JPH04225997A - ブラジキニン拮抗作用を有するペプチド - Google Patents

ブラジキニン拮抗作用を有するペプチド

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JPH04225997A
JPH04225997A JP3121848A JP12184891A JPH04225997A JP H04225997 A JPH04225997 A JP H04225997A JP 3121848 A JP3121848 A JP 3121848A JP 12184891 A JP12184891 A JP 12184891A JP H04225997 A JPH04225997 A JP H04225997A
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ベルンヴアルト・シエルケンス
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、ブラジキニン拮抗作用を有する
新規なペプチドおよびその製造方法に関する。
【0002】とくにペプチドホルモンであるブラジキニ
ンまたは他のブラジキニン類縁体の7位におけるL−P
roがD−アミノ酸たとえばD−Phe、D−Thia
、D−Pal、CDF、D−Nal、MDY、D−Ph
g、D−His、D−Trp、D−Tyr、D−hPh
e、D−Val、D−Ala、D−His、D−Ile
、D−LeuおよびDOMTで置換されたブラジキニン
拮抗ペプチドはWO 86/07263に記載されてい
る。
【0003】本発明の目的は、ブラジキニン拮抗作用を
有する新規な活性ペプチドを見いだすことである。
【0004】この目的は式I       A−B−C−E−F−K−(D)−Tic
−G−M−F′−I    (I)〔式中、Aは、a1
)  水素、(C1〜C8)−アルキル、(C1〜C8
)−アルカノイル、(C1〜C8)−アルコキシカルボ
ニルまたは(C1〜C8)−アルキルスルホニルである
が、それぞれ1、2もしくは3個の水素原子が、カルボ
キシル、アミノ、(C1〜C4)−アルキル、(C1〜
C4)−アルキルアミノ、ヒドロキシル、(C1〜C4
)−アルコキシ、ハロゲン、ジ−(C1〜C4)−アル
キルアミノ、カルバモイル、スルファモイル、(C1〜
C4)−アルコキシカルボニル、(C6〜C12)−ア
リールおよび(C6〜C12)−アリール−(C1〜C
5)−アルキルからなる群よりの1、2もしくは3個の
同種もしくは異種の基で置換されていてもよいか、また
はそれぞれ1個の水素原子が(C3〜C8)−シクロア
ルキル、(C1〜C4)−アルキルスルホニル、(C1
〜C4)−アルキルスルフィニル、(C6〜C12)−
アリール−(C1〜C4)−アルキルスルホニル、(C
6〜C12)−アリール−(C1〜C4)−アルキルス
ルフィニル、(C6〜C12)−アリールオキシ、(C
3〜C9)−ヘテロアリールおよび(C3〜C9)−ヘ
テロアリールオキシからなる群よりの基で置換されてい
てもよく、かつ1もしくは2個の水素原子が、カルボキ
シル、アミノ、(C1〜C4)−アルキルアミノ、ヒド
ロキシル、(C1〜C4)−アルコキシ、ハロゲン、ジ
−(C1〜C4)−アルキルアミノ、カルバモイル、ス
ルファモイル、(C1〜C4)−アルコキシカルボニル
、(C6〜C12)−アリールおよび(C6〜C12)
−アリール−(C1〜C5)−アルキルからなる群より
の1もしくは2個の同種もしくは異種の基で置換されて
いてもよく、a2)  (C3〜C8)−シクロアルキ
ル、窒素が(C1〜C6)−アルキルもしくは(C6〜
C12)−アリールで置換されていてもよいカルバモイ
ル、(C6〜C12)−アリール、(C7〜C13)−
アロイル、(C6〜C12)−アリールスルホニル、(
C3〜C9)−ヘテロアリールまたは(C3〜C9)−
ヘテロアロイルであるが、a1)およびa2)において
定義されたそれぞれの基において、アリール、ヘテロア
リール、アロイル、アリールスルホニルおよびヘテロア
ロイルは、カルボキシル、アミノ、ニトロ、(C1〜C
4)−アルキルアミノ、ヒドロキシル、(C1〜C4)
−アルキル、(C1〜C4)−アルコキシ、ハロゲン、
シアノ、ジ−(C1〜C4)−アルキルアミノ、カルバ
モイル、スルファモイルおよび(C1〜C4)−アルコ
キシカルボニルからなる群よりの1、2、3もしくは4
個の同種もしくは異種の基で置換されていてもよく、ま
たは a3)  式II R1−N(R2)−CH(R3)−C(=O)−   
     (II)(式中、R1はa1)またはa2)
で定義したAと同じであり、R2は水素またはメチルで
あり、R3は水素または(C1〜C6)−アルキル、好
ましくは(C1〜C4)−アルキルであるが、これはア
ミノ、置換アミノ、ヒドロキシル、カルボキシル、カル
バモイル、グアニジノ、置換グアニジノ、ウレイド、メ
ルカプト、メチルメルカプト、フェニル、4−クロロフ
ェニル、4−フルオロフェニル、4−ニトロフェニル、
4−メトキシフェニル、4−ヒドロキシフェニル、フタ
ルイミド、4−イミダゾリル、3−インドリル、2−チ
エニル、3−チエニル、2−ピリジルまたはシクロヘキ
シルによって置換されていてもよく、この場合、置換ア
ミノは−NH−A、置換グアニジノは−NH−C(NH
)−NH−Aであり、Aはa1)またはa2)に定義し
た通りである)の基であり、Bは、LまたはD−コンフ
ィギュレーションで側鎖が置換されていてもよい塩基性
アミノ酸であり、Cは、式IIIaまたはIIIb G′−G′−Gly            (III
a)G′−NH−(CH2)n−CO    (III
b)(式中、G′は互いに独立に式IV −N(R4)−CH(R5)−C(=O)−    (
IV)であって、R4およびR5はそれらが結合した原
子とともに2〜15個の炭素原子を有する異項環単、二
または三環系を形成し、nは2〜8である)の連結基で
あり、Eは、中性、酸性または塩基性の脂肪族または脂
環式−脂肪族アミノ酸であり、Fは、互いに独立に、側
鎖が置換されていてもよい中性、酸性または塩基性、脂
肪族または芳香族アミノ酸の残基であるか、または直接
の結合を表し、(D)−Ticは式V
【化1】 の基であり、Gは、上記G′の定義と同じであるか、ま
たは直接の結合を表し、F′は、Fの定義と同じである
か、基−NH−(CH2)n−(nは2〜8である)で
あるか、またはGが直接の結合でない場合には直接の結
合であってもよく、Iは、−OH、−NH2または−N
HC2H5であり、Kは、基−NH−(CH2)x−C
O−(xは1〜4である)か、または直接の結合であり
、Mは、Fの定義と同じである〕で示されるペプチドお
よびその生理的に許容される塩によって達成される。
【0005】他の指示がない限り、立体表示記号のない
アミノ酸残基の略号はL型の残基を示す〔Schroe
der, Luebke, The Peptides
, 第1巻、New York 1965, XXII
〜XXIII頁;Houben Weyl, Meth
oden der Organischen Chem
ie(Methods of OrganicChem
istry, XV/1および2巻、Stuttgar
t 1974)参照〕。たとえば次の通りである。 Aad、Abu、γAbu、ABz、2ABz、εAc
a、Ach、Acp、Adpd、Ahb、Aib、βA
ib、Ala、βAla、ΔAla、Alg、All、
Ama、Amt、Ape、Apm、Apr、Arg、A
sn、Asp、Asu、Aze、Azi、Bai、Bp
h、Can、Cit、Cys、Cyta、Daad、D
ab、Dadd、Dap、Dapm、Dasu、Dje
n、Dpa、Dtc、Fel、Gln、Glu、Gly
、Guv、hAla、hArg、hCys、hGln、
hGlu、His、hIle、hLeu、hLys、h
Met、hPhe、hPro、hSer、hThr、h
Trp、hTyr、Hyl、Hyp、3Hyp、Ile
、Ise、Iva、Kyn、Lant、Lcn、Leu
、Lsg、Lys、βLys、ΔLys、Met、Mi
m、Min、nArg、Nle、Nva、Oly、Or
n、Pan、Pec、Pen、Phe、Phg、Pic
、Pro、ΔPro、Pse、Pya、Pyr、Pza
、Qin、Ros、Sar、Sec、Sem、Ser、
Thi、βThi、Thr、Thy、Thx、Tia、
Tle、Tly、Trp、Trta、Tyr、Val。
【0006】式IVの異項環系の基として適当なものは
、とくに以下の群からの異項環化合物の基である。
【0007】ピロリジン−2−カルボン酸、ピペリジン
−2−カルボン酸、1,2,3,4−テトラヒドロイソ
キノリン−3−カルボン酸、デカヒドロイソキノリン−
3−カルボン酸、オクタヒドロインドール−2−カルボ
ン酸、デカビトロキノリン−2−カルボン酸、オクタヒ
ドロシクロペンタ〔b〕ピロール−2−カルボン酸、2
−アザビシクロ〔2.2.2〕オクタン−3−カルボン
酸、2−アザビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン−3−カ
ルボン酸、2−アザビシクロ〔3.1.0〕ヘキサン−
3−カルボン酸、2−アザスピロ〔4.4〕ノナン−3
−カルボン酸、2−アザスピロ〔4.5〕デカン−3−
カルボン酸、スピロ〔(ビシクロ〔2.2.1〕ヘプタ
ン)−2,3−ピロリジン−5−カルボン酸〕、スピロ
〔(ビシクロ〔2.2.2〕オクタン)−2,3−ピロ
リジン−5−カルボン酸〕、2−アザトリシクロ〔4.
3.0.16.9〕デカン−3−カルボン酸、デカヒド
ロシクロヘプタ〔b〕ピロール−2−カルボン酸、デカ
ヒドロシクロオクタ〔b〕ピロール−2−カルボン酸、
オクタヒドロシクロペンタ〔c〕ピロール−2−カルボ
ン酸、オクタヒドロイソインドール−1−カルボン酸、
2,3,3a,4,6a−ヘキサヒドロシクロペンタ〔
b〕ピロール−2−カルボン酸、2,3,3a,4,5
,7a−ヘキサヒドロインドール−2−カルボン酸、テ
トラヒドロチアゾール−4−カルボン酸、イソキサゾリ
ジン−3−カルボン酸、ピラゾリジン−3−カルボン酸
、ヒドロキシプロリン−2−カルボン酸であり、これら
はすべて任意に置換可能である。
【0008】
【化3】
【0009】上述の基の基本を形成する異項環はたとえ
ばUS−A 4,344,949、US−A 4,37
4,847、US−A 4,350,704、EP−A
 29 488、EP−A 31 741、EP−A 
46 953、EP−A 49 605、EP−A 4
9 658、EP−A 50 800、EP−A 51
 020、EP−A52 870、EP−A 79 0
22、EP−A 84 164、EP−A 89 63
7、EP−A 90 341、EP−A 90 362
、EP−A 105 102、EP−A 109 02
0、EP−A 111 873、EP−A 271 8
65、EP−A 344 682に開示されている。
【0010】特定の場合についてとくに指示がない限り
、アルキルは直鎖状でも分岐状でもよい。同じことが、
それらから誘導される基、たとえばアルコキシ、アラー
ルキルまたはアルカノイルにも適用される。
【0011】(C6〜C12)−アリールは好ましくは
フェニル、ナフチルまたはビフェニリルである。それら
から誘導される基たとえばアリールオキシ、アラールキ
ルまたはアロイルは同様に組立てられる。
【0012】ハロゲンはフッ素、塩素、臭素またはヨウ
素であり、塩素が好ましい。
【0013】とくに適当な塩は、アルカリ金属もしくは
アルカリ土類金属塩、生理的に耐容性のアミンとの塩、
ならびに無機または有機酸、たとえばHCl、HBr、
H2SO4、H3PO4、マレイン酸、フマール酸、ク
エン酸、酒石酸および酢酸との塩である。
【0014】好ましい式Iのペプチドは、BがArg、
Lys、Orn、2,4−ジアミノブチリルまたはL−
ホモアルギニン残基であって、各場合とも側鎖のアミノ
またはグアニジノ基はa1)またはa2)に記載のAで
置換されていてもよく、EはLまたはD−コンフィギュ
レーションであって、側鎖に1〜14個の炭素原子を含
有している脂肪族または脂環式−脂肪族アミノ酸たとえ
ばアラニン、セリン、スレオニン、O−(C1〜C6)
−アルキルもしくはO−(C6〜C10)−アリール保
護セリンもしくはスレオニン、バリン、ノルバリン、ロ
イシン、イソロイシン、ノルロイシン、ネオペンチルグ
リシン、tert−ブチルグリシンまたは(C3〜C7
)−シクロアルキル−(C1〜C3)−アルキルグリシ
ンの残基であり、F′はLまたはD−コンフィギュレー
ションの塩基性アミノ酸たとえばArgまたはLysで
あるか(この場合、側鎖のグアニジノまたはアミノ基は
a1)またはa2)に記載のAで置換されていてもよい
)または基−NH−(CH2)n−(nは2〜8である
)であり、Kは基−NH−(CH2)x−CO−(xは
2〜4である)であるかまたは直接の結合のペプチドで
ある。
【0015】式Iにおいてとくに好ましいペプチドは、
Bが、側鎖のグアニジノ基またはアミノ基が非置換であ
るかまたは(C1〜C8)−アルカノイル、(C7〜C
13)−アロイル、(C3〜C9)−ヘテロアロイル、
(C1〜C8)−アルキルスルホニルまたは(C6〜C
12)−アリールスルホニル(アリール、ヘテロアリー
ル、アロイル、アリールスルホニルおよびヘテロアロイ
ル基は、a2)に記載された適当な1、2、3または4
個の同種または異種の基で置換されていてもよい)で置
換されていてもよいArg、OrnまたはLysであり
、Eはロイシン、イソロイシン、ノルロイシン、ter
t−ブチルグリシン、セリン、スレオニンまたはシクロ
ヘキシルアラニンであり、Kは直接の結合であり、Mは
直接の結合のペプチドである。
【0016】式Iにおいてきわめて好ましいペプチドは
、Aが水素、(D)−もしくは(L)−H−Arg、(
D)−もしくは(L)−H−Lysまたは(D)−もし
くは(L)−H−Ornであり、Bは側鎖のグアニジノ
基またはアミノ基が(C1〜C8)−アルカノイル、(
C7〜C13)−アロイル、(C3〜C9)−ヘテロア
ロイル、(C1〜C8)−アルキルスルホニルまたは(
C6〜C12)−アリールスルホニル(アリール、ヘテ
ロアリール、アロイル、アリールスルホニルおよびヘテ
ロアロイル基はメチル、メトキシおよびハロゲンからな
る群よりの1、2、3もしくは4個の同種もしくは異種
の基で置換されていてもよい)で置換されていてもよい
Arg、OrnまたはLysであり、CはPro−Pr
o−Gly、Hyp−Pro−GlyまたはPro−H
yp−Glyであり、EはLeu、Ile、Tbgまた
はChaであり、FはSer、HSer、Lys、Le
u、Val、Nle、IleまたはThrであり、Kは
直接の結合であり、Mは直接の結合であり、Gは式IV
の異項環系の基であり(異項環系の基はピロリジン−2
−カルボン酸、ピペリジン−2−カルボン酸、テトラヒ
ドロイソキノリン−3−カルボン酸、シス−およびトラ
ンス−デカヒドロイソキノリン−3−カルボン酸、シス
−エンド−、シス−エキソ−、トランス−オクタヒドロ
イソキノリン−2−カルボン酸、シス−エンド−、シス
−エキソ−、トランス−オクタヒドロシクロペンタ〔b
〕ピロール−2−カルボン酸またはヒドロキシプロリン
−2−カルボン酸であることが好ましい)、F′はAr
gであり、IはOHのペプチドである。
【0017】式Iのきわめて好ましいペプチドの例は、
H−(D)−Arg−Arg−Pro−Hyp−Gly
−Leu−Ser−(D)−Tic−Oic−Arg−
OH H−(D)−Arg−Arg−Pro−Hyp−Gly
−Cha−Ser−(D)−Tic−Oic−Arg−
OH H−(D)−Arg−Arg−Pro−Hyp−Gly
−Tbg−Ser−(D)−Tic−Oic−Arg−
OH である。
【0018】本発明はまた、式Iのペプチドを製造する
にあたり、a)C−末端遊離カルボキシル基を有するフ
ラグメントまたはその活性化誘導体をN−末端遊離アミ
ノ基を有する相当するフラグメントと反応させるか、ま
たはb)ペプチドを段階的に合成し、(a)または(b
)で得られた化合物に適宜他の官能基を保護するために
一時的に導入された1個または2個以上の保護基を除去
し、このようにして得られた式Iの化合物を必要に応じ
てその生理的に耐容性のある塩に変換する方法に関する
【0019】本発明のペプチドは、ペプチド化学の一般
的に知られた方法で(たとえば、Houben−Wey
l, Methoden der Organisch
en Chemie, 15/2巻参照)、好ましくは
、たとえばB. Merrifield, J. Am
. Chem. Soc. 85:2149(1963
)もしくはR.C. Sheppard, Int. 
J. Peptide Protein Res. 2
1:118(1983)によって記載された固相合成法
または均等の公知方法により、製造された。α−アミノ
保護基としては、ウレタン保護基たとえばtert−ブ
チロキシカルボニル(Boc)またはフルオレニルメチ
ルオキシカルボニル(Fmoc)保護基である。副反応
の防止または特異的なペプチドの合成に必要な場合には
、アミノ酸の側鎖の官能基をさらに、適当な保護基で保
護する(たとえばT.W. Greene, “Pro
tective Group in Organic 
Synthesis”参照)。主に用いられるものは、
Arg(Tos)、Arg(Mts)、Arg(Mtr
)、Arg(PMC)、Asp(OBzl)、Asp(
OBut)、Cys(4−MeBzl)、Cys(Ac
m)、Cys(SBut)、Glu(OBzl)、Gl
u(OBut)、His(Tos)、His(Fmoc
)、His(Dnp)、His(Trt)、Lys(C
l−Z)、Lys(Boc)、Met(O)、Ser(
Bzl)、Ser(But)、Thr(Bzl)、Th
r(But)、Trp(Mts)、Trp(CHO)、
Tyr(Br−Z)、Tyr(Bzl)、Tyr(Bu
t)である。
【0020】固相合成法は、適当な樹脂上にペプチドの
C−末端で保護アミノ酸をカップリングさせることによ
って開始される。この種類の出発原料は、クロロメチル
、ヒドロキシメチル、ベンズヒドリルアミノ(BHA)
またはメチルベンズヒドリルアミノ(MBHA)基で修
飾されたポリスチレンまたはポリアクリルアミド樹脂に
、エステルまたはアミド結合を介して保護アミノ酸に連
結することによって得ることができる。支持体材料とし
て用いられる樹脂は市販されている。合成されるペプチ
ドがC末端に遊離カルバモイル基を含有する場合にはB
HA−およびMBHA−樹脂が通常使用される。ペプチ
ドがC末端に二級カルバモイル基を含有する場合には、
クロロメチルまたはヒドロキシメチル樹脂が用いられ、
切断は適当なアミンで行われる。たとえばエチルアミド
を得ることを所望の場合には、ペプチドは樹脂をエチル
アミンで切断できる。この場合、側鎖の保護基はついで
他の適当な試薬によって除去される。アミノ酸側鎖のt
ert−ブチル保護基がペプチド中に残す場合には、た
とえばR.C. Sheppard, J. Chem
. Soc., Chem. Comm. 1982、
587によって報告されている方法を用い、アミノ酸の
α−アミノ基を一時的に保護するため、合成はFmoc
保護基で行う。この場合、アルギニンのグアニジノ基は
ピリジニウムペルクロレートでのプロトン化によって保
護され、側鎖における他のアミノ酸官能基は接触水素化
(A. Felixら、J. Org. Chem. 
13:4194、1978)または液体アンモニア中ナ
トリウム(W. Roberts, J.Am. Ch
em. Soc. 76:6203、1954)によっ
て除去できるベンジル保護基で保護される。
【0021】樹脂にカップリングされたアミノ酸のアミ
ノ保護基を適当な試薬、たとえばBoc保護基の場合に
はメチレンクロリド中トリフルオロ酢酸またはFmoc
保護基の場合にはジメチルホルムアミド中ピペリジンの
20%濃度溶液を用いて除去した後、次の保護アミノ酸
を要求された配列で順次カップリングさせる。中間生成
物であるN−末端保護をもつペプチド−樹脂は、次のア
ミノ酸誘導体への連結のため、上述の試薬で脱保護され
る。
【0022】ペプチド合成に用いられるすべての可能な
活性化試薬がカップリング剤として使用できる(たとえ
ば、Houben−Weyl, Methoden d
er Organischen Chemie, 15
/2巻参照)が、とくにカルボジイミドたとえばN,N
′−ジシクロヘキシルカルボジイミド、N,N′−ジイ
ソプロピルカルボジイミドまたはN−エチル−N′−(
3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミドが好まし
い。さらに、カップリングは、アミノ酸誘導体を、活性
化剤および必要に応じてラセミ化抑制添加剤たとえば1
−ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBt)(W. 
Koenig, R. Geiger, Chem. 
Ber. 103:708、1970)または3−ヒド
ロキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロベンゾトリアジ
ン(HOOBt)(W. Koenig, R. Ge
iger, Chem. Ber. 103:2054
、1970)とともに樹脂に添加して直接、またはアミ
ノ酸誘導体を対称無水物としてもしくはHOBtあるい
はHOOBtエステルとして予め活性化を別個に行って
適当な溶媒中の活性化種の溶液をカップリング用に準備
されたペプチド−樹脂に添加しても実施することができ
る。
【0023】アミノ酸誘導体の上述の活性化剤の1種と
のカップリングまたは活性化は、ジメチルホルムアミド
、N−メチルピロリドンもしくはメチレンクロリドまた
はこれらの溶媒の混合物中で実施できる。活性化アミノ
酸誘導体は通常1.5〜4倍過剰に用いられる。不完全
なカップリングを生じた場合には、配列の次のアミノ酸
のカップリングに必要な、ペプチド−樹脂のα−アミノ
基の脱保護を行わないで、カップリング反応を反復する
【0024】カップリング反応の成功は、たとえばE.
 Kaiserら、Anal. Biochem. 3
4:595(1970)に記載されているようにニンヒ
ドリン反応を用いてチェックできる。たとえばAppl
ied Biosystemsの430A型ペプチドシ
ンセサイザーを用いて自動合成を行うこともできる。こ
の場合、この装置の製造業者による合成プログラムまた
は使用者自身が作ったプログラムのいずれを使用するこ
ともできる。後者はFmoc基で保護されたアミノ酸誘
導体を用いる場合、とくに採用される。
【0025】上述の方法によってペプチドが合成された
後に、ペプチドは、たとえば液体フッ化水素(Boc法
によって製造されたペプチドの場合好ましい)またはト
リフルオロ酢酸(Fmoc法により合成されたペプチド
の場合好ましい)のような試薬を用いて、樹脂から切断
できる。これらの試薬はペプチドを樹脂から切断するば
かりでなく、アミノ酸誘導体の他の側鎖の保護基も切断
できる。この方法では、BHA−およびMBHA−樹脂
を用いた場合を除いて遊離酸型のペプチドが得られる。 BHA−およびMBHA−樹脂の場合には、フッ化水素
またはトリフルオロメタンスルホン酸で切断すると、ア
ミドとしてのペプチドが生成する。ペプチドアミドを製
造する別の方法はEP−A 287 882およびEP
−A 322 348に記載されている。この場合には
、ペプチドアミドは、ペプチド合成に慣用される中等度
の強酸(たとえばトリフルオロ酢酸)と、陽イオン捕捉
剤としてフェノール、クレゾール、チオクレゾール、ア
ニソール、チオアニソール、エタンジチオール、ジメチ
ルスルフィド、エチルメチルスルフィドまたは類似の、
固相合成に慣用される陽イオン捕捉剤の単独またはこれ
らの酸の2種もしくはそれ以上の混合物を添加して処理
し、樹脂からペプチドアミドを切断する。トリフルオロ
酢酸は適当な溶媒たとえばこの場合メチレンクロリドに
よって希釈して使用することもできる。
【0026】ペプチド上のtert−ブチルまたはベン
ジル側鎖保護基を残しておく場合には、特別に改変され
た支持体樹脂上で合成されたペプチドを、たとえばR.
C. Sheppard, J. Chem. Soc
., Chem. Comm. 1982:587に記
載されているようにメチレンクロリド中1%トリフルオ
ロ酢酸で切断する。個々のtert−ブチルまたはベン
ジル側鎖保護基を残しておく場合には、合成および切断
法の適当な組合せが用いられる。
【0027】Sheppardによって記載された改変
支持体樹脂はまた、C−末端カルバモイル基またはω−
アミノもしくはω−グアニジノアルキル基をもつペプチ
ドの合成にも使用される。合成後、側鎖が完全に保護さ
れているペプチドを樹脂から切断し、ついで古典的溶液
合成により適当なアミンまたはω−アミノアルキルアミ
ンもしくはω−グアニジノアルキルアミンと反応させる
。この場合、存在する他の官能基は既知の方法で一時的
に適宜、保護することが可能である。
【0028】ω−アミノアルキル基をもつペプチドを製
造する他の方法はEP−A 264 802に記載され
ている。
【0029】本発明のペプチドは、2種の一般的保護基
戦略を用いて合成するのが好ましかった。
【0030】合成は、α−アミノ基の一時的保護用にB
ocおよびFmoc保護基を使用し、Applied 
Biosystemsからの430A型自動ペプチドシ
ンセサイザーによって実施した。
【0031】Boc保護基を使用した場合は、合成には
、この装置の製造業者によるプログラムの合成サイクル
を使用した。
【0032】C−末端に遊離のカルボキシル基を有する
ペプチドは、Applied Biosystemsに
より、適当なBoc−アミノ酸で官能化した4−(ヒド
ロキシメチル)フェニルアセトアミドメチルポリスチレ
ン樹脂上で合成した(R.B. Merrifield
, J. Org.Chem. 43:2845、19
78)。同じ会社からのMBHA樹脂をペプチドアミド
の製造に使用した。用いた活性化剤は、N,N−ジクロ
ヘキシルカルボジイミドまたはN,N′−ジイソプロピ
ルカルボジイミドであった。使用した活性化試薬は、N
,N′−ジシクロヘキシルカルボジイミドまたはN,N
′−ジイソプロピルカルボジイミドであった。活性化は
、CH2Cl2、CH2Cl2/DMF混合物またはN
MP中、対称無水物として、HOBtエステルまたはH
OObtエステルとして行わせた。カップリングには、
2〜4当量の活性化アミノ酸誘導体を使用した。カップ
リングが不完全な場合には、反応を反復させた。
【0033】α−アミノ基の一時的保護にFmoc保護
基を使用した場合は、Applied Biosyst
emsの430型自動ペプチドシンセサイザーによる合
成に本発明者ら自身の合成プログラムを入力した。合成
は、Bachemからのp−ベンジルオキシベンジルア
ルコール−樹脂(S. Wang, J. Am. C
hem. Soc. 95:1328、1973)によ
り、これを既知の方法(E. Athertonら、J
.C.S.Chem. Comm. 1981、336
)により適当なアミノ酸でエステル化した。アミノ酸誘
導体のHOBtまたはHOObtエステルとしての活性
化は、予め秤量したアミノ酸誘導体とHOBtまたはH
OObtの混合物にDMF中ジイソプロピリカルボジイ
ミドを添加することにより、装置の製造業者によって供
給されたアミノ酸カートリッジに直接生じさせた。EP
−A 247573に記載されているように、バルクで
製造されたFmoc−アミノ酸OObtエステルを使用
することも同様に可能である。Fmoc保護基は反応容
器内において、DMF中ピペリジンの20%濃度溶液を
用いて除去した。反応性アミノ酸誘導体は1.5〜2.
5当量過剰に使用した。カップリングが不完全な場合は
、Boc法のときと同様、カップリングを反復した。
【0034】本発明のペプチドは単独でまたは配合して
、ブラジキニン拮抗作用を有する。この作用は様々なモ
デルで(Handbook of Exp. Phar
macol. 25巻、Springer Verla
g, 1970、53〜55頁)、たとえば摘出ラット
子宮、モルモット回腸または摘出モルモット肺動脈につ
いて試験することができる。
【0035】本発明のペプチドを摘出肺動脈について試
験するためには、体重400〜450gのモルモット(
Dunkin Hartley)を頚部の後を打って屠
殺する。胸腔を開き、肺動脈を注意深く取り出す。周囲
の組織を注意深く除去し、肺動脈を45°の角でらせん
状に切り開く。
【0036】長さ2.5cm、幅3〜4mmの血管切片
を、容量10mlの臓器浴にリンゲル溶液を満たした中
に固定する。この溶液の組成はmmol/lで次の通り
である。
【0037】   溶液に95%O2−5%CO2を通じ、37℃に加
温する。pHは7.4、血管切片に対する負荷は1.0
gである。
【0038】等長性収縮の変化は、Hugo Sach
s製のレバー付属部とHFモデム(通路測定装置)で検
知し、電圧レコーダー(BEC, Goerz Met
rawatt SE 460)に記録する。
【0039】1時間平衡化後に実験を開始する。血管切
片の2×10−7mol/lのブラジキニンに対する感
受性─ブラジキニンは血管切片に収縮を惹起する─が最
大になったならば、ペプチドを5×10−8〜1×10
−5mol/lの用量でそれぞれ10分間作用させ、新
たにブラジキニンを添加した後、ブラジキニンの作用の
低下を対照と比較する。
【0040】部分拮抗作用の検知には、ペプチドを1×
10−5〜1×10−3mol/lの用量で使用する。
【0041】本発明のペプチドの、用量−作用プロット
から計算したIC50値を表1に示す。
【0042】
【表1】
【0043】本発明のペプチドの治療的利用は、ブラジ
キニンおよびブラジキニン関連ペプチドによって仲介、
誘発または補助されるすべての病的状態を包含する。こ
れらには、とくに外傷たとえば創傷、火傷、発疹、発赤
、浮腫、扁桃腺炎、関節炎、喘息、アレルギー、鼻炎、
ショック、炎症、低血圧、疼痛、掻痒および精子運動性
の変動がある。
【0044】したがって、本発明は、式Iのペプチドの
医薬としての使用およびこれらの化合物を含有する医薬
製品に関する。
【0045】医薬組成物は、式Iの活性化合物の有効量
を単独で、または配合して、無機または有機の医薬的に
使用可能な賦形剤とともに含有する。
【0046】投与は経腸的、非経口的にたとえば皮下、
i.m.もしくはi.v.、舌下的に、表皮的に、経鼻
的に、経直腸的に、経膣的に、経頬的にまたは吸入によ
って行うことができる。活性化合物の投与量は、温血動
物の種、体重、年齢および投与様式に依存する。
【0047】本発明の医薬組成物は、溶解、混合、顆粒
化またはコーティング過程により、それ自体公知の方法
で製造できる。
【0048】経口投与または粘膜上投与のための形態と
しては、活性化合物をこの目的に慣用される添加物たと
えば賦形剤、安定化剤または不活性希釈剤と混合し、慣
用の方法で適当な剤形たとえば錠剤、コート錠、硬質ゼ
ラチンカプセル、水性、アルコール性もしくは油性懸濁
液または水性、アルコール性もしくは油性溶液に変換さ
れる。使用できる不活性ビヒクルには、アラビアゴム、
マグネシア、炭酸マグネシウム、リン酸カリウム、乳糖
、グルコース、マグネシウムステアリルフマレートまた
はデンプンとくにトーモロコシデンプンがある。この製
造には、乾式および湿式顆粒法の両者で実施できる。 適当な油状賦形剤または溶媒の例には、植物または動物
油たとえばサンフラワー油および魚肝油がある。
【0049】局所投与用の製品は、水性もしくは油性の
溶液、ローション、エマルジョンもしくはジェリー、軟
膏もしくは油性軟膏、または可能であればスプレー形態
とすることができる。必要に応じて、ポリマーを添加す
ることによって付着性を改良することも可能である。
【0050】鼻孔内投与用の形態のためには、化合物を
この目的に慣用される添加物たとえば安定化剤または不
活性希釈剤と混合し、慣用の方法で適当な剤形たとえば
水性、アルコール性もしくは油性懸濁液または水性、ア
ルコール性もしくは油性溶液に変換する。水性経鼻用製
剤にはキレート剤、エチレンジアミン−N,N,N′,
N′−テトラ酢酸、クエン酸、酒石酸またはそれらの塩
を添加することができる。経鼻用溶液は計量アトマイザ
ーを用いて、また粘度増大成分を加えた点鼻液として、
または経鼻用ゲルもしくはクリームとして投与すること
ができる。
【0051】吸入による投与に使用するためには、不活
性担体ガスを用いるアトマイザーまたは圧縮気体パック
スがある。
【0052】静脈内、皮下、表皮または皮内投与用には
、活性化合物またはその生理的に耐容性のある塩を、必
要に応じて医薬的に慣用される補助剤、たとえば等張化
剤もしくはpH調整剤および可溶化剤、懸濁剤、乳化剤
または他の補助剤を用いて、溶液、懸濁液またはエマル
ジョンに変換される。
【0053】記載した医薬物質の一部の体液中における
半減期が短いことから、注射可能なデポ製剤の使用は価
値がある。使用できる医薬形態の例には、油状結晶懸濁
液、マイクロカプセル、ロッドまたは移植体がある。後
者は、組織適合性のポリマー、とくに生物分解性ポリマ
ーたとえばポリ酢酸/ポリグリコール酸共重合体または
ヒトアルブミンをベースとするポリマーから構成するこ
とが可能である。
【0054】局所的にまたは吸入によって投与する形態
の適当な用量範囲は0.01〜5mg/ml含有の溶液
であるが、全身投与用の形態では0.01〜10mg/
kgが適当である。
【0055】アミノ酸に使用した略号はEur. J.
 Biochem. 138:9(1984)に記載の
ペプチド化学で慣用される三文字記号に相当する。他の
使用した略号は次の通りである。
【0056】略号一覧表   Acm:アセトアミドメチル ε−Ahx:ε−アミノヘキサノイル Aoc:シス,エンド−2−アザビシクロ〔3.3.0
〕オクタン−3−S−カルボニル Boc:tert−ブチルオキシカルボニルBut:t
ert−ブチル Bzl:ベンジル CDF:クロロ−(D)−フェニルアラニルCha:シ
クロヘキシルアラニル Chg:シクロヘキシルグリシル Clz:4−クロロベンジルオキシカルボニルDMF:
ジメチルホルムアミド DOMT:O−メチル−(D)−スレオニルDnp:2
,4−ジニトロフェニル Fmoc:9−フルオレニルメトキシカルボニルMDY
:O−メチル−(D)−チロシルMe:メチル 4−Mebzl:4−メチルベンジル Mtr:4−メトキシ−2,3,6−トリメチルフェニ
ルスルホニル Mts:メシチレン−2−スルホニル Nal:1−または2−ナフチルアラニルNMP:N−
メチルピロリジン Npg:ネオペンチルグリシル Oic:シス−エンド−オクタヒドロインドール−2−
カルボニル Opr:イソキサゾリジン−3−イルカルボニルPal
:2−または3−ピリジルアラニルPmc:2,2,5
,7,8−ペンタメチルクロマン−6−スルホニル Tbg:tert−ブチルグルシル TFA:トリフルオロ酢酸 Thia:2−チエニルアラニル Tcs:4−メチルフェニルスルホニルTic:1,2
,3,4−テトラヒドロイソキノリン−3−カルボニル Trt:トリチル 以下の実施例は、本発明のペプチドの固相法による好ま
しい合成法を例示するものであって、本発明を限定する
ものではない。
【0057】以下のアミノ酸誘導体を使用した。 Fmoc−Arg(Mtr)−OH、Boc−(D)−
Arg−OH、Fmoc−Arg−(Pmc)−OH、
Fmoc−Hyp−OH、Fmoc−Pro−OObt
、Fmoc−Gly−OObt、Fmoc−Phe−O
Obt、Fmoc−Ser(tBu)−OObt、Fm
oc−(D)−Tic−OH、Fmoc−Gln−OH
、Fmoc−Aoc−OH、Fmoc−Thia−OH
、Fmoc−Opr−OH、Fmoc−(D)−Asn
−OH、Fmoc−β−Ala−OH、Fmoc−Oi
c−OH。
【0058】実施例1:  H−(D)−Arg−Ar
g−Hyp−Pro−Gly−Leu−Ser−(D)
−Tic−Oic−Arg−OHは、Applied 
Biosystemsの430A型ペプチドシンセサイ
ザーを使用し、NovabiochemからのFmoc
−Arg(Mtr)−OHでエステル化したp−ベンジ
ルオキシベンジルアルコール−樹脂上(約0.5mmo
l/g樹脂を負荷)Fmoc法によって段階的に合成し
た。樹脂1gを使用し、合成はFmoc法用に改変した
合成プログラムを用いて実施した。
【0059】各場合とも、遊離カルボキシル基をもつア
ミノ酸誘導体1mmolを0.95mmolのHOOb
tとともに秤量してシンセサイザーカートリッジに取っ
た。これらのアミノ酸はカートリッジ内で、4mlのD
MFに溶解し、2mlのDMF中0.55mol/lの
ジイソプロピルカルボジイミド溶液を加えて、直接予め
活性化した。他のアミノ酸のHOObtエステルはNM
P 6ml中に溶解し、ついで同様in situで予
め活性化したアミノ酸を、予めDMF中20%ピペリジ
ンで脱保護した樹脂にカップリングした。合成が完了し
た後、ペプチドは、トリフルオロ酢酸により、陽イオン
捕捉剤としてチオアニソールおよびエタンジチオールを
用いて、樹脂から、側鎖保護基の除去と同時に切断した
。トリフルオロ酢酸を蒸発させて得られた残留物を数回
、酢酸エチルで消化し、遠心分離した。残った残留物を
RSephadex LH20上、10%濃度の酢酸を
用いてクロマトグラフィーに付した。純粋なペプチドを
含有する分画を合わせて凍結乾燥した。 MS:1264(M+H)
【0060】以下の例は例1と同様にして製造された。
【0061】実施例2:  H−(D)−Arg−Ar
g−Hyp−Pro−Gly−Cha−Ser−(D)
−Tic−Oic−Arg−OHMS(FAB):13
04(M+H)
【0062】実施例3:  H−(D)−Arg−Ar
g−Hyp−Pro−Gly−Tbg−Ser−(D)
−Tic−Oic−Arg−OHMS(FAB):12
64(M+H)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  式I       A−B−C−E−F−K−(D)−Tic
    −G−M−F′−I    (I)〔式中、Aは、a1
    )  水素、(C1〜C8)−アルキル、(C1〜C8
    )−アルカノイル、(C1〜C8)−アルコキシカルボ
    ニルまたは(C1〜C8)−アルキルスルホニルである
    が、それぞれ1、2もしくは3個の水素原子が、カルボ
    キシル、アミノ、(C1〜C4)−アルキル、(C1〜
    C4)−アルキルアミノ、ヒドロキシル、(C1〜C4
    )−アルコキシ、ハロゲン、ジ−(C1〜C4)−アル
    キルアミノ、カルバモイル、スルファモイル、(C1〜
    C4)−アルコキシカルボニル、(C6〜C12)−ア
    リールおよび(C6〜C12)−アリール−(C1〜C
    5)−アルキルからなる群よりの1、2もしくは3個の
    同種もしくは異種の基で置換されていてもよいか、また
    はそれぞれ1個の水素原子が(C3〜C8)−シクロア
    ルキル、(C1〜C4)−アルキルスルホニル、(C1
    〜C4)−アルキルスルフィニル、(C6〜C12)−
    アリール−(C1〜C4)−アルキルスルホニル、(C
    6〜C12)−アリール−(C1〜C4)−アルキルス
    ルフィニル、(C6〜C12)−アリールオキシ、(C
    3〜C9)−ヘテロアリールおよび(C3〜C9)−ヘ
    テロアリールオキシからなる群よりの基で置換されてい
    てもよく、かつ1もしくは2個の水素原子が、カルボキ
    シル、アミノ、(C1〜C4)−アルキルアミノ、ヒド
    ロキシル、(C1〜C4)−アルコキシ、ハロゲン、ジ
    −(C1〜C4)−アルキルアミノ、カルバモイル、ス
    ルファモイル、(C1〜C4)−アルコキシカルボニル
    、(C6〜C12)−アリールおよび(C6〜C12)
    −アリール−(C1〜C5)−アルキルからなる群より
    の1もしくは2個の同種もしくは異種の基で置換されて
    いてもよく、a2)  (C3〜C8)−シクロアルキ
    ル、窒素が(C1〜C6)−アルキルもしくは(C6〜
    C12)−アリールで置換されていてもよいカルバモイ
    ル、(C6〜C12)−アリール、(C7〜C13)−
    アロイル、(C6〜C12)−アリールスルホニル、(
    C3〜C9)−ヘテロアリールまたは(C3〜C9)−
    ヘテロアロイルであるが、a1)およびa2)において
    定義されたそれぞれの基において、アリール、ヘテロア
    リール、アロイル、アリールスルホニルおよびヘテロア
    ロイルは、カルボキシル、アミノ、ニトロ、(C1〜C
    4)−アルキルアミノ、ヒドロキシル、(C1〜C4)
    −アルキル、(C1〜C4)−アルコキシ、ハロゲン、
    シアノ、ジ−(C1〜C4)−アルキルアミノ、カルバ
    モイル、スルファモイルおよび(C1〜C4)−アルコ
    キシカルボニルからなる群よりの1、2、3もしくは4
    個の同種もしくは異種の基で置換されていてもよく、ま
    たは a3)  式II       R1−N(R2)−CH(R3)−C(=
    O)−        (II)(式中、R1はa1)
    またはa2)で定義したAと同じであり、R2は水素ま
    たはメチルであり、R3は水素または(C1〜C6)−
    アルキル、好ましくは(C1〜C4)−アルキルである
    が、これはアミノ、置換アミノ、ヒドロキシル、カルボ
    キシル、カルバモイル、グアニジノ、置換グアニジノ、
    ウレイド、メルカプト、メチルメルカプト、フェニル、
    4−クロロフェニル、4−フルオロフェニル、4−ニト
    ロフェニル、4−メトキシフェニル、4−ヒドロキシフ
    ェニル、フタルイミド、4−イミダゾリル、3−インド
    リル、2−チエニル、3−チエニル、2−ピリジルまた
    はシクロヘキシルによって置換されていてもよく、この
    場合、置換アミノは−NH−A、置換グアニジノは−N
    H−C(NH)−NH−Aであり、Aはa1)またはa
    2)に定義した通りである)の基であり、Bは、Lまた
    はD−コンフィギュレーションで側鎖が置換されていて
    もよい塩基性アミノ酸であり、Cは、式IIIaまたは
    IIIb G′−G′−Gly            (III
    a)G′−NH−(CH2)n−CO    (III
    b)(式中、G′は互いに独立に式IV −N(R4)−CH(R5)−C(=O)−    (
    IV)であって、R4およびR5はそれらが結合した原
    子とともに2〜15個の炭素原子を有する異項環単、二
    または三環系を形成し、nは2〜8である)の連結基で
    あり、Eは、中性、酸性または塩基性の脂肪族または脂
    環式−脂肪族アミノ酸であり、Fは、互いに独立に、側
    鎖が置換されていてもよい中性、酸性または塩基性、脂
    肪族または芳香族アミノ酸の残基であるか、または直接
    の結合を表し、(D)−Ticは式V 【化1】 の基であり、Gは、上記G′の定義と同じであるか、ま
    たは直接の結合を表し、F′は、Fの定義と同じである
    か、基−NH−(CH2)n−(nは2〜8である)で
    あるか、またはGが直接の結合でない場合には直接の結
    合であってもよく、Iは、−OH、−NH2または−N
    HC2H5であり、Kは、基−NH−(CH2)x−C
    O−(xは1〜4である)か、または直接の結合であり
    、Mは、Fの定義と同じである〕で示されるペプチドま
    たはその生理的に耐容性のある塩。
  2. 【請求項2】  Bは、Arg、Lys、Orn、2,
    4−ジアミノブチリルまたはL−ホモアルギニン残基で
    あって、各場合とも側鎖のアミノまたはグアニジノ基は
    請求項1のa1)またはa2)に記載のAで置換されて
    いてもよく、EはLまたはD−コンフィギュレーション
    であって、側鎖に1〜14個の炭素原子を含有している
    脂肪族または脂環式−脂肪族アミノ酸の残基であり、F
    ′はLまたはD−コンフィギュレーションの塩基性アミ
    ノ酸、たとえばArgまたはLysであるか(この場合
    、側鎖のグアニジノまたはアミノ基は請求項1のa1)
    またはa2)に記載のAで置換されていてもよい)また
    は基−NH−(CH2)n(nは2〜8である)であり
    、Kは基−NH−(CH2)x−CO−(xは2〜4で
    ある)であるかまたは直接の結合である請求項1記載の
    式Iのペプチド。
  3. 【請求項3】  Bは、側鎖のグアニジノ基またはアミ
    ノ基が非置換であるか、または(C1〜C8)−アルカ
    ノイル、(C7〜C13)−アロイル、(C3〜C9)
    −ヘテロアロイル、(C1〜C8)−アルキルスルホニ
    ルまたは(C6〜C12)−アリールスルホニル(アリ
    ール、ヘテロアリール、アロイル、アリールスルホニル
    およびヘテロアロイル基は、a2)に記載された適当な
    1、2、3または4個の同種または異種の基で置換され
    ていてもよい)で置換されていてもよいArg、Orn
    またはLysであり、Eはロイシン、イソロイシン、ノ
    ルロイシン、tert−ブチルグリシン、セリン、スレ
    オニンまたはシクロヘキシルアラニンであり、Kは直接
    の結合であり、Mは直接の結合である請求項1および/
    または2記載の式Iのペプチド。
  4. 【請求項4】  Aは、水素、(D)−もしくは(L)
    −H−Arg、(D)−もしくは(L)−H−Lysま
    たは(D)−もしくは(L)−H−Ornであり、Bは
    側鎖のグアニジノ基またはアミノ基が(C1〜C8)−
    アルカノイル、(C7〜C13)−アロイル、(C3〜
    C9)−ヘテロアロイル、(C1〜C8)−アルキルス
    ルホニルまたは(C6〜C12)−アリールスルホニル
    (アリール、ヘテロアリール、アロイル、アリールスル
    ホニルおよびヘテロアロイル基はメチル、メトキシおよ
    びハロゲンからなる群よりの1、2、3もしくは4個の
    同種もしくは異種の基で置換されていてもよい)で置換
    されていてもよいArg、OrnまたはLysであり、
    CはPro−Pro−Gly、Hyp−Pro−Gly
    またはPro−Hyp−Glyであり、EはLeu、I
    le、TbgまたはChaであり、FはSer、HSe
    r、Lys、Leu、Val、Nle、IleまたはT
    hrであり、Kは直接の結合であり、Mは直接の結合で
    あり、Gは式IVの異項環系の基であり(異項環系の基
    はピロリジン−2−カルボン酸、ピペリジン−2−カル
    ボン酸、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−
    3−カルボン酸、シス−およびトランス−デカヒドロイ
    ソキノリン−3−カルボン酸、シス−エンド−、シス−
    エキソ−、トランス−オクタヒドロインドール−2−カ
    ルボン酸、シス−エンド−、シス−エキソ−、トランス
    −オクタヒドロシクロペンタ〔b〕ピロール−2−カル
    ボン酸またはヒドロキシプロリン−2−カルボン酸が好
    ましい)、F′はArgであり、IはOHである請求項
    1〜3のいずれかに記載の式Iのペプチド。
  5. 【請求項5】  請求項1〜4のいずれかに記載の式I
    のペプチドを製造するにあたり、a)C−末端遊離カル
    ボキシル基を有するフラグメントまたはその活性化誘導
    体をN−末端遊離アミノ基を有する相当するフラグメン
    トと反応させるか、またはb)ペプチドを段階的に合成
    し、(a)または(b)で得られた化合物に適宜他の官
    能基を保護するために一時的に導入された1個または2
    個以上の保護基を除去し、このようにして得られた式I
    の化合物を必要に応じてその生理的に耐容性のある塩に
    変換する方法。
  6. 【請求項6】  医薬として使用するための請求項1〜
    4のいずれかに記載の式Iのペプチド。
  7. 【請求項7】  ブラジキニンおよびブラジキニン関連
    ペプチドによって仲介、誘発または補助される病的状態
    の処置のための請求項1〜4のいずれかに記載の式Iの
    ペプチド。
  8. 【請求項8】  請求項1〜4のいずれかに記載の式I
    のペプチドを含有する医薬組成物。
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