JP2754041B2 - 家具等の開閉扉 - Google Patents

家具等の開閉扉

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JP2754041B2
JP2754041B2 JP1138602A JP13860289A JP2754041B2 JP 2754041 B2 JP2754041 B2 JP 2754041B2 JP 1138602 A JP1138602 A JP 1138602A JP 13860289 A JP13860289 A JP 13860289A JP 2754041 B2 JP2754041 B2 JP 2754041B2
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door
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勝 中西
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、洋服だんす等の各種収納家具や作り付け収
納庫等に使用される開閉扉、特に蝶番等により前後揺動
可能に軸支されたスイングタイプの開閉扉に関するもの
である。
(従来の技術及びその問題点) 前記のように、蝶番等により前後揺動可能に軸支され
たスイングタイプの開閉扉は、ガイドレールに沿って直
線状にスライドするスライドタイプの開閉扉と比較し
て、開口部の全域を開放させることができる利点を有す
るが、扉の前に扉を手前に開動させるための空間が必要
である。
しかして、開口部の全域を開放するためには、1枚の
片開き扉体を使用するかまたは左右一対の観音開き扉体
を使用しなければならないが、開口部の横巾が広い場合
には、扉体の横巾が非常に大きくなり、扉の前の空間が
狭い場合には利用することができない。このような場
合、特殊なアコーディオン形の折り畳み開閉扉を使用し
なければならず、大幅なコストアップになる。
このような問題点を解決するために、例えば実開昭60
−91777号公報に開示されるように、前後に揺動開閉可
能に軸支された主扉体に、当該主扉体に重なる収納位置
と当該主扉体の遊端から張り出す引出し位置との間で水
平にスライド可能なスライド扉体を支持し、前記主扉体
と引出し位置にある前記スライド扉体との両者で開口部
を閉じるようにした家具等の開閉扉が考えられたが、こ
の従来の開閉扉の構成では、主扉体を閉じ位置でロック
する手動操作の主扉体ロック手段をロック解除位置に切
り換えたとき、当該ロック手段が前記スライド扉体を収
納位置に係止するようには構成しているが、仮に、スラ
イド扉体を前記収納位置までスライドさせない限り前記
主扉体ロック手段のロック解除操作ができないように構
成できるとしても、スライド扉体を収納位置までスライ
ドさせた後、前記主扉体ロック手段のロック解除操作を
行い、その後、主扉体を開動させる必要があり、主扉体
の開動操作までに手間がかかる欠点がある。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記のような従来の問題点を解消し得る家具
等の開閉扉を提供することを目的とするものであって、
その手段を後述する実施例の参照符号を付して示すと、
前後に揺動開閉可能に軸支された主扉体4に、当該主扉
体4に重なる収納位置P1と当該主扉体4の遊端から張り
出す引出し位置P2との間で水平にスライド可能なスライ
ド扉体5を支持し、前記主扉体4と引出し位置P2にある
前記スライド扉体5との両者で開口部を閉じるようにし
た家具等の開閉扉であって、前記開口部を構成する固定
枠10側に設けられた主扉体ロック手段8と前記スライド
扉体5に設けられたロック解除手段9とを備え、前記主
扉体ロック手段8は、前記主扉体4を閉じ位置で自動係
止する可動片15と、当該可動片15を係止位置へ付勢する
ばね14と、前記可動片15をばね14に抗して非係止位置へ
切り換える被操作部19とを備え、前記ロック解除手段9
は、前記スライド扉体5が前記収納位置P1に達したとき
に前記被操作部19を操作して前記可動片15を非係止位置
に切り換える操作部18を備えた構成となっている。
(実施例) 以下に本発明の一実施例を添付の例示図に基づいて説
明する。
第1図及び第2図において、1は洋服だんすであっ
て、その正面の開口部は左右一対の開閉扉2A,2Bによっ
て開閉可能に構成されている。両開閉扉2A,2Bは、左右
対称構造のものであって、各々外側辺を蝶番3により前
後に揺動開閉可能に軸支された主扉体4と、第3図にも
示すように前記主扉体4に、当該主扉体4に重なる収納
位置P1と当該主扉体4の遊端から張り出す引出し位置P2
との間で水平にスライド可能に支持されたスライド扉体
5とから構成され、前記主扉体4と引出し位置P2にある
前記スライド扉体5との両者で、各開閉扉2A,2Bが受け
持つ開口部(洋服だんす1の開口部全域の左右1/2)を
各々閉じるように構成している。
前記主扉体4に対するスライド扉体5の支持方法とし
ては、第3図に示すように主扉体4の裏面で上下両端に
水平に付設したスライドガイドレール6a,6bにより前記
スライド扉体5をスライド可能に支持する方法が一般的
であるが、パンタグラフリンク機構7により前記スライ
ド扉体5を水平にスライド可能に支持する方法によれ
ば、引出し位置P2にあるスライド扉体5も安定的に支持
し得る。勿論、図示のようにスライドガイドレール6a,6
bとパンタグラフリンク機構7とを併用することもでき
る。
次に、前記スライド扉体5が収納位置P1にあるときの
み前記主扉体4の開動を許す主扉体開動牽制機構につい
て説明する。第4図〜第6図に示すように、この実施例
における主扉体開動牽制機構は、前記主扉体4を閉じた
位置で自動係止する主扉体ロック手段8と、前記スライ
ド扉体5が収納位置P1に達したときに前記主扉体ロック
手段8の係止作用を解除するロック解除手段9とから構
成されている。
前記主扉体ロック手段8は、開閉扉2A,2Bによって開
閉される開口部を構成する固定枠(図示例はその敷居
部)10に形成された凹部11内で水平支軸12により上下揺
動自在に軸支され且つストッパー13に当接する上動限位
置で安定するようにばね(図示例は板ばね)14により上
向きに付勢された可動片15の遊端上側に、主扉体4の遊
端下側に形成した嵌合孔16に自動係合する逆止突起17を
突設したものであり、前記ロック解除手段9は、スライ
ド扉体5の遊端下側に突設したカム状の操作部18と、ス
ライド扉体5を収納位置P1までスライドさせたときに前
記操作部18によって押し下げられるように前記可動片15
の基部上側に突設した突起状の被操作部19とから構成さ
れている。
なお、スライド扉体5が収納位置P1にある状態で主扉
体4が閉じられたとき、前記操作部18が被操作部19を横
側方から円滑に押し下げるように、前記被操作部19も逆
止突起17と同様に前側が斜めにカットされている。
洋服だんす1の正面開口部を閉じるときは、第1図及
び第2図の左側開閉扉2Aに示すように、主扉体4が閉じ
られ且つスライド扉体5が引出し位置P2に引き出され
る。係る状態では、第4図に示すように主扉体ロック手
段8の可動片15における逆止突起17が前記主扉体4の嵌
合孔16に係合しているので、主扉体4を開動させること
はできない。
洋服だんす1の正面開口部を開くときは、先ず引出し
位置P2にあるスライド扉体5を主扉体4の裏側に重なる
収納位置P1までスライドさせる。この結果、第5図に示
すようにロック解除手段9における操作部18が被操作部
19を介して主扉体ロック手段8における可動片15をばね
14に抗して押し下げるので、逆止突起17が主扉体4の嵌
合孔16から下方に離脱し、主扉体4のロックが解除され
る。この状態で第2図の右側開閉扉2Bに示すように、主
扉体4をスライド扉体5と一体に手前に開動させ、洋服
だんす1の正面開口部を開放することができる。
主扉体4がスライド扉体5と共に手前に開動すること
により、主扉体ロック手段8の可動片15がばね14の付勢
力で元の位置まで上動復帰し、再び主扉体4が閉じられ
ると共にスライド扉体5が引出し位置P2まで引き出され
ることにより、当該主扉体4の嵌合孔16に逆止突起17が
自動的に係合し、主扉体4を閉動眼でロックする。
(発明の作用及び効果) 以上のように本発明の家具等の開閉扉は、開口部を閉
じるときには、主扉体とこれにより引き出されたスライ
ド扉体との両者から成る幅広の開閉扉として機能し、開
口部を開くときには、スライド扉体を主扉体に重なる収
納位置までスライドさせることにより、巾の狭い開閉扉
の状態で手前に開動させることができるので、扉の前の
空間が狭いために従来の片開き扉体または左右一対の観
音開き扉体では閉じることのできなかった幅広の開口部
の開閉手段としても、支障なく活用することができ、特
殊なアコーディオンタイプの折り畳み開閉扉を使用する
場合と同様に開口部全域を開放することができるにも拘
らず、大幅なコストダウンを図ることができるものであ
るが、特に本発明の構成によれば、次のような格別の作
用効果が期待できる。
即ち、主扉体は閉じ位置において主扉体ロック手段に
より自動係止されるものであるが、当該主扉体を開動さ
せるときは、その前に必要なスライド扉体の開動、即
ち、引出し位置から収納位置へスライドさせる操作を行
うことにより、当該スライド扉体側の操作部が主扉体ロ
ック手段の被操作部を操作して自動的に当該主扉体ロッ
ク手段による主扉体ロック作用を解除するので、スライ
ド扉体を収納位置までスライドさせるという、主扉体開
動操作前に必ず必要な1操作を行うだけで、主扉体ロッ
ク手段のロック作用を解除させるための特別な操作を行
わずして、直ちに主扉体を開動させることができる。
換言すれば、主扉体の開動操作が手間なく簡単容易に
行え、しかもスライド扉体が引出し位置にある状態のま
まで主扉体を開動させるというような、不都合な事態を
生じさせないて済む。
【図面の簡単な説明】
第1図は使用状態を示す斜視図、第2図はその片側の開
閉扉を開いた状態を示す要部の横断平面図、第3図は主
扉体に対するスライド扉体の支持構造を説明する背面
図、第4図は主扉体開動牽制機構を説明する要部の一部
切り欠き正面図、第5図は同要部の作用状態を説明する
要部の一部切り欠き正面図、第6図は同要部の縦断側面
図である。 2A,2B……開閉扉、3……蝶番、4……主扉体、5……
スライド扉体、6a,6b……スライドガイドレール、7…
…パンタグラフリンク機構、8……主扉体ロック手段、
9……ロック解除手段、14……ばね(板ばね)、15……
可動片、16……嵌合孔、17……逆止突起、18……カム状
の操作部、19……突起状の被操作部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前後に揺動開閉可能に軸支された主扉体
    に、当該主扉体に重なる収納位置と当該主扉体の遊端か
    ら張り出す引出し位置との間で水平にスライド可能なス
    ライド扉体を支持し、前記主扉体と引出し位置にある前
    記スライド扉体との両者で開口部を閉じるようにした家
    具等の開閉扉であって、前記開口部を構成する固定枠側
    に設けられた主扉体ロック手段と前記スライド扉体に設
    けられたロック解除手段とを備え、前記主扉体ロック手
    段は、前記主扉体を閉じ位置で自動係止する可動片と、
    当該可動片を係止位置へ付勢するばねと、前記可動片を
    ばねに抗して非係止位置へ切り換える被操作部とを備
    え、前記ロック解除手段は、前記スライド扉体が前記収
    納位置に達したときに前記被操作部を操作して前記可動
    片を非係止位置に切り換える操作部を備えている、家具
    等の開閉扉。
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