JPH04239109A - 積層型トランス - Google Patents
積層型トランスInfo
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- JPH04239109A JPH04239109A JP3002265A JP226591A JPH04239109A JP H04239109 A JPH04239109 A JP H04239109A JP 3002265 A JP3002265 A JP 3002265A JP 226591 A JP226591 A JP 226591A JP H04239109 A JPH04239109 A JP H04239109A
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- Japan
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- conductor pattern
- coil
- coils
- magnetic
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Links
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims abstract description 68
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 claims description 27
- 230000008878 coupling Effects 0.000 abstract description 8
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 abstract description 8
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 abstract description 8
- 238000009413 insulation Methods 0.000 abstract description 8
- 230000004907 flux Effects 0.000 abstract description 5
- 239000000126 substance Substances 0.000 abstract 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 1
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- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 description 1
Landscapes
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器の電源回路等
に使用される積層型トランスに関する。
に使用される積層型トランスに関する。
【0002】
【従来の技術と課題】従来、積層型トランスにおいては
、磁性体層と導体パターン層とを交互に積層し、前記導
体パターン層間を磁性体層に設けたスルーホールを介し
て電気的に接続することによりコイルを形成するものが
あった。ところが、スルーホールの形成は、金型や加工
精度の優れた装置を必要とし、煩雑な作業を伴うもので
あった。
、磁性体層と導体パターン層とを交互に積層し、前記導
体パターン層間を磁性体層に設けたスルーホールを介し
て電気的に接続することによりコイルを形成するものが
あった。ところが、スルーホールの形成は、金型や加工
精度の優れた装置を必要とし、煩雑な作業を伴うもので
あった。
【0003】また、1次コイルと2次コイルとの結合係
数を大きくするためには、1次、2次コイル間の距離を
短くする必要があるが、この距離を小さくすると、1次
、2次コイル間の浮遊容量が大きくなるという欠点があ
った。さらに、高温、多湿の環境の下では磁性体の絶縁
性が劣化し、トランスの1次、2次コイル間の絶縁が悪
くなる傾向にあった。そこで、本発明の課題は、スルー
ホールを使用しないでコイルを形成し、しかもコイル間
の浮遊容量を抑えつつ結合係数を大きくすることができ
、加えて、絶縁信頼性が高い積層型トランスを提供する
ことにある。
数を大きくするためには、1次、2次コイル間の距離を
短くする必要があるが、この距離を小さくすると、1次
、2次コイル間の浮遊容量が大きくなるという欠点があ
った。さらに、高温、多湿の環境の下では磁性体の絶縁
性が劣化し、トランスの1次、2次コイル間の絶縁が悪
くなる傾向にあった。そこで、本発明の課題は、スルー
ホールを使用しないでコイルを形成し、しかもコイル間
の浮遊容量を抑えつつ結合係数を大きくすることができ
、加えて、絶縁信頼性が高い積層型トランスを提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、本発明に係る積層型トランスは、(a)1次コイル
用導体パターンと2次コイル用導体パターンとを並設し
、前記1次、2次コイル用導体パターン間を非磁性体に
て充填した第1、第2導体パターン層と、(b)前記第
1、第2導体パターン層のそれぞれ内側に積層した第1
、第2非磁性体層と、(c)前記第1、第2非磁性体層
の間に積層した磁性体層と、(d)前記第1、第2導体
パターン層のそれぞれ外側に積層した第3、第4非磁性
体層と、(e)前記第3、第4非磁性体層のそれぞれ外
側に積層した磁性体層とを備え、(f)前記第1導体パ
ターン層に設けた1次コイル用導体パターンと第2導体
パターン層に設けた1次コイル用導体パターンとが接触
して交互に1次コイルを構成し、かつ、前記第1導体パ
ターン層の2次コイル用導体パターンと第2導体パター
ン層の2次コイル用導体パターンとが接触して交互に2
次コイルを構成し、前記1次、2次コイルが積層面と平
行な軸を有していること、を特徴とする。
め、本発明に係る積層型トランスは、(a)1次コイル
用導体パターンと2次コイル用導体パターンとを並設し
、前記1次、2次コイル用導体パターン間を非磁性体に
て充填した第1、第2導体パターン層と、(b)前記第
1、第2導体パターン層のそれぞれ内側に積層した第1
、第2非磁性体層と、(c)前記第1、第2非磁性体層
の間に積層した磁性体層と、(d)前記第1、第2導体
パターン層のそれぞれ外側に積層した第3、第4非磁性
体層と、(e)前記第3、第4非磁性体層のそれぞれ外
側に積層した磁性体層とを備え、(f)前記第1導体パ
ターン層に設けた1次コイル用導体パターンと第2導体
パターン層に設けた1次コイル用導体パターンとが接触
して交互に1次コイルを構成し、かつ、前記第1導体パ
ターン層の2次コイル用導体パターンと第2導体パター
ン層の2次コイル用導体パターンとが接触して交互に2
次コイルを構成し、前記1次、2次コイルが積層面と平
行な軸を有していること、を特徴とする。
【0005】
【作用】以上の構成において、第1導体パターン層に設
けた1次コイル用導体パターンと第2導体パターン層に
設けた1次コイル用導体パターンとが直接接触して電気
的に接続し、交互に1次コイルを構成するようにしたた
め、従来のようにスルーホールを使用しなくてもコイル
が形成される。同様にして、2次コイルもスルーホール
を使用することなく形成される。前記1次コイルと2次
コイルは積層面と平行な軸を有し、かつ、1次及び2次
コイルを第1、第2、第3、第4非磁性体層及び1次、
2次コイル用導体パターン間を充填する非磁性体にて完
全に覆っているため、1次コイル及び2次コイルで発生
した殆どの磁束は、1次及び2次コイルを横切ることな
く第1、第2パターン層の間に位置する磁性体層及び第
1、第2パターン層のそれぞれ外側に位置する磁性体層
に閉じ込められ、かつ、これらの磁性体層を磁路にして
周回する。従って、1次コイルと2次コイルの結合係数
が大きくなる。また、1次、2次コイル用導体パターン
が第1、第2、第3、第4非磁性体層及び1次、2次コ
イル用導体パターン間を充填する非磁性体にて完全に覆
われているため、1次、2次コイル間の絶縁性が向上す
る。
けた1次コイル用導体パターンと第2導体パターン層に
設けた1次コイル用導体パターンとが直接接触して電気
的に接続し、交互に1次コイルを構成するようにしたた
め、従来のようにスルーホールを使用しなくてもコイル
が形成される。同様にして、2次コイルもスルーホール
を使用することなく形成される。前記1次コイルと2次
コイルは積層面と平行な軸を有し、かつ、1次及び2次
コイルを第1、第2、第3、第4非磁性体層及び1次、
2次コイル用導体パターン間を充填する非磁性体にて完
全に覆っているため、1次コイル及び2次コイルで発生
した殆どの磁束は、1次及び2次コイルを横切ることな
く第1、第2パターン層の間に位置する磁性体層及び第
1、第2パターン層のそれぞれ外側に位置する磁性体層
に閉じ込められ、かつ、これらの磁性体層を磁路にして
周回する。従って、1次コイルと2次コイルの結合係数
が大きくなる。また、1次、2次コイル用導体パターン
が第1、第2、第3、第4非磁性体層及び1次、2次コ
イル用導体パターン間を充填する非磁性体にて完全に覆
われているため、1次、2次コイル間の絶縁性が向上す
る。
【0006】
【実施例】以下、本発明に係る積層型トランスの一実施
例をその製造方法と共に添付図面を参照して説明する。 まず、図1及び図2に示すように、磁性体シート1の上
面に非磁性体2が印刷等の手段にて塗布される。このと
き、シート1の左右端部に非磁性体塗布禁止領域2a,
2bを設定しておく。磁性体シート1の材料にはNi−
Zn等の未焼成のフェライトが使用される。さらに、図
3及び図4に示すように、短冊状のコイル用導体パター
ン3a,3b,3c,3d,4a,4b,4c,4dを
印刷等の手段にて設ける。各導体パターン3a〜4dは
平行に、かつ、磁性体シート1の端面に対して斜めに並
設されている。そして、導体パターン3a,4dの一方
の端部は引き出し部5,6となっている。導体パターン
3a〜4dの材料には、Ag又はAg−Pdペースト等
が使用される。
例をその製造方法と共に添付図面を参照して説明する。 まず、図1及び図2に示すように、磁性体シート1の上
面に非磁性体2が印刷等の手段にて塗布される。このと
き、シート1の左右端部に非磁性体塗布禁止領域2a,
2bを設定しておく。磁性体シート1の材料にはNi−
Zn等の未焼成のフェライトが使用される。さらに、図
3及び図4に示すように、短冊状のコイル用導体パター
ン3a,3b,3c,3d,4a,4b,4c,4dを
印刷等の手段にて設ける。各導体パターン3a〜4dは
平行に、かつ、磁性体シート1の端面に対して斜めに並
設されている。そして、導体パターン3a,4dの一方
の端部は引き出し部5,6となっている。導体パターン
3a〜4dの材料には、Ag又はAg−Pdペースト等
が使用される。
【0007】次に、図5及び図6に示すように、非磁性
体8が導体パターン3a〜4d間を充填しつつ、導体パ
ターン3a〜4dを覆うように非磁性体2の上面に塗布
される。このとき、非磁性体8は非磁性体塗布禁止領域
2a,2bを残して塗布される。さらに、図7及び図8
に示すように、磁性体10を導体パターン3a〜4dの
両端部が露出するようにシート1の上面中央部に印刷等
の手段にて塗布する。磁性体10はシート1の左右端部
の非磁性体塗布禁止領域2a,2bでシート1と接続し
、閉磁路を形成する。こうしてシート1の印刷作業が終
了する。
体8が導体パターン3a〜4d間を充填しつつ、導体パ
ターン3a〜4dを覆うように非磁性体2の上面に塗布
される。このとき、非磁性体8は非磁性体塗布禁止領域
2a,2bを残して塗布される。さらに、図7及び図8
に示すように、磁性体10を導体パターン3a〜4dの
両端部が露出するようにシート1の上面中央部に印刷等
の手段にて塗布する。磁性体10はシート1の左右端部
の非磁性体塗布禁止領域2a,2bでシート1と接続し
、閉磁路を形成する。こうしてシート1の印刷作業が終
了する。
【0008】次に、図9及び図10に示すように、印刷
作業が終了した2枚の磁性体シート1を印刷面が接触す
るように積み重ねる。ここで、上側のシート1は図7に
示すX−X’軸を中心にして180度回転して印刷面を
下側にし、下側のシート1は印刷面を上側にしている。 さらに、その上下に外層用磁性体シート15をそれぞれ
数枚配置する。これらを圧着一体化して焼成すると、図
11(A),(B)に示す一体積層物20となる。
作業が終了した2枚の磁性体シート1を印刷面が接触す
るように積み重ねる。ここで、上側のシート1は図7に
示すX−X’軸を中心にして180度回転して印刷面を
下側にし、下側のシート1は印刷面を上側にしている。 さらに、その上下に外層用磁性体シート15をそれぞれ
数枚配置する。これらを圧着一体化して焼成すると、図
11(A),(B)に示す一体積層物20となる。
【0009】図11(A)において、上側のシート1に
設けられた導体パターン3a〜4dは点線で表示され、
下側のシート1に設けられた導体パターン3a〜4dは
実線で表示されている。一方のシート1の導体パターン
3a〜4dの端部がそれぞれ他方のシート1の導体パタ
ーン3a〜4dの端部に直接接触して電気的に接続され
、1次コイル17及び2次コイル18が形成される。 1次コイル17は下側のシート1の導体パターン3a−
上側のシート1の導体パターン4a−下側のシート1の
導体パターン3b−……と順に接続して、即ち、上側の
シート1の導体パターンと下側のシート1の導体パター
ンとを交互に接続して上側のシート1の導体パターン4
dにまで延びるコイルとなる。同様にして、2次コイル
18は上側のシート1の導体パターン3aから下側のシ
ート1の導体パターン4dにまで延びるコイルとなる。 従って、従来のようにスルーホールを使用することなく
、1次コイル17及び2次コイル18を形成することが
できる。これら1次コイル17と2次コイル18は積層
面と平行な軸を有している。磁性体シート1,15及び
磁性体10は焼成されることにより、焼結磁性体21と
される。一方、非磁性体2,8は焼成されることにより
、焼結非磁性体22とされる。焼結磁性体21は、焼結
非磁性体22によって完全に覆われている1次コイル1
7及び2次コイル18の周囲を覆っている。従って、1
次コイル17及び2次コイル18で発生した磁束Φは、
図11(B)に示すように、殆ど焼結磁性体21内部に
閉じ込められ、しかも、1次コイル17及び2次コイル
18を横切ることなく前記焼結磁性体21を磁路にして
周回する。従って、1次コイル17と2次コイル18の
結合係数が大きいトランスが得られる。しかも、非磁性
体22は優れた絶縁性を有しているため、非磁性体22
にて完全に覆われている1次コイル17、2次コイル1
8は絶縁性が向上する。なお、1次コイル17と2次コ
イル18とを交互に巻き回す構造にすることにより、よ
り大きな結合係数を得る工夫をしている。
設けられた導体パターン3a〜4dは点線で表示され、
下側のシート1に設けられた導体パターン3a〜4dは
実線で表示されている。一方のシート1の導体パターン
3a〜4dの端部がそれぞれ他方のシート1の導体パタ
ーン3a〜4dの端部に直接接触して電気的に接続され
、1次コイル17及び2次コイル18が形成される。 1次コイル17は下側のシート1の導体パターン3a−
上側のシート1の導体パターン4a−下側のシート1の
導体パターン3b−……と順に接続して、即ち、上側の
シート1の導体パターンと下側のシート1の導体パター
ンとを交互に接続して上側のシート1の導体パターン4
dにまで延びるコイルとなる。同様にして、2次コイル
18は上側のシート1の導体パターン3aから下側のシ
ート1の導体パターン4dにまで延びるコイルとなる。 従って、従来のようにスルーホールを使用することなく
、1次コイル17及び2次コイル18を形成することが
できる。これら1次コイル17と2次コイル18は積層
面と平行な軸を有している。磁性体シート1,15及び
磁性体10は焼成されることにより、焼結磁性体21と
される。一方、非磁性体2,8は焼成されることにより
、焼結非磁性体22とされる。焼結磁性体21は、焼結
非磁性体22によって完全に覆われている1次コイル1
7及び2次コイル18の周囲を覆っている。従って、1
次コイル17及び2次コイル18で発生した磁束Φは、
図11(B)に示すように、殆ど焼結磁性体21内部に
閉じ込められ、しかも、1次コイル17及び2次コイル
18を横切ることなく前記焼結磁性体21を磁路にして
周回する。従って、1次コイル17と2次コイル18の
結合係数が大きいトランスが得られる。しかも、非磁性
体22は優れた絶縁性を有しているため、非磁性体22
にて完全に覆われている1次コイル17、2次コイル1
8は絶縁性が向上する。なお、1次コイル17と2次コ
イル18とを交互に巻き回す構造にすることにより、よ
り大きな結合係数を得る工夫をしている。
【0010】さらに、図12に示すように、この一体積
層物20の表面に外部電極5A,5B,6A,6Bがそ
れぞれ上側及び下側の磁性体シート1の導体パターン3
a,4dの引き出し部5,6に電気的に接続するように
設けられ、完成品とされる。図13に、こうして得られ
たトランスの電気等価回路図を示す。なお、本発明に係
る積層型トランスは、前記実施例に限定するものではな
く、その要旨の範囲内で種々に変形することができる。 特に、1次及び2次コイルの巻き回数は必ずしも同じで
ある必要はなく、異なる巻き回数の1次及び2次コイル
を備えたトランスであってもよい。
層物20の表面に外部電極5A,5B,6A,6Bがそ
れぞれ上側及び下側の磁性体シート1の導体パターン3
a,4dの引き出し部5,6に電気的に接続するように
設けられ、完成品とされる。図13に、こうして得られ
たトランスの電気等価回路図を示す。なお、本発明に係
る積層型トランスは、前記実施例に限定するものではな
く、その要旨の範囲内で種々に変形することができる。 特に、1次及び2次コイルの巻き回数は必ずしも同じで
ある必要はなく、異なる巻き回数の1次及び2次コイル
を備えたトランスであってもよい。
【0011】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、第1、第2導体パータン層のそれぞれに並設さ
れた1次コイル用導体パータンと2次コイル用導体パー
タンとが、直接接触して1次コイル及び2次コイルを構
成するようにしたため、従来のように煩雑なスルーホー
ルを採用することなく1次コイル及び2次コイルが形成
できる。
よれば、第1、第2導体パータン層のそれぞれに並設さ
れた1次コイル用導体パータンと2次コイル用導体パー
タンとが、直接接触して1次コイル及び2次コイルを構
成するようにしたため、従来のように煩雑なスルーホー
ルを採用することなく1次コイル及び2次コイルが形成
できる。
【0012】また、非磁性体がそれぞれ1次コイル及び
2次コイルを完全に覆っているので、1次コイル及び2
次コイルで発生した磁束の殆どは磁性体層に閉じ込めら
れ、1次コイル及び2次コイルを横切ることなく周回し
、1次コイルと2次コイルの結合係数の大きい積層型ト
ランスが得られる。しかも、磁性体層が閉磁路になって
いるので、インダクタンスの値が大きく、漏れ磁束の小
さいものが得られる。
2次コイルを完全に覆っているので、1次コイル及び2
次コイルで発生した磁束の殆どは磁性体層に閉じ込めら
れ、1次コイル及び2次コイルを横切ることなく周回し
、1次コイルと2次コイルの結合係数の大きい積層型ト
ランスが得られる。しかも、磁性体層が閉磁路になって
いるので、インダクタンスの値が大きく、漏れ磁束の小
さいものが得られる。
【0013】さらに、1次コイル用導体パータンと2次
コイル用導体パータンとが対向する面積が少なくなるの
で、浮遊容量が小さくなり、得られるトランスは高周波
領域でも優れた性能を有する。しかも、1次、2次コイ
ル用導体パターンが磁性体に接触しない構造としたため
、1次コイルと2次コイル間の絶縁信頼性が優れたもの
が得られる。
コイル用導体パータンとが対向する面積が少なくなるの
で、浮遊容量が小さくなり、得られるトランスは高周波
領域でも優れた性能を有する。しかも、1次、2次コイ
ル用導体パターンが磁性体に接触しない構造としたため
、1次コイルと2次コイル間の絶縁信頼性が優れたもの
が得られる。
図1ないし図13は本発明に係る積層型トランスの一実
施例を示すものである。
施例を示すものである。
【図1】磁性体シートに非磁性体を印刷した後の状態を
示す平面図。
示す平面図。
【図2】図1のX−X’の垂直断面図。
【図3】磁性体シートに導体パターンを印刷した後の状
態を示す平面図。
態を示す平面図。
【図4】図3のX−X’の垂直断面図。
【図5】磁性体シートに非磁性体を印刷した後の状態を
示す平面図。
示す平面図。
【図6】図5のX−X’の垂直断面図。
【図7】磁性体シートに磁性体を印刷した後の状態を示
す平面図。
す平面図。
【図8】図7のX−X’の垂直断面図。
【図9】トランスの正面から見た分解垂直断面図。
【図10】トランスの側面から見た分解垂直断面図。
【図11】(A)はトランスの内部の導体パターンを示
す平面図、(B)はトランスの正面から見た垂直断面図
。
す平面図、(B)はトランスの正面から見た垂直断面図
。
【図12】トランスの外観を示す斜視図。
【図13】トランスの等価電気回路図。
1…磁性体シート
2…非磁性体
3a,3b,3c,3d,4a,4b,4c,4d…コ
イル用導体パターン 8…非磁性体 10…磁性体 15…磁性体シート 17…1次コイル 18…2次コイル 20…焼結磁性体 22…焼結非磁性体
イル用導体パターン 8…非磁性体 10…磁性体 15…磁性体シート 17…1次コイル 18…2次コイル 20…焼結磁性体 22…焼結非磁性体
Claims (1)
- 【請求項1】 1次コイル用導体パターンと2次コイ
ル用導体パターンとを並設し、前記1次、2次コイル用
導体パターン間を非磁性体にて充填した第1、第2導体
パターン層と、前記第1、第2導体パターン層のそれぞ
れ内側に積層した第1、第2非磁性体層と、前記第1、
第2非磁性体層の間に積層した磁性体層と、前記第1、
第2導体パターン層のそれぞれ外側に積層した第3、第
4非磁性体層と、前記第3、第4非磁性体層のそれぞれ
外側に積層した磁性体層とを備え、前記第1導体パター
ン層に設けた1次コイル用導体パターンと第2導体パタ
ーン層に設けた1次コイル用導体パターンとが接触して
交互に1次コイルを構成し、かつ、前記第1導体パター
ン層の2次コイル用導体パターンと第2導体パターン層
の2次コイル用導体パターンとが接触して交互に2次コ
イルを構成し,前記1次、2次コイルが積層面と平行な
軸を有していること、を特徴とする積層型トランス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3002265A JPH04239109A (ja) | 1991-01-11 | 1991-01-11 | 積層型トランス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3002265A JPH04239109A (ja) | 1991-01-11 | 1991-01-11 | 積層型トランス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04239109A true JPH04239109A (ja) | 1992-08-27 |
Family
ID=11524545
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3002265A Pending JPH04239109A (ja) | 1991-01-11 | 1991-01-11 | 積層型トランス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04239109A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004303776A (ja) * | 2003-03-28 | 2004-10-28 | Mitsubishi Materials Corp | 積層型コモンモードチョークコイル及びその製造方法 |
WO2005031765A1 (ja) * | 2003-09-29 | 2005-04-07 | Tamura Corporation | 積層型磁性部品 |
WO2005031766A1 (ja) * | 2003-09-29 | 2005-04-07 | Tamura Corporation | 積層型磁性部品を内蔵した多層積層基板 |
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1991
- 1991-01-11 JP JP3002265A patent/JPH04239109A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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