電流は小さくなるが、、順方向電圧降下は大きく
なる。反対にバリアハイトφBを低くすると順方向電圧
降下は小さくなるが、高温時における逆方向漏れ電流は
大きくなる。バリア金属としてPd(パラジウム)を使
用した場合には、漏れ電流のレベルと順方向電圧降下の
レベルのバランスを考慮して要求される特性に応じたバ
リアハイトを有するショットキバリアダイオードを製作
することができる。従来のこの種のPdから成るバリア
金属を備えたショットキバリアダイオードは、シリコン
半導体基板の一方の主面に形成された厚さ3000オン
グストローム程度のPdバリア金属層とこの上に形成さ
れた厚さ5μm程度のAl(アルミニウム)接続電極層
の積層電極構造を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のPd
から成るバリア金属を備えたショットキバリアダイオー
ドでは、ブレークダウン時における電圧−電流特性がソ
フトブレークダウン特性(印加電圧に対する逆方向電流
の増加が緩やかな特性)となり易い等の欠点を有するこ
とが確認された。
【0004】そこで、本発明の目的はブレークダウン特
性を向上させることができるショットキ障壁を備えた半
導体装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、半導体基板と、該半導体基板の一方の主面
に配設され且つ前記半導体基板との間にショットキ障壁
を生成するように形成されたパラジウム又はパラジウム
を主成分とする物質から成る第1の金属層と、前記第1
の金属層の上面を被覆するように形成されたモリブデン
又はモリブデンを主成分とする物質から成る第2の金属
層とを備えていることを特徴とするショットキ障壁を有
する半導体装置に係わるものである。なお、第1の金属
層の厚さを1000オングストローム以下にすることが
望ましい。
【0006】
【作用】本発明のMo系金属からなる第2の金属層はシ
ョットキバリアのバリアハイトφBが熱処理等によって
変動することを抑制する作用を有する。また、第1の金
属層の厚みを1000オングストローム以下且つ第2の
金属層の厚み以下とすることによってバリアハイトの熱
処理変動の抑制及びブレークダウン特性の向上が一層良
くなる。
【0007】
【実施例】以下、図1を参照して本発明の一実施例に係
わるショットキバリアダイオードを説明する。本実施例
のショットキバリアダイオードはシリコン半導体基板1
と、シリコン半導体基板1の一方の主面に形成されたシ
リコン酸化膜から成る絶縁膜2と、シリコン半導体基板
1の一方の主面に形成された第1の主電極3と、シリコ
ン半導体基板1の他方の主面に形成された第2の主電極
4とを備えている。
【0008】シリコン半導体基板1は一方の主面側と他
方の主面側にそれぞれN領域1a及びN+領域1bを有
し、N領域1aにはその上面が半導体基板1の一方の主
面に露出するようにP+型領域1cが環状に形成されて
いる。P+領域1cは周知のガードリング領域として機
能し、後述のショットキバリアの周辺耐圧の向上に寄与
する。
【0009】第1の主電極3は、半導体基板1側から順
番に第1の金属層5と第2の金属層6と第3の金属層7
を備えている。第1の金属層5は厚さ200オングスト
ロームのPd(パラジウム)から成り、絶縁膜2に設け
られた開口2aを通じてN領域1aとP+領域1bに接
触する。第1の金属層5はN領域1aとの界面にショッ
トキバリア(ショットキ障壁)を形成する。第1の金属
層5はP+領域1cとの間にはショットキバリアを形成
せず、オーミックコンタクト(低抵抗性接触)する。第
1の金属層5は平面的に見て、絶縁膜2の開口2aの内
側部分に配設されており、絶縁膜2の上面に延在してい
ない。
【0010】第2の金属層6は厚さ0.3μmのMo(
モリブデン)から成り、第1の金属層5の上面を被覆す
るように形成されている。Moから成る第2の金属層6
は第1の金属層5及びAlから成る第3の金属層7の両
方に良好に密着する。第2の金属層6は第1の金属層5
とN領域1aとの界面に形成されるショットキバリアの
バリアハイトφBが熱処理によって変動するのを抑制す
る機能を有する。第2の金属層6は、平面的に見て開口
2aの内側に配設されており、絶縁膜2の上面には延在
していない。
【0011】第3の金属層7は5μmのAlから成り、
第1及び第2の金属層5、6を被覆するように第2の金
属層6の上面に形成されている。第3の金属層7は絶縁
膜2の開口2aを通じてP+領域1cにオーミックコン
タクトする。第3の金属層7は平面的に見て開口2aの
外側の絶縁膜2の上面まで延在している。第3の金属層
7は例えばリード細線等が接続される接続用電極層とし
て機能する。
【0012】第1の金属層5と第2の金属層6はチェン
バー内で蒸着物質を順次PdとMoに変えて真空蒸着す
るいわゆる連続蒸着によって形成されるので、両者は良
好に密着する。また、第2の金属層6と第3の金属層7
との間も良好に密着する。
【0013】シリコン半導体基板1の他方の主面に形成
された第2の主電極4は半導体基板1側から順番にTi
(チタン)層4aとNi(ニッケル)層4bとから成り
、N+領域1bと良好にオーミックコンタクトしている
【0014】上記のショットキバリアダイオードチップ
には、ショットキバリアのバリアハイトを安定化させる
ために約400℃の熱処理を施した。
【0015】本実施例のショットキバリアダイオードは
次の効果を有する。 (1)  Pdから成るバリア形成用の第1の金属層5
の厚みが約200オングストロームと従来に比べて十分
に薄くなっている。このため、ブレークダウン時の電圧
−電流特性が逆方向電圧の増加に対する逆方向電流の増
加が急しゅんないわゆるハードブレークダウン特性が得
られる。第1の金属層5の厚みのみを変えて他の条件は
同一としてブレークダウン特性を観察したところ、第1
の金属層5の厚みが1000オングストロームを越える
と、ソフトブレークダウン特性が顕著に生じることが確
認された。
【0016】(2)  バリア金属としての第1の金属
層5の上面にMoから成る第2の金属層6を形成すると
、第1の金属層5とN領域1aとの界面に形成されるシ
ョットバリアのバリアハイトが熱処理等によって変動す
ることが防止される。上記(1)のように、Pdから成
る第1の金属層5を薄くするとブレークダウン特性がソ
フトブレークダウンになることが防止されるが、このま
までは熱処理によってバリアハイトが所望するレベルよ
りも増大し易いことが確認された。本実施例ではこの問
題が解消されている。この理由は必ずしも明確でないが
、Moから成る第2の金属層6が第3の金属層7中のA
l成分等が第2の金属層6よりも下側に拡散することを
抑制するためと考えられる。即ち、第2の金属層6は、
熱処理によってシリコン半導体基板1と第1の金属層5
と第2の金属層6と第3の金属層7の系における所望し
ない反応を有効に防止できるためと考えられる。なお、
本実施例のショットキバリアダイオードで生成されるシ
ョットキバリアのバリアハイトの値は、Pdから成る第
1の金属層のみを設けた場合に生成されるショットキバ
リアのバリアハイトの値にほぼ等しいことが確認されて
いる。即ち、本実施例のショットキバリアダイオードで
は、主として第1の金属層5がショットキバリアの生成
に関与していると考えられる。
【0017】
【変形例】本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1)  図2に示すように第2の金属層6を絶縁膜2
の上面まで延在させても良いが、第3の金属層7の方が
第2の金属層6に比べてSiO2から成る絶縁膜2に対
して良好に密着するので図1のようにするのが望ましい
。 しかしながら、絶縁膜2をSiO2以外で形成した場合
等ではこの限りでない。 (2)  第1の金属層5の厚みt1はブレークダウン
特性が良好に得られるように1000オングストローム
以下、望ましくは500オングストローム以下に設定す
べきである。また、第1の金属層5に基づくショットキ
バリアを良好に生成できるようt1は200オングスト
ローム以上に設計するのが良い。 (3)  第2の金属層6の厚みt2は、熱処理等によ
るバリアハイトφBの変動を抑制する効果が良好に得ら
れるように、0.05μm以上、望ましくは0.1μm
以上に設定すべきである。また、3000オングストロ
ーム以下に設計するのが望ましいことが確認されている
。 (4)  前述のt1とt2の厚みの組合せは種々変更
できるが、t1≦t2とするとき、本願発明の効果が有
効に得られることが確認された。 (5)  Moは酸化や窒化程度が強いと特性変化をき
たす可能性がある。したがって、Moは実質的に酸化、
窒化状態となっていないことが望ましい。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば所望のバリアハイトφB
が得られ、且つブレークダウン特性等も良好であるショ
ットキ障壁を有する半導体装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わるショットキバリアダイ
オードを示す断面図である。
【図2】変形例のショットキキバリアダイオードを示す
断面図である。
【符号の説明】
1  半導体基板 5  Pdから成る第1の金属層 6  Moから成る第2の金属層 7  Alから成る第3の金属層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  半導体基板と、該半導体基板の一方の
    主面に配設され且つ前記半導体基板との間にショットキ
    障壁を生成するように形成されたパラジウム又はパラジ
    ウムを主成分とする物質から成る第1の金属層と、前記
    第1の金属層の上面を被覆するように形成されたモリブ
    デン又はモリブデンを主成分とする物質から成る第2の
    金属層とを備えていることを特徴とするショットキ障壁
    を有する半導体装置。
  2. 【請求項2】  前記第1の金属層の厚みが1000オ
    ングストローム以下であり且つ前記第2の金属層の厚み
    以下であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置
JP6575291A 1991-01-10 1991-01-10 ショットキ障壁を有する半導体装置 Pending JPH04239176A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003258271A (ja) * 2002-03-01 2003-09-12 Shindengen Electric Mfg Co Ltd 炭化けい素ショットキーダイオードおよびその製造方法
JP2007243061A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd ショットキーバリアダイオード及びその製造方法
JP2010080797A (ja) * 2008-09-29 2010-04-08 Toshiba Corp 半導体装置の製造方法および半導体装置
JP2016181583A (ja) * 2015-03-24 2016-10-13 サンケン電気株式会社 半導体装置

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JP2007243061A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd ショットキーバリアダイオード及びその製造方法
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