JPH0726321Y2 - 電話機の除菌具 - Google Patents

電話機の除菌具

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JPH0726321Y2
JPH0726321Y2 JP1992015390U JP1539092U JPH0726321Y2 JP H0726321 Y2 JPH0726321 Y2 JP H0726321Y2 JP 1992015390 U JP1992015390 U JP 1992015390U JP 1539092 U JP1539092 U JP 1539092U JP H0726321 Y2 JPH0726321 Y2 JP H0726321Y2
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JP
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telephone
barley stone
antibacterial
deodorant
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JP1992015390U
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JPH0577201U (ja
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実 高桑
司 川村
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実 高桑
司 川村
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電話機の受話器或いは
受話器の載置部上に装着する電話機の除菌具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から電話機の受話器に取り付けた
り、受話器の載置部側に取り付けることで、受話器の除
菌、消臭、芳香発生などの作用を果たすようにした電話
機の除菌具が知られている。従来、この種の除菌具とし
ては、芳香剤や消臭剤などの薬品を多孔質或いは繊維質
の基材に含浸付着させたものが知られていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
製品は、除菌効果は期待できるものの、逆に薬品の持つ
人工的な香りによる違和感があったり、長期の使用に付
いての安全性に対する不安感もあった。更に、最近で
は、環境問題に対する配慮が各種の商品に付いて要求さ
れているが、人工的に合成された薬品を使用した従来の
除菌具は、このような観点からは好ましいものではなか
った。
【0004】本考案は上記のような従来技術の問題点を
解決するために提案されたもので、その目的は、天然の
材料を使用して、安全性が高くしかも除菌効果に優れた
電話機の除菌具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の考案は、不織布、紙、布、スポンジ状
合成樹脂、コルクなどの繊維質または多孔質の基材に、
麦飯石粉末を混入撹拌した後にその固形分を分離した液
体を、噴霧或いは含浸後、乾燥させたことを特徴とす
る。請求項2の考案は、基材の背面に電話機への固定用
として、粘着材層を設けたことを特徴とする。請求項3
の考案は、基材として、抗菌防臭繊維を使用したことを
特徴とする。
【0006】
【作用】上記のような構成を有する請求項1の考案にお
いては、天然の素材であり、人体に対する毒性のない麦
飯石の持つ消臭・除菌作用が、電話機の除菌具として有
効に働く。請求項2の考案においては、この除菌具を受
話器や電話機本体側の載置部に容易に装着することがで
きる。請求項3の考案においては、抗菌防臭繊維の有す
る抗菌防臭性と、麦飯石の消臭・除菌作用との相乗効果
により、より優れた除菌具の提供が可能となる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図1及び図2により
具体的に説明する。図中符号1は、本実施例の除菌具の
基材であって、この基材1は抗菌防臭繊維からを、厚さ
1〜3mm程度、一辺3cm程度の正方形のマット状に
形成したものである。この抗菌防臭繊維としては、公知
のものが適宜使用できるが、繊維製品衛生加工協議会が
認定したSEKマークが付されたものが、安全性や抗菌
防臭機能の上から適している。この基材1には、麦飯石
溶液Sが散布された後、乾燥されている。
【0008】この麦飯石溶液は、水中に麦飯石の微粉末
を混入して撹拌した後に、その固形分を分離したもの
で、一例として、この溶液の1リットル中に下記の主成
分が含まれていることが確認されている。なお、この溶
液の成分は麦飯石の産地や種類によって多少異なるが、
一般に麦飯石溶液として市販されているものは、ほぼ同
様の成分を有している。
【0009】 溶性ケイ酸 18mg カリウム 35mg アルミニウム 0.17mg 全鉄 0.05mg マグネシウム 0.45mg カルシウム 68mg ナトリウム 120mg このような麦飯石溶液Sを散布された基材1は、乾燥さ
れた後、所定の形状に裁断され、更にその背面に粘着材
層2が形成される。この粘着材層2は、基材1の背面に
粘着材を直接塗布しても良いし、両面粘着テープを張り
付けることで形成しても良い。また、粘着材層2の背面
には、未使用時における粘着材層2の保護のため、剥離
紙3が設けられている。このように構成された本実施例
の除菌具は、ガス不透過性の外袋4内に密封されて、製
品として販売される。そして、購入者は、従来の除菌具
と同様に、粘着材2を利用して受話器の送話口の部分に
張り付けたり、電話機の受話器を置いた場合に送話口が
当たる部分に張り付けて使用する。
【0010】以上のような構成を有する本実施例の除菌
具は、麦飯石の持つ除菌・消臭作用により、受話器の送
話口部分の除菌・消臭を行うことができる。特に、麦飯
石は、天然の素材でしかも毒性がないものであるから、
送話口のように人体に近い部分に使用しても安全性に優
れている。また、麦飯石自体は無臭であるため、芳香剤
を使用した製品のように使用者による好き嫌いもなく、
不快感もない。その上、天然の素材であることから、製
造過程での公害の恐れもなく、また基材として天然繊維
を使用すれば、使用済み後の焼却や埋設処分で環境汚染
が生じることもない。更に、本実施例のように、基材と
して抗菌防臭繊維を使用すると、麦飯石の作用と相俟っ
て除菌効果がより優れたものとなる。
【0011】(2)他の実施例本考案は上記の実施例に
限定されるものではなく、次のような他の実施例も包含
する。
【0012】基材1としては、前記の抗菌防臭繊維以
外の天然繊維や合成繊維を使用することができる。この
場合、麦飯石自体に除菌作用があるので、特に抗菌防臭
処理を施す必要はない。また、基材としては、不織布、
布、紙などの繊維質のものや、スポンジ、ウレタンなど
の多孔質の合成樹脂、コルクなどの多孔質の天然素材を
使用することもできる。
【0013】基材1の形状は、正方形に限定されず、
長方形、円形、楕円形のような形状に加え、自然物、乗
り物、日用品、企業のロゴマークなど自由に選定でき
る。また、表面に適宜の内容の印刷を施すことも可能で
ある。
【0014】麦飯石溶液を基材1に付着させる手段と
しては、前記のようなスプレーによる散布以外に、含浸
処理も採用できる。また、基材1を作成後に散布や含浸
処理を行う代わりに、基材1を構成する繊維自体に麦飯
石の処理を行い、その後基材1を所定のマット状などに
加工することもできる。更に、前記のような溶液に加
え、微粉末化した麦飯石自体を繊維に付着させたり、合
成繊維の場合には練り込んでおくことも可能である。ま
た、基材1を薄い袋状として、その内部に粉末状の麦飯
石を封入することもできる。
【0015】粘着材層は、予め基材1の背面に剥離紙
と共に設けても良いが、別途粘着テープを製品に付けて
販売することも可能である。また、電話機の種類によっ
ては、受話器や載置部にクリップ状の突起が予め設けら
れているものもあるので、その場合には、粘着材層は不
要である。また、受話器の部分がネジ式に外れるもので
は、受話器の内部に本実施例の除菌具を組み込むことも
可能である。
【0016】
【考案の効果】以上の通り、本考案によれば、繊維質或
いは多孔質の基材に麦飯石のエキスをが溶解されている
液を含浸或いは散布することにより、安全性に優れ、天
然の材料を使用して環境にも優しく、しかも優れた除菌
効果を発揮することのできる電話機の除菌具を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の電話機の除菌具の一実施例を示す斜視
図。
【図2】図1の除菌具の断面図。
【符号の説明】
1 基材 2 粘着材層 3 剥離紙 4 外袋 S 麦飯石溶液

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不織布、紙、布、スポンジ状合成樹脂、
    コルクなどの繊維質または多孔質の基材に、麦飯石粉末
    を混入撹拌した後にその固形分を分離した液体を、噴霧
    或いは含浸後、乾燥させたことを特徴とする電話機の除
    菌具。
  2. 【請求項2】 基材の背面に電話機への固定用として、
    粘着材層を設けた請求項1の電話機の除菌具。
  3. 【請求項3】基材として、抗菌防臭繊維を使用した請求
    項1または請求項2の電話機の除菌具。
JP1992015390U 1992-03-24 1992-03-24 電話機の除菌具 Expired - Lifetime JPH0726321Y2 (ja)

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JPH0577201U JPH0577201U (ja) 1993-10-22
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