JPH07156410A - ノズルプレートの製造方法 - Google Patents

ノズルプレートの製造方法

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JPH07156410A
JPH07156410A JP30490393A JP30490393A JPH07156410A JP H07156410 A JPH07156410 A JP H07156410A JP 30490393 A JP30490393 A JP 30490393A JP 30490393 A JP30490393 A JP 30490393A JP H07156410 A JPH07156410 A JP H07156410A
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nozzle plate
ink
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ノズルからインクを良好に噴射することがで
きるノズルプレートの製造方法を提示すること。 【構成】 プレート2の表面に、撥水膜3を形成し、こ
の撥水膜3を施した表面に、保護シール4を貼り付け、
ノズル1を穿設する。このように形成されたノズルプレ
ート9を、インクジェットヘッドへ組み付けた後に保護
シール4を剥がす。このような構成のノズルプレート9
では、ノズル1加工時や、ノズルプレート9をインクジ
ェットヘッドに組み付ける際に、手や、治具等の接触に
よる撥水膜3の損傷を防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ノズルプレートの製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、インクを噴射するインク噴射装置
では、ノズルの周囲表面にインクの濡れができるとイン
ク滴の飛翔方向にズレが生じたり、さらに濡れがひどく
なるとインク滴が飛ばないといった問題がおきる。この
ような問題に対して、特開昭55−65564号公報あ
るいは特開平2−55140号公報には、ノズルが形成
されたノズルプレートの表面に撥水膜を設けて濡れが生
じるのを抑えるようにした技術が示されている。そし
て、撥水膜が形成されたノズルプレートを、インクを噴
射させるために、インク流路内のインクにエネルギーを
与えるヘッド部に接着する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、撥水膜
は、紙や皮膚等によるこすれなどの機械的な破壊に対す
る耐久性が悪く、このため、撥水膜を形成した後にノズ
ル加工をする工程や、ノズル加工後にノズルプレートを
ヘッド部に接着する工程などで、この撥水膜が傷ついた
り、剥離したりして、ノズル周縁部のインクの撥水性が
劣り、インク飛翔方向が変化して印字品質が悪くなると
いう問題があった。また、ノズルプレートやインク噴射
装置の歩留まりが悪いという問題があった。
【0004】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、ノズルからインクを良好に噴射
することができるノズルプレートの製造方法を提示する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明では、アクチュエータ部材の端面に設けられ、
アクチュエータ部材の作動によりインクが噴射されるノ
ズルが形成されるノズルプレートの製造方法において、
前記ノズルが形成されていないプレートに撥水膜を形成
する第一工程と、前記プレートに前記撥水膜を保護する
ための保護部材を形成する第二工程と、前記プレートに
前記ノズルを形成する第三工程と、前記プレートから前
記保護部材を離脱させる第四工程とからなる。
【0006】
【作用】上記の構成を有する本発明のノズルプレートの
製造方法では、前記保護部材が、製造工程における前記
撥水膜の損傷を防いで、ノズル周縁部のインクの撥水性
を保つ。
【0007】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
【0008】図1は、インク噴射装置のノズル列に対し
て垂直方向への断面図を示す。同図において、ノズル1
が穿設されたノズルプレート9は、プラスチック材料等
で形成されたプレート2の表面上に、撥水膜3が強固に
接合され、その撥水膜3の上に、ビニール等の素材を膜
状にして形成され、且つ容易に剥がすことができる保護
シール4が貼り付けられて構成されている。そして、ア
クチュエータ部材としてのヘッド部5にノズルプレート
が接着された後、保護シールが4が剥される。このヘッ
ド部5は、周知のバブルジェット式や、ピエゾ式により
インクを噴射するものである。
【0009】このような構成のノズルプレート9は以下
の如く製造される。
【0010】図2は、図1のノズルプレート9の製造過
程を示すもので、まずプラスチック等で形成されたシー
ト状のプレート2の表面に、図2(a)の如く撥水膜3
を強固に接合して形成する(第一工程)。この撥水膜3
の撥水処理方法としては、テフロン系樹脂を薄く塗布し
た後、熱処理して形成する方法や、SiO2等の物質を
プレート2の表面へスパッタリングする方法など、特に
限定するものではない。次に、この撥水膜3を施した表
面に、図2(b)に示すように、薄いビニール等の素材
で形成された保護シール4を貼り付ける(第二工程)。
この保護シール4の素材については、撥水膜3を保護す
るために十分な強度を持つものなら特に限定するもので
はなく、また、厚さ、貼り付け方法についても特に限定
しないことは言うまでもない。上記の撥水膜3を施した
プレート2にノズル1を図2(c)に示すように穿設す
る(第三工程)。ノズル1の加工方法は特に限定はしな
いが、本実施例の様な微細な穴加工を行う場合には、プ
レート2を治具(図示せず)にセットしてエキシマレー
ザー等の光エネルギーによって加工することが適してい
る。
【0011】以上のように形成されたノズルプレート9
を、図3に示すように、ヘッド部5へ組み付けた後に作
業者の手作業等によって保護シール4を剥がす(第四工
程)。
【0012】このような構成のノズルプレート9では、
上述したノズル1加工時や、ノズルプレート9をヘッド
部5に組み付ける際に、手や、治具等の接触による撥水
膜3の損傷を防ぐことができる。このため、ノズル1周
囲表面の撥水性が良好であるので、ヘッド部5によるイ
ンク飛翔の方向及び速度が安定しており、印字品質がよ
い。また、ノズルプレート9及びそのノズルプレート9
を用いたインク噴射装置の歩留まりが向上する。さら
に、保護シール4は容易に剥離できるために、その除去
に手間を要することがない。
【0013】尚、図4に示すように、ノズル1を形成す
る際、レーザーのエネルギーを調整して保護シール4を
貫通することなくプレート2と撥水膜3のみに穴加工を
施し(第三工程)、そのプレート10をヘッド部5に接
着し、そして、使用者が初回使用時に保護シール4を剥
す(第四工程)ようにしてもよい。このようにすれば、
インク噴射装置の使用前に、ノズル1からヘッド部5内
にゴミ等の異物が侵入することを防止することができ
る。
【0014】また、本実施例では、保護シール4がビニ
ール等のテープ材料で形成されていたが、レジスト材料
などによって保護層を形成し、最終組立工程で保護層を
除去するようにしてもよい。
【0015】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明では、前記保護部材が前記撥水膜を保護しているの
で、ノズル加工工程や組立工程における撥水膜の損傷を
防ぐことができる。このため、ノズル周縁部の撥水性が
良く、インクの飛翔方向が良好で、印字品質がよい。ま
た、ノズルプレート及びそのノズルプレートを用いたイ
ンク噴射装置の歩留まりが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のノズルプレートを用いたインク噴射装
置を示す断面図である。
【図2】本発明のノズルプレートの製造方法を示す説明
図である。
【図3】前記インク噴射装置の保護シールを剥がす様子
を示した説明図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ノズル 2 プレート 3 撥水処理層 4 保護シール 5 インクジェットヘッド 6 保護膜 9 ノズルプレート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクチュエータ部材の端面に設けられ、
    アクチュエータ部材の作動によりインクが噴射されるノ
    ズルが形成されるノズルプレートの製造方法において、 前記ノズルが形成されていないプレートに撥水膜を形成
    する第一工程と、 前記プレートに前記撥水膜を保護するための保護部材を
    形成する第二工程と、 前記プレートに前記ノズルを形成する第三工程と、 前記プレートから前記保護部材を離脱させる第四工程と
    からなることを特徴とするノズルプレートの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004130715A (ja) * 2002-10-11 2004-04-30 Konica Minolta Holdings Inc インクジェット記録ヘッドの製造方法

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