JPH04234665A - インクジェット記録ヘッド - Google Patents
インクジェット記録ヘッドInfo
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- JPH04234665A JPH04234665A JP48691A JP48691A JPH04234665A JP H04234665 A JPH04234665 A JP H04234665A JP 48691 A JP48691 A JP 48691A JP 48691 A JP48691 A JP 48691A JP H04234665 A JPH04234665 A JP H04234665A
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Landscapes
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
ドに関し、特に、ノズルの構造に関する。
印字品質を実現し常に安定した印字効果を得るためには
、ノズルから吐出するインクが常にノズル面に対して垂
直に吐出する必要がある。これにはノズル周縁部にイン
クが付着しないか、またはインクがノズル周縁部に均一
に付着する、つまりインクの濡れが均一であることが必
要となる。
り、撥水処理層を施したりしてインクの濡れの均一化を
図っている。しかし、撥水処理層は、酸化等の破壊や、
紙こすれ、および紙ジャム等のノズル周縁部の機械的な
破壊に対する耐久性が悪く、さらにインクジェット記録
ヘッド基板がプラスチックで形成されている場合は基板
自体が破壊される可能性がある。このため、ノズル面の
撥水処理層を保護する必要がある。
3128号公報に開示されたようなノズル面の構造が知
られている。図9はその正面図、図10は図9のD−D
線における断面図を示す。
1の前面にノズル4の直径の数倍を有し、且つノズル4
と同心に設けた段差部3を有するガイド板10を付着さ
せてある。上記の構造によれば図11に示すように、ノ
ズル4を通り段差部3に達したインク6は段差部3内に
薄いインク層12を形成し、図12に示すようにインク
柱7が吐出する。
内でインク層を形成してインクの濡れを均一にする構造
ではノズルと段差部が偏心した場合に、インクの濡れが
偏り、ノズル面の不均一な濡れが生じる。このため、イ
ンクの飛行曲がりが発生し、高印字能力が得られなくな
る。このため、ノズルと段差部を同心にするように生産
管理をする必要があるという問題点を有していた。
を解決するもので、その目的とするところは、ノズル面
および撥水処理層を保護し、ノズル面の物理的破壊がさ
れにくい形状の段差部をもち、その段差部の大きさ、形
状を管理しやすく、生産上管理しやすいインクジェット
記録ヘッドを提供することにある。
記録ヘッドは、インクジェット記録ヘッド基板面にイン
クを吐出するためのノズルが形成され、ノズルからのイ
ンク吐出軸とほぼ垂直にノズル面を有し、前記ノズルが
周囲部に対して段差部をもって低位置に形成されたイン
クジェット記録ヘッドにおいて、前記段差部がインクジ
ェット基板面上にノズル部に対応した孔を有する金属板
を接着することにより形成されていることを特徴とする
。
上にプレスで形成した孔を有する金属板を接着すること
により形成されていることを特徴とする。
上にエッチングにより形成された孔を有する金属板を接
着することにより形成されていることを特徴とする。
上に電鋳法により形成された孔を有する金属板を接着す
ることにより形成されていることを特徴とする。
ことを特徴とする。
に撥水処理が施してあることを特徴とする。
明する。
ジェット記録ヘッドのノズル面の段差部を示す構造図で
ある。図1は平面図、図2は図1のA−A線における断
面図を示す。
より形成されているインクジェット記録ヘッド基板1の
前面にノズル4に対応した段差部3を有する金属板2を
接着させることにより段差部3が形成されている。段差
部3は各ノズル毎独立して形成されており、その直径は
ノズル4の直径の数倍である。さらに、段差部3内部お
よび金属板2の表面上には撥水処理層5を施してある。
ヘッド基板1の表面は、金属板2の肉厚により形成され
る段差部3によって周囲に対して低位置となる。このた
め、紙こすれ、紙ジャム等による機械的破壊などでの影
響を直接受けにくくなり、撥水処理層5の保護ができる
。また、ノズル面および撥水処理層5の保護の程度に大
きく左右される段差部3の深さd2は、金属板2の板厚
によって決定されるため、段差部3を一体成形する場合
に比べ管理しやすくなる。また、製造上、金属板2に段
差部3を形成した後、インクジェット記録ヘッド基板1
に接着するだけで良く、製造コスト削減につながるメリ
ットがある。さらに、ノズル4およびノズル面のクリー
ニングの際、インク吸引のためのノズル面でのキャップ
の密着性が金属板は高い。このため、クリーニングが円
滑に行え、密着の不具によるノズル流路内の気泡の混入
を防ぐことができる。
直径の2〜8倍、深さd2は5μm以上500μm以下
程度が望ましい。500μm以上では金属板2の内部応
力によって接着がはがれる可能性がある。また、段差部
の直径d1と深さd2の関係は2≦d1/d2≦20で
あることが必要である。d1/d2が小さすぎると、ゴ
ム板、発砲樹脂等の異物除去用ブレードでノズル面をこ
すった場合、ブレードが段差部の内部まで侵入せず、異
物除去が完全には行なわれない。また、d1/d2>2
0では、ブレードが直接段差部3の内部の撥水処理層6
に対して強い力で当たるため撥水処理層6が劣化しやす
くなる。
しては、プレス加工やエッチングによる方法がある。プ
レス加工で段差部3を開ける際は、段差部3の外周部3
aにかえり9が生じる。このため、第3図に示すように
、かえりの無い側をノズル面とし、かえりの面を接着側
にすることが望ましい。
の吐出状態を示す断面図である。
ズル4から段差部3に達するが、段差部3の表面は撥水
処理層5を有するため、段差部3内にインク層を形成す
ることはない。このため、インク6はノズル周囲で濡れ
ることなくインク柱7を形成する。よって、インク6の
濡れの不均一が原因の飛行曲がりが発生することはなく
、インク柱7はノズル面に対して垂直に吐出する。
が形成されないため、ノズル4と段差部3が偏心してい
てもインク6の濡れの不均一が生じず、同心にする必要
がなくなる。
させたインクジェット記録ヘッドのノズル面の段差を示
す構造図である。図5は正面図、図6は図5のB−B線
における断面図を示す。図において金属板2は段差部3
がノズル4に対して偏心するように接着されている。但
し、ノズル4を段差部3の外周部3aに接する程偏心さ
せるのは好ましくない。ノズル4と段差孔の外周部3a
が接した場合、ノズル4内のインクが段差部3の外周部
3aに広がりやすくなり、濡れの不均一による飛行曲が
りが発生する可能性がある。
の端側に存在するため、紙こすれ、紙ジャム等による機
械的破壊などでの影響を比較的受けやすい段差部中心部
からノズル4を避けることができる。このため、ノズル
近傍の撥水処理層5の保護ができ撥水処理の劣化を抑え
ることができる。また、段差を形成する際、金属板3を
インクジェット記録ヘッド基板1に接着するのに段差部
3とノズル4との位置管理をする必要がなくなる。
段差構造の実施例を示す断面図である。図7は正面図、
図8は図7のC−C線における断面図を示す。図におい
て、インクジェット記録ヘッド基板1面上に、電鋳法に
より段差部3を形成した電鋳金属板10を段差部が先細
側の面10a側を接着側として接着してある。
って、インクジェット記録ヘッド基板1、および撥水処
理層5が保護される。また、段差部3の外周部3aが円
弧形状になっているため、段差部3の内部に入り込んだ
インク、異物等が異物除去用ブレードで除去しやすくな
る。
ず、段差部を数ノズル共通にしたり、形状を円形以外の
例えば長方形や正方形または楕円形にしたりすることも
可能である。また、接着する板を金属板の他の別材料で
代用することも可能である。また、ノズルが形成されて
いるインクジェット記録ヘッド基板の材料についてはプ
ラスチックに限定するものではなく、金属、セラミック
、ガラス等ノズル孔を構成できるもの全てに本発明は適
用できる。
インクジェット記録ヘッド基板面にノズルに対応した孔
を有する金属板を接着して、基板面を周囲部に対して段
差をもって低位置に形成することによって、ノズル面及
び撥水処理層の保護ができる。さらに、インクの濡れの
不均一によるインクの飛行曲がりが発生しにくく、安定
したインク吐出を可能とし、高印字品質を確保すること
ができる。また、段差部の大きさ、形状が金属板の加工
によって管理でき、生産上も管理しやすくすることがで
きる。
の段差部を示す平面図。
面図である。
を示す平面図。
を示す平面図。
段差部を示す平面図。
出状態を示す断面図である。
出状態を示す断面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 インクジェット記録ヘッド基板面にイ
ンクを吐出するためのノズルが形成され、ノズルからの
インク吐出軸とほぼ垂直にノズル面を有し、前記ノズル
が周囲部に対して段差部をもって低位置に形成されたイ
ンクジェット記録ヘッドにおいて、前記段差部がインク
ジェット記録基板面上にノズル部に対応した孔を有する
金属板を接着することにより形成されていることを特徴
とするインクジェット記録ヘッド。 - 【請求項2】 前記段差部がインクジェット基板面上
にプレスで形成した孔を有する金属板を接着することに
より形成されていることを特徴とする請求項1記載のイ
ンクジェット記録ヘッド。 - 【請求項3】 前記段差部がインクジェット基板面上
にエッチングにより形成された孔を有する金属板を接着
することにより形成されていることを特徴とする請求項
記載のインクジェット記録ヘッド。 - 【請求項4】 前記段差部がインクジェット基板面上
に電鋳法により形成された孔を有する金属板を接着する
ことにより形成されていることを特徴とする請求項1記
載のインクジェット記録ヘッド。 - 【請求項5】 前記段差部とノズルが偏心しているこ
とを特徴とする請求項1または2または3または4記載
のインクジェット記録ヘッド。 - 【請求項6】 前記金属板の表面および段差部内部に
撥水処理が施してあることを特徴とする請求項1または
2または3または4または5記載のインクジェット記録
ヘッド。
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-
1991
- 1991-01-08 JP JP48691A patent/JP3108771B2/ja not_active Expired - Lifetime
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