JPH0421992Y2 - - Google Patents

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JPH0421992Y2
JPH0421992Y2 JP3637183U JP3637183U JPH0421992Y2 JP H0421992 Y2 JPH0421992 Y2 JP H0421992Y2 JP 3637183 U JP3637183 U JP 3637183U JP 3637183 U JP3637183 U JP 3637183U JP H0421992 Y2 JPH0421992 Y2 JP H0421992Y2
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JP
Japan
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movable door
door
locking
fixed
locking body
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JP3637183U
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JPS59142374U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、通常は移動扉をスライドにより開
閉して間口を必要なだけ解放するとともに、非常
時等には移動扉及び固定扉をスイングにより開閉
して、間口を広く開放することができるようにし
た扉開閉装置に関するものである。
[従来技術とその問題点] 扉の開閉装置として、移動扉を横方向にスライ
ドさせて間口の開閉を行うようにしたものが広く
使用されているが、この種の扉は戸袋に対応する
部分は開放できないので、間口を広く開放できな
い場合がある。しかるに、大きな荷物を出入れし
たり、火災等による非難時の場合には間口を広く
開放する必要がある。このため、従来から、通常
は移動扉をスライドにより開閉して間口を必要な
だけ開放するとともに、非常時等には移動扉及び
固定扉をスイングにより開閉して間口を広く開放
するようにした扉の開閉装置が使用されている
が、従来この種の装置は通常のスライドによる開
閉時にも扉がスイングしたりして、非常に危険で
あつた。
[考案の目的] この考案は上記事情を改善するためになされた
もので、その目的とするところは、移動扉の通常
のスライドによる開閉時にはロツクを確実に作動
させて移動扉及び固定扉がスイングしないように
して安全に使用できるとともに、移動扉を通常開
度以上移動させると、ロツクが自動的に解除し、
両扉をスイングにより開閉して、間口を広く開放
することができ、また、特に固定扉のロツクを、
さらに確実に作動させることができるようにした
扉開閉装置を提供しようとするものである。
[考案の要点] この考案は上述した目的を達成するために、レ
ールに沿つて横方向にスライドする走行体と、こ
の走行体に外側端部がピンを介して枢支された移
動扉と、この移動扉と巾方向にずらして設けられ
外側端部の上、下部が枠体及び床部にピンを介し
て枢支された固定扉と、枠体に揺動可能に取付け
られた揺動部材と、この揺動部材の先端部下側に
形成され上記固定扉側の係止孔と係脱可能にロツ
クする第1の係止体と、上記揺動部材と枠体との
間に介装され弾性力により上記第1の係止体を固
定扉側の係止孔に係止させるばねと、上記移動扉
が通常開度以上移動した際に上記ばねの弾性力に
抗して揺動体を揺動させて第1の係止体のロツク
を解除する第1の押圧部材と、上記走行体と移動
扉との間に係脱可能にロツクする第2の係止体
と、上記移動扉が通常開度以上移動した際に上記
第2の係止体のロツクを解除する第2の押圧部材
とよりなり、移動扉が通常開度以上移動したらロ
ツクが解除されて両扉がスイングにより開閉でき
るようにしたものである。
[実施例] 以下、この考案を4連扉に適用した例を図面に
示す実施例により説明する。図中1は横方向にス
ライド可能な2枚の移動扉で、これら両扉1は矢
印A方向に移動して開くとともに、逆方向に移動
して閉じるようになつている。上記両移動扉1の
両側には巾方向にずらして2枚の固定扉2がそれ
ぞれ設けられており、これら両固定扉2の各外側
の上、下端部がピン3、4により枠体5および床
部6にそれぞれ枢支されているとともに、上記両
固定扉2の各内側の上端部には後述するロツクが
設けられている。上記枠体5に支持部材5aを介
してレール7を固定するとともに、走行体8の上
部に軸支されたローラ9を上記レール7上に転接
する。さらに、上記走行体8に上記移動扉1の外
側上端部をピン10により枢支するとともに、移
動扉1の外側下端部に上記ピン10と同軸上にピ
ン11を突設し、このピン11を上記床部6に移
動扉1の移動方向に沿つて形成された溝12に挿
入し、また、上記移動扉1の内側上端部には後述
するロツクが設けられている。また、上記移動扉
1の付近に通行者等が位置すると、これを検知し
て電動機(図示せず)が作動して、上記移動扉1
が走行体8を介してレール7上を走行して自動的
に開き、通行者等が離れると、電動機が逆方向に
作動して自動的に閉じるようになつているが、こ
の移動扉1はスイツチの切換操作により開度が2
段に切換つて移動するようになつている。即ち、
スイツチ(図示せず)をSW1にセツトしておく
と、移動扉1は通常開度(第2図のX)の範囲で
スライドにより移動して開閉できるよういなつて
いるとともに、スイツチをSW2の位置に切換える
と、移動扉1は通常開度以上(第2図のY)の位
置までスライドにより移動するようになつてい
る。なお、移動扉1は通常開度(X)に位置して
いる際に、スイツチをSW2に切換えると、移動扉
1はXの位置からYの位置に自動的にスライドし
て移動するようになつている。また、停電などで
電源が切れた場合には移動扉1は手動によりYの
位置迄移動させることができるようになつてい
る。
次に、上記固定扉側のロツクについて説明す
る。上記枠体5の下側部に固定された取付板13
に支持板14を固定し、この支持板14に揺動部
材15の上部を軸16を開して枢支し、この揺動
部材15の先端下側に第1の係止体17を突設す
るとともに、揺動部材15の他端部上側に上向き
の傾斜面18を形成し、この傾斜面18の裏面と
取付板13に固定された受板19との間に圧縮ば
ね20を介装し、このばね20の弾性力により揺
動部材15の先端部は常に下方に偏奇されている
ので、通常は上記第1の係止体17が枠体5の孔
を通つて上記固定扉2の上部に固定された係止部
材21に形成された係止孔22に係脱可能に係止
して固定扉2をロツクするようになつている。さ
らに、上記走行体8に第1の押圧部材23を固定
し、この第1の押圧部材23の先端に傾斜面24
を形成し、上記移動扉1が通常開度以上(第2図
のY)移動すると、押圧部材23の傾斜面24が
揺動部材15の傾斜面18と滑動しながら押圧
し、そうすると、揺動部材15が圧縮ばね20の
弾性力に抗して軸16を支点として揺動し、揺動
部材15の先端の第1の係止体17が持ち上つて
固定扉2側の係止孔22より抜け出て、ロツクを
解除するようになつている。次に、移動扉1側の
ロツク機構について説明すると、上記走行体8に
固定された固定板25に取付体26を固定し、こ
の取付体26に第2の係止体27を上下動可能に
取付けるとともに、この第2の係止体27の上面
と取付板26に固定された受板28との間に圧縮
ばね29を介装し、この圧縮ばね29の弾性力に
より第2の係止体27の下端部の係止部30が取
付体26の下方に突出し、この下方に突出した係
止部30が上記移動扉1の上端部に固定された係
止部材31の外側下方に位置し、この係止部30
が係止部材31のストツパーとなつて移動扉1の
ロツクを行い、この扉1のスイングを防止するよ
うになつている。さらに、上記係止体27の外側
に水平方向に沿つて突設された軸32の突出先端
部に回転体32aを取付けるとともに、上記枠体
5に第2の押圧部材33を固定し、移動扉1が通
常開度以上(第2図のY)移動すると、上記第2
の押圧部材33の傾斜面34が上記回転体32a
と滑動して押し上げ、そうすると、第2の係止体
27が圧縮ばね29の弾性力に抗して上方に移動
し、この第2の係止体27の下部に形成された係
止部30が係止部材31の上方迄持ち上がり、移
動扉1のロツクを解除するようになつている。な
お、図中35は固定板25に固定された支持板
で、この支持板35が上記係止部材31の下方に
挿入されて、これを滑動自在に受けて、通常時に
おける移動扉1の内側を受けとめるようにしたも
のである。また、図中36は上記固定扉2側に設
けられかつばねに押圧されたボールで、このボー
ル36が枠体5側の係合孔37に弾性的に係合し
て、固定扉2の通常時の位置決めを行つているも
のである。
上記のようにして構成された扉の開閉機構の作
動を説明すると、通行者等が移動扉1の付近に達
すると、これを感知して電動機が作動し、移動扉
1が自動的に矢印A方向に移動して間口の開放を
行うとともに、通行者等がいなくなると、電動機
が逆転して移動扉1が自動的に閉じる。そして、
通常はスイツチ(図示せず)をSW1にセツトして
おくと、移動扉1は通常開度(第2図のX)の範
囲だけ移動して必要な開度の間口だけを開放す
る。このため、移動扉1は通常時は通常開度(第
2図のX)だけしか移動しないので、係止体17
が固定扉2に固定された係止部材21に形成され
た係止孔22に係止してロツクしているととも
に、走行体8側に取付けられた第2の係止体27
の係止部30が移動扉1に固定された係止部材3
1の外側下方に位置してロツクしており、このよ
うに、両扉1、2はロツクされているので、これ
ら両扉1、2がスイングすることもなく安全に使
用できる。そして、大きな荷物を出入れしたり、
火災等による非難等のために間口を広く開放する
必要がある場合には、スイツチ(図示せず)を
SW2の位置に切換える。そうすると、第9図に示
すように、移動扉1は全閉していた際には0→Y
に移動し、通常開度(第2図のX)に位置してい
た際にはX→Yに移動し、即ち、移動扉1は通常
開度以上(第2図のY)の位置までスライドによ
り自動的に移動する。そうすると、走行体8に固
定された第1の押圧部材23の傾斜面24が揺動
部材15の傾斜面18と滑動しながら押圧するの
で揺動部材15が軸16を支点として揺動し、揺
動部材15の先端の第1の係止体17が持ち上つ
て固定扉2側の係止孔22より抜け出るので、固
定扉2のロツクが解除される。同時に、移動扉1
を通常開度以上移動させると、枠体5に固定され
た第2の押圧部材33の傾斜面34が回転体32
aを押し上げるので、走行体8に取付けられた第
2の係止体27が上方に移動し、この第2の係止
体27の下部に形成された係止部30が係止部材
31の上方迄持ち上り、移動扉1のロツクを解除
する。そして、上記両扉1、2を巾方向に重ねた
状態で、その内側を押圧すると、固定扉2はピン
3、4を支点とし、移動扉1はピン10、11を
支点としてそれぞれ矢印B方向にスイングして開
き、従つて、間口を広く開放することができる。
なお、移動扉1が通常開度以上移動すると、電源
が自動的に切れるようにすると、安全に使用でき
る。
また、移動扉1が閉じた状態、あるいは通常開
度の状態で停電等により電源が切れると、移動扉
1は手動で移動させることができるので、この移
動扉1を手動により通常開度以上(第2図のY)
の位置迄移動させると、ロツクが解除し、両扉
1、2を矢印B方向にスイングして開くことがで
き、このため、停電時にも間口を広く開放するこ
とができる。また、スイングして開いた扉1、2
を元に戻し、移動扉1を内側に移動させて、通常
開度以内の位置に戻すと、両扉1、2はロツクさ
れスイングはできなくなり、通常の状態で使用で
きる。
なお、上記実施例では4連扉について説明した
が、移動扉と固定扉とを1個づつ設けた2連扉に
ついても適用できることは勿論である。
[考案の効果] この考案は以上を詳述したように、レールに沿
つて横方向にスライドする走行体と、この走行体
に外側端部がピンを介して枢支された移動扉と、
この移動扉と巾方向にずらして設けられ外側端部
の上、下が枠体及び床部にピンを介して枢支され
た固定扉と、枠体に揺動可能に取付けられた揺動
部材と、この揺動部材の先端部下側に形成され上
記固定扉側の係止孔と係脱可能にロツクする第1
の係止体と、上記揺動部材と枠体との間に介装さ
れ弾性力により上記第2の係止体を固定扉側の係
止孔に係止させるばねと、上記移動扉が通常開度
以上移動した際に上記ばねの弾性力に抗して揺動
体を揺動させて第1の係止体のロツクを解除する
第1の押圧部材と、上記走行体と移動扉との間に
係脱可能にロツクする第2の係止体と、上記移動
扉が通常開度以上移動した際に上記第2の係止体
のロツクを解除する第2の押圧部材とよりなり、
上記移動扉が通常開度以上移動した際にはロツク
が解除し、両扉は巾方向に重さなった状態で上記
両ピンを支点としてそれぞれスイングにより開閉
ができるようにしたものである。従つて、移動扉
をスライドにより移動させて、必要な間口だけを
開放する通常の開閉時にはロツクを確実に作動さ
せて、扉がスイングできないので、安全に使用で
きるとともに、大きな荷物の出入れや火災等によ
る避難時には、移動扉を通常開度以上移動させる
と、移動扉及び固定扉のロツクが自動的に解除さ
れ、両扉を巾方向に重ねた状態でスイングにより
開閉できるので、間口を広く開閉でき、非常に確
実かつ能率的に使用できる。さらに、枠体に揺動
可能に取付けられた揺動部材の先端部下側に形成
された第1の係止体をばねの弾性力により固定扉
側の係止孔に係止させるので、特に固定扉のロツ
クを確実に作動させることができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1
図は4連扉の正面図、第2図は同平面図、第3図
は移動扉の下部近傍の断面図、第4図は移動扉の
上部近傍の断面図、第5図は第4図の縦断面図、
第6図は固定扉のロツク部を示す斜視図、第7図
は移動扉のロツク部を示す斜視図、第8図はロツ
ク部の作動を説明する断面図、第9図はスイツチ
の切換えと移動扉の移動の関係を示す表である。 1……移動扉、2……固定扉、3、4……ピ
ン、5……枠体、6……床部、7……レール、8
……走行体、9……ローラ、10、11……ピ
ン、12……溝、13……取付板、14……支持
板、15……揺動部材、16……軸、17……第
1の係止体、18……傾斜面、19……受板、2
0……圧縮ばね、21……係止部材、22……係
止孔、23……第1の押圧部材、24……傾斜
面、25……固定板、26……取付体、27……
第2の係止体、28……受板、29……圧縮ば
ね、30……係止部、31……係止部材、32…
…軸、32a……回転体、33……第2の押圧部
材、34……傾斜面、35……支持板、36……
ボール、37……係合孔、X……通常開度(移動
範囲)、Y……通常開度以上。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. レールに沿つて横方向にスライドする走行体
    と、この走行体に外側端部がピンを介して枢支さ
    れた移動扉と、この移動扉と巾方向にずらはて設
    けられ外側端部の上、下部が枠体及び床部にピン
    を介して枢支された固定扉と、枠体に揺動可能に
    取付けられた揺動部材と、この揺動部材の先端部
    下側に形成され上記固定扉側の係止孔と係脱可能
    にロツクする第1の係止体と、上記揺動部材と枠
    体との間に介装され弾性力により上記第1の係止
    体を固定扉側の係止孔に係止させるばねと、上記
    移動扉が通常開度以上移動した際に上記ばねの弾
    性力に抗して揺動体を揺動させて第1の係止体の
    ロツクを解除する第1の押圧部材と、上記走行体
    と移動扉との間に係脱可能にロツクする第2の係
    止体と、上記移動扉が通常開度以上移動した際に
    上記第2の係止体のロツクを解除する第2の押圧
    部材とよりなり、上記移動扉が通常開度以上移動
    した際にはロツクが解除し、両扉は巾方向に重さ
    なつた状態で上記両ピンを支点としてそれぞれス
    イングにより開閉ができるようにしたことを特徴
    とする扉開閉装置。
JP3637183U 1983-03-15 1983-03-15 扉開閉装置 Granted JPS59142374U (ja)

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JP3637183U JPS59142374U (ja) 1983-03-15 1983-03-15 扉開閉装置

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JPS59142374U JPS59142374U (ja) 1984-09-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005048540A (ja) * 2003-07-31 2005-02-24 Sanwa Shutter Corp 開き戸機構付き引き戸

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CN106032736B (zh) * 2015-03-11 2020-06-30 千藏工业株式会社 自动门装置

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