JPH04236903A - インソール - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この出願の発明は、足の蒸れを防
止すると共に悪臭を消去することのできるインソールに
関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来のインソールには、足の蒸れを防止
するために通気性の素材で作成したものや、悪臭を消去
するためにインソールに香料や消臭剤を適用したものが
存在する。前記通気性の素材としては、織布、編成布、
不織布などが一般的に使用されており、香料としては、
各種の天然香料や合成香料が使用されており、また消臭
剤としては、活性炭が一般的に使用されている。

【０００３】前記香料は、悪臭のマスキングにより悪臭
を消去しようとするものであり、消臭剤としての活性炭
は、悪臭そのものを吸着することにより悪臭を消去しよ
うとするものである。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
インソールでは、悪臭のマスキングのみによったり、悪
臭そのものの吸着のみによって悪臭を消去していたので
、その効果が充分ではないという課題を有していた。 また、インソールに香料や消臭剤を同時に適用すると、
消臭剤が悪臭ばかりでなく香料の芳香をも吸着してしま
い、その芳香が充分に発散できないという課題を有して
いた。さらに、香料を単に通気性の素材に浸透させてい
るだけであるので、香料の芳香がすぐに発散してしまい
持続性に乏しく長期間使用することができないという課
題を有していた。

【０００５】そこで、この出願の発明は、従来のインソ
ールが有する上記の課題を解決することを目的としてな
されたものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】そのため、この出願の発
明に係る請求項１記載のインソールは、シリカ系消臭剤
を配合した連続気泡体よりなるインソールの表面に、香
料を吸着させたシリカ系多孔質微粉末を配合したインキ
を印刷したものとしている。この出願の発明に係る請求
項２記載のインソールは、シリカ系消臭剤を配合した連
続気泡体よりなるインソールの表面に布地を貼り付け、
この布地の表面に、香料を吸着させたシリカ系多孔質微
粉末を配合したインキを印刷したものとしている。

【０００７】前記請求項１および２記載のインソールに
おいて、シリカ系消臭剤としては、各種ケイ酸塩、シリ
カゲル、ゼオライト、その他二酸化ケイ素と各種金属酸
化物との混合物などが使用できる。連続気泡体としては
、天然ゴムや合成ゴム（ウレタン系、オレフィン系、ジ
エン系など）の連続気泡フォームラバーなどが使用でき
る。香料としては、限定されることなく天然または合成
のあらゆる香料が使用できる。シリカ系多孔質微粉末と
しては、二酸化ケイ素や各種ケイ酸塩などの多孔質微粉
末が使用できる。インキとしては、印刷用インキであれ
ば特に限定されることなく、平版印刷インキ、グラビア
印刷インキ、スクリーン印刷インキなどが使用できる。

【０００８】

【作用】この出願の発明に係る請求項１および２記載の
インソールは、連続気泡体よりなるため通気性が良くな
り、またシリカ系多孔質微粉末が徐放剤として働き、イ
ンキの印刷面から香料の芳香が徐々に発散されると共に
、この芳香がシリカ系消臭剤に吸着されることなく、悪
臭のみがシリカ系消臭剤に吸着される。

【０００９】また、この出願の発明に係る請求項２記載
のインソールは、前記の作用以外に、連続気泡体よりな
るインソールの表面に貼り付けた布地の存在により、通
気性がより良くなる。

【００１０】

【実施例】以下、この出願の発明に係るインソールにつ
いて、実施例として示した図面に基づいて詳細に説明す
る。図１、２は、この出願の発明に係るインソールの一
実施例を示している。図示したインソールは、シリカ系
消臭剤を配合した連続気泡体１よりなるインソールの表
面に布地２を貼り付けている。そして、インソールの形
状は足の裏の略外形としており、布地２の表面の踵が接
地する部分に、香料を吸着させたシリカ系多孔質微粉末
を配合したインキ３を、商標のロゴを白抜きにして印刷
している。

【００１１】この実施例では、前記連続気泡体１はウレ
タンゴムの連続気泡フォームラバーとしており、配合す
るシリカ系消臭剤は二酸化ケイ素と酸化亜鉛の混合組成
としている。そして、両者の配合割合は連続気泡体１０
０重量部に対してシリカ系消臭剤を５〜２５重量部とし
ている。前記布地２は、織布、編成　　布、不織布のい
ずれを使用してもよく、また必要に応じ省略することも
できる。

【００１２】さらに、前記香料はムスク系調合香料とし
ており、シリカ系多孔質微粉末は二酸化ケイ素の多孔質
微粉末としており、インキ３はスクリーン印刷インキと
している。そして、これらの配合割合はインキ１００重
量部に対して香料を吸着させたシリカ系多孔質微粉末を
１０〜５０重量部としている。なお、実施例では、イン
ソールの形状は、足の裏の略外形としているが、この形
状に限定されることはない。また、インキ３を印刷する
部分は、布地２の表面の踵が接地する部分としているが
、この部分に限定されることもない。

【００１３】

【発明の効果】この出願の発明に係るインソールは、以
上に述べたように構成されており、通気性が良くなって
足の蒸れを防止すると共に、香料と消臭剤を同時に適用
しても、シリカ系消臭剤が香料の芳香を吸着することな
く悪臭のみを吸着するので、その芳香が充分に発散する
ことができ、悪臭の消去を効果的に行える。さらに、シ
リカ系多孔質微粉末が徐放剤として働き、インキの印刷
面から香料の芳香が徐々に発散され持続性に富み、長期
間使用することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この出願の発明に係るインソール一実施例を示
す斜視図である。

【図２】図１中のＡ−Ａ線による断面図である。

【符号の説明】

１　　連続気泡体 ２　　布地 ３　　インキ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　シリカ系消臭剤を配合した連続気泡体
   よりなるインソールの表面に、香料を吸着させたシリカ
   系多孔質微粉末を配合したインキを印刷したことを特徴
   とするインソール。
2. 【請求項２】　　シリカ系消臭剤を配合した連続気泡体
   よりなるインソールの表面に布地を貼り付け、この布地
   の表面に、香料を吸着させたシリカ系多孔質微粉末を配
   合したインキを印刷したことを特徴とするインソール。