JP2003282864A - ショットキーバリアダイオードの製造方法 - Google Patents

ショットキーバリアダイオードの製造方法

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JP2003282864A
JP2003282864A JP2002086331A JP2002086331A JP2003282864A JP 2003282864 A JP2003282864 A JP 2003282864A JP 2002086331 A JP2002086331 A JP 2002086331A JP 2002086331 A JP2002086331 A JP 2002086331A JP 2003282864 A JP2003282864 A JP 2003282864A
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increase
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area
barrier
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JP2002086331A
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Masaru Akino
勝 秋野
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Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低消費電力のために、SBD素子には小さい
順方向電圧VFが望まれる。順方向電圧VFを小さくす
るには、バリア金属層4として仕事関数ΦBの小さいも
のを採用する手法、エピタキシャル層2の不純物濃度を
増大する方法等がある。従って、ショットキー接触面積
を増大することも有効な手段であるといえる。しかしな
がら、接触面積を増大することは即ちチップ面積を増大
することであって、コスト高を招くという欠点があっ
た。 【解決手段】 シリコン層の表面にショットキーバリア
を形成する金属層を設け、該金属の表面を電極材料で被
覆したショットキーバリアダイオードにおいて、前記シ
リコン層の表面に複数の段差を設けてショットキー接触
の面積を増大したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はショットキーバリア
ダイオード(Schottky Barrier Diode:以下SBDと称
す)の製造方法に関し、詳しくは、同一面積でより大き
な電流容量を得ることができるSBD素子を得るもので
ある。
【0002】
【従来の技術】SBDは半導体層に所定の金属層を接触
させた場合に形成されるショットキーバリアを用いた半
導体素子である。一般のPN接合ダイオードより高速
で、順方向電圧降下が小さいという特性を持つ。
【0003】図3に基づいて、従来のSBDを説明す
る。従来のSBDはN+型の半導体基板1の上にN−型
のエピタキシャル層2を形成し、エピタキシャル層2上
のシリコン酸化膜3を開口してシリコン表面を露出し、
露出したシリコン表面にバリア金属層4を接触させた構
成を有している。加えて、N−型エピタキシャル層2の
表面には環状のP+ガードリング領域5を形成し、バリ
ア金属層3の上をアルミ電極6で被覆している。
【0004】半導体装置を製造する上で、上記のバリア
金属層4としてはニッケル(Ni)、チタン(Ti)、モリブデ
ン(Mo)が好適な材料とされている。それぞれが固有の仕
事関数ΦBを持つことから、バリア金属層4として好適
な金属を選択することでSBDの特性(順方向電圧V
F、逆方向電流IR)の大部分を決定することができ
る。これに、エピタキシャル層2の不純物濃度や、ショ
ットキー接触面の面積等の要素によってSBD素子のダ
イオード特性が決定付けられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】低消費電力のために、
SBD素子には小さい順方向電圧VFが望まれる。順方
向電圧VFを小さくするには、バリア金属層4として仕
事関数ΦBの小さいものを採用する手法、エピタキシャ
ル層2の不純物濃度を増大する方法等がある。従って、
ショットキー接触面積を増大することも有効な手段であ
るといえる。しかしながら、接触面積を増大することは
即ちチップ面積を増大することであって、コスト高を招
くという欠点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる従来の課
題に鑑みなされたもので、シリコン層の表面にショット
キーバリアを形成する金属層を設け、該金属の表面を電
極材料で被覆したショットキーバリアダイオードにおい
て、前記シリコン層の表面に複数の段差を設けてショッ
トキー接触の面積を増大したことを特徴とするものであ
る。つまり、酸化膜で覆われたシリコン層の表面を部分
的にマスクで覆い、前記酸化膜を部分的に除去した後、
前記マスクを除去し、残された酸化膜をマスクにしてシ
リコン層表面を段差を設けるようにエッチングし、残さ
れた酸化膜を除去し、前記シリコン層とのショットキー
バリアを形成するバリア金属層を設けるものである。そ
して、このことでショットキー接触の面積を増大するこ
とができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施の形態を図
面に参照しながら詳細に説明する。図1は本発明による
SBD素子を示す断面図である。N+型のシリコン半導
体基板11の上に気相成長法によってN−型のエピタキ
シャル層12が形成されている。エピタキシャル層12
は、所謂半導体層を形成するものである。そして、エピ
タキシャル層12の表面を被覆するシリコン酸化膜13
に開口部14が形成されている。その開口部14の周端
近傍のエピタキシャル層12表面に環状のP+型ガード
リング領域15が形成されている。
【0008】次に、開口部14に露出したエピタキシャ
ル層12の表面にバリア金属層16として例えばチタン
(Ti)層が形成され、更にバリア金属層16を覆うように
アルミ電極17が形成されている。
【0009】そして、開口部14に露出するエピタキシ
ャル層12表面には複数の段差18を設けている。この
段差18は、アルカリエッチによって形成されたシリコ
ン段差であり、結晶特有のものである。段差18は開口
部14の内部に多数個設けており、島状、ストライプ
状、等様々な形をとることが出来る。そして、バリア金
属層16はエピタキシャル層12の平坦面のみならず、
段差18にも被着してシリコンとのショットキーバリア
を形成している。
【0010】上記の構成であれば、シリコンとバリア金
属層16との接触面積を増大できるので、ショットキー
バリアの面積を実質的に増大することができる。これに
より、単位面積当たりの順方向電流IFを増大でき、素
子の電流容量を増大できる。このことは、チップ面積を
拡大することに等しいので、ある順方向電圧VFを小さ
くできることを意味し、しかもチップ面積の増大がな
い。
【0011】図2に、製造方法の一例を示した。図2a
において、N+型半導体基板11上に比抵抗が0.5〜
2Ω・cm、膜厚が2〜10μのN−型のエピタキシャ
ル層12を形成する。そして、選択拡散によってエピタ
キシャル層12の表面に環状のP+ガードリング領域1
5を形成する。そして、エピタキシャル層12表面を清
浄にした後、酸化膜20を形成する。
【0012】図2bにおいて、図示しないマスクを用
い、エッチングにより酸化膜20をパターニングして部
分的にエピタキシャル層12表面を露出する。
【0013】図2cにおいて、上記基板をアルカリ溶液
に浸漬する。これにより、エピタキシャル層12表面が
露出している部分のみのN−型のエピタキシャル層12
が選択的にエッチングされ、段差18(凹凸)が形成さ
れる。つまり、残された酸化膜20は、このエッチング
のマスクとして働く。こののち、バリア金属を被着する
ため、環状のP+ガードリング領域15内(開口部1
4)に残された酸化膜20を除去する。
【0014】図2dにおいて、段差18を形成した開口
部14にスパッタ堆積法により、膜厚300〜2000
Åのチタン(Ti)層を堆積し、堆積したチタン層を周知の
フォトエッチング法によってパターニングして、バリア
金属層16を形成する。
【0015】図2eにおいて、再度スパッタ堆積法によ
り膜厚1〜3μのアルミニウム層を堆積し、フォトエッ
チングによってバリア金属層16を覆い、且つ外部接続
用のパッドを構成するアルミ層17を形成して図1の構
成を得る。
【0016】尚、上述した実施の形態においては、バリ
ア金属層16としてチタンで説明したが、他のバリア金
属、例えばニッケルやモリブデン等でも実施が可能であ
ることは言うまでもない。
【0017】
【発明の効果】以上に説明した通り、本発明によれば、
開口部14に段差18(凹凸)を設けることによって、
バリア金属層16とシリコンとのショットキー接触面積
を増大できる。これにより、開口部14の面積が同じも
ので比較した場合、同じ順方向電圧VFでも多くの順方
向電流IFを流すことができ、結果として、順方向電圧
VFが小さいSBD装置を得ることができる利点を有す
る。また、開口部14の面積を増大させないで、ペレッ
トサイズを増大することなく、より電流容量の大きな素
子を得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明するための断面図である。
【図2】製造方法を説明するための断面図である。
【図3】従来例を説明するための断面図である。
【符号の説明】
11 シリコン半導体基板 12 エピタキシャル層 13 シリコン酸化膜 14 開口部 16 バリア金属層 17 アルミ電極 18 段差

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸化膜で覆われたシリコン層の表面を部
    分的にマスクで覆い、前記酸化膜を部分的に除去した
    後、前記マスクを除去し、 残された酸化膜をマスクにしてシリコン層表面を段差を
    設けるようにエッチングし、 残された酸化膜を除去し、 前記シリコン層とのショットキーバリアを形成するバリ
    ア金属層を設けることでショットキー接触の面積を増大
    したことを特徴とするショットキーバリアダイオードの
    製造方法。
  2. 【請求項2】 前記段差がメサエッチによりできたこと
    を特徴とする請求項1記載のショットキーバリアダイオ
    ードの製造方法。
JP2002086331A 2002-03-26 2002-03-26 ショットキーバリアダイオードの製造方法 Pending JP2003282864A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103646967A (zh) * 2013-11-14 2014-03-19 中航(重庆)微电子有限公司 一种沟槽式肖特基二极管结构及其制备方法
JP2016096351A (ja) * 2015-12-17 2016-05-26 ローム株式会社 ショットキバリアダイオード
US9859370B2 (en) 2010-07-14 2018-01-02 Rohm Co., Ltd. Schottky barrier diode
CN113314618A (zh) * 2021-06-04 2021-08-27 厦门吉顺芯微电子有限公司 一种具有提高接触面积的平面肖特基整流器件及制造方法

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