JPH042296Y2 - - Google Patents

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JPH042296Y2
JPH042296Y2 JP1984086005U JP8600584U JPH042296Y2 JP H042296 Y2 JPH042296 Y2 JP H042296Y2 JP 1984086005 U JP1984086005 U JP 1984086005U JP 8600584 U JP8600584 U JP 8600584U JP H042296 Y2 JPH042296 Y2 JP H042296Y2
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JP
Japan
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door
sliding door
sliding
swinging
locking body
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JP1984086005U
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JPS611580U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、開き戸としても開閉できるように
構成された開き戸機構付き引き戸が、本来の引き
戸としてのスライド方向での開閉時や引き戸とし
ての開位置または閉位置において、スイング方向
に不慮に開いて不測の事態を引き起こすことを防
止するために上記引き戸に設けられる開き戸用係
止装置に関するものである。
〔従来例〕
この種の開き戸係止装置を備えた開き戸機構付
き引き戸は、特開昭58−150685号公報、実開昭59
−8479号公報等によりすでに提案されている。こ
れらによつて提案されている開き戸機構付き引き
戸は、第9図のように、戸車機構等(図示せず)
に連結されて間口の幅方向に引き戸Dと一体にス
ライドされる吊枠体10と引き戸Dの幅方向一端
部とを開き戸機構20によつて連結してなり、開
き戸機構20から比較的離れた箇所である引き戸
Dの戸先部dと吊枠体10との間に開き戸用係止
装置30が介在されていた。そして、引き戸Dの
戸先部dに設けられる開き戸用係止装置30は、
吊枠体10に設けられた舌片状の支持体と引き戸
に設けられた舌片状の係止体とを備え、引き戸D
を開き戸機構20を介してスイング方向に開き戸
として開くのに伴つて支持体に重合状に係合され
ていた係止体が支持体から脱離される一方、引き
戸をスイング方向に閉じるのに伴つて支持体の上
に係止体が乗り上がつて支持体に重合状に係合す
る構成となつていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、第9図について説明した従来例による
と、開き戸機構20によつて吊持状に吊枠体10
に支持されている引き戸Dがその自重によつて同
図に実線で示したように垂れ下がる場合が多く、
そのために開き戸として開かれている開き戸Dを
スイングさせて閉じるときに戸先部に設けられた
開き戸用係止装置30の係止体を支持体の上にス
ムーズに乗り上げさせて両者を係合させることが
できなかつた。すなわち、引き戸Dの垂れ下がり
は戸先部dが最も大きく、しかもこの戸先部dに
開き戸用係止装置30の係止体が設けられている
ことから、引き戸Dを開き戸として開いた状態で
はその戸先部dの垂れ下がりによつて係止体が支
持体よりも下がつているので、その状態からスイ
ングさせて閉じるために引き戸Dを持ち上げて開
き戸用係止装置30の係止体を引き戸Dの戸先部
dの垂れ下がり幅αだけ強制的に引き上げながら
支持体に乗り上がらせて両者を係合させねばなら
ない問題点があり、この問題点のために引き戸D
を開き戸としてスムーズに開くことができない難
点が指摘されていた。引き戸Dを開き戸として開
く場合においても、係止体が支持体から脱落して
脱離するのを防ぐために引き戸Dを持ち上げなが
ら開くことが必要となり、この点でも同様の難点
が指摘されていた。この考案は上記問題点を解決
することを目的とし、引き戸を開き戸としてスイ
ングさせる時に、戸先部の垂れ下がりに関係な
く、スムーズに扉の開閉ができるようにすること
を技術的課題とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記技術的課題を解決するための技術的手段
は、引き戸の幅方向の一端部をこの引き戸と一体
にスライドされる吊枠体に開き戸機構を介して取
り付けることにより、スライド方向に開閉される
引き戸が開き戸としてスイング方向にも開閉され
るように構成された開き戸機構付き引き戸におい
て、前記吊枠体の全幅にわたつて支持体を設ける
と共に引き戸が開き戸としてスイング方向に開閉
されたときに前記支持体に対して係脱される係止
体を前記引き戸のほぼ全幅にわたつて設けたとこ
ろにある。
〔作用〕
第4図に示したように、引き戸Dを開き戸とし
て開いた場合に、引き戸Dの自重による垂れ下が
り幅αが最大になる箇所は引き戸Dの戸先部dで
あり、この戸先部dから開き戸機構20に近付く
ほど垂れ下がり幅αは小さくなり、開き戸機構2
0の近辺では垂れ下がり幅αがほとんどなくな
る。そのため上記した技術的手段によれば、引き
戸のほぼ全幅にわたつて設けられている係止体と
吊枠体の全幅にわたつて設けられている支持体と
が、引き戸を開き戸として開いた状態においても
開き戸機構の近辺においては常に適正な高低差を
保つて対向される。したがつて引き戸をスイング
させて閉じると、上述した引き戸の垂れ下がりが
生じていても、係止体の開き戸機構に近い一端部
が支持体にスムーズに乗り上げられた後、支持体
に対する係止体の乗り上げ部分が上記スイングに
伴つて順次戸先部へ近付く方向に移行され、最終
的には係止体の戸先部に近い他端部が支持体に乗
り上げられて両者がスムーズに係合される。ま
た、引き戸を開き戸として開く場合は、係止体が
戸先部に近い部分から順次脱離されるのでその脱
離がスムーズに行える。
〔実施例〕
第1図に例示した開き戸用係止装置30は、吊
枠体10の全幅にわたつて一体に設けられた支持
体31と、引き戸Dの全幅にわたつて設けられた
係止体32とを備えている。支持体31の上面は
緩やかな傾斜面を介して連続された山部と谷部を
備える係合面311に構成されている。係止体3
2の下面も同様の係合面321に構成されてい
る。そして、吊枠体10と引き戸Dとは、スイン
グ中心軸21を備える開き戸機構20によつて連
結されている。また、吊枠体10には走行輪4
0,40が設けられ、これらの走行輪40,40
が間口の全幅にわたつて架設されたレール50を
走行する構成となつている。
上記において、引き戸Dを本来の引き戸として
スライド方向に開閉する場合は、図外の戸車機構
を正方向または逆方向に作動させればよい。この
ようにすれば、走行輪40,40がレール50上
を走行し、吊枠体10が引き戸Dと一体にスライ
ドされるので、引き戸Dが間口の閉位置と開位置
との間でスライド式に開閉される。また、引き戸
Dを開き戸としてスイング方向に開閉する場合
は、開き戸機構20のスイング中心軸21を支点
として引き戸Dを押引すればよい。すなわち、引
き戸Dを間口の外方へ押し出すと、係止体32が
支持体31から脱離するので、それに伴つて引き
戸Dがスイング中心軸21を支点としてスイング
され、開き戸として開かれる。この場合に係止体
32は戸先部dに近い部分から遠い部分へ順次脱
離していくので、係止体32ががたつきなくスム
ーズに支持体31より脱離する。逆に、開き戸と
しての開位置から引き戸Dを間口の内方向へ引張
り込むと、引き戸Dがスイング中心軸21を支点
としてスイング方向に閉じられる。その際、引き
戸Dの戸先部dが垂れ下がつているとしても、引
き戸Dをスイングさせて閉じる当初においては係
止体32が支持体31に開き戸機構20の近辺で
乗り上げられ、つづいて支持体31に対する係止
体32の乗り上げ部分が戸先部dに近付く方向に
次第に移行されて係止体32が引き上げられなが
ら支持体に乗り上げられる。そして最終的には、
係止体32の戸先部dに近い部分が支持体31に
乗り上げられて両者が係合される。そのため、引
き戸Dを強制的に持ち上げなくても係止体32が
スムーズに係止体31に係合される。
第2図は開き戸用係止装置30の係止体32を
引き戸Dとは別体として構成し、この係止体32
を引き戸Dの上端部に固着した具体例を示してい
る。その他の要素は第1図で説明したところと同
様であるので、相応する要素には同一符号を付し
て詳細説明を省略した。
第3図は開き戸用係止装置30の係止体32を
引き戸Dと一体に構成した具体例を示している。
このようにすれば、係止体32を別体としたもの
に比べて、係止体32を別途製作する必要がなく
なる上、係止体32を引き戸Dに取り付けるため
の部品が全く不要になり、しかも、係止体32の
強度および性能が向上する利点がある。その他の
点については第1図で説明したところと同様であ
るので、相応する要素には同一符号を付して詳細
説明を省略した。
第5図及び第6図は、吊枠体10の全幅にわた
つて設けられた支持体31に、引き戸Dの全幅及
び支持体31よりも短い係止体32が係合してい
る場合の実施例を示す。
第7図及び第8図は、吊枠体10の全幅にわた
つて設けられた支持体31に、引き戸Dの全幅よ
り短く、且つ、支持体31よりも長い係止体32
が係合している場合の実施例を示す。
〔考案の効果〕
この考案の開き戸用係止装置によれば、開き戸
として開けられた引き戸がその自重によつて垂れ
下がつていても、引き戸をスイングさせて閉じる
ときには係止体が支持体に対して開き戸機構の近
辺から戸先部へ近付く方向へ順次乗り上げられて
いくので両者がスムーズに係合される。逆に、引
き戸を開き戸として開くときには係止体が支持体
に対して戸先部の近辺から開き戸機構へ近付く方
向へ順次脱離されていくので両者がスムーズに脱
離される。そのため、従来のように引き戸を開き
戸として開閉するときに引き戸を持ち上げながら
開閉しなければならないといつた問題点が解消さ
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例による開き戸用係止
装置を示す概略斜視図、第2図および第3図は開
き戸用係止装置の異なる変形例を示す断面図、第
4図はこの考案の説明図、第5図及び第6図は支
持体の幅が係止体の幅より長い実施例を示す説明
図、第7図及び第8図は支持体の幅が係止体の幅
よりも短い実施例を示す説明図、第9図は従来例
の説明をそれぞれ示す。 10……吊枠体、20……開き戸機構、30…
…開き戸用係止装置、31……支持体、32……
係止体、D……引き戸。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 引き戸の幅方向の一端部をこの引き戸と一体に
    スライドされる吊枠体に開き戸機構を介して取り
    付けることにより、スライド方向に開閉される引
    き戸が開き戸としてスイング方向にも開閉される
    ように構成された開き戸機構付き引き戸におい
    て、 前記吊枠体の全幅にわたつて支持体を設けると
    共に、引き戸が開き戸としてスイング方向に開閉
    されたときに前記支持体に対して係脱される係止
    体を前記引き戸のほぼ全幅にわたつて設けたこと
    を特徴とする開き戸機構付き引き戸の開き戸用係
    止装置。
JP8600584U 1984-06-08 1984-06-08 開き戸機構付き引き戸の開き戸用係止装置 Granted JPS611580U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8600584U JPS611580U (ja) 1984-06-08 1984-06-08 開き戸機構付き引き戸の開き戸用係止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8600584U JPS611580U (ja) 1984-06-08 1984-06-08 開き戸機構付き引き戸の開き戸用係止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS611580U JPS611580U (ja) 1986-01-08
JPH042296Y2 true JPH042296Y2 (ja) 1992-01-27

Family

ID=30636911

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8600584U Granted JPS611580U (ja) 1984-06-08 1984-06-08 開き戸機構付き引き戸の開き戸用係止装置

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JP (1) JPS611580U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0649801Y2 (ja) * 1986-10-20 1994-12-14 株式会社日建設計 クリ−ンル−ムの扉装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS611580U (ja) 1986-01-08

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