JPH0577201U - 電話機の除菌具 - Google Patents
電話機の除菌具Info
- Publication number
- JPH0577201U JPH0577201U JP015390U JP1539092U JPH0577201U JP H0577201 U JPH0577201 U JP H0577201U JP 015390 U JP015390 U JP 015390U JP 1539092 U JP1539092 U JP 1539092U JP H0577201 U JPH0577201 U JP H0577201U
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- antibacterial
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- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 安全性に優れ、天然の材料を使用して環境に
も優しく、しかも優れた除菌効果を発揮することのでき
る電話機の除菌具を提供する。 【構成】 不織布、紙、布、スポンジ状合成樹脂、コル
クなどの繊維質または多孔質の基材1に、麦飯石粉末を
混入撹拌した後にその固形分を分離した液体を、噴霧或
いは含浸後、乾燥させる。基材1の背面に電話機への固
定用として、粘着材層2を設ける。基材として、抗菌防
臭繊維を使用する。
も優しく、しかも優れた除菌効果を発揮することのでき
る電話機の除菌具を提供する。 【構成】 不織布、紙、布、スポンジ状合成樹脂、コル
クなどの繊維質または多孔質の基材1に、麦飯石粉末を
混入撹拌した後にその固形分を分離した液体を、噴霧或
いは含浸後、乾燥させる。基材1の背面に電話機への固
定用として、粘着材層2を設ける。基材として、抗菌防
臭繊維を使用する。
Description
【0001】
本考案は、電話機の受話器或いは受話器の載置部上に装着する電話機の除菌具 に関する。
【0002】
従来から電話機の受話器に取り付けたり、受話器の載置部側に取り付けること で、受話器の除菌、消臭、芳香発生などの作用を果たすようにした電話機の除菌 具が知られている。従来、この種の除菌具としては、芳香剤や消臭剤などの薬品 を多孔質或いは繊維質の基材に含浸付着させたものが知られていた。
【0003】
しかしながら、従来の製品は、除菌効果は期待できるものの、逆に薬品の持つ 人工的な香りによる違和感があったり、長期の使用に付いての安全性に対する不 安感もあった。更に、最近では、環境問題に対する配慮が各種の商品に付いて要 求されているが、人工的に合成された薬品を使用した従来の除菌具は、このよう な観点からは好ましいものではなかった。
【0004】 本考案は上記のような従来技術の問題点を解決するために提案されたもので、 その目的は、天然の材料を使用して、安全性が高くしかも除菌効果に優れた電話 機の除菌具を提供することにある。
【0005】
上記の目的を達成するために、請求項1の考案は、不織布、紙、布、スポンジ 状合成樹脂、コルクなどの繊維質または多孔質の基材に、麦飯石粉末を混入撹拌 した後にその固形分を分離した液体を、噴霧或いは含浸後、乾燥させたことを特 徴とする。請求項2の考案は、基材の背面に電話機への固定用として、粘着材層 を設けたことを特徴とする。請求項3の考案は、基材として、抗菌防臭繊維を使 用したことを特徴とする。
【0006】
上記のような構成を有する請求項1の考案においては、天然の素材であり、人 体に対する毒性のない麦飯石の持つ消臭・除菌作用が、電話機の除菌具として有 効に働く。請求項2の考案においては、この除菌具を受話器や電話機本体側の載 置部に容易に装着することができる。請求項3の考案においては、抗菌防臭繊維 の有する抗菌防臭性と、麦飯石の消臭・除菌作用との相乗効果により、より優れ た除菌具の提供が可能となる。
【0007】
以下、本考案の実施例を図1及び図2により具体的に説明する。 図中符号1は、本実施例の除菌具の基材であって、この基材1は抗菌防臭繊維 からを、厚さ1〜3mm程度、一辺3cm程度の正方形のマット状に形成したも のである。この抗菌防臭繊維としては、公知のものが適宜使用できるが、繊維製 品衛生加工協議会が認定したSEKマークが付されたものが、安全性や抗菌防臭 機能の上から適している。この基材1には、麦飯石溶液Sが散布された後、乾燥 されている。
【0008】 この麦飯石溶液は、水中に麦飯石の微粉末を混入して撹拌した後に、その固形 分を分離したもので、一例として、この溶液の1リットル中に下記の主成分が含 まれていることが確認されている。なお、この溶液の成分は麦飯石の産地や種類 によって多少異なるが、一般に麦飯石溶液として市販されているものは、ほぼ同 様の成分を有している。
【0009】 溶性ケイ酸 18mg カリウム 35mg アルミニウム 0.17mg 全鉄 0.05mg マグネシウム 0.45mg カルシウム 68mg ナトリウム 120mg このような麦飯石溶液Sを散布された基材1は、乾燥された後、所定の形状に 裁断され、更にその背面に粘着材層2が形成される。この粘着材層2は、基材1 の背面に粘着材を直接塗布しても良いし、両面粘着テープを張り付けることで形 成しても良い。また、粘着材層2の背面には、未使用時における粘着材層2の保 護のため、剥離紙3が設けられている。このように構成された本実施例の除菌具 は、ガス不透過性の外袋4内に密封されて、製品として販売される。そして、購 入者は、従来の除菌具と同様に、粘着材2を利用して受話器の送話口の部分に張 り付けたり、電話機の受話器を置いた場合に送話口が当たる部分に張り付けて使 用する。
【0010】 以上のような構成を有する本実施例の除菌具は、麦飯石の持つ除菌・消臭作用 により、受話器の送話口部分の除菌・消臭を行うことができる。特に、麦飯石は 、天然の素材でしかも毒性がないものであるから、送話口のように人体に近い部 分に使用しても安全性に優れている。また、麦飯石自体は無臭であるため、芳香 剤を使用した製品のように使用者による好き嫌いもなく、不快感もない。その上 、天然の素材であることから、製造過程での公害の恐れもなく、また基材として 天然繊維を使用すれば、使用済み後の焼却や埋設処分で環境汚染が生じることも ない。更に、本実施例のように、基材として抗菌防臭繊維を使用すると、麦飯石 の作用と相俟って除菌効果がより優れたものとなる。
【0011】 (2)他の実施例 本考案は上記の実施例に限定されるものではなく、次のような他の実施例も包 含する。
【0012】 基材1としては、前記の抗菌防臭繊維以外の天然繊維や合成繊維を使用する ことができる。この場合、麦飯石自体に除菌作用があるので、特に抗菌防臭処理 を施す必要はない。また、基材としては、不織布、布、紙などの繊維質のものや 、スポンジ、ウレタンなどの多孔質の合成樹脂、コルクなどの多孔質の天然素材 を使用することもできる。
【0013】 基材1の形状は、正方形に限定されず、長方形、円形、楕円形のような形状 に加え、自然物、乗り物、日用品、企業のロゴマークなど自由に選定できる。ま た、表面に適宜の内容の印刷を施すことも可能である。
【0014】 麦飯石溶液を基材1に付着させる手段としては、前記のようなスプレーによ る散布以外に、含浸処理も採用できる。また、基材1を作成後に散布や含浸処理 を行う代わりに、基材1を構成する繊維自体に麦飯石の処理を行い、その後基材 1を所定のマット状などに加工することもできる。更に、前記のような溶液に加 え、微粉末化した麦飯石自体を繊維に付着させたり、合成繊維の場合には練り込 んでおくことも可能である。また、基材1を薄い袋状として、その内部に粉末状 の麦飯石を封入することもできる。
【0015】 粘着材層は、予め基材1の背面に剥離紙と共に設けても良いが、別途粘着テ ープを製品に付けて販売することも可能である。また、電話機の種類によっては 、受話器や載置部にクリップ状の突起が予め設けられているものもあるので、そ の場合には、粘着材層は不要である。また、受話器の部分がネジ式に外れるもの では、受話器の内部に本実施例の除菌具を組み込むことも可能である。
【0016】
以上の通り、本考案によれば、繊維質或いは多孔質の基材に麦飯石のエキスを が溶解されている液を含浸或いは散布することにより、安全性に優れ、天然の材 料を使用して環境にも優しく、しかも優れた除菌効果を発揮することのできる電 話機の除菌具を提供することができる。
【図1】本考案の電話機の除菌具の一実施例を示す斜視
図。
図。
【図2】図1の除菌具の断面図。
1 基材 2 粘着材層 3 剥離紙 4 外袋 S 麦飯石溶液
Claims (3)
- 【請求項1】 不織布、紙、布、スポンジ状合成樹脂、
コルクなどの繊維質または多孔質の基材に、麦飯石粉末
を混入撹拌した後にその固形分を分離した液体を、噴霧
或いは含浸後、乾燥させたことを特徴とする電話機の除
菌具。 - 【請求項2】 基材の背面に電話機への固定用として、
粘着材層を設けた請求項1の電話機の除菌具。 - 【請求項3】基材として、抗菌防臭繊維を使用した請求
項1または請求項2の電話機の除菌具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992015390U JPH0726321Y2 (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | 電話機の除菌具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992015390U JPH0726321Y2 (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | 電話機の除菌具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0577201U true JPH0577201U (ja) | 1993-10-22 |
JPH0726321Y2 JPH0726321Y2 (ja) | 1995-06-14 |
Family
ID=11887416
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992015390U Expired - Lifetime JPH0726321Y2 (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | 電話機の除菌具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0726321Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-03-24 JP JP1992015390U patent/JPH0726321Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0726321Y2 (ja) | 1995-06-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |