JP3081476B2 - 送風方向制御装置 - Google Patents

送風方向制御装置

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JP3081476B2
JP3081476B2 JP06287442A JP28744294A JP3081476B2 JP 3081476 B2 JP3081476 B2 JP 3081476B2 JP 06287442 A JP06287442 A JP 06287442A JP 28744294 A JP28744294 A JP 28744294A JP 3081476 B2 JP3081476 B2 JP 3081476B2
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正和 仲島
和伸 大川
清 田村
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和装置等の吹出
口に設けられ、吹出口から吹出される風の流れを任意の
方向に制御する送風方向制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、天井に据付けて冷房及び暖房を
おこなう空気調和装置において、空調された空気は吹出
口から室内に送風されるが、室内の温度分布を均一にす
るために暖房時は真下向きに、冷房時は水平方向に傾斜
させて吹出すように、吹出し方向を制御するのが望まし
い。このため、従来の吹出口には、暖房時や冷房時等に
異なる方向に空調空気の吹出し方向を制御するための送
風方向制御装置が設けられている。
【0003】従来の送風方向制御装置では、吹出口に図
6に示すような湾曲の案内面を形成した案内壁が公知の
ほか、特公平3ー38496号、又は特公平3ー238
21号公報には、分流効果を高めるため、吹出口の案内
羽根よりも上流側において直角にバイアス突起を設ける
構成が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した公報
に記載の従来の送風方向制御装置にあっては、分流効果
は高まるものの突起に風が直接当たるために騒音の原因
になるという問題点がある。また、図6に示す従来の案
内壁でも、騒音の点で十分でなく、また分流効果の点で
も劣るという問題点がある。
【0005】そこで、本発明の目的は、分流効果を高め
つつ騒音の低減を図ることができる送風方向制御装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の本発明は、送風
機、熱交換器を収納した本体と、この本体に取り外し自
在に設けられ、吸込口および吹出口を有した化粧板とを
備え、前記吹出口を規定して風を案内する一対の案内壁
と、前記一対の案内壁間において回動自在に設けられ
て、回動により風向を変更する案内羽根とを備え、吹出
口から吹出される風の吹出し方向を制御する送風方向制
御装置において、前記案内壁のうち一方の案内壁を湾曲
させて案内面とし、この案内面の長手方向の略中央部に
位置し、前記案内羽根に対面する送風通路側に突出した
突起部を有するものである。
【0007】第2の本発明は、送風機、熱交換器を収納
した本体と、この本体に取り外し自在に設けられ、吸込
口および吹出口を有した化粧板とを備え、前記吹出口を
規定して風を案内する一対の案内壁と、前記一対の案内
壁間において回動自在に設けられて、回動により風向を
変更する案内羽根とを備え、吹出口から吹出される風の
吹出し方向を制御する送風方向制御装置において、前記
案内壁のうち一方の案内壁を湾曲させて案内面とし、こ
の案内面の長手方向の略中央部に位置し、前記案内羽根
に対面する送風通路側に突出した突起部を設けるととも
に、この突起部より送風方向上流側には直線状に風を案
内する盛上がり部を有するものである。
【0008】る。
【作用】第1の本発明では、湾曲して形成された案内面
には、案内羽根に対面する送風通路側に突出する構成と
しているので、案内羽根により風向が変更されて、分流
効果を維持しつつ騒音が低減される。
【0009】第2の本発明では、第1の発明に加えて、
更に突起部より送風方向上流側に直線状に風を案内する
盛り上がり部が設けられているので、送風方向制御装置
を通過する風の流れをスムーズにし、更に騒音を低減す
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照して
説明する。
【0011】図1及び図2示すように、本発明の実施例
にかかる空気調和装置1は、吊り金具8及び吊りボルト
12により、天井空間に吊り下げ固定される天井埋め込
型の空気調和装置であり、その化粧板2の一側に吸込口
3、他側に吹出口4が開口され、吸入口3から吸入され
た空気を熱交換後、吹出口4から吹き出す、いわゆる一
方向型の空気調和装置である。
【0012】化粧板2は、取り外し自在に設けられてお
り、この化粧板2を取り外すと、本体6内が露出され
る。
【0013】本体6内には、送風機5、熱交換器7、ド
レンパン28及び運転を制御する電装箱9が収納されて
おり、図2に示すように、吸込口3から吸入された空気
は送風機5の送風口5aにより、熱交換器7に送られ
て、ここで熱交換された後、送風路を通って吹出口4か
ら吹き出される。
【0014】吹出口4は、送風方向制御装置10を備え
ており、この送風方向制御装置10は、図3に示すよう
に、熱交換器7側に位置するリア側案内壁31と、熱交
換器7から離れて位置するフロント側案内壁(案内壁)
33とを備えている。このフロント側案内壁33とリア
側案内壁31とは、発泡性樹脂材料から縦長に形成され
ており、吹出口4から吹出される熱交換風を案内するも
のであり、概して湾曲して形成されている。
【0015】フロント側案内壁33とリア側案内壁31
との間には、主として冷房時と暖房時との風向を変える
ための案内羽根35が配置されている。この案内羽根3
5は、回動軸35aの回動により送風方向を変えるよう
になっている。
【0016】フロント側案内壁33とリア側案内壁31
とは、互いに対抗する案内面31a、33aによって、
送風通路37を規定している。
【0017】リア側案内壁31の案内面31aは、送風
通路の上流側(熱交換器側)から下流側に沿って延出す
る平面部38と突部39とが形成されている。
【0018】フロント側案内壁33は、図4にその斜視
図を示すように、案内面33aには、送風通路37側に
突出する突起部41が形成されている。この突起部41
は、ファンの送風口5aに対応した位置に配置されてお
り、長手方向に延出されたフロント側案内壁33の略中
央部において、断面矩形に形成されている。その長さL
は100乃至150mm、幅Wは3乃至6mm、高さHは1
乃至5mmが好ましい。このような突起部41を形成する
ことによって、送風通路37を通過する風の騒音を低減
することができる。
【0019】フロント側案内壁33には、更に、突起部
41の上流側に、案内面33aより突設された盛上がり
部43が形成されている。この盛上がり部43は、突起
部41と同様にファン送風口5aに対応した位置に配置
されており、フロント側案内壁33の長手方向の略中央
部に長さSを有している。この長さSは送風機5の送風
口5aの巾寸法と略一致させることによって、送風口5
aからの風速分布が均一となり、騒音の低減が図れた。
この盛り上がり部43は送風通路の上流口45に案内面
を近接させて、上流口45から途中まで略直線状に送風
通路37を滑らかに形成している。即ち、図3及び図5
に示すように、フロント側案内壁33の断面において、
略三角形状に形成されている。
【0020】フロント側案内壁33の両端部47a、4
7b部には、係止用の溝48が形成されており、吹出口
4に固定されるようになっている。この係止用の溝48
は、化粧板2の内側の突起(図示せず)に係合されるも
ので、この溝48の巾寸法Dは突起の巾寸法よりも大き
く設定されている。
【0021】次に、本実施例の作用について説明する。
【0022】空気調和装置1の運転時には、図2の実線
矢印で示すように、送風機5の駆動により、化粧板2の
中央にある吸込口3から吸い込まれた空気は、熱交換器
7を通過して、吹出口4から熱交換後の空気を吹出す。
【0023】吹出口4から吹出された熱交換後の風は、
送風制御装置10の案内羽根根35の回動により、暖房
時は真下向きに、冷房時は斜め水平方向に傾斜させて吹
出すように、案内羽根根35が回動される。このように
吹出し方向を制御することによって、室内温度の均一化
を図ることができる。
【0024】吹出口4において、送風通路37を通過す
る風の流れは具体的には明らかでないが、上述したよう
な突起部41を形成することにより、分流効果を高めつ
つ騒音を低減することができる。
【0025】具体的に、図5に示す本実施例にかかるフ
ロント側案内壁を用いた空気調和装置の騒音を測定し、
図6に示す従来の場合と比較した。その結果を図7に示
す。
【0026】この図7は、空気調和装置の吹出口4の真
下1mのところで、各周波数帯毎のバンドレベル(d
B)を測定した結果を示したものであり、破線が本発明
を示し、実線は従来を示している。この図7のグラフか
ら明らかなように、可聴周波数帯200Hz 以上におい
て従来のものと比較してバンドレベルが低減することが
でき、全体としては、本実施例の方が騒音が少ない。こ
のように、冷風や温風を吹出口から吐出させることによ
って、案内壁33を構成する部材は全体的に熱収縮する
ことが考えられる。このため、この案内壁33の端部に
設けた溝48の巾寸法Dをこの溝が係合される突起の巾
寸法よりも大きく設定したので、上述の熱収縮があった
としても、この熱収縮寸法は溝の巾寸法Dと突起の巾寸
法との差で吸収するようになり、化粧板2からこの案内
壁33を構成する部材が分離しにくくしている。
【0027】本発明は上述した実施例に限定されるもの
でなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能
である。
【0028】例えば、突起部41は、長手方向に必ずし
も連続して設けられることに限らず、不連続に配置され
ていても同様な効果を得ることができる。
【0029】又、天井埋め込み型に限らず、壁掛け型
や、据え置き型等外の型の空気調和装置であっても上述
いた実施例と同様な効果を得ることができる。
【0030】
【発明の効果】第1の発明によれば、吹出口から吹出さ
れる風の吹出し方向を制御する送風方向制御装置の案内
壁のうち一方の案内壁は、湾曲して形成された案内面
に、案内羽根に対面する送風通路側に突出した突起部を
有する構成としているので、分流効果を高めつつ、ここ
を通過する吹出空気の騒音を低減させることができる。
【0031】第2の本発明では、第1の発明に加えて、
一対の案内壁のうち熱交換器に遠い方の案内壁に突起部
が設けられており、更に突起部より送風方向上流側に直
線状に風を案内する水平面が設けられているので、分流
効果を高めつつ送風方向制御装置を通過する風の流れを
スムーズに案内し、騒音を確実に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による空気調和装置の設置状態
を示す斜視図である。
【図2】図1に示す空気調和装置の縦断面図である。
【図3】吹出口の横断面図である。
【図4】フロント側案内壁の斜視図である。
【図5】図4に示すフロント側案内壁の横断面図であ
る。
【図6】従来のフロント側案内壁の横断面図である。
【図7】従来と本実施例との騒音を比較したグラフであ
る。
【符号の説明】
4 吹出口 10 送風方向制御装置 31 リア側案内壁 33 フロント側案内壁(案内壁) 33a 案内面 41 突起部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−143724(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 13/08 - 13/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送風機、熱交換器を収納した本体と、こ
    の本体に取り外し自在に設けられ、吸込口および吹出口
    を有した化粧板とを備え、前記吹出口を規定して風を案
    内する一対の案内壁と、前記一対の案内壁間において回
    動自在に設けられて、回動により風向を変更する案内羽
    根とを備え、吹出口から吹出される風の吹出し方向を制
    御する送風方向制御装置において、 前記案内壁のうち一方の案内壁を湾曲させて案内面と
    し、この案内面の長手方向の略中央部に位置し、前記案
    内羽根に対面する送風通路側に突出した突起部を設けた
    ことを特徴とする送風方向制御装置。
  2. 【請求項2】 送風機、熱交換器を収納した本体と、こ
    の本体に取り外し自在に設けられ、吸込口および吹出口
    を有した化粧板とを備え、前記吹出口を規定して風を案
    内する一対の案内壁と、前記一対の案内壁間において回
    動自在に設けられて、回動により風向を変更する案内羽
    根とを備え、吹出口から吹出される風の吹出し方向を制
    御する送風方向制御装置において、 前記案内壁のうち一方の案内壁を湾曲させて案内面と
    し、この案内面の長手方向の略中央部に位置し、前記案
    内羽根に対面する送風通路側に突出した突起部を設ける
    とともに、この突起部より送風方向上流側には直線状に
    風を案内する盛上がり部を有することを特徴とする送風
    方向制御装置。
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JP3624808B2 (ja) * 2000-08-11 2005-03-02 ダイキン工業株式会社 空気調和装置の化粧パネル、吹出口ユニット、及び空気調和装置
JP3624814B2 (ja) * 2000-09-06 2005-03-02 ダイキン工業株式会社 空気調和装置の化粧パネル、吹出口ユニット、及び空気調和装置
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