JPH0810176Y2 - プリント基板組込形チョークコイル - Google Patents

プリント基板組込形チョークコイル

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JPH0810176Y2
JPH0810176Y2 JP1989109839U JP10983989U JPH0810176Y2 JP H0810176 Y2 JPH0810176 Y2 JP H0810176Y2 JP 1989109839 U JP1989109839 U JP 1989109839U JP 10983989 U JP10983989 U JP 10983989U JP H0810176 Y2 JPH0810176 Y2 JP H0810176Y2
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JP
Japan
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circuit board
printed circuit
coil
core
laminated
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JP1989109839U
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JPH0348214U (ja
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理朗 仙田
喬 長瀬
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Yaskawa Electric Corp
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Yaskawa Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、プリント配線板に組み込んだチョークコイ
ルの構成に関する。
[従来の技術] 電子機器のノイズ対策などのために、プリント基板に
チョークコイルを組み込むようにしているが、このチョ
ークコイルはあらかじめ鉄心にコイルを巻装した完成部
品として製作されたものを基板に取り付け、あるいは、
プリント基板から引き出した配線用のリード線をフェラ
イトコアに巻き付けて構成するようにしている。
また、実開昭62-186460号公報には、第4図(a)に
示すようにプリント基板11に一方のコイル辺を形成する
パターン12をプリント配線し、このパターンの両端接続
部13を除いた部分に、絶縁層を介して点線で示すように
磁性体塗料による磁路14を形成し、この磁路に重ねて第
4図(b)のように絶縁層15と前記接続部13に接続した
他方のコイル辺を形成するパターン16をプリント配線し
てチョークコイルを構成するようにしたものが示されて
いる。
なお変成器では、特開昭62-24607号のように、多層プ
リント基板にコアを挿通するコア挿通孔を設け、このコ
ア挿通孔を囲んでそれぞれ数ターンの1次巻線と2次巻
線を同心渦巻き状にプリントコイルで形成し、スルーホ
ールを介して外部電気回路に接続したものがある。
[本考案が解決しようとする課題] しかるに、完成部品として構成されたチョークコイル
やフェライトコアにリード線を巻回するものでは、チョ
ークコイルのスペースが大きくなり機器の小形化ができ
ず、製作にも手間を要する欠点があり、また、プリント
コイルと磁性塗料を組み合わせたチョークコイルにおい
ては、平板に構成することができるが、磁路の厚さが小
さく十分な磁気的容量が得られない欠点がある。
また、多層プリント基板の印刷面にコア挿通孔を囲ん
で、プリントコイルをそれぞれ同心渦巻き状に形成する
場合は、巻数に応じて各層のコイルパターンがコアの大
きさに対して広く積層プリント基板が大形になるととも
に、コイル相互の接続個所が多く作業工数が増えるなど
の欠点があった。
[課題を解決するための手段] このため、本考案は積層プリント基板を形成する各層
のプリントコイルを、両側のコア挿通孔を囲むS字形に
形成され、各層のコイルが、コアを同じ巻方向で囲む連
続したコイルを構成し、必要枚数積層した各層コイル相
互をスルーホールを介して接続し、コア挿通孔に脚を挿
通させ前記積層プリント基板を挟むコアを設けるように
してある。
[作用] したがって、各層のプリントコイルは、それぞれ積層
板素子の片面もしくは両面に、信号線ごとにコアの両側
脚を同じ巻方向で囲む少なくとも2ターンの連続したコ
イルを形成し、両脚に巻いたコイルの外部での接続が不
要になり、薄い積層板素子の数により必要なターン数を
得られるので、各層のコイルパターンが小さく、積層厚
さも薄くできるため全体を小形化し、十分な磁気容量を
もったチョークコイルが形成される。
[実施例] これを第1図ないし第3図に示した実施例について説
明する。なお、積層板の厚さなどは説明のため過大に示
してある。
1は積層プリント基板で、積層板素子1a・1b・1cを積
層して構成されている。2・3は前記積層プリント基板
1の所定位置に設けたコア挿通孔、4は絶縁被覆層、5a
・5b・5c・5dは所定のコイルを多層に分割した部分コイ
ルで、前記積層板素子の両面または片面にそれぞれプリ
ント配線され、第3図に示すように、コア挿通孔2・3
の位置を囲んでS字形に形成し、両側の脚に対する巻方
向が等しい連続コイルを形成してある。6はスルーホー
ル、7はフエライトのように強磁性体からなるコアで、
コア挿通孔2・3に挿入する鉄心脚をもったコアピース
7aと、積層プリント基板1の反対側で前記鉄心脚相互を
連結するコアピース7bに分割している。8はコアクラン
プである。
コイルは第3図に示すようにS字形の多層に分割さ
れ、この部分コイル5b・5cをコア挿通孔2・3の位置を
囲んで両面にプリント配線した積層板素子1aと、下面に
部分コイル5aをそなえた積層板素子1bと、上面に部分コ
イル5dをプリント配線した積層板素子1cを、部分コイル
相互が接触しないように重ねて接着し、積層プリント基
板1を構成する。このように構成された積層プリント基
板1に設けたスルーホール6を介して各部分コイル相互
が第3図点線のように連結され、所要ターンのコイルが
形成される。
この積層プリント基板1のコア挿通孔2・3に、基板
両面の絶縁被覆4を設けて、積層プリント基板1の下面
から鉄心脚をコア挿通孔2・3に挿入したコアピース7a
と、上面で鉄心脚相互を連結するコアピース7bとにより
閉磁路のコア7を形成させ、コアクランプ8で固定す
る。
なお、積層プリント基板の厚さより鉄心脚の長さが大
きいときは適宜にスペーサとなるクッション板を介挿し
てコアピース7aと7bで積層プリント基板を押さえるよう
にし、コア7の固定を確実に保持させればよい。
図の実施例は8ターンの2信号用コモンモードのチョ
ークコイルを示しているが、コイルの構造はこの実施例
に限られず、適宜の巻数に応じて積層板素子を増やすこ
とができる。
[本考案の効果] このように本考案は、所要ターン数のコイルを、両側
のコア挿通孔を囲んでS字形に形成した多層の部分コイ
ルに分割し、前記各層の部分コイルのいずれかを両面ま
たは片面にプリント配線した積層板素子を積層してなる
積層プリント基板をそなえ、この積層プリント基板に各
積層板素子の部分コイル相互を連結するスルーホール
と、コア挿通孔を介して積層プリント基板を挟んで閉磁
路を構成する強磁性体のコアをそなえているので、各層
のプリントコイルは、それぞれコア両側の脚を囲むコイ
ルが接続して形成され、コイルパターンが占めるスペー
スが小さくなり、コイル相互の接続が少なく、積層板素
子は非常に薄くすることができるので巻数の増加による
積層プリント基板の厚さも小さくなり、全体を小形化し
て十分な磁気容量をもったチョークコイルが得られ、各
層のコイルは連続しているので、コイル相互の接続を少
なくして工数を低減させるとともに、設置スペースを小
さくして磁気的容量が大きいチョークコイルを組み込む
ことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す斜視図で一部を切除して
示す。第2図はその側断面図、第3図は部分コイルの構
成を示す分解説明図、第4図は従来の例を示す工程図で
ある。 1は積層プリント基板、1a・1b・1cは積層板素子、2・
3はコア挿通孔、4は絶縁被覆、5a・5b・5c・5dは部分
コイル、6はスルーホール、7はコア、8はコアクラン
プ、11はプリント基板、12はコイルの一方辺のパター
ン、13は接続部、14は磁路、15は絶縁層、16は他方辺の
パターンである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所要ターン数のコイルを多層の部分コイル
    に分割し、前記各層の部分コイルのいずれかを両面また
    は片面にプリント配線し、各部分コイル相互を順次連結
    するスルーホールと、強磁性体からなるコアを挿通する
    コア挿通孔とをそなえた積層板素子を含んで積層してな
    る積層プリント基板をそなえ、前記コアが積層プリント
    基板を挟んで閉磁路を構成するようにしたプリント基板
    組込形チョークコイルにおいて、前記各層の部分コイル
    が両側のコア挿通孔を囲んでS字形に形成されているこ
    とを特徴とするプリント基板組込形チョークコイル。
JP1989109839U 1989-09-19 1989-09-19 プリント基板組込形チョークコイル Expired - Lifetime JPH0810176Y2 (ja)

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