JP3488961B2 - 折 戸 - Google Patents

折 戸

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JP3488961B2
JP3488961B2 JP2000158210A JP2000158210A JP3488961B2 JP 3488961 B2 JP3488961 B2 JP 3488961B2 JP 2000158210 A JP2000158210 A JP 2000158210A JP 2000158210 A JP2000158210 A JP 2000158210A JP 3488961 B2 JP3488961 B2 JP 3488961B2
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聖彦 田中
賢 姫野
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Ykk Ap株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開口幅を広く形成
した出入口を有する浴室等において、その出入口に設け
られる折戸に関する。
【0002】
【従来の技術】バリアフリー設計の浴室等においては、
使用者の車椅子での出入りや介護者を伴う出入りを考慮
してその出入口を広く形成しており、このような広幅の
出入口に設けられる折戸として、例えば特開平10−1
08888号公報に記載のものが知られている。この折
戸は、枠体と、枠体に開閉自在に設けられた一対の2枚
折戸体とで構成され、2枚折戸体を左右にそれぞれ折り
畳むように開放することにより、十分な有効開口を得る
ようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の折戸
では、例えば内開きの浴室ドア等に比して開閉動作に伴
うデッドスペースを小さくすることができ、且つ引戸等
に比して有効開口幅を大きくとることができる利点を有
している。しかし、開閉に際し2つの2枚折戸体をそれ
ぞれに開閉動作させる必要があり、開閉作業が極めて煩
雑になる問題があった。
【0004】本発明は、開閉が容易で、開閉に伴うデッ
ドスペースを小さくすることができると共に開放時の有
効開口幅を大きくとることができる折戸を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の折戸は、枠体
と、枠体に案内されて開閉動作する2枚折戸体と、枠体
に案内されて開閉動作すると共に2枚折戸体の戸先縦框
に相互に回動自在に取り付けられた小扉体とを備え、2
枚折戸体および小扉体は、見付け方向に直線状に展開す
る閉塞状態と見付け方向に重折りに折り畳まれる開放状
態との間で、開閉自在に構成され、小扉体は、枠体に形
成した上下一対のガイドレールに戸先側端部と戸尻側端
部の2箇所で係合して開閉動作を案内されると共に、2
枚折戸体が折り畳まれた状態で、戸先側端部がガイドレ
ールに対し見込み方向に係脱可能に構成され、小扉体の
戸先側端部には、上下一対のガイドレールにスライド自
在に係合すると共に、ばねにより突出方向に摺動自在に
付勢された上下一対のスライダが装着され、各スライダ
は、ばねに抗してガイドレールへの見込み方向からの係
合を許容する外側傾斜ガイド面を有していることを特徴
とする。
【0006】この構成によれば、2枚折戸体および小扉
体が、直線状に展開する閉塞状態と折り畳まれる開放状
態との間で開閉自在に構成されているため、2枚折戸体
と小扉体とを一体として開閉動作させることができる。
また、2枚折戸体と小扉体とを直線状に展開した開口幅
に対し、これらを折り畳むときのデッドスペースは、2
枚折戸体の描く軌跡と小扉体が描く軌跡が重なるため、
2枚折戸体の開閉により生ずるもののみとなる。さら
に、2枚折戸体のみならず小扉体も折り畳まれるため、
十分な有効開口幅を確保することできる。また、2枚
折戸体を開閉動作(折畳み動作および展開動作)すると
きには、小扉体が常に上下のガイドレールに案内されて
移動するため、小扉体がふらついて2枚折戸体の開閉動
作が不安定になることがない。また、2枚折戸体を折り
畳んだ状態で、小扉体の折込みおよび展開を行うことが
でき、小扉体の開閉動作が不安定になることがない。さ
らに、閉塞動作では、小扉体の戸先が枠体(の縦枠)に
突き当てられることになるため、小扉体の戸先と枠体と
の間のシール構造を単純化することができる。 さらに、
小扉体の戸先側端部を見込み方向からガイドレールに係
合させるときには、小扉体の戸先側端部をガイドレール
に向かって強く押し込むことで、スライダがその外側傾
斜ガイド面に案内され且つばね抗して沈み込んで、ガイ
ドレールに係合する。すなわち、折畳み状態の小扉体を
展開するときには、小扉体をドアラッチ様にガイドレー
ルに係合させることができる。
【0007】この場合、各スライダは、ばねに抗してガ
イドレールから見込み方向への離脱を許容する内側傾斜
ガイド面を有していることが好ましい。
【0008】この構成によれば、小扉体の戸先側端部を
ガイドレールから見込み方向に離脱させるときには、小
扉体の戸先側端部をガイドレールから外側に強く押し出
すことで、スライダがその内側傾斜ガイド面に案内され
且つばね抗して沈み込んで、ガイドレールから離脱す
る。すなわち、折畳み状態の小扉体を折込むときには、
小扉体をドアラッチ様にガイドレールから離脱させるこ
とができる。
【0009】この場合、各スライダは、内側傾斜ガイド
面に連なると共にガイドレールに摺接する鉛直スライド
面を有し、枠体には、小扉体がガイドレールに案内され
て開放端位置に移動したときに、ばねに抗して各スライ
ダを押圧しガイドレールを鉛直スライド面から内側傾斜
ガイド面に相対的に移動させる押圧部が設けられている
ことが好ましい。
【0010】この構成によれば、2枚折戸が折り畳まれ
た状態で、小扉体の戸先側端部に設けたスライダがガイ
ドレールに対しドアラッチ様に係脱されるが、2枚折戸
が完全に折り畳まれていない状態では、スライダはその
鉛直スライド面がガイドレールに摺接しており、小扉体
に見込み方向の力を加えてもこれがガイドレールから離
脱することがない。したがって、定められた位置以外
で、小扉体の戸先側のスライダがガイドレールから外れ
るのを防止することができる。
【0011】本発明の他の折戸は、枠体と、枠体に案内
されて開閉動作する2枚折戸体と、枠体に案内されて開
閉動作すると共に2枚折戸体の戸先縦框に相互に回動自
在に取り付けられた小扉体とを備え、2枚折戸体および
小扉体は、見付け方向に直線状に展開する閉塞状態と見
付け方向に重折りに折り畳まれる開放状態との間で、開
閉自在に構成され、小扉体は、枠体に形成した上下一対
のガイドレールに戸先側端部と戸尻側端部の2箇所で係
合して開閉動作を案内されると共に、2枚折戸体が折り
畳まれた状態で、戸先側端部がガイドレールに対し見込
み方向に係脱可能に構成され、小扉体の戸先側端部に
は、上下一対のガイドレールにスライド自在に係合する
と共に、突出方向に摺動自在に付勢された上下一対のス
ライダが装着され、小扉体には、各スライダを上下動さ
せて各ガイドレールに対し係脱させる離脱機構が組み込
まれ、離脱機構の操作子であるスライド摘みは、小扉体
の小扉戸先縦框にスライド自在に取り付けられているこ
とを特徴とする。
【0012】この構成によれば、2枚折戸体および小扉
体が、直線状に展開する閉塞状態と折り畳まれる開放状
態との間で開閉自在に構成されているため、2枚折戸体
と小扉体とを一体として開閉動作させることができる。
また、2枚折戸体と小扉体とを直線状に展開した開口幅
に対し、これらを折り畳むときのデッドスペースは、2
枚折戸体の描く軌跡と小扉体が描く軌跡が重なるため、
2枚折戸体の開閉により生ずるもののみとなる。さら
に、2枚折戸体のみならず小扉体も折り畳まれるため、
十分な有効開口幅を確保することかできる。 また、2枚
折戸体を開閉動作(折畳み動作および展開動作)すると
きには、小 扉体が常に上下のガイドレールに案内されて
移動するため、小扉体がふらついて2枚折戸体の開閉動
作が不安定になることがない。また、2枚折戸体を折り
畳んだ状態で、小扉体の折込みおよび展開を行うことが
でき、小扉体の開閉動作が不安定になることがない。さ
らに、閉塞動作では、小扉体の戸先が枠体(の縦枠)に
突き当てられることになるため、小扉体の戸先と枠体と
の間のシール構造を単純化することができる。 さらに、
ガイドレールに対し小扉体の戸先側のスライダを、ユー
ザーが手動で係脱させることができる。
【0013】本発明の他の折戸は、枠体と、枠体に案内
されて開閉動作する2枚折戸体と、枠体に案内されて開
閉動作すると共に2枚折戸体の戸先縦框に相互に回動自
在に取り付けられた小扉体とを備え、2枚折戸体および
小扉体は、見付け方向に直線状に展開する閉塞状態と見
付け方向に重折りに折り畳まれる開放状態との間で、開
閉自在に構成され、小扉体は、枠体に形成した上下一対
のガイドレールに戸先側端部と戸尻側端部の2箇所で係
合して開閉動作を案内されると共に、2枚折戸体が折り
畳まれた状態で、戸先側端部がガイドレールに対し見込
み方向に係脱可能に構成され、小扉体の戸先側端部に
は、上下一対のガイドレールにスライド自在に係合する
と共に、突出方向に摺動自在に付勢された上下一対のス
ライダが装着され、小扉体には、各スライダを上下動さ
せて各ガイドレールに対し係脱させる離脱機構が組み込
まれ、離脱機構の操作子が、小扉体の取っ手を兼ねてい
ることを特徴とする。
【0014】この構成によれば、2枚折戸体および小扉
体が、直線状に展開する閉塞状態と折り畳まれる開放状
態との間で開閉自在に構成されているため、2枚折戸体
と小扉体とを一体として開閉動作させることができる。
また、2枚折戸体と小扉体とを直線状に展開した開口幅
に対し、これらを折り畳むときのデッドスペースは、2
枚折戸体の描く軌跡と小扉体が描く軌跡が重なるため、
2枚折戸体の開閉により生ずるもののみとなる。さら
に、2枚折戸体のみならず小扉体も折り畳まれるため、
十分な有効開口幅を確保することかできる。 また、2枚
折戸体を開閉動作(折畳み動作および展開動作)すると
きには、小扉体が常に上下のガイドレールに案内されて
移動するため、小扉体がふらついて2枚折戸体の開閉動
作が不安定になることがない。また、2枚折戸体を折り
畳んだ状態で、小扉体の折込みおよび展開を行うことが
でき、小扉体の開閉動作が不安定になることがない。さ
らに、閉塞動作では、小扉体の戸先が枠体(の縦枠)に
突き当てられることになるため、小扉体の戸先と枠体と
の間のシール構造を単純化することができる。 さらに、
ユーザーが小扉体の取っ手を持って、2枚折戸体および
小扉体を連続した操作で開閉動作させることができる。
【0015】これらの場合、2枚折戸体を折り畳んだ状
態で小扉体の折込みを可能とする折込み規制機構を、備
えることが好ましい。
【0016】この構成によれば、2枚折戸体を開放動作
(折畳み動作)するときには、小扉体が常に枠体に案内
されて移動するため、小扉体がふらついて2枚折戸体の
開放動作が不安定になることがなく、また小扉体を折込
むときには、2枚折戸体は既に折り畳まれているため、
小扉体の折込み動作が不安定になることがない。
【0017】これらの場合、小扉体を枠体に平行に展開
した状態で2枚折戸体の展開を可能とする展開規制機構
を、備えることが好ましい。
【0018】この構成によれば、2枚折戸体を閉塞動作
(展開動作)するときには、小扉体が展開されていて枠
体に案内されて移動するため、小扉体がふらついて2枚
折戸体の閉塞動作が不安定になることがなく、また小扉
体を展開するときには、2枚折戸体は常に折り畳まれた
状態を維持しているため、小扉体の展開動作が不安定に
なることがない。さらに、閉塞動作では、小扉体の戸先
が枠体(の縦枠)に突き当てられることになるため、小
扉体の戸先と枠体との間のシール構造を単純化すること
ができる。
【0019】これらの場合、2枚折戸体と小扉体との間
には、幅狭に形成した中間枠体が介設され、中間枠体
は、2枚折戸体および小扉体に対し回動自在に構成され
ていることが、好ましい。
【0020】この構成によれば、折り畳んだ2枚折戸体
に更に小扉体を折り込んだときに、中間枠体の幅分、2
枚折戸体と小扉体との間に間隙が生ずる。このため、2
枚折戸体に取り付けた開閉のための引手などと、折り込
んだ小扉体とが干渉するのを極力防止することができ
る。
【0021】これらの場合、2枚折戸体を折り畳んだ状
態において、小扉体の折込み動作に連動して2枚折戸体
を枠体にロックすると共に、小扉体の展開動作に連動し
て2枚折戸体のロックを解除するロック・アンロック機
構を備えることが、好ましい。
【0022】この構成によれば、2枚折戸体を閉塞動作
(展開動作)するときには、小扉体が展開されていて枠
体に案内されて移動するため、小扉体がふらついて2枚
折戸体の閉塞動作が不安定になることがなく、また小扉
体を展開するときには、2枚折戸体は常に折り畳まれた
状態を維持しているため、小扉体の展開動作が不安定に
なることがない。すなわち、小扉体が折り畳まれた状態
で、2枚折戸体が閉塞動作(展開動作)されるのを防止
することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の一実施形態に係る折戸を浴室の開口部に設置した場
合について説明する。この浴室は、介護者を伴う出入り
を考慮し、その有効開口幅を比較的広くとれるようにし
たものである。図1は、浴室側から見た折戸の姿図であ
り、同図に示すように、折戸1は、枠体2と、枠体2に
開閉自在に装着した2枚折戸体3および小扉体4とで構
成されている。
【0024】枠体2は、上枠5、下枠6および両縦枠
7,7を枠組みして、構成されている。2枚折戸体3
は、戸先側扉体8および戸尻側扉体9を突き合わせ、連
結金具10を介して折曲げ自在に連結して、構成されて
いる。また、2枚折戸体3の戸先側扉体8の戸先側端部
には、小扉体4が回動自在に取り付けられている。この
場合、折戸1は、2枚折戸体3と小扉体4とが見付け方
向に直線状に展開することで閉塞され、見付け方向に重
折りに折り畳まれることで開放される。
【0025】図1ないし図4に示すように、枠体2の上
枠5は、逆「L」字状に形成した上枠本体21と、上枠
本体21の下面に垂設された脱衣室B側の上枠シール取
付片22および浴室側の上ガイドレール23とで、一体
に形成されている。上枠シール取付片22には、各扉体
8,9,4の上框(後述する)35,51に向かって延
びる上シール部材24が取り付けられている。下枠6
は、上記の上ガイドレール23に対向する下ガイドレー
ル27を形成した下枠本体26と、下枠本体26のから
脱衣室B側に逆「L」字状に延びる下枠見切り片28と
で、一体に形成されている。下枠見切り片28には、各
扉体8,9,4の下框(後述する)36,52に向かっ
て延びる下シール部材29が取り付けられている。
【0026】左右の各縦枠7は、浴室A側を「コ」字状
に折り曲げた縦枠本体31と、縦枠本体31の内面に突
設した縦枠シール取付片32とで、一体に形成されてい
る。そして、一方の縦枠シール取付片32には、戸尻縦
框(後述する)37に向かって延びる縦シール部材33
が、他方の縦枠シール取付片32には、小扉戸先縦框
(後述する)54に向かって延びる縦シール部材33
が、それぞれ取り付けられている。
【0027】一方、戸尻側扉体9は、上框35および下
框36と、戸尻縦框37および連結縦框38とを框組み
すると共に、これにパネル体39を嵌め込んで構成され
ている。同様に、戸先側扉体8は、上框35および下框
36と、戸先縦框41および連結縦框38とを框組みす
ると共に、これにパネル体39を嵌め込んで構成されて
いる。
【0028】また、戸先側扉体8の上下中間位置には、
脱衣室B側に引手部42が形成され、浴室A側(連結縦
框38)に引手を兼ねる縦長のタオル掛け43が取り付
けられている。そして、戸先側扉体8の戸先縦框41に
は、小扉体4が回動自在に取り付けられている。また、
各扉体8,9の下框36には、室内外を連通する換気ガ
ラリ44が形成されている。なお、図3中の符号46お
よび47は、それぞれ下框36および連結金具10に設
けた下シール片であり、両下シール片46,47は、下
ガイドレール27に密接するようになっている。
【0029】各連結縦框38には、一方の端部にパネル
体39が装着され、他方の端部に連結金具10が半部を
呑み込まれるようにして取り付けられている。戸尻縦框
37には、一方の端部にパネル体39が装着され、他方
の端部にヒンジピン48が装着されている。この場合、
ヒンジピン48は、半円形断面の他方の端部において、
その軸心の上下にそれぞれ配設されている。同様に、戸
先縦框41には、一方の端部にパネル体39が装着さ
れ、他方の端部にヒンジピン48が装着されており、ヒ
ンジピン48は、半円形断面の他方の端部において、そ
の軸心の上下にそれぞれ配設されている。
【0030】そして、戸尻縦框37には、上下のヒンジ
ピン48を介して戸尻上スライダ49aおよび戸尻下ス
ライダ49bがそれぞれ取り付けられ、戸尻側扉体9は
この戸尻上スライダ49aおよび戸尻下スライダ49b
により、上記の上ガイドレール23および下ガイドレー
ル27に、それぞれスライド自在に支持されている。同
様に、戸先縦框41には、上下のヒンジピン48を介し
て戸先上スライダ50aおよび戸先下スライダ50bが
それぞれ取り付けられ、戸先側扉体8はこの戸先上スラ
イダ50aおよび戸先下スライダ50bにより、上記の
上ガイドレール23および下ガイドレール27に、それ
ぞれスライド自在に支持されている。
【0031】ただし、戸尻上スライダ49aおよび戸尻
下スライダ49bは、上下両ガイドレール23,27に
不動に固定されている。これにより、2枚折戸体3は、
それぞれの戸尻側扉体9および戸先側扉体8が枠体2の
幅いっぱいに横に並んだ状態と、それぞれの戸尻側扉体
9に戸先側扉体8を重ねるように折り畳んだ状態との間
で、開閉動作される。
【0032】小扉体4は、小扉上框51および小扉下框
52と、小扉戸尻縦框53および小扉戸先縦框54とを
框組みすると共に、これに縦長のパネル体55を嵌め込
んで構成されている。小扉戸尻縦框53および小扉戸先
縦框54には、それぞれ一方の端部にパネル体55が装
着され、他方の端部にヒンジピン56が装着されてお
り、ヒンジピン56は、半円形断面の他方の端部におい
て、その軸心の上下にそれぞれ配設されている。
【0033】そしてこの場合も、小扉戸尻縦框53に
は、上下のヒンジピン56を介して戸尻上スライダ57
aおよび戸尻下スライダ57bがそれぞれ取り付けら
れ、小扉戸先縦框54には、上下のヒンジピン56を介
して戸先上スライダ58aおよび戸先下スライダ58b
がそれぞれ取り付けられている。小扉体4は、これら上
下のスライダ57a,57b,58a,58bにより、
上記の上ガイドレール23および下ガイドレール27
に、それぞれスライド自在に支持されている。
【0034】なお、小扉戸尻縦框53の戸尻上スライダ
57aと上記した戸先縦框41の戸先上スライダ50a
とは隣接して配置され、また小扉戸尻縦框53の戸尻下
スライダ57bと上記した戸先縦框41の戸先下スライ
ダ50bとは隣接して配置されている。このため、両上
スライダ57a,50a同士および両下スライダ57
b,50b同士をそれぞれ一体に形成することが、好ま
しい。
【0035】一方、戸先側扉体8の戸先縦框41には、
回動機構12を介して小扉戸尻縦框53が相互に回動自
在に取り付けられている。回動機構12は上下2箇所に
配設されているが、これらは同一の構造であるため、こ
こでは上部の回動機構12についてのみ説明する。図5
に示すように、戸先縦框41と小扉戸尻縦框53とが円
弧面同士を突き合わせて連結されており、回動機構12
は、戸先縦框41に取り付けた縦框ヒンジブロック61
と、小扉戸尻縦框53に取り付けた小扉ヒンジブロック
62と、これら両ヒンジブロック61,62を連結する
ヒンジアーム63とを有している。
【0036】縦框ヒンジブロック61は、戸先縦框41
の端部と略同一の周面形状を有しており、戸先縦框41
の上部に形成した切欠き部64に装着され、この状態で
戸先縦框41にねじ止めされている。同様、小扉ヒンジ
ブロック62は、小扉戸尻縦框53の端部と略同一の周
面形状を有しており、小扉戸尻縦框53の上部に形成し
た切欠き部65に装着され、この状態で小扉戸尻縦框5
3にねじ止めされている。
【0037】また、縦框ヒンジブロック61には、その
上下中間位置にヒンジアーム63が臨むアームスリット
61aが形成され、且つ上側の軸ピン66が上下方向に
貫通している。同様に、小扉ヒンジブロック62には、
その上下中間位置にヒンジアーム63が臨むアームスリ
ット62aが形成され、且つ上側の軸ピン67の下部が
上下方向に貫通している。そして、ヒンジアーム63の
一方の端部は、縦框ヒンジブロック61のアームスリッ
ト61aに挿入した状態で、上記の軸ピン66に回動自
在に軸支され、他方の端部は、小扉ヒンジブロック62
のアームスリット62aに挿入した状態で、上記の軸ピ
ン67に回動自在に軸支されている。このようにして、
戸先縦框41と小扉戸尻縦框53とは、相互に半円形の
端部同士を突き合わせた状態で、回動自在に連結されて
いる。
【0038】ところで、2枚折戸体3と小扉体4とは、
図1および図4に示すように、直線状に展開する閉塞状
態と折り畳まれた開放状態との間で開閉自在に構成され
ているが、閉塞動作では、2枚折戸体3を折り畳んだ
後、小扉体4を折り込み得るようになっている。また逆
に、開放動作では、小扉体4を展開した後、2枚折戸体
3を展開し得るようになっている。そこで次に、小扉体
4の折込みを規制する折込み規制機構14、および2枚
折戸体3の展開を規制する展開規制機構16について説
明する。
【0039】図6は、小扉戸先框54の上端に装着した
戸先上スライダ58aを表している。戸先上スライダ5
8aは、戸車ローラ72を有するスライダ本体71と、
スライダ本体71を収容したホルダ73と、スライダ本
体71を上方(突出方向)に付勢するコイルばね74と
を備えている。ホルダ73は、小扉戸先框54の上端部
に上側から挿入装着されており、その内部にスライダ本
体71を上下方向に摺動自在に保持している。
【0040】スライダ本体71は、ホルダ73の内面に
摺接する胴部76と、胴部76の上側に連なるローラ取
付け部77と、胴部76の下側に連なるストッパピン部
78とで一体に形成されており、このローラ取付け部7
7に戸車ローラ72が回転自在に取り付けられている。
ストッパピン部78の下部はホルダ73の底板を貫通し
ており、その下端部78aは膨出形状に形成されてい
る。胴部76の下面とホルダ73の底面との間には、ス
トッパピン部に巻回するようにして上記のコイルばね7
4が配設されており、このコイルばね74により上方に
付勢されたスライダ本体71は、ストッパピン部78の
下端部78aがホルダ73の底板につかえることによ
り、その上昇端位置が規制されるようになっている。
【0041】ローラ取付け部77は、その中間位置に上
ガイドレール23に摺接する縦スリット77aが形成さ
れており、この縦スリット77aの奥まった部分に戸車
ローラ72が回転自在に取り付けられている。また、ロ
ーラ取付け部77の上部は、縦スリット77aを挟んで
両側がそれぞれ外側傾斜ガイド面77b,77bと内側
傾斜ガイド面77c,77cとで山形に形成されてい
る。すなわち、縦スリット77aの上部は上ガイドレー
ル23に摺接する鉛直ガイド面77d,77dとなって
おり、鉛直ガイド面77dの上端に内側傾斜ガイド面7
7cが連なり、さらに頂部を経てこれに外側傾斜ガイド
面77bが連なっている。
【0042】一方、図7に示すように、上枠5の下面に
は、上ガイドレール23の両側に位置して一対の押圧突
起79,79が設けられている。一対の押圧突起79,
79は、カム斜面79aを有する逆山形の突起であり、
2枚折戸体3を折り畳んだ状態で小扉体4の小扉戸先縦
框54が臨む位置に配設されている。すなわち、2枚折
戸体3を開放すべくこれを折り畳んでゆくと、一対の押
圧突起79に、山形に形成された外側傾斜ガイド面77
bと内側傾斜ガイド面77cとの頂部が係合する。これ
により、スライダ本体71が押し下げられ、相対的に上
ガイドレール23の側方には、鉛直ガイド面77dに代
わって内側傾斜ガイド面77cが臨む。
【0043】この状態から小扉体4の戸先側を浴室A内
向かって押圧すると、内側傾斜ガイド面77cを案内に
して、戸先上スライダ58aが沈み込んだ後上ガイドレ
ール23から離脱する。そして、小扉体4は、既に折り
畳まれている2枚折戸体3に添うように折り込まれる。
また逆の手順で、折り込んだ小扉体4を展開し、戸先上
スライダ58aが上ガイドレール23の側面に当接した
状態からこれを脱衣室B側に強く引くと、外側傾斜ガイ
ド面77bを案内にして、戸先上スライダ58aが上ガ
イドレール23に係合する。
【0044】すなわち、戸先上スライダ58aはラッチ
構造を有しており、このラッチ構造の戸先上スライダ
(戸先下スライダ58bも同様の構造を有している)5
8aと押圧突起79とにより、折込み規制機構14が構
成されている。このように、折込み規制機構14によ
り、2枚折戸体を折り畳んだ状態でのみ、小扉体の折込
みおよび展開が可能になるため、折戸1の開閉を円滑に
行うことができる。
【0045】次に、図8を参照して、展開規制機構16
について説明する。展開規制機構16は、戸尻上スライ
ダ57aのスライドベース81に形成したガイド孔81
aに上下動自在に挿入したロックピン82と、ロックピ
ン82を没入方向に付勢するばね83と、小扉戸尻縦框
53の上端部において、ヒンジピン48に沿って設けた
円弧状傾斜カム84とを有している。また、2枚折戸体
3を折り畳んだ状態で、ロックピン82の上端が臨む上
枠5部分には、ロックピン82の上端部が下側から挿入
されるピン孔85が形成されている。
【0046】小扉体4が展開されている状態では、ロッ
クピン82はばね83に付勢されて下降端位置にあり、
小扉体4を折り込んでゆくと、ロックピン82の下端が
円弧状傾斜カム84のカム面84aに摺接し、そのカム
作用でロックピン82はばね83に抗して上昇してゆ
く。最終的に、小扉体4が完全に折り込まれると、ロッ
クピン82の上端部が上枠5のピン孔85に挿入され、
戸尻上スライダ57aが上枠5にロックされる。また逆
に、折り込んだ小扉体4を展開してゆくと、円弧状傾斜
カム84のカム作用でロックピン82は下降し、その上
端部はピン孔85から引き抜かれて、ロックが解除され
る。
【0047】このように、小扉体4を折り込むと、小扉
体4の戸尻上スライダ57aがロックされるため、同時
に2枚折戸体3の動きが規制されて展開不能となる。す
なわち、小扉体4を展開しないと、2枚折戸体3を展開
し(閉塞動作)得ない構造になっている。したがって、
小扉体4を折り畳んだまま2枚折戸体3が展開(閉塞動
作)されてしまうことがなく、ユーザーが閉塞動作のや
り直しを強いられることがない。
【0048】次に、図9および図10を参照して、本発
明の第2実施形態について説明する。この実施形態で
は、上ガイドレール(下ガイドレール27)23に対す
る戸先上スライダ(および戸先下スライダ58bも同
様)58aの係脱を、ユーザーが手動で行えるようにな
っている。図9のものは、小扉体4に設けたレバーハン
ドル91の支軸92に固定した回動リンク93と、回動
リンク93の両端に設けた上操作ワイヤ94および下操
作ワイヤ95とを有している。上操作ワイヤ94の上端
部は戸先上スライダ58aのストッパピン部78の下端
部に連結され、下操作ワイヤ95の下端部は戸先下スラ
イダ58bのストッパピン部78の上端部に連結されて
いる。
【0049】ユーザーは、上述した戸先側扉体8の引手
部42と上記のレバーハンドル91を持って、2枚折戸
体3を浴室A内に折り込みながら小扉体4を見付方向に
移動させるようにして、先ず2枚折戸体3を折り畳む。
2枚折戸体3を完全に折り畳んだらレバーハンドル91
を回転操作する。これにより、回動リンク93を介して
上下両操作ワイヤ94,95が引かれ、戸先上スライダ
58aおよび戸先下スライダ58bが、それぞれ上ガイ
ドレール23および下ガイドレール27から上下方向に
引き抜かれる(離脱する)。このようにして、小扉体4
は折込み可能となる。また、逆の手順で、戸先上スライ
ダ58aおよび戸先下スライダ58bは、上ガイドレー
ル23および下ガイドレール27に係合する。
【0050】同様に、図10のものは、単純に戸先上ス
ライダ58aおよび戸先下スライダ58bを、それぞれ
にスライド摘み97により小扉戸先縦框54の上端およ
び下端から没入させるものである。戸先上スライダ58
aを例に説明するが、小扉戸先縦框54の上部には、ス
ライド摘み97が上下方向にスライド自在に設けられて
いる。スライド摘み97の背面にはアーム98が延設さ
れており、アーム98は、ワイヤ99を介して戸先上ス
ライダ58aのストッパピン部78に接続されている。
【0051】この場合には、スライド摘み97を下方に
スライドさせることにより、戸先上スライダ58aが、
上ガイドレール23に引き抜かれ(離脱)、小扉体4は
折込み可能となる。また、逆の手順で、戸先上スライダ
58aは、上ガイドレール23に係合する。なお、図示
では省略しているが、下方にスライドしたスライド摘み
97を下動端位置でロックするロック機構を設けること
が、好ましい。
【0052】以上のように本実施形態によれば、2枚折
戸体3と小扉体4とが連結され一体として開閉されるた
め、通常の2枚折戸と同様にその開閉を容易に行うこと
ができる。また、小扉体4を有する分、開口幅に比して
2枚折戸体3を幅狭に形成することができるため、2枚
折戸体3の開閉に要する浴室A内のデッドスペースを小
さくすることができる。さらに、小扉体4が2枚折戸体
3に添うように折り込まれるため、折戸1の有効開口幅
を広くとることができる。
【0053】次に、図11を参照して、本発明の第3実
施形態について説明する。この実施形態では、2枚折戸
体3と小扉体4との間に幅狭に形成した中間枠体18が
介設されている。また、戸先側扉体8の浴室A側には、
上記の縦長のタオル掛け43に代えて、戸先縦框41と
連結縦框38とに渡すように横長のタオル掛け71が取
り付けられると共に、小扉体4の小扉戸先框54の浴室
A側および脱衣室B側にそれぞれ取っ手72,72が取
り付けられている。なお、タオル掛け71と取っ手7
2,72とは、上下方向に位置ずれして配置されてい
る。
【0054】中間枠体18は、2枚折戸体3および小扉
体4とほぼ同一の丈に形成され、上記の図5に示す回動
機構12と同一の回動機構12により(図11では省略
している)、2枚折戸体3および小扉体4に対し、それ
ぞれ回動自在に構成されている。このように構成された
第3実施形態の折戸1は、展開した状態(閉塞)で、2
枚折戸体3、中間枠体18および小扉体4が、直線上に
横並びとなって閉塞状態となる。また、2枚折戸体3を
折り畳んだ後小扉体4を折り込むと、中間枠体18によ
り、2枚折戸体3と小扉体4との間に中間枠体18の幅
に相当する間隙が生ずる。これにより、タオル掛け71
が小扉体4に、また取っ手72が2枚折戸体3に干渉す
るのを極力防止することができる。
【0055】なお、本実施形態では、本発明の折戸を浴
室の折戸について説明したが、シャワー室等のいわゆる
水場をはじめ、各種の折戸に適用できることは、いうま
でもない。
【0056】
【発明の効果】以上のように本発明の折戸によれば、2
枚折戸体および小扉体が、直線状に展開する閉塞状態と
折り畳まれる開放状態との間で開閉自在に構成されてい
るため、2枚折戸体と小扉体とを一体として簡単に開閉
させることができる。また、これらを折り畳むときのデ
ッドスペースをドア等に比して小さくすることができ
る。さらに、2枚折戸体に重なるように小扉体も折り畳
まれるため、十分な有効開口幅を確保することかでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る折戸の浴室側から見
た姿図である。
【図2】実施形態に係る折戸の閉塞状態の横断面図であ
る。
【図3】実施形態に係る折戸の開放状態の横断面図であ
る。
【図4】実施形態に係る折戸の縦断面図である。
【図5】戸先側扉体と小扉体との間に介設した回動機構
の分解斜視図である。
【図6】小扉体の戸先上スライダ廻りの構造図である。
【図7】小扉体の戸先上スライダと上枠に設けた押圧突
起の関係(折込み規制機構)を示す構造図である。
【図8】展開規制機構廻りの構造図である。
【図9】第2実施形態に係る小扉体の戸先上スライダ廻
り(1)の構造図である。
【図10】第2実施形態に係る小扉体の戸先上スライダ
廻り(2)の構造図である。
【図11】本発明の第3実施形態に係る折戸の開放状態
の横断面図である。
【符号の説明】
1 折戸、2 枠体、3 2枚折戸体、4 小扉体、5
上枠、6 下枠、8戸先側扉体、9 戸尻側扉体、1
2 回動機構、14 折込み規制機構、16展開規制機
構、18 中間枠体、23 上ガイドレール、27 下
ガイドレール、37 戸尻縦框、41 戸先縦框、57
a 戸尻上スライダ、57b 戸尻下スライダ、58a
戸先上スライダ、58b 戸先下スライダ、71 ス
ライダ本体、73 ホルダ、74 コイルばね、77b
外側傾斜ガイド面、77c内側傾斜ガイド面、77d
鉛直ガイド面、78 ストッパピン部、79 押圧突
起、82 ロックピン、84 円弧状傾斜カム、85
ピン孔、91 レバーハンドル、93 回動リンク、9
4 上操作ワイヤ、95 下操作ワイヤ、97 スライ
ド摘み、99 ワイヤ、A 浴室、B 脱衣室、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 3/48 E05D 15/26 E05D 15/48

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠体と、前記枠体に案内されて開閉動作
    する2枚折戸体と、 前記枠体に案内されて開閉動作すると共に前記2枚折戸
    体の戸先縦框に相互に回動自在に取り付けられた小扉体
    とを備え、 前記2枚折戸体および前記小扉体は、見付け方向に直線
    状に展開する閉塞状態と見付け方向に重折りに折り畳ま
    れる開放状態との間で、開閉自在に構成され 前記小扉体は、前記枠体に形成した上下一対のガイドレ
    ールに戸先側端部と戸尻側端部の2箇所で係合して開閉
    動作を案内されると共に、前記2枚折戸体が折り畳まれ
    た状態で、前記戸先側端部が前記ガイドレールに対し見
    込み方向に係脱可能に構成され、 前記小扉体の前記戸先側端部には、前記上下一対のガイ
    ドレールにスライド自在に係合すると共に、ばねにより
    突出方向に摺動自在に付勢された上下一対のスライダが
    装着され、 前記各スライダは、前記ばねに抗して前記ガイドレール
    への見込み方向からの係合を許容する外側傾斜ガイド面
    を有している ことを特徴とする折戸。
  2. 【請求項2】 前記各スライダは、前記ばねに抗して前
    記ガイドレールから見込み方向への離脱を許容する内側
    傾斜ガイド面を有していることを特徴とする請求項1に
    記載の折戸。
  3. 【請求項3】 前記各スライダは、前記内側傾斜ガイド
    面に連なると共に前記ガイドレールに摺接する鉛直スラ
    イド面を有し、 前記枠体には、前記小扉体が前記ガイドレールに案内さ
    れて開放端位置に移動したときに、前記ばねに抗して前
    記各スライダを押圧し前記ガイドレールを前記鉛直スラ
    イド面から前記内側傾斜ガイド面に相対的に移動させる
    押圧部が設けられていることを特徴とする請求項2 に記
    載の折戸。
  4. 【請求項4】 枠体と、前記枠体に案内されて開閉動作
    する2枚折戸体と、 前記枠体に案内されて開閉動作すると共に前記2枚折戸
    体の戸先縦框に相互に回動自在に取り付けられた小扉体
    とを備え、 前記2枚折戸体および前記小扉体は、見付け方向に直線
    状に展開する閉塞状態と見付け方向に重折りに折り畳ま
    れる開放状態との間で、開閉自在に構成され、 前記小扉体は、前記枠体に形成した上下一対のガイドレ
    ールに戸先側端部と戸尻側端部の2箇所で係合して開閉
    動作を案内されると共に、前記2枚折戸体が折り畳まれ
    た状態で、前記戸先側端部が前記ガイドレールに対し見
    込み方向に係脱可能に構成され、 前記小扉体の前記戸先側端部には、前記上下一対のガイ
    ドレールにスライド自在に係合すると共に、突出方向に
    摺動自在に付勢された上下一対のスライダが装着され、 前記小扉体には、前記各スライダを上下動させて前記各
    ガイドレールに対し係脱させる離脱機構が組み込まれ、 前記離脱機構の操作子であるスライド摘みは、前記小扉
    体の小扉戸先縦框にスライド自在に取り付けられている
    ことを特徴とする折戸。
  5. 【請求項5】 枠体と、前記枠体に案内されて開閉動作
    する2枚折戸体と、 前記枠体に案内されて開閉動作すると共に前記2枚折戸
    体の戸先縦框に相互に回動自在に取り付けられた小扉体
    とを備え、 前記2枚折戸体および前記小扉体は、見付け方向に直線
    状に展開する閉塞状態と見付け方向に重折りに折り畳ま
    れる開放状態との間で、開閉自在に構成され、 前記小扉体は、前記枠体に形成した上下一対のガイドレ
    ールに戸先側端部と戸尻側端部の2箇所で係合して開閉
    動作を案内されると共に、前記2枚折戸体が折り畳まれ
    た状態で、前記戸先側端部が前記ガイドレールに対し見
    込み方向に係脱可能に構成され、 前記小扉体の前記戸先側端部には、前記上下一対のガイ
    ドレールにスライド自在に係合すると共に、突出方向に
    摺動自在に付勢された上下一対のスライダが装着され、 前記小扉体には、前記各スライダを上下動させて前記各
    ガイドレールに対し係脱させる離脱機構が組み込まれ、 前記離脱機構の操作子が、前記小扉体の取っ手を兼ねて
    いる ことを特徴とする折戸。
  6. 【請求項6】 前記2枚折戸体を折り畳んだ状態で前記
    小扉体の折込みを可能とする折込み規制機構を、備えた
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の
    折戸。
  7. 【請求項7】 前記小扉体を前記枠体に平行に展開した
    状態で前記2枚折戸体の展開を可能とする展開規制機構
    を、備えたことを特徴とする請求項1ないし6のいずれ
    かに記載の折戸。
  8. 【請求項8】 前記2枚折戸体と前記小扉体との間に
    は、幅狭に形成した中間枠体が介設され、 前記中間枠体は、前記2枚折戸体および前記小扉体に対
    し回動自在に構成されていることを特徴とする請求項1
    ないし7のいずれかに記載の 折戸。
  9. 【請求項9】 前記2枚折戸体を折り畳んだ状態におい
    て、 前記小扉体の折込み動作に連動して前記2枚折戸体を前
    記枠体にロックすると共に、前記小扉体の展開動作に連
    動して前記2枚折戸体のロックを解除するロック・アン
    ロック機構を備えたことを特徴とする請求項1ないし8
    のいずれかに記載の 折戸。
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