JPH0422684A - 樹脂型熱転写記録材 - Google Patents

樹脂型熱転写記録材

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JPH0422684A
JPH0422684A JP2128305A JP12830590A JPH0422684A JP H0422684 A JPH0422684 A JP H0422684A JP 2128305 A JP2128305 A JP 2128305A JP 12830590 A JP12830590 A JP 12830590A JP H0422684 A JPH0422684 A JP H0422684A
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JP
Japan
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thermal
thermal transfer
layer
resin
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Application number
JP2128305A
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English (en)
Inventor
Jiro Watanabe
二郎 渡辺
Noriyuki Ito
典之 伊藤
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は樹脂型熱転写記録材に関する。
さらに詳しくは、プラスチックカード等のプラスチック
表面に転写可能で、しかも精度良く転写可能な樹脂型熱
転写記録材に関する。
(従来の技術) 耐熱性を有する支持体上に、ワックスを主成分とする剥
離層と、樹脂バインダー、着色剤及び耐摩耗材を含む熱
転写記録層を、この順に積層して成る樹脂型熱転写記録
材は良く知られており(特開平1−141788号広報
)、プラスチック表面に転写可能とするため、樹脂バイ
ンターとしてガラス転移点50〜110 ℃の樹脂が使
用されている。
転写は、被転写体であるプラスチック表面の上に転写記
録材を重ね、転写記録材背面からサーマルヘッドを押し
当て、選択的に加熱して、加熱した部分の熱転写層を軟
化して接着力を発現させると共に、剥離層を熔融流動化
させ、剥離層と熱転写記録層のみを転写する。この結果
、文字、記号、図形などの印字または印画が可能となる
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、熱転写記録層の軟化より剥離層の溶融が
より低温で生しるため、熱転写記録層が軟化した時には
、加熱した部分の剥離層だけでなく、その周囲の剥離層
も溶融し、転写されるという問題があった。この結果、
十分正確な転写ができず、精緻な画像形成が不可能であ
った。
また、剥離層を溶融する程度に加熱すると、熱転写記録
層が軟化せず、転写が不可能となる等、転写感度が十分
とはいえなかった。
(課題を解決するための手段) この問題を解決するため、本発明は、耐熱性を有する支
持体上に、ワックスを主成分とする剥離層と、ガラス転
移点50〜110 ”C1分子量8000以上の高分子
量樹脂バインダー、着色剤及び耐摩耗剤を含む熱転写記
録層および、分子量500〜500口、軟化点60〜1
50°Cの低分子量樹脂バインダーとアンチブロッチン
グ剤を含む感熱接着層を、この順に積層したことを特徴
とする樹脂型熱転写記録材を提供する。
以下図面を参照して本発明を説明する。図面の第1図は
樹脂型熱転写記録材の断面図を示している。
図から分かるように。本発明の樹脂型熱転写記録材は、
支持体(1)、剥離層(2)、熱転写記録層(3)、感
熱接着層(4)の四層から成る。
支持体(1)は剥離層(2)、熱転写記録層(3)、及
び感熱接着層(4)を支持するものである。転写時にサ
ーマルヘッドの熱に耐えて変形しない耐熱性、寸法安定
性、及び表面平滑性を必要とする。
支持体(1)としては任意のプラスチックフィルムが使
用できるが、耐熱性、寸法安定性などの点で、二輪延伸
したポリエステルフィルムが好適である。厚さは2〜1
0μmで良い。
支持体(1)背面にはサーマルヘッドが当接し、また巻
き取った状態では熱転写記録層(3)が当接することか
ら、サーマルヘッドに対するスティッキングを防ぎ、巻
き取った時のブロンキングを防止するため、支持体(1
)背面にはスティッキング防止層(11)を設けること
が望ましい。スティッキング防止層(11)としては、
末端にアルコキシ基(メトキシ基、エトキシ基等)を有
するシリコーン中間締金物を、アルキッド樹脂、エポキ
シ樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂などと縮合さ
せたシリコーン変性樹脂が使用できる。
例えば、信越化学工業c株)製KR218などである。
また、かかるシリコーン変性樹脂またはニトロセルロー
ス等の耐熱性バインダーとシリコーンオイルの混合物で
スティッキング防止層(1工)を形成しても良い。ある
いはシリコーン変性樹脂とシリコーンオイルを別途塗布
して二層構造のスティッキング防止層(11)としても
良い。
スティッキング防止層(11)はグラビアコート、ロー
ルコート、リバースコートなどの方法で0.1〜5μm
の厚さに塗布すれば良い。
剥離層(2)は、熱転写時に溶融して転写容易とするも
のである。後述するように、転写は、感熱接着層(4)
がサーマルへラドの熱により軟化状態となって接着力を
生し、被転写体表面に接着することによって行われる。
剥離層(2)が存在しないと、この熱転写時に、熱転写
記録層(3)は支持体(1)に対してゴム状流動状態に
成っているのである程度接着力を住し、転写不良をおこ
しやすくなる。
剥離層(2)は、サーマルヘッドの加熱によって容易に
熔融するものである必要がある。このため、融点60〜
120°Cのワックスを主成分とする。もっとも、ワッ
クス単体から成る場合は、支持体(1)と剥離層(2)
の接着力が劣り、不用意に脱落することがあるから、低
軟化点の樹脂成分を少量混合することが望ましい。
ワックスとしては、パラフィンワックス、カルナバワッ
クス、モンタンワックス、高級脂肪酸、高級アルコール
、高級脂肪酸アミド、高級脂肪酸エステル等が使用でき
る。
低軟化点の樹脂としては、エポキシ樹脂、低分子量ポリ
エチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ボリアミド
ルJ脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、石油樹
脂などが使用できる。添加量は剥離層(2)の固形分全
体の0〜20重量%で良い。
剥離層(2)は材料を溶融してコーティング(ホットメ
ルトコート)することによって形成できる。また、溶剤
に溶解または分散してコーティング(ソルベントコート
)しても良い、、溶剤としてはトルエン等の芳香族炭化
水素、メチルエチルケトンやメチルイソブチルケトン等
のケトン系溶剤、イソプロピルアルコール等のアルコー
ル系溶剤が使用できる。ソルベントコートはグラビアコ
ート、ロールコート、バーコード、フレードコートなど
の方法で可能である。剥離層(2)は0゜5〜2.0μ
mの厚さに形成すれば良い。
熱転写記録層(3)は被転写体表面に転移して看色画像
を形成するものである。熱転写記録層(3)は、着色剤
と樹脂バインダーを主成分とする0着色剤は転写画像(
転写により被転写体表面に形成された画像)に色彩を付
与するものであり、樹脂バインダーは転写画像の化学的
、物理的(機械的)耐久性を付与するものである。
着色剤としては公知の染料または顔料が使用できる。転
写画像の耐候性の確保のため、有機または無機の顔料が
好ましい0例えば、酸化チタン、炭酸カルシウム、ハン
ザイエロー、オイルイエロー2G、カーボンブラック、
オイルブラック、ピラゾロンオレンジ、オイルレッド、
ベンガラ、アンスラキノンバイオレット、フタロシアニ
ンプルフタロシアニングリーン、アルミニウム粉末、ブ
ロンズ粉末、パール粉末、磁性粉末などである。
樹脂成分は、サーマルヘッドに対する適性と転写記録後
の画像の耐久性を考慮して、ガラス転移点50〜110
℃、分子量8000以上の高分子量樹脂から成る。
サーマルヘッドに対する適性とは、サーマルヘッドの熱
パターンに対応して転写させることである。転写画像品
質を向上させるためには、熱転写記録層に使用している
樹脂バインダーは、ゴム状流動状態まで加熱する必要が
ある。
サーマルヘッドを使用して熱転写する場合の熱条件は、
通常300〜400℃で数ミリ秒であり、これを静的な
条件に換算すると130℃で5秒間となる。
従って、サーマルヘッドから供給される熱量と、樹脂バ
インダーをゴム状流動状態とすることを考慮すると、ガ
ラス転移点の上限は110″Cとなる。
この上限を越える樹脂を使用すると転写時により多くの
エネルギーを必要とし、サーマルヘッドの寿命が極端に
短くなる。
また、ガラス転移点50°C未満の樹脂を使用すると、
転写記録後の画像の画像安定性が劣る結果となる。この
樹脂は通常分子量は8000以上である。
かかる高分子樹脂としてはポリエステル系樹脂;ポリ塩
化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、変性し
た塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂などの塩化ビニル
系樹脂;ポリアクリル酸、ポリアクリル酸−2−メトキ
シエチル、ポリアクリル酸メチル、ポリアクリル酸−2
−ナフチル、ポリアクリル酸イソボルニル、ポリアクリ
ロニトリル、ポリアクリロニトリル、ポリメチルクロロ
アクリレート、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリ
ル酸エチル、ポリメタクリル酸−t−ブチル、ポリメタ
クリル酸イソブチル、ポリメタクリル酸フェニル、メタ
クリル酸メチルとメタクリル酸アルキル(ただしアルキ
ル基の炭素数は2〜6個)のコポリマーなどのアクリル
系樹脂;ポリスチレン、ポリジビニルベンゼン、ポリビ
ニルトルエン、スチレン−ブタジェン共重合体、スチレ
ン−メタクリル酸アルキル(ただしアルキル基の炭素数
は1〜6個)のコポリマーなどのビニル系樹脂;ナイロ
ン−6,6、ナイロン−6,7、ナイロン−6,8、ナ
イロン−69、ナイロン6、IO、ナイロン−6,12
、ナイロン−10などのポリアミド系樹脂;ポリビニル
ブチラール、ポリビニルアセタールなどのポリアセター
ル系樹脂などが使用できる。
なお、ポリエステルとは、多価カルボン酸と多価アルコ
ールの縮重合により得られる樹脂でカルボン酸の主成分
はテレフタル酸である。また、アルコールの主成分はエ
チレングリコールである。
その他のカルボン酸としては、イソフタル酸、ナフタリ
ンジカルボン酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェノキ
シエタンジカルボン酸、ジフェニルスルホンジカルボン
酸などの芳香族カルボン酸;ヘキサヒドロキシテレフタ
ル酸、ヘキサヒドロキシイソフタル酸などの脂環族カル
ボン酸;アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸などの
脂肪族カルボン酸;p−β−ヒドロキシエトキシ安息香
酸、p−オキシ安息香酸、ε−オキシカ707Mなどの
オキシ酸が例示できる。また、他のアルコールとしては
、プロピレングリコール、1.4−ブタンジオール、1
.4−ジシクロヘキサンジメタツール、トリメチレング
リコール、テトラメチレングリコール、ヘキサメチレン
グリコール、デカメチレングリコール、ネオペンチレン
ゲリコール、ジエチレングリコール、1,1−シクロヘ
キサンジメチロール、1.4−シクロヘキサンジメチロ
ール、2.2−ビス(4−β−ヒドロキシエトキシフェ
ニル)プロパン、ビス(4−β−ヒドロキシエトキシフ
ェニル)スルホンシクロヘキサンジオール、1.4−ビ
ス(β−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン、l、3−ビス
(β−ヒドロキシエトキシ)ベンゼンなどが例示できる
この他、熱転写記録層(3)には耐摩耗材を混合する必
要がある。耐摩耗材は、転写画像の引っ掻きゃ摩耗に対
する抵抗を向上する他に、熱転写記録層(3)の引張破
断伸度を低下させ、転写精度を向上する。すなわち、耐
摩耗材を混合しないと、転写の際に加熱された部分の熱
転写記録層(3)とその周囲の熱転写記録層(3)が互
いに接着して、精確な転写ができないことになる。
耐摩耗材としては、動物系ワックス、植物系ワックス、
鉱物系ワックス、石油系ワックス等の天然ワックス;合
成炭化水素系ワックス、脂肪族アルコールと酸のニスチ
ル系ワックス、脂肪酸エステルとグリセライド系ワック
ス、水素化ワックス合成ケトン系ワックス、アミンある
いはアミド系ワックス、塩素化炭化水素系ワックス、合
成動物系ワックス、αオレフイン系ワックス等の合成ワ
ックス;ステアリン酸亜鉛等の高級脂肪酸の金属塩;テ
フロンパウダー;ポリエチレンパウダーボリブロビレン
パウダー等が使用できる。
熱転写記録層(3)は着色剤、樹脂成分、耐摩耗材及び
必要なその他の添加物を混合し、溶剤に溶解または分散
してて塗料とし、塗布することによって形成できる。混
合比は着色剤10〜30重量部、樹脂成分40〜80重
量部、耐摩耗材5〜30重量部で良く、この着色剤、樹
脂成分及び耐摩耗材の合計量100重量部に対し、その
他の添加剤0〜10重量部を混合すれば良い。塗布する
際の泳ぎを防止するため、これらの固形分全体と溶剤の
合計量を100%として溶剤は15〜90重量%用いる
ことが望ましい、溶剤としては芳香族炭化水素、ケトン
、アルコール等の塗料用汎用溶剤が使用できる。塗布は
バーコード、ブレードコート、エアナイフコート、グラ
ビアコート、ロールコートなどのソルベントコートによ
って、乾燥膜厚0,5〜4.0pmの厚みに塗布すれば
良い。
感熱接着層(4)は被転写体表面に熱的に接着して着色
転写画像を固着させるものである。転写は、サーマルへ
ラドの熱により感熱接着層(4)が軟化状態になって接
着力を生し、被転写体表面に接着することによって行な
われる。
感熱接着層(4)は、低分子量の樹脂バインダーとアン
チブロッキング剤から成り立っている。
低分子量樹脂は、熱応答性を向上させる為、その軟化点
を150 ℃以下のものを使用する必要がある。そうす
ることにより、転写時に剥離層(2)が溶融、熱転写記
録N(3)の高分子量樹脂がゴム状流動状態になると同
時に接着性が付与でき、加熱部周辺の剥離層(2)の溶
融を防ぎ、転写精度を向上させることができる。また、
転写画像と被転写体との接着強度を確保するため、軟化
点が60°C以上である必要がある。通常、分子量50
0〜5000である。
かかる低分子量樹脂としては、軟化点60〜100℃、
分子量2000〜5000のポリエステル樹脂が使用で
きる。
また、軟化点、60〜150°C2分子量600〜20
00の石油樹脂も使用できる。例えば、スチレン、ビニ
ルトルエン、α−メチルスチレン、インデンの共重合体
などのC,系の軟化点80〜150℃、分子量600〜
1500の石油樹脂である。あるいは、イソプレン、ピ
ペリレン、2−メチルブテン−1,2−メチルブテン−
2の共重合体等の軟化点70〜100℃、分子量800
〜2000の05系の石油樹脂である。また、軟化点6
0〜100℃の05と09の共重合樹脂も使用できる。
また、エポキシ系樹脂であっても良い。例えば、軟化点
65〜170 ”C1分子量900〜5ooOのビスフ
ェノールAとエピクロルヒドリンとの共重合体である。
また、臭素化エポキシ樹脂、エポキシノボラック樹脂で
あっても良い。
また、ケトン樹脂も使用できる。たとえば、軟化点70
〜130°Cのケトンとホルムアルデヒドの共重合体で
ある。
さらに、クマロン樹脂も使用できる。例えば、軟化点7
0〜160″C1分子量600〜1000のクマロン−
インデン共重合体でる。
また、キシレン樹脂も使用できる。例えば、キシレンと
ホルムアルデヒドの共重合体である。
その他、低分子量スチレン樹脂、ポリアミド樹脂、アク
リル系樹脂も使用できる。
感熱接着層(4)に使用するアンチブロッキング剤は、
転写記録材の保管中の保存安定性を上げるために使用す
る。すなわち、ブロッキング防止効果を上げるためであ
る。
かかるアンチブロッキング剤としては、有機または無機
の微粉末が使用できる。例えば有機シリコーン樹脂、ポ
リテトラフロロエチレン、ポリエチレンパウダー、及び
有機顔料などの有機粉末、シリカ、炭酸カルシウム、タ
ルク、アルミナ、無機顔料などの無機粉末などである。
感熱接着層(4)は低分子量樹脂70〜95重量%、ア
ンチブロッキング剤5〜30重量%の混合物から成るこ
とが望ましい。
感熱接着層(4)は材料を溶剤に溶解または分散してコ
ーティング(ソルベントコート)シて形成すれば良い。
溶剤としてはトルエン等の芳香族炭化水素、メチルエチ
ルケトンやメチルイソブチルケトン等のケトン系溶削、
イソプロピルアルコール等のアルコール系溶剤が使用で
きる。ソルベントコートはグラビアコート、ロールコー
ト、バーコード、ナイフコート、ブレードコートなどの
方法で可能である。感熱接着層(4)は0.5〜2.0
μmの厚さに形成すれば良い。
本発明にかかる熱転写記録材は、サーマルヘッドの熱を
利用してプラスチック表面に転写することができる。例
えば、塩ビ系樹脂、ポリスチレン、ポリカーボネート、
ポリエステル、アクリル系樹脂、ABS樹脂等である。
あるいはコート紙、ガラス転移点50〜110°Cの熱
可塑性樹脂を表面に塗布した被転写体である。被転写体
は、巻取り状、枚葉状のシートの他、カード状であって
も良い。
転写は、被転写体表面に熱転写記録材の感熱接着層(4
)面を当接し、熱転写記録材の背面にサーマルヘッドを
当て、サーマルヘッドの加熱素子を選択的に加熱するこ
とによって可能である。転写条件は、従来のサーマルヘ
ッドと同程度の条件で良く、例えば印加電力0.2〜Q
、5W/d。
t、パルス巾2.5ms e c (ONloFF)、
d、 o を密度6dot/mmで良い。
(実施例1) (1)支持体。
背面にKR218を0.1μmコーティングしり[さ6
.Ommの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィル
ム。
(2)剥離層。
(a)組成。
ライスワンクス       2.0重量部ポリエステ
ルワックス    1.0重量部トルエン      
   15.0重量部(b)厚さ。  1.0μm。
(C)塗布方法。 グラビアコート。
(3)熱転写記録層。
(a)組成。
メタクリル酸エステル    8.0重量部(ガラス転
移点 55℃) (分子量 約60000) カーボンブラック      2.0重量部テフロンパ
ウダー      0.5重量部メチルエチルケトン 
   20.0重量部トルエン         20
.0重量部(b)塗布方法。 グラビアコート。
(c)厚さ。  1.5μm (d ry)。
(4)感熱接着層。
(a)組成。
石油樹脂         10.0重量部(軟化点 
80°C9分子量 約1000)シリカ       
    2.0重量部トルエン         45
.0重量部メチルエチルケトン    45.0重量部
(b)塗布方法、 グラビアコート。
(c)厚さ。  0. 5 ttm (d r y) 
a(5)転写。
(a)被転写体。
厚さ250μmの白色ポリ塩化ビニルシート。
(b)転写条件。
印加電力。   02〜0.5W/dat。
パルス巾。   2 、 5 m s  (ON / 
OF F ) 。
dot密度。 6 d o t / m rn 。
(C)網目間隔約1mmのメソシュ状に転写。
(d)結果。
網目通りにメツシュ状に精度良く転写され、その飽和転
写感度は、0.3W/datであった。
また転写された画像を絽ブロード、荷重1kg/cm”
   3000回、ラビングテストしたところ、尾引き
、汚れ等がない優れた耐摩擦性の転写画像を得ることが
できた。
(比較例) (1)支持体。
実施例1に同し。
(2)剥離層。
実施例1に同じ。
(3)熱転写記録層。
実施例1に同じ。
(4)感熱接着層。
なし。
(5)転写。
(a)被転写体。
実施例1に同し。
(b)転写条件。
実施例1に同じ。
(c)転写形状。
実施例1に同じ。
(d)結果 数十に−の割合で、網目の中心まで転写された。この上
に粘着テープを接着した後、引き剥がすと綱目の中心の
インキのみが粘着して剥離された。なお、この媒体の飽
和転写感度は、0,45W/dotであった。
(実施例2) (1)支持体。
実施例1に同じ。
(2)剥離層。
(a)組成。
ライスワックス       6.0重量部カルナバワ
ックス      4.0重量部ポリアミド樹脂   
    2.0重量部(b)厚さ。  2.OIIm。
(C)塗布方法。  ホットメルトコート。
(3)熱転写記録層。
(a)&lI成。
スチレン−アクリルコポリマー 6.0重量部 (ガラス転移点 100°C) (分子量 約70000) カーボンブランク      1.5重量部ステアリン
酸亜鉛      1.0重量部メチルエチルケトン 
     30重量部(b)塗布方法。 グラビアコー
ト。
(c)厚さ。  1.3μm(dry)。
(4)感熱接着層。
(a)組成。
エポキシ樹MFj10重量部 (軟化点83℃1分子量約1量的0) 炭酸カルシウム         2重量部メチルエチ
ルケトン      90重量部(b)塗布方法。 グ
ラビアコート。
(c)厚さ。  0.6um (dry)。
(4)転写。
(a)被転写体。
厚す188μmの白色ポリエステルシート。
(b)転写条件。
実施例1に同じ。
(c)転写形状。
綱目間隔約1mmのメツシュ状に転写。
(d)結果。
網目通りに、メツシュ状に精度良く転写され、その飽和
転写感度は0.35w/dotであった。
また、転写された画像を綿ブロード、荷重1kg/d、
3000回ラビングテストしたところ、尾引き、汚れ等
がない優れた耐摩擦性の転写画像を得ることができた。
(実施例3) (1)支持体。
実施例1に同じ。
(2)剥離層。
(a)組成。
パラフィンワックス     8゜0重量部エチレン−
酢酸ビニル共重合体 1.5重量部 トルエン         80.0重量部(b)厚さ
e   2 、  Op m。
(C)塗布方法、 ホットメルトコート。
(3)熱転写記録層。
(a)組成。
ポリエステル        7.0重量部(ガラス転
移点 65°C) (分子量的 15000) カーボンブラック     1.5 重量部ポリエチレ
ンパウダー   0675重量部メチルエチルケトン 
     10重量部トルエン           
30重量部(b)塗布方法。 ロールコート。
(c)厚さ、   0.7μm(dry)。
(4)感熱接着層。
(a)all成。
ポリエステル         10重量部(軟化点 
87°C2分子量 約4000)カーボンブラック  
      3重量部メチルエチルケトン      
40重量部トルエン           40重量部
(b)塗布方法。 ロールコート。
(c)厚さ。  1.0μm(dry)。
(4)転写。
(a)被転写体。
実施例2に同じ。
(b)転写条件。
実施例Iに同じ。
(c)転写形状。
網目間隔的1mmのメツシュ状に転写。
(d)結果。
網目通りにメツシュ状に精度良く転写され、その飽和転
写感度は0.25W/dotであった。
また、転写された画像を、綿ブロード、荷重1kg/c
m”   3000回ラビングテストしたところ、尾引
き、汚れ等がない優れた耐摩擦性の転写画像を得ること
ができた。
(実施例4) (1)支持体。
背面にKR218を0.1μmコーティングした厚さ6
.Ommの二輪延伸ポリエチレンテレフタレートフィル
ム。
(2)剥離層。
(a)組成。
ライスワックス       2.0重量部ポリエステ
ルワックス    1.0重量部ケトン樹脂     
    0.5重量部トルエン         15
.0重量部(b)厚さ。  0.8μm。
(C)塗布方法。 グラビアコート。
(3)熱転写記録層。
(a)組成。
塩化ビニル−酢酸ビニルエポリマー 640重量部 (ガラス転移点 70°C) (分子量 約35000) カーボンブラック      2.0重量部ポリプロピ
レンパウダー   0.6重量部メチルエチルケトン 
     20M量部メチルイソブチルケトン    
10重量部(b)塗布方法。 グラビアコート6 (c)厚さ。  1.5μm(dry)。
(4)感熱接着層。
(a)組成。
ケトン樹脂        10.0重量部(軟化点 
95℃1分子量 約1000)シリカ        
  1.0重量部メチルエチルケトン     5o重
量部トルエン          40重量部(b) 
塗布方法、 グラビアコート。
(c)厚さ。  0.5am (d ry)。
(5)転写。
(a)被転写体。
実施例1に同し。
(b)転写条件。
実施例1に同じ。
(c)転写形状。
網目間隔的1mmのメツシュ状に転写。
(d)結果。
網目通りにメンシュ状に精度良く転写され、その飽和転
写感度は0.3W/dotであった。また、転写された
画像を、綿ブロード、荷重1kg/cm”、3000回
ラビングテストしたところ、尾引き、汚れ等がない優れ
た体摩擦性の転写画像を得ることができた。
(効果) 以上のように、本発明によれば、熱応答性に優れ、しか
も精度良く転写できる。また、転写された画像は耐摩耗
性の優れている熱転写記録材を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は熱転写記録材の断面図。 (1)・・・支持体 (2)・・・剥離層 (3)・・・熱転写記録層 (4)・・・感熱接着層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)耐熱性を有する支持体上にワックスを主成分とす
    る剥離層とガラス転移点50〜110℃、分子量800
    0以上の高分子量樹脂バインダー、着色剤及び耐摩耗材
    を含む熱転写記録層及び分子量500〜5000、軟化
    点60〜150℃の低分子量樹脂バインダーとアンチブ
    ロッキング剤を含む感熱接着層を、この順に積層したこ
    とを特徴とする樹脂型熱転写記録材。
JP2128305A 1990-05-18 1990-05-18 樹脂型熱転写記録材 Pending JPH0422684A (ja)

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