JPH042327Y2 - - Google Patents

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JPH042327Y2
JPH042327Y2 JP1986150306U JP15030686U JPH042327Y2 JP H042327 Y2 JPH042327 Y2 JP H042327Y2 JP 1986150306 U JP1986150306 U JP 1986150306U JP 15030686 U JP15030686 U JP 15030686U JP H042327 Y2 JPH042327 Y2 JP H042327Y2
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JP
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fan
air conditioner
heat exchanger
air
outlet
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JP1986150306U
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  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は空気調和機の改良に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
フアンの吹出部と空気調和機の吹出口までの送
風路内に熱交換器を収納してなる空気調和機には
従来、第6図、第7図に示すようなものがあつ
た。第6図に示す空気調和機のクロスフローフア
ン2は、フアン吹出部2aの下部ガイド2bがフ
アン設置面3上に位置するように設けられてい
る。
第7図は、フアン吹出部2aの下記ガイド2b
がフアン設置面3と間隔をおいて設けられている
クロスフローフアン2を組込んだ空気調和機であ
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
第6図に示す空気調和機においては、フアン吹
出部2aの下部ガイド2bがフアン設置面3上に
位置するように設けられていることから吹出した
風はフアン設置面3に添つて熱交換器に送風され
る。しかし、下部ガイド2aがフアン設置面3に
位置するように設けたクロスフローフアン2の欠
点は、静圧が非常に小さいことである。すなわ
ち、第4図に示すようなフインチユーブ熱交換器
4またはフインをつけた熱交換器のような通風抵
抗の大きな熱交換器と組合せた場合には、静圧が
小さいことから風量が少なくなり、結果として十
分な熱交換量が確保できなくなつてしまうのであ
る。
逆の言い方をすれば、フアン2とフインチユー
ブ熱交換器4を組合せる場合には、熱交換器の大
きさを小さいものに制限する必要が生じてくる。
したがつて、フアン2を使用できる空気調和機は
能力が比較的小さくてすむ局所暖房機などに限定
され、一般の居室暖房機への使用は難しいことで
ある。第7図に示すフアン2は、下部ガイド2b
をフアン設置面3と間隔を持たせることにより、
フアン静圧を大幅に向上させたフアンである。す
なわち数値上から言えば、大型の熱交換器4と組
合せが可能となり、大きな熱交換量が確保できる
のである。
しかしながら、フアン吹出部の下部ガイド2b
が斜め方向に傾斜していることから吹出風6は全
て斜め方向へ吹出てしまう。また、下部ガイド2
bがフアン設置面と離れているため、下部ガイド
2bを吹出した吹出風6は設置面側への渦7とな
り、吹出風6のスムーズな吹出しを阻害してい
る。この渦7はフアン吹出部のみならず、フアン
前方においても見られ、熱交換器4のフアン側4
a下部においても大きな渦8が発生していること
を見出している。
すなわち、第7図に示すフアンと熱交換器の組
合せにおいては、フアン吹出部の渦7の発生によ
りフアン吹出部の抵抗の増大、スムーズな吹出し
の阻害から風量の低下や騒音の増大につながつて
しまう。また渦7は、フアン吹出部のみならず熱
交換器直前の大きな渦8の発生原因にもなつてし
まう。この大きな渦8が発生することによる、不
具合点について見ると渦の発生により熱交換器の
下部を通過する風は少なくなり、熱交換器下部の
熱交換量は小さなものになつてしまうことであ
る。
以上を整理してみると、静圧の大きなフアン2
を使つたにも係わらず渦7,8の発生により、十
分な熱交換量が得られないばかりか、騒音の増大
につながつてしまう不都合がある。
本考案は上記不都合に鑑み、騒音が低下し、暖
房能力等の向上にした空気調和機を提供すること
を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するための手段を、実施例に対
応する第1図を用いて説明すると、クロスフロー
フアン2を内蔵する空気調和機であつて、クロス
フローフアン2の吹出部2aと空気調和機の吹出
口1aまでの送風路10内に熱交換器4を収納し
てなる空気調和機において、前記フアン吹出部2
aから熱交換器4に至る空間に、フアン吹出風の
風向制御機構12を設けた構成である。
〔実施例〕
以下に本考案の実施例を第1図〜第4図により
説明する。
第1図は本考案による空気調和機の一実施例を
示す縦断面図、第2図は第1図に示す空気調和機
を押入れ下部等に組込んで使用する状態を示す斜
視図、第3図は第2図のA−A断面図で、1が空
気調和機であり、1aが空気調和機の吹出口であ
る。9はフアン吹出部2aから空気調和機の吹出
口1aまでの送風路10を形成する仕切板であ
る。11は仕切板9とフタ1bの間をスライドす
るエアフイルターである。12が本考案なる風向
制御機構であり、フアンの下部ガイド2bを起点
として、フアン前方のフアン設置面に到る吹出風
6との接触面の断面が概ね放物線形状とした板金
部品などからなる風向制御機構である。この風向
制御機構は、フアン吹出風との接触面の断面が概
ね放物線となつていれば、どのような材質であつ
ても、また、風向制御機構の内部12aが空洞で
なくても一向にかまわない。13はフアン吹出風
6を熱交換器の下部へ強制的に向かわせる風向制
御板である。尚、本実施例の熱交換器は第4図に
示すような温水循環用のフインチユーブ熱交換器
としている。
本実施例においては、13風向制御板を設け熱
交換器への送風をより均一化させているが、あく
までも従来からの問題点を解決した手段は12の
風向制御機構である。
以上の様に構成した空気調和機の風の流れをみ
ると、フタ1b切欠、エアフイルター11を通過
した風はフアン吹出部より吹出される。この時、
下部ガイド2bの延長方向に風向制御機構12を
設けたため、吹出部で渦を発生することなくスム
ーズに吹出すことが可能となる。さらに仕切板9
と風向制御機構12との間隔が徐徐に広がるため
吹出風はその広がりにつれ、徐徐に熱交全体に互
つて広がりをみせる。しかしながら、製品寸法の
制限からフアンと熱交換器までの間隔を小さく押
えた場合には、熱交換器下部への風の流れは、熱
交換器上部に比べて少なくなつてしまう。そのた
め、13の風向制御板を併用することにより、熱
交換器下部への風の流れを増やし、熱交換器全体
を有効活用するのである。
本実施例と従来例との暖房能力、騒音等につ
き、比較した結果は第5図に示す通り、フアン回
転数を大幅に低下させることが可能となり結果と
して騒音の低下、暖房能力の向上にむすびつける
ことができている。尚、第5図において、本考案
は風向制御機構12のみを設けた場合の例であ
るが、この結果から明らかなように、従来の欠点
であつた渦の発生、騒音の増大は、12風向制御
機構により解決されている。
本実施例において熱交換器は温水循環用のフイ
ンチユーブ熱交換器としたが、電気ヒータ等の熱
交換器であつてもかまわない。
〔考案の効果〕
本考案は、前記の如くフアン吹出部に風向制御
機構を設けているので、フアン吹出部から熱交換
器前面に到るまでの間で発生している渦を無くす
ことができ、フアン回転数の低減、その結果とし
て、騒音の低下、暖房能力の向上を図ることがで
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による空気調和機の一実施例を
示す縦断面図、第2図は第1図に示す空気調和機
を押入れ下部等に組込んで使用する状態の斜視
図、第3図は第2図におけるA−A断面図、第4
図はフインチユーブ熱交換器の斜視図、第5図は
本考案と従来例との比較図である。第6図及び第
7図は従来の空気調和機を示す説明縦断面図であ
る。 符号の説明、1……空気調和機、1a……空気
調和機の吹出口、1b……空気調和機のふた、2
……クロスフローフアン、2a……フアン吹出
部、2b……下部ガイド、3……フアン設置面、
4……熱交換器、4a……熱交換器のフアン側、
6……吹出風、7……渦、8……大きな渦、9…
…仕切板、10……送風路、11……エアフイル
ター、12……風向制御機構、12a……風向制
御機構の内部、13……風向制御板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 クロスフローフアンを内蔵する空気調和機で
    あつて、クロスフローフアンの吹出部と空気調
    和機の吹出口までの送風路内に熱交換器を収納
    してなる空気調和機において、前記フアン吹出
    部から熱交換器に至る空間に、フアン吹出風の
    風向制御機構を設けてなることを特徴とする空
    気調和機。 2 フアン吹出部の下部ガイドがフアン設置面と
    間隔をおいて設けられているクロスフローフア
    ンであり、フアン吹出部の下部ガイドを起点と
    して、フアン前方のフアン設置面に至る風向制
    御機構であることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の空気調利機。 3 風向制御機構が、下部ガイドからの吹出風と
    の接触面の断面が概ね放物線形状となつている
    ものであることを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第2項記載の空気調和機。
JP1986150306U 1986-09-30 1986-09-30 Expired JPH042327Y2 (ja)

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JP1986150306U JPH042327Y2 (ja) 1986-09-30 1986-09-30

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JPS6357419U JPS6357419U (ja) 1988-04-16
JPH042327Y2 true JPH042327Y2 (ja) 1992-01-27

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ID=31066327

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JPS6357419U (ja) 1988-04-16

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